「スパイダー・ノワール」、撮影に使われた小道具で噂のヴィランが紹介される

ソニー・ピクチャーズとAmazon MGMスタジオが開発中のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)のドラマ「スパイダー・ノワール」の撮影に使われている小道具から、本作のヴィランが明らかになったかもしれません。コミック「スパイダーマン・ノワール」を原作とするこのドラマの撮影が先日から開始され、今日も新たな写真がオンラインに登場しました。

先日に引き続き、JustJared が新たな写真を30点以上公開。その中には、主演を務めるニコラス・ケイジさんが手にしている撮影用小道具、デイリービューグルの新聞紙の見出しが鮮明に見える写真も。

新聞紙には「シルバーメイン下着姿で生き延びる」と書かれており、パイロット版にもいたというシルバーメインが物語に関わってくる事をほのめかしています。

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7月にはブレンダン・グリーソンさんが何らかのヴィランを演じるようだとも報告されていました。

コミックのシルバーメインことシルヴィオ・マンフレディはイタリア出身で、幼少期に家族でマンハッタンのリトル・イタリーに移住。10代になったシルヴィオは犯罪組織マヂアに加わり、その狡猾さと優れた戦闘スキルにより、組織のトップに上り詰めました。

シルヴィオが脱税のために刑務所に入っている間、マヂアの支配力は急落し、その間にライバル組織がシマの奪い合いを始め、中でもキングピンがそれらのほとんどを手に入れました。これによりシルヴィオはキングピンを敵視するようになりましたが、キングピンは歯牙にもかけませんでした。

中年期に入ると髪が真っ白になり、この事が「シルバーメイン」の名の起源となりました。この頃から彼は若返りの願望に支配されはじめています。リザードことカート・コナーズ博士を誘拐、脅迫して作らせた若返りの血清でそれを達成。その後、H.Y.D.R.A.が組織改革のためにシルヴィオをスプリーム・ハイドラとして招聘されましたが、ニック・フューリーとS.H.I.E.L.D.によってこれは解体されました。

その後、麻薬実験でクロークとダガーを生み出し、彼らに暗殺されそうになりますが、サイボーグとなって生き延びました。シルバーメインはクロークとダガーに復讐しようとしますが、その後も何度かスクラップになりつつ生きています。

シルバーメインが実際に本作のヴィランだとして、ソニーがマーベル・スタジオの力無しにフューリーやS.H.I.E.L.D.、クローク&ダガーを使用出来るとは考えられないため、シルバーメインがトップを務めるマヂアにのみ焦点が当てられると予想されます。サイボーグのボディを手にするかどうかは物語次第という所でしょうか。

「スパイダー・ノワール」はソニー・ピクチャーズ TVとAmazon MGMスタジオの元、エグゼクティブプロデューサー兼共同ショーランナーのオーレン・ウジエルさんとスティーブ・ライトフットさんが参加。1930 年代のニューヨークを舞台に、運に見放された老いた私立探偵をニコラス・ケイジさんが演じ、街で唯一のスーパーヒーローだった過去の人生と格闘することを余儀なくされる物語です。

ほかラモーン・モリスさん、ブレンダン・グリーソンさん、エイブラハム・ポプーラさん、リー・ジュン・リーさん、ジャック・ヒューストンさんらがキャスティングされています。

Amazon MGM Studios のテレビ部門責任者であるヴァーノン・サンダース氏は次のようなコメントを発表しています。

「ノワール」でマーベルの世界を拡大することは非常に特別な機会であり、このシリーズをグローバルな Prime Video の顧客に提供できることを光栄に思います。非常に才能のあるニコラス・ケイジは、新しいスーパーヒーローにとって理想的な選択であり、フィル・ロード、クリストファー・ミラー、エイミー・パスカル、そしてソニーの素晴らしいチームによる優れたプロデュースチームは、このフランチャイズを最も本格的な形で拡大することに専念しています。

配信日は現時点で不明です。

ドラマ「スパイダー・ノワール」の撮影現場にニコラス・ケイジさんが登場、写真が公開

ソニー・ピクチャーズとAmazon MGMスタジオが開発中のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)のドラマ「スパイダー・ノワール」の撮影現場にニコラス・ケイジさんが現れたと、海外メディア JustJared が報じました。その写真がオンラインで公開されています。

