ジェームズ・ガン監督が映画「ガーディアンズ3」はファンが期待しているものにはならないと言う ─ ホリデースペシャルは中断中

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」のジェームズ・ガン監督が、海外メディア Collider とのインタビューの中で、本作の進捗を明かすと共に、「期待している映画にはならないだろう」と語りました。

インタビューの中で進捗とファンを喜ばせるような事があるか質問されたガン監督は「とても順調です。ピースメーカーでマーンを演じているチャック・イウジは、この映画のメインキャラクターの一人ですが、みんなこの男の良さにビクビクしていますよ。文字通りのパニクっています。本当に幸せなことだと思います。クリスマス休暇の直前に、マーベルにたくさんのシーンを渡しました。ケヴィンやみんな本当に、本当に、本当に興奮していたよ。でも、この映画は、ファンが思うような映画にはならないと思います。みんなが期待しているものとは違うんです。険しい道のりですが、今のところ本当に満足しています。」と述べました。

さらに、Vol.3の前日譚になる事が明かされているディズニープラスシリーズ「ザ・ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー・ホリデー・スペシャル」の進捗については、「まだ撮影はこれからです。LAで1日撮影する予定だったのですが、オミクロンが多すぎて撮影できませんでした。それに合わせるしかないですね。まだ始めていないんです。楽しみですよ。ホリデースペシャルは… 私が書いたのに、ほとんど嫉妬しています。なぜなら、みんなはホリデースペシャルの脚本をとても気に入っていて、「まあ、待ってよ」という感じなんです。私が2年がかりで書き上げたホリデースペシャルを気に入ってくれているのだから。でも、本当に面白くて、本当に良い作品です。」とコメントしました。

監督は以前のインタビューで「Vol.3は2よりも重い話になる」と語っており、今回のインタビューとあわせて考えるとハッピーエンドになる未来はあまり考えられないようです。

本作ではスターロード、ドラックス、ガモーラ、ネビュラ、マンティス、ロケット、グルートのお馴染みのチームメンバーに加えて、シルヴェスター・スタローンさん演じるスタカー・オゴルドが戻ってくる事をスタローンさんが明かしています。他、アダム・ウォーロック役にウィル・ポールターさんがキャスティング、そしてチャック・イウジさんがキャスティングされ、ハイエボリューショナリーを演じると噂されています。

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:ホリデー・スペシャル」は2022年ディズニープラスで配信予定、映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」は2023年5月5日 米国公開予定。日本公開は4月予定です。

ソース:James Gunn on ‘Peacemaker,’ The Secrecy Around Episode 8, That Opening Song, and Giving Peacemaker a Bald Eagle For a Partner

【噂話】映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」には当初の噂通りネイモアとドゥームが登場するという

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」に、かねてよりの噂どおりネイモア・ザ・サブマリナーとドクター・ドゥームが登場すると、海外メディア Bleeding Cool が報じました。ただし、その役割は非常に小さいと説明しています。

記事によるとネイモアは映画「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」に登場したブラックパンサーのような、カメオ出演よりは大きいがメインキャラクターとも言えない程度の登場になると伝えています。そして、ドクター・ドゥームは制作チームが衣装の制作を行っているものの、本人は登場せずチラ見せ程度で終わる可能性が高いとしています。

ネイモア・ザ・サブマリナーは海底王国アトランティスの王であり、コミックではトニー・スターク、ドクター・ストレンジ、プロフェッサーXなどとチーム「イルミナティ」のメンバーである誇り高き海の戦士。ワカンダにとっては敵国の王ですが、アベンジャーズやファンタスティック・フォーと共に大きな脅威に共に立ち向かうキャラクターでもあります。MCUでは「アベンジャーズ/エンドゲーム」でオコエが海底地震について話しており、脚本家はそのシーンについて「種をまけば芽が出ることもあるよね」と発言していました。

ドクター・ドゥームはヨーロッパの架空の国ラトヴェリアの君主であり、ファンタスティック・フォーのメインヴィランでもあります。ドクター・ドゥームは映画「ファンタスティック・フォー」の制作が発表されいる事から、MCUへの登場は確実視されているキャラクターであり、遅かれ早かれ登場するものと考えられています。また、「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」の後半の舞台として登場したヨーロッパの架空の国ソコヴィアは、ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」にてウルトロン事件で疲弊したあとに近隣国に吸収されたと説明されており、これがラトヴェリアのドクター・ドゥームによって征服されているのではないかと見方もされています。

今回の報道では二人共役割が小さい、つまりメインヴィランではないという事であり、他にメインヴィランが存在するのか、もしくはヴィランが存在せず、ワカンダの新国王誕生の描写に専念する可能性もあるかもしれません。

