Netflixドラマ「パニッシャー」のヴィラン役ベン・バーンズさん、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」出演の声が掛かっていたことを明かす

Netflixのマーベルドラマ「パニッシャー」に登場していたヴィラン、ジグソウを演じていたベン・バーンズさんが、ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」のカリ・スコグランド監督からオファーのメッセージを受け取っていた事を明かしました。

ベン・バーンズさんは、Twitterユーザーの@wccndaを介したRotten TomatoesとのInstagram Liveセッションで、このことを明かしました。

そして、(カリ・スコグランド監督から)「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」をやっているから、その中に僕の役があるかもしれないとメッセージが来たんだ。僕はちょうど「Shadow and Bones」に出演するところだったので、詳しい役どころについては知らされていません。

バーンズさんは、Netflixの「パニッシャー」シリーズでジグソウことビリー・ルッソ役を演じており、スコグランド監督は「パニッシャー」のシーズン1エピソード4「武器の調達」でエピソード監督を務めていました。また2015年のミニシリーズ「Sons of Liberty」でも一緒に仕事をしています。

バーンズさんは2019年11月にも別のマーベルの役に交渉中と報道されましたが、「パニッシャー」の撮影スケジュールと重なりすぎて断念したことを明かしています。

バーンズさんの役割がジグソウ/ビリー・ルッソの再演であればMCUにまた新たな風が吹きそうですが、現在ショーに登場しているキャラクターだとすればジョン・ウォーカーであった可能性も高いように思えます。

マーベル・スタジオが複数回に渡ってラブコールを出しているとなると、また近々交渉が行われることになりそうです。それによってMCUとNetflixドラマが接続されるのかは不明ですが、新しい魅力的なキャラクターが登場する日はそう遠くないかもしれません。

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」第6話は 2021年4月23日(金)16時より ディズニープラスで配信です。

ソース:Falcon and the Winter Soldier Almost Included The Punisher’s Jigsaw Actor Ben Barnes

米ディズニープラスにスパイダーマン等ソニー作品が加わることが報じられる

海外メディア Variety が、ディズニーが米ソニー・ピクチャーズと「大規模な映画ライセンス契約」を結び、ソニーの2022年の劇場公開作品から「スパイダーマン」をはじめとするマーベル作品をDisney+(ディズニープラス)に提供することを約束したと報じました。

記事によるとこの契約は、「ソニーの作品を、ディズニーの一連のストリーミングおよびリニア・プラットフォームで展開することを求めている」とも伝えています。

この契約は、ソニーがNetflixとの間で、劇場公開や家庭用映画のリリース後に、ソニー・ピクチャーズの作品の権利をNetflixが保有することを認める契約を結んだことを受けたものです。Netflixでの配信後、ソニーの作品はディズニーのプラットフォームに独占的に配信されることになるとの事。今のところこの協定は米国市場をターゲットとしています。

ABC、Freeform、FX Networks、Acquisitions for Disney’s Media and Entertainment Distributionのビジネスオペレーション責任者であるChuck Saftlerは、公式声明の中で、この画期的な複数年契約は 「ファンにとっての勝利 」であると指摘しています。

プラットフォームを問わないこの画期的な複数年契約により、ディズニー・メディア・アンド・エンターテイメント・ディストリビューションのチームは、ソニーの受賞歴のあるアクション映画やファミリー映画の豊富な作品群を、当社の消費者向け直接販売サービスやリニアチャンネルで活用するための、非常に大きな柔軟性と幅広い番組編成の可能性を保証することになります。ファンの皆様にとっても、ハリウッドで最も多くの作品を生み出している2つのスタジオの最高のコンテンツを、様々なプラットフォームで視聴することができるというメリットがあります。

ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントのワールドワイドディストリビューション&ネットワーク担当プレジデントのキース・ル・ゴイは、今回の契約について、「映画配給戦略の重要な部分を固めた」と述べています。

この画期的な契約は、映画を愛する人々や、彼らにサービスを提供するプラットフォームやネットワークにとって、当社の映画が持つユニークで永続的な価値を再確認するものです。この画期的な契約は、映画ファンや彼らにサービスを提供するプラットフォームやネットワークにとって、当社の映画のユニークで永続的な価値を再確認するものです。今回の合意は、当社の映画配給戦略の重要な部分を成すものです。それは、当社の各映画の価値を最大化するために、幅広い主要なパートナーとともに、あらゆるウィンドウで消費者に提供することです」と述べています。

今回の報道どおり上手く物事が進めば、ディズニープラスではMCUのスパイダーマンだけでなく、SPUoMC(ソニー・ピクチャーズ・ユニバース・オブ・マーベル・キャラクター)として開発された「ヴェノム」や「モービウス」などの映画も視聴できる日が来るという事のようです。

こうなると残るはユニバーサルが権利を保有している映画「インクレディブル・ハルク」のみディズニープラスで視聴できず(日本ではアイアンマン1作目も未配信です)、今後はハルクの権利の解消に向けて動いていくものと考えられます。

