スパイダーマンのコミックデビュー作が約4億円で落札、コミックオークションの最高額を記録

米国時9日木曜日にアメリカのテキサス州で開催されたオークションで、コミック「アメイジング・ファンタジー No.15」が360万ドル(約4億円)で落札された事を、開催元の Heritage Auctions がアナウンスしました。1962年に刊行されたこのコミックはスパイダーマンのデビュー作品であり、保存状態が極めて良かった事から高値が付いたとのことです。

当時12セントで販売されていたこのコミックは、スパイダーマンのデビュー以降着々と人気を高めた結果、3000万倍の価格に達しました。

これまでのコミックオークションの最高落札額は1938年に刊行されたスーパーマンのデビュー作で325万ドルを記録していましたが、今回スパイダーマンがそれを塗り替えることになりました。

スーパーマンのコミックは11月18日から19日にかけて、再びHeritageで競売にかけられ、記録に再挑戦する予定との事です。

ソース:Spider-Man’s First Appearance In Amazing Fantasy #15 Sells For Record-Setting Comic Book Price Of $3.6 Million

映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」監督がミッドクレジット、ポストクレジットシーンを解説

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」のデスティン・ダニエル・クレットン監督が海外メディア Entertainment Tonight とのインタビューでミッドクレジットシーンとポストクレジットシーンについてその裏話を明かしました。

※これより先はネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

ミッドクレジットシーン

2013年公開の映画「ショート・ターム12」以降、監督が手掛けた4作品全てで一緒に仕事をしているブリー・ラーソンさんについて、「シャン・チー/テン・リングスの伝説」への出演の経緯を聞かれた監督は以下のように答えました。

確かに早い段階からお願いしていましたが、世界観に合っていなければ、無理にお願いすることはできません。そしてこのユニバースにとって意味のあるものでなければ、それを推し進めることはできません。現に撮影がかなり近づくまで、意味のあるものになるかどうかはわかりませんでした。他の多くのものが同時に書かれているので、彼女が登場することに意味があるかどうかを確認しなければなりませんでしたが、その通りになりました。これは、この映画の最後の撮影の一つで、本当に特別なものでした。撮影前に彼女と一緒に過ごすことができただけでなく、ブリーがキャプテン・マーベルのフルコスチュームでトレーラーから出てくるのを見ることができたのは、本当に嬉しかったですね。友人があのユニフォームを着て、あの役を演じているのを見るのは、とてもクールなことです。

途中で「なんで僕たちはここでこんな大きな映画を撮ってるんだ?」と昔を思い出してラーソンさんと顔を見つめ合いながら笑ったという監督。ワンシーンだけの共演の感想を聞かれると「とても楽しかったです。彼女のことは昔から知っていますから、一緒に仕事をするのが最も簡単な人の一人だと思います。何も言わなくてもいいんです。彼女との仕事はとても楽しいです。」と親友との作業は楽しいと語りました。

このシーンに関して、シャン・チーを演じるシム・リウさんとケイティを演じるオークワフィナさんは撮影当日まで何を撮るかを知らされていなかった事も明かしました。

当日までは知らなかったと思いますが、そうです。シムが両脇を抱えてセットに入ってきて、私を見ながら驚いて無言になっていたのを覚えています。MCUと撮影現場では、感情的に結びついた2つのことが起こっています。確立されたスーパーヒーローのグループに、これらのキャラクターが導入されていることです。そして、現実の世界では、この俳優たちを確立された俳優たちのコミュニティに引き入れることができます。その両方を実現するために、これ以上ないほど完璧な役者たちを選びました。マーク・ラファロやブリー・ラーソン、ベネディクト・ウォンといった俳優たちが、オークワフィナやシムを迎え入れるためにそこにいることは、とても特別な瞬間でした。

ポストクレジットシーン

監督はポストクレジットに登場した妹シャーリンを演じたメンガー・チャンさんについて、彼女の人柄とキャラクターが全く違うと明かしました。

実際に彼女に会うことはできましたか?実際に会ってみると、彼女がどれほどのスターなのか、さらによくわかると思います。彼女は自分のキャラクターとはまったく違うからです。彼女は楽しい、本当に楽しい人です。

