映画「ブラックウィドウ」より「レッドガーディアン」のスピンオフドラマが制作されると報じられる

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックウィドウ」に登場したレッドガーディアン/アレクセイを主人公としたスピンオフドラマがディズニープラスで制作されると、海外メディア Giant Freakin Robot が報じました。映画から引き続きデヴィッド・ハーバーさんが演じるとしています。

記事によると、ドラマ「レッドガーディアン」はディズニープラスシリーズとして制作されるとの事で、フェーズ4に含まれる可能性は低いと伝えています。

レッドガーディアンについてMCUファンが知りたい事は主にふたつあり、ひとつは「ブラックウィドウ」の劇中で取り上げられた「キャプテン・アメリカとの戦い」、そしてもうひとつは「インフィニティ・ウォーやエンドゲーム、そしてそれ以降何をしていたのか」という部分です。

ナターシャの死後、エレーナについてはドラマ「ホークアイ」に登場する事になっていますが、今回報告されたドラマでアレクセイやメリーナに関しても取り上げられるのかもしれません。

今後の情報にも要注目となりそうです。

映画「ブラックウィドウ」はディズニープラスにて配信中、ディスク版、デジタル配信版も好評発売中です。

ソース:Exclusive: David Harbour’s Red Guardian Getting A Series

ラテンアメリカのディズニープラスでは「Marvel Studios Assembled」の「エターナルズ」と「ホークアイ」が12月中に来るという

ラテンアメリカで展開されているディズニープラスでは、制作の舞台裏を描くドキュメンタリー番組「マーベル・スタジオ・アッセンブル」の「エターナルズ」と「ホークアイ」が12月に配信予定だと、海外サイト What’s on Disney Plus が報じました。

記事によると「ホークアイの裏側」はドラマ「ホークアイ」のフィナーレを迎えた1週間後の12月29日の水曜日に、「エターナルズの裏側」は12月22日に配信されるとのこと。

しかし以前には北米のディズニープラスで映画「エターナルズ」本編が1月12日から配信されると報告されており、どちらの情報が正しいのかは気になる所となっています。

ディズニープラスシリーズの裏側については北米ではほとんどが最終話の翌週に配信されているため、「ホークアイ」に関しても12月29日配信の可能性は高いと考えられます。ただし、日本での配信は大きく遅延して配信されたエピソードもあり、海外情報はあくまで目安にしかならないようです。

ソース:“HAWKEYE” & “ETERNALS” MARVEL STUDIOS ASSEMBLED EPISODES COMING SOON TO DISNEY+

ドラマ「ホークアイ」から新たなトレーラー「Hit the Mark」が公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」から新たなトレーラー「Hit the Mark」が公開されました。15秒の短い動画の中には謎の姿の人物が登場しており、かねてより報じられているブラックウィドウ/ナターシャ・ロマノフの妹、エレーナ・ベロワの登場への期待を上げるつくりになっています。

動画の中ではステルススーツを着用した正体不明の人物と、クリントの周りに電撃がほとばしる新たなシーンが含まれており、これがブラックウィドウのウィドウズキスによるものなのか、注目が集まっています。

また、ナレーションで「biggest surprises are yet to come」(最大のサプライズはこれから)とのアオリも入っており、残る3話で何かのサプライズが有ることも示唆しています。

「ホークアイ」の公式概要は以下の通りです。

アベンジャーズ創設メンバーのオリジナル・ドラマシリーズがディズニープラスで独占配信! 『アベンジャーズ/エンドゲーム』後のニューヨークが舞台。 アベンジャーズを辞めたい男・ホークアイのただ一つの願いは、家族と平穏なクリスマスを過ごすこと。 けれども、彼の過去に関わる事件が起こり、トラブルに巻き込まれていくことに…。 アベンジャーズになりたい若き弓の使い手、ケイト・ビショップがホークアイの戦いに加わるが、果たして彼はニューヨークを舞台にした壮大な戦いを切り抜け、クリスマスを無事迎えることができるのか。

