映画「マーベルズ」の新たな予告が秘密のカメオを示唆

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「マーベルズ」の新たな30秒予告が公開され、そこで本作の秘密のカメオを示唆するような映像が挿入されています。「マーベルズ」ではヴァルキリーやガイアのカメオが噂されていますが、そのどちらかが実現するのでしょうか?

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マーベル・スタジオの米公式X(旧Twitter)が投稿した動画の最後の部分で、キャロルが「友達に電話した」と言うシーンが含まれています。

そのシーンの映像とセリフが一致していると現時点で断言は出来ませんが、映像は虹の橋ビフレストを映し出しており、アスガルド人が宇宙船に到来する事を予感させています。

「マーベルズ」にヴァルキリーが登場するという噂は2022年の年明け、本作に出演しているミズ・マーベル/カマラ・カーンの母ムニーバ・カーンを演じる女優のゼノビア・シュロフさんがInstagramに投稿した2021年を振り返るビデオの中で、本作の制作クルーの部屋の壁にテッサ・トンプソンさんの写真がある事が確認された事がきっかけでした。

他にアスガルド人で助けに来れそうな人物はソーがいて、「アベンジャーズ/エンドゲーム」で張り合う姿勢を見せたことや、「ホワット・イフ」での対決などから、実現すればかなりのサプライズだと言えそうです。ただし、ソーは「マイティ・ソー/バトルロイヤル」の時点では携帯もパソコンも持っていないとドクター・ストレンジに話していました。(なお、「ソー:ラブ&サンダー」の回想シーンでは携帯を持っていました。ジェーンと別れてから持たなくなったのかもしれません。)そのため、ソーを電話で呼ぶことは設定上難しいと考えられそうですし、クリス・ヘムズワースさん自体が休業中であるため、このカメオの可能性は低そうです。

そして2022年5月、「シークレット・インベージョン」での役がまだ分からなかった段階で、エミリア・クラークさんが「マーベルズ」に出演すると報じられていました。エミリア・クラークさんが演じるガイアはアベンジャーズメンバーのDNAを取り込んでいると考えられており、ビフレストを自在に操れる可能性はわずかにあるのかもしれません。そしてガイアとキャロルは映画「キャプテン・マーベル」で面識があるため、友達と呼ぶのもそう不自然ではありません。

果たして誰が登場する事になるのでしょうか。

映画「ザ・マーベルズ」は 2023年11月10日 に劇場公開予定です。

映画「マーベルズ」で描かれることはなさそうなキャプテン・マーベルと征服者カーンの関係

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「マーベルズ」の主人公キャプテン・マーベルことキャロル・ダンヴァースと、現在配信中のドラマ「ロキ」シーズン2でキーマンの一人である征服者カーンの二人は、1980年のコミック「アベンジャーズ」において暗い過去がありました。これは当時大きく批判された内容で、それを実写化する可能性は極めて低いと考えられますが、ゼロだと断言出来ない事には注意が必要です。

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1980年7月に出版された「アベンジャーズ #200」(英語wiki)は大きな記念号となるはずでしたが、その内容は当時のファンから批判を受けました。

当時はまだキャプテン・マーベルではなくミズ・マーベルを名乗っていたキャロル・ダンヴァースは2日間という極めてあり得ない妊娠期間を経て、一人の男の子を出産しました。その後一夜にして赤子から幼児へと成長した子は自らをマーカスと呼称し、アベンジャーズたちにはさっぱり理解出来ないデバイスを組み立て始めました。

奇妙な出産のトラウマに悩むキャロルが子供に会う決意をしたとき、すでに研究室のマーカスは一人前の男性の姿をしていました。しかしデバイスはマーカスを怪しいと考えたアベンジャーズによって破壊され、そこでマーカスはアベンジャーズたちに驚くべき真実を明かします。

