ドラマ「シークレット・インベージョン」、米Huluでの配信が発表

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シークレット・インベージョン」が、7月21日から8月17日までの期間限定で、米Huluで配信される事を公式SNSが発表しました。

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7月21日から8月17日の期間中には最初の3つのエピソードが配信され、残りの3つのエピソードに関しては今のところ不明です。

先日はドラマ「ミズ・マーベル」が米ABCで配信される事も発表され、ディズニープラス独占として開発されてきたこれらの作品がディズニープラス以外でも視聴できる機会が今後さらに増える可能性を予感させています。

「シークレット・インベージョン」と「ミズ・マーベル」はMCUドラマの中で最も(米国内での)視聴者数が少ない作品と見られており、外部機関調べによると、「シークレット・インベージョン」は約99万人、「ミズ・マーベル」は約78万人とされています。

ディズニーは他のプラットフォームに独占作品をリリースする事で、財務状況の改善が達成されていく事を期待しているようです。

なお、日本のHuluで配信されるかどうかは不明です。

ドラマ「シークレット・インベージョン」はディズニープラスで配信中です。

映画「ザ・マーベルズ」新スティル公開、キャロルの新衣装や気になる「シークレット・インベージョン」のエンディング

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ザ・マーベルズ」の新たなスティル写真が公開されました。海外メディア Entertainment Weekly の特集記事の中で判明した新たな写真の中には、いくつかの気になる部分が存在しています。

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今回その中から取り上げるのは2点の写真。まずはキャプテン・マーベル/キャロル・ダンヴァースの衣装がよく見える写真。

from Entertainment Weekly ©MARVEL,Disney

これまでのおなじみの赤と青のカラーリングがどういうわけかその鮮やかさを失っています。映画「キャプテン・マーベル」でキャロルが着用していたクリーのスターフォースの制服は、手元の腕輪でカラーリングを変更する機能が劇中で紹介されていましたが、「アベンジャーズ/エンドゲーム」ではその腕輪は失われており、「ザ・マーベルズ」の予告でも見られていません。

この衣装の色合いの変更はキャプテン・マーベルのパワーの喪失を意味しているのでしょうか?

そしてもう一点がこちら。背景はぼやけていてはっきりとはしませんが、スクラル人らしき人影が多数写っています。

from Entertainment Weekly ©MARVEL,Disney

スクラルといえば現在ディズニープラスで配信中の「シークレット・インベージョン」にて「フューリーとキャプテン・マーベルが約束を守らなかった」事が原因で敵対関係になっていることが描かれています。

映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」でS.A.B.E.R.が紹介された時(当時は名称不明の宇宙船)はそのクルーとして多くのスクラルが描かれていましたが、「ザ・マーベルズ」の予告の宇宙船内のクルーは地球人の姿で描かれていました。

「シークレット・インベージョン」は記事執筆時点で2話を残している状態ですが、この侵略戦争は完全に終結しスクラルは再び地球に力を貸してくれるのか、それともフューリー&キャプテン・マーベル派とグラヴィク率いるレジスタンス派にスクラルが大きく分かれて今後しばらく続いていくのか、その結末に注目となりそうです。

ドラマ「シークレット・インベージョン」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第5話は 2023年7月19日16時 より配信予定、映画「ザ・マーベルズ」は 2023年11月10日 に劇場公開予定です。

ソース:Power trio: Get an exclusive behind-the-scenes look at The Marvels

ドラマ「シークレット・インベージョン」、リットソン大統領が「キャプテン・アメリカ4」の次期大統領について言及

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シークレット・インベージョン」でアメリカ大統領のリットソンを演じているダーモット・マルロニーさんが、海外メディア ComicBookMovie とのインタビューで、「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」でハリソン・フォードさん演じる次期大統領について言及しました。

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マルロニーさんは大統領の人気が終わってしまう事について「それは悪いニュースだ!」と笑いを交えながら「誰の意向かは分かりませんが、これ以上は望めません。『シークレット・インベージョン』に出演できて、とても充実しているし、感激しています。リットソンが生き残るのか、生き続けるのか、ストーリーが続くのか、そんなことは全く考えていません。」と先のことについては知らないと明かしました。

そして「もし次の選挙で負けなければならなくて、それがハリソン・フォードでなければならないのなら、それはそれで公平だと思います。それでいい(笑)。二期目はないみたいだけど・・・副大統領になってもいいよ!ハリソン・フォード大統領のもとで副大統領を務めることができると思います。」と将来の可能性について言及しました。

リットソン大統領は4話のラストでグラヴィク達スクラル人レジスタンスからの襲撃を受け、タロスとフューリーによってなんとか車へと運び込まれた所で終わっています。過去のエピソードで強い衝撃や痛みを受けた際にスクラルの擬態が解けていた事を考えると、気絶していた大統領は地球人である可能性が高いようです。

残り2話でリットソン大統領はどのような結末を迎え、「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」でハリソン・フォードさん演じるサディアス・ロスへと繋がっていくのか注目となっています。

ドラマ「シークレット・インベージョン」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第5話は 2023年7月19日16時 より配信予定です。

ソース:SECRET INVASION Star Dermot Mulroney On Being Replaced As MCU’s President By Harrison Ford (Exclusive)

ドラマ「シークレット・インベージョン」、これまでのネタバレと未配信映像を含む新トレーラーが公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シークレット・インベージョン」より、エピソード4までの多くのネタバレと、残るエピソードの気になる新たな映像を含むトレーラーが「Prepare」が公開されました。

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83秒の動画のうち、前半部分はこれまでのエピソードや公開済みの予告でも見られた映像が中心となり、後半部分では新たに公開された映像やグラヴィク、そしてローディとの対決に向けての映像が盛り込まれています。

新カットで気になるのはやはり、ハルクのようなたくましい腕を持つスクラル。「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」でブルース・バナーとの対決もあったカル・オブシディアンのパワーをコピーしたグラヴィクなのでしょうか?

