ドラマ「ワンダヴィジョン」にマグニートーは登場する?ケヴィン・ファイギ氏がインタビューで回答

1月15日から配信がスタートしたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」ですが、約1年半ぶりのMCU作品と言うことで注目や期待も高く、それに伴って様々な噂も飛び交っています。マーベル・スタジオ代表のケヴィン・ファイギ氏は海外メディア Rotten Tomatoes とのインタビューでマグニートーやクイックシルバーについて質問され、これに答えました。

「ワンダヴィジョン」の1話、2話がシットコムとして制作され、クラシックなファミリードラマを模している様からコミック版でのワンダの家族であるマグニートーや、MCUでは死亡してしまったクイックシルバーがドラマに登場するのか質問されたファイギ氏は苦笑まじりで以下のように答えました。

今回の作品はヴィジョンとの関係、そしてそのダイナミックさと夫婦の関係、そしてそれがどのように成長し、進化し、展開していくのかということに焦点を当てています。この番組の他のエピソードには他のキャラクターがいます。彼らが誰なのか、何なのか、今は議論できません。

1980年代初頭のミニシリーズ「The Vision and the Scarlet Witch Vol. 1 #4」において双子の父親がマグニートーであると明かされて以降、これを否定するエピソードが描かれた事もありますが、多くは親子として認識されています。

ワンダとピエトロが登場した映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」が公開された頃は、マグニートーは20世紀FOXが権利を有していたため、双子はミュータントではなくマインド・ストーンによって改造された強化人間としてスクリーンデビューしました。

しかし、昨年発売された公式設定本「ワカンダファイル」によると、ソコヴィア人は遺伝子に先天的異常があり、マインド・ストーンが彼らの隠されていた能力をアンロックしたとされています。これは映画公開当初はミュータントとして扱えなかったものの、伏線として仕込まれていた事になるのでしょうか。

先日はX-Menについて、スタジオ内で議論が続いている事を明かしたファイギ氏ですが、MCUの世界にミュータントがいるとなれば、育ての親であるソコヴィア人ではなく、実の父親であるマグニートーもどこかに存在していてもおかしくありません。また異母姉妹であるポラリスもどこかに存在しているかもしれません。果たしてスクリーンで親娘対面する事はあるのでしょうか。

ドラマ「ワンダヴィジョン」はディズニープラスで配信中。毎週金曜日17時に新エピソードが公開予定です。

ソース:Are Magneto and Quicksilver in WandaVision? Marvel’s Kevin Feige Responds

ドラマ「ワンダヴィジョン」の1話、2話のエピソードタイトルが追加される

現在配信中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」の1話と2話にエピソードタイトルが追加されました。配信スタート時は単にエピソード1、エピソード2と表記されていただけでしたが、米ディズニープラスでタイトルが更新されています。

©2021 MARVEL

公開されたエピソードタイトルは1話が「Filmed Before a Live Studio Audience」。ライブスタジオの観客の前で撮影、と言うことでシットコムであることを表現しているようなタイトルになっています。

2話は「Don’t Touch That Dial」、直訳でダイヤルに触らないで、と言う意味です。昔のアメリカの番組ではよく使われた表現だそうで、古い時代のテレビである事を考えると「チャンネルはそのままで」というような意味合いになります。

これら2つのタイトルは特にエピソードのネタバレになっている感じはありませんが、3話以降でネタバレを示すタイトルがあるのかもしれません。以前に配信されたスター・ウォーズのドラマ「マンダロリアン」も配信が始まってしばらくしてからエピソードタイトルが公開されていたので、「ワンダヴィジョン」に関しても同様の手法でやっていくと思われます。

ドラマ「ワンダヴィジョン」は ディズニープラスにて独占配信中です。

ドラマ「ワンダヴィジョン」、悪魔の数字が見つかる

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」の中で、いわゆる悪魔の数字である「666」が発見されたことが海外掲示板のRedditで報告され、話題を呼んでいます。見つかったのは1話のCMとして挿入されたスターク・インダストリーズのトーストメイト2000のシーンでした。

掲示板に投稿された画像はCMの冒頭部分でトーストメイト2000とは別の、パンを焦がしてしまうトースターとして映るものです。

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これはやはりウェストビューに悪魔メフィストの存在がある事を示唆しているのでしょうか?