メンガー・チャンさんの人柄については舞台裏写真から少し垣間見ることが出来ます。

そして、組織を引き継いだ妹シャーリンと兄シャン・チーの今後の兄妹関係について聞かれた監督は次のように述べました。

家族全体としては癒される方向に向かっていると思いますが、すべてが修復されたと考えるのはかなり非現実的だと思います。この映画の中で、シャーリンが抱えていた明確な感情的な問題がありましたが、それは解決されませんでした。彼女は、家族の中で、シャン・チーと同じように注目されるべき存在なのです。映画の中盤で、彼女がケイティに「お父さんが自分の帝国に入れてくれないなら、自分の帝国を作るわ」と言う場面があります。このように、彼女が王座に座り、自分らしい方法で王座を再定義していく姿は、とてもエキサイティングです。その瞬間をどうとらえるかは、いろいろな方法があると思います。そして、それらはすべて正しいと思います。


最後に自分が撮影してきたキャラクターを他の映画制作者が動かす可能性について聞かれた監督は「最高の気分です。私はこれらのキャラクターを愛していますし、彼らがMCUの他のメンバーと交流するのを見るのが待ち遠しいです。そして、彼らが常にアジアのスーパーヒーローとしてブランド化されるのではなく、MCUの中で自分の役割を果たすスーパーヒーローになることを期待しています。それは私にとってとてもエキサイティングなことです。」と今後のクロスオーバー作品で他の監督が動かすシャン・チーを楽しみにしていると語りました。

映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」は 2021年9月3日 より劇場公開中です。

ソース:‘Shang-Chi’ Director Destin Daniel Cretton Talks Alternate Endings and Those Post-Credit Scenes (Exclusive)

映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」シャーリンのスタント映像が公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」でシャン・チーの妹シャーリンを演じたメンガー・チャンさんが、本作におけるスタントの舞台裏映像を公開しました。

チャンさんは「おめでとう、私の素晴らしいスタント・ダブルのみんな!スタント・ダブルは十分に評価されていません。彼女たちは命をかけてキャラクターに命を吹き込んでいるのですから、スポットライトを浴びるべきですし、尊敬に値します。ガールズ! 一緒にキャラクターを完成させたのよ!」とスタント・ダブルを称えるコメントを添えて投稿しました。

「シャン・チー/テン・リングスの伝説」の公式あらすじは以下の通りです。

マーベル・スタジオの新時代の幕開けを担う、新たなヒーローが誕生! 悪に染まった父から授かった最強の力を封印し、二度と戦わないと誓ったシャン・チー。父が伝説の腕輪《テン・リングス》を操り世界を脅かす時、シャン・チーは自らの力を解放し、宿命の敵となった父に立ち向かえるのか? 自らの運命に葛藤しながらも過去と向き合い、運命を受け入れ、“本当の強さ”に目覚めていくシャン・チーを描いたドラマチック・アクション・エンターテイメントが始まる。

映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」は 2021年9月3日 より劇場公開中です。

ディズニーは映画「エターナルズ」のディズニープラスによるプレミアアクセスを行わない決定をしたと報じられる

現在公開中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」が大ヒットし、その成績と作品内容の双方について評価され話題となっています。しかし、新型コロナウイルスのパンデミック以降、ディズニーだけでなく全ての配給会社はその公開方法について頭を悩ませてきました。そんな中、MCUの次なる作品「エターナルズ」の公開方法について注目が集まっています。

2021年7月に公開された「ブラックウィドウ」は劇場とディズニープラスによる同時公開となり、9月公開の「シャン・チー/テン・リングスの伝説」は45日間の劇場独占公開という方法をディズニーは選択していました。

そして11月公開の「エターナルズ」はディズニープラスによるプレミアアクセスを行わない方針に決定したと、元Hollywood Reporterの編集者であるインサイダーのマシュー・ベローニ氏が報じました。

氏は What I’m Hearing というニュースレターで、ディズニーが「シャン・チー/テン・リングスの伝説」のレイバーデー興行の成功を受けて、「エターナルズ」を劇場で独占的に上映することを決定したと明かしました。そのため、「エターナルズ」は11月5日に劇場公開されますが、ディズニープラスでの配信はありませんとの事。

ディズニーのボブ・チャペックCEOがシャン・チーの公開方式を「実験的」と称した事で一部批判を受け炎上もしましたが、ディズニーだけでなく映画業界全体にとって実験であるのは明らかでした。そして現状程度の感染状況であれば映画がヒットする事が充分可能だと判明した結果として、ソニー・ピクチャーズは「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」の公開日を予定より早めたと考えられています。

