マーベルの若き新チームは「ニューチャンピオンズ」に

マーベル・コミックスが先日予告していた新チームのコミックが「ニューチャンピオンズ」になることを発表しました。ライターのスティーブ・フォックスさん(スパイダーウーマン、タイムレス)とアーティストのイヴァン・フィオレッリさん(デアデビル:ウーマン・ウィズアウト・フィアー、タイムスライド)がタッグを組んで、マーベルユニバースでティーンヒーローになる意味を新たな形で表現した物語を描きます。

公式ページによると、チームはリバティ、ヘルルーン、ムーン・スクワイア、カデット・マーベルから始まりますが、シリーズの最初のアークで、より多くのニューチャンピオンが呼びかけに応じるため、急速に拡大します。しかし、全員がヒーローになる運命にあるわけではなく、中には、確立されたマーベルの伝説と暗いつながりを持つ者もおり、新人チームが立ち上がる前に災難を招く可能性があるとのこと。各ニューチャンピオンには語るべき物語があり、一緒に世界を変えなければなりません。マーベルコミックの次の人気のティーンスーパーヒーローチームが結成され、ミステリー、アクション、ドラマが待っていますと説明しています。

公式概要は以下の通り。

ヒドラ、スカーレットウィッチの謎の弟子、呪われたローラー・ダービーの妨害者、ワカンダの家出人によって人生を狂わされた4人の子供たちの共通点は何でしょうか?あまりありません!しかし、ヘルルーンの謎の力が彼らを結びつけると、彼らはすぐにチームとして働く方法を学ばなければなりません。さもなければ、ヘラ教団の怒りに直面することになります!

「ニューチャンピオンのバリエーションを見たとき、私の心はこれらの想像上の相棒の起源や力、コードネームを夢想し始めました」とライターのフォックスさんは説明します。

「カバーからキャストをリバースエンジニアリングすることは、私がこれまで関わったどのクリエイティブプロセスとも異なり、イヴァン・フィオレッリと一緒にニューチャンピオンでまったく新しいクラスのマーベルヒーロー(と数人の悪役!)をデビューさせることに興奮しています。彼は、これらの新しい追加キャラクターのそれぞれが、ずっと前から宇宙の一部であったように感じさせます。」

「ニューチャンピオンズに飛び込むのが本当に楽しみです!」とアーティストのフィオレッリさんは語っています。

「このプロジェクトで本当にワクワクするのは、マーベルユニバースにニューフェイスを持ってきて、まったく新しいことを探求する機会があることです。これらの若いヒーローには語るべき独自の物語があり、シリーズが展開するにつれて彼らがどのように成長し、視覚的に進化していくのかを見るのが楽しみです。読者が私たちのページを読んで楽しんでくれることを願っています。私がイラストを描くのを楽しむのと同じくらいです!」

「私はキャリアを通してずっと、10代のヒーローチームを書きたいと思っていました。それは誰もが人生で自分が本当は誰なのかを理解する時期であり、そのアイデンティティの探求に北欧の魔法やジェットエンジンのパンチ、偶然の地獄の入り口を加えることは、物語の黄金律です」とフォックスさんは付け加えました。

©MARVEL,Disney

コミック「NEW CHAMPIONS #1」は 2025年1月8日 米国リリース予定です。

マーベルがワンダの弟子アマランスを含むヒーローの弟子たちを集めた新たなヤングチームの結成を予告

マーベル・コミックスが新たなヤング・ヒーローが集うチームを結成する事を予告しました。「CHANGE THE WORLD」のキャッチフレーズの背景には、スカーレットウィッチ、キャプテン・マーベル、ドクター・ストレンジ、ブラックキャットなどのベテランヒーローたちの弟子の姿が描かれています。

文字の中でわずかに紹介されているのは、昨年のニューチャンピオンズ・バリアントカバー・プログラムでデビューしていたキャラクターの何人か。右下にこの11月にデビュー予定のスカーレットウィッチ/ワンダ・マキシモフの弟子となるアマランスの姿も描かれています。

©MARVEL,Disney

このチームは正式には「アセンブリー」と名付けられており、公式デビューは「スパイダーウーマン#7」 でしたが、「タイムレス」の年末ワンショットや「ウェブ・オブ・スパイダーマン#1」でもティーザーに登場していました。メンバーはカデット・マーベル、ヘルルーン、タイタン、ムーン・スクワイア、リバティらで、全員がこの不吉なティーザーに登場しています。アセンブリーはヒドラとつながりがあり、それが独自のスピンオフシリーズに登場する可能性があるとメディアは伝えています。

