【噂話】アニメ「X-MEN’97」シーズン2は2026年配信か

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「X-MEN’97」のシーズン2が2026年の配信になると、海外メディア NPN が報じました。シーズン2は 2023年2月 にウルヴァリン役のカル・ドッドさんが収録開始を報告しており、2025年には配信されるのではと期待されていましたが、そうはならないようです。

今年初め、制作者兼脚本家のボー・デマヨさんが第2シーズンの制作を終え、第3シーズンの制作を開始した後、突然マーベル・スタジオから解雇されました。

記事によると、このあと、ストーリーと脚本に変更が加えられたため、番組の初放送日は2026年に延期されたと言います。現在はアニメ「ホワット・イフ…?」のマシュー・チョウンシーさんが脚本を引き継いでいるとも報じられています。

THRの報道によると、オリジナルの「X-MEN: ザ・アニメーション・シリーズ」のエグゼクティブ・プロデューサーであるラリー・ヒューストンさん、エリック&ジュリア・ルウォルドさんらは、同シリーズのコンサルティング・プロデューサーとして残る予定との事。

8月に開催された D23 ではシーズン2の初映像がお披露目され、スタジオの幹部は新たなチームが参戦する事を予告していました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-x-men-97-season-2-new-teams/”]

アニメ「X-MEN’97」シーズン2はディズニープラスで配信予定です。

ソース:EXCLUSIVE: ‘X-Men ‘97’ Season 2 To Premiere In 2026

「アガサ・オール・アロング」、刑事ドラマから始まった理由が明かされる

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ・オール・アロング」のショーランナーを務めるジャック・シェーファーさんが、海外メディア Variety とのインタビューで、本作に「メア・オブ・イーストタウン」をオマージュした刑事ドラマからスタートした理由について語りました。

シェーファーさんは「ワンダヴィジョン」の頃から「CSI」のような刑事ドラマを彷彿とさせるようなエピソードをやるというアイデアを持っていたと明かしつつ、同ドラマがシットコムに重点を置くようになってそのアイデアは隅に置かれていたと語りました。

「ワンダヴィジョン」のあと、アガサ・ハークネスのスピンオフが決まった時に、このアイデアをすぐに復活させたとも言います。

「『ワンダヴィジョン』のファンが大好きなのは、彼らにとってとても身近で大切なものに完全に没入する感覚だと思います。私は骨太なドラマや殺人ミステリーものが好きですが、デッドガールのような比喩が好きではないので、決してやりません。それらはしばしば搾取的であるのが嫌いです。だから私にとっては、『この衣装を着て、これらの番組の1つに出演しているふりをしよう』という感じでやるのは、とてもごまかしでした」と述べました。

そして「アガサ・オール・アロング」の冒頭で犯罪ドキュメンタリーとして展開するのは、観客をアガサの世界観の中に引き込むためだとし、「アガサは他人の闇を見ること、人々が利己的で自己中心的で邪悪なのを見ることに喜びを感じます。だから、彼女は犯罪ドキュメンタリーのジャンルを好きだと思います。視聴者としてではなく、彼女はそれが人々の醜さを指摘していると考えるからです。」と説明しました。

「ワンダヴィジョン」のワンダも幼少期に見ていたお気に入りのシットコムが影響していたという設定でしたが、本作でアガサ・ハークネスが刑事ドラマ風の世界に閉じ込められていたのもアガサの深層心理が影響している、という設定のようです。

ただし、呪いから解放された直後のジョン・コリンズ(ハーブ)との会話では犯罪フィクションの主人公を演じていたのは「ここ数日」の話であるとされているため、それ以前はまた別のお気に入りのジャンルを演じていたのかもしれません。

ドラマ「アガサ:オール・アロング」はディズニープラスで配信中、次回、第3話は 2024年9月26日10時 より配信予定です。

ソース:‘Agatha All Along’ Creator Jac Schaeffer on Inventing Agatha, Theories About Joe Locke’s Teen and Directing Patti LuPone

「アガサ・オール・アロング」ショーランナーがティーンの正体に関するファン理論について言及

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ・オール・アロング」にはいくつかの秘密が隠されているとファンは睨んでいますが、そのうちの一つ、ジョー・ロックさんが演じるティーンが誰なのかという事はその中でも大きな要素となっています。これに対するファンの理論について、ショーランナーのジャック・シェーファーさんがコメントしました。

海外メディア Variety とのインタビューでジャック・シェーファーさんはティーンの正体について質問され、次のように回答しました。

観客から何かを隠して、後で『ブー!』ってなるのが好きじゃありません。それでは芸術性がないと思います。だから、ティーンが誰なのかを隠そうとしたとき、最初の質問は、「なぜ?それがどんな役に立つのか?」でした。答えは、彼の謎がアガサに与える影響です。それは彼女に何をもたらすのか?それが彼女をどう動かすのか?それが彼女の感情にどう響くのか?