マーカスはアベンジャーズの宿敵のひとり、征服者カーンの変異体であるイモータスとリンボの女性の間に生まれた子供で、母は去り、イモータスの分岐前のカーンが殺されたことで父親のイモータスが消え、マーカスは地球への転生を試みたというのです。マーカスは時の流れからキャロル・ダンヴァースを引き抜き、子種を植え付け、記憶を消去して元の地球へと送り返したと言うのがこの奇妙な物語の発端でした。

予定通り転生に成功したマーカスでしたが、デバイスは地球での自身の存在を安定させるためのものであり、それが破壊された以上、地球で死ぬか孤独なリンボに戻る選択を迫られていました。キャロルはマーカスを憐れみ、二人でリンボに行くとアベンジャーズに告げてコミックの表舞台からしばらくの間去る事になりました。

この展開は当時キャロル・ダンヴァースへのレイプだとして痛烈な批判を受けました。

しかしその後、「ザ・カーン・ダイナスティ」ではキャロルとマーカスの愛がアベンジャーズ勝利のカギともなりました。

MCUの映画「マーベルズ」ではキャプテン・マーベルの結婚が描かれると考えられていますが、それは別のコミックからのインスピレーションであり、このコミックのような奇妙な展開は実写化されないだろうと考えられています。

ただし、映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」ではジャネット・ヴァン・ダインがカーンと(本人の意思で)大人の関係になっていた事を認めており、キャラクターを置き換えて似たようなプロットを再現する事は可能な状態に設定されていると言えます。

「クアントマニア」ではジャネットの秘密が物語の焦点となっていましたが、コミックのキャロルのようにジャネットが記憶を消され、自分でも忘れてしまった秘密が残っていたりするのでしょうか?

映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」はディズニープラスで配信中、映画「ザ・マーベルズ」は 2023年11月10日 に劇場公開予定です。

「エージェント・オブ・シールド」脚本家がマーベル・スタジオの現状にコメント

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」に関する一連の報道を受けて、MCUのスピンオフとして当時スタートしていたドラマ「エージェント・オブ・シールド」の脚本家がSNS上でコメントしています。

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ドリュー・Z・グリーンバーグさんは自身の作品制作を振り返り、「エージェント・オブ・シールドで過ごした時間は、これまでのキャリアの中で最もやりがいのある時間の 1 つでした。私たちは、136時間にわたる作品を制作し、よく出来た素晴らしいドラマを心から誇りに思っています。 そこにいる全員がテレビドラマの作り方を知っていたので、うまく行ったのです。」と投稿しています。

グリーンバーグさんは直接的な発言はしていませんが、実際には「テレビドラマと映画の制作方法は異なる」という事を述べたいのだと、ファンはコメントで推測しています。

マーベル・スタジオは2008年の「アイアンマン」以降、インフィニティ・サーガと名付けられたシリーズで映画界で大ヒットしました。そしてフェーズ4からはディズニープラス向けのMCUドラマ「ワンダヴィジョン」から始まって、トータルで50時間超のドラマを展開していますが、そのほとんどが映画と同じ手法で制作されています。

テレビドラマのようなパイロット版を制作せず、映画監督を起用し、1億5000万ドル以上のテレビ番組のシーズン全体をその場で撮影し、ショーランナーを雇わず、代わりにスタジオの重役にシリーズ運営を頼っていました。そして、マーベルが自社の映画で行っているように、うまくいかなかった部分を修正するためにポストプロダクションと再撮影に頼っていました。

ケヴィン・ファイギ社長の目が行き届いているうちは品質が担保されていましたが、作品数の増加につれて反比例するようにそれが低下。結果として多くのクリエイティブな課題に直面していると、The Hollywood Reporter は先日の記事で指摘していました。

マーベルのストリーミング、テレビ、アニメーションの責任者であるブラッド・ウィンダーバウムさんは「私たちはマーベル文化と伝統的なテレビ文化を融合させようとしているのです。最終的には、『原作の素晴らしさを尊重するストーリーをテレビでどのように伝えることができるか』ということになります。」と過去に述べています。