ソース:Disney and Sony Set Massive Movie Deal, Bringing ‘Spider-Man’ Films to Disney Plus

ドラマ「ホークアイ」いよいよ撮影最終日 ─ ジェレミー・レナーさんがSNSで報告

ディズニープラスで配信予定のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」で主演をつとめるジェレミー・レナーさんが、自身のInstagramで撮影が最終日である事を報告しました。

Images from Instagram/@jeremyrenner

投稿された写真には最終日を伝えると共に「これでさよならではありません、またすぐにお会いしましょう。ありがとう、キャスト、クルー、そしてマーベル」とテキストを添えています。

ジェレミー・レナーさんは「ホークアイ」の撮影に入ってから比較的よく写真を投稿しており、「ワンダヴィジョン」などに比べると情報が公開されています。しかし先日は「斧を振り下ろされている」写真を投稿したことで、クリントの今後の運命について憶測を呼んでいます。「さよならではない」という言葉と併せて、どういう意味が込められているのでしょうか。

「ホークアイ」は間もなくポストプロダクションに入り、公開に向けて編集作業等が始まると見られています。

ドラマ「ホークアイ」はディズニープラスで配信予定、配信日は2021年内の未定となっています。

ソース:Hawkeye: Jeremy Renner Shares Selfie & Brief Message on Last Day of Shooting

Huluのマーベルアニメ「M.O.D.O.K.」のポスターが公開

米Huluで5月21日から配信予定の大人向けアニメ「モードック」のポスターが公開されました。アニメは全10話配信される予定で、ショーランナーのジョーダン・ブルームさんが自身のTwitter上で公開しました。

あらすじは以下の通り。

スーパーヴィランのモードックは長い間、世界を征服するという彼の夢を追求してきた。しかし、地球最強のヒーロー達と戦い、何年もの敗北と失敗の後、モードックは彼の邪悪な組織A.I.M.を失墜させてしまった。A.I.M.のリーダーとして確固たる存在であり、殺人のためだけに設計された精神生物は、崩壊しつつある結婚と家庭生活にも対処しながら、彼の最大の挑戦である中年の危機に立ち向かう!

アニメ「モードック」は5月21日よりHuluにて米国配信予定です。

エミリア・クラークさんがドラマ「シークレット・インベージョン」に参加すると報じられる

制作準備が進められているMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シークレット・インベージョン」に、大人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」に出演したエミリア・クラークさんが出演することを海外メディア Variety が報じました。

記事によるとキャスティングは最終交渉中とのことで、役割もわかっていません。

「シークレット・インベージョン」は同名のコミックをドラマ化するもので、コミックではシェイプシフターであるスクラル人が人知れずヒーローたちと入れ替わり地球の侵略をしていたという物語です。

コミックとは逆にMCUのスクラル人は味方の色が強く描かれており、どのようにアレンジされるのかは注目ポイントのひとつとなっています。

コミックの主人公であるニック・フューリーをシリーズおなじみのサミュエル・L・ジャクソンさんが演じ、もうひとりの主人公としてスクラルのタロスをベン・メンデルソーンさんが引き続き演じる事が発表されています。

また、海外メディアの報告によると、メインヴィランをキングズリー・ベン=アディルさんが演じると伝えている他、先日はオリビア・コールマンさんが出演交渉に入っているとし、かなり豪華なキャスティングとなってきています。

人気のエミリア・クラークさんのキャスティングが報じられた事で喜びの声がある一方、不安の声も上がっています。原作の「シークレット・インベージョン」で重要な女性キャラクターといえばS.H.I.E.L.D.のエージェントであるクエイク/デイジー・ジョンソンで、ドラマ「エージェント・オブ・シールド」で既にクロエ・ベネットさんが演じることで実写化されており、コールソンと並んで大きな人気を獲得しました。しかし今回の報道でデイジーのリキャストを危惧するファンもいるようです。

とは言え、デイジーはアジアの血を引くキャラクターでクロエ・ベネットさんもアジア系俳優。クラークさんはイギリス出身の女優であり、キャラクターの多様化を進めているMCUでわざわざ白人にリキャストしないだろうという見解もあるようです。その他、スパイダーウーマン/ジェシカ・ドリューやS.W.O.R.D.の長官アビゲイル・ブランドなどがファン予想にあがっています。

一体どんな役を担うことになるのか、今後の情報には要注目です。

ドラマ「シークレット・インベージョン」はディズニープラスで配信予定です。

ソース:Emilia Clarke Joins Marvel’s ‘Secret Invasion’ at Disney Plus (EXCLUSIVE)

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」から新ポスターが公開

ディズニープラスで配信中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」から新たなポスターが公開されました。ポスターを手掛けたのはアーティストのルーク・バトランドさんで、本作のふたりの主人公ファルコン/サム・ウィルソンとウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズに焦点を当てたものとなっています。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』のラストから繋がる物語… キャプテン・アメリカの盾<想い>を受け継ぐのは誰なのか――?『アベンジャーズ/エンドゲーム』でキャプテン・アメリカから盾を受け継いだファルコン。しかし、彼はその重責に悩み、盾を手放してしまう。親友が託した想いを受け継いでほしいウィンター・ソルジャーだったが、はたして…?一方、平和の象徴”キャプテン・アメリカ”を失った今、人々は新たな”象徴”となるヒーローを求めていた…。

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」第6話は 2021年4月23日(金)16時より ディズニープラスで配信です。

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」最終回に向けてシャロン・カーターの現状まとめ ─ 彼女は闇落ちしてしまったのか?