ヤングチームといえばもちろんヤングアベンジャーズが頭に浮かぶところですが、この新しいチームがどう差別化されていくのか注目となりそうです。

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)ではヤングアベンジャーズの実写化が近いと考えられていますが、これがさらに10年続いたあとの新世代チームとしての準備となっているのかもしれません。

アセンブリーは 2025年1月 にコミックで正式デビューが予定されています。

ヌルを共同制作したクリエイターたちが「ヴェノム:ザ・ラストダンス」の予告に反応するも、その反応は極めて対照的

ソニー・ピクチャーズが制作するSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」のファイナルトレーラーが先日公開され、そこでは以前より噂されていたシンビオートの創造主である邪神ヌルが紹介されていました。コミックでヌルというキャラを作り出したクリエイターのドニー・ケイツさんとライアン・ステグマンさんがこのトレーラーに対してSNS上で反応を見せました。

コミック「キング・イン・ブラック」のクリエイターであるドニー・ケイツさんは以下のようにコメント。

ソニーと話をしていて、『#VenomTheLastDance』の脚本を読みました。言えることは、あなた方が想像している以上に壮大で野心的な作品だということ。そして…KNULL。驚くべき内容です。これが王を扱う方法だと思いました。

ヌルに関する大きな計画がある事をほのめかしました。

一方、もうひとりのコミッククリエイターであるライアン・ステグマンさんは次のような投稿をしました。

ええ、私はヌルの共同制作者でした。いいえ、彼が「ヴェノム:ラストダンス」に登場するとは今日まで知りませんでした。これでついに家の周りに流れる川の堀を作れるようになると期待しています。

ステグマンさんは何故か話し合いに呼ばれていなかったようで、彼の知らない所でヌルの実写化が進められていたとの事。報酬が支払われるかどうかも気になっているようであり、別の投稿では誰がヌルを演じるのかという質問をファンに投げかけていました。

過去のマーベル映画でも原作者に報酬が支払われない、あるいは極めて少額の報酬しかなかった、というトラブルがありましたが、ソニーはトラブルを回避出来るのでしょうか。

いずれにしても両者ともにヌルが実写化される事に対しては興奮しており、少なくとも一人は映画製作に関与していた事で、原作者が認めるような内容の物語が期待できそうです。

「ヴェノム:ザ・ラストダンス」は同シリーズの脚本家ケリー・マーセルさんが、長編映画監督デビューとなる作品。脚本も引き続き担当しています。

キャストは引き続きトム・ハーディさんを主演とし、キウェテル・イジョフォーさん、リス・エヴァンスさん、ジュノー・テンプルさん、ペギー・ルーさん、アラナ・ユーバックさん、スティーブン・グラハムさんらが新たに出演。

映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」は 2024年10月25日 に米国劇場にて、11月1日より日本公開予定です。

マーベルがMCUアニメ「Your Friendly Neighborhood Spider-Man」の前日譚コミックのリリースを発表

マーベル・コミックスがMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「ユア・フレンドリー・ネイバーフッド・スパイダーマン」の前日譚となるコミックのリリースを発表しました。アニメはディズニープラスでの配信がアナウンスされているものの、リリース時期の公式発表はありませんが 2024年内の配信が予想されています。

米マーベルの公式サイトによると、ライターのクリストス・ゲージさんとアーティストのエリック・ガプスターさんがこのコミックの制作を担当しているとの事。

コミック「YOUR FRIENDLY NEIGHBORHOOD SPIDER-MAN」は、若き日のピーター・パーカー、彼をサポートするキャスト、そしてスパイダーマンの伝説の悪役の一部を紹介する5号限定シリーズで、ピーターがスパイダーマンになったばかりの頃に起こる、待望のMCUアニメで起こる素晴らしい冒険の一部が紹介されています。