「エターナルズ」が劇場独占公開になれば、ディズニープラスで「エターナルズ」を視聴できるのは年が明けてからになると見られています。とはいえこれはインサイダー情報であり、公式情報が判明次第またお伝えする事になります。

映画「エターナルズ」は 2021年11月5日 公開予定です。

ソース:Disney Reportedly Decides Fate of Marvel’s Eternals Release

映画「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」の上映時間が90分である事が判明

ソニー・ピクチャーズ制作のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」の上映時間が1時間半(90分)である事が判明しました。米チケットサイト Fandango の作品情報より明かされています。

前作「ヴェノム」(2018年)の1時間52分に比べるとかなり縮小されたようにも感じます。海外ファンにはこの90分という時間を不安視する声も多く、Fandangoがページ公開のために設定した仮の数値ではないかと主張する声も上がっています。

続報があり次第、またこのブログでお届けしていく事になります。

映画「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」は 2021年10月1日米国公開予定、日本は2021年内公開予定です。

パニッシャー役ジョン・バーンサルさん、再演について現在の心境を明かす

Netflix制作のマーベルドラマ「パニッシャー」で主人公パニッシャー/フランク・キャッスルを演じた俳優のジョン・バーンサルさんが海外メディア ScreenRant とのインタビューの中で再演の可能性について質問され、現在の心境を明かしました。

バーンサルさんはインタビューの中で次のように述べています。

正直なところ、そのことについてはあまり考えていません。この仕事をしていることはとても幸せなことです。あなたが話をしている他のメンバーにも言えることですが、私たちはこの仕事が本当に好きです。一生懸命に働き、家族を支えていますが、生活のためにこのようなことができる立場にいることへの感謝の気持ちを忘れたことはありません。私はこの仕事が好きです。私が本当に尊敬し、愛し、称賛する人々と一緒に仕事をして、一緒にものを作りたいのです。今回のプロジェクト「Small engine Repair」は、まさに私がやりたいことを実現したものなんです。だから、他にどんなものが出てきても、それは道の先にあるものなんだ。でも、これは本当に祝うべきことなんだよ。

2020年11月に行われた Geek House Show とのインタビューでは「フランクは私の血の中にあり、骨の中にあります」とキャラクターと自身が一体であると熱を込めて語っていましたが、その熱意はややトーンダウンしたようにも感じられます。とはいえオファーが来ればやるというスタンスは変わっていないようです。

パニッシャーは処刑人の名の通り、悪党を容赦なくぶっ殺す人気のダークヒーローであり、シーズン1は高評価されていました。しかしディズニープラス計画が始まったことでNetflixドラマが全てキャンセルになった影響か、シーズン2はさほど評価されませんでした。

パニッシャーは過去に4度の実写化が行われており、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)への登場も期待されているキャラクターです。

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」のカリ・スコグランド監督はNetflix版「パニッシャー」でヴィランを演じていたベン・バーンズさんに出演オファーをしていた事も明かされています。

Netflixでデビューしたマーベルキャラクターの今後は明かされていません。いくつかのキャラクターはMCU再登場の噂も出ていますが、まずは年末公開の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」にてその噂のひとつがクリアになる予定です。

ドラマ「パニッシャー」はNetflixで配信中です。

ソース:Jon Bernthal Gives Sincere Response To MCU Punisher Return Question

映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」より新たなキャラクターポスターが公開

現在大ヒット公開中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」からトレヴァーとモリスのキャラクターポスターがマーベル・スタジオ公式Twitterより公開されました。

トレヴァー・スラッタリーは映画「アイアンマン3」(2013年)にテン・リングスのボス、マンダリンとして登場するも偽物だった事が発覚。逮捕され刑務所に入った後、「シャン・チー/テン・リングスの伝説」に再登場となりました。

モリスは中国の山海経に登場する帝江(ていこう、Dijiang)がモチーフになっていると考えらている、コミックにはいない映画オリジナルのキャラクターです。

「シャン・チー/テン・リングスの伝説」の公式あらすじは以下の通りです。

マーベル・スタジオの新時代の幕開けを担う、新たなヒーローが誕生! 悪に染まった父から授かった最強の力を封印し、二度と戦わないと誓ったシャン・チー。父が伝説の腕輪《テン・リングス》を操り世界を脅かす時、シャン・チーは自らの力を解放し、宿命の敵となった父に立ち向かえるのか? 自らの運命に葛藤しながらも過去と向き合い、運命を受け入れ、“本当の強さ”に目覚めていくシャン・チーを描いたドラマチック・アクション・エンターテイメントが始まる。