©MARVEL,Disney

そして発射シークエンスに入っているミサイルの映像。米露間の緊張を高めてきたグラヴィクですが、フューリーはこの発射を阻止できるのか、それとも発射後に誰かがなんとかしてくれるのか、注目となりそうです。

©MARVEL,Disney

ドラマ「シークレット・インベージョン」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第5話は 2023年7月19日16時 より配信予定です。

ドラマ「シークレット・インベージョン」の莫大な制作費が明らかに

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シークレット・インベージョン」の驚くべき莫大な制作費が明らかになりました。海外メディア Forbes によると、それは2億1160万ドル(執筆時レートで約294億円)に達すると言います。

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MCUのドラマシリーズが発表された際、ケヴィン・ファイギ社長は「6時間のドラマは2時間の映画と同等の予算で制作される予定」とコメントしていましたが実際にそのとおりになっているようです。

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」の制作費は最終的に2億5000万ドルで、「アントマン&ワスプ:クアントマニア」の開発費は2億ドルと過去に報じられています。

映画はこの制作費を主にチケット代にて回収する事になりますが、もちろん「シークレット・インベージョン」にはその手立てがありません。

「シークレット・インベージョン」の正式な視聴者数の公式発表はありませんが、米メディアアナリストによると米国における初週5日間の視聴者数は100万人にわずかに満たないとの事で、制作費回収には遠く及ばないのは明らかなようです。

フォーブスは「シークレット・インベージョン」の制作費が明るみに出た理由として、イギリスの償還プログラムを利用して制作されているからだと言います。

本作は主にロンドン郊外のパインウッド・スタジオで撮影され、イギリスでは国内で撮影されたプロジェクトに対して税金の還付があるといいます。この償還プログラムでは、プロジェクトが制作にどれだけ費やしたかを開示することが求められており、フォーブスが「シークレット・インベージョン」の予算を発見したのはこのためだと説明しています。

そしてこれほどの予算になっている理由について、4ヶ月に渡る再撮影が発生したためだろうとも指摘しています。

このプログラムによって英国内での制作費の最大25%が還付されるとの事ですが、それでもかなりのコスト負担になっていると考えられます。

ディズニーはマーベル・スタジオのドラマ予算を段階的に削減していく事を発表していますが、そもそもゴーサインを出したのもディズニーであり、当初どのように回収する見込みだったかについては明らかにされていません。

記事はこのプロジェクトによって現地では多くの雇用と消費といった経済効果が生み出され、「シークレット・インベージョン」が視聴者の興味を惹くかどうかは関係なく、イギリスはハッピーエンドを迎えたと皮肉で締めています。

ドラマ「シークレット・インベージョン」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第5話は 2023年7月19日16時 より配信予定です。

ソース:Disney Shells Out $212 Million On Marvel’s ‘Secret Invasion’

ドラマ「シークレット・インベージョン」、4話のチェックしておくべきポイントをピックアップ

2023年7月12日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シークレット・インベージョン」シーズン1エピソード4「Beloved(邦題:愛された者)」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

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ガイアのスーパースクラル化

予想通りの展開で、ガイアはエクストリミスの力によって息を吹き返しました。

力を獲得した回想シーンは少し興味深いもので、映されたコンピュータの画面の右のウィンドウによると、「回復能力」に加えてオリジナルのエクストリミスと同じく「発火能力」を100%再現している事がわかります。今回までのエピソードでガイアもグラヴィクもこの発火については見せておらず、気になるポイントとなっています。

©MARVEL,Disney

以前にマーベル公式はエミリア・クラークさんのキャラクターを「アビゲイル・ブランド」と表記した事がありますが、コミックのアビゲイル・ブランドと同じ発火能力を手にしたと思われるガイアはMCU版の新たなS.W.O.R.D.長官になっていくのでしょうか?

そして画面左側にはカル・オブシディアンとフロストビーストのファイルもありますが、ガイアはこれらも手に入れているのか、そしてどのような能力であるのか、今後のエピソードに注目です。

2012年

2012年のフランス、パリ。アベンジャーズとロキ、チタウリとの戦いの後、フューリーとプリシラ/ヴァーラがレストランで会話をしています。

フューリーは2012年公開の映画「アベンジャーズ」と同じ若さに見えるCG処理が施されていますが、当時とは異なる部分もあります。

©MARVEL,Disney

フューリーは「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」までは目の傷が蜘蛛の巣のように縦横両方に広がっているのですが、映画「キャプテン・マーベル」でこの傷はグースによる引っかき傷であると再設定され、それにあわせて縦3本を強調する傷に変更されました。同時期に撮影されて先に劇場公開された「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」から適応されています。

今回のエピソードのフューリーはこの後付設定を反映したバージョンのフューリーですが、これらは単なる後付ではなく、本物と偽物のフューリーの違いとして再利用される可能性もあるかもしれないため、頭の片隅に留めておく必要はあるかもしれません。