ウェブサイトには20点近くの写真が掲載されていますが、残念ながらヒーローとしてのスーツ姿での撮影は始まっていないようです。

番組の公式概要には、「1930年代のニューヨークを舞台に、年老いて運に見放された私立探偵が、街で唯一のスーパーヒーローだった過去の人生と向き合わざるを得なくなる物語」とあり、コミックの「スパイダーマン・ノワール」を原作として新たなヒーローの実写化に取り組んでいます。

以前にはパイロット版の概要も報じられていました。

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「スパイダー・ノワール」はソニー・ピクチャーズ TVとAmazon MGMスタジオの元、エグゼクティブプロデューサー兼共同ショーランナーのオーレン・ウジエルさんとスティーブ・ライトフットさんが参加。1930 年代のニューヨークを舞台に、運に見放された老いた私立探偵をニコラス・ケイジさんが演じ、街で唯一のスーパーヒーローだった過去の人生と格闘することを余儀なくされる物語。

ほかラモーン・モリスさん、ブレンダン・グリーソンさん、エイブラハム・ポプーラさん、リー・ジュン・リーさん、ジャック・ヒューストンさんらがキャスティングされています。

配信日は現時点で不明です。

【噂話】「ドクター・ストレンジ3」監督続投か、「ミッドナイト・サンズ」は「ロキ」s2、「ムーンナイト」から

マーベル・スタジオが開発中と見られているMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ3」の監督として、「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のサム・ライミ監督が候補になっていると報じられました。

MTTSH 氏はサム・ライミ監督とジャスティン・ベンソン&アーロン・ムーアヘッド監督コンビが「ドクター・ストレンジ3」と「ミッドナイト・サンズ」の監督候補となっていると報告。

「ドクター・ストレンジ」2作目の映画「マルチバース・オブ・マッドネス」のメガホンを取ったサム・ライミ監督が3作目映画を担当する事は不自然ではなく、ジャスティン・ベンソン&アーロン・ムーアヘッド監督コンビも「ムーンナイト」や「ロキ」でスーパーナチュラルや魔法といった世界に触れてきた事で、どちらも候補としては適切なように感じられます。

「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のラストではコミックのストレンジの妻であるクレアが登場し、インカージョンを阻止するために時空のポータルに飛び込んでいく様子が描かれていました。

これが「ドクター・ストレンジ3」の軸となる事が誰もが予想済みであり、コミックの「シークレット・ウォーズ」がインカージョンを引き起こしていた黒幕との邂逅が描かれていた事を考えると、「ドクター・ストレンジ3」は「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」よりも前に公開される可能性が非常に高いと見られています。

「ミッドナイト・サンズ」は宇宙やマルチバースとは異なる神秘の世界を探求するチームとなる予定で、5月に「エイリアン:ロムルス」のフェデ・アルバレス監督が「ミッドナイト・サンズ」の監督候補になっているとし、6月には「ローガン」の脚本家が参加していると報じられました。

チームメンバーとしてはブラックナイト、スカーレット・スカラベ、エルサ・ブラッドストーン、ドクター・ストレンジ、アガサ・ハークネスなど6人から9人ほどが予定されているとも言われています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-midnight-sons-member-rumor/”]

ムーンナイトを演じたオスカー・アイザックさんはドラマの配信前から2024年に至るまでずっと「アベンジャーズ」より「ミッドナイト・サンズ」への参加の意欲を見せていますが、この映画が「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」の前後どこに計画されているかはわかっていません。

「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」が 2027年5月 公開予定という事で、「ドクター・ストレンジ3」に関してはこの半年から1年程度でより具体的な話が出てくると見られています。

【噂話】「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のジョン・C・ライリーさんとグレン・クローズさんがMCUに戻るという

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」に出演していたジョン・C・ライリーさんとグレン・クローズさんが、MCUのドラマ「ノヴァ」で当時の役を再演すると報じられました。

MTTSH 氏によると、グレン・クローズさんはザンダー星ノバ軍指揮官であるノヴァ・プライムを、ジョン・C・ライリーさんは軍の一員であるローマン・デイを再演する事になるようです。

ザンダー星120億人と宇宙全体の平和を守る警察として「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」に登場したノバ軍でしたが、映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」の冒頭でサノスによってザンダー星が破壊された事が判明。以降は神聖時間軸には登場していませんでした。