映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」は 2021年9月3日 より劇場公開中です。

PlayStation5向けゲーム「Marvel’s Wolverine」(ウルヴァリン)のティザーが公開

PlayStation5向けゲームとして「Marvel’s Wolverine」(ウルヴァリン)の発売が発表されました。本日(2021年9月10日)配信されたPlayStation Showcase 2021にてアナウンスされたもので、「Marvel’s Spider-Man」シリーズと同じく Insomniac Games が開発を担当します。

トレーラーはごく短いもので、残念なことにローガンの顔を確認する事はできません。

「Marvel’s Wolverine」はPS5向けに発売予定、発売時期は未定です。

PS5「Marvel’s Spider-Man2」のリベールトレーラーが公開 ─ ヴェノムも参戦

ソニー・インタラクティブエンタテインメントがPlayStation5向けゲームとして「Marvel’s Spider-Man」シリーズ最新作「Marvel’s Spider-Man 2」を発表しました。本日(2021年9月10日)配信されたPlayStation Showcase 2021にてアナウンスされたもので、前作から引き続き Insomniac Games が開発を担当し、発売は2023年内を予定しているとの事。

トレーラーではマイルズ・モラレスの姿を確認できる他、ファン待望のヴェノムも登場するようです。

※追記 トレーラー内のナレーションボイスは海外ファンの間でクレイヴン・ザ・ハンターの声に聞こえると話題になっています。

ゲーム「Marvel’s Spider-Man 2」は、PS5向けに2023年内発売予定です。

アンドリュー・ガーフィールドさん、「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」出演の噂に再度コメントするも以前とは変化

年末の公開が予定されているソニー・ピクチャーズ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」。本作に登場するのではないかと予てより噂になっているアンドリュー・ガーフィールドさんが、海外メディア Variety のインタビューに応じ、再びこの話題に触れました。しかしそこでは以前とは少し違う姿勢が見られるようです。

インタビューの中でガーフィールドさんは次のように述べています。

僕もファンなので、そのコンセプトに人々が興奮するのはよく分かります。「ああ、神よ、彼ら(ソニーとマーベル)がそんなことをしたらどんなにクールだろう」というシーンや瞬間を想像せずにはいられません。でも、これは自分が関わっていると自覚していることではない、と記録に残しておくことは重要です。しかし、私が何も知らないことを誰かに納得させるようなことは言えない事もわかっています。何をどう言ってもお手上げです。人々にとって本当に残念なことになるか、本当にエキサイティングなことになるかのどちらかです。

2021年5月のインタビューでは「台無しにするような事は何もない」と噂を強く否定していたガーフィールドさんですが、今回のインタビューでは曖昧な表現でコメントを締めました。

同作にデアデビルとして出演の噂がたっているチャーリー・コックスさんも、以前は強く否定していた噂に対して、最近では「ファンの気持を台無しにしたくない」とノーコメントの立場へと変わりました。

両者の態度の変化について考えられるのは、噂についてはっきり「出ない」と応える事で一定数のファンががっかりしてしまうのを避けるためにグレーな回答に留めた可能性があります。あるいは、本当は出演が決まっていて「出ない」と嘘をつくのが心苦しいのかもしれません。

一方で、8月末にノー・ウェイ・ホームのセットでスパイダーマンスーツを着用したガーフィールドさんのリーク写真がSNS上に投稿されるも、超スピードで著作権侵害の申立により削除されています。(from The Direct)

リーク写真にも制作側の権利があるためこれは正当なものですが、ほとんどのリーク写真はそのまま拡散されているにも関わらず、これに関しては異例の早さでの対応となり、多くのファンは出演が真実味を帯びてきていると感じています。

ガーフィールドさん出演の噂は10月末に公開予定とされている次のトレーラーで何かが分かるかもしれませんし、実際に劇場に行くまで真実はわからないかもしれません。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2021年12月17日 米国公開予定です。

ソース:Andrew Garfield on Loss, Art, Televangelism and Those Pesky ‘Spider-Man’ Rumors