【噂話】「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」、スパイダーマンの役割は「インフィニティ・ウォー」よりも大きくなると言う

マーベル・スタジオが開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」で、トム・ホランドさんが演じるスパイダーマン/ピーター・パーカーの役割がかなり大きくなると報じられました。

スクーパーのダニエル・リヒトマン氏は自身の Patreon を通じて有料会員向けに次のように報告しています。

トム・ホランドが復帰し、「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」で重要な役を演じることを確認しました。「スパイダーマン4」と「ドゥームズデイ」は2025年初頭に撮影が予定されており、彼が両方のプロジェクトをどう管理するのか不安な人もいましたが、計画は整っているようです。「ドゥームズデイ」でのホランドの役割は、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」や「エンドゲーム」よりも重要になるでしょう。

もちろんこれは正確な情報だったとしても「現時点では」という注釈が必要なものであり、今後の数ヶ月で脚本や計画そのものが変更される事も十分にありえる事です。

MCUにおけるスパイダーマン/ピーター・パーカーは、アイアンマン/トニー・スタークをメンターとして「ホームカミング」、「ファー・フロム・ホーム」、「ノー・ウェイ・ホーム」の全てに渡ってスタークの影響を受けた物語となっていました。

そのスタークを演じていたロバート・ダウニー・Jrさんが「ドゥームズデイ」でドクター・ドゥームを演じる事でピーター・パーカーにどのような影響を与えていくことになるのか注目です。

映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」は 2026年5月 公開予定です。

「デッドプール&ウルヴァリン」、4k、Blu-rayの米リリースが10月22日に決定

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「デッドプール&ウルヴァリン」の 4k UHD、Blu-rayなどのディスクが 2024年10月22日 に北米でリリースされる事が発表されました。各種オンラインショップでの予約も始まっています。

全世界での興行収入が13億ドルを突破した「デッドプール&ウルヴァリン」はまだ少し劇場公開の期間が残されていますが、16.8億ドルの「Inside Out 2」には残念ながら届かずに終わることになりそうです。

なお、「Inside Out 2」が 6月14日 に劇場公開され、88日後の 9月10日 にディスクがリリース。「デッドプール&ウルヴァリン」が 7月26日 に劇場公開され、今回判明したリリース日の 10月22日 も 88日後と、これまた同じスケジュールで展開されていることで、「デッドプール&ウルヴァリン」のディズニープラス配信日は 11月6日 がやはり最有力となりそうです。※日付は全て現地時間です。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-deadpool-3-disney-plus-release-date-when-3/”]

なお、劇場公開は北米より早くから始まった日本ですが、日本でのディスクリリース情報は記事執筆時点で発表されていません。

映画「デッドプール&ウルヴァリン」は 2024年7月26日 から、日本は 2024年7月24日 より劇場公開中です。

ソース:‘Deadpool & Wolverine’ Gets a Glossy Pair of Limited-Edition 4K Steelbooks

マーベル・スタジオ幹部がゴーストライダーに興味を示す

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ:オール・アロング」のプロモーションインタビューに参加したストリーミング、 テレビ、アニメーション部門の責任者であるブラッド・ウィンダーバウムさんが、本作の特殊な撮影について言及しつつ、将来のプロジェクトとしてゴーストライダーに興味がある事をあかしました。

Collider とのインタビューで「アガサ:オール・アロング」の制作の裏側について質問されたウィンダーバウムさんは次のように回答しました。

私たちは過去の技術を取り入れました。30年、40年もスクリーンで使われていなかった技術を使って、スクリーンに魔法を創り出しました。場合によっては、私たちの職人たちは、これらの技術のいくつかを理解するために、実際に昔のオリジナルのクリエイターに頼らなければなりませんでした。すべては、アイアンマンの頃から私たちと一緒にいる特殊効果の第一人者であるダン・サディックの指揮のもと、これらの実践的な効果を実現しました。

ウィッチズロードを行くとき、このセットにはグリーン スクリーンが見当たらないことを知っておいてください。道中では、「わあ、どうやってやったの?」と思うような出来事が起こるはずです。