実際に再演するとなれば、実は逃げ延びていたというパターンから、回想シーン、マルチバースの変異体、幻覚によるものなど、何らかの理由が必要となってきます。

ケヴィン・ファイギ社長が公認したこのドラマについてあまり多くは発表されておらず、現状はスクーパーによる噂が渦巻いている状態です。先月の最新の噂によると、「リチャード・ライダーを中心に描かれるコミックとは大きく異なる。宇宙のノヴァ・コープスに焦点を当てている。」との事で、コミックのノヴァことリチャード・ライダー一人を描くのではなく、ノバ軍全体を描く作品になるようです。

このドラマが軍の再建の物語になるのか、それとも「インフィニティ・ウォー」の前日譚として、指揮官やローマンはサノスによって星と共に死んでしまうのか、今後の情報にも注目です。

ドラマ「ノヴァ」はディズニープラスで配信予定です。

「アガサ・オール・アロング」、アガサ・ハークネスはずっと嘘をついている?

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ:オール・アロング」でキャスリン・ハーンさんが演じる主人公アガサ・ハークネスが、現在配信中の3話時点までで、ずっと嘘をついているのではないかと話題になっています。

海外メディア Comicbook.com のライター、ニコール・ドラムさんはアガサが大きな嘘をついていると指摘。アガサは実はウィッチズロード(魔女の道)には行ったことがないし、行きたくもないのではと言います。その理由を次のように説明しています。

アガサがリリアに予言された魔女団の名簿を無視し、リオ・ヴィダルではなくシャロン・デイヴィス(ハート夫人)を加えて結成した事を最初の理由とし、アガサの行動が嘘で覆い隠されていると指摘。

魔女団がバラッドを歌って門を開こうとした際は上手く行かなかった事で「前回はもっと早く開いた」と説明しましたが、その裏では集めた魔女からパワーを奪い取る算段だった事も明かされました。

扉が出現したあと、ビリーを先頭に魔女たちが進み始める中で、アガサは階段を降りるのを少しためらっています。また、階段を降りた後にドアがなくなり、退路が絶たれた事にも混乱したようなリアクションを見せています。

3話に入って最初の試練が始まると、アガサはワインを捨てて試練に参加しようとさえしませんでした。アガサ・ハークネスが積極的に道を進む気がない事は明らかだと言います。


もともとティーンのウィッチズロードに連れて行って欲しいとの提案に乗り気でなかったアガサですが、「パワーを取り戻せる」とティーンに言われたあと、ブローチの遺髪を見て道への出発の準備を始めていました。

「なんでも願いが叶う」とされるウィッチズロードの最奥を目指す理由として、アガサ・ハークネスがパワーを取り戻すために行くというのは彼女の能力の性質上、リスクが大きすぎると言えそうです。本人やリリアたちが認めているように、アガサはそもそも他人の魔力を奪えるため、地道に奪い続けていけば目的は達成されそうなものです。ウィッチズロードを目指すからには、もっと他の理由が隠されている事が考えられます。

アガサが本当に一度はウィッチズロードの奥に到達していれば何らかの望みを叶えているはずで、それがダークホールドであり、代償として息子のニコラスが奪われたのでしょうか。ブローチの中にあった遺髪がニコラスのものであったとすれば、それを取り戻すために再びウィッチズロードを目指す事が考えられますが、その場合、手元にないダークホールドの代わりにどのような代償が求められるのでしょうか。そもそも息子を差し出す事に同意していたのであればそういう展開にもならないため、代償は予告なく奪われるとも予想されそうです。

記事ではアガサはそもそもウィッチズロードに行ったことがない可能性が指摘されていますが、行くには行ったが途中でリタイアした可能性も考慮する必要があるかもしれません。前回の旅について「私以外の魔女は死んだ」と説明していますし、一度失敗して恐怖を味わっていれば二度と行きたくないという心理にもなりやすいものです。

結局の所、ウィッチズロードへの旅を提案したのはティーンであり、扉が開いた際に一番に飛び込んだのもティーン、飲む必要がないワインを飲もうとしたのもティーンで、彼がこの物語をいつも先導している状況です。

アガサ・ハークネスがこの旅の果てに何を求める事になるのか、今後のエピソードにも注目です。

ドラマ「アガサ:オール・アロング」は ディズニープラスで3話まで配信中です。

ソース:Agatha All Along: Agatha May Be Telling a Very Big Lie

「アガサ・オール・アロング」、コンセプトアート公開でティーンの正体のネタバレが加速

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ・オール・アロング」のコンセプトアートが公開されました。しかし、このアートがジョー・ロックさんが演じる謎の少年ティーンの正体をネタバレしたのではと話題に、件の投稿は削除されてしまいました。

