ライアン・レイノルズさんがドッグプールの登場と「デッドプール3」の延期をほのめかす

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「デッドプール3」の主演を務めるライアン・レイノルズさんが自身の Instagram を更新し、ドッグプールの登場と映画の延期をほのめかしました。

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デッドプール風の衣装を着た犬が車の割れたフロントガラスから身体を乗り出している写真を投稿したレイノルズさんは、「2024年の夏に映画にやってくる」とコメントしており、映画の延期とドッグプール登場を予告しました。

「デッドプール3」は 2024年5月3日 の公開が予定されていましたが、ストライキの影響で撮影が中断される状態が続いていた為、延期が危ぶまれていました。

既に撮影を終えている「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」と公開日を入れ替えるのではないかとも考えられていた事で、「デッドプール3」が 2024年の夏になる事は想定の範囲内と言えます。正確な日付や、キャプテン・アメリカ4作目が実際に予定より早く公開されるかどうかは今後の公式発表を待つことになります。

ドッグプール登場の噂は以前から報じられており、実際のヴィジュアルが解禁された形になります。

コミックではウェイド・ウィルソンと名付けられた犬が動物実験によって大きな外傷を負いつつもヒーリングファクターを獲得したミュータント犬という事で、基本的には人間のウェイド・ウィルソンとまったく同じ設定となっています。ドッグプールはその後サーカス犬として生活していた所、マルチバースを渡ってきたデッドプールにスカウトされ、チームに所属しました。

先刻、俳優組合のストライキが現地時間9日午前0時1分をもって終結することが発表されており、撮影再開を心待ちにしていると語っていたライアン・レイノルズさん、ヒュー・ジャックマンさん、ショーン・レヴィ監督らがほどなく動き出すと見られています。なお、Variety は感謝祭(11月23日)までに再開するようだと報告しています。

映画「デッドプール3」は 2024年夏 米国にて劇場公開予定です。

映画「ヴェノム3」が再び延期、しかしスト終了で撮影再開へ

SAG-AFTRAのストライキの終結がギルドから報告されて数時間後、ソニー・ピクチャーズは2024年以降の映画公開スケジュールを更新し、SSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「ヴェノム3」が 2024年11月8日 に延期されたと海外メディア Comicbook.com が報じました。

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今年の6月時点で、2024年11月8日 には既にマーベル映画の公開予定が入れられていた事からここに「ヴェノム3」が入るのではと考えられていましたが、その後 7月 の発表ではヴェノムの続編映画は 2024年7月 であるとされていました。

しかしストライキ中にアップデートされたこのスケジュール内容は思い通りに行かず、今回あらためて延期が発表される事となりました。

延期は残念な報せですが、一方でストライキがようやく終わりが近づいたことは良いニュース。俳優組合のストライキは、現地時間9日午前0時1分をもって終結することが発表されており、年内に撮影が再開されると見られています。

6月にはメキシコでの撮影が目撃されており、「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」でエディ・ブロックが着ていた衣装と同じ姿のトム・ハーディさんの姿が確認されていました。

スパイダーマンの宿敵としても知られるダークヒーロー、ヴェノムの活躍を描いたシリーズ3作目の本作は、主演のトム・ハーディさんが脚本にも参加し、過去2作で脚本&プロデューサーを担当したケリー・マーセルさんが監督に就任しています。

映画「ヴェノム3」は 2024年11月8日 、米国にて劇場公開予定です。

ソース:Venom 3 Release Date Revealed as Actors’ Strike Ends

ケヴィン・ファイギ社長が「エターナルズ」のエロスの今後やX-MENについて語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」ではサノスの弟エロスが紹介されましたが、彼の今後の冒険について、デビューから2年が経過しても公式の情報はありません。そんな中、ケヴィン・ファイギ社長がエロスの今後について言及しました。

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海外メディア Entertainment Tonight とのインタビュー(アイアンマン&ブラックウィドウと同じインタビュー)の中で、ハリー・スタイルズさん演じるエロスの今後について質問されたファイギ社長は次のように回答しています。

