吸血鬼と化したマイルズ・モラレスが「ジョジョの奇妙な冒険」の一コマを再現して話題に

最近のクロスオーバーイベント「ブラッドハント」で、スパイダーマン/マイルズ・モラレスはブレイドに血を吸われて吸血鬼となってしまい、この惨劇のイベントのあとも吸血鬼化が続いたまま進行しています。コミック「マイルズ・モラレス:スパイダーマン #25」では、その吸血鬼となってしまったマイルズが、日本の有名な吸血鬼のひとり、「ジョジョの奇妙な冒険」のディオ・ブランドーを再現しているとして話題になっています。

マイルズは血を飲む性癖に抵抗するために大きな助けを必要としており、幸運なことに、ワカンダの王は喜んで手を貸してくれます。マイルズは現在、彼の「生体電気」も制御するヴィブラニウムで作られた新しいスーツを手に入れ、吸血鬼の牙を隠す事に成功しましたが、そこに悪役が登場し、スパイダーマンはすぐにスーツをテストする必要があります。

話題となっているのは、ジャンプコミックス「ジョジョの奇妙な冒険」27巻の「DIOの世界 その⑩」の中で、ジョセフ・ジョースターが殺害された後、承太郎とディオがお互いに近寄っていくシーン。このディオの立ち位置にマイルズ・モラレス、承太郎の立ち位置にバルチャーが描かれています。

ジョジョのオマージュはこれが初めてというわけでもなく、1998年のコミック「X-MEN アニュアル #1」では、ハルクがクローン・サノスと戦うためにX-MENの力でディオのスタンド、ザ・ワールドを模したエネルギーアーマーをまといました。

From X-Men annual #1…The World?
byu/ZeromusPrime inStardustCrusaders

アメリカにおけるジョジョの現状としては、第6部「ストーンオーシャン」の配信が終わった後、第7部「スティール・ボール・ラン」の公式英語版がようやく2025年のリリースが発表された所、来夏予定ともされています。

5部までは日本と同様にTVアニメとして毎週放送され、「ジョジョ・フライデー」として次の放送日までの間にジョジョの話題が続くというムーブメントが起こっていましたが、「ストーンオーシャン」がNetflixで一挙配信のスタイルを取った事で、視聴者の視聴ペースがバラバラとなり、こういった熱が冷めてしまいました。

海外ファンは再び「ジョジョ・フライデーズ」が来ることを望んでいるようですが、まずは「スティール・ボール・ラン」のアニメ化の実現を待たなくてはなりません。

【噂話】映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」、物語のヒントとヌル役俳優が判明か

ソニー・ピクチャーズが制作するSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」に関して、新たな情報が飛び交っています。予告が公開されてから本作の大きなカギを握ると予想されている邪神ヌルについて、その詳細が明らかになったかもしれません。

TCC のアレックス・ペレス氏は、予告を見たファンの「エディとヴェノムが本当にヌルに必要なものを持っているんだろうか?」という疑問に対してコミック「Web of Venom: Carnage Born Vol 1 1」を勧めました。

2018年のコミック「Web of Venom: Carnage Born Vol 1 1」はタイトルのとおりカーネイジが主人公で、ヌルを信奉するカルト教団「カルト・オブ・ヌル」がシンビオートドラゴンのグレンデルをクレタス・キャサディの遺体に結びつけ、ダーク・カーネイジとして蘇らせる所から始まる物語。

このコミックではダーク・カーネイジがスカーレットウィッチの力の源である旧神クトーンを召喚するという予言なども登場し、実写映画とは完全に異なる物語が展開されますが、このコミックではシンビオート・コーデックスという概念が紹介されています。

シンビオート・コーデックスとは、かつての宿主の体に残された生きた深淵の痕跡の事とされており、記憶の残滓のようなもの。コーデックスはシンビオートに寄生された生命体のどこかにあるとされています。

