※この記事は本作の予告編程度の軽微なネタバレ、及び前作までのネタバレを含む可能性があります。あらかじめご了承いただける方のみ続きを御覧ください。
2017年公開の映画「ドクター・ストレンジ」
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の14作目で、
フェーズ3の11作品中の2番めの作品です。
MCUシリーズ 前作はこちら
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冒頭のあらすじ
スティーブン・ストレンジは天才的な外科医でした。極めて難易度の高い手術ですら難なくこなしてしまう神の腕を持っていましたが、それゆえに彼は傲慢でもありました。
ある日の手術後、晩餐会へ向かう途中でストレンジは自らの不注意もあり交通事故にあってしまいます。なんとか一命は取り留めましたが、両手、特に指に麻痺が残る後遺症を抱えてしまいました。
最先端の医療方法など、最善を尽くして懸命に手を尽くすも、回復せず自暴自棄になったストレンジ。そんな中、リハビリ担当医から紹介された「半身不随から奇跡的に回復した」男、ジョナサン・パングボーン。
彼の助言でネパールのカトマンズの奥地、カマー・タージへと向かったストレンジは、そこでエンシェント・ワンと呼ばれる人物と、そして「魔術」に出会うのでした。
見どころ
マーベル・コミックの最強キャラを議論する際には必ず名前が上がる一人、ドクター・ストレンジ。原作コミックは1963年に初登場しました。
MCUとしては14番目の作品ですが、ドクター・ストレンジとしては初作品なので、この作品から見ても特に問題ないと言えます。
この映画はドクター・ストレンジのオリジンを描いたもので、物語の大半はヒーローとなるに至るまでの物語に焦点が当てられています。
MCUにおいて、天才で傲慢といえばトニー・スターク(アイアンマン)がいますが、人間的にはかなり似通っています。
しかしトニーが科学で戦うのに対して、ストレンジは魔術を用いるため、同じ世界を描きつつも映像としてはかなり違ってくるのが見どころのひとつ。これまでのMCU作品とは異なるテイストなので、新鮮な気分で鑑賞できます。
そして映像だけでなく音楽も神秘的。本作では人気海外ドラマ「LOST」や「FRINGE」の音楽を手掛けたマイケル・ジアッキーノさんが担当し、ストレンジの世界を見事に彩っています。
今回もエンディングの後にふたつのオマケ映像。
ひとつはこの後のMCU作品に繋がるもの、もうひとつはドクター・ストレンジの続編に繋がるであろう映像ですので、シークバーが右端に行って止まるまでが映画「ドクター・ストレンジ」です。
キーワード
ソーサラー・スプリーム
カマー・タージの魔術師の一団「マスター・オブ・ミスティック・アーツ」でリーダーの資格と実力を持つ魔術師に与えられる称号。
初代は古の魔術師アガモットでしたが、現在はエンシェント・ワンがこの称号を授かっています。
カリオストロの儀式
カリオストロの書に記されている闇の儀式。
暗黒次元(ダークディメンション)と繋がり、不老不死の力や強大な暗黒魔術のちからを得るとされています。
アガモットの目
初代ソーサラー・スプリームのアガモットが開発した首飾り型のレリック。
中には宇宙に6つあるとされているインフィニティ・ストーンのひとつ、タイムストーンが組み込まれており、時間を操ることが出来ます。
多元宇宙(マルチバース)
この世界とは異なる、あらゆる次元宇宙の総称です。
現実世界にそっくりな仮想空間のようなミラーディメンション、霊的な物体が存在するアストラルディメンション、ドルマムゥが支配する暗黒のダークディメンションなどが本作で登場します。
キャラクター
スティーブン・ストレンジ(ドクター・ストレンジ)/演:ベネディクト・カンバーバッチ
天才的な腕を持つ神経外科医。事故による両手の神経の損傷で、医師への復帰の道が見えなくなり自暴自棄になってしまいます。
モルド/演:キウェテル・イジョフォー
カマー・タージでストレンジの兄弟子となる人物。生真面目で頑固な性格です。
ウォン/演:ベネディクト・ウォン
カマー・タージで書庫を預かり、管理する魔術師。世間にはだいぶ疎いものの、おちゃめな性格です。
エンシェント・ワン/演:ティルダ・スウィントン
カマー・タージの主にして、至高の魔術師「ソーサラー・スプリーム」の称号を持つ、700歳を超えたケルト人の魔術師。その魔力は魔術師の中でも最強を誇ります。ちなみに原作では男性。
カエシリウス/演:マッツ・ミケルセン
ダークディメンジョンに魅入られた暗黒魔術の使い手。カリオストロの儀式を行い、ドルマムゥと契約しようと目論んでいます。
クリスティーン・パーマー/演:レイチェル・マクアダムス
ストレンジの元カノの救急救命医。ストレンジの傲慢さについていけずに別れましたが、仕事の上では今もお互いに信頼するパートナーです。
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