ドラマ「ホークアイ」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第4話は 2021年12月8日 配信予定です。

ドラマ「シークレット・インベージョン」、マリア・ヒルの再登場が報じられる

ディズニープラスで配信予定のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シークレット・インベージョン」にコビー・スマルダーズさん演じるマリア・ヒルが再登場すると、海外メディDeadline が報じました。ただしこの作品の性質上、敵か味方か、本物か偽物かは不明のようです。

マリア・ヒルは映画「アベンジャーズ」(2012年)でニック・フューリーの片腕、S.H.I.E.L.D.の副長官として登場し、以降MCUでも要所要所で活躍し、ヒーローたちをサポートしてきました。

ところが、映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」で登場したニックとマリアはそれぞれスクラル人のタロスとソレン(タロスの妻)が擬態していた事が描かれました。そして映画のラストシーンでは本物のニック・フューリーが宇宙ステーションにいる様子が描かれましたが、マリア・ヒルについての描写はありませんでした。

ニック・フューリーは映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」の時には既にタロスが演じていたという考察もありますが、マリア・ヒルに関しては描写がなく、タロスと同時期に地球へ来て任務に当たっているものと考えられています。また、本物のマリア・ヒルが現在どこで何をしているのかについてもヒントがありません。

シンプルに考えるのであればフューリーと同じ場所で指揮の支援をしていると考えられますが、まだ見ぬ場所で危険な状態に陥っている可能性も否定出来ません。

本作はフューリーとタロスがシリーズから再登場し、メインヴィランにキングズリー・ベン=アディルさん、その他、オリビア・コールマンさんやエミリア・クラークさん、キリアン・スコットさん、クリストファー・マクドナルドさん達が役割不明のキャスティングとして報じられています。

先日は本作のプロットの一部がリークされ、キングズリー・ベン=アディルさんの役柄、そしてキリアン・スコットさんの役柄について報じられました。

また、ドラマ「エージェント・オブ・シールド」でS.H.I.E.L.D.のエージェントを演じてきたエリザベス・ヘンストリッジさんクラーク・グレッグさんに関する噂も出ていますが、クロエ・ベネットさんはこの噂に関して否定の動画を投稿しました。

キングズリー・ベン=アディルさんによると、マーベル・スタジオから「ウソを付くように指示されている」との事ですが、この作品にはどのような真実が隠されているのでしょうか。

ドラマ「シークレット・インベージョン」は 2022年 ディズニープラスで配信予定です。

ソース:Cobie Smulders To Reprise Maria Hill Role in Marvel Series ‘Secret Invasion’

ドラマ「ホークアイ」、LARPシーンのフィーチャレットが公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」の新たなフィーチャレットが公開されました。ディズニープラスで先週配信されたエピソード2の「かくれんぼ」でのライブRPGシーンに焦点があてられており、その中にはクラシックコミックスタイルのホークアイのコスプレをした人物も登場しています。

©MARVEL,Disney

このLARPシーンが導入された理由について、クリントを演じるジェレミー・レナーさんが海外メディEntertainement Weekly とのインタビューで「提案された時、僕は“絶対にやらなければ”と思いました。コミコンで経験したように、(LARPのシーンでも)僕が“ファンは最高だ”と言っているようなものですから。もしクリント・バートンが、コミコンでたくさんのファンと戦いごっこをしたとしたら、ファンは(クリントを)ボコボコにしようとするでしょう。この作品にも、謙虚さを交えながら、違った種類のユーモアをもたらすのが良いと思ったんです。」とコメントしています。