二人の会話の中に登場する詩は劇中の創作物ではなく、実在するもの。

レイモンド・カーヴァーの「Late Fragment.(おしまいの断片)」と題された詩で、内容も同じです。ドラマではラストが「この土の上で」と訳されているところは原文では「on the earth」であり、異星から来て地球に住んでいるスクラルにとってかなりフィットした内容と言えそうです。

ローディとプリシラ

3話の電話の指示通り、プリシラが教会で待っているとそこに現れたのはやはりローディ。フューリーをクビにしたのは大統領命令ではなく自分である事、そしてフューリー殺害を指示するなど、視聴者がこれまでに見てきたトニー・スタークの親友ではない事が明確に示されます。

しかし一流のスパイ組織を束ねていたフューリーは彼らよりも上手で、偽ローディの会話はしっかりと盗聴されていました。

この偽ローディはグラヴィクと繋がっているスクラルであり、ケヴィン・ファイギ社長は「シークレット・インベージョン」以前から既に本物ではなかった事を最近のインタビューで示唆しています。

なお、教会で歌われている「ディープ・リバー(深い河)」は黒人霊歌の一つ。ヨルダン川を渡った向こう岸の故郷に平和が待っていると言う内容で、2話の冒頭の電車内でのフューリーとタロスの会話と同様に黒人社会の問題とスクラルの現状を重ね合わせている部分があります。

父と娘

「アベンジャーズ/エンドゲーム」の老スティーブとサム・ウィルソンのショットと似たような絵で、タロスとガイアの再会シーンが描かれています。

しかし、正確な場所については不明です。ガイアは前回ニュー・スクラロスから脱出。ニュー・スクラロスはモスクワ南西312キロ地点にあることが1話で説明されています。一方タロスはポーツマスにあるロバート・フェアバンクス准将の自宅で3話を終えており、地図上での中間地点はポーランドあたりになっています。

父タロスの計画を聞いて納得が行かないガイアは、グラヴィクともタロスとも違う別の道を求めて歩き出すことになります。

プリシラ・デイヴィス

自宅に戻ったプリシラ/ヴァーラはフューリーと鉢合わせ、その会話の中でヴァーラが擬態している人物について明かされます。

ヴァーラが擬態していたプリシラことプリシラ・デイヴィスは医師である事。そして二人が銃を撃ち合った後に映る壁に飾られた本から、プリシラは遺伝子学に精通する人物で、「超人遺伝子」の研究に携わっていた事がわかります。

©MARVEL,Disney

額縁に入れられたブックカバーによると本のタイトルは「Decoding the Superhuman Gene(超人遺伝子の解読)」で、この本を書いたのが生前のプリシラであるのか、その後の人生を引き継いだヴァーラであるのは不明ですが、既にこの世界にミュータント、あるいはインヒューマンのような遺伝的に誕生する先天性の超人が存在し、プリシラあるいはヴァーラが既に接触している可能性をほのめかしています。

自宅にこの本があるという事はフューリーがこの超人遺伝子について見識を深めている可能性は充分高く、ミュータントとして紹介されたカマラ・カーンをマークするきっかけになっているかもしれません。

ちなみにこのシーンでプリシラ/ヴァーラは「ニック」と呼んでおり、「誰も俺のことをニックと呼ばない」設定を活かしたいのか忘れているのか、相変わらず謎となっています。

©MARVEL,Disney

偽ローディ

偽ローディのシャワーシーンになり、スクラル態が女性である事がわかります。クレジットによるとスクラル名はラーヴァ(Raava)で、ニシャ・アーリヤさんが演じられています。

©MARVEL,Disney

コミックのラーヴァはスクラルの囚人で、ブラックボルトと共闘して脱獄していますが、MCU版でどのような要素を引き継いでいるかは不明です。

フューリーと偽ローディ

ラーヴァとヴァーラがややこしくなりそうなのでとりあえず偽ローディという表記で。

偽ローディがシャワーから上がるとそこにはフューリーが待ち受けていました。「フューリー、驚いたな」とブレにブレた名前設定で話をややこしくする偽ローディ。

フューリーが酒を勧めると2話の時とは逆に毒の心配をする偽ローディ。フューリーは「ナノテクだ」と返すも警戒を解かずに口をつけない偽ローディでしたが、フューリーが何度も飲むのを見て油断したのか、液体型ナノテク追跡装置を飲んでしまうのでした。

フューリーは「シークレット・インベージョン」においていくつかの強力なスパイ道具を使っていますが、トニー・スターク亡き今、これらは誰が設計、制作しているのか気になる所。

ハンク・ピムなどは候補に入りそうですが、なんというか性格的には協力している絵がまったく浮かびません。シュリも才能的には充分ですが、ワカンダのスタンスから言ってありえなさそうです。S.A.B.E.R.に信頼出来るスクラルの技術者がいるのか、あるいは元S.H.I.E.L.D.の天才エンジニアやメカニックがバックにいるのか。いずれにしても画面外に協力者がいる可能性があるのはこのような状況で心強いものです。

キューバ危機

サミットを見送っていたリットソン大統領がイギリスに到着、史実であるキューバ危機に触れていますが、マーベル映画ファンにとっては重大なイベントのひとつです。

2011年の映画「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」でのキューバ危機はセバスチャン・ショウ達がアメリカとソ連を戦争に持ち込もうと裏で暗躍しており、最終的にそれは若きチャールズ・エグゼビアとX-MEN達によって阻止されました。

「シークレット・インベージョン」でグラヴィクは同じ様なことを目論んでいますが、チャールズ・エグゼビアにX-MENがいた事と違って、フューリーの味方はあまりに少ない所が大きく異なっています。

今回のエピソードの中でミュータントに関するイースターエッグは2つ目となりますが、「デッドプール3」でのミュータントの本格的な導入に向けての布石となっているのでしょうか?