ファンは配信前の予告の段階からティーンの口が呪文で封じられている事に気づき、2話のドライブのシーンではティーンの声だけがミュートされる現象も。ここで読唇術を試みるファンも現れ、こうした推測が実を結ぶかどうか尋ねられると、シェーファーさんは笑って「私が言いたいのは、そこは私が最初に調べる場所ではないということです。全く無関係というわけではありませんが、他に調べるべき場所はあります。」と述べました。

ジャック・シェーファーさんが以前に携わった「ワンダヴィジョン」を様々な秘密を含んでいた事で、ファンは予想に躍起になっていましたが、これを振り返ってシェーファーさんは「今でも心臓が止まりそうになります」と言います。

「私の関心事は視聴者に最大限楽しんでもらうことなので、人々がそれを先読みすると不安になります。人間には自分がどんな体験を望むか決める能力があると信じなければなりません。でも、それは回り道だと知って自分を慰め、その道が楽しいものであることを願っています。」

そして少しため息をつきながら、「最終的に失望した人々の反応を見ると、少し悲しくなります。心が痛くなります。でも『アガサ』に取り組むとき、それは頭の片隅にありませんでした。そういった事は本当にコントロールできません。それは私の手の届かないレベルのファンなのです。」

ティーンの正体については公式がネタバレしているとの報告もありますが、ファンの理論としては「ワンダの息子、ビリーである」説と最近浮上しているのが「アガサの息子、ニコラス・スクラッチである」説がほとんどです。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-agatha-all-along-revealed-teen-real-name/”]

シェーファーさんの言う調べるべき場所とはどこなのか、1話には確かに不思議なシーンがありましたが、何らかの関係があるのでしょうか?

ドラマ「アガサ:オール・アロング」はディズニープラスで配信中、次回、第3話は 2024年9月26日10時 より配信予定です。

ソース:‘Agatha All Along’ Creator Jac Schaeffer on Inventing Agatha, Theories About Joe Locke’s Teen and Directing Patti LuPone

「アイアンマン」、オバディア役ジェフ・ブリッジスさんがMCU復帰をほのめかす

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アイアンマン」でオバディア・ステインを演じたジェフ・ブリッジスさんが、「アイアンマン」の削除された脚本とMCUでの再登場の可能性について言及しました。

Happy Sad Confused ポッドキャストに出演したジェフ・ブリッジスさんは、「誰にも分かりませんよ。すべては SF だし、私がまた現れるかもしれない。」と述べつつ、「アイアンマンの脚本を読んだとき、オバディア・ステインが最後にあの容器に落ちるシーンがありました。私が読んで出演に同意した脚本では、彼らはそれ(鎧)を引き抜いて開けましたが、私はそこにいないという内容でした。」と公開バージョンにはなかった部分について明かしました。

そのシーンが実際に撮影されていたのかは不明ですが、制作時にはオバディアの死は曖昧な状態に設定されていたようで、MCUに再登場する余地はマルチバースのオバディアや回想シーンという選択肢も含めて十分に残されているようです。

また、2008年の「インクレディブル・ハルク」でサミュエル・スターンズを演じたティム・ブレイク・ネルソンさんが、17年ぶりに「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」に再登場するといった事もあり、「アイアンマン」のオバディアが今後のMCUに再登場したとしてもそう不思議ではありません。

ドラマ「アイアンハート」ではアルデン・エーレンライク(オールデン・エアエンライク)さんがオバディア・ステインの息子エゼキエル・”ジーク”・ステインを演じるとも報じられており、「ホワット・イフ…?」などの特殊な作品を除けばこれが直近での注目作に、そうでなければ「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」などで再登場がありえるかもしれません。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-iron-heart-han-solo-star-chat-rdj/”]

映画「アイアンマン」はディズニープラスで配信中です。

ドラマ「アガサ・オール・アロング」、ウェストビューの急激な人口減少についてショーランナーが解説

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ・オール・アロング」の制作と脚本を務めるジャック・シェーファーさんが、本作の1話、2話の舞台となっているウェストビューの「ワンダヴィジョン」からの変化について、海外メディアとのインタビューの中で言及しました。