「ホークアイ」の公式概要は以下の通りです。

アベンジャーズ創設メンバーのオリジナル・ドラマシリーズがディズニープラスで独占配信! 『アベンジャーズ/エンドゲーム』後のニューヨークが舞台。 アベンジャーズを辞めたい男・ホークアイのただ一つの願いは、家族と平穏なクリスマスを過ごすこと。 けれども、彼の過去に関わる事件が起こり、トラブルに巻き込まれていくことに…。 アベンジャーズになりたい若き弓の使い手、ケイト・ビショップがホークアイの戦いに加わるが、果たして彼はニューヨークを舞台にした壮大な戦いを切り抜け、クリスマスを無事迎えることができるのか。

ドラマ「ホークアイ」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第4話は 2021年12月8日 配信予定です。

Netflixドラマ「アイアンフィスト」女優が映画「シャン・チー」の出演オファーがあった事を明かす

Netflix制作のドラマ「アイアンフィスト」にコリーン・ウィング役で出演していたジェシカ・ヘンウィックさんが、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」の出演オファーがあったことを明かしました。

映画「マトリックス レザレクションズ」に出演するジェシカ・ヘンウィックさんは海外メディア The Hollywood Reporter とのインタビューの中で、マトリックス最新作と同時に「シャン・チー」からのオファーが届いたというヘンウィックさんは「それは私にとってまさに赤い薬、青い薬どちらを選ぶのかという瞬間でした」とマトリックスのワンシーンをなぞらえて語りました。

アイアンフィストとシャン・チーは共にカンフーを使って戦うヒーローであり、その関連キャラクターを「シャン・チー」に登場させる事はそう難しいことではないと考えられます。しかし、ヘンウィックさんはマトリックスへの出演を選択し、コリーン・ウィングの復活は見送られたようです。好評を得たNetflixのマーベルドラマシリーズの中で「アイアンフィスト」は評判が悪く、MCUで再演してみたいと過去のインタビューで語っていたヘンウィックさんですが、この二択でマトリックスを選択したことはさほど不思議なことではありません。

しかしNetflix版のマーベルキャラクターはMCUでの復活が常々ささやかれており、映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」ではデアデビルが、ドラマ「ホークアイ」ではキングピンが、ドラマ「シーハルク」ではジェシカ・ジョーンズが登場するとも噂されています。

ヘンウィックさんが「シャン・チー」に出演する事がなくなったため、彼女がコリーン・ウィングを再演する予定だったかどうかは不明です。しかしこれが実際にコリーン再演計画だったとすれば、やはりNetflixのマーベルキャラクターの再登場計画が水面下で進められているのかもしれません。

ソース:Keanu Reeves and Carrie-Anne Moss resurrect a 20-year love story with The Matrix 4.0

ドラマ「アガサ:ハウス・オブ・ハークネス」キャスリン・ハーンさん、発表時までタイトルすら知らなかった事を明かす

ディズニープラスで配信中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」に出演しているキャスリン・ハーンさんが The Drew Barrymore Show にゲストとして登場し、先日制作発表されたスピンオフドラマ「アガサ:ハウス・オブ・ハークネス」について語りました。

番組の中でハーンさんは「ディズニープラスデイで公開されるまで、番組のタイトルも知らなかったのよ。厳重に管理されているみたいね」と述べました。

また、司会者のバリモアさんから「今度こそメフィストが登場するのか」質問されたハーンさんは、「全然わからないわ。ワンダヴィジョンでは大きな話題になりましたが、私には何も、誰にもわかりません。つまり、今は何でも、マーベルのように、誰もが知っている何でもありの可能性があると思いますが、そのことについて決定的なことは何も聞いていません」と回答しました。

そして、ハーンさんは本作について、「魔女というと、派手で、謎めいていて、複雑で誤解されているために危険な女性というイメージがありますよね。そういったものすべてが、パフォーマーとしてこの人物をもう少し掘り下げるという意味で、私にとっては本当に興奮するものです。」と語りました。

「ワンダヴィジョン」に登場したアガサ・ハークネスはシリーズのヴィランでしたが、彼女がワンダの力を欲するその動機や目的などは描かれていませんでした。ハーンさんはアガサが「複雑で誤解されている」と説明しましたが、このスピンオフドラマでその詳細が描かれるのかもしれません。