ちなみに1話、2話に登場する各種時計に6がない、という報告もあります。

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ヒドラの時計にだけ6があるのは、ヒドラもまたヴィランだからでしょうか?

悪魔については町内会の女王ドッティのセリフにもあり、マーベル・スタジオのお遊びなのか伏線なのか至るところに悪魔がちらついているようです。

現在の所、ドラマのヴィランは公にされておらず、ワンダやヴィジョンに関係するコミックスからはメフィストやナイトメアが登場するのではないかと言われており、その他ヒドラやA.I.M.なども可能性として指摘されています。

続きが気になるドラマ「ワンダヴィジョン」の第3話は明日 1月22日 17時から配信予定です。

ソース:WandaVision’s Tony Stark Commercial Hints at Mephisto Villain

ドラマ「シーハルク」、主人公ジェニファーの親友役にジンジャー・ゴンザーガさんをキャスティング

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク」にジンジャー・ゴンザーガさんがキャスティングされたと、海外メディア Deadline が報じました。主人公シーハルク/ジェニファー・ウォルターズの親友役を演じると伝えています。

親友役は数人登場するとされており、ファンの予想ではそのうちの一人ジル・スティーブンスを演じるのではないかと考えられています。コミックでのジルはジェニファーとは幼馴染でしたが、ジェニファーを狙う犯罪集団に殺害されてしまうため、物語の途中で退場してしまう可能性もありあそうです。

ゴンザーガさんは映画「テッド」のジーナ役としてスクリーンデビューし、女優、コメディアン、映画監督、脚本家などとして活動する多彩な才能を持つ人物で、Deadline の記事に反応し、SNSで現在の心境を明かしました。

「シーハルクに参加できることに興奮しています!監督はカット・コイロです!ジェシカ・ガオは陽気な脚本を私たちに提供していくれていますし、才能溢れるタチアナ・マスラニーのおかげで暴れまわることができました。私を家族に迎えてくれたマーベルとディズニープラスのサポートに感謝しています。みんな準備してね!素晴らしい!」とコメントしました。

ドラマのあらすじは不明ですが、コミックでは弁護士のジェニファー・ウォルターズが、いとこのブルース・バナーからの輸血がきっかけで、ブルースの血液中にあったガンマ線の影響を受けて、センセーショナル・シーハルクに変身してしまう体質になりました。しかし、ブルース自身がアドレナリンによってハルクに変身するのとは対照的に、ジェニファーは自分の変身を制御することができ、シーハルクとしての彼女の通常の知性を保持しているという特徴があります。また、ブルースがハルクの事を常に悩んでいる反面、ジェニファーはシーハルクを気に入っています。

マーベル・スタジオの公式情報として、本ドラマシリーズは1話30分のリーガルコメディになるとの事が明かされており、現在配信中の「ワンダヴィジョン」と同様にこれまでのMCUに無かったものを見せてくれそうです。

ドラマ「シーハルク」は ディズニープラスで独占配信予定です。

ソース:‘She-Hulk’: Ginger Gonzaga Joins Disney+ Marvel Series

マーベルがディズニープラス向けにドキュメンタリー番組「Marvel’s Behind the Mask」を発表

マーベル・エンターテイメントが新たなドキュメンタリー番組「Marvel’s Behind the Mask」をディズニープラスで独占配信することを発表しました。米国で2021年2月12日にデビューするこの番組では、私達がよく知り、愛しているスーパーヒーローたちの背後にあるアイデンティティの力を探求していきます。