また、「私たちは、自分たちも含めてファンのために、あらゆることをできる限り良いものにしようとしています。」と述べ、「正直に言って、プロデューサーとしての私の仕事は、観客の一人であり続けること、常に『ファンとしてこれをただ何気なく観ていたら、どう感じるだろうか』と考えることだと思っています。」と制作に対するスタンスを明かしました。

そして、「好きなシリーズにGOサインを出せるとしたら何を選ぶか」と質問されたウィンダーバウムさんは「ダニー・ケッチの『ゴーストライダー』をやりたいですね。『ゴーストライダー』を観るためにここに来る人はたくさんいると思います。」と答えました。

コミックの2代目ゴーストライダーにあたるダニー・ケッチは他のゴーストライダーにはない「ペナンスステア」(贖罪の目)があり、この魔眼と眼を合わせた者は、自身がそれまで犯してきた罪によって他者に与えてきた苦痛が、全てその身にふりかかってくるという、ヴィランに対して極めて強力な能力を持っています。

テレビ部門最高幹部であるウィンダーバウムさんのイチ推しがゴーストライダー/ダニー・ケッチである事が今回判明しましたが、ゴーストライダー再登場に関する様々な噂がある中でどれが実現する事になるのか、今後の展開に注目です。

ドラマ「アガサ:オール・アロング」は ディズニープラスで配信中、次回、第3話は 2024年9月26日10時 より配信予定です。

ソース:Is It Witchcraft? “There’s Not a Green Screen in Sight” on ‘Agatha All Along’

ドラマ「アガサ:オール・アロング」、新たな予告がリオ・ヴィダルの正体をからかう

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ:オール・アロング」の新たなプロモーション動画が公開されました。本作でオーブリー・プラザさんが演じるグリーンウィッチ/リオ・ヴィダルは現状で正体が不明ですが、この新しい動画が彼女の正体をほのめかしているのではないかとファンは考え始めています。

5話ぐらいの映像だと考えられているこの新たな動画の中で、アガサ率いる魔女団がウィジャボードを使って何らかの霊と交信するシーンが含まれています。ここで「ここには私たちと一緒にいる人がいる」とアガサ・ハークネスは言い、DEATH と綴っています。

先日配信された2話では、リオ・ヴィダルがブラックハートである可能性がほのめかされていましたが、今回の動画ではコミックのサノスの意中の人でありデッドプールの恋人である死神レディ・デスの化身である可能性が浮上する事になりました。

もともとリオ・ヴィダルがレディ・デスである可能性は考慮されていましたが、今回の予告映像はその可能性を後押しするひとつではないかと見られています。

また、先日配信された「アガサ」のASMRライブでのリオの衣装はもはやグリーンではなく、両脇にドクロを置いている事なども、彼女がレディ・デスである事を示唆しているかもしれません。

リオを演じたオーブリー・プラザさんは本作のプレミアムイベントが行われたパープルカーペット上で興味深い発言をしていました。

「この役を演じさせてもらって本当にうれしいわ。ネタバレはできないけど、何が起こるか、その真相が明らかになるのは本当にすごい。特にファンは大興奮すると思います。」と、重大な秘密を抱えている事を明らかにしました。

ドラマ「アガサ:オール・アロング」は ディズニープラスで配信中、次回、第3話は 2024年9月26日10時 より配信予定です。

映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」上映時間が判明か、レーティングはこれまで通りとも

ソニー・ピクチャーズが制作するSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」の上映時間について、複数のチケット販売サイトが情報更新を行いました。また、本作がR指定になるかどうかについて、スクーパーが報告しています。

「ザ・ラストダンス」の上映時間について、オデオンは自社のウェブサイトで140分(2時間20分)と記載、しかし、シネワールドは120分(2時間)と記載しています。どちらが正しいのかは現時点で不明ですが、一般的に映画は2時間という思い込みもあり、後者が空欄を埋めるために取りあえず書きこんだという説はありえそうです。

過去のSSU映画の上映時間は以下の通りでした。

  • ヴェノム(2018):112 分
  • ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021):97分
  • モービウス(2022):104分
  • マダム・ウェブ(2024):116分