「彼も私達も興奮しています。いずれ判明する事でしょう。」

詳細については相変わらず回答を避けましたが、2023年始めにプロジェクト生存が確認されて以来、今なお継続されている事が判明しました。

「エターナルズ」は明らかに続編があるようなポストクレジットシーンが用意されていましたが、新型コロナウイルスのパンデミックの影響もあり、興行収入はあまりふるいませんでした。「エターナルズ2」は公式な制作発表はありませんが、1作目に出演したマ・ドンソクさんの事務所が公開した今後のプロジェクト一覧では確認されています。

また、X-MENについて質問された社長は「X-MENはコンセプトやキャラクターと同じくらい、堅実で豊かで素晴らしいものです。来年にはアニメシリーズが復活します。今日、新しい最終回をいくつか確認しましたが、X-MENが誰であるかという核心と、X-MENのキャラクターが象徴するソープオペラに本当に立ち返らせてくれるものでした。」と明かしつつ、「そして、実写版では、人々が見ることになります・・・おそらく、近いうちにね」と締めくくりました。

リブートされるという「X-MEN」の実写シリーズがどのような作品になるかは不明ですが、旧シリーズから「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」にプロフェッサーXが登場した他、ヒュー・ジャックマンさん演じるウルヴァリンが「デッドプール3」に登場する事が発表されています。

「デッドプール3」は「マーベルズ」の次の劇場公開予定作品ですが、近いうちというのは「デッドプール3」の事なのか、それとも予告で「X」が強調されている「マーベルズ」の事なのか、実際に見て確認出来る日が近づいています。

映画「マーベルズ」は 2023年11月10日 に劇場公開予定です。

映画「マーベルズ」は「FF7:アドベントチルドレン」の影響を受けていると監督が明かす─その他いくつかのゲームも

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「マーベルズ」のニア・ダコスタ監督が、海外メディア IGN とのインタビューの中で、本作がスクウェア・エニックスのゲームソフト「FINAL FANTASY VII」から派生した映画「FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN」の影響を受けている事を明かしました。

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インタビューの中で監督は「アドベントチルドレン」について「バハムート震の戦闘シーンは素晴らしい」と評価しつつ、「本当に素晴らしいエンディングシークエンスがある」と解説、称賛しました。これらからインスピレーションを得たとしつつも、「マーベルズ」がビデオゲームのように見えないように注意したと述べています。

ゲーム「ファイナルファンタジー」シリーズの7作目の後日談をゲームではなくフルCG作品にした「アドベントチルドレン」は国内外で高い評価を獲得。2004年時点では未完成にもかかわらずヴェネツィア国際映画祭に招待されると言ったこともありました。

他にも監督は「The Last of Us」や「Horizo​​n Zero Dawn」などのゲームのカットシーンなども参考にしたと明かしています。

自称オタクのニア・ダコスタ監督は過去にもマーベルコミックのヘビーな読者である事は明かしていましたが、ゲームについてもかなり目を通している事が明らかになりました。

「マーベルズ」の鑑賞の前後に「アドベントチルドレン」やこれらのゲーム作品をプレイして比較してみるのもいいかもしれません。

映画「マーベルズ」は 2023年11月10日 に劇場公開予定です。

ケヴィン・ファイギ社長がアイアンマンとブラックウィドウの復活について言及

マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長がMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「マーベルズ」のワールドプレミアイベントに出席し、海外メディア Entertainment Tonight とのインタビューの中でロバート・ダウニーJr.さんとスカーレット・ヨハンソンさんの再出演の噂について質問を受けました。

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オリジナル・アベンジャーズ復活の噂についてストレートに質問されたファイギ社長は「フォールン・アベンジャーズが戻ってくる?文字通り見たことも聞いたこともありませんが、それは新しい噂なの?」と聞き返しつつも、次のように回答しました。

リトリートではそのことについては話し合っていません。それが真実です。でも私たちはスカーレットと一緒にプロジェクトを進めています。ロバートを愛していますし、彼は家族の一員です。でも、復帰に関しては?それは様子を見なければなりません。