MCUアニメ「Your Friendly Neighborhood Spider-Man」では、ピーター・パーカーは、これまでに見たことのない旅と、キャラクターの最も初期のコミックのルーツを称えるスタイルで、ヒーローになるための道を歩んでいます。この新しいコミックシリーズでは、彼が自分の力を発見し、ヒーローになることを決意し、名前とコスチュームを選ぶまで、ピーターと一緒に最初の一歩を踏み出すことができるとの事。ピーターは、犯罪と戦う新人自警団員として、1年生の1年間を生き抜かなければなりません。このストーリーの結末がどうなるかわかっていると思っているなら、驚きの展開が待っています、と予告しています。

「コミックとインソムニアックのビデオゲームの両方で、スパイダーマンの冒険をたくさん書く機会に恵まれましたが、ピーター・パーカーの初期の実績を語る機会がなかったのです。」とゲージさんは語ります。

「この本の面白いところは、その形成期をまったく新しい視点で描いているところです。これは間違いなく、私たちがよく知っていて愛しているピーター パーカーですが、ランナウェイズでご存知のニコ・ミノルを含む新しい脇役たちと、意外な展開もあります!」

コミック「Your Friendly Neighborhood Spider-Man」は 2024年12月11日 米国にてリリース予定。MCUアニメ「Your Friendly Neighborhood Spider-Man」の配信時期は未定です。

「アガサ:オール・アロング」のウィッチズロード(魔女の道)って何?原作コミック解説

マーベル・スタジオが制作するドラマ「アガサ:オール・アロング」の主演を務めるキャスリン・ハーンさんが、海外メディア Rollingstone とのインタビューの中で、「人々が口を開くと、メロディーが出てきます。」と述べ、様々な音楽が本作に含まれていることを予告しました。

D23Expo 2024 では本作の配信に先駆けて「The Ballad of the Witches’ Road」の楽曲がお披露目され、その映像も公式に公開されています。

この楽曲では次のように歌っています。

道は荒々しく邪悪で、森の中を曲がりくねって通っている。そこでは、すべての間違いが正しく、すべての悪いものが善になる。何マイルにもわたる策略と試練をくぐり抜け、私たちは高いところから低いところまでさまよう。恐怖を抑えれば、扉が現れる。道をどんどん下っていく時が来た。ウィッチズロードを下る。友よ、最後には栄光が待っている、私について来なさい。

また、トレーラーではジョー・ロックさん演じる”ティーン”が「ウィッチズロードは、最後までたどり着けば、あなたが最も望むものを与えてくれる」とアガサ・ハークネスに告げ、そこへ向かうようにしむけています。そして魔女団を結成し、そのウィッチズロードで様々な困難に相対する様子が予告されています。

予告動画やこの楽曲のタイトルにもあるように、本作では「ウィッチズロード(魔女の道)」が重要なキーワードとして何度も登場していますが、今回の記事はマーベル・コミックスに登場するウィッチズロードについてご紹介してききます。


私が唱える呪文はカオスマジックと呼ばれているけど、実際のところは『カオス』とは程遠い。その力と強さは、地球と女性のエネルギーに関係している。古代の異教の信仰では崇められ、男性からは恐れられている。その名はウィッチクラフト

─スカーレット・ウィッチ

「Scarlet Witch」のコミックでは、ワンダは魔術の精度が低下し、地球全体に災難を引き起こしていることに気づきました。

原因を見つけるために、彼女は師匠であり死んでアストラル体となっているアガサ・ハークネスとともにウィッチズロードへと旅をします。2 人の魔女は魔女だけが踏み入れることができる存在の領域を歩き、ワンダの実の母親であるナタリア・マキシモフの霊、つまり彼女の先代のスカーレット・ウィッチと遭遇します。

©MARVEL

「彼女は自分をスカーレット・ウィッチと名乗っていた…」
「自​​分が最初だと思っていたのかい?」
─ワンダとアガサ

母ナタリアの霊は、求める答えはウィッチズロードにあると明かします。ワンダはウィッチズロードを進む中でエメラルド・ウォーロックのディアンと戦って勝利。ウィッチズロードを歩む術を知る魔女は、母なる女神の領域で力を得る事を知ります。

あなたはどんな魔女よりも遠くまで歩かなければなりません。誰よりも遠くまで。最後までたどり着いたとき、あなたに何が求められているのかがわかるでしょう…すべては旅なのです。
─ナタリア