※これより先は「アガサ・オール・アロング」のネタバレを含んでいる可能性があります。ご覧の際はご注意ください。

衣装デザイナーのダニエル・セロンさんが本作のアートを公開、投稿は間もなく削除されましたがX上で拡散されています。

公開されたティーンのアートでは、彼が青い色の魔法を手にしている事が確認出来ます。これはいくつかの予告映像でも確認されていますが、いずれも一瞬であるためこのアートは確認しやすいと言えます。

ティーンの正体としてワンダの息子ビリー・マキシモフの魂が入り込んだと推測されていますが、そのビリーは「ワンダヴィジョン」で青い魔法を使用していました。

©MARVEL,Disney

現在のところ、ティーンの正体として有力なものがワンダの息子ビリー説とアガサの息子ニコラス説で、以前には新作フィギュアの発売予定のラインナップが答えを示しているとも考えられていました。

しかし3話の内容は依然としてどちらの可能性がある事もほのめかしており、実際にどうであるかはもう少し見守る必要がありそうです。

ビリーはコミックのヤングアベンジャーズのメンバーであるビリー・カプランをベースとし、ジョー・ロックさんが演じるビリー・カプランにビリー・マキシモフの魂が宿ったと考えらています。コミックの場合はビリー・カプランが誕生する際にビリー・マキシモフの魂が入り込んでいるためにいわゆる転生という形になっていますが、MCUのビリー・カプランは既に死んでおり、死体にビリー・マキシモフの魂が憑依したと考えられています。

これは1年ほど前に報じられたものですが、「アガサ」の1話で出てきたイーストビューにおける自動車事故の話はビリー・カプランが死んだ事を意味しているのかもしれません。

ティーンはウィッチズロード(魔女の道)の最奥で魔女の力を得る事を望んでいますが、その裏にはどのような計画が隠されているのか注目です。

他のキャラのアートは以下の通りです。

ドラマ「アガサ:オール・アロング」は ディズニープラスで3話まで配信中です。

【噂話】ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」、【ネタバレ】の悲劇的な運命は回避された?

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」では、撮影現場での目撃情報からとあるキャラクターの悲劇的な運命が予想されていましたが、実際はその予想通りにはならないと報じられました。

※これより先は「デアデビル:ボーン・アゲイン」のネタバレを含んでいる可能性があります。ご覧の際はご注意ください。

「デアデビル:ボーン・アゲイン」ではフォギー・ネルソンとカレン・ペイジが死亡するだろうと噂されている中、撮影現場では血まみれの彼らの姿が目撃されていました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-daredevil-born-again-blood-set-photo/”]

ところが、フォギーは死なないと主張する人物が Reddit 上に現れ、その展開を次のように説明しています。

フィスクとマットは、フィスクが「エコー」で目の再生に使用したのと同じ技術を使ってフォギーを生き延びさせようと努力していると言われています。その見返りとして、マットはフィスクの選挙運動のエージェントを務める事を強いられます。

情報源は明記されておらず、スクープの実績もない彼の情報の真偽は不明ですが、最悪の運命を回避する可能性があるようです。とは言え「生き延びさせようと努力している」事と実際に生き延びる事は違うため、努力も虚しく息を吹き返さない可能性もあるかもしれません。

「デアデビル:ボーン・アゲイン」は当初、Netflix版とは異なる時間軸の作品としてリブート版という位置づけで開発されていました。そのため、Netflix版でのデアデビル/マット・マードックの良き友人たちであったカレン・ペイジとフォギー・ネルソンの席は設けられず、不在のまま話が進む予定でした。

このバージョンの脚本では、1話が始まる時点でフォギーとカレンは既に死んだものとして扱われる予定だったと言います。

しかしその後、2023年の大規模なストライキの最中に制作の見直しが図られた結果、Netflix版をMCUの神聖時間軸の正史として定め、「ボーン・アゲイン」は Netflix版の実質的な続編とする事が発表。これに伴ってエルデン・ヘンソンさんのフォギーとデボラ・アン・ウォールさんのカレンが戻ってくることが発表されていました。

