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「デッドプール&ウルヴァリン」、黒澤監督「羅生門」他、40近いアイデアがファイギ社長に断られたと主演俳優が明かす

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マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「デッドプール&ウルヴァリン」について、ケヴィン・ファイギ社長がライアン・レイノルズさんが、本作の開発初期の段階のやり取りについて、海外メディア Empire Magazine との特集記事の中で明かしています。

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ライアン・レイノルズさんは、FOXが買収される前に企画されていた「デッドプール3」について、「ウルヴァリンとデッドプールが共に体験した出来事を、それぞれが全く異なる視点から語る『羅生門』(1950年:黒澤明監督作)のような物語」だとかつてSNS上で明かしていたように本作のプロトタイプについて説明します。

しかしながらこの「ひとつの出来事を3つの視点から語る」という羅生門のスタイルは「小さなスケールで大規模な映画を作るための賢い方法」とファイギ社長は称賛しつつも、「デッドプール3」の大局をまだ理解していなかった事が原因で断ったと言います。

その理由について、ファイギ社長は「実際には、デッドプール3の初期段階では、企画にデッドプールをどのように組み込むかさえわかりませんでした。」と開発当初を振り返り、次のように述べました。

私はミュータントとX-MENをマーベル・シネマティック・ユニバースにどう取り入れるかを考えていましたが、それは単に過去のヒットを再現する以上のものでなければならないと思いました。しかし、本当に、ライアンはアイデアの宝庫です。彼は他にも25程の考えやアイデアを提案してくれました。

レイノルズさんは「私は振り出しに戻って、約 18 種類の異なるトリートメントを書き上げました」とその後の展開について話しています。

それらの中には、予算が 1,000 万ドル以下のサンダンス映画のようなものもありました。これまで使用していなかった方法で IP を使用するようなものもありました。より大規模なものもあれば、その中間ぐらいのものもありました。

しかしそれらのほとんどもまた採用には至らず、アイデアの海の中に沈んでいったようです。

続けて、「この映画を作る理由を探ろうと、私たちは確かに少しだけ空回りしました」と製作総指揮のウェンディ・ジェイコブソンさんは語ります。「ヒューが手を挙げてから 2 か月後、私たちは新たな準備を始めました。正直に言うと、これは私がこれまで見た中で最も早い方向転換の一つでした。」とコメントし、今ある形にまとまって行くことになったと説明しています。

現在、「デッドプール&ウルヴァリン」は再び撮影をしている最中ですが、「マーベル・スタジオは『デッドプール&ウルヴァリン』の出来栄えに大変満足しており、何も変えたくないようだ。」と報告されており、この追加の撮影はカメオを増やすためだけのものだと言われています。

様々なアイデアの積み重ねによって完成した本作について制作陣は一様に満足しているようですが、どのような作品に仕上がっているのか、劇場公開まで残す所3ヶ月を切っています。

本作の米公式あらすじは以下の通りです。

中年の危機を経験しながら職業上の挫折に直面した後、ウェイド・ウィルソンはデッドプールを正式に引退し、中古車のセールスマンになることを決意しました。しかし、友人、家族、そして全世界が危険にさらされているとき、デッドプールは引退生活から刀を持ち出すことを決意する。彼は、自分たちの生存だけでなく、最終的には彼らの遺産のために戦うために、消極的で警戒心のあるウルヴァリンをスカウトします。

「デッドプール&ウルヴァリン」はライアン・レイノルズさんとヒュー・ジャックマンさんに加え、 「デッドプール」シリーズからカラン・ソーニさん(ドーピンダー)、レスリー・アガムズさん(ブラインド・アル)、モリーナ・バッカリンさん(ヴァネッサ)、ステファン・カピッチッチさん(コロッサス)、ブリアナ・ヒルデブランドさん(ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド)、忽那汐里さん(ユキオ)、ロブ・ディレイニーさん(ピーター)の再登場が確認されています。

また、「X-MEN」シリーズや「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」でプロフェッサーXを演じたパトリック・スチュワートさんが本作の撮影を終えた事をほのめかし、出演を暗に認めていました。

そのほかにも多くの再登場キャラクターがいるとも報じられています。

そして以前には、ソーを演じるクリス・ヘムズワースさんが「デッドプール3」にカメオ出演したいとも明かし、「デッドプール3」の脚本家も実現すればクールだと語っていました。

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映画「デッドプール&ウルヴァリン」は 2024年7月26日 に劇場公開予定です。

ソース:Kevin Feige Passed On Ryan Reynolds’ First Deadpool 3 Pitch: ‘I Wasn’t Sure How To Incorporate Him’

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◆2024年7月26日「デッドプール&ウルヴァリン」
◆2024年11月1日 SSU「ヴェノム:ザ・ラスト・ダンス」(米10月25日予定)
◆2024年12月13日 SSU「クレイヴン・ザ・ハンター」(日本未定)
◆2025年2月14日「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」(日本未定)
◆2025年7月25日「サンダーボルツ*」(日本未定)
◆2025年11月7日「ブレイド」(日本未定)





管理人ミルク

アメコミと出会ってはや20年以上、初めて買ったマーベル・コミックはオンスロート。X-MEN vs STREET FIGHTERではシリーズを通してマグニートーを愛用。