旅が続く中で、ワンダは幽霊、黒魔術師、鬼、魔女、悪魔と対決する試練に挑みます。ワンダのウィッチズロードの長い旅は数週間に及び、彼女がウィッチクラフトの病気の原因を発見するのを阻止しようとする何者かが送り込んだ生き物との戦いによって足止めされます。ナタリアが再び登場し、彼女の敵はカオスであることを明かします。カオスは宇宙的存在であり、その存在こそが彼女のカオスマジック、つまり最も古い魔術の形態の中核をなす存在でした。

ワンダの最後の試練は、彼女のトラウマ的な過去でした。X-MENの敵、ヴィジョンの妻、アベンジャーズの味方、ワンダーマンの恋人、クイックシルバーの姉、マグニートーの娘、魔法で生まれた双子の息子ビリーとトミーの母親。ウィッチズロードの終わり、女神の次元でどの魔女も旅したことのない遠くで、ワンダ、ナタリア、アガサの3人組は、乙女、母、老婆という古典的な「魔女トリオ」を形成します。

ウィッチズサイト(魔女の視力)を使って、3人は宇宙中の魔女たちが仕える神の故郷を目撃。ワンダは魔女の女神ウィッチクラフトと遭遇します。ウィッチクラフトとカオスはスカーレット・ウィッチの中で絡み合っていました。

©MARVEL

3人は1つに溶け合いながら、ウィッチズロードからから永遠の存在カオスを追い払う呪文を唱え、退けました。しかし女神はまだ病気で、彼女が死ねば魔術は永遠に失われる事になります。ナタリアはウィッチクラフトを癒すために魂を犠牲に、さらにアガサを蘇らせ、スカーレット・ウィッチは新たなスタートを歩み始める事になりました。


以上のようにコミックではそもそもワンダが歩んでいった特別な場所の事ですが、MCUのアガサ・ハークネスはこの道の先で力を取り戻したいと考えている様子がトレーラーからも分かるようになっています。

また、コミックのアガサ・ハークネスがこの道の終わりで復活した事を考えると、MCU版でワンダが復活する可能性も否定出来ません。ただしコミックのワンダとアガサが師弟関係であることに対してMCU版は敵対関係にあるため、話はそう単純ではないと考えられそうです。

1年近く前にはこのドラマのあとにワンダを主人公とするドラマ「ザ・ウィッチズ・ロード」が控えているとも報じられていましたが、実際にそれが起こり得るのかは今回のドラマを慎重に見守る必要がありそうです。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-the-witches-road-wanda-project-rumor/”]

「アガサ:オール・アロング」の米公式あらすじは以下のとおりです。

「アガサ・オール・アロング」では、悪名高いアガサ・ハークネスが疑り深いゴス系のティーンに助けられ、歪んだ呪文から解放されます。彼が「生き残れば魔女が失ったものを褒美として与えられる伝説のウィッチズ・ロード」に連れて行ってほしいと頼むと、アガサは興味をそそられます。ウィッチズ・ロードは、試練を生き延びた魔女に失ったもの、欠けているものを与えてくれる魔法の試練の道です。アガサとこの神秘的なティーンは、絶望的な魔女の集団をまとめ、共にその道を進みます。

本作は「ワンダヴィジョン」のヴィラン、アガサ・ハークネスを主人公とし、これをキャスリン・ハーンさんが再演。

本作のヴィランとして、オーブリー・プラザさんが魔女リオ・ヴィダル、パティ・ルポーンさんが魔女リリア・カルデル、サシール・ザマタさんは魔女ジェニファー・ケイル、アリ・アンさんは魔女アリス・ウーを演じるとされています。

ジョー・ロックさんは謎の少年”ティーン”を演じますが、ワンダの息子のひとり、ビリーの生まれ変わりとも報じられています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-agatha-coc-billy-return-method-rumor/”]

さらに、マイルズ・グティエレス=ライリーさんがビリーのボーイフレンドのエディを演じるとされています。エディはコミックのビリーの恋人でスクラルとクリーのハーフであるテディ(ハルクリング)とは異なるとも報じられています。

ポール・アデルスタインさんとマリア・ディジアさんは、生まれ変わったビリ―の両親であるジェフとレベッカ・カプラン役を担当していると言います。

また、「ワンダヴィジョン」のアガサの回想シーンで殺された魔女の娘たちがセーラムズ・セブンとして復讐を画策しているとの事。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-agatha-dd-salem-seven-cast-rumor/”]

