映画「ヴェノム3」のワーキングタイトルよりヴィランが判明か

ソニー・ピクチャーズが開発中のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「ヴェノム3」のワーキングタイトル(仮題)が判明したと、海外メディア The Cosmic Circus が報じました。また、そのタイトルは本作のメインヴィランを示しているのではないかと話題になっています。

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来月から撮影がスタートする予定の「ヴェノム3」のワーキングタイトルが「オーウェル」と設定されていると記事は言います。

ヴェノムのコミックにはオーウェル・テイラーと言うキャラクターが存在する事から、「ヴェノム3」はこのキャラに焦点が当てられているのではないかと現時点で推測されています。

オーウェル・テイラーは元アメリカ陸軍大将で、ヴェノムに対して強い恨みを抱いています。2人の息子を持つテイラーは、ヴェノムが息子のヒューを殺害したことに怒り、狂気に陥ります。彼の人生における使命は、あらゆる手段を使ってエディ・ブロックとシンビオートに復讐することです。

テイラーは、息子ヒューの友人や同僚からなる「ジュリー(陪審)」と呼ばれるチームを結成。ジュリーはアイアンマンのデザインの一部をベースにしたシンビオートアーマーチームとなり、それらを率いてヴェノムへの復讐を果たそうとします。

また、ジュリーは映画1作目に登場したライフ財団とも関係のあるチームでした。ComicBookMovie では、財団がオーウェルに人工シンビオートを提供して新たなライオットになるのではないかとも予想しているようです。

前作「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」で明らかになったハイヴの存在や、サンフランシスコ市警のパトリック・マリガンがコミック同様に寄生されトキシンになりかけていた事など、語られるべき内容も多く、クロスオーバーしようとして特に何もしないまま「スパイダーマン:ノー・ウェ・ホーム」から追い返されてしまったMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)との関係など、3作目の展開にも注目となっています。

先日はジュノー・テンプルさんの起用や、キウェテル・イジョフォーさんのキャスティングの噂なども報じられています。

映画「ヴェノム3」の公開日は未定です。

ソース:First Report: ‘Venom 3’ Working Title Hints at Film’s Villain

コンテッサ・ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌは当分の間MCUに存在すると言う

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ファルコン&ウィンターソルジャー」や映画「ブラックウィドウ」に出演したジュリア・ルイス=ドレイファスさんが海外メディア RollingStone とのインタビューの中で、次回作にあたる「サンダーボルツ」が最後の登場作品ではない事を明らかにしました。

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インタビューの中で「マーベルとは20本ぐらいの契約をしているんですか?いつまでヴァルを演じますか?」との質問に対して、ルイス=ドレイファスさんは「しばらくの間、らしいですよ」と「サンダーボルツ」以降もMCUでの登場が用意されている事を明らかにしました。

また、ルイス=ドレイファスさんはこの謎のキャラクターを演じることになった経緯について「マーベルのケヴィン・ファイギとルイス・デスポジートが会いたがっていると聞いてお会いしました。素敵な会話ができたわ」と当時を振り返り、「私の息子たちはマーベルの大ファンで、息子たちが喜ぶと思って出演を決めました。そして、それが実現したんです!私はすぐに、この宇宙と世界、そしてヴァレンティーナとは何者なのかについて、自分自身を教育しなければなりませんでした。マーベルの世界については、私は決して学者ではありませんが、勉強はしています。そして、別のジャンルに飛び込むことにとても喜びを感じています。」と述べ、作品を見た息子さんたちが大喜びしたとも語りました。

コミックのヴァルは「シークレット・ウォーズ」と「シークレット・インベージョン」にも関わっているキャラクターですが、配信間近となっている「シークレット・インベージョン」にヴァルが登場するという報道は今のところありません。

コミックではH.Y.D.R.A.との関係も深いヴァルですが、MCU版では「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」において、CIA長官となっている事が判明しました。

もしもヴァルがコミック通りH.Y.D.R.A.関連のキャラクターであった場合、CIA長官のヴァル、新大統領のサディアス・ロス、ニューヨーク新市長のキングピンといったように、フェーズ5から6にかけてアメリカの重要なポストにヴィランが並ぶことになっていくかもしれません。