従って報告された情報のどちらが正しくても、「ヴェノム:ザ・ラストダンス」はSSU史上過去最長の映画になるようです。

また、本作が「クレイヴン・ザ・ハンター」や大ヒット中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「デッドプール&ウルヴァリン」のようにR指定になるかどうかについて、@Cryptic4KQual 氏は PG13 になる予定だと報告。

何故だというファンの質問対しては「マネー」という短いGIF画像で返答し、ソニーがより多くの観客を集められるようにR指定という選択肢を放棄している事を指摘しました。

「ヴェノム:ザ・ラストダンス」は同シリーズの脚本家ケリー・マーセルさんが、長編映画監督デビューとなる作品。脚本も引き続き担当しています。

キャストは引き続きトム・ハーディさんを主演とし、キウェテル・イジョフォーさん、リス・エヴァンスさん、ジュノー・テンプルさん、ペギー・ルーさん、アラナ・ユーバックさん、スティーブン・グラハムさんらが新たに出演。

映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」は 2024年10月25日 に米国劇場にて、11月1日より日本公開予定です。

ドラマ「アガサ:オール・アロング」、2話のチェックしておくべきポイントをピックアップ

2024年9月19日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ:オール・アロング」エピソード2「Circle Sewn With Fate / Unlock Thy Hidden Gate(邦題:いざ開かん 隠されし扉)」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

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ウィッチズロードに行きたいティーン

謎の少年”ティーン”はウィッチズロード(魔女の道)に行きたいとアガサに告げ、アガサについて色々調べていたこと、そして呪いを解いたのが自分であると明かします。

勉強はしたけど力が欠けているというティーンの頼みをアガサは断るものの、母エヴァノラのブローチを見てセーラム・セブンについて思い出したのか、これを承諾。共にウィッチズロードへと向かうことに。

ここでアガサがティーンに名前を尋ねるものの、封印の呪文によってその名前を聞き取る事は出来ません。ティーンは名前が何故か口に出来ないとは感じていないようで、聞き手側に効果を発揮する呪文のようです。

多くのファンはこのジョー・ロックさん演じるティーンがワンダの息子であるビリー(の転生した姿)だと信じています。「ワンダヴィジョン」でもワンダのカオスマジックを受け継いでいたビリーですから、ワンダの呪いを解けたとしても不思議ではありません。

コミックのビリーは赤ん坊の頃に死んだビリーの魂が別の家庭の夫婦の間に生まれた赤子に宿って成長した姿。血縁上はワンダとは他人になりますが、魂でつながっています。

カヴン

家を出た二人。ティーンがアガサの事を「Miss Harkness」と呼んでいるのは興味深いポイントで、ティーンはアガサを未婚だと考えているようです。1話で描かれたワンダの呪いの中でほのめかされた息子の存在は、やはり現実には存在しないのでしょうか?それともティーンの調査不足なのでしょうか。

アガサはウィッチズロードに向かうためにカヴン、つまり魔女団が必要だとし、新メンバーのリクルートに動き出します。

廃屋

アガサの隣の家は廃屋、というかほとんど更地になっていました。

©MARVEL,Disney

そこには「EVIL WITCH」(邪悪な魔女)と落書きされていたり、スカーレットウィッチのロゴマークに斜線が引かれたり、忌み嫌われている事が伺えます。

マキシモフ事変のあと、誰もここを買い取る事はしていない事に加え、これだけ嫌われているのはウェストビューの住人が事の真相を何も知らない事を表しています。

1話のジョン・コリンズも「ワンダ」の名前を出さないように言いつつ、アガサには親切に対応するなど、S.W.O.R.D.やアベンジャーズはマキシモフ事変の誤解を何も解いていないようです。

ティーンのボーイフレンド

ティーンを演じるジョー・ロックさんは同性愛者である事を告白していますが、そんなティーンにボーイフレンドからの電話が。ボーイフレンド役はマイルズ・グティエレス・ライリーさん。