ダーク・カーネイジはヌルが宇宙を征服する姿のヴィジョンを見たとし、もういちど暗黒神と会話をするためにどうすればいいかとカルト信者に問うと、十分な数のコーデックスを吸収すれば、ヌルのシンビオートが完成して彼を目覚めさせ、牢獄から抜け出せるようになるという理論だと説明。そのために、ダーク・カーネイジはかつてシンビオートに寄生された生者と死者の全てを喰らい尽くそうと仕事に取り掛かることになりました。

「ザ・ラストダンス」ではこの設定を少し拝借して、ヌルが完全体になるためにコーデックスを狙って地球のシンビオートと宿主を回収にくるのではないかと考えられ、予告ではカーネイジが既に取り込まれているようなシーンが含まれています。

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また、このコミックのライターはヴェノムとヌルの戦いを描いた「キング・イン・ブラック」のドニー・ケイツさんですが、その時の共同ライターであるライアン・ステグマンさんは「カーネイジ・ボーン」には参加していません。以前に二人のライターの予告に対する反応が違いすぎた事の真相として、「カーネイジ・ボーン」が「ザ・ラストダンス」の原作になっているという今回の噂は見過ごせないものとなっています。

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そして、スクーパーのダニエル・リヒトマン氏は実写版のヌルを、「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」の監督を務めていたアンディ・サーキスさんが演じているとサブスク会員向けに報告。さらに「今後のソニーorマーベル作品で再びこの役を演じる予定で、つまり、私たちはヌルをもっとたくさん見ることができるかもしれない。」とも補足し、「スパイダーマン4」、あるいは5作目や6作目でスパイダーマンとヴェノムがヌルの脅威に立ち向かうために手を組む可能性をほのめかしています。

「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」でMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の神聖時間軸に残されたシンビオートがトム・ホランドさんのピーター・パーカーに寄生する展開がこの後の映画で描かれれば、ピーターもまたヌルに狙われる対象となり、否応なしにこの戦争に参加させられる事になりそうです。そして、そうであればトビー・マグワイアさんのピーターも巻き込まれることになるのでしょうか?そのためには「ヴェノム:ザ・ラストダンス」がどのような物語になっているのか注目です。

「ヴェノム:ザ・ラストダンス」は同シリーズの脚本家ケリー・マーセルさんが、長編映画監督デビューとなる作品。脚本も引き続き担当しています。

キャストは引き続きトム・ハーディさんを主演とし、キウェテル・イジョフォーさん、リス・エヴァンスさん、ジュノー・テンプルさん、ペギー・ルーさん、アラナ・ユーバックさん、スティーブン・グラハムさんらが新たに出演。

映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」は 2024年10月25日 に米国劇場にて、11月1日より日本公開予定です。

ゲーム「マーベル・ライバルズ」より、桃桃子さんデザインのサイロックのトレーラーが公開

NetEase Games と Marvel Games が制作中の新作ヒーローシューター「Marvel Rivals」(PC / PS5 / Xbox Series X|S)のより、X-MENのサイロックのキャラクタートレーラーが公開されました。コミックのサイロックには様々なバリエーションが存在しますが、本作のサイロックは桃桃子さんのデザインをベースとしたバージョンになっています。

ピーチ・モモコとしてマーベル・コミックスのアートを手掛ける桃桃子さんとゲームのアートデザインチームのコラボにより完成した本作のサイロックですが、キャラクターボイスは『サイバーパンク 2077』などの有名な作品で活躍した声優のアルファ・タカハシさんで、共に日本の魂が吹き込まれたキャラクターに。

コミック「デーモン・デイズ X-MEN」の設定に基づいたこのサイロックは、以下のような背景を持っています。

時は封建時代の日本、「サイ」と名づけられたサイキックファイター「サイロック」は一介の浪人として、古代の妖怪の退治に人生を捧げる決意をします。ウルヴァリンの手助けのもと、 得意な武器「サイキックブレード」を駆使して妖怪の殲滅を誓いますが、タイムストリームのもつれによって元の世界から切り離され、『マーベル・ライバルズ(Marvel Rivals)』の世界に迷い込み、コレクターの「展示品」になってしまいます。幸い新しくできた仲間たちと共に檻を脱出できたサイは、知り合いの戦士たちがまだ生きている可能性があることを知ります。 今ここから、ヒーローたちを集め、紛争を終結させ、故郷に戻るという新たな使命が始まります――。