襲撃

空港からの移動中、偽ローディの手引によって大統領が乗った車両が攻撃され、銃撃戦が開始。グラヴィクが事前に指示していたように、スクラル側はロシア語で叫ぶことでなりすましによる作戦を実行しています。

激しい銃撃の中で偽ローディがのんびり鑑賞しているのはなかなか不思議な光景で、まわりのSPは彼がウォーマシンとして前に出ない事に疑問を持たないのでしょうか?予算という大人の事情でウォーマシンを使えない可能性は大いにありますが、アーマーを使用出来ない脚本的な理由が今後のエピソードで明かされるかもしれません。

大統領を救うべく、車の窓ガラスを割ろうと奮闘するタロスとそれを護衛するフューリー。グラヴィクは予告動画にもあったグルートの能力を見せながら近づく中、パゴンの放った銃弾がタロスの左肩に命中し重傷を負わせました。

これまでのエピソードにもあったように痛みによってシェイプシフトが解除されながらも、なんとか窓ガラスを割り、大統領を引き釣り出す事に成功。しかしフューリーが大統領を車に運び込んでいる間に、グラヴィクが擬態し、タロスに接近していました。

そして1話の悪夢の再来といわんばかりにフューリーの眼の前でタロスは左胸を刺されました。1話では逃げ惑う民衆の往来もあり何も出来なかったフューリーですが、今度は引き金を引き反撃。銃弾の一発は顔に命中するも、エクストリミスの力によりすぐに回復されてしまうのでした。

米軍の援軍到着を頃合いと判断し、パゴンとグラヴィクはバイクで離脱。しっかりと戦争開始のお膳立てをして、グラヴィクの作戦は成功をおさめたと言えそうです。

「アイアンマン3」のエクストリミスはとても強力であり、アルドリッチ・キリアンはアイアンマンのどんな攻撃を食らっても立ち上がってきました。映画ではエクストリミスを獲得したペッパー・ポッツがキリアンに止めをさしましたが、グラヴィクを止めるのはフューリーかそれともガイアになるのでしょうか。


果たしてタロスは本当に死んだのでしょうか?

生き残る可能性について考えた場合、タロスもスーパースクラルの処理を行っていた、まだS.H.I.E.L.D.が存続していた頃にエクストリミスのコピーなどを含む何らかの強化措置を施していた、とっさに内臓をシェイプシフトして別の生物に変化させ重要な臓器の場所を変えた、等色々と考えられると思います。

また、現場近くにガイアがいる事は予告動画からも予想され、応急手当ぐらいは間に合うかもしれません。二重仮定の話で言えば、ガイアがフロストビーストのパワーも獲得していて、なおかつ、その能力次第ではタロスを冷凍保存等しておく事も可能かもしれません。

©MARVEL,Disney

とは言え、「死んでいませんでした」の連続使用は難しく、視聴者が冷めてしまう危険性が極めて高いものです。多くの視聴者を納得させるだけの説得力のある展開があるのかどうか、それともこのまま退場になってしまうのかは注目です。

そしてタロスの退場の可能性が高い一方で、今回のエピソードではあらためてプリシラ/ヴァーラという協力者を獲得。彼女の今後やガイアの行動、他の協力者が現れるかどうかにも注目となりそうです。

ドラマ「シークレット・インベージョン」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第5話は 2023年7月19日16時 より配信予定です。

ドラマ「シークレット・インベージョン」、マーティン・フリーマンさんはずっとロスを演じていたと信じている

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シークレット・インベージョン」に出演したマーティン・フリーマンさんが、海外メディア Collider とのインタビューの中で、これまでに演じてきたエヴェレット・ロスはロス本人であると信じていると語りました。

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「シークレット・インベージョン」の1話冒頭で登場したロスはスクラル人だったことがすぐに判明し、その脅威はタロスによって排除されました。しかし、ファンの間ではロスがいつからスクラルに替わられていたかの議論が交わされ、その答えはまだ作中で示されていません。

ロスを演じたマーティン・フリーマンさんは「私は『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー』でスクラルとして演じていたわけではありません。『自分はスクラルだ』とか『シークレット・インベージョン』とか考えていませんでした。『ワカンダ・フォーエバー』は時系列的には間違いなく重なっていますが、『これが今の福音の真実である』という完全な決定的な方針は一度も与えられていません。」 と、スクラルのスパイとしてのロスを演じたつもりはない事を明かしました。

また、「ロスをスクラルとして演じたくはありません。彼がずっとスクラルだったと信じたくないんです。それは僕が演じてきたことじゃない。僕はずっとロスの誠実さを信じて来ました。スクラルであろうとなかろうと、ロスを演じるのは本当に楽しい事です。有機的な人間として彼を演じることを楽しんできたから、彼をスクラルに奪われたくありません。だから、僕にとってロスはスクラルではないんです。」と語りました。