どちらにせよティ・チャラが登場しないとなっている以上、コミックでのワカンダの敵国であるアトランティスとラトヴェリアに対抗するための新国王は必須の事項であり、そこにスポットが当たるのは間違いないようです。

映画「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」は 2022年11月11日 に米国公開予定です。

ソース:Black Panther 2 Rumor Reveals Doctor Doom Role Details

テッサ・トンプソンさんがヴァルキリーの能力について新たなコメント

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ソー/ラブ&サンダー」に出演するヴァルキリー役のテッサ・トンプソンさんが、先日のインタビューで語ったヴァルキリーの能力について、自身のInstagramにて「MCUの話ではなくコミックの話」である事を明かしました。

Instagramのストーリーにてトンプソンさんは「W Magazine とのインタビューは、正史、コミック上で好きな力について話しており、「ソー/ラブ&サンダー」については話していません。ネタバレならないようにね。」とコメントし、映画のネタバレではない事を注釈として今回コメントしました。

インタビュー記事が会話の全文であったかどうかは不明ですが、「映画ではなくコミックの話」だったというのが正しいようです。

映画「ソー:ラブ&サンダー」は 2022年7月8日 米国公開予定です。

ソース:Thor 4: Tessa Thompson Clears Up Comments About ‘Erotic’ Marvel Powers

「アベンジャーズ/エンドゲーム」、米ディズニープラスで削除シーンが新たに公開

2019年公開のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」の新たな削除シーンが米ディズニープラスに追加されていると、海外メディア Giant Freakin Robot が報じました。「The Trench」と名付けられた削除シーンの存在は脚本家と海外メディア ニューヨーク・タイムズ とのインタビューで明かされていましたが、2年の時を経て公開されました。

脚本家のスティーブン・マクフィーリーさんはニューヨーク・タイムズとのインタビューの中でこのシーンについて「うまく再生されませんでしたが、塹壕でのシーンで、理由があって戦闘が3分ほど中断され、今度は18人が全員、『どうするんだ』『俺はこうする』『俺はこうする』と言い出す場面がありました」と紹介していました。同じく脚本を担当したクリストファー・マルクスさんは「このシーンは結局意味がありませんでした。なぜか登場人物全員が戦いの最中に避難所を見つけ、少し言葉を交わすだけだったのです。このシーンは真正面から伝わって来ませんでした。」と決戦の緊迫感を削ぐものだとして削除された事を明かしていました。

「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」と「アベンジャーズ/エンドゲーム」は合わせて900時間以上のフィルムを撮影したと明かされており、未公開のシーンがまだまだ存在すると考えられています。なお、今回公開された削除シーンは日本のディズニープラスにはありません。(動画は下のソース記事中に転載されています。)

映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」はディズニープラスで配信中です。

ソース:See The Avengers Prepare To Fight Thanos In Endgame Deleted Scene

エムバクは新たなブラックパンサーになるのか?ウィンストン・デュークさんの役割が拡大されたと報じられる

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー」シリーズでエムバクを演じているウィンストン・デュークさんのシリーズ最新作「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」の出演料が上がっていると、海外メディア The Hollywood Reporter が報じました。2021年11月には Giant Freakin Robot がエムバクが新たなブラックパンサーになると報じており、これらの報道が線で結ばれようとしているかもしれません。

THRは、「エムバク役のウィンストン・デュークは、パンサー神話における役割の拡大ということで、『ブラックパンサー』への復帰にあたり、高額な昇給を交渉したとのことです。その拡大がどのようなものかは不明です。」と伝えています。

「ブラックパンサー」(2018年)で登場したエムバクはブラックパンサー/ティ・チャラと最初は敵対していたものの、その後認め合い、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」や「アベンジャーズ/エンドゲーム」ではサノスとの戦いに協力しました。

ティ・チャラを失ったワカンダの新たな国王が誰になるのかは公式に発表されておらず、ファンの議論の対象になっています。大きく分けてコミック通りシュリが継ぐ説、実は生かされているキルモンガーが継ぐ説、良きライバルとなったエムバクが継ぐ説、そしてティ・チャラの息子が登場する説などが議論されています。

シュリのようにコミック通りとなればサプライズ感はありませんし、キルモンガーのラストはエモーショナルなものでであり目的は評価されるものでしたが、その手段は完全なヴィランであり容認できるものではなかった為、彼を新国王とするには相当なストーリーテリングが必要となりそうです。そう考えるとエムバクがブラックパンサーになるのは割と妥当な所で、幼いティ・チャラの息子が登場したとしても、成人するまでの代理国王としてワカンダを守るという展開もできそうです。