「デアデビル:ボーン・アゲイン」や今後制作される作品では、ドラマ向けのクリエイターが雇用されて制作体質の変換が出来るかどうかがカギとなるようです。

ドラマ「エージェント・オブ・シールド」は全シーズンディズニープラスで配信中です。

延期中のスパイダーマンスピンオフ映画「クレイヴン」は注目を集める作品になると言う

ソニー・ピクチャーズが制作中のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「クレイヴン・ザ・ハンター」は当初 2023年1月 に公開予定でしたが、10月に延期され、その後再び 2024年8月 へと延期されました。今回、この現状がわからなくなっていた本作の最新の状況が報じられています。

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海外メディア The Wrap によると、アーロン・テイラー=ジョンソンさん主演の「クレイヴン・ザ・ハンター」は、SAG-AFTRAストライキ終了後に 「真っ先に注目を集める」映画の一つになると言います。

先日は脚本家ストライキの交渉が成立した事がアナウンスされましたが、今なお俳優組合のストライキが継続されており、アメリカでの映画やドラマの制作現場は休止状態が続いています。

「クレイヴン・ザ・ハンター」は制作の大部分を終えている状態で、後少し「小規模な再撮影」とADR(アフレコ作業)が残されている状態だと記事は報告しています。

SAG-AFTRA ストライキの終わる時期次第ではさらなる延期の可能性もありますが、現状の公開スケジュールから考えると、まだ十分な制作時間が確保されていると見られています。

ソニーはプレイステーション5用のゲームソフト「Marvel’s Spider-Man:Miles 2」を今月リリースする予定で、本来であれば映画とゲームの両方でクレイヴンがデビューするはずでしたが、残念ながらこれは実現しませんでした。

スパイダーマンのファンはまずはゲームをしっかりと楽しんでから、来年劇場で違いを楽しむ事になるようです。

映画「クレイヴン・ザ・ハンター」は 2024年8月30日 に米国公開予定です。

ソース:Hollywood Studios Brace for End of Strike, Start of Production: ‘It’s Going to Be a Full-On Horse-Trading Session’

映画「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」はドラマ「ロキ」から始まっている事をPが認める

マーベル・スタジオのケヴィン・ライトエグゼクティブ・プロデューサーが、海外メディア ComicBook.com の Phase Zero ポッドキャストに出演し、ソフィア・ディ・マルティーノさん演じるシルヴィがMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」にどのような影響を与えるかについて語りました。

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ライトさんは「『ロキ』を開発しているとき、私たちは『今後のフェーズもまたロキとその選択を通して展開するが、異なる予期せぬ形で展開するのもクールだ』と考えていました。これは、あくまで大まかな議論でしたが、私たちは常に目の前のことに集中し、大きな絵図に囚われないようにしています。私たちの物語を本当にうまく語ることができれば、MCUの残りの部分もそれを受け入れてくれるでしょう。」と番組内で語りました。

これに対してインタビュアーが「トム・ヒドルストンのロキが『シークレット・ウォーズ』のきっかけであることが確認されました。ありがとうございます(笑)」と述べると、ライトさんは「シルヴィにも大きな責任があります。マルチバースに彼女がしたことを考えると。」と補足しました。

「シークレット・ウォーズ」に関するキャスティングは不明な部分が多く、かつての「インフィニティ・ウォー」や「エンドゲーム」などのアベンジャーズ映画のように多くのキャラクターが登場するだろうとしか考えられていません。ここにシルヴィが登場するかどうかは当然不明ですが、「ロキ」シーズン1でミス・ミニッツや在り続ける者が警告していた「シークレット・ウォーズ」は実際に起ってしまうため、シーズン2の残りのエピソードやそれ以降の作品でシルヴィはその責任を背負う事になっていきそうです。

ドラマ「ロキ」シーズン2はディズニープラスで配信中、映画「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」は 2027年5月7日 米国にて公開予定です。