そしてエヴァン・ピーターズさんが「ワンダヴィジョン」からラルフ・ボーナーとして再登場。

「アガサ:オール・アロング」におけるラルフ・ボーナーも出番は少しだと言われていますが、「ワンダヴィジョン」の削除シーンでは、彼はFBIのジミー・ウー捜査官が探していた「消えた保護観察中の証人」だった事が判明しています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-wandavision-deleted-scene-missing-witness/”]

ドラマ「アガサ:オール・アロング」は 2024年9月19日 よりディズニープラスで初回2話配信予定です。

マーベルが先日削除した85周年記念動画の正式版再公開、MCU新作映像はカットされず

マーベル・エンターテイメントがマーベル・コミックス創立85周年を祝った動画を「再公開」しました。85周年記念動画は一週間前にも公開されましたが、わずか数時間で削除。この動画にはMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」、「サンダーボルツ」、「アイアンハート」などの新作映像が含まれていました。

※日本語字幕版追加しました

再公開された動画は以前のバージョンのアップグレード版というべき内容で、以前のものは1分ほどの映像でしたが、今日公開されたものは 2分40秒 という長さに。漫画だけでなく、MCUのような実写作品の映像、アニメ、ゲームなどの映像も交えて85周年を記念しました。

以前のバージョンが削除された原因ではないかとされていた「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」、「サンダーボルツ」、「アイアンハート」、「デアデビル:ボーン・アゲイン」などの最新映像は今回のものにも無事に収録。

これに関しては削除されたバージョンと同じ内容であるため、先週見た人にとっては新情報はない形になります。「ブレイブ・ニュー・ワールド」以外の動画は一瞬の映像になるため、見逃した方は再チェックが必要です。

エイリアンとシンビオートはどちらが強い?コミック「エイリアンvs.アベンジャーズ」で明らかに

マーベル・コミックスが今週発売したコミック「エイリアンvs.アベンジャーズ #1」より、長年の疑問だったエイリアンとヴェノム・シンビオートはどちらが強力なのかという問題について、答えが示される歴史的な瞬間を迎えることになりました。

本作の舞台は近未来。キャプテン・マーベルも白髪の老齢となってしまった今、地球と宇宙に危機が訪れています。

ゼノモーフの卵が送り込まれた地球はすぐに陥落し、アティラン、アトランティス、ワカンダでさえも同様でした。X-MENはクラコアから逃げて火星に避難し、地球を侵略するゼノモーフと戦うのはアポカリプスだけになりました。 

リードとスーの娘であるヴァレリア・リチャーズはエイリアンを根絶するウイルスを作成する事で危機を乗り切ろうと考えますが、自身がそのウイルスに感染してしまい死亡。未完成のウイルスはエイリアンに何の影響も与えなかったようで、ヴァレリアの死体には卵が産み付けられてしまいました。

ヴァレリアの遺体を迎え入れたのがマイルズ・モラレス、キャロル・ダンヴァース、ブルース・バナーでした。

不運にもこの瞬間に卵が孵り、フェイスハガーがマイルズを襲います。キャロルがマイルズごと焼き払おうと判断した時、フェイスハガーが見る見るうちに黒く変色し、マイルズのスパイダーマンスーツは新たに生まれ変わる事になりました。

マイルズの身体に寄生していたシンビオートはフェイスハガーに寄生し、「俺達は無事だ、問題ない」とキャロルに攻撃しないように報告。「この体は気に入らないが、とりあえずこれでいい」とし、マイルズの胸の部分にはクモと共にフェイスハガーのマークが描かれるようになりました。

本シリーズではヴェノム・シンビオートがフェイスハガーを上回る事が証明され、今後のエイリアンとアベンジャーズの戦いを巡ってシンビオートが心強い仲間となっていく事を示唆しました。

マーベルが85周年を記念した動画でMCU最新映像を紹介、ハリソン・フォードさんのレッドハルク変身などが含まれるも削除

マーベル・コミックスの85周年を記念した動画が公式SNSで公開され、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」、「サンダーボルツ*」、「デアデビル:ボーン・アゲイン」、「アイアンハート」などの映像が紹介されました。

これらは SDCC2024 や D23Expo 2024 で紹介された映像の一部を含んでいましたが、マーベルは一度公開したこの動画をすぐに削除しました。現在はファンが素早く保存していたものが転載される形となっていますが、いつまで残るかは不明です。