サイロックはさまざまなテレキネシスを巧みに使用し、敵を出し抜くことが得意なヒーローです。素早い動きで短距離を瞬時に移動したり、攻撃する前に自分の姿を消したりすることができるほか、究極スキルでは翼を極限まで広げ、瞬く間に戦場を横切り、その場にいるすべての敵を薙ぎ払うことができます。

ベストセラーコミック「デーモン・デイズ X-MEN」の桃桃子さんは 2021年にリンゴ賞とアイズナー賞をダブル受賞し、2024 年にも再びアイズナー賞を受賞しました。

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ゲーム「Marvel Rivals」は PC(Steam、Epic Games)、PlayStation 5、Xbox Series X|S 対応で、無料プレイゲームとして 2024年12月6日 リリース予定です。

「デッドプール #6」リリース、不死身の傭兵の死の詳細が明らかに

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「デッドプール&ウルヴァリン」が大ヒットする直前、劇場公開前の6月にマーベル・コミックスはデッドプールの死亡を予告していました。注目されていたそのコミックがいよいよリリースとなり、不死身のはずだったデッドプールの死に関する詳細が明らかとなりました。

※これより先はコミック「デッドプール #6」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

[nlink url=”https://mavesoku.com/marvel-announcement-deadpool-wade-wilson-death/”]

コーディ・ジグラーさんとロジェ・アントニオさんによるこの最新コミックでは、デッドプールはデス グリップとの最近の戦いからまだ回復中で、右足と右腕を再生できないため車椅子での移動を余儀なくされています。

彼は、人間の娘エリーやシンビオートの娘プリンセスを戦場に送り出すことで、なんとか明るい性格を保っています。エリーは自分専用のデッドプール コスチュームを手に入れ、プリンセスと一緒にロシアの武器密輸業者を倒します。

エリーの師匠にあたるタスクマスターがエリーやプリンセスの任務に同行、デッドプールが家に1人残される中、娘たちと入れ違いにデスグリップが訪ねてきます。

前号では、ウェイド・ウィルソンがデスグリップの手を切り落とし、彼の得意とする闇の魔法を使えなくしました。タスクマスター、エリー、プリンセスらは、デスグリップの隠れ家を爆破し、殺害したと思っていましたがそうではありませんでした。

デスグリップはムラマサブレード(村正の刀)を吸収しており、生気を吸う妖刀の力によってデッドプールのヒーリングファクターは無力に。ウルヴァリンでさえ自身を殺す唯一の武器と恐れる村正の力の影響でデッドプールはついに死亡する事になりました。

MCUの「デッドプール&ウルヴァリン」が大ヒットしている裏で、デッドプールの絶望の最期が描かれた理由は不明ですが、ウェイド・ウィルソンがいつか必ず復活すると期待されるその時が来るまで、しばらくの間は娘のエリー・カマチョがデッドプールの名を継いで活動する事になりそうです。

ソース:How Does Deadpool Die in His Marvel Ongoing Series?

マーベルのNYCC2024の計画が明らかに、MCUからは「デアデビル:ボーン・アゲイン」と「YFNスパイダーマン」が予定

マーベルが来月開催予定のニューヨーク・コミコン2024での計画を発表しました。MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)からはマーベル・テレビジョンの「デアデビル:ボーン・アゲイン」、マーベル・アニメーションの「ユア・フレンドリー・ネイバーフッド・スパイダーマン」が紹介予定で、コミック、ゲームの最新情報も公開される予定です。

現地時間の 10月17日から20日にかけて開催されるこのイベントは、デアデビルの舞台でもあるヘルズキッチンのジェイコブ・ジャヴィッツ・コンベンション・センターにて開催。