【噂話】映画「デッドプール3」では「X-MEN」シリーズからのヴィランが登場すると言う

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「デッドプール3」では、20世紀FOXの映画「X-MEN」シリーズから多数のヴィランが登場すると、海外スクーパーが報じています。本作に関しては非常に多くのキャラクターの登場がこれまでにも噂されていますが、その多くはX-MENを代表するヒーローキャラクターに留まっていました。

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スクーパーの投稿によると「映画のとある段階でデッドプールとウルヴァリンはかつてのX-MENの多くの悪役と戦わなければならない次元に閉じ込められる」との事。

また、ダニエル・リヒトマン氏はトードが戻ってくると、そのうちの一人を具体的に指摘しています。

過去にはリーヴ・シュレイバー(リーヴ・シュライバー)さん演じるセイバートゥースや、イアン・マッケランさん演じるマグニートーが戻ってくるとも言われていました。

特にイアン・マッケランさんの再登場は、プロフェッサーX役のパトリック・スチュワートさんがほのめかした事であり、やむを得ない事情での変更がない限り、高い確率で実現するものと見られています。

「デッドプール3」は「ロキ」シーズン1でシルヴィが在り続ける者を殺したことによって引き起こしてしまった「シークレット・ウォーズ」の兆候の一端という事になりそうですが、「ロキ」シーズン2の残りのエピソードでそれらについてさらに詳しく知る機会が用意されているのか、注目となっています。

なお、ストライキによる制作中断の影響で「デッドプール3」の公開日は延期が危ぶまれていますが、2023年10月時点での報道によると、今なお 2024年5月3日 公開の計画が維持されているとの事です。

MCUの新たな書籍でドラマ「インヒューマンズ」の失敗理由が明らかに

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)関連の新書籍「MCU: The Reign of Marvel Studios」の電子版がリリースされ、その中で米ABCとマーベル・テレビジョンによって制作されたドラマ「インヒューマンズ」の失敗の経緯について記述されています。

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当初は劇場版映画として制作される事が発表された「インヒューマンズ」でしたが、急遽テレビドラマとしてリリースされた本作はマーベルドラマの中でも特に振るわなかった作品として、失敗作の代名詞のひとつとして名前をあげられる事が多くなっています。

2017年9月の放送開始の2週間前、「インヒューマンズ」の1話&2話の75分特別編集版がIMAXスクリーンで上映されましたが、オープニング週末で110万ドル(約1億1,000万円)しか結果を残せませんでした。シリーズのABCプレミアは380万人の視聴者を集めましたが、8エピソードの放送は平均260万人(同時期のエージェント・オブ・シールドで平均830万人)にとどまり、翌年5月に「インヒューマンズ」はシーズン1のみであっけなく打ち切られる事となりました。

「インヒューマンズ」が映画からドラマへと急遽舵を切った切った事について、もともと2019年7月に映画としてデビューするはずだった「インヒューマンズ」は、MCUフェーズ3を締めくくる映画として制作される予定だったと言います。

この企画は「ファンタスティック・フォー」と「X-MEN」の対抗企画として持ち上がったものですが、「インヒューマンズ」の権利も当時20世紀FOXが保持しており、これに配慮して書かれた脚本に対してマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は全く満足していなかったとの事。

そして同書は2016年4月にファイギ社長が映画を公開スケジュールから外すやいなや、マーベルエンターテイメントはマーベル・テレビジョンのジェフ・ローブ氏に対して「インヒューマンズ」をテレビドラマ向けコンテンツとして開発を迅速に進めるように命じたと説明しています。

こうして急遽テレビドラマとして制作された「インヒューマンズ」はハワイで撮影が行われ、とある出演者は「この番組で少なくとも私はハワイ旅行を手に入れた」と語ったと言います。しかし「インヒューマンズ」の失敗を横目で見ていたマーベル・スタジオは、「エターナルズ」の撮影の際、「ハワイを舞台にしてはいけない」と指示したと「エターナルズ」のクリエイティブチームは説明、「スタジオは、観客が「インヒューマンズ」を思い出すようなリスクを避けたかった」と付け加えています。