現在配信中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」で約5年ぶりに登場したシャロン・カーター。そんなシャロンは最後にみた姿とは大きく異る人物として再登場し、視聴者に衝撃を与えました。本記事では今作で謎の多いシャロンの現状を紐解いて行きます。

ドラマ以前のシャロン

まずはこれまでのシャロンの足跡です。

2014年公開の映画「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」でデビューしたシャロンは、S.H.I.E.L.D.のエージェントとして登場し、その素性を隠してスティーブ・ロジャースをサポートしていました。物語のラストでは果敢にヒドラに立ち向かう様子が描かれました。

2016年の映画「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」ではS.H.I.E.L.D.の崩壊以降、CIAのエージェントとして働いている事が分かりました。本作では姓がカーターである事が明かされ、スティーブと恋仲だったペギー・カーターの姪孫だった事が判明します。この作品の中でスティーブの逃亡を手助けした事が今作でのシャロンに大きく影響しています。

なお、サノスによって消えていたことがエンドゲームの1シーンからわかっています。

©2019 MARVEL,Disney

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」のシャロン

久々に登場したシャロンはマドリプールにいました。ハイタウンに居を構え、多くの部下らしき人間を従えている様は逃亡中の人間には見えません。美術品を盗んで売るという事を生業としている様子が語られます。

しかしどういうわけかロータウンでのシーンが度々見受けられます。本作の初登場の際もロータウンの酒場でした。

シャロンはヴィランなのか?

シャロンがヴィランになってしまった、闇落ちした、パワーブローカーとはシャロンでは?という声はネット上でもよく見かけます。実際に美術品を盗んでいるようですし、追ってきた賞金稼ぎを殺すシーンもあり、ペギー・カーターを尊敬していた昔のようなクリーンな感じはありません。

シャロンの目的

まずはじめに抑えるべきポイントはシャロンはなぜマドリプールにいるのか、という事です。これは劇中でも言及されていて、「マドリプールは他国に犯罪者を引き渡さない」からです。つまり、米国政府に追われるシャロンにとってマドリプールは安全なのです。

次に、生業の美術品泥棒について考えてみます。元S.H.I.E.L.D.のエージェントであるシャロンからすれば、美術館に入り盗んでくる事は造作もない事かもしれません。しかし逮捕を嫌ってマドリプールに来たのに、国外へ盗みに出かけるのはなんともおかしな話です。考えられるのは部下に盗みに行かせるか、あるいは盗品としてマドリプールに入ってきた美術品をあらためて盗むかです。特に後者は元の所有者にシャロンの存在がバレることはないので、シャロンにとってとてもセーフティです。これであればロータウンに出向いている事も辻褄が合うように思えます。

シャロンがマドリプールでどういう目標をもっていたかは語られていません。しかし、サムたちと再会することで「政府から恩赦を得たい」という欲求は強く出てきたようです。そして実際にサムたちに協力するシーンは多く、別れ際にも恩赦について念を押します。

©2021 MARVEL,Disney

シャロンはパワーブローカーなのか?

パワーブローカーは新たな超人血清を使って何らかのビジネスを企んでいました。そして血清を盗んだカーリ達フラッグスマッシャーズを追っていました。2話のラスト、スロバキアの首都ブラチスラバの空港でパワーブローカーの追手とフラッグスマッシャーズが接触して以降、劇中で直接の接触はありません。

血清を取り返せなかったパワーブローカーにとって、血清を作ることができるネイゲル博士は最重要の人物です。そもそも血清が盗まれていなくても、博士は金の卵をうむニワトリです。博士に危険が及ぶ行為は絶対に避けなくてはなりません。

一方でシャロンはシビル・ウォーの関係者でした。シビル・ウォーで描かれた範囲ではシャロンはジモの目的を知る由はありませんでしたが、ジモが危険人物であることは知っています。そんなジモを博士の所へ連れて行くのはリスクが大きすぎると言えます。

また、血清探しの第一歩としてたずねた故買屋のセルビーを考えてみましょう。はじめに酒場の主人に対してジモが「セルビーに会いに来た」というシーンで初めてシャロンが登場します。シャロンはセルビーの名前を聞くとフードを深くかぶり直しどこかへ消えていきます。そして、サムがスマイリングタイガーだと偽って面会しに行った結果セルビーは殺されてしまいます。