そして「シークレット・インベージョン」の1話について知らされた時の事を振り返り、「台本を見る前に予告されて、”え、何これ!?”って感じでした。なぜなら、そうなると、自分がしてきたこと、観客が考えることすべてを改修しなければならないからです。デューク・エリントンが亡くなったときに誰かが言ったように、『信じたくないなら、信じないだけだ』という感じでした。私が信じなければ、それは真実ではありません。だから、私は私なりのことをやるだけです。それで私はロスを人間として演じました。」と本作のロスもあくまでロス本人として全く同じように演じたと説明しました。

キャラクターが「本人ではなく、異星人に入れ替わられている」という設定は俳優さんが役作りするにあたって非常に大きい要素である事は疑いようがありません。「ワカンダ・フォーエバー」の制作段階ではあくまでCIA捜査官としてのロスの人生を演じていたとの事で、さらに「シークレット・インベージョン」でもフリーマンさんはあくまでロス本人のつもりで演じていた、というのが彼にとっての真実であるようです。

エヴェレット・ロスがいつからロス本人でなくなったのか、本人が現在無事でいるのかという事について、今のところ作品内で明確な答えは描かれていません。答えによっては過去作の見え方にも大きく影響してくる事になりますが、ファンはまだしばらくの間これについて議論する時間が与えられているようです。

ドラマ「シークレット・インベージョン」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第5話は 2023年7月19日16時 より配信予定です。

ソース:‘Secret Invasion’: Martin Freeman Refuses to Believe He Has Always Been a Skrull

ドラマ「シークレット・インベージョン」、ケヴィン・ファイギ社長がローディに関する重大な秘密を明かす

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シークレット・インベージョンに登場しているジェームズ・ローズに関して、スタジオのケヴィン・ファイギ社長と役を演じるドン・チードルさんが重大な秘密を明かしました。

※これより先はネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

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マーベルの公式インタビューで、MCUでウォーマシン/ジェームズ・”ローディ”・ローズを演じるドン・チードルさんは「ローディのシーンの裏で起こっている事を知るのは楽しい事です。」と前置きし、「フューリーの何を知っているのか、フューリーの情報を公開するのか、2人の間で猫とネズミのゲームのようなものになるでしょう。フューリーは、地球を守り、救おうとしながらも、正しい方法で対処しなければなりません。」と本作のローディとフューリーの関係について語りました。

そして、ケヴィン・ファイギ社長は「最初から、チードルはこの新しい道を行くことに乗り気でした。ドンのような素晴らしい俳優が何年も私たちと一緒にいるとき、私たちは彼らをクリエイティブなコラボレーションのパートナーとしてとても大切に扱っています。」と本作の舞台裏について明かしました。

続けて、「私たちがこのコンセプトをドンに提案したのはごく初期のことでしたが、彼はとても乗り気で、彼は私たちがこれまで見たことのないローディのさまざまな面を演じることに夢中でした。」と語った上で、「私たちはファンがローディの登場作品を見返し、あれは彼ではなかったと気づくアイデアが好きです。」と、スクラル・ローディは「シークレット・インベージョン」以前から登場している事を示唆しました。

ローディが登場した作品の一覧は以下の通りです。

  • アイアンマン ※テレンス・ハワードさんによる
  • アイアンマン2
  • アイアンマン3
  • アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン
  • シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
  • アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
  • キャプテン・マーベル
  • アベンジャーズ/エンドゲーム
  • ファルコン&ウィンター・ソルジャー
  • シークレット・インベージョン

直近の作品である「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の段階では既にローディ本人ではなかった可能性が高いようですが、今回のインタビューではこの答えは明かされておらず、ファンは残りのエピソードや今後の作品での答え合わせまでしばらく待つ必要があります。

トニー・スタークの葬式に出席していたのはローディ本人ではなかった、などという衝撃的な展開はあったりするのでしょうか?

ドラマ「シークレット・インベージョン」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第5話は 2023年7月19日16時 より配信予定です。

ソース:‘Secret Invasion’: Don Cheadle and Kevin Feige on Rhodey’s Big Reveal

ドラマ「シークレット・インベージョン」、3話のチェックしておくべきポイントをピックアップ

2023年7月5日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シークレット・インベージョン」シーズン1エピソード3「Betrayed(邦題:裏切り)」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

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スーパースクラル

ペイゴンがレジスタンスの新人青年ビト達を率いてイギリスへの潜入任務を開始する所から始まる今回のエピソード。

その傍らでグラヴィクは評議会メンバーを研究室に招待し、侵略計画とスーパースクラルに関するプレゼンを行っていました。

マーベルにおける最初のスーパースクラルは1963年のコミック「Fantastic Four #18」に登場したクラートと呼ばれるスクラル人がファンタスティック・フォーのメンバー4人の能力を備えたところからはじまり、その後、コミック「シークレット・インベージョン」ではウルヴァリンやドクター・ストレンジ等様々な能力を持つスーパースクラルが投入されました。

©MARVEL

2話の記事でも紹介したように、レジスタンスはグルート、カル・オブシディアン、フロストビーストとエクストリミス強化人間のDNAを採取済みであり、これらはファンタスティック・フォーの能力をオマージュしたラインナップになっていると考えられます。

フューリーとプリシラ/ヴァーラの馴れ初め

AIオープニングの後は、1998年のニューヨークでフューリーとヴァーラの過去について掘り下げています。これは2話の冒頭でヴァーラがグラヴィク少年を紹介して1年後の事になります。

