ドラマ「ロキ」、脚本家、女優がレンスレイヤーの真実について語る

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」シーズンの最終話の配信を終え、レンスレイヤーを演じたググ・バサ=ローさんと脚本家のマイケル・ウォルドロンさんが Marvel.com とのインタビューの中で、レンスレイヤーの真実について語りました。

脚本家のマイケル・ウォルドロンさんは、「彼女は非常に複雑な悪役であり、自分を突き動かす一連の原理と信念を持っています。彼女は、自分のやっていることが悪だとは思っていません。彼女は、その任務がより大きな利益をもたらすものだと信じています。そして、レンスレイヤーはおそらく、タイムキーパーが偽物であることを知ることなく、永遠にこれを続けることができればよかったと思っているでしょう。」と述べました。

さらに、「そして、それが彼女にとって嘘であることが明らかになる。メビウスの時のように、それが彼女を奮い立たせ、自分の人生の目的に疑問を抱かせるのではなく、レンスレイヤーは権力の座に留まりたいのです。彼女はより怒りに満ちた反応をします。」と続けました。

「誰が自分の目を欺いたのか、それを知りたいのです。それを探しに行くのです」とウォルドロンさんは付け加えました。

また、レンスレイヤーを演じるググ・バサ=ローさんは、次のように語っています。

「レンスレイヤーにとって、すべてが非常に整然としていて、白黒はっきりしている状態からスタートするのは楽しかったわ。そして、彼女の現実が崩壊し始めると、私たちは彼女と一緒にそれを発見していました・・・彼女が引き受けることは多く、彼女はより必死になり、彼女にとっての賭けはどんどん難しくなっていきました。」

レンスレイヤーは、組織のハンターとしてスタートし、裁判官にまで上り詰めました。そんな彼女でさえ、タイムキーパーが誰かの操り人形に過ぎないことを知りませんでした。彼女はTVAでの人生を、神聖時間軸を守るために盲目的に過ごしてきたので、これらの事実は彼女にとって飲み込めないものでした。

「TVAのほとんどの人が変異体であり、異なる時代に別の変異体のレンスレイヤーが存在するという考えは、私にとってある種の衝撃でした」とバサ=ローさんは続けます。「私たちは、番組の最後にこの世界に足を踏み入れただけです。でも、多元宇宙はとても壮大だということがわかりました。可能性は無限です。タイムドアの向こう側に何があるのか、その可能性はとても大きいのです。そして最終的に彼女は、このファサード全体を作り上げた人物に復讐したいと思っています。」

しかしながら最終話を見てわかるように、レンスレイヤーの怒りと復讐の対象となる人物はシルヴィによって殺害されました。コミックのように全ての彼を殺すまでレンスレイヤーの旅は続くのでしょうか?

ドラマ「ロキ」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

ソース:‘Loki’: The Truth About Judge Renslayer and Miss Minutes

ドラマ「ロキ」、監督がミス・ミニッツの戦闘シーンがあった事を明かす ─ 彼女は悪魔のような存在

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」に登場した謎のマスコット、ミス・ミニッツについて声を担当したタラ・ストロングさん、そしてケイト・ヘロン監督と脚本家のマイケル・ウォルドロンさんが Marvel.com とのインタビューの中で今作で登場したミス・ミニッツについて語りました。

シリーズの初期で、楽しいキャラクターとして登場し、大量の説明をするだけだったミス・ミニッツ。しかし、物語が進むにつれて、彼女が単純なマスコットではない事が描かれて行きました。

ケイト・ヘロン監督は「脚本の初期段階で、私たちは皆、”ミス・ミニッツを何とかしてストーリーに登場させなければならない “という点で一致していました。」と述べました。

脚本家のマイケル・ウォルドロンさんは、「彼女は、非常に重要な説明をするのに、とても楽しい方法でした。彼女の話し方には、何か歌のような響きがあって、脅しではないのです。でも、それが転じて、彼女が悪人になると、急に本当に怖くなるんです。」と語っています。

最終的に、ミス・ミニッツは「肩に乗った悪魔のような存在で、ロキとシルヴィの両方を誘惑しようとしているのです。」とヘロン監督は付け加えました。「彼女には何かもっと不吉なことが起こっているように感じられるのが楽しかったですね。ロキとシルヴィがシタデルで彼女に会い続けるというバージョンが常にありました。ある時は、シタデルでミス・ミニッツとの戦闘シーンもありましたし、(彼女のために)いろいろなものを用意していました。」と気になる事も明かしました。

そして監督はミス・ミニッツと「在り続けるもの」の関係について「彼が一人で生活しているというアイデアが気に入ったんです。私も新型コロナウイルスの影響で灯台守のように4ヵ月間ひとりで生活していたので、変な言い方ですが、閉鎖中の私と少しだけつながりがありました。番組を編集していて、少し変になっていたかもしれませんが、私はずっと犬に話しかけていました。そして、ミス・ミニッツもそんな感じなのかもしれません。在り続けるものはミス・ミニッツに話しかけるだけなのかもしれません。」と語りました。