噂を否定したファイギ社長の短い回答の中には注目すべき点がいくつかあります。

まずはスカーレット・ヨハンソンさんとのプロジェクトの開発が引き続き進められている事。

2021年、映画「ブラックウィドウ」のプレミア配信前のインタビューで、スカーレット・ヨハンソンさんは「これがMCUのカメラの前での最後の仕事」としつつも「別の形でコラボがあるかもしれない」と語っていました。その数カ月後、別の映画イベントに出席したケヴィン・ファイギ社長はスカーレット・ヨハンソンさんと何らかのプロジェクトを計画している事を明らかにしました。

その後長い間音沙汰がなく、2023年1月には海外スクーパーが「このプロジェクトは消滅したようだ」と報告するも、6月にはスカーレット・ヨハンソンさん自身が計画はまだあると語っていました。

ストライキの影響で脚本の執筆に入れない等の問題はあったようですが、このプロジェクトは今なお進行中との事。詳細については不明ですが、これらの一連のニュースの当初はフローレンス・ピューさん演じるエレーナ・ベロワのソロ映画のプロデュースや監督を担当するのではと噂されていました。

そして彼らの復帰について否定をせずに「様子を見る必要がある」としている事。

話し合いはしていないというコメントの真偽は不明ですが、オリジナル・アベンジャーズ復活というアイデアを最初から除外する事はしていないようで、その時期を窺っているのは事実なようです。それが噂どおりに「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」になるのか、それよりも前にくるサプライズや、もっと後の作品になる可能性も十分にあると言えるようです。

スカーレット・ヨハンソンさんとのプロジェクトとアベンジャーズ復活の話は引き続き続報に注目となります。

【噂話】映画「マダム・ウェブ」の予告は来週公開?

ソニー・ピクチャーズが制作するSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「マダム・ウェブ」の最初のトレーラーの公開が来週になる可能性を、海外スクーパーのダニエル・リヒトマン氏が報告しています。以前は海外メディアによって10月23日 から 26日 にかけてマイアミで開催される映画祭 ShowEast 2023 の中で初公開されるとも報じられていました。

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リヒトマン氏は「Netflixのギークウィークが行われているため、ソニーは来週までマダム・ウェブの予告を公開しないかもしれない」と報告。来週、トレーラーがオンラインに登場する可能性を伝えています。

もともとは ShowEast 2023 での発表が期待されていましたが、このイベントの話題を取り上げる海外メディアがほとんどなかったという最近の動向を鑑みるに、「マダム・ウェブ」に限らずソニー全体として特筆するような事はなかったようです。

「マダム・ウェブ」の公開時期から考えてファーストトレーラーが公開される時期としては今が妥当な所ですが、「マダム・ウェブ」が延期される可能性も少なからず残されています。

というのもソニーは 2023年10月 公開予定だった「クレイブン・ザ・ハンター」のトレーラーを公開直後に 2024年8月 へと公開を延期。この時も、SGA-AFTRAのストライキの影響だと報道されており、現在もそのストライキは継続中です。

最近ではソニー・ピクチャーズのタッグパートナーでもあるディズニー及びマーベル・スタジオの「マーベルズ」が同じストライキの影響で苦しんでいる事が頻繁に報道されているため、ソニーがこれをどう捕らえて、「マダム・ウェブ」にどう影響するかは注目されています。

映画「マダム・ウェブ」は 2024年2月14日 に米国にて劇場公開予定です。

映画「マーベルズ」のキャプテン・マーベルはアイアンマンと同じ道を辿るのか

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「マーベルズ」のファイナルトレーラーが先日リリースされて劇場公開を控えるのみとなった中、海外メディア WGTC は本作の中でキャプテン・マーベル/キャロル・ダンヴァースが退場してしまう可能性があるのではないかと指摘しています。

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最近のいくつかの予告映像で「アベンジャーズ/エンドゲーム」の映像が挿入されている事に言及し、「エンドゲーム」ではアイアンマンやキャプテン・アメリカ、ブラックウィドウが退場している事から、「マーベルズ」でキャプテン・マーベルが同様の道をたどる可能性があると指摘。