特に目立ったやり取りはありませんが、ワンダの息子ビリーも同性愛者。コミックではクリーとスクラルのハーフの男性ハルクリングと2020年に結婚しています。

ただし、マイルズ・グティエレス・ライリーさんが演じるボーイフレンドはハルクリングではないとも報じられています。

占い師のリリア

コミックとは異なってカナ表記がリリア・コルデルに。原作のキャラクターについては他の魔女同様に以前に軽くまとめていますのでそちらをご覧ください。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-agatha-all-along-meet-the-witches-featurette/”]

450歳は超えているというリリアはアガサの事を見抜いていましたが、カヴンに加わることを拒否。しかしその時「ペンタクルの3」の予言を受け、4人の名前を記しました。

これについては以前にカードの情報が出ていました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-agatha-all-along-promotion-art/”]

「ペンタクルの3」は成功への道、第3者の協力を示すものであり、カードの意味のとおりにリリアは協力者となるべき人物の名前を記した事になります。

リリアは魔女がリンゴに毒を盛ったり、子供を誘拐したり、赤ん坊を食べたりすると人々に信じ込ませたのはアガサのせいだと責めています。

店を出るとカラスがアガサを見つめていました。これは後に判る事ですが、セーラム・セブンのメンバーの化身です。

薬師のジェニファー・ケイル

二人目の魔女は薬に長けたジェニファー・ケイル。コミックではヒーローの友人が多い魔女です。MCUでは「善玉入りキャンドル」という怪しいグッズを取り扱うアロマショップのオーナーとして登場。

ジェニファーもアガサやダークホールドについて知っており、その上で魔女社会もいまいち気に入らない様子。SNS上のトラブルの解決を餌にされ、しぶしぶ同行することに。

ジェニファーは「また子供を犠牲にするの?」と、リリアに続いてアガサが過去に子供と何かトラブルがあった事をほのめかしています。

警備員のアリス・ウー・ガリヴァー

次の魔女の元へ向かう前に、残りの二人のうちの片方が気に入らないらしく、アガサは名前の書いたメモを飲み込んでしまいす。

一旦腹ごしらえをということでアメリカンドッグ(コーンティーン)の店へ。

食べながら、アガサは次の魔女アリス・ウー・ガリヴァーは母親が魔女で、ローナ・ウーという名の有名なロックスターだったと説明。これに対してティーンはローナ・ウーのツアーに行ったことがあると話しますが、それはティーンの母が死ぬ前のことだったとの事。

ティーンがワンダの息子であるかどうかはまだわかりませんが、少なくとも実母は既に他界しているようです。

ここでも別のセーラム・セブンの化身であるネズミが登場し、アガサは急いでアリスのもとへ。アリ・アンさん演じるアリスはコミックでは刑事でしたが、MCUでは元警官の警備員として登場。

このシーンではティーンの事をペットの「トト」と紹介していますが、これは「オズの魔法使い」の主人公ドロシーの飼っている犬の名前です。

勧誘は上手くいきませんでしたが、アガサとティーンは家に戻ることに。

グリーンウィッチ

帰路を車で辿る最中、アガサはティーンに出身を訪ねます。しかし、ティーンの声だけがミュートされてしまい、名前を聞いた時と同様に発言内容を知る事が出来ません。やはりなんらかのプロテクトマジックがかけられているようです。

自宅に戻り、正装に着替えると、自宅前でコヨーテの姿を見かけます。これもまたセーラム・セブンの化身。夕暮れに訪れるとのことだったセーラム・セブンですが、既に監視を始めていたのです。

ティーンがカヴンの準備をしているところへジェニファー、リリア、少し遅れてアリスが到着。出発を急ごうとするアガサに対して、みなはもうひとりグリーンウィッチが足りないと指摘します。

これはアガサが飲み込んだメモに「黒いハート」で書かれていた人物ということで、グリーンウィッチがブラックハートである可能性がほのめかされています。

ブラックハートはメフィストの息子であり、最近発売されたゲーム「MARVEL vs. CAPCOM Fighting Collection: Arcade Classics」にも登場しています。

※動画は過去のオリジナル版のゲームのものです。

アガサとグリーンウィッチであるリオ・ヴィダルとの間には因縁がある事が1話からもわかっていますが、アガサは彼女の参加を拒んだ結果、ハートつながりでマキシモフ事変でハート夫人を演じさせられていたシャロン・デイヴィスをスカウト。現状では彼女に魔女の才覚があるかどうかは不明ですが、アガサの対応を見る限り数合わせの一般人のようにも見えます。