「ワンダヴィジョン」の開始当初、ウェストビューの人口は3892人でした。

©MARVEL,Disney

しかし、「アガサ・オール・アロング」の2話でアガサとティーンが魔女団のメンバースカウトから自宅に戻る際に映される看板では、2251人にまで減少している事がわかります。

©MARVEL,Disney

この変化に対し、ジャック・シェーファーさんは TV Line とのインタビューで次のように話しています。

これを公式のものと受け取らないで欲しいのですが、「呪いが解けた後、ウェストビューはどんな様子なのか」について、私たちは何度も話しあいました。

私たちはそのことをあまり見せませんが、全体的な雰囲気としては、(呪いは)トラウマになるような経験だったということです。それで私たちは「大量脱出は起きるだろうか? 誰が残るだろうか、そしてその理由は?」と話し合ったのです。だから、あの小さな部分(『ウェストビューへようこそ』の看板)は、そのことを示唆しているのです。

「ワンダヴィジョン」でのマキシモフ事変に対する住民の反応は、ワンダとヴィジョンの邸宅があった場所への落書きという形でも表現されていましたが、設定として半数近くの住民がウェストビューから出ていったという事になります。マキシモフ事変は多くの住民に多大なトラウマを与えてしまった事は避けられない事実のようです。

「ワンダヴィジョン」ではワンダはヘックスを解除し、アガサを屈服させて呪いをかけたあと、なんの弁明もすることなく飛び去ってしまいました。ワンダとアガサの戦いはS.W.O.R.D.が包囲し、住民は避難し始めていた事もあって、アガサがマキシモフ事変の裏で悪巧みをしていた件については住民は気づいておらず、アガサをワンダの被害者のひとりとして接していた事が1話と2話の住民の反応から見て取れます。

ウェストビューにはセーラム・セブンという新たなトラブルが入り込んでいますが、今後はアガサの本性が判明するなど、さらなる惨事に巻き込まれていくのでしょうか。

ドラマ「アガサ:オール・アロング」は ディズニープラスで配信中、次回、第3話は 2024年9月26日10時 より配信予定です。

ソース:Agatha All Along Mystery Solved: Why Did the Westview Population Plummet After WandaVision Finale?

マーベル・スタジオ幹部がゴーストライダーに興味を示す

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ:オール・アロング」のプロモーションインタビューに参加したストリーミング、 テレビ、アニメーション部門の責任者であるブラッド・ウィンダーバウムさんが、本作の特殊な撮影について言及しつつ、将来のプロジェクトとしてゴーストライダーに興味がある事をあかしました。

Collider とのインタビューで「アガサ:オール・アロング」の制作の裏側について質問されたウィンダーバウムさんは次のように回答しました。

私たちは過去の技術を取り入れました。30年、40年もスクリーンで使われていなかった技術を使って、スクリーンに魔法を創り出しました。場合によっては、私たちの職人たちは、これらの技術のいくつかを理解するために、実際に昔のオリジナルのクリエイターに頼らなければなりませんでした。すべては、アイアンマンの頃から私たちと一緒にいる特殊効果の第一人者であるダン・サディックの指揮のもと、これらの実践的な効果を実現しました。

ウィッチズロードを行くとき、このセットにはグリーン スクリーンが見当たらないことを知っておいてください。道中では、「わあ、どうやってやったの?」と思うような出来事が起こるはずです。

また、「私たちは、自分たちも含めてファンのために、あらゆることをできる限り良いものにしようとしています。」と述べ、「正直に言って、プロデューサーとしての私の仕事は、観客の一人であり続けること、常に『ファンとしてこれをただ何気なく観ていたら、どう感じるだろうか』と考えることだと思っています。」と制作に対するスタンスを明かしました。

そして、「好きなシリーズにGOサインを出せるとしたら何を選ぶか」と質問されたウィンダーバウムさんは「ダニー・ケッチの『ゴーストライダー』をやりたいですね。『ゴーストライダー』を観るためにここに来る人はたくさんいると思います。」と答えました。

コミックの2代目ゴーストライダーにあたるダニー・ケッチは他のゴーストライダーにはない「ペナンスステア」(贖罪の目)があり、この魔眼と眼を合わせた者は、自身がそれまで犯してきた罪によって他者に与えてきた苦痛が、全てその身にふりかかってくるという、ヴィランに対して極めて強力な能力を持っています。