ただし、このリターンは作品をよりショッキングなものにするためだとも報じられていました。

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今回の主張が事実であればフォギーやカレンのファンにとっては嬉しい展開となりそうですが、主人公であるマットは単なる復讐劇に比べてさらに過酷な状況へと追いやられてしまう事が予想されそうです。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」は前半9話が 2025年3月 よりディズニープラスで配信予定です。

ドラマ「アガサ・オール・アロング」、3話のチェックしておくべきポイントをピックアップ

2024年9月26日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ・オール・アロング」エピソード3「Through Many Miles of Tricks and Trials(邦題:試練が待ち受ける長き旅路)」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

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道の始まり

ウィッチズロード(魔女の道)を歩み始めたカヴン。しかしセーラム・セブンに追われている事を知らなかったリリアたちは道中で揉めることに。

ジェニファー・ケイルがシャロンの事を「足手まとい」と罵ると、意外なことにアガサが「ちょっと!」とフォローします。根っからのヴィランではない事を示しているのでしょうか。その後ろではティーンが「訓練すれば誰でも魔女になれる」と発言しているのも興味深いポイントです。

ジェンは未成年のティーンが一緒にいることについて両親に知らせるべきだと言い、ティーンは今頃は寝てる時間だと返しています。

今というのが何時を指しているのかは不明ですが、セーラム・セブンの到着のタイミングについて、1話のリオ・ヴィダルは「Sundown」と説明。日本語字幕では原語どおり日没後となっていますが、吹替では夕暮れとされており、ニュアンスが微妙に異なっています。

実際、2話でセーラム・セブンがティーンの前に現れた時はあたりは暗く街頭が灯っており、夕暮れという解釈はやや語弊があるようです。

ティーンの両親が2話の英語字幕で明かされたイーストビュー出身であるという事からイーストビュー在住である事を考慮すると、21時から24時あたりと推測出来そうでしょうか。

なお、ティーンの両親のジェフとレベッカをポール・アデルスタインさんとマリア・ディジアさんが演じるとも報じられており、現実か、回想か、幻覚かは不明ですが彼らももう少し物語に関わってくるようです。

ティーンにかけられたシジル

シジルとは主に西洋魔術で使われる図形、記号、紋章、線形の事で、この作品ではティーンにかけられた秘密を守る呪文を指しているようです。

2話でもこれが発動しているシーンがありましたが、3話ではこれがアガサに対してだけではなく「魔女に対して秘密を守るようにかけられている」と判明。アガサはティーンの秘密は知らないし興味もないとし、ウィッチズロードの最果てが目的地である事を再度強調しています。

The Ballad Of The Witches’ Road

魔女団からはぐれてしまったシャロンは森の地面にバッグを飲み込まれてしまいます。日本語では「高いブランド物」と説明しているこのバッグは、英語ではタルボット製品である事が示されています。日本では2020年までイオングループ内で営業していたようですが現在は撤退しているとの事。

マーベルでタルボットと言えばグレン・タルボットが思い浮かびますが、このドラマとの関連性はあまり見受けられません。

バッグの次はシャロンの身体自体が飲み込まれそうになりますが、アリスによって助けられました。その後、魔女団のメンバーは「魔女の道のバラッド」の歌詞の通りに進めていくことが重要だと言うことを再確認します。

2話で歌われていた日本語バージョンの歌詞から抜粋すると曲の2番で「森の社の下に道あり 道を外れず 死と手をつなぎ 夜の帳 使い魔携え 精霊に導かれ 闇を進め」と歌われていました。

しかし英語は「If one bе gone, we carry on Spirit as our guide」と添えられており、「一人が死んでも、私たちは進む 魂を道しるべに」とこの後の展開を示唆しています。

森を抜け洋館にたどり着いた一行、シャロンはここで「もうここがゴールかもね」と発言しています。

最初の試練

扉に刻まれた紋章からここが水の試練である事が判明。館に入ると一団の服装もこの豪邸に見合った服装にチェンジ。

シャロンはキッチンを見て叫び声をあげ、「あのドラマみたい」とコメント。ここは英語では「Huge Tiny Lies」という具体的な名称が当てられていますが、これは架空のドラマタイトル。元ネタはニコール・キッドマンさん主演のドラマ「ビッグ・リトル・ライズ」。

最初の試練の招待状には謎掛けが用意されていましたが、あまり尺が割かれることはなくワインが鍵になっている事が判明。

実はバラッドの1番で「Burn and brew with coven true」(真の魔女団と共に燃やし醸造せよ)とも歌われていますが、これも音数の都合か日本語バージョンには含まれていません。