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」、アニメ「ユア・フレンドリー・ネイバーフッド・スパイダーマン」の他、ゲーム「Marvel Contest of Champions」(MARVEL オールスターバトル)のマジック・ザ・ギャザリングコラボの詳細とプレビュー、コミックからは「アメイジング・スパイダーマン」、「オールニュー・ヴェノム」、「ファンタスティック・フォー」などの最新情報が提供される予定となっています。

コンベンションフロアのマーベルブース(#2153)では、 「デアデビル:ボーン・アゲイン」のコスチューム展示や、 「ユア・フレンドリー・ネイバーフッド・スパイダーマン」の写真撮影コーナーが設けられるとのこと。最新予告の公開も期待されていますが、これらがオンラインで公開されるかどうかは不明です。

イベントにはマーベル・コミックス編集長CBセブルスキーさん、副社長兼編集長のトム・ブレボートさん、デジタルメディア&クリエイティブ戦略担当副社長のライアン・ペナゴスさん、ライターのライアン・ノースさんらが出席。

アルティメットラインの将来や、ソーサラー・スプリームとなったドクター・ドゥームを中心としたイベント「ワン・ワールド・アンダー・ドゥーム」、「X-MEN:フロム・ジ・アッシュズ」後の初のイベントとなるX-MEN同士の戦争を描く「レイド・オン・グレイマルキン」などが注目されています。

また、「オールニュー・ヴェノム」では「ヴェノム・ウォー」のあと、謎の新しい宿主を主人公としてリローンチされる事が予告されており、この人物の詳細の発表も期待されています。

ソース:Marvel NYCC 2024 Plans Include Daredevil: Born Again and Your Friendly Neighborhood Spider-Man

X-MENが年末のクロスオーバー「レイド・オン・グレイマルキン」でシビル・ウォーに突入、サイクとローグが戦争状態へ

マーベル・コミックスがジェド・マッケイさんとライアン・ステグマンさんの「X-Men」と、ゲイル・シモーンさんとデビッド・マルケスさんの「アンキャニィ X-Men」の4部構成のクロスオーバー「レイド・オン・グレイマルキン」が12月からスタートする事を発表しました。プロフェッサーXの夢の未来を巡って、X-MEN同士が争う事になります。

クラコアの崩壊後、バラバラになったX-MENは、その後、それぞれ独自のチームに再編成されました。

「X-MEN」では、サイクロップスが鍛え抜かれたミュータント兵士の部隊を率いてアラスカの廃墟となったセンチネル工場から出てくる事に。一方、「UNCANNY X-MEN」では、ローグはルイジアナで、自分が選んだXファミリーと少数の新入生とともに新しい家を築こうとしています。

ミッションに対する彼らの異なるアプローチは、以前はエグゼビア・インスティチュートだった現在のグレイマルキン刑務所を攻略するための行動計画が必要になったときに、緊迫した対立に発展する事になります。

公式概要は次のとおりです。

恵まれし子らの学園は、冷酷なコリーナ・エリス博士によって今やミュータントのための残酷な刑務所に変貌し、彼女の優秀な囚人は他でもないプロフェッサーXその人です。しかし、クラコアの陥落時に彼が行った行動を考えると、プロフェッサーXを救う価値はあるのでしょうか? そして、エリスがグレイマルキンをあらゆる攻撃から守ると確信している秘密兵器は誰、または何ですか? X-MENのクラコア後の世界を固めるこの4部構成のミュータントマイルストーンで、その答えを見つけてください!

公式ページでは全4号のカバーとそれぞれのあらすじも公開。

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「X-Men #8」 レイド・オン・グレイマルキン パート1

仲間の一人が投獄されたため、X-MENはグレイマルキン刑務所に向かい、チームメイトを解放します。しかし、チームは1つだけではありません。アラスカでは、サイクロプスの X-MENが救出作戦を急ぎ、ルイジアナでは、ローグの X-MENが独自の出撃に動きます。それぞれ独自の目的を持つこの2つのチームは、目的が食い違うことになるのでしょうか。結局のところ、「X」は 2 つの線が交差することで作られます。

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「UNCANNY X-Men #7」 レイド・オン・グレイマルキン パート2