テレビ部門最高幹部であるウィンダーバウムさんのイチ推しがゴーストライダー/ダニー・ケッチである事が今回判明しましたが、ゴーストライダー再登場に関する様々な噂がある中でどれが実現する事になるのか、今後の展開に注目です。

ドラマ「アガサ:オール・アロング」は ディズニープラスで配信中、次回、第3話は 2024年9月26日10時 より配信予定です。

ソース:Is It Witchcraft? “There’s Not a Green Screen in Sight” on ‘Agatha All Along’

ドラマ「アガサ:オール・アロング」、新たな予告がリオ・ヴィダルの正体をからかう

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ:オール・アロング」の新たなプロモーション動画が公開されました。本作でオーブリー・プラザさんが演じるグリーンウィッチ/リオ・ヴィダルは現状で正体が不明ですが、この新しい動画が彼女の正体をほのめかしているのではないかとファンは考え始めています。

5話ぐらいの映像だと考えられているこの新たな動画の中で、アガサ率いる魔女団がウィジャボードを使って何らかの霊と交信するシーンが含まれています。ここで「ここには私たちと一緒にいる人がいる」とアガサ・ハークネスは言い、DEATH と綴っています。

先日配信された2話では、リオ・ヴィダルがブラックハートである可能性がほのめかされていましたが、今回の動画ではコミックのサノスの意中の人でありデッドプールの恋人である死神レディ・デスの化身である可能性が浮上する事になりました。

もともとリオ・ヴィダルがレディ・デスである可能性は考慮されていましたが、今回の予告映像はその可能性を後押しするひとつではないかと見られています。

また、先日配信された「アガサ」のASMRライブでのリオの衣装はもはやグリーンではなく、両脇にドクロを置いている事なども、彼女がレディ・デスである事を示唆しているかもしれません。

リオを演じたオーブリー・プラザさんは本作のプレミアムイベントが行われたパープルカーペット上で興味深い発言をしていました。

「この役を演じさせてもらって本当にうれしいわ。ネタバレはできないけど、何が起こるか、その真相が明らかになるのは本当にすごい。特にファンは大興奮すると思います。」と、重大な秘密を抱えている事を明らかにしました。

ドラマ「アガサ:オール・アロング」は ディズニープラスで配信中、次回、第3話は 2024年9月26日10時 より配信予定です。

ドラマ「アガサ:オール・アロング」、2話のチェックしておくべきポイントをピックアップ

2024年9月19日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ:オール・アロング」エピソード2「Circle Sewn With Fate / Unlock Thy Hidden Gate(邦題:いざ開かん 隠されし扉)」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

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ウィッチズロードに行きたいティーン

謎の少年”ティーン”はウィッチズロード(魔女の道)に行きたいとアガサに告げ、アガサについて色々調べていたこと、そして呪いを解いたのが自分であると明かします。

勉強はしたけど力が欠けているというティーンの頼みをアガサは断るものの、母エヴァノラのブローチを見てセーラム・セブンについて思い出したのか、これを承諾。共にウィッチズロードへと向かうことに。

ここでアガサがティーンに名前を尋ねるものの、封印の呪文によってその名前を聞き取る事は出来ません。ティーンは名前が何故か口に出来ないとは感じていないようで、聞き手側に効果を発揮する呪文のようです。

多くのファンはこのジョー・ロックさん演じるティーンがワンダの息子であるビリー(の転生した姿)だと信じています。「ワンダヴィジョン」でもワンダのカオスマジックを受け継いでいたビリーですから、ワンダの呪いを解けたとしても不思議ではありません。

コミックのビリーは赤ん坊の頃に死んだビリーの魂が別の家庭の夫婦の間に生まれた赤子に宿って成長した姿。血縁上はワンダとは他人になりますが、魂でつながっています。

カヴン

家を出た二人。ティーンがアガサの事を「Miss Harkness」と呼んでいるのは興味深いポイントで、ティーンはアガサを未婚だと考えているようです。1話で描かれたワンダの呪いの中でほのめかされた息子の存在は、やはり現実には存在しないのでしょうか?それともティーンの調査不足なのでしょうか。

