マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」に登場するコスモ・ザ・スペースドッグを演じるスレートちゃんは、ジェームズ・ガン監督のせいで撮影モードに入れなかったと、制作スタッフによって明かされました。
本作のVFX制作スーパーバイザーのステファン・セレッティさんは海外メディア Comicbook.com とのインタビューにて、俳優犬のスレートちゃんについて次のように述べています。
彼はほとんど参考資料程度でした。彼をスキャンして、この毛皮も何もかも参考にしたんです。彼にいろいろなことをやってもらって、質の良い素材を使って、あらゆるものの動きやカメラの使い方を研究しました。コスモのシーンがあるたびに、スレートにカメラの前に来てもらって、彼が光の中でどんな風に見えるかとか、そういうことがよくわかるように考えたのです。
俳優犬である彼がこのような状態になったことについて、ステファン氏はガン監督の影響があった事を明かしました。
スレートは撮影に使えるような状態ではありませんでした。でもとても美しい犬でした。ジェームズは犬が大好きなんです。だからスレートが現場にくるとジェームズはスレートと遊び始めるんだけど、撮影が始まる頃にはスレートは『ああ、監督どっか行っちゃった。僕知らないよ。僕はもっと遊びたいんだ。』というような感じでした。でも撮影現場にスレートがいるのは素晴らしいことでした。私たちはいつも彼を見て、参考にすることができたのです。
本作のコスモがほぼほぼCGだった原因は、スレートちゃんの遊び心に火を付けてしまった監督が原因だったようですが、今後のMCUでコスモが再登場する際に、彼が演技に集中できるのか、それともまた遊んでしまうのか注目となりそうです。
スレートちゃんはMCUでフィーチャーされる2匹目の犬で、もう1匹、ドラマ「ホークアイ」でラッキー・ザ・ピザドッグ役でデビューしたジョルトちゃんがいます。過去にはスレートちゃんとジョルトちゃんのプライベートツーショット写真なども公開されていました。
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