MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズやDC映画「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」のジェームズ・ガン監督が、マーベルとDCのクロスオーバー映画について両スタジオと話し合った事を明かしました。
I’ve casually talked to the powers-that-be at both Marvel & DC about it. I would love for it to happen. I don’t think it’s likely, but I don’t think it’s an impossibility either. THAT SAID, just constantly seeing crossovers & mashups is less enchanting to me than a strong story. https://t.co/mJ8GQzSI4j
— James Gunn (@JamesGunn) June 17, 2021
ファンから「マーベルとDCの大ヒットクロスオーバーの可能性はないのですか?」と質問されたガン監督は、以下のように述べています。
マーベルとDCの両方の上層部の人たちと何気なく話したことがあります。ぜひ実現してほしいと思っています。可能性が高いとは思いませんが、不可能だとも思いません。
しかし、ガン監督はクロスオーバーのためのクロスオーバーを作るのは好きではないと付け足しています。
多くの人々が、特定の映画の実際のストーリーやキャラクターよりも、クロスオーバー、カメオ、参照、ポストクレジットシーンに興味を持っているように見えることに、私は時々、不愉快さを感じます。映画を作るとき、私は99.9%の時間をストーリーとキャラクターについて考え、残りの0.1%の時間を費やしています。
コミックではマーベルとDCのクロスオーバーはすでに行われています。1976年3月にマーベル・コミックスとDCコミックスが共同で出版した「スーパーマン対アメイジング・スパイダーマン」というコミックを初めとして、その後何度かクロスオーバーが行われています。
ライバル関係にある2つのコミック会社間のクロスオーバーでより有名なのは、1996年と2003年に両社が共同で出版した「DC vs. Marvel」と「JLA/Avengers」です。これらのクロスオーバーにおける象徴的な場面の例としては、ワンダーウーマンがソーのハンマーを持ち上げたり、ダークサイドがインフィニティ・ガントレットを装着したことが挙げられます。
ガン監督の言うように映画でのクロスオーバーも不可能ではないと言えますが、現実的にはかなり難しいのは間違いありません。マーベルもDCも今現在実写の世界を拡張している最中であり、いつの日かキャプテン・アメリカとスーパーマンがスクリーンで戦う事を願いつつ、まずは発表されている作品群を楽しむのがよさそうです。