また、ミス・ミニッツの声を担当した声優のタラ・ストロングさんは、変わった方法でセリフを録音した事を明かしました。ストロングさんは、プリプロダクションではなく、また後から入れるのでもなく、実際にビデオチャットでエピソードを見て、リアルタイムで反応しながらセリフを録音していましたが、1つのセリフに対して何十種類ものセリフ読みをすることもありました。そのおかげで、ミス・ミニッツがどれだけ “悪い “状態になるのかを皆が把握することができたと言います。

「それはとても楽しいことでした。なぜなら、そこまで行くとは知らなかったからです。」とストロングさんは説明します。「最初は、(キャラクターは)説明役なんです。非常に悲惨なことが起きているにもかかわらず、自分に何が起きているのかを、ちょっとした態度やかわいらしさをもって説明するんです。そして、彼女が実際にこのレースに参加していることを知り、彼女には感覚があり、起こっていることを気にかけている可能性があることを知るのです。彼女は怒ったり、人間らしい感情を感じたりして、”ああ、彼女は何者なんだろう?どうやってアクセスしたのだろう?なぜ彼女は最後にそこにいるのか?タイムキーパーとどう関係するのか?”と考え始めます。」と続けました。

ロキとシルヴィが “時の終わり “のシタデルに現れたことで、陽気で幸せそうな表情から徐々に激怒していくミス・ミニッツの声を、ストロングさんはとても楽しんで演じたといいます。「この時間時計の玉ねぎが剥がれるにつれて、彼女の本当の姿がより興味深くなってきます。最初はとてもキュートで、彼女のことをどれだけ知っているか慎重になっていたのに、最終的には彼女の感情が表に出てきて、ロキがタイムラインをめちゃくちゃにしたことに激怒し、それに怒るというのは、とても楽しいことでした。」と説明しました。

それにしてもミス・ミニッツの戦闘シーンとは一体どのようなものだったのでしょうか。攻撃方法は?倒し方は?それらはシーズン2で明かされるのかもしれません。

ドラマ「ロキ」シーズン1はディズニープラスで全話配信中です。

ソース:‘Loki’: The Truth About Judge Renslayer and Miss Minutes

映画「ブラックウィドウ」脚本家がトニー・スタークのカメオの計画があった事を明かす

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックウィドウ」の脚本を担当したエリック・ピアソンさんが、 Phase Zero ポッドキャストの中で、アイアンマン/トニー・スタークを演じるロバート・ダウニーJr.さんが登場する計画があったことを明かしました。

ピアソンさんは以下のように述べました。

以前のあるバージョンの脚本には、トニーとナターシャが登場する「シビル・ウォー」の最後の瞬間に、文字通り「私は彼らの背中を見なければならない人間ではない」と書き込まれていました。でも、それは古い映像でした。「観客の皆さん、私たちがどこにいるのか思い出してください、彼女のこの瞬間をキーにします。」となっていたでしょう。トニー・スタークの名前を見たのはその時だけで、「おい、俺たちはシビル・ウォーの終盤にいるんだぞ」というような、旗を立てて思い出させるようなものだったんです。

さらにピアソンさんは、この報道がどこから発信されたのかわからないまま、知らないうちに書き出されてしまったと付け加えました。

その噂が出たとき、私はロンドンのオフィスにいて、周りを見回して、「ここに脚本があって、この中にトニー・スタークは出てこないのに」と思ったのを覚えています。どこから持ってきたのかわかりませんが、誰かがこのようなシーンのある古いバージョンの脚本を手に入れたのではないかと思います。

ピアソンさんは、初期の脚本には「シビル・ウォー」の最後の瞬間があった事を明かし、「ブラックウィドウ」がいつの時系列に設定されているのかを思い出させるリマインダーの役割を果たしていただろうと述べました。

最終的にトニー・スタークのカメオは失われ、ナターシャとその家族に焦点が当てられました。回想シーンではホークアイ/クリント・バートンを演じるジェレミー・レナーさんが声のみの出演を果たしています。

映画「ブラックウィドウ」は劇場公開中 & ディズニープラス・プレミアアクセス配信中です。

ソース:Black Widow Writer Reveals Robert Downey Jr. Cameo In Early Draft

映画「アントマン3」の脚本家が「ロキ」最終話を受けて謎の投稿

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アントマン」シリーズの3作目、「アントマン&ワスプ:クアントゥマニア」の脚本を務めるジェフ・ラブネスさんが自身のTwitterで謎の投稿をし、話題となっています。