ヴァルが結成することになるとされている「サンダーボルツ」には元暗殺者、ウィンターソルジャーとして活動していたバッキー・バーンズが含まれていますが、彼が再びH.Y.D.R.A.の洗脳を受けてしまうのか、ヴァルの企みには注目です。

映画「サンダーボルツ」は 2024年7月26日 米国公開予定です。

ソース:Rolling Stone

映画「ザ・マーベルズ」、サミュエル・L・ジャクソンさんが語る、映画の前に見ておくべきドラマ3本

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ザ・マーベルズ」に出演するサミュエル・L・ジャクソンさんが、海外メディア Empire Magazine とのインタビューにて、本作を鑑賞する前に見ておきたい3つのディズニープラスMCUドラマについて言及しました。

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ワンダヴィジョン

マーベル・スタジオ初のディズニープラスドラマシリーズとなった「ワンダヴィジョン」では、テヨナ・パリスさん演じるモニカ・ランボーが登場しました。

映画「キャプテン・マーベル」ではキャプテン・マーベル/キャロル・ダンヴァースの親友マリア・ランボーの小さな娘として登場したモニカが時を経て、大人になって「ワンダヴィジョン」に再登場。

マリアが創設したというS.W.O.R.D.のエージェントとしてウエストビューの調査にやってきたモニカは、ワンダが生み出したヘックスの影響で不思議な力をその身に宿す事になりました。

「キャプテン・マーベル」の頃はキャロルを「おばさん」として慕っていたモニカですが、キャプテン・マーベルの話題に触れたくないほど関係は悪化している事が描かれていました。

ミズ・マーベル

「ザ・マーベルズ」のもう一人の主人公、ミズ・マーベル/カマラ・カーンのデビュー作となった「ミズ・マーベル」もサミュエル・L・ジャクソンさんが推薦する見ておくべきドラマのひとつ。

ミズ・マーベルを演じるイマン・ヴェラーニさんのデビュー作でもある「ミズ・マーベル」は青春コメディを軸として高校生活、家族、宗教などのテーマを取り込んだヒーロー作品。

関係悪化が示唆されたモニカとは対称的に、カマラはキャプテン・マーベルの大ファンである所も本作の見所のひとつとなっています。

シークレット・インベージョン

来月の配信を控えている「シークレット・インベージョン」も「ザ・マーベルズ」にとって重要な作品のひとつだと言います。

米マーベルに「スパイスリラー」と表現される本作は、サミュエル・L・ジャクソンさん演じるニック・フューリーを主人公としたドラマ。

詳しい内容はまだまだ不明な部分が多い作品ですが、同名のコミック「シークレット・インベージョン」はスクラル人による地球侵略を描いたもの。

スクラルは「キャプテン・マーベル」にてMCUに初登場した宇宙人種族で、「キャプテン・マーベル」劇中でフューリーはスクラル人のタロスとの間に友情を芽生えさせ、その後も地球の平和のために裏で暗躍していた事がこれまでのMCUで描かれています。

しかしスクラルの全てがフューリーに友好的というわけではなくなったようで、敵対する事になってしまったスクラルとフューリー&タロスの秘密の戦争を描いていく事になります。

サミュエル・L・ジャクソンさんは「シークレット・インベージョン」と「ザ・マーベルズ」が「興味深い類の方法で繋がっている」とコメントしています。


以上がサミュエル・L・ジャクソンさんによる「ザ・マーベルズ」の前に見ておくべきMCUドラマです。

しかし、万全を期すのであれば映画のチェックもしておくのがいいでしょう。

「ザ・マーベルズ」はもともと「キャプテン・マーベル2」として開発されていた事からも、「キャプテン・マーベル」は前作とも言える存在。「ザ・マーベルズ」の主人公キャプテン・マーベルのデビュー作でもありますから、「ザ・マーベルズ」にとって最も重要な映画とも言えるでしょう。

その他、キャプテン・マーベルが登場した映画として「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」、「アベンジャーズ/エンドゲーム」、「シャン・チー/テン・リングスの伝説」などがあり、時間の許す方はこれらもチェックしてみるといいかもしれません。