アガサはウィッチズロードに向かうためにカヴン、つまり魔女団が必要だとし、新メンバーのリクルートに動き出します。

廃屋

アガサの隣の家は廃屋、というかほとんど更地になっていました。

©MARVEL,Disney

そこには「EVIL WITCH」(邪悪な魔女)と落書きされていたり、スカーレットウィッチのロゴマークに斜線が引かれたり、忌み嫌われている事が伺えます。

マキシモフ事変のあと、誰もここを買い取る事はしていない事に加え、これだけ嫌われているのはウェストビューの住人が事の真相を何も知らない事を表しています。

1話のジョン・コリンズも「ワンダ」の名前を出さないように言いつつ、アガサには親切に対応するなど、S.W.O.R.D.やアベンジャーズはマキシモフ事変の誤解を何も解いていないようです。

ティーンのボーイフレンド

ティーンを演じるジョー・ロックさんは同性愛者である事を告白していますが、そんなティーンにボーイフレンドからの電話が。ボーイフレンド役はマイルズ・グティエレス・ライリーさん。

特に目立ったやり取りはありませんが、ワンダの息子ビリーも同性愛者。コミックではクリーとスクラルのハーフの男性ハルクリングと2020年に結婚しています。

ただし、マイルズ・グティエレス・ライリーさんが演じるボーイフレンドはハルクリングではないとも報じられています。

占い師のリリア

コミックとは異なってカナ表記がリリア・コルデルに。原作のキャラクターについては他の魔女同様に以前に軽くまとめていますのでそちらをご覧ください。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-agatha-all-along-meet-the-witches-featurette/”]

450歳は超えているというリリアはアガサの事を見抜いていましたが、カヴンに加わることを拒否。しかしその時「ペンタクルの3」の予言を受け、4人の名前を記しました。

これについては以前にカードの情報が出ていました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-agatha-all-along-promotion-art/”]

「ペンタクルの3」は成功への道、第3者の協力を示すものであり、カードの意味のとおりにリリアは協力者となるべき人物の名前を記した事になります。

リリアは魔女がリンゴに毒を盛ったり、子供を誘拐したり、赤ん坊を食べたりすると人々に信じ込ませたのはアガサのせいだと責めています。

店を出るとカラスがアガサを見つめていました。これは後に判る事ですが、セーラム・セブンのメンバーの化身です。

薬師のジェニファー・ケイル

二人目の魔女は薬に長けたジェニファー・ケイル。コミックではヒーローの友人が多い魔女です。MCUでは「善玉入りキャンドル」という怪しいグッズを取り扱うアロマショップのオーナーとして登場。

ジェニファーもアガサやダークホールドについて知っており、その上で魔女社会もいまいち気に入らない様子。SNS上のトラブルの解決を餌にされ、しぶしぶ同行することに。

ジェニファーは「また子供を犠牲にするの?」と、リリアに続いてアガサが過去に子供と何かトラブルがあった事をほのめかしています。

警備員のアリス・ウー・ガリヴァー

次の魔女の元へ向かう前に、残りの二人のうちの片方が気に入らないらしく、アガサは名前の書いたメモを飲み込んでしまいす。

一旦腹ごしらえをということでアメリカンドッグ(コーンティーン)の店へ。

食べながら、アガサは次の魔女アリス・ウー・ガリヴァーは母親が魔女で、ローナ・ウーという名の有名なロックスターだったと説明。これに対してティーンはローナ・ウーのツアーに行ったことがあると話しますが、それはティーンの母が死ぬ前のことだったとの事。

ティーンがワンダの息子であるかどうかはまだわかりませんが、少なくとも実母は既に他界しているようです。

ここでも別のセーラム・セブンの化身であるネズミが登場し、アガサは急いでアリスのもとへ。アリ・アンさん演じるアリスはコミックでは刑事でしたが、MCUでは元警官の警備員として登場。

このシーンではティーンの事をペットの「トト」と紹介していますが、これは「オズの魔法使い」の主人公ドロシーの飼っている犬の名前です。

勧誘は上手くいきませんでしたが、アガサとティーンは家に戻ることに。

グリーンウィッチ

帰路を車で辿る最中、アガサはティーンに出身を訪ねます。しかし、ティーンの声だけがミュートされてしまい、名前を聞いた時と同様に発言内容を知る事が出来ません。やはりなんらかのプロテクトマジックがかけられているようです。

自宅に戻り、正装に着替えると、自宅前でコヨーテの姿を見かけます。これもまたセーラム・セブンの化身。夕暮れに訪れるとのことだったセーラム・セブンですが、既に監視を始めていたのです。