コミックにおけるアガサ・ハークネスはワンダのメンターであり、ワンダに教えを説き、手を差し伸べるキャラクターでした。「ワンダヴィジョン」においても、アガサはワンダにルーン魔術を教える結果となりました。今後ワンダが何かのトラブルにあった時、アガサに教えを乞いに行くケースは十分に有り得そうです。

ドラマ「アガサ:ハウス・オブ・ハークネス」はディズニープラスで配信予定、配信時期は未定です。

ドラマ「ホークアイ」からトラックスーツ・マフィアのポスターが公開

ディズニープラスで配信中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」よりトラックスーツ・マフィアのキャラクターポスターが公開されました。これまでのMCUヴィランとしては珍しい、雑魚感と存在感を同時に持っている彼らは今後の物語でどういった役割を担うのでしょうか。

「ホークアイ」の公式概要は以下の通りです。

アベンジャーズ創設メンバーのオリジナル・ドラマシリーズがディズニープラスで独占配信! 『アベンジャーズ/エンドゲーム』後のニューヨークが舞台。 アベンジャーズを辞めたい男・ホークアイのただ一つの願いは、家族と平穏なクリスマスを過ごすこと。 けれども、彼の過去に関わる事件が起こり、トラブルに巻き込まれていくことに…。 アベンジャーズになりたい若き弓の使い手、ケイト・ビショップがホークアイの戦いに加わるが、果たして彼はニューヨークを舞台にした壮大な戦いを切り抜け、クリスマスを無事迎えることができるのか。

ドラマ「ホークアイ」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第3話は 2021年12月1日 配信予定です。

ドラマ「ホークアイ」の冒頭と映画「アベンジャーズ」の違いが発見される

ディズニープラスで配信中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」の1話冒頭で流れたケイト・ビショップの過去のシーンは、2012年公開の映画「アベンジャーズ」のワンシーンを別の視点から描いたものでしたが、そこに登場するスタークタワーの状況が一致しない事がファンによって発見されました。

映画「アベンジャーズ」の1時間44分ごろ、スタークタワーにてソーとロキの戦いが始まってすぐに、ソーのムジョルニアとロキの杖がぶつかりあった衝撃でSTARKの文字のうち「K」が破壊され落下していきます。そこから約18分後にホークアイが落下するシーンが描かれています。

しかし、「ホークアイ」の冒頭シーンでは「K」は健在で「R」が抜け落ちていました。今の所この事が原因で物語に矛盾が生じているわけではなく、単なるミスにとどまっています。また、小さなケイトの記憶違いと言えなくもありません。

以前に「スパイダーマン:ホームカミング」内で「アベンジャーズ」から8年後と劇中で表記され、これが時系列上問題があるとして後に公式に訂正された事がありますが、今回のものは特に影響はなさそうです。

「ホークアイ」の公式概要は以下の通りです。

アベンジャーズ創設メンバーのオリジナル・ドラマシリーズがディズニープラスで独占配信! 『アベンジャーズ/エンドゲーム』後のニューヨークが舞台。 アベンジャーズを辞めたい男・ホークアイのただ一つの願いは、家族と平穏なクリスマスを過ごすこと。 けれども、彼の過去に関わる事件が起こり、トラブルに巻き込まれていくことに…。 アベンジャーズになりたい若き弓の使い手、ケイト・ビショップがホークアイの戦いに加わるが、果たして彼はニューヨークを舞台にした壮大な戦いを切り抜け、クリスマスを無事迎えることができるのか。

ドラマ「ホークアイ」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第3話は 2021年12月1日 配信予定です。

ドラマ「ホークアイ」、2話のイースターエッグをピックアップ

2021年11月24日、ディズニープラスで配信されたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」シーズン1エピソード2「かくれんぼ」のイースターエッグを中心に原作コミックの設定や今後の予想などをご紹介していきます。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