ザ・バラッド・オブ・ザ・ウィッチズロード

夕暮れが迫り、アガサはウィッチズロードへの扉を開くための儀式を開始。この曲の英語版は無料サントラとして公開されています。

歌詞の内容は物語の流れを示唆しているようでもあります。曲のとある部分では「乙女、母、老婆」と歌われており、1話で注目された母エヴァノラのブローチにもこれが刻まれていました。魔女を象徴するこの三人の女性は原作ではワンダ・マキシモフ、母親のナタリア・マキシモフ、そして師匠のアガサ・ハークネスを表していました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-agatha-all-along-witches-road-scarlet-witch-comic-explains/”]

儀式が思うように進まない中、アガサはリリアたちを挑発し、攻撃させる事で力を奪おうと画策。しかし、リリアがこれを制止し、目論見通りには行きませんでしたが、扉は既に出現していました。

セーラム・セブン

アガサたちが儀式をしている頃、ティーンはセニョール・スクラッチーを抱いて家の外にいました。道が暗くなり、街頭が灯り始める中、セーラム・セブンが登場。

セーラム・セブンのキャストはエンドクレジットにも表記されています。

©MARVEL,Disney


ウィッチズロードへの扉が開かれ、3話からは本格的な冒険の始まりの予感。MCU版では道の先に何が待ち構えているのでしょうか。

なお、これまでに公開されている予告ではリオ・ヴィダルやセーラム・セブンも続いて入ってくる、もしくは先回りしている事がほのめかされています。

ドラマ「アガサ:オール・アロング」はディズニープラスで配信中、次回、第3話は 2024年9月26日10時 より配信予定です。

ドラマ「アガサ:オール・アロング」、1話のチェックしておくべきポイントをピックアップ

2024年9月19日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ:オール・アロング」エピソード1「Seekest Thou the Road(邦題:道を探せよ)」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

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アグネス・オブ・ウェストビュー

開始数秒でアグネスは「The Ballad of the Witches’ Road 」の鼻歌を歌い、はやくもウィッチズロード(魔女の道)へと向かっている事が伺えます。

冒頭は刑事ドラマを彷彿とさせるシーンから始まり、デンマークの「ワンダヴィジョン」を原作とするドラマ「アグネス・オブ・ウェストビュー」のイントロが流されています。この時の楽曲は無料公開中。

これは「ワンダヴィジョン」とほぼ同時期に放送されていた人気の犯罪スリラードラマ「メア・オブ・イーストタウン」をオマージュしたもので、タイトルロゴのフォント、画面の色調などかなり似せて作られています。

刑事ドラマ風の撮影が行われていることが2023年1月に目撃されており、「ワンダヴィジョン」が名作シットコムを模倣した作りになっていたように、ワンダの呪いにかけられたアガサ・ハークネスがアグネスとして刑事ドラマの役を演じている事が予想されていました。

ブローチ

「アグネス・オブ・ウェストビュー」のイントロの少し前、アグネスは森の奥の水たまりの中からブローチを拾い上げてポケットにしまいます。

このブローチは「ワンダヴィジョン」でアガサ・ハークネスがつけていたものであり、8話冒頭で母エヴァノラ・ハークネスを殺害後に奪い取ったものでした。

©MARVEL,Disney

後のシーンではノームの鑑定によってブローチは17世紀後半の米ニューイングランドのものだと判明。「ワンダヴィジョン」8話の冒頭での回想シーンが1693年のマサチューセッツ州セイラムだった事と一致しています。

中に遺髪がある事がわかりますが、「ワンダヴィジョン」ではブローチを奪い取ってすぐに飛び去っているため、エヴァノラの髪であるかどうかは疑いの余地があります。

ジェーン・ドゥ

森で見つかった身元不明の女性の遺体はワンダ・マキシモフの死を如実に表現しています。顔こそ見せてはもらえませんが、「ワンダヴィジョン」でのワンダの服装に似ている他、ダークホールドの影響による指の黒色化、そして物語の後半では緋色の髪が確認出来ます。