ここのシーケンスにおいて、シャロン=パワーブローカーであれば、セルビーに対して面会しないように仕向ける時間は充分にあったように思えます。しかし面会は行われる事になりました。そしてセルビーは面会中に何者かに殺害されてしまいます。口封じのためにシャロンがセルビーを殺したのであれば、シャロン=パワーブローカーと考えるのはおかしくありません。しかし実際には口封じというより、サムを助けるためにセルビーを撃っています。セルビーは口を割りそうで撃たれたのではなく、サムを殺そうとして撃たれました。そして博士の元へ案内したのは結局シャロンであり、博士の事を秘密にしておきたいはずのパワーブローカーと真逆の事をしています。

その場を逃走したサムたちにかかる追手を始末し、ハイタウンの家にかくまったのもシャロンです。シャロン=パワーブローカーだと仮定すると、セルビーを自ら(あるいは部下に指示して)殺害し、サムたちをセルビー殺害の容疑者に仕立てあげ、その後追手をけしかけておいてその追手を自ら始末し、自宅に招くというなかなかの自作自演をやっている事になります。

また、パワーブローカーの怒りの矛先にも注目です。パワーブローカーの手下が2話でカーリたちフラッグスマッシャーズを追いかけて以降、カーリのもとには度々脅迫メールが届きます。これはもちろんカーリが血清を盗んだことが原因となっています。しかしパワーブローカーに大損害を与えた人物がもうひとりいます。血清を処分し、血清を作ることができるネイゲル博士を殺害したジモです。パワーブローカーに対してより大きな損害を与えたのはカーリよりもジモであることは明白です。しかしながらジモに対して刺客が差し向けられた描写はありませんでした。これは、パワーブローカーがジモの存在を把握出来ていないか、あるいはサムとバッキーが近くにいるため手を出せないかのふたつである事が考えられます。

シャロン=パワーブローカーだとして経緯をまとめると、フラッグスマッシャーズに血清を盗まれ、謎の自作自演をしてサム達と再会し、博士の居場所を明かした結果殺害され、フラッグスマッシャーズに殺す殺すのメッセージを送るだけで、4話ラストで居場所がわかったにも関わらず逃げられて、ジモに対しては手出しせずに、5話で再びフラッグスマッシャーズに殺すメッセージを送っているとても滑稽なヴィランになってしまいます。シャロン=パワーブローカーがサムたちを利用してカーリを追いたかったとすれば、パワーブローカーにとっては大誤算、大失敗となりました。

しかし、何らかの理由でパワーブローカーとシャロンが繋がっていた可能性はあります。そしてサムたちと再会して鞍替えをした可能性です。シャロンがラボの後始末をし、パワーブローカーに虚偽の報告をしていればパワーブローカーの怒りがジモに向かずにフラッグスマッシャーズにのみ向いていることも合点が行きます。

そして、シャロンを演じるエミリー・ヴァンキャンプさんはインタビューで「シャロンの最大の目的は恩赦を受ける事」だとコメントしています。

劇中のシャロンの恩赦を望む姿勢、そして俳優さんのインタビューまで嘘だとすれば、制作陣のサプライズはこちらの想像以上だと言わざるを得ません。それでこそMCUとも言えるのですが。

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シャロンのスマホ

5話ではシャロンがバトロックと電話をしているシーンがあります。そしてその時のシャロンのスマホはアップル製品ではありませんでした。これがなぜシャロン=ヴィラン説になるかというと、2020年のライアン・ジョンソン監督のインタビューに起因しています。

「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密」などを手掛けるライアン・ジョンソン監督は Vanity Fair とのインタビューにおいて、「Appleは、作中でiPhoneを使用できるようにしているけど、ミステリー映画を見る場合これは非常に重要な問題だ。カメラに映る悪役はiPhoneを使用できないんだよ」と内情を明かしました。「自身が手掛ける映画の中に、秘密にするべき悪役がいるすべての映画監督は、今僕を殺したいだろうね」とジョークも飛ばしています。

©2021 MARVEL,Disney

しかしこれは「悪役はiPhoneを使えない」のであって、「iPhoneじゃないから悪役」ではないのです。作品によって善人役はMac、悪役はWindowsとしているものもあるようですが、シビル・ウォーのトニー、スティーブの二人はアップル製品でもスターク・インダストリーズ製品でもなく、中国のVivoを使用していました。

from 「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」©2016 MARVEL,Disney

iPhoneではないからシャロンはヴィランとするのは根拠として弱いと言わざるを得ません。

バトロックに何を依頼した?