「デアデビル:ボーン・アゲイン」と「アイアンハート」に関する部分は極めて短く、瞬きをしている間に見逃してしまう可能性は十分にあります。

「サンダーボルツ*」は公式トレーラーがまだないという事で、これが初めての公式動画となります。

こちらも5秒にも満たない映像ですが、エレベーターのドアが開き、左からデヴィッド・ハーバーさんのレッドガーディアン、ハナ・ジョン=カーメンさんのゴースト、セバスチャン・スタンさんのウィンター・ソルジャー、フローレンス・ピューさんのエレーナ・ベロワ、ワイアット・ラッセルさんのU.S.エージェントの姿が確認できます。残念ながらオルガ・キュリレンコさんのタスクマスターは開ききっていないドアで隠れているのか、姿が見えません。

印象的なものは動画のラストを飾っている「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」からの出典となるハリソン・フォードさん演じるサディアス・”サンダーボルト”・ロスがレッドハルクへと変貌するシーン。

公式トレーラーでもその姿自体は少し紹介されていますが、今回のものは正面からのもっと見やすいショットになっています。

今回の動画はあくまでコミックの85周年記念であるため、MCUの見せてはいけない部分があったのであれば修正した上で再公開されると考えられています。

ブレイク・ライブリーさんが「デッドプール」の映画は2010年からの夢だったと、不思議な経緯について明かす

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「デッドプール&ウルヴァリン」でレディプール(レディ・デッドプール)を演じたブレイク・ライブリーさんが、デッドプールというキャラクターに興味を持った経緯について明かしました。

日本での劇場公開から3日遅れでアメリカで映画が公開されたこの日、ブレイク・ライブリーさんは Instagram を更新。公式にレディプールを演じていた事を認めました。

レディプールは劇中でマスクを外す事がなく、ライブリーさんの顔が露出する事は有りませんでしたが、映画のエンドクレジットにはしっかりと表記されているために日本で劇場公開された時点でこの事は確認されていました。

ライブリーさんは「2010年、私は『ゴシップガール』に出演しており、初めてのスーパーヒーロー映画『グリーン・ランタン』を、親切なカナダ人の共演者ライアン・レイノルズと撮影しようとしていました。彼は私ともう一人の共演者タイカ・ワイティティと、そして私たち全員に、初めてデッドプール映画の計画のことを話してくれました。それは「メタ」なスーパーヒーローだった。当時はほとんどの人がメタの意味を知らなかった。でもタイカだけは別でした。理論的には理解できましたが、それが観客にどのように伝わるかは、彼以外にとっては不透明でした。結局、当時映画は実現しませんでした。」と明かしました。

そしてコミックのレディ・デッドプールが元々ブレイク・ライブリーさんをモデルにしている事について、当時の原作者のコメントを掲載し、次のように語っています。

「その直前の2010年、ロブ・ライフェルド(コミックの原作者)は初めて素顔のレディ・デッドプールを描きました。彼の言葉は次のスライドへ。そしてロブは、私がレイノルズと仕事をしているなんて知らなかったのです。」

ライブリーさんは今回の出演が夫であるライアン・レイノルズさんのための単なるカメオ出演ではなく、自身をモデルにしているキャラクターを自身で演じるという極めて稀な機会であった事を明かしました。

「12年後、私はロブの投稿を読みました。その1年後、『デッドプール3』が撮影されました。そして今日、公開されます。宇宙にはときどき不思議なユーモアのセンスがあると思います。ショーン・レヴィは唯一の人です。スクリーンの中でも外でも。他の追随を許しません。彼の非常識な作品群がそれを物語っています。大なり小なり、私を連れてきてくれてありがとう。今すぐ劇場で、『デッドプール』を」

そして最後にレディプールの頭文字をとって LP と署名しました。

劇中に登場したレディプールと彼女が率いるデッドプール軍団はデッドプール・プライムと同様の不死身っぷりを見せていましたが、将来的な再登場や、ソロ映画の可能性などもあるのでしょうか?今後の展開にも注目です。

映画「デッドプール&ウルヴァリン」は 2024年7月26日 に米国で、日本は 2024年7月24日 より劇場公開中です。

「ウルトラマンXアベンジャーズ」日本リリース決定、スパイダーマンとのコラボコミックも連載発表

マーベル・コミックと円谷プロダクションのコラボレーションコミックの最新作「ウルトラマンXアベンジャーズ」のクロスオーバーコミックの日米同時リリースが発表されました。5月にマーベルが発表していたこの最新コミックシリーズと並行して、日本では「ウルトラマン アロング・ケイム・ア・スパイダーマン」の連載が始まる事が発表されました。