ディズニー及びマーベル・スタジオはティ・チャラに関して代役をたてないと発表しているため、新国王の誕生は避けて通れませんが、一方で「マーベルにおけるティ・チャラの重要性から代役をたてて描写を継続するべき」との声も上がっており、ティ・チャラを演じたチャドウィック・ボーズマンさんの兄弟であるデリック・ボーズマンさんもこの声に賛同しています。

全員が納得する脚本は困難だと予想される本作、ワカンダの新国王誕生に注目が集まっています。

映画「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」は 2022年11月11日 に米国公開予定です。

ソース:‘Black Panther: Wakanda Forever’ to Resume Filming Next Week With Letitia Wright

映画「スパイダーマン:NWH」の魔法の箱に削除されたバックストーリーがある事が明らかに

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の物語の中心にあった魔法の箱マキナ・デ・カダヴスについて、VFX担当のエイドリアン・セイント・ギロンズさんが、海外メディア Befores & Afters とのインタビューの中で、制作当初はバックストーリーも用意されていた事をあかしました。

ギロンズさんは、彼女とチームがどのようにこの箱をデザインしたかを説明し、映画にふさわしい外観にするために、「多くの時間」を要したと述べました。このため、プロセスを通じて「多くの変更」が行われ、「全体のバックストーリー」もありましたが、結局は制作中に「簡略化」されたといいます。

私たちがデザインしたんです。それは、とても奇妙なことですが、私たちが多くの時間を費やしたことの一つです。思いもよらないことですが、とても時間のかかる作業だったんです。箱の外観や機構を正確に把握するために、何度も何度も繰り返したのです。いろいろな変化がありました。以前はもっとメカニカルなパズルでした。ネットでクリス・ラムゼイのビデオを見て、彼が大きなパズルを解いているのを見たことがあるかもしれませんね。最終的にバックストーリーが単純化された背景があったんです。

次に、箱は「緑の立方体」として撮影され、ポストプロダクションの過程で外観や仕組みの詳細が進化していった事を説明しました。

この映画で最初から素晴らしかったことのひとつは、私たちがクリエイティブなプロセスに参加できたことです。箱は最初、緑の立方体でしたが、箱の背後にあるアイデアが進化していきました。箱がどのように機能するかは、プロジェクトの期間中、実際に変化しました。全般的なアイデアは常に、ストレンジが解決するものであり、ヴィランたちを自分たちの世界に帰すためのものでした。しかし、今回の場合は、最終的に、間違ってしまった呪文を封じ込めるためのものでした。だから、ちょっとハイブリッドな役割になって、そういう意味で制作中に変化しました。

企画は、箱が 「古く」「複雑」に見え、かつ 「面白い仕組み」になるようにすることから始まりました。チームは、本当にパワフルで強い魔法使いでなければ扱えない装置のように見せたいと考えたと説明します。

最初のブリーフィングは、「古めかしく、複雑で、面白い仕掛けであること」でした。強い魔法使いでなければ解けないようなものでなければならない。最初のデザインはすべて分解され、ストレンジはすべてのピースを元に戻す作業です。蝶番のような機構があり、外観は、金属と木と石を適度に使って、古代の芸術品のような感じを出す必要がありました。

ギロンズさんが説明したように長い時間をかけて開発されたこの箱ですが、誰が何のために作ったのかというようなストーリーは語られる事なく映画は終わりました。ドクター・ストレンジのアーティファクトとしておなじみになっているアガモットの目や浮遊マントに比べると、物語上重要であったにも関わらず、その背景はほとんどわかっていません。

残念な事に今回のインタビューでは、当初用意されていたというバックストーリーの詳細は明かされませんでした。今後別のインタビューや、あるいは今後のMCU作品で再登場し、語られる機会を待つしかありません。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2022年1月7日 より日本公開中です。

ソース:Here’s how math art inspired the mirror verse moments in ‘Spider-Man: No Way Home’

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」より自由の女神のコンセプトアートが公開

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のコンセプトアートを担当したマレク・オコンさんが、自身のTwitterにて本作に登場した自由の女神のコンセプトアートを公開しました。

オコンさんは「今日の #SpiderMan #NoWayHome のコンセプトアートは、少し専門的なものになります。プリプロダクションのほとんどの時間を、リフレッシュされた自由の女神とリバティ島周辺の建設現場のデザインに費やしました」と説明を添えてアートを投稿。

続けていくつかの画像を投稿し、「ここでの目標は、派手なキーアートのイメージを作ることではなく、ヒーローたちが戦うための面白い遊び場を構築することだったのです。3Dで様々な断面図やフロアレイアウトを作成し、後にカメラのフレーミングやアクションの流れを計画するために使用しました。BlenderとEeveeを使ってリアルタイムにプレビューしながら、素晴らしいプロダクション・デザイナーのダレン・ギルフォードにその空間を見せました。これらの3D空間は、後にアンリアル・エンジンに転送され、VRを使って人間の視点から見ることができました。かなり驚きましたね。」とコメントを添えています。