以下、公式の概要より

コミック本の創刊当初から、スーパーヒーローやヴィランが “普通 “の生活を送る上で、秘密のアイデンティティは欠かせないものでした。そして、それはファンの世代を超えて私たちの中で共鳴しています。1960年代初頭のマーベルコミック時代の到来以降、マーベルの作家やアーティストは、平等な権利の進化の概念を検討するためにアイデンティティの概念を使用してきました。これらの伝説的なマーベルの創造および物語は、私たちの窓の外の世界を反映しているだけでなく、私たち自身のアイデンティティと私たちが本当に誰であるかを反映しています。

マーベルのビハインド・ザ・マスクでは、ブラックパンサー、マイルズ・モラレス、ミス・マーベル、ルーク・ケイジ、X-Men、キャプテン・マーベル、そしてマーベル・ユニバースの他の多くのキャラクターの台頭の背景にある作家やアーティストを含む、マーベルの80年の歴史の中からゲストを迎え、ポップカルチャーやメディアに与えたマーベルの影響に焦点を当てます。

「マーベルズ・ビハインド・ザ・マスク」は、マーベル・ニューメディアがターマック・クリエイティブと共同で製作。監督はマイケル・ジェイコブス、製作はクリス・ゲイリーとライアン・サイモンがターマック・クリエイティブとストライク・エニウェアのために担当しています。ジョー・ケサダ、シェーン・ラーマニ、スティーヴン・ワッカー、ジョン・チェリリ、ハリー・ゴー、サラ・エイモスがマーベルのエグゼクティブ・プロデューサーを務めています。


「Marvel’s Behind the Mask」は 2021年2月12日 ディズニープラスで米国配信開始です。日本での配信については続報をお待ち下さい。

ソース:公式ページ

ドラマ「ワンダヴィジョン」の新たなトレーラー”Costumes Featurette”が公開

先週から配信が始まったMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」の新たなトレーラーが公開されました。Costumes Featurette と名付けれたトレーラーはタイトルどおりコスチュームに注目したトレーラーになっています。

以前に公開された Story Featurette トレーラー同様、メイキングを取り入れた動画になっており、3話以降のシーンと思しきものがいくつか見受けられます。

ドラマ「ワンダヴィジョン」はディズニープラスで配信中です。

ドラマ「ワンダヴィジョン」よりレトロ調ポスターが公開 ─ 新たな謎も

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」より、新たなポスターが公開されました。ポスターは配信中の1話と2話をフィーチャーしたもので、どちらも年代を感じさせる製品広告のようなデザインで描かれています。

ポスターには「信号はとても滑らかで…まるで夢の中にいるようだ」「新たな信号は影で作られた」と意味深なキャッチが書かれており、何かを示唆しているのかもしれません。

夢に関係するものといえばヴィランのナイトメアがいますが、主にドクター・ストレンジやゴーストライダーと敵対しています。睡眠中の魂が訪れる場所と言われるドリーム・ディメンションに君臨し、人の夢を操り、支配するヴィランでスパイダーマンやハルクを苦しめていたこともありました。こどもにデイドリーム、ドリームクイーン、トラウマといったヴィランがいて、親であるナイトメアと同じ様な能力を持っています。

ナイトメアとシュマゴラスが同盟を結んでいる点も、ドクター・ストレンジと関連性を伺わせるもので、「ワンダヴィジョン」と「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」は繋がっていると言われているのと何か関係があるのかもしれません。

ただし、「ワンダヴィジョン」は以前の予告動画に「デイ・ドリーム・ビリーバー」の楽曲を使用しており、数々のフェイク予告でいい意味でファンを裏切ってきたマーベル・スタジオが、挿入歌の歌詞でヴィランを示唆するのかと言われれば疑問に感じるところです。

1話、2話がドリーム・ディメンションを描いているとすると、ジミー・ウーは現実世界からワンダに呼びかけていると言うことでしょうか。しかしそれだと、「起きろ」ではなく「誰の指示だ」と聞いているあたりや、S.W.O.R.D.がドリーム・ディメンションというオカルティックな次元を監視出来ている理由もよくわかりません。ドラマ「エージェント・オブ・シールド」に登場した仮想現実世界「フレームワーク」のような技術なのでしょうか。