ティーンがカヴンの準備をしているところへジェニファー、リリア、少し遅れてアリスが到着。出発を急ごうとするアガサに対して、みなはもうひとりグリーンウィッチが足りないと指摘します。

これはアガサが飲み込んだメモに「黒いハート」で書かれていた人物ということで、グリーンウィッチがブラックハートである可能性がほのめかされています。

ブラックハートはメフィストの息子であり、最近発売されたゲーム「MARVEL vs. CAPCOM Fighting Collection: Arcade Classics」にも登場しています。

※動画は過去のオリジナル版のゲームのものです。

アガサとグリーンウィッチであるリオ・ヴィダルとの間には因縁がある事が1話からもわかっていますが、アガサは彼女の参加を拒んだ結果、ハートつながりでマキシモフ事変でハート夫人を演じさせられていたシャロン・デイヴィスをスカウト。現状では彼女に魔女の才覚があるかどうかは不明ですが、アガサの対応を見る限り数合わせの一般人のようにも見えます。

ザ・バラッド・オブ・ザ・ウィッチズロード

夕暮れが迫り、アガサはウィッチズロードへの扉を開くための儀式を開始。この曲の英語版は無料サントラとして公開されています。

歌詞の内容は物語の流れを示唆しているようでもあります。曲のとある部分では「乙女、母、老婆」と歌われており、1話で注目された母エヴァノラのブローチにもこれが刻まれていました。魔女を象徴するこの三人の女性は原作ではワンダ・マキシモフ、母親のナタリア・マキシモフ、そして師匠のアガサ・ハークネスを表していました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-agatha-all-along-witches-road-scarlet-witch-comic-explains/”]

儀式が思うように進まない中、アガサはリリアたちを挑発し、攻撃させる事で力を奪おうと画策。しかし、リリアがこれを制止し、目論見通りには行きませんでしたが、扉は既に出現していました。

セーラム・セブン

アガサたちが儀式をしている頃、ティーンはセニョール・スクラッチーを抱いて家の外にいました。道が暗くなり、街頭が灯り始める中、セーラム・セブンが登場。

セーラム・セブンのキャストはエンドクレジットにも表記されています。

©MARVEL,Disney


ウィッチズロードへの扉が開かれ、3話からは本格的な冒険の始まりの予感。MCU版では道の先に何が待ち構えているのでしょうか。

なお、これまでに公開されている予告ではリオ・ヴィダルやセーラム・セブンも続いて入ってくる、もしくは先回りしている事がほのめかされています。

ドラマ「アガサ:オール・アロング」はディズニープラスで配信中、次回、第3話は 2024年9月26日10時 より配信予定です。

ドラマ「アガサ:オール・アロング」、1話のチェックしておくべきポイントをピックアップ

2024年9月19日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ:オール・アロング」エピソード1「Seekest Thou the Road(邦題:道を探せよ)」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

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アグネス・オブ・ウェストビュー

開始数秒でアグネスは「The Ballad of the Witches’ Road 」の鼻歌を歌い、はやくもウィッチズロード(魔女の道)へと向かっている事が伺えます。

冒頭は刑事ドラマを彷彿とさせるシーンから始まり、デンマークの「ワンダヴィジョン」を原作とするドラマ「アグネス・オブ・ウェストビュー」のイントロが流されています。この時の楽曲は無料公開中。

これは「ワンダヴィジョン」とほぼ同時期に放送されていた人気の犯罪スリラードラマ「メア・オブ・イーストタウン」をオマージュしたもので、タイトルロゴのフォント、画面の色調などかなり似せて作られています。

刑事ドラマ風の撮影が行われていることが2023年1月に目撃されており、「ワンダヴィジョン」が名作シットコムを模倣した作りになっていたように、ワンダの呪いにかけられたアガサ・ハークネスがアグネスとして刑事ドラマの役を演じている事が予想されていました。

ブローチ

「アグネス・オブ・ウェストビュー」のイントロの少し前、アグネスは森の奥の水たまりの中からブローチを拾い上げてポケットにしまいます。

このブローチは「ワンダヴィジョン」でアガサ・ハークネスがつけていたものであり、8話冒頭で母エヴァノラ・ハークネスを殺害後に奪い取ったものでした。

©MARVEL,Disney

後のシーンではノームの鑑定によってブローチは17世紀後半の米ニューイングランドのものだと判明。「ワンダヴィジョン」8話の冒頭での回想シーンが1693年のマサチューセッツ州セイラムだった事と一致しています。