襲撃は続き、対立する2つの X-MEN チームがグレイマルキン刑務所で岐路に立つ。境界プロトコルと刑務所のミュータント「管財人」だけでは不十分であるかのように、チームリーダーのローグとサイクロップスはチャールズ・エグゼビアの不確かな遺産をめぐって争うことになる。

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「X-Men #9」 レイド・オン・グレイマルキン パート3

感情が頂点に達したローグとサイクロップスが殴り合いになり、X-MENの2つのグループが互いに対立する。生き残る唯一の方法は、団結することだ。エグゼビアの夢は打ち砕かれ、折れた刃は常に血を流す。

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「UNCANNY X-Men #8」 レイド・オン・グレイマルキン パート4

爆発的な物語はここで終わり、ローグとサイクロップスはミュータントの戦いでおそらく永遠に対立します!彼らはエグゼビアの遺産を尊重するのか、それとも破壊するのか?忠誠を選ぶのか、それとも法律を選ぶのか?両チーム(そしてミュータントコミュニティ全体)に壊滅的な結果をもたらす全面アクションの問題作!


ジェド・マッケイさんは「Xタイトルのライン立ち上げに参加できて興奮していましたが、今は本当に盛り上がっています。初のクロスオーバーです!レイド・オン・グレイマルキンはアラスカとルイジアナの両方のX-MENを限界まで追い込み、未来への方向性を決定します。ゲイルのようなレジェンドと一緒にそれを実現できて素晴らしいです!」とコメントしています。

ゲイル・シモーンさんは「Xワールドでの執筆は、私のキャリアの中で最も楽しく、やりがいのある経験の1つです。最高のキャラクター、最高のアートチーム、最高の編集者、そして最高のクリエイター仲間。特にジェド・マッケイはアイデアの宝庫です。X-Verse の骨組みを組み立て始めてから、ほぼ毎日アイデアを出し合っています。お互いの作品を好きで尊敬し合っていることが、とても役立っていると思います。」と述べています。

さらに、「これがもっと短いクロスオーバーの前兆になればいいなと思います」と付け加えます。「インパクトのある作品を作るというアイデアが大好きです。パンチが効いていてテンポが速く、本物の長続きする効果があります。X-MEN または UNCANNY X-MEN だけを読んでストーリーを追うこともできますが、両方読めばより大きく豊かなイメージが得られます。いつものように、初心者も長年の読者も歓迎します!」と語りました。

「Raid on Graymalkin」は 2024年12月からスタート予定です。

マーベルの若き新チームは「ニューチャンピオンズ」に

マーベル・コミックスが先日予告していた新チームのコミックが「ニューチャンピオンズ」になることを発表しました。ライターのスティーブ・フォックスさん(スパイダーウーマン、タイムレス)とアーティストのイヴァン・フィオレッリさん(デアデビル:ウーマン・ウィズアウト・フィアー、タイムスライド)がタッグを組んで、マーベルユニバースでティーンヒーローになる意味を新たな形で表現した物語を描きます。

公式ページによると、チームはリバティ、ヘルルーン、ムーン・スクワイア、カデット・マーベルから始まりますが、シリーズの最初のアークで、より多くのニューチャンピオンが呼びかけに応じるため、急速に拡大します。しかし、全員がヒーローになる運命にあるわけではなく、中には、確立されたマーベルの伝説と暗いつながりを持つ者もおり、新人チームが立ち上がる前に災難を招く可能性があるとのこと。各ニューチャンピオンには語るべき物語があり、一緒に世界を変えなければなりません。マーベルコミックの次の人気のティーンスーパーヒーローチームが結成され、ミステリー、アクション、ドラマが待っていますと説明しています。

公式概要は以下の通り。

ヒドラ、スカーレットウィッチの謎の弟子、呪われたローラー・ダービーの妨害者、ワカンダの家出人によって人生を狂わされた4人の子供たちの共通点は何でしょうか?あまりありません!しかし、ヘルルーンの謎の力が彼らを結びつけると、彼らはすぐにチームとして働く方法を学ばなければなりません。さもなければ、ヘラ教団の怒りに直面することになります!