キャプテン・マーベルの画面上での活躍時間は彼らほどではありませんが、時系列的には何十年もヒーローとして活動しているキャラクターであり、いつ退場したとしてもおかしくはないと言います。

個人的にもクリー人の輸血や四次元キューブのパワーがキャロルの寿命にどの程度の影響を与えているのか不明なところもあり、ソーやオーディンのように1000年以上活動できるのかと言った疑問がずっと残されています。

また、本作のニア・ダコスタ監督は2年前のインタビューで「マーベルズは悲しい事も扱っている」とも語っていました。当時の脚本の該当部分が劇場公開バージョンに残されているのかは不明ですが、予定通りであれば何らかの感情的なシーンが含まれているようです。

こういったキャプテン・マーベル退場の可能性が少なからずある中で、記事は「エンドゲーム」の映像が単に過去のヒット作と関連付けて観客を呼び込みたいだけという可能性についても言及。

「マーベルズ」は SAG-AFTRA のストライキの影響で主演のブリー・ラーソンさんらによる映画のプロモーション活動を一切行うことが出来ないまま劇場公開に至り、11月7日時点での Deadline のレポートによるとチケット予約はわずか500万ドルしかなく、最初のウィークエンド予想も3週間前の8000万ドルから5000万ドルほどに引き下げられたと言います。

世界興行収入では1億4000万ドル程度が到達ラインになるだろうと予想されており、これはパンデミック下での「ブラックウィドウ」の1億4800万ドルや「エターナルズ」の1億6000万ドルを下回っています。

ブリー・ラーソンさんが前作「キャプテン・マーベル」で単独で10億ドル以上稼いだ事や、ディズニープラスのMCUドラマで最も評価が高い「ミズ・マーベル」がチームを組んでいる事を考えると、これらの業界予想の数字はなかなかに異常だと言えます。

そのため、ディズニーはなんとか観客を集めようとMCU最大のヒット作である「アベンジャーズ/エンドゲーム」と関連があるように見せかけている可能性があると記事は言います。

「マーベルズ」のここ最近の予告はキャプテン・マーベル退場をほのめかしているのか、それとも大人の事情によるものなのか、ほどなく判明する事になります。

映画「マーベルズ」は 2023年11月10日 に劇場公開予定です。

ソース:‘The Marvels’ going heavy on the ‘Avengers: Endgame’ callbacks might just indicate a tragic end for Brie Larson’s Captain Marvel

映画「マーベルズ」のファイナルトレーラーに登場する謎の女性は誰なのか

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「マーベルズ」のファイナルトレーラーに登場する謎の女性の姿が話題になっています。トレーラー内では顔が映されていないためはっきりとした事は言えませんが、これはコミックのバイナリーではないかと考えられています。

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動画の1分44秒から45秒あたりにかけての極僅かな時間、テヨナ・パリスさんが演じるモニカ・ランボーの前を横切る一人の女性の姿が映し出されています。

©MARVEL,Disney

一瞬だけ映される女性のコスチュームが白と赤を基調としている所から、これがコミックのキャプテン・マーベル・バイナリーではないかと見られています。

©MARVEL,Disney

バイナリーは1980年代のキャロル・ダンヴァースが使用していたヒーロー名であり、キャロルがフォトンブラストを人の形状に作り上げた事から始まりました。最近のコミックではキャロルのクローンの肉体を獲得した事で、キャプテン・マーベルとバイナリーが同時に活動する事もあります。

同一でありながら別人であるキャプテン・マーベルとバイナリーの関係から、「マーベルズ」ではキャプテン・マーベルの変異体として登場するのではないかと考えられそうです。

ヴァルキリーのカメオを惜しげもなく披露し、新キャラクターもちらつかせてきた「マーベルズ」ですが映画本編ではどのような体験が待っているのでしょうか。

映画「マーベルズ」は 2023年11月10日 に劇場公開予定です。

映画「マーベルズ」のファイナルトレーラーがリリース、秘密のカメオもばっちり公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「マーベルズ」のファイナルトレーラーが公開されました。ロサンゼルス・チャージャーズ対ニューヨーク・ジェッツの試合中にスタジアムで公開されたトレーラーは、同時にオンライン公開もされており、約2分の動画の中では初公開となる映像も交えながら、秘密のカメオの答え合わせもされています。