映画「ザ・マーベルズ」は 2023年11月10日 に劇場公開予定です。

ソース:Captain Marvel 2 Will Rely on These 3 Disney+ Shows (Confirmed)

映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」、日本のディズニープラスでも来週配信決定

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」の日本でのディズニープラス配信が、米国と同じく2023年5月17日に決定した事が公式SNSにて告知されました。

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4月28日時点で米国での配信日はアナウンスされていましたが、どういうわけか日本では5月の配信予定リストにも記載がなく、遅れに遅れてようやくの告知となりました。

なお、Blu-ray等のディスクについて、米国では来週5月16日にリリースされますが、日本では7月12日になる事がアナウンスされています。

映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」は 2023年5月17日 にディズニープラスで配信予定です。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」、キングピンの新たな衣装が目撃され噂を後押しする

マーベル・スタジオが撮影中(そしてストの影響で一時停止中)のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」より、キングピン/ウィルソン・フィスクの新たな姿が現場で目撃され、ストーリーについての噂を後押ししているようだと話題になっています。

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キングピンを演じるヴィンセント・ドノフリオさんの襟には、米国の政治活動家によく見られるのと同様の星条旗のピンが着けられており、過去の噂でキングピンが市長選に立候補するとされていたものを裏付けているように考えられます。

コミックでもしばしば政治的権力を利用してヒーローたちの前にたちはだかるキングピンですが、「ボーン・アゲイン」でもそれと同様の展開になっていくのかもしれません。ドラマの前半では今回のロケ写真で見られたような選挙活動中のフィスクの姿を見ることが出来、どこかのタイミングでニューヨーク市長となることが予想されます。

一方で映画「キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」ではサンダーボルト・ロス長官が新たなアメリカ大統領になるとも報じられており、似たような展開が同時期にMCU内で行われる事について、どのように差別化して描かれるのかも注目されています。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」は2024年春にディズニープラスで配信予定です。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」の最も酷いシーンの舞台裏について俳優が語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」に出演したミリアム・ショアさんが、海外メディア The Direct とのインタビューの中で、本作における印象的で残虐なシーンの撮影時を振り返り、その舞台裏について語りました。

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©MARVEL,Disney

写真の左がショアさん演じる記録官のヴィム

ショアさんは本作における目を覆いたくなるような虐待シーンに関して「私には(マーベルの)大ファンの子供が2人います。2人ともですが、特に下の子は動物が大好きなんです。夫と私は『どうしよう、どうしよう』って感じでした。この映画はとても気に入っていますが、同時に動物好きにとっては、本当に、本当に、本当に暗いところに行くような映画だから、見るのは難しいと思います。」と述べました。

「ただし、動物好きにとって良いこともあります。」とショアさんは続けます。

「というのも、本作はロケットのバックストーリーについて描いています。自分がどんな存在なのか、自分は動物なのか、ということに取り組んでいるんです。彼の口癖は『アライグマじゃない』、なぜアライグマになりたくないのか?彼は何者なのか?彼は何に抗っているのだろう?でも、『この瞬間はPETAによってもたらされたのではないか』という瞬間があるんです。だから、この映画では動物愛好家も勝利の瞬間を味わうことができると思います。」

PETAは People for the Ethical Treatment of Animals の略称で、動物の倫理的扱いを求める人々の会です。「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」は残虐な動物虐待シーンが含まれているにも関わらず、同団体は最近、このMCU映画に対して「今年(2023年)最高の動物愛護映画としてこれを祝う」と述べ、この映画の本質が動物愛護になっている事を指摘しています。

これらのシーンについて、ショアさんは撮影時のガン監督ついて次のように語りました。

「彼はただ、『頑張れ。ここは酷いものでなければならない。ストーリーを成立させるためには、それくらいの賭けが必要なんだ。』と。私はファンとして、また、ファンのためにしなければなりませんでした。我々はパンチを繰り出すような悪役ではありませんから。でも、映画を観た後、子供たちが私を家に帰してくれるとは思えない、という瞬間は確かにありました。」