バトロックに何を依頼したかは5話まででは明かされていません。しかし依頼したからヴィランとは言えないのです。

バトロックがMCUに初登場したのは「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」です。S.H.I.E.L.D.の船レムリアスターを占拠して人質をとり、身代金を要求してきました。しかしこれはフューリー長官がバトロックに金を払ってさせた事でした。インサイト計画に疑念をもったフューリーはS.H.I.E.L.D.の誰も信用出来ないと考え、バトロックにレムリアスターを襲わせる自作自演をし、キャプテンに人質救出作戦をさせている間、最も信頼しているナターシャにインサイト計画のデータを奪ってくるよう指示していました。フューリーがバトロックを使ったからといって、フューリーをヴィランと呼ぶことはできません。

シャロンとバトロックが組んだとしても、結果を見るまでは何とも言えないのです。

ところで電話での会話の内容から1話の冒頭でヴァッサン空軍大尉が誘拐されたのもシャロンの依頼のように思えます。この誘拐の理由は最終話で明かされるのでしょうか?

©2021 MARVEL,Disney

バトロックとカーリのシーンを整理しておきましょう。

シャロン=パワーブローカーの場合、カーリは復讐のターゲットです。すなわちバトロックはカーリを殺すために仕向けられたと考えられます。

シャロンが正義の下で動いている場合、テロを阻止するためにバトロックを利用しているはずです。

この2つの目標は似ていて、カーリの無力化が到達点になります。武器が暴発してカーリが死んだり、実際には使えない武器でテロが失敗するケースが考えられます。とにかくテロが失敗すれば視聴者も一安心です。

この2つとは違って、シャロンが別のヴィランと結託している場合、カーリたちの目論見どおり進み、ひどい結末を迎える可能性があります。


現状を細かくみても、シャロンがヴィランである確たる証拠はありません。美術品を盗む事や賞金稼ぎを殺した事は抜きにしてですが、ヴィランの匂いがする、といった程度です。そして、シャロンがヒーローサイドにいる裏付けは、5話までではほとんど出来ません。

コミックのシャロンに目を向けると、S.H.I.E.L.D.の長官をつとめた時期があります。フューリーを演じるサミュエル・L・ジャクソンさんは現在72歳。フューリーの世代交代は数年以内、はやければ1~2年以内(フェーズ5に入るまで)に訪れるかもしれません。そしてドラマ「ワンダヴィジョン」で登場したS.W.O.R.D.も現在ヘイワード臨時長官が失脚し、長官が不在となっています。S.W.O.R.D.に関しては前長官の母マリアに変わってモニカ・ランボーが継ぐか、あるいは原作どおりアビゲイル・ブランドが登場する可能性もありますが、シャロンに椅子が回ってくる可能性もゼロではないかもしれません。

残された最終話、シャロンは誰のために、何のために、どのように動くのでしょうか。

当ブログでも紹介している日本未公開のアメリカで公開されている今作のトレーラーのうち、5話までに登場していないシャロンのシーンがひとつあります。

©2021 MARVEL,Disney

駐車場らしきシーンですが、奥の赤い光は5話ラストのGRC本部の停電シーンと重なるものがあります。シャロンはマドリプールを出てニューヨークへと現れるのでしょうか?

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」第6話は 2021年4月23日(金)16時より ディズニープラスで配信です。

マーベル・スタジオ副社長がドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」S2について明かす ─ ヴァルについても言及

マーベル・スタジオの制作・開発担当副社長であるネイト・ムーア氏が、先日、海外メディア Indiewire の取材に応じ、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の第2シーズンの可能性について言及しました。

ムーア氏はインタビューの中で本作について、「この決定は、シリーズがスタートしたときに出たものですが、制作中にも考えていたことでした。”なんて素晴らしいんだ “と思うからではなく、我々の典型的な作品よりも少しドラマチックに感じるからです。この作品は、私たちが初めてテレビに進出した作品であり、たとえDisney+であっても、この番組が取り組もうとしている内容にふさわしいと考えました。」と述べました。

そしてシーズン2の可能性について、「率直に言って、パンデミックの混乱の中で、私たちはただ番組を完成させ、タイムリーに放送することを目指しています。願わくば、このシーズンの終わりには、次のシーズンで伝えられることの可能性を見ていただきたいと思います。」とコメントしました。

また、ムーア氏は「ワンダヴィジョン」の将来と本作を比較して語ってくれました。

「ワンダヴィジョン は、一度しかできない番組だと思うんです。ワンダはヘックスに戻ることはありません。一方、ファルコン&ウィンター・ソルジャーは、キャプテン・アメリカとその盾というレンズを通して、スーパーヒーローとは何かという遺産を扱う作品です。そして、これは次のシーズンでも再訪できるストーリーだと思います。なぜなら、これは永遠のストーリーだからです。それは会話のようなものだからです。」

さらにムーア氏は、ジュリア・ルイス=ドレイファスさんが演じるヴァレンティナ・アレグラ・ド・フォンテーヌが、「遅かれ早かれ、より多くの波紋を呼ぶことになる」と予告しました。

本作は政治的、人種的なテーマに深く踏み込んでおり、通常のディズニーブランドではなかなか見ることが出来ない異色な作品となっています。しかしもちろんヒーロー作品でもあるため、ファルコンとウィンター・ソルジャーの二人のキャラクターのコンビネーションは面白く、まだまだ続けて見たいと思うファンも多いようです。