ドラマはまだまだ始まったばかり。来週、再来週あたりから何かが動き出す予感です。

ドラマ「ワンダヴィジョン」はディズニープラスにて配信中です。

ドラマ「ワンダヴィジョン」、先日のメイキングトレーラーからスパーキーの存在が確認される

先週から配信がスタートしたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」ですが、1話、2話の配信開始後もいくつかのトレーラーが公開されています。中でも「story featurette」と名付けられたトレーラーには新キャラクターの姿が垣間見えている事を先日の記事でもお伝えしました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/wanda-vision-trailer-story-featurette-wonder-man/”]

そして今回はあらたにコミックにも登場しているスパーキーの存在が確認されました。動画の1分45秒あたりにスパーキーの名札がはられた犬小屋を確認することが出来ます。

画像出典:The Direct

スパーキーとはコミック「VISION」に登場した、ヴィジョンファミリーが飼っていたヴィジョンと同じシンセゾイドの犬の事です。ここでいうファミリーはワンダのことではなく、ヴィジョンと同じシンセゾイドの妻ヴァージニアと娘のヴィヴィアン、息子のヴィンの4人家族です。

隣人の飼い犬ジークがとある事故で死亡した際、ヴィジョンがジークの脳を摘出、解析し、家族のためにと再構築したいわゆるロボット犬です。ヴィジョンとおなじ組織のボディをもっているため、分子操作や物体透過、飛行といった能力を備えています。

せっかく作ったものの妻ヴァージニアによって殺されてしまいますが、その後トニー・スタークとワンダの手によって蘇った、という経歴の持ち主です。

マーベル・スタジオ代表のケヴィン・ファイギ氏は以前にコミック「VISION」からの影響を尋ねられ「一部はそうです。そのための美しいカバーがいくつかあり、ヴィジョンは郊外にいるといった、いくつかのインスピレーションを得ました。そのコミックを知っているなら、ドラマのある時点で犬のスパーキーに出会うかもしれませんが、それはコミックからインスピレーションを受けただけで、異なる方向に進むでしょう。」とスパーキーの登場を示唆するコメントをしていました。

そのため、ドラマに登場するスパーキーはシンセゾイドである可能性は低いかもしれません。実際に登場するスパーキーはどのような姿なのでしょうか?

ドラマ「ワンダヴィジョン」はディズニープラスで配信中です。

ソース:WandaVision Video Reveals Family Dog, Sparky, Coming Soon To Marvel Series

ドラマ「ワンダヴィジョン」のアグネスは何者なのか、そして夫のラルフとは? ─ 1話2話からの考察

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」に登場する、”おせっかいな隣人”アグネスについて掘り下げていく記事になっています。また、アグネスの基になっていると言われるコミックのアガサ・ハークネスについても触れて行こうと思います。

※この記事にはドラマ「ワンダヴィジョン」やこれまでのシリーズのネタバレが含まれています。ご覧の際はご注意ください。

コミックのアガサ・ハークネス

コミックに登場するアガサはいわゆる魔女で老婆です。紀元前500年ほどに生まれたとされていますが、第二次大戦中キャプテン・アメリカと共に戦っていた頃は若い女性の姿で、その後数十年で老婆姿になっているのは謎のひとつです。

現代においてはファンタスティック・フォーのミスター・ファンタスティック/リード・リチャーズとインビジブル・ウーマン/スーザン・リチャーズの息子フランクリン・リチャーズの乳母役でもあり、そしてドラマへの関連性がもっとも高い要因として、スカーレット・ウィッチ/ワンダ・マキシモフの魔術の師匠でもありました。