この自由の女神についてはドラマ「ホークアイ」でも言及されていましたが、今後は映画「キャプテン・アメリカ4」でも登場する機会があるかもしれません。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2022年1月7日 より日本公開中です。

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」の撮影再開が報じられる

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」の撮影再開が始まったことを、海外メディア BBCニュース が報じました。シュリを演じるレティーシャ・ライトさんが怪我から回復し、セットに戻っていると伝えています。

2021年の11月から撮影が中断されていた本作ですが、記事によると、現在再開されているとの事で、ライトさんのスポークスマンは「今月は予定通りに撮影が再開され、予定通りに進んでいます。」とコメントしているとの事。

怪我とは別に新型コロナウイルスのワクチンに対する反対の姿勢を見せていることが問題視されていましたが、アメリカに入国出来ているという事はワクチンを接種したと考えられるようです。ただし、公式なコメントはありません。

「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」はレティーシャ・ライトさんの出演シーン以外のすべての撮影が終わったと監督が以前に話しており、残りのシーンが今月から撮影される見通しです。

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」は 2022年11月11日 米国公開予定です。

ソース:Letitia Wright returns to Black Panther II set months after accident

【噂話】映画「エターナルズ」のボーナスコンテンツが3月から米ディズニープラスに追加されるという

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」のディズニープラス会員向けの無料配信がスタートしていますが、本作のボーナスコンテンツが3月に追加されると、Twitterユーザー@mcunewsrumorsが報じました。

この投稿は「エターナルズ」のクロエ・ジャオ監督の投稿が基になっており、水面下で準備が進んでいるのは間違いないようです。「エターナルズ」にはディレクターズカット版の噂が出ており、今回の投稿はそのことや、ディスク版に含まれる予定の削除シーンなどの事を指していると考えられるようです。

また、クロエ・ジャオ監督はコメンタリー(音声解説)がディズニープラスに追加される事を示唆していましたが、それも含まれるかもしれません。

MCU作品のほとんどはBlu-rayの特典としてコメンタリーを含んでいましたが、それらもディズニープラス会員は利用出来るようになるようで、すでに映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」や「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」などのコメンタリーが日本のディズニープラスにも追加されています。ただしシャン・チーのデスティン・ダニエル・クレットン監督によるコメンタリーは、音声は英語言語のみの日本語字幕なしという、日本人にとってはハードルの高い状態のまま実装されています。10を超える言語の字幕に対応しているにも関わらず日本語は未対応で、上映が許可されなかった中国語字幕がついているのは日本人ユーザーとしては少し納得が行かない所となっています。

「エターナルズ」のボーナスコンテンツの追加が3月になっているのはディスク版の発売日に合わせている可能性が高く、発売以降に追加されるものと見られています。

映画「エターナルズ」のディズニープラスで配信中、ディスクの発売は2022年3月4日です。

映画「スパイダーマン:NWH」初期の脚本には大物キャラクターがいたという

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の脚本を担当したクリス・マッケナさんとエリック・ソマーズさんは海外メディア The Wrap とのインタビューに応じ、脚本から「大物キャラクター」が削除された事を明かしました。

インタビューの中でマッケナさんは「正直なところ、話していいものかどうかわかりませんが、大物キャラクターがいました。大物すぎるほどです。素晴らしきヴィランたちと繰り広げる物語だけでなく、この映画に登場させたいと思っていたおなじみのヴィランをどのように伝えるか、バランスを取ることが常に重要でした。同時に、あくまでピーター・パーカーの物語として、トム・ホランドの影が薄くならないようにするにはどうすればよいのか、ということも考えなければなりませんでした」と語りました。

マッケナさんの言う大物キャラクターが誰なのかは結局明かされませんでしたが、本作にはすでにキャラクターが十分用意されていたために削除される事になりました。過去のシリーズからのヴィランとして、グリーンゴブリン、ドクター・オクトパス、サンドマン、リザード、エレクトロが登場しましたが、2時間半を超えるスクリーンタイムを持ってしてもサンドマンとリザードに関する描写の時間はあまりなく、大物キャラクターを描く余地がなかったのは明白です。

「結局のところ、感動的なピーター・パーカーの物語でなくては、それは素晴らしいスパイダーマン映画にはなりません。今回、私たちには取り組まなければならない素材がありました。すべての素晴らしい俳優たちと実現しなければならない、壮大なアイデアです。しかしそれでも、私たちは主人公のために、ちゃんとパーソナルなものとして感じられるような物語を紡がなければならなかったのです。」とマッケナさんは付け加えました。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2022年1月7日 より日本公開中です。

ソース:‘Spider-Man: No Way Home’ Screenwriters on Wrangling the Superhero Epic