円谷プロの発表によると、『Ultraman x Avengers(原題)』、及び『ウルトラマン アロング・ケイム・ア・スパイダーマン』は、2024年8月14日より各国のコミックストアや、WEB配信等で発売・掲載される予定です。
また、『Ultraman x Avengers(原題)』日本語翻訳版については、既刊シリーズに引き続き小学館集英社プロダクションから追って発刊予定です。

さらに、円谷プロダクションの作品や世界観を楽しんでいただくためのデジタルプラットフォーム「TSUBURAYA IMAGINATION」でも両作品の配信を予定しております。配信スケジュールに関しては追って発表いたします。

Ultraman x Avengers

円谷による本作の概要は以下の通りです。

MARVELコミックス出版の『Ultraman x Avengers(原題)』は、『The Rise of Ultraman』を手掛けたカイル・ヒギンズ氏と、『The Trials of Ultraman』、『Mighty Morphin Power Rangers』を手掛けたマット・グルーム氏によるシナリオ、『The Amazing Spider-Man』を手掛けるフランチェスコ・マナ氏による作画で、日本を代表するヒーロー「ウルトラマン」と、MARVELで“地球最強のヒーロー”の異名を持つ「アベンジャーズ」が最強の敵「ギャラクタス」との戦いを描きます。
ヒギンズ氏とグルーム氏による今作は、円谷プロとMARVELコミックスがタッグを組んだコミックの4作目となります。

ライターのヒギンズさんとグルームさんは「もちろん、これまでと同様に『ウルトラマン』の新作に戻ってくることに興奮していますが、特にこのような意味深いイベントに参加できることに感激しています。ウルトラマンがアベンジャーズに会うのは初めてですが、両者は1960年代に誕生し、それぞれの出身国で最も人気があり成功したスーパーヒーローと言える共通点があります。この歴史的な出会いの物語を語ること、彼らがどのように相互作用するのか、どのように異なるのか、何を学び合うのかを発見することは、大きな特権です。」と5月のインタビューで語っていました。

脚本:カイル・ヒギンズ、マット・グルーム
作画:フランチェスコ・マナ
カバーイラスト:ダイク・ルアン
リリース予定:8月14日(水)

ウルトラマン アロング・ケイム・ア・スパイダーマン

日本においては、小学館が円谷プロ及びMARVELコミックスと提携し、『ウルトラマン アロング・ケイム・ア・スパイダーマン』を連載することが決定しました。日本を代表するヒーロー「ウルトラマン」と、MARVELを代表するキャラクター「スパイダーマン」と初のコラボレーションとなります。
円谷プロ原案(協力:大石真司氏)、シナリオ担当・松本しげのぶ氏、作画担当・緋呂河とも氏による本作では、MARVEL史上最強の悪役「ドクター・ドゥーム」をはじめ、ウルトラ怪獣や異星人が多数登場し、アベンジャーズも一部登場します。
また、本作の英語翻訳版がアメリカ大手出版社ビズメディア(Viz Media)よりグローバルで出版されることも決定しました。

公式のあらすじは以下の通り。

MARVEL世界の地球・ニューヨーク。スパイダーマンとアベンジャーズが手を組み、ドクター・ドゥームに戦いを挑む。しかし、倒れたビルで死んだ民間人を見て、戦意を失くしたスパイダーマンは、異次元列車という謎の乗り物に連れ去られってしまう。ドクター・ドゥームも乗り込んだが、なんと二人ともウルトラマン世界の東京に着いてしまった!ウルトラマンと怪獣の闘いを目にしたドクター・ドゥームは、メフィラス星人と彼が率いる怪獣墓場から蘇った怪獣軍団と手を組み、光の巨人の力を盗もうとする――。

原案:円谷プロ(協力:大石真司)
シナリオ:松本しげのぶ
作画:緋呂河とも
リリース予定:8月14日(水)
掲載媒体:週刊コロコロオンライン(https://corocoro.jp/manga/)ほか

ソース:ウルトラマンとアベンジャーズ、スパイダーマンが初タッグ! コミックス 日米同時リリース決定