また、これらのシーンをリードしたハイ・エボリューショナリーを演じた共演者のチャック・イウジさんについて、「彼は、人間の中でも最も親切で、最も甘く、最も社交的な恋人のような一人という感じでしょうか。だから、彼が演じるのは「最悪な人間」かもしれませんが、本来の彼自身は本当に、出会った人全員が即座に恋に落ちてしまうような人間なのです。」と評価しました。

チャック・イウジさんの普段の顔については以前の記事もご参照ください。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-gotg-3-high-evolutionary-chukwudi-iwuji-usual-face/”]

そして、「彼と一緒に仕事をするのはとても楽しいことでした。そして、それが楽しい時間を過ごすために必要なことなのです。そして、ファンのためになるように、いいものを作るんだと考えました。だから、ジェームズが『これはシェイクスピアのレベルまで持っていこう、スコットランドの劇をやるようなものだ、頑張れ』と励ます瞬間があり、私達は興奮していました。まるでキャンディストアにいる子供のようでした。」と舞台裏について明かしました。

ショアさんたちが心を痛めながら撮影したシーンは本作の質を高めることに成功しましたが、ヴィムやハイ・エボリューショナリーが今後のMCUで再登場するかどうかは不明です。ハイ・エボリューショナリーはコミックにおける知名度からも生き延びている可能性はありそうですが、ヴィムに関しては船の倒壊に巻き込まれて役目を終えたと見られています。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」は2023年5月3日 より劇場公開中です。

ソース:Guardians of the Galaxy 3’s Miriam Shor Says Divisive Animal Scenes ‘Had to Be Terrible’ (Exclusive)

映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」の監督がエンディングを軽くネタバレしてしまう

ソニー・ピクチャーズのCGアニメ映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」の共同監督を務めたケンプ・パワーズさんが、海外メディア SFX Magazine とのインタビュー(GamesRadar経由)で、本作のエンディングに関するネタバレを明かしました。

※これより先は「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

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パワーズ監督は本作のラストが「クリフハンガーで終わる」と断言し、「満足の行く予告編」になっている事をインタビューで明かしています。

「アクロス・ザ・スパイダーバース」は、それだけで1本の映画になっていますが、間違いなくちょっとしたクリフハンガーで終わります。良いクリフハンガーだと思います。3作目で何が出てくるのか、満足のいく予告になっている事を期待しています。

そして、プロジェクト発表当初、「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(パート2)」と呼称され、後に「スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース」に改題された3作目の存在について次のように述べています。

そして、これが3部作のうちの2部作であることが分かっていたことも助けになりました。その3つ目のストーリーが保証されていることがすでに分かっているので、少し違った形で取り組むことができたんです。とはいえ、この映画には重要なキャラクターがたくさん登場しますし、この映画には、完成させる必要のある独自のアークを描く物語があります。

さらにパワーズ監督は「『帝国の逆襲』(スター・ウォーズ EP5)の後、私はとても満足しました。そして願わくば、これが私達の『帝国』であってほしいです。」とコメントしています。

「アクロス・ザ・スパイダーバース」をスター・ウォーズに例えたのはパワーズ監督が初めてではありません。脚本家兼プロデューサーであるクリストファー・ミラーさんは、Empire とのインタビューで、「この映画を見た人たちがスパイダーバース・フランチャイズの『帝国の逆襲』のように感じると言ってくれています。見たことのない世界を見せてくれるし、3作目を見る必要がある所で終わるエモーショナルなストーリーです。そう、これが僕らの『帝国』なんです」と明かしています。

もともとパート1、パート2として発表されていたプロジェクトである事に起因しているのか、クリエイター達は口を揃って「続きがあること」、つまり本作だけでは完結しない事を強調しています。

これはマーベル・スタジオによるMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」と「アベンジャーズ/エンドゲーム」の時も同様でしたし、「アクロス・ザ・スパイダーバース」のリードアニメーターは2分割する前の「アクロス・ザ・スパイダーバース」が「エンドゲーム」のようだったとも例えています

今回「帝国の逆襲」に例えられた本作はどのような物語を紡いでいく事になるのでしょうか。

アニメ映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」は 2023年6月2日 米国公開予定、日本は2023年6月16日 公開予定です。

ソース:Across the Spider-Verse will have a cliffhanger ending: “This is our Empire Strikes Back”

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」、アダム・ウォーロックの次の舞台はブラックパンサー?