ゴミ箱の謎

クリントとケイトが話が終わり、移動する際に画面に残るゴミ箱の落書きは奇妙です。

日本語で「アキナ」と書かれているように見えますが、マーベルコミックにアキナというキャラクターは見つかっていません。「ア」の左側には縦棒があるように見えますし、「キ」もニアイコールの記号かもしれず、たまたまカタカナのように見えるだけとか、制作陣にアキナという名の日本人クルーがいるという可能性も考えられそうです。

©2021 MARVEL,Disney

22歳の自警団

ケイトの家に到着した二人。ケイトはローニンのスーツを着て悪者を殴り、犬を助けて、軽い不法侵入したと説明するとクリントは「22歳の自警団か」と漏らします。

自警団とはヴィジランテ、一般的な英単語でもありますが、マーベルコミックにおいてはデアデビルなど、法律の外での正義執行人を指す場合にもよく用いられます。

トラックスーツ・マフィアの襲撃

怪我の心配をするクリントに対して、相手はもっとボコボコだと答えるケイト。「相手って、トラックスーツ・マフィア?」と言うクリントに、ケイトは「それが名前?それって見たまんま」と返します。ここは英語ではコミック同様にトラックスーツ・マフィアになっていますが、日本語の場合は字幕がジャージ・マフィア、吹替がスポーツジャージ・マフィアとなっています。意味合いはどれも同じですが、アイアンマンを鉄男と呼称しないのと同じで、わざわざ日本語訳にする必要はないのかもしれません。

クリントはケイトに「マフィアに顔を見られていないか」尋ねると、ケイトは「ずっと覆面を取らなかった」と返します。ここは英語では「like a pro.」と添えられており、プロのヒーローのようにマスクしていた事を明かします。しかしクリントはこのスーツが彼らに恨まれている事を説明し、危険だと伝えます。

そうこうしているとトラックスーツ・マフィアのメンバー、イワンが外から叫ぶ声が聞こえてきます。そして火炎瓶が投げ込まれ、ケイトの家は火の海に。ローニン・スーツは後で取りに来ればいいということで、ある程度の耐火加工が施されていると考えられそうです。

犬を連れて非常口から脱出した二人は、チェンバーズ・ストリート駅から電車で移動する様子。マンハッタンのチェンバーズ・ストリート駅が最寄り駅ということは、ケイトはなかなか良い場所に住んでいると言えそうです。

アベンジャーズタワー

アパートを脱出した後、物資の調達をすると言うクリントに、ケイトは「アベンジャーズの物資」への期待を膨らませます。残念な事に「スパイダーマン:ホームカミング」でバルチャーが狙ったような物資はひとつもなく、市販の消毒液や綿棒といったものでがっかりする様子のケイト。しかしこの後、アベンジャーズタワーに行くのではないかともう一度期待するも、「あれはもうトニーが売ってしまった」と再度がっかりしてしまいます。

件のタワーは2012年、スタークタワーとして建てられたものですが2014年「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」ではアベンジャーズタワーとして改築されていました。その後、ウルトロン事件を経て、2016年を描いた「スパイダーマン:ホームカミング」では引っ越しの様子が描かれ、ラストシーンでは新たな建物になっていました。

アベンジャーズタワーがあった場所はコミックでも様々な人物に所有権が渡っており、MCUでも今後登場予定のヒーローやヴィランが既にオーナーになっている可能性がありそうです。

実はこのタワーの新たなオーナーが誰なのか、本作のプロデューサーのトリン・トランさんは「全てのファン理論が聞きたいです」と話しています(外部記事)。そして、ファン理論ではファンタスティック・フォーのリード・リチャーズや、グリーンゴブリン/ノーマン・オズボーンなどの名前がよく挙げられています。

モイラ・ブランドン

アベンジャーズタワーはもうないと言うことで、ケイトの隠れ家に向かう事に。そこはケイトのおば、モイラ・ブランドンの部屋でした。冬はフロリダに行っていて不在との事。なお、モイラ以外の名前はマーベル・コミックのライターやアーティストの名前が並んでいます。