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動画は過去のアベンジャーズ映画のいくつかのシーンを振り返りながら再びサノスのセリフを交え、別のシーンではモニカが「彼女(おそらくダー・ベン)が宇宙に穴を開けた。別の現実が存在する」と、マルチバースへの言及をするなど非常に興味深い映像が含まれています。

また、以前から話題になっている虹の橋ビフレストと関連しているのか、ヴァルキリーのシーンが公開となりました。彼女がどの程度の役割を果たすのかはこのトレーラーから窺い知ることは出来ませんが、そこは映画本編でのお楽しみとなります。

なお、トレーラーの日本語字幕バージョンは記事執筆時点で公開されていません。

映画「マーベルズ」は 2023年11月10日 に劇場公開予定です。

「インクレディブル・ハルク」監督がブルース・バナー役交代の理由について新事実の見解を述べる

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「インクレディブル・ハルク」のルイ・レテリエ監督が Happy Sad Confused に出演し、MCUのハルク/ブルース・バナー役がエドワード・ノートンさんからマーク・ラファロさんへと変更された理由について、新たな私的見解を明らかにしました。

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ノートンさんは「インクレディブル・ハルク」の脚本に参加し、2019年のニューヨクタイムズとのインタビューの中で「クリス・ノーラン監督がバットマンでやってきた事と、私も同じ道をたどっていました。長く、暗く、深刻なものでした。結局のところ、それは彼ら(マーベル・スタジオ)が望んでいたものではありませんでした。」と語っていました。

レテリエ監督はノートン版の脚本はハルクに変身するのは開始から40分も待つ予定だったといい、この展開はスタジオの話題にならなかったと言います。

「ハルクを待ちながら時計を見て、『いつハルクが来るんだろう?』と考えたくはありませんよね。ファンはブルース・バナーや他のみんなが登場する映画を愛し、ハルクが到着する瞬間を待ちわびているんです。」と語りました。

監督はノートンさんの言う「映画はもう少しシリアスであるべきだ」との意見に同意していたと付け加えつつも映画は対立をメインに取り扱っており、素晴らしい脚本と素晴らしい俳優たちがうまく機能し、緊張感を作り出したとし、ロス将軍役のウィリアム・ハートさんが特にその中心にいたと明かしました。

また、ノートンさんとスタジオとの意見の相違について、サウンドトラックにもその理由があると言います。

監督は「それがティーザーだったのか、サウンドトラック全体だったかは覚えていませんが、エドワードはトム・ヨークと大の友人で、彼はレディオヘッドに音楽をやってもらいたかったんです。彼は天才的でしたが、マーベルはもう少し典型的なハリウッドのサウンドトラックを推進していたと思います、そして私たちは妥協とは言いたくないですが、そのエレガントな中間点として作曲家クレイグを見つけました。彼はマッシブ・アタックと協力して忘れられないサウンドトラックを制作しました。」と述べています。

レテリエ監督は最後に、ノートンさんとの仕事が大好きで、ハルクとして戻らないと言われたときは驚いたと言います。

「彼が私を他の仲間の一員だと思っているかどうかは分かりません・・・。それはともかく、私は中立でした。私は文字通り、可能な限り最高の映画を作ろうという気持ちでした。そして彼がいなくなった後も、私は彼にいくつかのアイデアについてどう思うか尋ねていました。だから彼にこの映画を誇りに思ってほしかったのです。」

ノートンさんが続投していれば「アベンジャーズ」以降のMCUがどうなっていたのかは興味深い所ですが、後を任されることになったマーク・ラファロさんのハルクは交代直後はキャラクターの性格の微妙な違いに反論はあったものの、長い歴史の中で人気を確立し、多くのファンが新たなソロ映画を期待しています。

映画「インクレディブル・ハルク」はディズニープラスで配信中です。