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」でアダム・ウォーロックとしてデビューしたウィル・ポールターさんが、海外メディア GQ とのインタビューの中で将来的に望むクロスオーバーについて語りました。

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ポールターさんは「MCUに参加出来て、ガーディアンズという奇妙で奇抜な列車に乗れて本当にラッキーだと思います。」と語りつつ、将来望むクロスオーバーについては「ブラックパンサーとかアベンジャーズあたりかな」との希望を展開しました。

また、ScreenRant とのインタビューの中では「彼がどこに向かっているのか、僕にはわかりません。もし知っていたら、正直に言うだろうけど、知らないんです。彼が愛されるキャラクターであること、そしてファンが彼に会うことを楽しみにしてくれている事をとても光栄に思っています。私はただ、ジェームズが書いたものを正当に評価したいとずっと思っていました。願わくばアダムを再演し、彼の進化を探求してみたいと思っていますが、それがどのようになるかは正確にはわかりません。」と先の計画がまったく分かっていない事を明かしました。

アダム・ウォーロックは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」でデビューしたばかりで、その戦闘力には目を見張るものがありましたが、生み出されたばかりの彼のキャラター像に関してはさほど丁寧には描かれませんでした。

「vol.3」のラストでは新キャプテンのもと、その力を正しい方向へと使うようになった事が示唆されており、ジェームズ・ガン監督が「アダムは今後のMCUで重要になる」と語っている事、そして「Vol.4を楽しみにしている」とコメントしている事からも、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長の頭の中には既に何らかの計画がありそうです。

はやければ「アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ」や「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」などでの再登場があるかもしれませんし、宇宙が舞台になるという映画「ファンタスティック・フォー」や噂のドラマ「ノヴァ」や「シルバーサーファー」などでもそのチャンスがあると考えられています。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」は2023年5月3日 より劇場公開中です。

エリザベス・オルセンさんが映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」に問題があった事を認める

マーベル・スタジオが制作したドラマ「ワンダヴィジョン」や映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」でスカーレットウィッチ/ワンダ・マキシモフを演じたエリザベス・オルセンさんが、海外メディア VanityFair とのインタビューの中で、ドクター・ストレンジ2作目映画の制作の際に問題があった事を認めました。

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数ヶ月に渡る憶測の末に、エリザベス・オルセンさんは「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」の脚本家が「ワンダヴィジョン」を見ていなかった事を認めています。

「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」では、「ワンダヴィジョン」と同じような物語を描いているんです。悲しみや喪失に対処する同じようなストーリー。ふと、「マルチバース・オブ・マッドネス」を書いた作家たちに『「ワンダヴィジョン」で何をやっているか知ってます?ご覧になりました?』と聞いてみたんです。すると「まだ終わってないから、見てないよ」と言われたんです。

そして、同じような話をもう一度演じなくてはならない事について、オルセンさんは次のように対処したと明かしました。

結局、私自身が興味を持てるように、そしてもしかするとお客さんのためにも、同じテーマであってもきちんと挑戦しなくてはいけない。試行錯誤して違う視点から演じたからこそ、繰り返しは避けられたと思っています。

「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」もヒットしたMCU映画のひとつですが、その中にある最大の批判ポイントは「ワンダヴィジョン」の9話にわたって描かれた救済の物語がなかったかのように、想像以上に残忍なヴィランとしてワンダが戻ってきた事でした。

当ブログでも映画公開後間もなくに「なぜワンダはあんな事になったのか」として考察し、ダークホールドのせいだろうという事で結論づけましたが、映画の脚本を担当したマイケル・ウォルドロンさんもその後のインタビューにてダークホールドのせいであると指摘し、彼女の持つトラウマがダークホールドの餌食になってしまったと説明しました。また、パンデミックによる作品の公開順の変更が脚本制作に影響したことも明かしています。

ウォルドロンさんは映画公開後、批判に対して様々な説明をしてきましたが、今回エリザベス・オルセンさんによって明かされたように結局は「ワンダヴィジョン」を見ていなかったという事に尽きるようです。