©2021 MARVEL,Disney

このモイラ・ブランドンはコミックにも登場している人物ですが、ケイト・ビショップの親戚ではありません。しかし、モイラは元ハリウッドスターで、ウェストコースト・アベンジャーズに基地を提供した人物としてケイトとは接点のあるキャラクターです。

ちなみにMCUのモイラも俳優である様子が自宅に飾ってあるポスターからもわかります。少しあとのシーンになりますが、ポスター左上に大きく名前が書かれていることから主演俳優であることは間違いなさそうですが、この映画「CREATURE of the DARK GALAXY」がどの程度の規模のタイトルかは不明です。もう一人の主演俳優の名前になっているルーク・バラードはマーベル・スタジオのVFX技術者の名前です。

©2021 MARVEL,Disney

ローニン・スーツの回収へ

ケイトをモイラのアパートへ送り届けると傷の手当をするよういいつけ、すぐさま現場へと戻るクリント。ケイトのアパートはすでに消防車や警察が来て消火活動の最中でした。

クリントは元S.H.I.E.L.D.のエージェントらしく、自然に消防服を拝借して着込むと堂々と正面から入っていきます。しかし現場でスーツは見つからず、消防車に貼られた「NYC LAPERS」のステッカーに何かを感じるのでした。

ケイトと合流

モイラのアパートに戻ったクリント。ケイトは犬をピザ・ドッグと呼びますがこれは爵位のようなもので名前はまだないようです。

そしてケイトの傷の手当がなっていないと言うことで、クリントがレクチャーしながらやり直す事に。初代ホークアイのクリントが二代目ホークアイのケイトの手当を行うのは、映画「ブラックウィドウ」で初代ブラックウィドウのナターシャが二代目ブラックウィドウのエレーナの手当をしていたシーンとオーバーラップします。

手当のあと、「NYC LAPERS」を検索すると出てきたSNSアカウントの中にグリルスという男がローニン・スーツを持っているのを発見。グリルスは「お前はもう死んでいる」と「北斗の拳」のケンシロウの決め台詞を放っていますが、英語版でも英語版ケンシロウの台詞「You’re already dead.」で決めています。ちなみにグリルスもまたローニンのことを忍者スタイルと呼んでいますが、実際の所、浪人は武士であり忍者よりも高貴な階級です。

翌朝、事件の後始末のために3人の子供を空港へと送り出す事に。娘のライラはクリントの傷が心配な様子。「クリスマスまでに必ず帰る」とフラグを立てつつ見送ります。

目撃されていたケイト

子供たちを見送り、隠れ家に戻ったクリント。ラッキーは朝からピザを食べています。

ニュースではアーマンド邸から逃げていくローニンの姿が目撃され、オークション会場爆破にも関与している可能性があると報道されており、ケイトは焦りを隠せません。

クリントはそんな状況でも母の会社に行く必要があるというケイトを送り届けることに。ニューヨークの街を並んで歩く中で、クリントが補聴器をつけている理由が(視聴者にだけ)説明されます。大まかにはコミックと同じで、戦いの中で難聴になっていった事が判明します。

そんな中、「ヒーローだ」と喜ぶ子供の声に立ち止まるクリントとケイト。挨拶しに行こうと駆け出す子供でしたが、ホークアイに気づくことはなく、目線の先にはコスプレ集団がいました。

アントマンの横にいた弓を構える女性を「あれあなたよ」とフォローするケイトでしたが、クリントは「あれはカットニス・エヴァディーンだ」と否定します。カットニス・エヴァディーンは小説「ハンガー・ゲーム」の主人公で、実写映画された際には映画「X-MEN」シリーズでミスティークを演じたジェニファー・ローレンスさんが演じ、弓を構える姿が印象的でした。