ウィンター・ソルジャーを演じるセバスチャン・スタンさんはシーズン2について「プランを聞かされた事はない」と回答し、カリ・スコグランド監督はシーズン2を制作したい事を明かしています。

昨年報じられたニュースではシーズン2にあたる作品がタイトルを変えて制作されると伝えられており、その時は「キャプテン・アメリカ&ウィンター・ソルジャー」や「ファルコン&キャプテン・アメリカ」、あるいは「ファルコン&ウィンター・ソルジャー&別のキャラクター」になる可能性も指摘されていました。

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」第6話は 2021年4月23日(金)16時より ディズニープラスで配信です。

ソース:‘The Falcon and the Winter Soldier’ Will Run as a Drama Series at 2021 Emmys — Exclusive

ドラマ「ホークアイ」、ジェレミー・レナーさんが意味深写真を投稿 ─ クリントの運命は!?

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」で主人公クリント・バートン役をつとめるジェレミー・レナーさんが公開した写真が話題を呼んでいます。Instagramのストーリーに投稿された写真はクリントの未来を示唆しているのか、憶測が飛び交っています。

投稿された写真は2枚。

Images from Instagram/jeremyrenner

画像には「仕事がつまらない・・・ことはないよ(笑)」とテキストが埋め込まれていますが、気になるのはやはり斧を振り下ろされている事。

ヴァイキングの扱うような両刃の斧を使うヴィランが登場する事を示唆しているのか、あるいはこのドラマの結末ではクリントも退場してしまうのか、とても気になる写真となっています。

2012年の映画「アベンジャーズ」に登場したキャプテン・アメリカ、アイアンマン、ソー、ハルク、ブラックウィドウ、ホークアイの6人のうち3人は退場しています。クリントは2011年の「マイティ・ソー」から登場しており、MCUの中ではかなりの重鎮。本作はコミックの2代目ホークアイであるケイト・ビショップが登場し、世代交代をする作品と言われていますが、これがクリントの最後の作品かどうかは明かされていません。

「ホークアイ」はどのような結末を迎えることになるのでしょうか。

ドラマ「ホークアイ」は 2021年 ディズニープラスで配信予定です。

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」5話のイースターエッグをピックアップ

2021年4月16日配信のドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」エピソード5「真実」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

真実

今回のエピソードタイトルはロバート・モラレスさんが執筆した2003年のコミックシリーズ「Truth:Red,White&Black」に由来しています。このコミックではイザイアの朝鮮戦争時代が描かれていました。

©MARVEL

I am Captain America.

自信満々に自らをアイアンマンだと主張したトニーと違い、ジョンは自己暗示をかけるように繰り返します。結局のところ、ジョンは政府に与えられた任務に応えようとしたあまりこのような結果になってしまいました。

ファルコン&ウィンター・ソルジャー vs. キャプテン・アメリカ

サムとバッキーがジョンと一戦交えるシーンは映画「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」をオマージュした構図がいくつか見られます。

©2021 MARVEL,Disney

盾を奪い返すことに成功したバッキーは盾をサムに向かって放り投げます。この状況の原因のひとつがサムであることに不満と怒りを抱えているようですが、それでもスティーブの意志を尊重し、「俺が貰う」と言っていたにも関わらずサムに盾を預けます。

壊れた翼

サムはキャップの盾を手にし、壊れたファルコンスーツをホアキンに託していきます。

©2021 MARVEL,Disney

コミックのホアキンはサムがキャプテン・アメリカとなった際に2代目ファルコンとなりましたが、それ以前にホアキンはヴィランに人体改造され、本物の翼をはやした鳥人でした。残酷な部分をカットしつつ、2代目ファルコン誕生の可能性が与えられる事になりました。

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不名誉除隊

ジョンは諮問委員会から不名誉除隊を通告されました。キャプテン・アメリカとしての肩書も権限も奪われ、当然階級も恩給も与えられません。その上供述の機会さえ与えられないようです。

©2021 MARVEL,Disney

現実の米軍は記憶に新しいところで2011年や2019年にテロリストと認定したグループのリーダーを殺害しています。当事者は不名誉除隊なのでしょうか?現実と比較すると少し不思議な展開でした。

これまで政府の指示に従い行動し、史上初の名誉勲章3つを受章したジョンに対して極めて重い罰となりました。ジョンのこれまでの政府に対する忠誠心を考えると、アフガニスタンのトラウマの件も政府の指示でやった可能性が高いようにも思えます。

とは言えジョンがやったことはキャプテン・アメリカとしては許される事ではありませんでした。

コンテッサ・ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌ

肩を落とすジョンと妻に歩み寄ってきた女性は「ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌよ」と名乗ります。「正式には”伯爵夫人”もつくんだけど」と付け加え、ヴァルと呼んでと告げたこの女性は「私だってきっと殺してた」とジョンの心に寄り添う姿勢を見せます。

