マーベル・スタジオが開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ」5作目の映画でロバート・ダウニー・Jrさんが戻ってくる事が発表されてもうすぐ一ヶ月。これがどのように実現したかについて、RDJさんが海外メディア The Hollywood Reporter とのインタビューで語っています。
RDJさんは、まずディズニーパークに貢献したいというアイデアがあったとし、それをディズニーのボブ・アイガーCEOに直談判しに行った事を明かしました。
1年前ぐらいかな、(ケヴィン・)ファイギと僕はいつも連絡を取り合っているんです。僕らは仲間だからね。ファブローとファイギ、僕は連絡を取り合っています。ルッソ兄弟とも親しいよ。ボブ・アイガーのところに行きたいという直感があったし、MCU以外でも、パークで起こっていること、そしてロケーションベースのエンターテインメントにどう貢献できるかというアイデアがあったんです。
これにより、ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パークの「アベンジャーズ・キャンパス」の新アトラクション「スターク・フライト・ラボ」でトニー・スタークを再演する事が決まったといいます。
そして、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長と、映画プロデューサーであり妻であるスーザン・ダウニーさんを交えた会話について次のように振り返りました。
スーザンと私は、あるときファイギと一緒に座っていました。彼は、「もし君が戻ってくるとしたら……」と言いました。どうすれば後戻りしないか、どうすれば期待を裏切らないか、どうすれば期待に勝ち続けられるかを考え、そして、彼はヴィクター・フォン・ドゥームを提案したんです。私はこのキャラクターを調べて、「すごい」と思いました。その後、ケヴィンは「ヴィクター・フォン・ドゥームを正しく理解しよう。正確にね。」と言いました。
その後の流れについてもRDJさんは説明しています。
ボブの家に行ったのですが、その体験をどう表現したらいいのかわかりません。本当に素晴らしい体験をたくさんしました。アイガーの部屋に行って、座って「本当にこれをやりたいんだ」と話し始めると、彼は「気に入ったよ」と言いました。私は「彼も気に入ったんだ」と答えました。
ボブは「イマジニアリングのキャンパスに来て」と言いました。ファイギと私はキャンパスに行き、そして――二人の男が同時に驚かされるなんて、そう簡単にはいかない話です。
あまり多くは話せませんが、そこで起こったことは、私が想像していた可能性をはるかに超えていました。私にとって神秘的だったのも不思議ではありません。また、これは、エンターテイメントを求める特定の観客に、彼らが体験したいと切望している何かを提供できる唯一の方法だと感じました。その方法で、エンターテイメントの未来への興味を育み続けることができるのです。
他にどこへ行けばいいのでしょうか? つまり、今起こっているのはクレイジーで奇妙なことなのです。もしそれがすべてダメになったら、多くの人が史上最高の映画だと言うものをリメイクするだけです。
今回のインタビューで注目したいポイントがひとつ、彼らはヴィクター・フォン・ドゥームについて話し合ったとRDJさんが発言している事。
コミコンではあくまでドクター・ドゥームとして紹介されていたため、仮面の下がヴィクターではなくトニー・スタークやナサニエル・リチャーズなどの別人である可能性が考慮されていました。
仮面の下が別人説はRDJさんがインスタに「New mask, same task」と投稿した事に起因しています。この言葉をトニー・スタークが新しいマスクを被ると多くのファンが解釈していました。
この投稿をInstagramで見る
しかし今回のRDJさんの発言が正確であるならば、彼が演じるのはヴィクター・フォン・ドゥームと考えて差し支えなさそうですが、そうなるとインスタのコメントの解釈としては「同じマーベルの仕事で新しいマスクを被る」という意味になるのでしょうか。
ドクター・ドゥームが実際にどういうキャラクターになるのか、注目となりそうです。
映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」は 2026年5月 公開予定、映画「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」は 2027年5月 公開予定です。