海外メディア The Hollywood Reporter がマーベル・スタジオのフィジカル&ポストプロダクション、VFX、アニメーション制作の社長を務めていたヴィクトリア・アロンソ氏が、2023年3月17日(金)をもって同社を退社していると報告しました。
アロンソ氏は2005年にビジュアルエフェクトとポストプロダクションのエグゼクティブ バイスプレジデントとしてマーベル・スタジオに入社、2008年公開のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品1作目となる「アイアンマン」以降、「アベンジャーズ」まで活動、その後のディズニープラスドラマを含む全てのMCU作品にエグゼクティブ・プロデューサーとして関与してきました。
アロンソ氏は2015年にマーベル・スタジオの制作担当副社長に昇進、そして2021 年、フィジカル&ポストプロダクション、VFX、およびアニメーション部門の社長に昇進しました。
退社の理由については判明しておらず、自主退職か解雇どちらなのかも分かっていないようです。
過去の報道では、マーベルスタジオはVFXアーティストのブラックリストを作っていると非難され、匿名クリエーターは、彼女が「キングメーカー」と評される一方で、アロンソ氏のせいでリストが存在していると指摘しました。
「みんながかなり恐れている主なものは、ビクトリア・アロンソです。彼女は業界ではキングメーカーと呼ばれています。彼女に気に入られれば、仕事が舞い込んできて、業界内で出世することができる。もし彼女を少しでも怒らせたなら、凍結されることになるでしょう。」
MCUの最新映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」にもエグゼクティブ・プロデューサーとして参加していましたが、同作のメディアインタビューのほとんどは過去作とは異なってプロデューサーのステファン・ブルサードさんが対応していました。
ケヴィン・ファイギ社長の片腕の退社により、マーベル・スタジオおよびMCU作品は今後どのような影響を受ける事になるのでしょうか。
ソース:Shocker: Marvel Studios Veteran Victoria Alonso Exits (Exclusive)