ケイトはホークアイのブランディングについて助言をするものの、クリントは聞く耳もたず。今日の予定が順調に終わればもう会うことはないというクリントに、ケイトはまだ尾行の巻き方しか教えてもらっていないと食い下がります。

なんとか電話番号の交換を済ませますが、クリントは「緊急時だけ」とキャロル・ダンヴァースがニック・フューリーに言ったのと同様に言います。英語ではさらに「or I’ll block and delete you.」(さもなければブロックして消す)と釘をさしています。

ビショップ・セキュリティ

ケイトが「職場」と話していたのは母エレノアが経営するビショップ・セキュリティ。

エレノアの部屋に入ったケイトを待っていたのは、母だけではありませんでした。エレノアの再婚相手ジャック・デュケインはおじが亡くなった割には元気そうで、今晩もエレノアと食事の約束をしていると言います。「特別な関係だった」というアーマンドと何があったのか、今後の注目ポイントとなりそうです。

ケイトはいまいちジャックを信用しきれない様子で、食事中の話題は自分が決めるという条件で、食事会への参加を承諾します。

その後ケイトは緊急連絡用と言われていた電話番号にテキストメッセージを連投。その直後に着信がりも、出てみるとその相手はニューヨーク市警のカードル刑事でした。カードルはコミックにも登場するケイトと因縁の深い刑事さんです。コミック版はハゲでもっと年のいったベテランといった感じのヴィジュアルですが、MCU版は少しイメージが違うようです。

ラーパーズ

ケイトと分かれたクリントは「NYC LAPERS」のイベント会場へ。LARPとは Live Action Role Play の略で日本では「ライブRPG」とも呼ばれているものです。テーブルトークRPGを一段階進歩させたようなもので、普通の服のままダイスを用いて遊ぶものから、本作に登場するもののように、衣装などを用意して本格的に世界観をつくって楽しむものまで様々です。

会場に到着したクリントはすぐにローニン・スーツを持ち去った人物を発見しますが、LARP用のコスチュームを着ていないクリントは門前払いとなっていまいます。仕方なくゲームに参加することにしたクリントですが、登録にあたって何も情報を明かしたくない所はS.H.I.E.L.D.エージェントの名残なのでしょうか。なお、参加者は西洋の騎士やヴァイキングなどの衣装の他に、忍者、侍など和風スタイルの人たちも見かけれます。「富治林」というのぼりが立っているのは謎のひとつです。

スーツを着ているグリルスに返すように言うと、決闘裁判をしてわざと負けてくれたら返すと懇願してきたため、またもや仕方なく応じることに。約束どおりローニン・スーツを返してくれたグリルスですが、別れ際にあらためて自己紹介。

グリルスはコミックに登場するクリントの隣人と同じ名前ですが、コミックのグリルスは消防士ではないので同じ人物と考えていいのかは難しいところです。

ところで消防士が火災現場から物を持ち去るのは禁止であり、日本では犯罪行為であり懲戒免職です。もちろん、消防士でなくとも火事場泥棒は当然犯罪です。

スーツを回収したクリントは妻ローラに電話し、帰りが明後日になる事と、トラックスーツ・マフィアとケリをつけることを伝えます。ローラが「またあいつらなの」という所を見ると、視聴者が思っていた以上に因縁が深いようです。

クリントがトラックスーツ・マフィアを「おびき寄せる」と話すと、ローラは「ナターシャの得意技」と答えます。クリスマスまで残り5日、クリントの新たなクエストが始まります。

ディナー

約束していた夕食会でケイトは刀剣愛好家というジャックとフェンシングで一戦交えることに。

しかしケイトはジャックが手を抜いている事を見抜き、不意打ちを仕掛けるとジャックは超反応でさばいてしまいます。この事がケイトの疑念を更に増幅させてしまいます。ケイトは、アーマンドがエレノアを脅した夜に剣で殺された事でジャックを疑っています。しかしエレノアは「詮索はやめなさい。大怪我する」と、それ以上何もしないよう警告します。エレノアはケイトの大学卒業後にビショップ・セキュリティで働かせたいようですが、ケイトは乗り気ではない一面も描かれます。