その後、MCUがフェーズ4に入って映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」が公開されると、そこには「インヒューマンズ」の主演を務めたアンソン・マウントさんがブラックボルト(の変異体)役で再登場しました。

このオファーが決まった時の事についてマウントさんは「ケヴィン・ファイギ)から電話があった事は私の人生の中で最も予想外な出来事のひとつでした。最善の方法で演じることをできるようにしてくれたサム・ライミ監督と仕事が出来たのは名誉であり喜びです。最高の経験でした」過去のインタビューでコメントしています。

さらにその後、他のインヒューマンが登場する事がないままドラマ「ミズ・マーベル」の配信を迎えました。ミズ・マーベル/カマラ・カーンはコミックの代表的なインヒューマンであり期待されていましたが、最終話にて彼女がインヒューマンではなくミュータントである事が示唆され物議を醸しました。

この変更についてドラマ「インヒューマンズ」の失敗が原因ではないかと考えるファンもいましたが、「ミズ・マーベル」配信当時のコミック原作者インタビューによると、カマラ・カーンはコミックデビュー前はミュータントとして開発していたものの、当時の都合でインヒューマンに変更されたとし、本来のアイデアの形に戻ったと説明しています。そして、2023年のコミックではカマラはミュータントへと転生しています。

MCUと繋がりそうで繋がらないインヒューマンズたちですが、今後のどこかで再びチャンスが巡ってくる事があるのでしょうか。

ドラマ「インヒューマンズ」はディズニープラスで配信中です。

ソース:How Marvel’s Inhumans Became a Radioactive Property in the MCU (Exclusive Book Excerpt)

映画「デッドプール3」、公開日に関する新たな情報が報じられる

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「デッドプール3」の公開日について、新たな情報が報じられています。WGA と SAG-AFTRA の両ストライキによって制作中断を余儀なくされた本作は、ディズニーの決算報告書内で直近の映画公開スケジュールから削除されていた事が発覚し、話題となっていました。

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WGA のストライキは先日終了しましたが、現在もまだ SAG-AFTRA のストライキは継続中。これにより、映画は依然として制作中断中の状態ですが、海外メディア The Wrap は、マーベル・スタジオは「デッドプール3」の公開日を 2024年5月3日 の計画で維持する意向であると報じました。

本作のショーン・レヴィ監督は制作中断の状況の中でライアン・レイノルズさんやヒュー・ジャックマンさんら主演陣とプライベートを共有し、ギルドのルールに抵触しない範囲で活動を続けている事を報告しています。

「デッドプール3」の撮影は半分ほど終了していると見られており、残りの半分の撮影に数ヶ月を要する事を考えると、すぐにでもストライキが終了しない限り、2024年5月の公開は現実的にかなり厳しいと考えられます。

仮に間に合わなくなった場合の次のプランとして、ストライキ前に主要な撮影を終えていた「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」の 2024年7月 のスケジュールと入れ替える事が想定されますが、スタジオはギリギリまで来年5月の公開を目指し、ディズニーはそれに向けてストライキの交渉にあたる事になるようです。

ソース:Hollywood Studios Brace for End of Strike, Start of Production: ‘It’s Going to Be a Full-On Horse-Trading Session’

映画「スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース」の制作陣が物語のヒントとして2つのディズニー映画に言及

ソニー・ピクチャーズが制作中の大人向けマーベルアニメ映画「スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース」のホアキン・ドス・サントス監督やプロデューサーのクリス・ミラー氏が、次に来る物語の内容のヒントとして、とあるディズニー作品について言及しています。

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海外メディア Empire Magazine とのインタビュー(Comicbook.com経由)の中で監督は「ビヨンド・ザ・スパイダーバース」の内容について、「ディズニーの人気映画と似たようなトーンになるでしょう。3作目は、長い間行方不明だった2人の双子が入れ替わって互いの人生を生きるという『Parent Trap』に似ていると思います。」と述べました。