中に遺髪がある事がわかりますが、「ワンダヴィジョン」ではブローチを奪い取ってすぐに飛び去っているため、エヴァノラの髪であるかどうかは疑いの余地があります。

ジェーン・ドゥ

森で見つかった身元不明の女性の遺体はワンダ・マキシモフの死を如実に表現しています。顔こそ見せてはもらえませんが、「ワンダヴィジョン」でのワンダの服装に似ている他、ダークホールドの影響による指の黒色化、そして物語の後半では緋色の髪が確認出来ます。

図書館

アグネスは手がかりの図書カードを手に図書館へ。書士を演じているドッティの説明によると、本は3年前に盗まれたものだがコピーが大量にあるとの事。

「対話とレトリック:語られた歴史における学びと議論」は邦題ですが、コアなマーベルファンはこの原題の「Dialogue and Rhetoric: Known History of Learning & Debate 」の頭文字を取るとD.A.R.K.H.O.L.D.になる事がこの時点で気づいていたかもしれません。気づかなかったとしても物語の後半で明かされています。

エピソード内で言及されなかったのは著者の方で、Andrew Ugo と記されています。これはアナグラムになっていて、文字を並び替えると Wundagore 、つまりワンダゴアとなり、ここでもワンダに関する言葉となっています。ちなみにワンダゴアのスペルはこれが正しいもの。ワンダのスペルは Wanda でカナ表記とアルファベット表記が一致しないので錯覚しますが、ミスではありません。

本の貸出の日付はちょっとしたイースターエッグが含まれています。

©MARVEL,Disney

日付の一部は以下のような意味が含まれています。

  • 2月16日:エリザベス・オルセンさんの誕生日
  • 8月28日:ワンダ・マキシモフの制作者ジャック・カービーさんの誕生日
  • 6月2日:ケヴィン・ファイギ社長の誕生日、現実の歴史上でブリジット・ビショップが魔女として有罪判決を受けた日(その後6月10日に処刑)
  • 12月28日:スタン・リーの誕生日
  • 1月21日:「ワンダヴィジョン」の配信がスタートした日

本のコピーを確認しようと考えたアグネスでしたが、それらは全て焼け焦げていました。ワンダが「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のラストで全てのダークホールドを処分しようとしたことを示しているようです。

オフィスにて

署に戻ったアグネスは自分のオフィスへ。署長役のノームがついてきます。

部屋に入ると画面左奥にうさぎの置物と観葉植物の鉢植えが見えますが、次のカットでは鉢植えが別のものに変化しています。

©MARVEL,Disney

このあとのシーンではまた植物に戻っています。少年の写真については次の項目で触れるとして、ここではジェーン・ドゥの爪に付着していた土から東欧にしか存在しない微生物が検出されたとの事。東ヨーロッパの一国として設定されているソコヴィアをほのめかし、ここでもジェーン・ドゥがワンダである事を示唆しています。

ニコラス・スクラッチ

ブローチの鑑定を終え、署長からも帰るように言われたアグネスは帰宅。切ない表情で子供部屋を眺めていました。

部屋の主はニコラス・スクラッチ。合唱コンクールの優勝の盾などが確認出来ます。少年が描いたと思しき絵のタッチから察するにまだ幼い少年であり、オフィスで見かけた謎の写真がニコラスである事を匂わせています。

ニコラスは原作コミックにおけるアガサ・ハークネスの息子。もともとコミックではアガサが老婆であり、その息子であるニコラスは少年ではなくオッサンです。

コミックのアガサはニューセーラムの魔術師コミュニティで暮らしていましたが、ファンタスティック・フォーのリード・リチャーズとスー・ストームの間に生まれたフランクリンの乳母としての仕事を頼まれてコミュニティを抜けました。これに怒ったニコラスがアガサ、そしてファンタスティック・フォーと戦う展開になりました。

さらにニコラスは「ドクター・ストレンジ」のヴィランだったドルマムゥのために働いていましたが、後に地獄に追放された後、メフィストと同盟を組みました。

このシーンを見るにコミックの親子関係とはかなり異なる様子ですが、MCUにニコラスは登場してくるのか注目です。

ワンダは生きている?