着替えを済ませたジャックに「大丈夫?」とエレノアが尋ねると、「大丈夫だよ。首を切り落とされそうになったのは初めてじゃない」となかなか不穏な言葉が返ってきます。そしてジャックがケイトに渡そうとしたキャンディは、第1話でアーマンド邸で見たキャンディでした。

このキャンディを見てケイトは飛び出してしまいます。しかしこれはジャックがアーマンドを殺害した事になるのでしょうか?甥がおじの家にあるキャンディを持っていてもそれほど不思議ではありません。また、ジャックが犯人だとして、現場から持ち去ったものを他人にあげてしまうのは迂闊すぎるようにも思えます。

しかし「ホークアイ」は推理ドラマではありませんから、シンプルにジャックが犯人である可能性もあるように思えます。エレノアにも脅されていた事から動機はあるでしょう。真犯人は既に登場している人物なのでしょうか?

アジト

トラックスーツ・マフィアをおびき寄せたクリント。わざと捕まって敵のアジトに行くキャッチリリース作戦はナターシャ・ロマノフが映画「アベンジャーズ」(2012年)の冒頭でも披露していました。マフィアのイワンは「生け捕りって命令だ」と言っているが、英語では「She wants him alive.」と話しており、主語が「彼女」となっています。これはこの後登場するエコー/マヤ・ロペスの事だと考えられますが、マヤがボスなのか、その下のリーダー格なのかはまだ判明していません。

一方ケイトはアーマンド殺害に関しての手がかりをクリントに伝えようと電話しますが繋がりません。再度コールすると知らない男が電話を取り、クリントがピンチであることをケイトは悟ります。すぎにビショップ・セキュリティのサービスを利用してクリントを追跡し、場所を特定すると現場に向かうのでした。このときのユーザーネーム「bishop112012」はケイト・ビショップとラッキーが初めて登場した原作コミック「ホークアイVol 4 #2」の刊行が2012年11月だったこと示しています。

シーンが変わり、作戦通りマフィアに捕らわれたクリントがいるアジトへ。「ボスと話がしたい」と言うも話が噛み合わず、マフィアがローニン=ケイト・ビショップだと考えていることが判明します。「あいつがボスか?」と言うクリントの目線の先には1話で登場したカジがいましたが、今回も特に何もありませんでした。「ケイト・ビショップは知り合いじゃない」と突っぱねるクリントですが、当のケイトはタイミング悪く天井から落下し、二人共拘束されるのでした。

エコー/マヤ・ロペス

アラクア・コックスさんが演じるエコーが登場。エコーは、原作コミックでも人気のキャラクターで、聴覚障害をもつネイティブ・アメリカン。アラクア・コックスさん自身も耳が聞こえず、ネイティブ・アメリカンです。

エコーはコミックにおける初代ローニンでもあり、この場に3人のローニンが揃ったとも言えます。また、ローニンの名の通り刀の扱いにも長けており、アーマンド殺害の関与も疑われるキャラクターのひとりです。

そしてイングランドのデペッシュ・モード氏による「Christmas Island」(1986) というインストゥルメンタルが流れ出し2話が終了します。不穏な曲調ですが、これもクリスマス関連の曲になっています。


6話中2話が終わった「ホークアイ」。本作のヴィランであろうエコーとカジは登場しただけでまだまだ未知数となっています。二人はコミックではキングピンの部下ですが、果たしてキングピンも登場するのでしょうか?そしてコミックではヴィラン寄りのエレノアとジャックも今の所大きな動きはありません。

さらにクリントを暗殺しにくるであろうエレーナは未登場となっており、3話以降でこれらの勢力がどう動くかは注意が必要です。

ドラマ「ホークアイ」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第3話は 2021年12月1日 配信予定です。