「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」でのワンダは「ワンダヴィジョン」を見た視聴者からも、未視聴の観客からも理解出来ない存在として登場しました。ダークホールドがいかにしてワンダを闇堕ちさせたかを描いていれば納得の行く物語になったかもしれませんが、映画開始の数分でワンダがヴィランである事が判明し、その後はジェットコースターのような展開で有無を言わせない作りになっているのはサム・ライミ監督の手腕といった所でしょうか。そのライミ監督も海外メディア Rolling Stone とのインタビューで「ワンダヴィジョンを全ては見ていません。重要だと言われたシーンをいくつか見ただけです。」と応えている他、MCU映画も4、5本しか見たことがない事を明かしています。

つまる所、ファンが不満に思っていた部分は「ワンダヴィジョン」と「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」の間でうまくバトンが渡されていない事が原因でした。

マーベル・スタジオ及びディズニーは秘密を守るために制作チーム間での情報共有も制限しているという話もありますが、先日も「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズと「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」での矛盾が明るみに出たばかり。同様の問題を再発させないよう、今後のチーム間での情報制限には見直しが必要かもしれません。

「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」の脚本を担当したマイケル・ウォルドロンさんは「ロキ」を執筆しファンから評価され、映画公開前は巨匠監督とのタッグということもあってかなり期待されていました。しかし公開後は主にワンダに関する問題で批判を浴びました。

現在、ウォルドロンさんは2026年公開予定の映画「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」の脚本担当として設定されていますが、マーベル・スタジオはこの1ヶ月前後で3本の作品の脚本家を変更しており、起用戦略を変えたとも報じられています。

そして、ワンダを演じたエリザベス・オルセンさんは今後のワンダに「今度こそ救いを与えたい」と別のインタビューでコメントしています。

ドラマ「ワンダヴィジョン」、映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」はディズニープラスで配信中です。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」、スターロードの象徴的なマスクがなかったことについて監督が解説

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」のスターロード/ピーター・クイルが、過去2作で着用していた象徴的なマスクや装備を使用していない事について、ジェームズ・ガン監督がSNS上で解説しました。

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「3作目でヘルメットがなかった理由はなんですか?」というファンからの質問に対してガン監督は「それはノーウェアの彼の机の引き出しにしまってあります。ご存知のように、スターロードはすぐに出発しなければなりませんでした! (そして、みんなが気になる次の質問、スターロードのブーツに装着するジェットは、ロケットが作ったジェット・パックよりもはるかに劣っているので、もうまったく使っていません)。」と回答しました。

その後、別のファンはマスクは「Vol.2」で壊れたんじゃないの?と指摘。「Vol.2」でのエゴとの戦い(1時間46分ごろ)でスターロードのマスクは破壊され、それが原因でヨンドゥは自らのスーツをピーターに託して散っていきました。

監督は壊れたままだと認めつつも、「その後、彼はどういうわけか『IW』に新しいものを持っていました。」と「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」に自らが関与していない矛盾がある事を認めました。

ロケットを救うためにピーター・クイルが急いでいたのは事実ですが、地球人であるピーターにとって宇宙は危険に満ちた場所。酸素マスクを兼ねているマスクや移動のためのジェットを置いていくのはかなり無謀と言わざるを得ないようです。

ピーター自身の命綱でもある装備を準備する数分さえ急いでいた事に対して、オルゴコープやカウンターアースでピーターが浪費してしまった時間等を考えると、納得がいかないファンもいるようです。

とは言え「Vol.3」は全体的に好評であり、オープニング週末に全世界興行収入で2億8200万ドル(約380億円)のスタート。「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」のオープニング週末3日間で稼いだ1億3700万ドルには届きませんでしたが、北米のにおいては2023年で2番目の売り上げの映画となりました。

映画のラストに表示された「レジェンダリー・スターロードは帰ってくる」の文字は単なる称号ではなく、マーベルコミックには「レジェンダリー・スターロード」というコミックが存在しています。

©MARVEL

そのコミックにも例のマスクは描かれていますし、今後のMCUでも2作目で壊れたまま保管されていると監督が説明したマスクが再登場する可能性があるかもしれません。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」は2023年5月3日 より劇場公開中です。