©2021 MARVEL,Disney

それだけでなく、ヴァルはジョンが血清を打ったことを知っており、「あなたの価値が一部で高騰している」と告げます。さらにヴァルは盾が政府のものではないことを話します。確かに本作の物語の中心である盾は、映画「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」でハワード・スタークが戦争中に米軍と作り、エンドゲームまで使用していた盾ではありません。別のマルチバースからスティーブが持ってきたものです。スティーブとカーターがダンス出来た世界の米政府のものである可能性はありますが、少なくともこの世界の米政府のものではないという意味でグレーゾーンだと表現しているようです。そこまで知っている人物ということです。

ヴァルはコミックにも登場する人物で、コミックではコンテッサとも呼ばれています。コンテッサは伯爵夫人の意味で、英語字幕をオンにすると 「it’s Contessa Valentina Allegra de Frontaine.」と自己紹介していることも分かります。

©MARVEL

コンテッサことヴァルは1967年のコミック Strange Tales #159 で初登場しています。歴史の長いキャラクターであるヴァルは初対面でフューリーを投げ飛ばしたことがありましたが、以降二人は長く恋仲に。S.H.I.E.L.D.アカデミーを卒業したヴァルはエージェント14として活動します。その後シークレット・インベージョンではスクラルに取って代わられましたが、このシリーズで大きな役割を果たしたあと、ヴァルはヒドラへと入りマダム・ヒドラを名乗る事になりました。しかしヴァルは最終的にS.H.I.E.L.D.でもヒドラでもなく、ロシアのスパイ組織リヴァイアサンのメンバーでした。

ちなみにリヴァイアサンはドラマ「エージェント・カーター」のヴィランとして登場しています。ディズニープラスで視聴可能です。

今回登場したヴァルは既にヴィランサイドに身をおいているように見えますが、コミックのどの部分を継承しているのかは今の所不明です。今後「シークレット・インベージョン」はドラマ化がアナウンスされているため、そこで再登場する可能性が高いと考えられます。

なお、本来の公開スケジュール通りであれば映画「ブラックウィドウ」でヴァルがデビューしていた可能性が指摘されています。

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ソコヴィア記念碑

ソコヴィア記念碑を訪れていたジモの前にバッキーがあらわれ、銃を突きつけます。しかし第1話で言及されたセラピストとの3つのルールに従い、血を流すことはありませんでした。そしてジモは恨みはない事を告げ、償いリストから名前を消してあることを明かします。

©2021 MARVEL,Disney

この記念碑は映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」での事件が原因で建てられたもので、ここへ来ることが妻と子供をその事件で亡くしたジモの目的のひとつだったと考えられます。

ラフト刑務所

ドーラミラージュがあらわれ、ジモをラフト刑務所へ引き渡すことが明かされました。

from 「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」©2016 MARVEL,Disney

ラフト刑務所は「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」に登場した刑務所で、当時はサディアス・ロスの管轄でした。コミックではロス、ジモ、そしてバッキーの3人はヴィランチームであるサンダーボルツを率いた事があり、この3人が線で繋がりそうな瞬間となりました。

「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」のラストではサムやワンダたちがスティーブの手引によって脱獄をしており、そのセキュリティにやや心配な部分があります。ラフトの詳細はMCUで描かれていませんが、コミックどおりヴィランを専用に収監している施設であれば、ラフトは世界一危険な場所とも言えます。

この先ジモがラフトで誰かと結託する可能性は少なからずありそうです。

バッキーの頼み事

バッキーがアヨに頼んだのはサム用の新しいウイングスーツです。MCUのサムは「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」でデビューし、当時は米軍由来のウイングスーツを着て登場しました。これはすなわちスターク製のスーツです。

©2021 MARVEL,Disney

一方コミックのサムが飛べるようになったのは、ブラックパンサーから譲り受けたハーネスが最初でした。

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332部隊

332は、第二次世界大戦のタスキーギエアメンの別名であり、主に黒人兵士が駐屯する陸軍空軍の有名な部隊です。軍隊は1948年まで人種的に隔離されていました。

©2021 MARVEL,Disney

イザイアの真実

イザイアの語る真実は、コミックの設定をほぼ踏襲しています。

スティーブが仲間の救出のために命令を無視して単身敵地へと向かったのと同じく、イザイアも仲間を救うために行動していた事が明かされました。しかしその結末は大きく異っていた事が判明します。スティーブが英雄として扱われた事に対して、イザイアは人体実験される事になりました。

©2021 MARVEL,Disney

船の修理

バッキーがワカンダからの贈り物を届けてくれたシーンです。1970年のコミック「キャプテン・アメリカ #170」でサムが初めて空を飛べるようになった時同様ワカンダ製の翼となるでしょう。