図書館

アグネスは手がかりの図書カードを手に図書館へ。書士を演じているドッティの説明によると、本は3年前に盗まれたものだがコピーが大量にあるとの事。

「対話とレトリック:語られた歴史における学びと議論」は邦題ですが、コアなマーベルファンはこの原題の「Dialogue and Rhetoric: Known History of Learning & Debate 」の頭文字を取るとD.A.R.K.H.O.L.D.になる事がこの時点で気づいていたかもしれません。気づかなかったとしても物語の後半で明かされています。

エピソード内で言及されなかったのは著者の方で、Andrew Ugo と記されています。これはアナグラムになっていて、文字を並び替えると Wundagore 、つまりワンダゴアとなり、ここでもワンダに関する言葉となっています。ちなみにワンダゴアのスペルはこれが正しいもの。ワンダのスペルは Wanda でカナ表記とアルファベット表記が一致しないので錯覚しますが、ミスではありません。

本の貸出の日付はちょっとしたイースターエッグが含まれています。

©MARVEL,Disney

日付の一部は以下のような意味が含まれています。

  • 2月16日:エリザベス・オルセンさんの誕生日
  • 8月28日:ワンダ・マキシモフの制作者ジャック・カービーさんの誕生日
  • 6月2日:ケヴィン・ファイギ社長の誕生日、現実の歴史上でブリジット・ビショップが魔女として有罪判決を受けた日(その後6月10日に処刑)
  • 12月28日:スタン・リーの誕生日
  • 1月21日:「ワンダヴィジョン」の配信がスタートした日

本のコピーを確認しようと考えたアグネスでしたが、それらは全て焼け焦げていました。ワンダが「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のラストで全てのダークホールドを処分しようとしたことを示しているようです。

オフィスにて

署に戻ったアグネスは自分のオフィスへ。署長役のノームがついてきます。

部屋に入ると画面左奥にうさぎの置物と観葉植物の鉢植えが見えますが、次のカットでは鉢植えが別のものに変化しています。

©MARVEL,Disney

このあとのシーンではまた植物に戻っています。少年の写真については次の項目で触れるとして、ここではジェーン・ドゥの爪に付着していた土から東欧にしか存在しない微生物が検出されたとの事。東ヨーロッパの一国として設定されているソコヴィアをほのめかし、ここでもジェーン・ドゥがワンダである事を示唆しています。

ニコラス・スクラッチ

ブローチの鑑定を終え、署長からも帰るように言われたアグネスは帰宅。切ない表情で子供部屋を眺めていました。

部屋の主はニコラス・スクラッチ。合唱コンクールの優勝の盾などが確認出来ます。少年が描いたと思しき絵のタッチから察するにまだ幼い少年であり、オフィスで見かけた謎の写真がニコラスである事を匂わせています。

ニコラスは原作コミックにおけるアガサ・ハークネスの息子。もともとコミックではアガサが老婆であり、その息子であるニコラスは少年ではなくオッサンです。

コミックのアガサはニューセーラムの魔術師コミュニティで暮らしていましたが、ファンタスティック・フォーのリード・リチャーズとスー・ストームの間に生まれたフランクリンの乳母としての仕事を頼まれてコミュニティを抜けました。これに怒ったニコラスがアガサ、そしてファンタスティック・フォーと戦う展開になりました。

さらにニコラスは「ドクター・ストレンジ」のヴィランだったドルマムゥのために働いていましたが、後に地獄に追放された後、メフィストと同盟を組みました。

このシーンを見るにコミックの親子関係とはかなり異なる様子ですが、MCUにニコラスは登場してくるのか注目です。

ワンダは生きている?

