ソニー・ピクチャーズが制作するSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「マダム・ウェブ」に出演する主要キャスト8名に関して、公式発表が行われました。しかし、このうちの何人かは役名が伏せられており、今なお秘密に包まれています。
※これより先は原作コミックのネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。
ダコタ・ジョンソンさん
主演のダコタ・ジョンソンさんが演じるのはカサンドラ・”キャシー”・ウェブ、コミックの初代マダム・ウェブにあたるキャラクター。
©Sony Pictures , Marvel
映画のカサンドラは大きく設定変更されており、ニューヨークで救命士の仕事をしているようです。予知能力に目覚めたことが予告で示唆されていますが、それ以外の能力については不明です。
コミックのマダム・ウェブは盲目の老婆で生まれつきの病により動くことが出来ません。テレパシーや透視、千里眼、アストラル投射の能力を持っており、エンシェント・ワンやドクター・ストレンジのようにアストラル体で誰かの前に姿を表すことがあります。
プロデューサーは以前のインタビューで、「マダム・ウェブの能力はアクション映画向きではない」と語っていました。
シドニー・スウィーニーさん
スウィーニーさんが演じるのはスパイダーウーマン/ジュリア・カーペンター。
©Sony Pictures
予告で一瞬見えるコスチュームはコミックを踏襲しているようですが、マスクの目の部分がスパイダーマンのような構造ではなくオープンになっており、スウィーニーさんの顔がよく見えるように変更されています。
コミックでは2代目マダム・ウェブにあたるキャラクターで、能力は初代から継承されます。
イザベラ・メルセードさん
メルセードさんが演じるのはスパイダーウーマン/アーニャ・コラソン。
©Sony Pictures , Marvel
コミックのアーニャはスパイダーガールを名乗るキャラクターで、スパイダーソサエティの儀式によって蜘蛛のような能力を身に着けました。アーニャは二代目マダム・ウェブのジュリア・カーペンターと出会い、彼女のお古のコスチュームを譲り受けてヒーロー活動をしています。
SSUでは「シルク:スパイダーソサエティ」というドラマが開発中で、「マダム・ウェブ」の後に何らかの展開があるかもしれません。
セレスティ・オコナーさん
オコナーさんが演じるのはスパイダーウーマン/マーサー・”マティ”・フランクリン。
©Sony Pictures , Marvel
コミックのマティはJ・ジョナ・ジェイムソンの姪であり、彼女は父親のコネを利用して魔術によって力を得たスパイダーヒーローで、3代目スパイダーウーマンとして活動します。その後、クレイヴンの息子グリムハンターを蘇らせる儀式の生贄となり殺されました。映画「クレイヴン・ザ・ハンター」に絡んでくるかは不明です。
タハール・ラヒムさん
ラヒムさんが演じるのはエゼキエル・シムズ。
©Sony Pictures , Marvel
コミックのエゼキエル・シムズはスパイダーマンと同等の能力を持つ人物で、通常はピーター・パーカーやシルク/シンディ・ムーンのサポートを行っていますが、ユニバースによっては凶悪なヴィランとなったり、彼自身がスパイダーマンとしてヒーロー活動を行ったりと、様々な顔を持っています。
アダム・スコットさん
アダム・スコットさんが演じるキャラクターは非公表です。
©Sony Pictures
予告のスコットさんは主人公キャシーの同僚のようですが、私服姿でも登場しており、ある程度物語に絡んでくるキャラクターだと見られています。
過去の噂では彼はピーター・パーカーの育ての親、ベン・パーカーだとも報じられていました。
エマ・ロバーツさん
エマ・ロバーツさんのキャラクターも公表されませんでした。予告ではほんの僅かな登場で、生命の危険に晒されているようです。
ロバーツさんは過去のインタビューで「スーパーパワーは持っていない」と自身のキャラクターについてのヒントを明かしています。短い撮影期間の間に妊娠中のキャラクターを演じている姿が目撃され、ピーター・パーカーを産んだメアリー・パーカーではないかとも報じられています。
マイク・エップスさん
マイク・エップスさんが公式発表されたキャストの最後のひとりですが、その役は秘密に包まれています。彼は予告にも登場しておらず、どんなキャラクターになるのかは現時点でまったくの不明です。
映画の「バイオハザード」シリーズや「ハングオーバー」シリーズへの出演経歴があり、コメディリリーフ役、コメディ映画での活躍が多い俳優さんです。
3人の少女たちについて、コミックのヒーロー名ではなくすべてスパイダーウーマンとして紹介されました。3人共アイシールドがオフになっており、顔がよく見えるデザインに変更されています。
「マダム・ウェブ」は撮影の段階から西暦2000年頃を舞台にしていると言われており、先日公開された予告でも地下鉄乗客がプレイステーション・ポータブルを手にしている映像が差し込まれていました。
マダム・ウェブはピーター・パーカーが無事に生まれるように運命を守る物語となるのか、それとも全く異なる物語になるのか、注目となっています。
本作はNetflixのマーベルドラマ「ジェシカ・ジョーンズ」と「ディフェンダーズ」のエグゼクティブ・プロデューサーを担当していたS・J・クラークソンさんが監督を務め、マット・サザマさんとバーク・シャープレスさんが脚本を執筆し、ケレム・サンガさんも以前のドラフトを執筆したと報じられています。
映画「マダム・ウェブ」は 2024年2月14日 に米国にて劇場公開予定です。