ラブネスさんは「ロキ、お前は何をしたんだ?」とコメントを添えてスパイダーマンとヴェノムの画像を投稿しました。

投稿された画像はコミック「ヴェノム #35」のヴァリアントカバーとの事。彼らがアントマン3作目の中でバスケットボールで戦う事があるとは想像出来ませんが、本格的なマルチバースの始まりを示唆しているものと思われます。

「ロキ」の第6話「とわに時を いつでも」に登場した「在り続けるもの」を演じたジョナサン・メジャーズさんは「アントマン&ワスプ:クアントゥマニア」で征服者カーンを演じる事が公式に発表されています。

クアントゥマニアは既に撮影に入っている事を主演のポール・ラッドさんが明かしており、マイケル・ダグラスさんも7月には合流し、その他キャストも続くと見られています。

今作はアントマン/スコット・ラング役ポール・ラッドさん、ワスプ/ホープ・ヴァン・ダイン役エヴァンジェリン・リリーさん、初代アントマン/ピム博士役のマイケル・ダグラスさん、初代ワスプ/ジャネット・ヴァン・ダイン役のミシェル・ファイファーさんがシリーズから再登場。

スコットの愛娘キャシー・ラングは新ヒーロースタチュアとなる事が明かされており、エンドゲームでキャシーを演じたエマ・ファーマンさんからキャスリン・ニュートンさんに変更されました。

スコットの泥棒仲間のルイスたちが再登場するかどうかは今の所不明です。

映画「アントマン&ワスプ:クアントゥマニア」は 2023年2月17日 米国公開予定です。

ホットトイズから映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」の未登場キャラ「アイアン・ストレンジ」のフィギュアが発表

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」から新たなフィギュアの発売がホットトイズの公式Facebookで発表されました。撮影されたにも関わらず削除されてしまったドクター・ストレンジがアイアンマンのアーマーを纏う通称アイアン・ストレンジのフィギュアの写真が数点公開されています。

アイアン・ストレンジはアーク・リアクターの代わりに「アガモットの目」を動力源としているのが特徴になっています。また、フェイス部分は、ベネディクト・カンバーバッチさんの肖像画をもとに制作されています。赤、金、銀のメタリック塗装に「アガモットの目」の模様が施され、LEDライトアップ機能も搭載されています。

©2021 MARVEL,Disney,HotToys

ホットトイズの説明によると、このアーマーは「アガモットの目」を中心にして自らを形成し、胸部にグリフを効果的に焼き付けて、魔法の力を持つアーマーに変えているとのこと。

このフィギュアは、インフィニティ・ウォーの象徴的な場面を再現することができ、アイアンマンのデザインに基づいた全く新しいスーパーヒーローのポーズをストレンジに与えることができます。

©2021 MARVEL,Disney,HotToys

アイアン・ストレンジ」は、LEDライトアップされたエネルギー・ディスプレーサー・セントリー、ハンド・キャノン、ミスティック・アート・エフェクト、テーマに沿った背景、ダイナミックなフィギュア・スタンドなど、ヒーローの象徴的な武器やアクセサリーがなければ完成しないコレクション・フィギュアです。

©2021 MARVEL,Disney,HotToys

ホットトイズは映画に忠実なデザインで知られていますが、今回のフィギュアもその例に漏れません。フェイスデザインから、アイアン・アーマーの細部に至るまで、この1/6スケールのコレクティブル・フィギュアは、MCUファンにとって必携のアイテムです。

©2021 MARVEL,Disney,HotToys

以下はインフィニティ・ウォーのコンセプトアートと撮影風景です。

©MARVEL,Disney

映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」はディズニープラスで配信中です。

ソース:Avengers: Infinity War: Benedict Cumberbatch’s Deleted Iron Man Scene Receives Official Figure

ドラマ「ロキ」のアスガルドソング「Very Full」が米ビルボード10位にチャートイン

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」の第3話「ラメンティス」でロキを演じるトム・ヒドルストンさんが歌ったアスガルド(ノルウェー語)の歌「Very Full」が米ビルボードのワールド・デジタル・ソング・セールスで10位にランクインしたと報じられました。

ロキが歌うこの曲は発売初日にiTunesサウンドトラックランキングで1位を獲得。ドラマ「ワンダヴィジョン」の「Agatha All Along」には及んでいませんが、ディズニープラスのMCUシリーズからの2つ目のヒット曲となりました。

ヒドルストンさんは、2016年の「アイ・ソー・ザ・ライト」でハンク・ウィリアムズを演じ、ディズニーの「ティンカー・ベルとネバーランドの海賊船」(2014年)ではジェームズの声を担当するなど、これまでにも音楽活動の経験があります。

「Very Full」は Erlend Nødtvedt 氏と Benedicte Maurseth 氏によって作られ、3話のクレジットでは「JegSalerMin Ganger」と名付けられていましたが、リリースにあたり「Very Full」へと変更されました。

英翻訳された歌詞は以下の通りです。

When she sings, she sings come home
But the trees dance and the waterfalls stop
When she sings, she sings come home
When she sings, she sings come home

But the trees dance and the waterfalls stop
When she sings, she sings come home
But the trees dance and the waterfalls stop
When she sings, she sings come home
When she sings, she sings come home
When she sings, she sings come home
When she sings, she sings come home

In storm-black mountains, I wander alone
Over the glacier I make my way
In the apple orchard stands the maiden fair
and sings, “When will you come home?”