遺体安置所でのアグネスとリオとのやり取りの中で、アグネスの「どうして(彼女は)死んだの?」という問いに対してリオは「That witch is gone.」(あの魔女は消えたの)と答えています。gone は死という意味でも扱われるワードですが、前後のやり取りからしてリオはワンダのその後を知っていて、なおかつ生きている事を示しているのでしょうか。

時系列が判明

ワンダの呪いから解き放たれたアガサ・ハークネスはハーブことジョン・コリンズから約3年が経過している事を知らされます。

これは配信以前からわかっていた事ですが、あらためてこれが「ワンダヴィジョン」の推定時系列である2023年11月から3年が経過した2026年の後半である事がわかります。

MCUの時系列のうち、「ロキ」や「ホワット・イフ…?」などマルチバース絡みの特殊な作品を除けばこれまで最後尾にあったのは「マーベルズ」。「マーベルズ」の監督はカマラ・カーンが16歳だと話しており、ドラマ「ミズ・マーベル」から年を取っていない事を考慮して、「マーベルズ」は 2025年12月 から 2026年2月 頃までのどこかに位置づけられると推測されています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-the-marvels-director-comments-ms-marvel-age/”]

「アガサ:オール・アロング」はそこから約半年ほど間隔をあけての最新の時系列に位置する事になりました。

「ホークアイ」の 2024年のクリスマスと同時期の「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の後を描く「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」でワンダが消えてから、約1年ちょっとから2年ほど、アグネスは呪いにかかったままアグネスを演じ続けていた事になるようです。

セニョール・スクラッチー

うさぎのセニョール・スクラッチーが再登場。息子の名前の一部が与えられているこのうさぎは、「ワンダヴィジョン」では悪魔の化身として設定されていました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/wanda-vision-director-commented-episode-10-and-deleted-scene/”]

この設定が残されているのか、新たに別の設定が与えられているのかは、今後のエピソードを注意深く見ていく必要があります。

セーラム・セブン

再び、今度は派手に家に押しかけてきたリオ・ヴィダルは「セーラムの7人(セーラム・セブン)」の存在を告げています。

彼らはコミックではニコラス・スクラッチの息子たちであり、すなわちアガサ・ハークネスの孫たちでしたが、MCU版では「ワンダヴィジョン」8話でアガサ・ハークネスが始末した魔女たちの娘ではないかとも考えられています。

エンドクレジットでは、「21世紀の現代の魔女」というタイトルで、「奥様は魔女」、「白雪姫」、「オズの魔法使い」、「ザ・シンプソンズ」といった作品の魔女たちが紹介されています。

エンディングテーマは Donovan の「Season of the Witch」。



ドラマ「アガサ:オール・アロング」はディズニープラスで配信中、次回、第3話は 2024年9月26日10時 より配信予定です。

「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」、フランク・グリロさんがネタバレしすぎで何度もクビになりかけたと明かす

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」でクロスボーンズ/ブロック・ラムロウを演じたフランク・グリロさんが、当時ネタバレをし過ぎてクビになる所だったというエピソードを明かしました。

海外メディア Comicbook.com とのインタビューで DCEU の新作「ピースメーカー」シーズン2や「スーパーマン」について質問された際、フランク・グリロさんは「残念ながら、問題になりそうな事は何も言えません。」と回答。

そしてMCUに出演していた頃を振り返り、「僕は本当に嘘が下手なんです。マーベルに36回もクビにされそうになりました。嘘は絶対につきたくない。だから、ついつい言ってしまうんです。何度も警告は受けましたよ。」と、過去の失敗談を明かしました。

いつか MCU に戻りたいかと聞かれると、グリロさんはマーベルと DC の両方での経験について肯定的な意見を述べた上で、次のように答えました。

「人生のこの時点では、私が現実で真実だと思っていたすべてのことが、大人になった今、もし私にそうするように頼まれたら、喜んで戻ってやりたいと学びました。そして、私はDCでやっていることをとても気に入っています。私はジェームズ・ガンとピーター・サフランが大好きだし、彼らは私に素晴らしい機会を与えてくれた。しかし、現時点では、自分がやってきたことすべてに満足しているし、もちろん喜んでやるつもりです。もし彼らが私に会ってくれて、何か素晴らしいことがあれば、私は間違いなくそれを実行する準備ができています。」

フランク・グリロさんはキャプテン・アメリカシリーズで退場した後、アニメ「ホワット・イフ…?」でラムロウの声を再演しました。今後はまた実写で再登場する可能性はあるのでしょうか。