アガサはエボニーという黒猫の姿をした魔法生物を使い魔として飼っており、ニコラス・スクラッチという名のヴィランの息子がいます。しかし夫の存在については不明です。

アガサはニュー・セイラムという魔女や魔術師たちが住む村のリーダーでしたが、魔女裁判によって住民たち(住民ももちろん魔女)に殺され、一度目の死を迎えることになりました。その後はアストラル体(映画版ドクター・ストレンジでも出てきた状態、霊魂やゴーストのようなもの)として登場しています。アガサの死後、ワンダは魔力による妊娠でウィリアムとトーマスという名の双子を出産しましたが、アガサはこれを危険だと指摘しました。結果的にマスター・パンデモニウムに双子を奪われ、裏で糸を引いていたメフィストに双子の魂は吸収されてしまいました。アガサは狂気に陥ったワンダの手によって、2度目の死を迎える、というのがコミックでの大まかなアガサです。

ドラマのアグネス

アグネスという女性はドラマ開始から5分も経たないうちに登場するワンダとヴィジョン以外の主要キャラクターで、引っ越しの挨拶に来る所から出会いが始まります。年齢設定は不明ですが、コミックのような老婆姿ではありません。

アグネスはワンダの事を根掘り葉掘り聞いたあと、ワンダの記念日を成功させようと”おせっかいな隣人”として色々とアドバイスをくれます。ワンダをサポートしてくれる点ではコミックのアガサと似ていますが、現状では魔女を感じさせる要素はありません。

2話に入ってもワンダとヴィジョンのマジックショーに向けて、うさぎのセニョール・スクラッチーを貸してくれたり、町内会の会合に向けてアドバイスをくれるなど、おせっかいぶりは健在です。

現在の段階では肩書通りの単なるおせっかいな隣人としての色が強く、ヒーローのようには見えません。しかし、だからといって単なる隣人としては不可解な言動も見られます。それがアグネスの言う夫ラルフの事です。

夫のラルフとは?

以前にトレーラーで横に立つ男性がいましたが、彼はラルフではなくハーブ(ヘヴァリー)という名の町人であることが、2話で判明しています。そして度々名前が出るにも関わらず、不思議な事にラルフと名乗る男性はまだ登場していません。

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そんな夫のラルフに対してアグネスは愚痴ばかりこぼしているのでピックアップしてみました。

「こんにちは、アグネスよ!右のお隣さん、おたくから見たら左ね。ご挨拶が遅くなってごめんなさい。義理の母がすぐ近所に来てるっていうから隠れてたの」

「うちの夫が覚えてるのは飲んだビールの銘柄だけよ」

「夫のラルフに必要なのは”死ぬまで妻を満足させる方法”だけどね」

「うちのラルフは煮豆しか食べないんだけどね。だからあんな体型してるのよ」

愚痴を額面通り受け取るのであれば、ラルフはビールと煮豆に目がない男性なのでしょうか。ビール腹のようでもあり、豆ばかりで痩せているようでもあり、いまいち全体像がつかめません。

また、2話のマジックショーの最中には「それより観客の一人を消してくれない?私の夫のラルフを」とこぼしていました。しかし、アグネスと同じテーブルについている観客は女性でした。

アグネスは画像中央やや左に座っている黒髪の女性です。その左の初老の男性がラルフなのでしょうか?しかし義母の話もあったので、この男性をラルフだと考えるのはやや難しい感じです。このシーンにラルフは映っているのでしょうか?

そこで思うのは「ラルフなんていないのでは?」という事です。

1話、2話でワンダやヴィジョンは「いつ結婚したのか」などを覚えていませんでした。ソコヴィア出身である事や、ワンダがサイコキネシスを使ったり、ヴィジョンが人造人間で物体を透過出来る事は覚えているようでしたが、二人は肝心な事を忘れています。ヴィジョンが映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」で死んでいる事実です。二人の記憶に障害が生じているように、アグネスもまた記憶がおかしい可能性があるのではないでしょうか。

また、予告動画でのアグネスは助けを求めてもいました。

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アグネスは何者かに操られており、その何者かは夫のフリをしていて、アグネスは助けて欲しいと思っている。時折その何者かの制御を脱し、本心を明かせている可能性はあるのでしょうか?「夫を消して欲しい」というのは救難信号なのかもしれない、というのは考えすぎでしょうか。