©2021 MARVEL,Disney

「メタルアームを使えばいいのに」というサムに「右利きだから」と答えたバッキーですが、指摘が気になったのか工具まで左手で扱うようになりました。

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レマーの家族

レマーの家族に報告にいったジョンはそこで嘘をつきました。ニコはカーリの仲間ですが、レマーを殺した張本人ではありません。

レマーの両親が泣き崩れているのに対して、レマーの姉or妹は冷ややかな表情でジョンを見つめているのが印象的です。何らかの展開がありそうにも思えるシーンですが、IMDbによると彼女の登場はこの1話だけのようです。

©2021 MARVEL,Disney

シャロン

シャロンの電話相手はディズニープラスの字幕機能をオンにするとバトロックである事がわかります。

©2021 MARVEL,Disney

バトロックは「お前のせいでチームの半分を失った」といい、シャロンが「今度は2倍払う」と言っている事から、本作1話の冒頭でバトロックがヴァッサン空軍大尉を誘拐したのはシャロンの依頼だったと考えられます。もし実際にそうであれば恩赦を得るどころかますます状況は悪くなるはずで、シャロンの事が心配になります。

ハリウッドの暗黙のルール「ヴィランはアップル製品を使わせて貰えない」という説もありますが果たして。

もうスティーブはいない

サムが「スティーブはいない」事を明らかにしました。もといたこの世界で亡くなったのか、ペギーと過ごした世界に戻ったのかは言及されませんでした。これにより、スティーブがメンター的に登場するのでは?といった可能性は限りなくゼロになったようです。

サムとバッキーの和解

このシーンでサムとバッキーがお互いの心情をようやく理解しました。サムはバッキーに「まず一人救え」とアドバイスします。

©2021 MARVEL,Disney

「キャプテン・アメリカ」らしさを感じる一言でした。

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船は売らない

土壇場でサラは船を売らない決心をしました。船はサラにとっての盾であり、引き継いだ遺産です。姉のサラと弟のサムはともに遺産を守るために立ち上がり、戦うことを決心しました。

サムはイザイアこそが相応しいと考えつつも、ひっそりと過ごしたい彼の意志を尊重しつつ、自ら立ち上がる決意をしました。

サムのトレーニングシーン

ヒーローがデビューする際にトレーニングシーンは欠かせません。何にでも練習は必要です。かつてのトニー・スタークもスーツを作ってはテストを繰り返していました。

使われているBGMはエンディングテーマにもなっている曲で、タイトルは「Louisiana Hero」。ルイジアナというタイトルから、サム専用の曲であることがわかります。

バトロック再登場

バトロックはカーリに武器を渡しました。今夜のテロで使う武器のようです。そして、同時にシャロンの依頼も実行されるはずです。カーリの殺害を依頼している可能性は高そうですが、市民に被害が出てしまえばシャロンの帰る場所はなくなってしまうでしょう。

©2021 MARVEL,Disney

ただしバトロック自身はテロやフラッグスマッシャーズ、GRCに興味はなく、現れるであろうファルコンをターゲットに見据えているようです。

GRCの採決

GRCがニューヨークで区画法令の採決を取っています。サノスによって人口が半分になっていた時期にアメリカは国外から人を受け入れ復興につとめていたようですが、アベンジャーズたちがあらためてサノスに勝利したことで消えていた人たちが戻り、受け入れていた人手が突如不要となったので追い出すための法令のようです。

©2021 MARVEL,Disney

かなり自分勝手な政府であり、やはりGRCも本作のヴィランのひとつであると言えます。とはいえMCUでの米政府の勝手さは今に始まったことではないので、さほど衝撃でもありませんでした。

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世界はひとつ、人間もひとつ

GRCの中にもフラッグスマッシャーズに共感する人間がいました。かつてのヒドラのようにこっそりと合言葉を交わしています。

©2021 MARVEL,Disney

この言葉をきっかけに停電となり、次回フラッグスマッシャーズが動き出すようです。

サムの新スーツ

新スーツはお披露目されませんでした。隙間からわずかに見る事は出来ますが、リーク通りのものになるかはこの段階ではなんとも言えません。

©2021 MARVEL,Disney

ジョン・ウォーカーの新たな盾

先日公開された予告でやや作りの粗い盾を見ることが出来ていましたが、自作していた事で合点がいきます。こういった制作風景はどうしてもトニー・スタークを思い出しますが、ジョンの行動原理的には「アイアンマン2」のヴィラン、イワン・ヴァンコがアークリアクターを作ったシーンと重ねたほうが自然かもしれません。

©2021 MARVEL,Disney

コミックのジョンはキャプテン・アメリカを引退する際に盾とコスチュームをスティーブに返却した後、記憶を消され、ザ・キャプテンのコスチュームを着用してUSエージェントを名乗ることになりました。

ヴァルの勧誘を受けたジョンはこのままヴィランの道を歩むのでしょうか?それとも贖罪の代わりとして、誰か(市民、あるいはサムやバッキー)を守って命を落としたりするのでしょうか?


ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」第6話は 2021年4月23日(金)16時より ディズニープラスで配信です。