邦題「ファミリー・ゲーム/双子の天使」(ディズニープラスで視聴)は、幼少時に両親が離婚し、「互いに相手の存在を知らぬまま育った双子が、サマーキャンプで偶然出会って意気投合し、皆で一緒に暮らせるよう、両親の復縁を試みる。」といった内容のお話で、これをマイルスの人生になぞらえて話が展開するようです。

監督は「映画の後半は基本的にそういったものになります。」と付け加えています。

かなり余談ですが、この映画の主演を務めたリンジー・ローハンさんはマーベル映画で何かをやってみたいと2022年のインタビューでコメントしています。

一方で「スパイダーバース」シリーズのクリス・ミラープロデューサーは「初期の段階では、いくつかの感情的なタッチストーンが共鳴していました。序盤のテイクは、『Prince And The Pauper』のようなテイクだったと思います。ヴァリアントのマイルスについてより深く考えていました。基本的に、今映画の一番最後にあるものは、オリジナルのコンセプトの大部分でした。」と語っています。

マーク・トゥエインによる名作「王子と乞食」をもとにした「王子と少年」(ディズニープラスで視聴)の要素も「ビヨンド・ザ・スパイダーバース」に含まれているようで、最新作が待ちきれないファンはこれらのディズニー映画で予習してみるのもいいかもしれません。

2作目の「アクロス・ザ・スパイダーバース」は劇場で大ヒットしましたが、その後、デジタルリリース版にて多くの変更が発覚。さらにその後もBlu-ray版でも変更が発見され、「いつまでたっても完成しない」、「劇場でお金を払って未完成バージョンを見せられた」といったようなネガティブなコメントもSNS上では見受けられました。

後にプロデューサーがこれらの修正の理由についてコメントを発表しましたが、それもファンにはあまり刺さらずに議論が続けられています。

「スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース」は当初 2024年3月29日 の公開が予定されていましたが、ストライキの影響を受けて現在、スケジュールは白紙になっている事をプロデューサーが認めています

ソース:Spider-Man: Beyond the Spider-Verse Producer Compares Movie to Surprising Disney Film

映画「マーベルズ」の海外劇場限定トレーラーが流出

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「マーベルズ」の映画館限定で流されている予告映像がSNS上に流出しています。先週発覚していたキャプテン・マーベルの新コスチュームはこの映像の一部だったようです。

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その他にはいくつかの初見となる戦闘シーンやコメディシーンが含まれています。

気になるのはキャロル・ダンヴァースとパク・ソジュンさん演じるヤン王子の関係で、コミックでの二人は偽装結婚でしたが、映画でもそれを継承しているのか、それとも本物の恋愛へと転じているのかはひとつのポイントです。

というのも、単独映画を取得しているヒーローの中でキャロルだけがMCU全体を通してもロマンスについて描かれていません。「マーベルズ」ではキャプテン・マーベルの恋愛事情について描かれる可能性について期待するファンもたくさんいるようです。

ネット上では古くからキャプテン・マーベルとヴァルキリーのカップリングが人気で、過去には演者のブリー・ラーソンさんやテッサ・トンプソンさんも共にこれを推していました。

2022年の年明け、「マーベルズ」に出演しているミズ・マーベル/カマラ・カーンの母ムニーバ・カーンを演じる女優のゼノビア・シュロフさんがInstagramに投稿した2021年を振り返るビデオの中で、「マーベルズ」撮影クルーの部屋の壁にテッサ・トンプソンさんの写真がある事が確認されていました。これにより、「マーベルズ」にヴァルキリーが登場するのではないかとも考えられています。

一方でコミックのキャロルはウォーマシン/ジェームズ・ローディが恋人であり、何度も別れたりくっついたりを繰り返しつつ、2023年のコミックでも愛の炎を再燃させていました。

MCUのキャプテン・マーベルは一体誰と恋愛をしていく事になるのかも注目です。

映画「ザ・マーベルズ」は 2023年11月10日 に劇場公開予定です。