ソニー・ピクチャーズ制作のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「マダム・ウェブ」が海外で公開され、初日に 600万 ドルを稼ぎ、「モービウス」をわずかに上回る結果を出していました。昨日の記事の段階では視聴者スコアも「モービウス」と同程度でしたが、24時間経過して状況が大きく変化しています。
Madame Web has fallen below 2022’s Morbius on Rotten Tomatoes with a score of 14%.
— ScreenGeek (@RealScreenGeek) February 15, 2024
It also currently sits at a significantly lower audience score of 58% compared to 71%. pic.twitter.com/LAZWe1q1r2
Rotten Tomatoes で視聴者のレビューも見ても内容的には昨日と大差はなく、単純に少ない星をつけるユーザーが増えているようです。そのほとんどは「悪い」「酷い」といったシンプルで中身のないコメントで、参考になるようなものではありません。
しかしながら本作でもスパイダーマンへの言及がほとんどない事はシリーズファンの期待を今回も裏切ってしまったようで、それに対する不満はかなり大きいようです。
ソニーが2018年に公開した「ヴェノム」からのシリーズを当初はSPUoMC(Sony Pictures Universe of Marvel Characters) と名付け、後にSSU(Sony’s Spider-Man Universe)とあらためていました。
このタイミングで「ヴェノム」からのシリーズにスパイダーマンの登場が約束されたと多くのファンが感じていましたが、残念な事に未だに登場していません。
ニューヨークタイムスは本作について「物語は荒唐無稽で、会話は鼻を鳴らしながら荒々しく、戦闘は刺激に欠ける。それでも、機知と能力のきらめきが見えます。」と評しつつ、「ダコタ・ジョンソンでもこの映画を救えなかった」としています。
ソニーは実写シリーズであるSSUの不評とは逆に、アニメの「スパイダーバース」シリーズではヒットを続けており、アニメと実写両方のプロデューサーを務めるエイミー・パスカル氏が今後のSSUをどのようにしていくのか注目されていますが、8月公開予定のSSU新作映画「クレイヴン・ザ・ハンター」でのテコ入れが間に合うのかどうかは少々疑問が残る所となっています。
映画「マダム・ウェブ」は 2024年2月14日 より米国劇場にて公開中、日本では 2024年2月23日 劇場公開予定です。