ヴァーラは「ドレイコフの手下を追い詰められる」とフューリーに何か情報を託していますが、ドレイコフは2021年の映画「ブラックウィドウ」で描かれたスパイ養成機関レッドルームのボスの事。

「ブラックウィドウ」視点で見ると、1995年にアレクセイ、メリーナ、ナターシャ、エレーナの偽装家族がオハイオ州での潜入任務を終えてキューバに逃亡、しかし到着した空港で家族が引き離され、1998年ではナターシャとエレーナが訓練中であると考えられます。

この話題は今回のエピソードでこれ以上される事はなく、ドレイコフがこの時点で何を計画し、ヴァーラたちが何を食い止めたかは不明です。

また、二人の夫婦関係のスタートがヴァーラからのアプローチで有ることもここで明かされました。

2話の続き

舞台は現代(2025年)のフューリーとプリシラに戻り、テレビでは第3次大戦の始まりだと警鐘を鳴らすキャスターが映っていますが、これはスクラルの評議会メンバーでもあるスクラルがキャスターのクリス・スターンズに擬態しているもの。

プリシラ/ヴァーラはフューリーが「アベンジャーズ/エンドゲーム」での復活後、またすぐに姿を消していた事に不満を述べますが、「謝って欲しいのか」と返されると明確な答えは返さず、残された方は「変わる」と答えました。「グラヴィクと連絡を取っていたか」質問された際もプリシラ/ヴァーラは不満を並べ立て、答えを濁していました。

そして正体不明の人物からの電話でこのシーンは中断されてしまいます。

裏切り者

シーンはニュー・スクラロスへと変わり、グラヴィクは2話のブローガンはセーフハウスの場所を知らないとして裏切り者は他にいるとガイアに伝えます。

グラヴィクは車にいた自分かガイアかペイゴンかビトしかセーフハウスの場所を知らないとしつつ、ガイアに疑いの目を向けますが、ガイアは「拷問されれば推察で何か言う」としてブローガンのせいであると主張、この場を回避します。

物語的にはビトが来てからグラヴィクの計画に問題が発生しているわけですが、疑いの目はピンポイントでガイアに向けられています。ビトは冒頭でも重要な潜入任務に指名されていますし、そもそも限られたスクラル人しか知らないセーフハウスも加入後まもなく教えてもらえるという全幅の信頼っぷりが奇妙であり、これが単なるプロットホールであるのか、何らかの伏線であるかはもうしばらく注視する必要がありそうです。

タロスとグラヴィク

グラヴィクとガイアがタロスとの交渉へ車で向かう最中、車内で電話に出たグラヴィクは、「22時に国連の航空機がネプチューンの座標に入る」と話し、ガイアが裏切り者かどうかを試す罠を仕掛けます。

ロンドンのナショナル・ポートレート・ギャラリーに到着したグラヴィクが下車し、それを見送りつつガイアは古い携帯電話に先程の情報をメモしました。

タロスとグラヴィクの交渉の中で、タロスは「地球人は善悪を見分けられると信じている」事が明かされます。これには映画「キャプテン・マーベル」での体験が大きく影響していると考えられ、地球人は地球人同士で争いをする人種にも関わらず、共通の敵に対して強い結束力を見せると認識しているようです。

ガイアの事で挑発を繰り返すグラヴィクの手にナイフを突き立て、交渉は不成立。グラヴィクは映画「アイアンマン3」のエクストリミスと同じオレンジ色の光を発しつつ、傷ついた手を修復しました。

一方、ギャラリーを出たタロスは老人とぶつかった際に「落とした携帯電話」を渡され、ガイアからスクラルの任務内容を受け取ります。

朝食

タロスが英国式朝食を摂っているとフューリーが姿を現し、「犬の餌」と揶揄してタロスの反感を買っています。2話で喧嘩別れをした後の再会の第一声でまた喧嘩になるのはある意味いいコンビである事の象徴なのでしょうか。

フューリーは映画「キャプテン・マーベル」でキャロル・ダンヴァースに対して自分がスクラル人でない事の証明として「三角トーストが食べられない」と話しており、タロスの食べていた三角トーストに拒否反応が出たのかもしれません。

©MARVEL,Disney

嫌いな理由については作品の中で言及されていませんが、「キャプテン・マーベル」公開後、「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」のフューリーは三角トーストを食べている事が発見され、このフューリーはタロスではないかと言う説も出ていますが、今のところ真相については明かされていません。

なお、3話冒頭の朝食シーンではポーチドエッグを作っていたことは分かっていますが、トーストに関してはかなり見づらく、四角トーストであるように見えますが何とも言えません。

フューリーがタロスに助けを求めるこのシーンで「アメリカ政府のかなり上にスクラル反乱軍が入り込んでいてロンドンに来ている」と説明、ローディがスクラルに変わられている事を示唆します。

ガイアからリークされた作戦を止めるため、ソーニャ・ファルズワースに連絡するも、2話での拷問がバレたことで身動きが取れないといいます。先に拷問をしていた男たちはグラヴィク達に始末されていますし視聴者的には漏れようがないと思うところですが、イギリスのパメラ首相もグラヴィクに付いたことですし事前に手回しされていると考えられます。

動けないソーニャに代わり、ロバート・フェアバンクス准将の情報を得た二人はボブの自宅へと向かいます。

犬とスクラル

犬の散歩を見て二人がひと悶着するシーンがありますが、本作はかなりの割合で犬という言葉が登場しています。犬とスクラル人を同様に見立てているのか、基本的に人類の友である犬ですが、時には人を襲うことも有り得る事とかけているようでもあります。

グラヴィクは犬が好きだと発言していましたが、人類の友人として協力的な立ち位置に戻る可能性はあるのでしょうか?