映画「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」、アニメ「ホワット・イフ…?」はディズニープラスで配信中です。

ソース:Frank Grillo Says Marvel “Almost Fired” Him Multiple Times for Leaking News

「アガサ:オール・アロング」、ショーランナーが1話でジェーン・ドゥの顔が映らない理由を語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ:オール・アロング」のショーランナーを務めるジャック・シェーファーさんが、海外メディア TV Line とのインタビューで、1話のジェーン・ドゥの顔が映されない理由について語りました。

※これより先は「アガサ:オール・アロング」1話のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

1話の冒頭、森の奥で見つかったジェーン・ドゥ(身元不明の遺体)の顔が一度も画面に映されなかった理由について質問されると、シェーファーさんは「それは本当に答えるのが難しい質問です・・・」と前置きしつつ、「彼女の顔を映す予定は最初からありませんでした。作風的にも、この番組は彼女の物語ではありませんから。死体がひっくり返ったとき、カメラがアガサの顔に向けられる様子が本作のテーマでした。私たちの注目はそこにあり、番組の焦点はそこにあるんです。」と、主人公はアガサ・ハークネスである事を強調しました。

ジェーン・ドゥの服装、黒ずんだ指、検出された東欧の微生物、緋色の髪、あらゆるヒントがそれがワンダである事をほのめかしていました。誰もがこれがワンダであると確信した上で、物語の後半になると足首のタグには「W Maximoff」と表示され、答え合わせが行われました。ただし、リオ・ヴィダルはワンダの死を認めず、「That witch is gone.」と曖昧な回答をするにとどめました。

ワンダのその後を描くプロジェクトが進行中だと最近も報じられており、過去には「アベンジャーズ:ザ・チルドレンズ・クルセイド」を原作として開発されているとも言われていました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-wanda-avengers-childrens-crusade-rumor/”]

ワンダの未来についてはまだまだ不透明な部分が多いですが、ワンダの呪縛から抜け出したアガサ・ハークネスはウィッチズロードの終点で何を得る事になるのでしょうか。

ドラマ「アガサ:オール・アロング」シーズン1は2話までディズニープラスで配信中です。

ソース:Agatha All Along Boss Explains Why [Spoiler]’s Face Was Never Shown in Episode 1

「アガサ:オール・アロング」、ショーランナーがワンダの生死について言及

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ:オール・アロング」のショーランナーを務めるジャック・シェーファーさんが、海外メディア The Wrap とのインタビューの中で、ワンダ・マキシモフの生死についてコメントしました。

The Wrap は「ワンダゴアの崩落によってスカーレット・ウィッチは死んだが、ワンダ自身は生きているのではないか」という独自理論を突きつけると、シェーファーさんは次のように回答しました。

「私はポーカーフェイスを保っています。私が言いたいのは、あなたの思考の働き方が本当に好きということです。それがその理論に対する私の反応です」

そして、「これはアガサ・ハークネスのショーです。だから、舞台の中心に立つ女性はアガサだと言えるでしょう。」と述べました。

「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のラストでワンダは赤い閃光を放った結果、生き延びているのではないかと考えられていましたが、「アガサ:オール・アロング」の1話ではジェーン・ドゥがワンダである事がしきりに示唆されており、ワンダが死亡したという解釈の元で話が進んでいます。

多くのファンはワンダが戻ってくると信じており、単独映画が開発中だという噂もその兆候を示している中で、このドラマにエリザベス・オルセンさんのカメオ出演があるのかどうか注目されています。

挿入歌である The Ballad of the Witches’ Road では「乙女、母、老婆」と歌われており、魔女を象徴するこの三人の女性は原作ではワンダ・マキシモフ、母親のナタリア・マキシモフ、そして師匠のアガサ・ハークネスを表していました。

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MCUにおける「乙女、母、老婆」とは一体誰のことを指しているのか、今後の展開に注目となりそうです。

ドラマ「アガサ:オール・アロング」シーズン1は2話までディズニープラスで配信中です。

ソース:‘Agatha All Along’ Showrunner Weighs in on Whether Wanda Is Really Dead