ウェストビューは本当にワンダの世界なのか

このドラマはコミックの「VISION」と「HOUSE OF M」を原案に制作されていると言われています。「VISION」はヴィジョンとその家族(アンドロイドの妻と子どもたち)が郊外で理想的な人間らしい生活を送ろうというあらすじで、「HOUSE OF M」はワンダの能力が覚醒、暴走し、宇宙まるごとワンダの理想に作り変えられてしまうようなあらすじです。両コミックともいわゆる闇落ち展開で、なかなか救われない結末を迎えます。

とはいえ、「HOUSE OF M」でワンダが作った新世界は、ワンダの能力で改ざんした記憶すら回復したウルヴァリンを除いて、まさに思い通りの世界であり何の不安もありませんでした。

ところがドラマの舞台であるウェストビューはワンダにとっても不安要素が多く、本来のワンダであればハート夫妻やドッティをマインドコントロールで従わせることも出来るはずなのにしませんでした。能力のすべてを覚えていないのでしょうか。

コミックのワンダとアガサの間のエピソードにおいて、悪魔の存在はひとつ大きなものです。ドラマにおいても悪魔メフィストやその手下が登場するとすれば、ウェストビューという町の住人を支配しているのはワンダではなく、その悪魔かもしれません。

2話で「子どもたちのために」というワードがたくさん出ましたが、現状で子どもは誰一人登場していません。予告動画では町に子どもがいることもわかりますが、ウェストビューは悪魔が子供の魂の養殖場として利用している、というのはかなり突飛な考えなのかもしれません。

ジミー・ウーの依頼、またはS.W.O.R.D.の任務などで派遣されてきたワンダもヴィランの術中にはまり、ワンダの能力と相まってヴィジョンを再創造して、ワンダの深層心理で描いていた幸福な世界を構築してしまった。ヴィランは来訪者であるワンダの偵察としてアグネスやハート夫妻を送り込んだというのが1話の流れだったのではないでしょうか。そして2話になり、ラストでS.W.O.R.D.のマークを見て任務を思い出しかけたものの、幸福な生活を優先し、現実をなかった事にしてしまったのではと考えてしまいます。

今後はワンダの子どもたちやヴィジョンのマインド・ストーンを求めて、ヴィランが本格的に動き出しそうな予感がしますが、MCUはいい意味で期待を裏切ってくれるシリーズなので、考察や予想なんてまず当たらないでしょう(笑

ところでヴィジョンのもともとの遺体、というかスクラップはどこかに保管されているのでしょうか。ワカンダかアベンジャーズ・コンパウンドか。トニー亡き今、フェーズ3までのキャラクターならシュリぐらいしかリペア出来なさそうですね。

ドラマ「ワンダヴィジョン」にあのキャラが登場? ─ メイキングが垣間見えるトレーラー、”Story Featurette”が公開

先日配信開始となったMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」の新たなトレーラー「Story Featurette」が公開されました。マーベル・スタジオ代表のケヴィン・ファイギ氏や脚本・製作総指揮のジャック・シェイファー氏のコメントを収録し、撮影風景なども確認できるトレーラーになっています。

現在配信中の1話と2話はシットコム調に作られており、主演を務めるエリザベス・オルセンさんやポール・ベタニーさんが以前のインタビューで「実際に観客を入れて収録した」と明かしていたように、このトレーラーでは観客席の様子も伺えるようになっています。これまでのMCU作品とはまったく違うテイストですが、今後エピソードが進むにつれてMCUの色が強くなっていきそうです。

ちなみにこのトレーラーのジャック・シェイファー氏のコメント中、後ろの壁が一面ぼかされています。その中でも左上のキャラクターは、胸の赤いWの文字がワンダーマンのようにも見えますが登場するのでしょうか?

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ドラマ「ワンダヴィジョン」は ディズニープラスで独占配信中、毎週金曜日に新エピソードが追加予定です。