アガサの息子

ワインオープナーを探す間、ジェンがティーンにアガサの過去について話しています。

ここでは「ダークホールドと引き換えに我が子を手放した」、「息子に何があったか誰も知らない、もう死んでるかも」、「悪魔になった、あるいはメフィストのエージェントか」と言った噂がある事が明かされました。

コミックのアガサの息子ニコラス・スクラッチはメフィストではなく映画「ドクター・ストレンジ」に登場したラスボス、ドルマムゥのエージェントでした。

ジェンはまた、「アガサは自分の息子の顔も忘れているだろう」と語り、この時、ティーンは意味ありげな表情を浮かべています。ティーン=ニコラス説を裏付けるようなシーンにもなっています。

1話では息子に関する表現がいくつかありましたが、実際はどうなのか、この段階では明示されません。

メフィストとゴーストライダー

コミックにおけるメフィストのエージェントはゴーストライダーですが、ジェンがこれを指摘するのは注目に値します。

コミックのジェニファー・ケイルはノーブル・ケイルという名の17世紀の魔術師を先祖としていますが、彼はメフィストに魂を売り渡しゴーストライダーとなりました。その後はメフィストや大天使ウリエルの介入などがあり、現在はヴォイド(虚無)に閉じ込められています。

ノーブル・ケイルの子孫はジェニファー・ケイルだけではなく、ダン・ケッチやジョニー・ブレイズら現代のゴーストライダーもノーブルの血を引く子孫(双方ともジェンのいとこ)となっています。

ガールズトーク

未成年のティーンを除いた魔女団はワインを飲み、ガールズトークを始める中で、ティーンとアリスが会話を始めます。

アリスのタトゥーについての会話の中で、これがコロラドで入れたものである事が明かされます。コロラドはセーラムがある場所ですが、今後の伏線のひとつでしょうか?

アリスがタトゥーを入れたのは13歳であり、これに対してティーンも13歳の時は辛かったと話しているのはポイントのひとつ。先週の自己紹介でティーンは16歳と発言しており、3年前に辛いことがあった事を示しています。

ウェストビューのワンダのヘックスが解除されたのが3年前の事であり、ティーンはビリーの魂が乗り移ったものだとされる噂を裏付けているようなシーンでもあります。

2つの主要な噂を同時に攻めていく展開ですが、最近の報告では正体が判明したとも言います。

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フェアリーたち

ワインを飲んだ人物たちの顔が腫れ上がり始め、ジェンがシャロンに質問を繰り返す中で、「妖精の鳴き声が聞こえる?」と妖精の存在について言及。「ロキ」シーズン1では吸血鬼について言及され、その後は「ウェアウルフ・バイ・ナイト」などが公開、現在は吸血鬼が中心となる「ブレイド」が制作中ですが、今後は妖精についても深く描かれていくことになるのでしょうか。

コミックの妖精たちはアヴァロンを住処とし、妖精王のオベロンや妖精と人間の混血児であるモーガン・ル・フェイなどが登場しています。

エールワイフの復讐

症状からこれが「エールワイフの復讐」という名の毒によるものだと判断したジェンは、この毒が、目眩や錯乱、運動機能の低下、最終的には死を招くと説明。

飲んだふりをして毒の影響を受けていなかったアガサは「全員が苦しむ必要はない」として逃げようと画策。しかし代わりにティーンが飲もうとするとそれを止め、自ら飲み干してしまいます。冒頭でシャロンを庇ったように、やはりある程度の思慮は持ち合わせているのでしょうか。

そうこうしているうちにシャロンが「ワンダヴィジョン」の1話を繰り返すような幻覚を見始め、昏倒してしまいます。

解毒剤の精製に必要なのはフランキンセンス(乳香)のオイル、社会性昆虫の内臓(はちみつ)、3,000万年以上腐敗している死体(動物プランクトン)、イモリの目、そして特大の大釜。

フランキンセンスはアロマテラピーでよく利用される比較的メジャーな精油で、日本での相場は記事執筆時点で5ml約4000円程度。イエス・キリストが誕生した際に三賢者が捧げたという黄金、フランキンセンス、ミルラ(没薬)のひとつであり、由緒正しいオイルです。ミルク色の樹脂から採取される精油は、ほのかに甘いウッディな香りで集中力を高め、瞑想などにもよく利用されます。