犬のう◯この話から派生してフューリーのS.H.I.E.L.D.での出世の話題となり、スクラル人の貢献のおかげである事を主張するタロス。「歴史を書き換えるな」という忠告はもっともな事で、差別とは肌の色や性的嗜好の違いが原因ではなく、そもそも少数派に対して行われている問題である事を表現し、批判しているようにも見えます。

ミサイル攻撃の阻止

攻撃阻止のためのロバート・フェアバンクス准将自宅への侵入計画は見事なまでにあっさりとバレてしまい、それぞれ強行突破するタロスとフューリー。

タロスの後を追うフューリーは次々と護衛を撃ち、撃たれた護衛は倒れ込みスクラルの姿へと戻っていきます。

2話では切断された部位がスクラルの組織へと戻ることが判明したため、脳からの信号が遮断された場合に体組織がもとに戻ると考えられます。ここで撃たれた3人のスクラルが気絶したのか死亡したのかは不明。フューリーの読みは衰えたと散々言われてスタートしたこのドラマですが、銃の腕前に関してはまったくもって問題がないようです。

名前の問題

邸内に侵入したフューリーはタロスから准将を捉えたという通信を受けますが、この際「ニック」と呼ばれた事で警戒を強め、准将の息子のザッカリーを人質に取った上で部屋へと踏み込みました。

これは映画「キャプテン・マーベル」で次のようなやり取りがあったことが関係しています。

キャロル:ニコラス・ジョセフ・フューリー。3つも名前があるのね。
フューリー:みんなはフューリーと呼ぶ。ニコラスでも、ジョセフでも、ニックでもない。ただのフューリーだ。
キャロル:母親はなんて呼ぶの?
フューリー:フューリーだ。
キャロル:母親のことはなんて呼ぶの?
フューリー:フューリー。
キャロル:子どもたちからは?
フューリー:もし子どもができたら、フューリーと呼ばせる。

この設定を再利用しての展開と思われますが、実際問題として過去の作品では多くの人物が「ニック」と呼んでいます。

例えば「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」ではフューリーと親交の深かったアレクサンダー・ピアースもニックと呼んでいましたし、スティーブ・ロジャースやナターシャ・ロマノフもニックと呼んでいます。「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」のポストクレジットシーンではマリア・ヒルもニックと呼んでいます。全てを再確認する時間が取れていないため未確認ですが、トニーもどこかでニックと呼んでいたように思います。

※画像は「ウィンター・ソルジャー」のスティーブ、「インフィニティ・ウォー」のマリア、そして「キャプテン・マーベル」での当該発言部分のスクショです。

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これらは単なるプロットホールであるのか、それとも過去作で見てきたトニーやナターシャがスクラルだったとして本物を呼び戻す計画をフェーズ2の頃から仕込んでいるのか、今のところはわかりません。

とは言えトニーやナターシャは銃で撃たれたスクラル人のように緑に戻ることはなかったため、死んだのはやはり本人である可能性が極めて高く、彼らが「ニック」と呼んだのは単なる脚本の矛盾か、フューリーが思うほど親しい仲ではなかったとするのか、とにかく謎が多い設定になっています。

また、母親の事をフューリーと呼び、子供にもフューリーと呼ばせると言うのであれば、今回のエピソードの冒頭でプリシラ・フューリーの事をプリシラと呼ぶフューリーは何者なのかという点も気になる所です。

「キャプテン・マーベル」で導入されたこの設定が、それ以前の作品ではうまく機能していないだけとも考えられるかもしれません。

暗号コード

准将に擬態したスクラルから裏切り者呼ばわりされたタロス。「娘のガイアもそうなのか?」と疑念を投げかけられたと同時に射殺してしまいます。この疑いの芽を持ったまま返すわけには行かないという事でしょうが、温厚派のタロスも娘の事となるとその判断は鋭くなるようです。

ミサイル発射中止のパスワードを聞き出す事に失敗したタロスは悩んだ挙げ句、ガイアに連絡。ニュー・スクラロスに捕らえられている准将本人の記憶からパスワードを取り出すことにします。

ガイアが装置を覗き込むと、そこに映る映像は息子のザッカリーがほとんどで、准将が息子を溺愛していた事がわかります。ザッカリーもスクラルに取って代わられているのか、本物の地球人なのかは不明ですが、フューリーに対して息子を撃たないよう懇願していたのは、この愛情までも完璧にコピーしてしまっていたという事なのでしょう。

なんとかパスワードを入手したタロスとフューリーはミサイル発射の阻止に成功しますが、その一方でニュー・スクラロスは外部からの通信を検知し、ガイアが危機に立たされる事になりました。

裏切り者の結末

バイクでニュー・スクラロスをあとにするガイアの前に現れたグラヴィク。ミサイル発射計画は裏切り者をあぶり出すための物だったとして、ガイアに銃弾を撃ち込みました。

スクラル人の体内についてはよくわかりませんが、人間で言う心臓の位置に弾が命中している事がしっかりと映されてガイアのシーンが終了します。

しかし、この記事にさきがけて別の記事にもしたように、「シークレット・インベージョン」の予告ではガイアのもっと多くのシーンが紹介されています。予告にあった未公開のガイアのシーンが全てカットされた可能性はゼロではありませんが、ガイアがエクストリミスやグルートのような再生力を身に着けている可能性が高いようにも思えます。