「ニューチャンピオンのバリエーションを見たとき、私の心はこれらの想像上の相棒の起源や力、コードネームを夢想し始めました」とライターのフォックスさんは説明します。

「カバーからキャストをリバースエンジニアリングすることは、私がこれまで関わったどのクリエイティブプロセスとも異なり、イヴァン・フィオレッリと一緒にニューチャンピオンでまったく新しいクラスのマーベルヒーロー(と数人の悪役!)をデビューさせることに興奮しています。彼は、これらの新しい追加キャラクターのそれぞれが、ずっと前から宇宙の一部であったように感じさせます。」

「ニューチャンピオンズに飛び込むのが本当に楽しみです!」とアーティストのフィオレッリさんは語っています。

「このプロジェクトで本当にワクワクするのは、マーベルユニバースにニューフェイスを持ってきて、まったく新しいことを探求する機会があることです。これらの若いヒーローには語るべき独自の物語があり、シリーズが展開するにつれて彼らがどのように成長し、視覚的に進化していくのかを見るのが楽しみです。読者が私たちのページを読んで楽しんでくれることを願っています。私がイラストを描くのを楽しむのと同じくらいです!」

「私はキャリアを通してずっと、10代のヒーローチームを書きたいと思っていました。それは誰もが人生で自分が本当は誰なのかを理解する時期であり、そのアイデンティティの探求に北欧の魔法やジェットエンジンのパンチ、偶然の地獄の入り口を加えることは、物語の黄金律です」とフォックスさんは付け加えました。

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コミック「NEW CHAMPIONS #1」は 2025年1月8日 米国リリース予定です。

マーベルがワンダの弟子アマランスを含むヒーローの弟子たちを集めた新たなヤングチームの結成を予告

マーベル・コミックスが新たなヤング・ヒーローが集うチームを結成する事を予告しました。「CHANGE THE WORLD」のキャッチフレーズの背景には、スカーレットウィッチ、キャプテン・マーベル、ドクター・ストレンジ、ブラックキャットなどのベテランヒーローたちの弟子の姿が描かれています。

文字の中でわずかに紹介されているのは、昨年のニューチャンピオンズ・バリアントカバー・プログラムでデビューしていたキャラクターの何人か。右下にこの11月にデビュー予定のスカーレットウィッチ/ワンダ・マキシモフの弟子となるアマランスの姿も描かれています。

©MARVEL,Disney

このチームは正式には「アセンブリー」と名付けられており、公式デビューは「スパイダーウーマン#7」 でしたが、「タイムレス」の年末ワンショットや「ウェブ・オブ・スパイダーマン#1」でもティーザーに登場していました。メンバーはカデット・マーベル、ヘルルーン、タイタン、ムーン・スクワイア、リバティらで、全員がこの不吉なティーザーに登場しています。アセンブリーはヒドラとつながりがあり、それが独自のスピンオフシリーズに登場する可能性があるとメディアは伝えています。

ヤングチームといえばもちろんヤングアベンジャーズが頭に浮かぶところですが、この新しいチームがどう差別化されていくのか注目となりそうです。

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)ではヤングアベンジャーズの実写化が近いと考えられていますが、これがさらに10年続いたあとの新世代チームとしての準備となっているのかもしれません。

アセンブリーは 2025年1月 にコミックで正式デビューが予定されています。

ヌルを共同制作したクリエイターたちが「ヴェノム:ザ・ラストダンス」の予告に反応するも、その反応は極めて対照的

ソニー・ピクチャーズが制作するSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」のファイナルトレーラーが先日公開され、そこでは以前より噂されていたシンビオートの創造主である邪神ヌルが紹介されていました。コミックでヌルというキャラを作り出したクリエイターのドニー・ケイツさんとライアン・ステグマンさんがこのトレーラーに対してSNS上で反応を見せました。

コミック「キング・イン・ブラック」のクリエイターであるドニー・ケイツさんは以下のようにコメント。

ソニーと話をしていて、『#VenomTheLastDance』の脚本を読みました。言えることは、あなた方が想像している以上に壮大で野心的な作品だということ。そして…KNULL。驚くべき内容です。これが王を扱う方法だと思いました。