ティーンとアリスは刺激が強くわかりやすいユーカリの精油の匂いをたどって精油を探しに行きます。

アガサとリリアは動物プランクトンを得るために、ジェンのブランドであるケール・ケアの化粧品を使うことに。オーガニックと謳っていましたが、それは虚偽で石油系成分が配合されていました。

ジェンは「イモリの目」をゲット。イモリの目(Eye of newt)=カラシナの種(mustard seed)で、魔女が一般人が安易に黒魔術に手を出さないようにするための隠語として用いてきたものです。

それぞれの過去

素材集めは順調に進んだものの、物語はダークな方向へと転調していきます。

リリアは廊下で16世紀ヨーロッパの服装の女性と遭遇。イタリア語を話す彼女が若い頃のリリアなのかは不明ですが、ついていった先では乙女、母、老婆を表すようなシーンに。

アリスは死んだはずの母と、ジェンは「まったくお前は厄介な女だ」と罵ってくる男性と遭遇します。それぞれが過去のトラウマに関するシーンを再現しているようですが、あまり詳しくは描かれません。

そして少し遅れて、アガサはベビーベッドの毛布の下に、赤ん坊ではなくダークホールドを見つける事になってしまいます。このシーンは配信が始まる前にアメリカのテレビ番組で紹介されていました。

これらは今後のエピソードでさらに詳細が描かれていく事になりそうです。

水の試練

素材が揃った一同、窓ガラスにヒビが入り始め、館が海中にある事に気が付きます。タイミリミットまで残り約3分で解毒剤の生成を開始。材料はもってきた分だけほとんど投げ入れたにも関わらず、フランキンセンスのみ3滴と分量が決まっているのは割と謎な部分です。

解毒剤が完成せずに錯乱し始めるジェン。「魔女の力を奪われたせいだ」と嘆くジェンをアガサは「力を奪えても知識は奪えない」と諭した結果、ジェンは落ち着きを取り戻し「毒されていない者の血」が必要だと思い出します。そして唯一ワインを飲んでいないティーンの血を入れて解毒剤は完成。

急いで解毒剤を飲み、タイムリミットぎりぎりで昏倒していたシャロンにも飲ませた所で海水が部屋に流れ込み始めます。

オーブンから脱出

オーブンが開き、これが出口ではないかと考える一行の中でリリアは「友人がオーブンで酷い目にあった。」と進むことを拒否。「ヘンゼルとグレーテル」の魔女がラストでオーブンで焼き殺されているため、リリアとその魔女が友人である事を示しているようです。

海水の流入が激しくなり、昏睡中のシャロンを含めて全員がオーブンから脱出。ウォータースライダーのような脱出路を経由して、再び森の中へと戻りました。無事に脱出したかのように見えましたが、シャロンは解毒剤がギリギリ間に合わなかったのか亡くなっていました。

バラッドの舞台裏を撮影したマーベルの特別映像では先のエピソードからのシーンにシャロンの姿がなく、脱落が予想されていました。またバラッドの歌詞や、3話でのセリフの端々にもそれは表れていましたが、予想外に早いタイミングでの離脱となりました。コミックリリーフ的な役割を担っていたシャロンですから、ウェストビューに逃げ帰るといった結末が予想されていましたが、まさかの死亡という展開に。

シャロンが死んだという報告に対して、アガサが「シャロンって誰?」と不気味な返答をして第3話は終了します。

エンディング曲は2009年のヤー・ヤー・ヤーズ「ヘッズ・ウィル・ロール」。

head will roll とはスラングで「クビ」を意味するもので、歌詞の中では「頭を転がせ」、「死ぬまで踊れ」と不穏な内容が綴られています。そして曲のタイトルどおり、シャロンがここでクビになってしまいました。

しかし、彼女の生死についてはやや疑問が残されているようです。

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今回は主にジェニファー・ケイルの焦点が当てられ、無事に試練を乗り越えましたが、トラウマを乗りこえたとは言い難いし、魔女の力が戻ったようにも見えません。今後もう少し掘り下げられる事になるのでしょうか。