エミリア・クラークさんは過去のインタビューで自身が演じるキャラクターを「お気に入り」だと称し、別のインタビューでは今後何年にもわたってMCUの一部になりたいと話しています。また、「ザ・マーベルズ」にも登場するとも報じられています。

どちらに転んでいくのかは4話からの注目ポイントです。

最後の電話は

3話のラストは予告にもあった、プリシラ/ヴァーラが貸金庫に向かうシーン。そこに預けられていたのは銃で、電話の相手は1時間後に聖ジェームズ教会へ来るよう告げます。プリシラはグラヴィクと話したいと返しますが、電話の相手は「話は私にしろ」と電話を切り、今回のエピソードは幕を閉じます。

英語音声、日本語音声ともに声から察するに電話の主はローディであり、1話、2話の記事でも気になるとしていたように、やはりスクラルに取って代わられているようです。

2話でのローディは「ニック」呼びしている事もあり、この名前に関する設定は先述のような問題を含んではいますが、それを示唆していたと言えます。

また、海外メディアが報じた「スクラル人の見分け方」にも適合しているようです。

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スクラル人は緑を衣装に取り入れているか、あるいはシーンの一部に緑が含まれているとの仮説で、テーブルの上には緑の葉っぱが置かれています。

プリシラは冒頭でもあったようにフューリーに対する愛情と不満を同時に抱える一方で、「グラヴィクと話したい」というようにその立場を決めかねている様子。

スパイもの作品ではこういう曖昧な立場のキャラクターが望まぬ結末を迎えることが多いようにも感じますが、プリシラ/ヴァーラの物語はどのような展開になっていくのでしょうか。


ドラマ「シークレット・インベージョン」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第4話は 2023年7月12日16時 より配信予定です。

【噂話】映画「アーマー・ウォーズ」の概要、リリース日が報じられる

マーベル・スタジオが開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アーマー・ウォーズ」について、海外メディア The Cosmic Circus が新たなレポートを提供しています。それによると、主人公であるウォーマシン/ジェームズ・ローズが何と戦うことになるのかが明らかになったようです。

※これより先は「アーマー・ウォーズ」のネタバレを含んでいる可能性があります。ご覧の際はご注意ください。

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TCCによると、本作が映画「ファンタスティック・フォー」の次の公開作品として2025年7月25日にリリースされる予定と言います。

ただし公開日については、現在米国で行われているWGAストライキの影響次第な所があり、延期の可能性は十分にあるとしつつも、「ファンタスティック・フォー」の次になる事は変わらないだろうと伝えています。

そして、同名コミックの実写化となる本作ですが、その内容は大きく異なるとも言います。

MCU版では元々S.H.I.E.L.D.の下部組織だったD.O.D.C.(ダメージコントロール)が非常に重要なグループになるとの事で、トニー・スタークの死後はこのD.O.D.C.がアベンジャーズのテクノロジーなどを管理・保管していたものの、その使命と焦点が変化しつつあると指摘します。

米国政府は近年のヒーロー、ヴィランを問わない強化人間の急増に怯え、潜在的な脅威を封じ込める方向へとかじを切っているとし、これには「シークレット・インベージョン」の物語も絡んでくると言います。

不測の事態に備えた計画が立てられ、その結果、アイアンマン・アーマーの亜種を身にまとった複数の個人からなる「アイアン・アーミー」が結成されるとし、しかし、これらの計画は映画の敵役たちによって乗っ取られ、アーミーを抑え込むためにウォーマシンが出動する事になると記事は説明しています。

また、現在アイアンマンのテクノロジーを所有している国防総省がこれに絡み、国防総省の裏で糸を引いているのはMCUでCIA長官になっているコンテッサ・ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌだと言います。

ヴァルは「サンダーボルツ」での不運な展開の後、彼女と彼女の計画について「アーマー・ウォーズ」でより詳しく描かれるようです。

そしてヴァルは「アイアンマン2」に登場したジャスティン・ハマーを雇い、チームの強化を図るとの事。これは「アイアンマン2」の序盤でトニー・スタークが各国のアーマー兵器開発の現状について「ハマーの会社なら後20年はかかる」と言った事へのコールバックになっているようです。

そしてトニー・スタークの遺産の大きな一つであるウルトロンの再登場について、今後のプロジェクトでの再登場が検討されているものの、「アーマー・ウォーズ」になるかどうかは決定していないと伝えています。

以上が今回報告された内容です。

現在、ローディ以外の登場ヒーローについては不明ですが、バックアップ要員としてアイアンハート/リリ・ウィリアムズの登場が期待されています。また、トニーの遺産の一つとしてハルクバスターの再登場も考えられそうです。

気になる「アーマー・ウォーズ」の展開ですが、その前にローディは「シークレット・インベージョン」でスクラルに変わられている事が示唆されており、本物のローディがどうなっているのか、どのようにして戻ってくるかについて、まずは「シークレット・インベージョン」を見届ける必要があるようです。

映画「アーマー・ウォーズ」の公開日は不明です。

ソース:Exclusive: Armor Wars’ Place in the MCU Slate, Justin Hammer, and an Army of Iron Men