ヌルに関する大きな計画がある事をほのめかしました。

一方、もうひとりのコミッククリエイターであるライアン・ステグマンさんは次のような投稿をしました。

ええ、私はヌルの共同制作者でした。いいえ、彼が「ヴェノム:ラストダンス」に登場するとは今日まで知りませんでした。これでついに家の周りに流れる川の堀を作れるようになると期待しています。

ステグマンさんは何故か話し合いに呼ばれていなかったようで、彼の知らない所でヌルの実写化が進められていたとの事。報酬が支払われるかどうかも気になっているようであり、別の投稿では誰がヌルを演じるのかという質問をファンに投げかけていました。

過去のマーベル映画でも原作者に報酬が支払われない、あるいは極めて少額の報酬しかなかった、というトラブルがありましたが、ソニーはトラブルを回避出来るのでしょうか。

いずれにしても両者ともにヌルが実写化される事に対しては興奮しており、少なくとも一人は映画製作に関与していた事で、原作者が認めるような内容の物語が期待できそうです。

「ヴェノム:ザ・ラストダンス」は同シリーズの脚本家ケリー・マーセルさんが、長編映画監督デビューとなる作品。脚本も引き続き担当しています。

キャストは引き続きトム・ハーディさんを主演とし、キウェテル・イジョフォーさん、リス・エヴァンスさん、ジュノー・テンプルさん、ペギー・ルーさん、アラナ・ユーバックさん、スティーブン・グラハムさんらが新たに出演。

映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」は 2024年10月25日 に米国劇場にて、11月1日より日本公開予定です。

マーベルがMCUアニメ「Your Friendly Neighborhood Spider-Man」の前日譚コミックのリリースを発表

マーベル・コミックスがMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「ユア・フレンドリー・ネイバーフッド・スパイダーマン」の前日譚となるコミックのリリースを発表しました。アニメはディズニープラスでの配信がアナウンスされているものの、リリース時期の公式発表はありませんが 2024年内の配信が予想されています。

米マーベルの公式サイトによると、ライターのクリストス・ゲージさんとアーティストのエリック・ガプスターさんがこのコミックの制作を担当しているとの事。

コミック「YOUR FRIENDLY NEIGHBORHOOD SPIDER-MAN」は、若き日のピーター・パーカー、彼をサポートするキャスト、そしてスパイダーマンの伝説の悪役の一部を紹介する5号限定シリーズで、ピーターがスパイダーマンになったばかりの頃に起こる、待望のMCUアニメで起こる素晴らしい冒険の一部が紹介されています。

MCUアニメ「Your Friendly Neighborhood Spider-Man」では、ピーター・パーカーは、これまでに見たことのない旅と、キャラクターの最も初期のコミックのルーツを称えるスタイルで、ヒーローになるための道を歩んでいます。この新しいコミックシリーズでは、彼が自分の力を発見し、ヒーローになることを決意し、名前とコスチュームを選ぶまで、ピーターと一緒に最初の一歩を踏み出すことができるとの事。ピーターは、犯罪と戦う新人自警団員として、1年生の1年間を生き抜かなければなりません。このストーリーの結末がどうなるかわかっていると思っているなら、驚きの展開が待っています、と予告しています。

「コミックとインソムニアックのビデオゲームの両方で、スパイダーマンの冒険をたくさん書く機会に恵まれましたが、ピーター・パーカーの初期の実績を語る機会がなかったのです。」とゲージさんは語ります。

「この本の面白いところは、その形成期をまったく新しい視点で描いているところです。これは間違いなく、私たちがよく知っていて愛しているピーター パーカーですが、ランナウェイズでご存知のニコ・ミノルを含む新しい脇役たちと、意外な展開もあります!」

コミック「Your Friendly Neighborhood Spider-Man」は 2024年12月11日 米国にてリリース予定。MCUアニメ「Your Friendly Neighborhood Spider-Man」の配信時期は未定です。