リリアの突然の「アガサを助けよ!」との予言も気になる所で、彼女のトラウマ以外に彼女に言葉を与えている存在についても気になる所。

全9話のうち3話、三分の一を終えましたが、今後はさらに過酷な試練が待ち受けているのでしょう。

ドラマ「アガサ:オール・アロング」はディズニープラスで配信中、次回、第4話は 2024年10月3日10時 より配信予定です。

ドラマ「アガサ・オール・アロング」が1週間で930万再生を達成、MCUドラマ史上最安の制作費とも

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ・オール・アロング」が配信から1週間で930万回以上再生されたと、海外メディア Variety が報じました。大物ヒーローが登場しない作品でこの数値は想像以上だとも言います。

この視聴回数は「全ユーザーの合計視聴時間をエピソードの再生時間で割ったもの」と定義されており、データとしては約650万時間再生されている事になるようです。

これは「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」やスター・ウォーズの「アコライト」と同程度の記録で、5日間で1400万再生に到達した「アソーカ」には及んでいません。

しかしながら本作はディズニープラスのMCUドラマで「エコー」の4000万ドルよりも少ない最も低予算の番組だと THR Forbes が報告。「シークレット・インベージョン」が2億ドルの予算で初週99万回の視聴回数だった事と比較すると、かなりいい方向に進んでいると言えそうです。

ちなみに他のMCUドラマの予算は以下のような感じです。

予算を抑えた背景にはほとんどCGを使用しないという手法が取られており、3話での演出も特殊メイクによって撮影されています。

最低予算でありながら、出演俳優らに「1億ドルの映画のようだった」と言わせてしまうような撮影現場だったようで、映像制作に関するあらゆる技術を組み合わせた工夫によって撮影されたとスタジオの幹部は説明しています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-agatha-all-along-set-looks-like-a-100-million-movie/”]

ドラマ「アガサ:オール・アロング」は ディズニープラスで3話まで配信中です。

ソース:‘Agatha All Along’ Hits 9.3 Million Views in One Week on Disney+

【ネタバレ注意】「アガサ・オール・アロング」、シャロン役デブラ・チョ・ルップさんの意味深発言が話題に

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ:オール・アロング」で「ワンダヴィジョン」のハート夫人ことシャロン・デイヴィスを再演しているデブラ・チョ・ルップ(デブラ・ジョー・ラップ)さんが、海外メディア TVLine とのインタビューで、役について振り返りました。

※これより先は「アガサ・オール・アロング」のネタバレを含んでいる可能性があります。ご覧の際はご注意ください。

3話におけるシャロンの衝撃的な死について質問されたルップさんは、「この作品をどれくらい観ましたか?」と逆に質問。

インタビュアーが(全9話のうち)最初の4話しか観ていないと伝えると、彼女は笑いながら「だったら、もっと観る必要があるわね。でも、ええ、シャロンのストーリー展開にはとても満足しています。」と答えたと記事は伝えています。

ルップさんは4話以降にどのような事が待ち受けているのかについては語りませんでしたが、本作で予想外の大きな役割として戻ってこれた事に対して感謝の意を表し、「また5歳の頃に戻れたようで、とても驚き、とても嬉しく、幸せでした。この作品の想像力と自由さは素晴らしく、私にとってとてもいいタイミングでした。素晴らしい仕事でした。」と語りました。

一方でショーランナーのジャック・シェーファーさんは Total Film とのインタビューでキャラクターの死について次のように述べています。

「それは大きな疑問でした。ドラマの中で登場人物は死ぬのか?と。私たちは何度も考え直し、かなり遅い段階で決断しました。脚本はすべて書かれ、キャストも決まり、まだ撮影もしていませんでしたが、私は通常、こうした疑問の答えをもっと早く知りたいのです。しかし、それは難しい問題でした。観客にどんな影響を与えるのか?これをやるべきか?」

「答えはイエスでした。なぜなら、私たちはこの番組に迫力を持たせたかったからです。これは悪役に分類されるキャラクターについての番組です。また、魔術には死など、より大きな賭けを除けば、柔らかく、迫力がなく、本物らしくないものになってしまうという側面があります。だから、私たちは誰かを殺す事を決断したのです。」

シェーファーさんは確かに誰かを殺したような発言をしていますが、ルップさんの「もっと観る必要がある」との言葉にはどういう意味が込められているのでしょうか。シャロンが何事もなかったように戻ってくるのか、あるいはゾンビのようになって戻ってくるのかは不明ですが、今後の展開にも目が離せないようです。

ドラマ「アガサ:オール・アロング」は ディズニープラスで3話まで配信中です。

ソース:Agatha All Along’s Episode 3 Victim Hints at Possible Return: ‘You Need to Watch More’