遺体安置所でのアグネスとリオとのやり取りの中で、アグネスの「どうして(彼女は)死んだの?」という問いに対してリオは「That witch is gone.」(あの魔女は消えたの)と答えています。gone は死という意味でも扱われるワードですが、前後のやり取りからしてリオはワンダのその後を知っていて、なおかつ生きている事を示しているのでしょうか。

時系列が判明

ワンダの呪いから解き放たれたアガサ・ハークネスはハーブことジョン・コリンズから約3年が経過している事を知らされます。

これは配信以前からわかっていた事ですが、あらためてこれが「ワンダヴィジョン」の推定時系列である2023年11月から3年が経過した2026年の後半である事がわかります。

MCUの時系列のうち、「ロキ」や「ホワット・イフ…?」などマルチバース絡みの特殊な作品を除けばこれまで最後尾にあったのは「マーベルズ」。「マーベルズ」の監督はカマラ・カーンが16歳だと話しており、ドラマ「ミズ・マーベル」から年を取っていない事を考慮して、「マーベルズ」は 2025年12月 から 2026年2月 頃までのどこかに位置づけられると推測されています。

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「アガサ:オール・アロング」はそこから約半年ほど間隔をあけての最新の時系列に位置する事になりました。

「ホークアイ」の 2024年のクリスマスと同時期の「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の後を描く「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」でワンダが消えてから、約1年ちょっとから2年ほど、アグネスは呪いにかかったままアグネスを演じ続けていた事になるようです。

セニョール・スクラッチー

うさぎのセニョール・スクラッチーが再登場。息子の名前の一部が与えられているこのうさぎは、「ワンダヴィジョン」では悪魔の化身として設定されていました。

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この設定が残されているのか、新たに別の設定が与えられているのかは、今後のエピソードを注意深く見ていく必要があります。

セーラム・セブン

再び、今度は派手に家に押しかけてきたリオ・ヴィダルは「セーラムの7人(セーラム・セブン)」の存在を告げています。

彼らはコミックではニコラス・スクラッチの息子たちであり、すなわちアガサ・ハークネスの孫たちでしたが、MCU版では「ワンダヴィジョン」8話でアガサ・ハークネスが始末した魔女たちの娘ではないかとも考えられています。

エンドクレジットでは、「21世紀の現代の魔女」というタイトルで、「奥様は魔女」、「白雪姫」、「オズの魔法使い」、「ザ・シンプソンズ」といった作品の魔女たちが紹介されています。

エンディングテーマは Donovan の「Season of the Witch」。



ドラマ「アガサ:オール・アロング」はディズニープラスで配信中、次回、第3話は 2024年9月26日10時 より配信予定です。

「アガサ:オール・アロング」、ショーランナーが1話でジェーン・ドゥの顔が映らない理由を語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ:オール・アロング」のショーランナーを務めるジャック・シェーファーさんが、海外メディア TV Line とのインタビューで、1話のジェーン・ドゥの顔が映されない理由について語りました。

※これより先は「アガサ:オール・アロング」1話のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

1話の冒頭、森の奥で見つかったジェーン・ドゥ(身元不明の遺体)の顔が一度も画面に映されなかった理由について質問されると、シェーファーさんは「それは本当に答えるのが難しい質問です・・・」と前置きしつつ、「彼女の顔を映す予定は最初からありませんでした。作風的にも、この番組は彼女の物語ではありませんから。死体がひっくり返ったとき、カメラがアガサの顔に向けられる様子が本作のテーマでした。私たちの注目はそこにあり、番組の焦点はそこにあるんです。」と、主人公はアガサ・ハークネスである事を強調しました。

ジェーン・ドゥの服装、黒ずんだ指、検出された東欧の微生物、緋色の髪、あらゆるヒントがそれがワンダである事をほのめかしていました。誰もがこれがワンダであると確信した上で、物語の後半になると足首のタグには「W Maximoff」と表示され、答え合わせが行われました。ただし、リオ・ヴィダルはワンダの死を認めず、「That witch is gone.」と曖昧な回答をするにとどめました。

ワンダのその後を描くプロジェクトが進行中だと最近も報じられており、過去には「アベンジャーズ:ザ・チルドレンズ・クルセイド」を原作として開発されているとも言われていました。

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ワンダの未来についてはまだまだ不透明な部分が多いですが、ワンダの呪縛から抜け出したアガサ・ハークネスはウィッチズロードの終点で何を得る事になるのでしょうか。

ドラマ「アガサ:オール・アロング」シーズン1は2話までディズニープラスで配信中です。

ソース:Agatha All Along Boss Explains Why [Spoiler]’s Face Was Never Shown in Episode 1