But the trees dance and the waterfalls stop
When she sings, she sings come home
But the trees dance and the waterfalls stop
When she sings, she sings come home
When she sings, she sings come home

日本語にすると以下のようになります。

彼女が歌えば、彼女が歌えば、家に帰ろう
でも木は踊り、滝は止まる
彼女は歌う、帰れと歌う
彼女は歌う、帰れと歌う

木は踊り、滝は止まる
彼女は歌う、帰れと歌う
木は踊り、滝は止まる
彼女は歌う、帰れと歌う
彼女は歌う、帰れと歌う
彼女は歌う、帰れと歌う
彼女は歌う、帰れと歌う

嵐のような黒い山の中を一人でさまよい
氷河の上を進みます
りんご園には妖精がいて
“いつ帰ってくるの?”と歌っている

でも、木は踊り、滝は止まる
彼女は歌う、帰れと歌う.
でも、木は踊り、滝は止まる
彼女は歌う、帰れと歌う.
彼女は歌う、帰れと歌う.

ドラマ「ロキ」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

ソース:Tom Hiddleston’s Loki Song Is So Popular It’s Cracking Top Song Charts

映画「ブラックウィドウ」、脚本家がタスクマスターの正体について説明 ─ 俳優は再演に意欲

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックウィドウ」の脚本をつとめたエリック・ピアソンさんが、今作で明かされたブダペストの事件とタスクマスターについて、海外メディア Comicbook.com とのインタビューの中で説明しました。

※この記事は映画「ブラックウィドウ」の内容に関するネタバレを含んでいます。作品を視聴した上で御覧ください。

ピアソンさんは「ブダペストで何があったのか詳細には描いていません。しかしこのシーンはナターシャとドレイコフの娘にとって重要なものとなりました。私達がやりたかった、ナターシャの過去です。」とブダペストが今回のキーになっている事を説明しました。

また、タスクマスターがコミックと大きく異る点について以下のように述べました。

以前のドラフトでは、正体は(コミック通りの)トニー・マスターズだったのですが、彼はこの物語には当てはまりませんでした。一方で、「ドレイコフの娘はどうなったのか」という謎もありました。ナターシャ・ロマノフの物語は常に地に足がついたものになりますが、それでもマーベルの面白さ、ファンタスティックさを求めているような気がしてなりませんでした。レッドルームという施設では、常にマインドコントロールや人間の脳を再構築してコントロールするというアイデアがあります。愛する人に事故が起きて、その人の心を再構築する技術を使って、何か新しいものを見つけたり、心を再構築する際にフォトグラフィック・リフレックス能力を見つけたりするというアイデアは、地に足のついたスパイスリラーものにマーベルコミックを加えるのに適していると感じました。

「ブラックウィドウ」は総じて高い評価を獲得していますが、コミックファンにとってタスクマスターの変更はなかなか大きな問題となっています。

タスクマスターはコミックでも高い人気のヴィラン/ヒーローであり、単独コミックシリーズをもち、邦訳本も出版されています。また、同じく傭兵を生業とするデッドプールとは因縁の関係で、争ったり時にはコンビを組んだりする事もありました。

ファンの中には今作のタスクマスターは「アイアンマン3」のマンダリンのように、いずれ本物が登場するのではないかと提唱する人たちも増えて来ています。

そんな中、今作のタスクマスター、ドレイコフの娘アントニアを演じたオルガ・キュリレンコさんは、 Esquire とのインタビューで、タスクマスターのMCUでの未来について「それはスタジオが決めることです。彼らが望むことは何でもできます。そうでしょ?彼らは彼女を登場させたり、消したりすることができるから、私には分からないんです。」と回答しています。

また、「私にとっては、あのキャラクターを演じることはとても楽しいことでした。背景となるストーリーがたくさんありましたが、今回の映画ではストーリーが別の方向に進んでしまったので、すべてを見せる時間はありませんでした。でも、もちろん、発展させることができるものがたくさんあります。」とバックストーリーがたくさん用意されていた事を明かしました。さらに再演の機会があればどうするか聞かれたキュリレンコさんは「それはとてもクールなことです。ぜひまた演じたいわ。」と意欲を示しました。

タスクマスターの再登場は充分ありえる結末の「ブラックウィドウ」でしたが、現状では「この作品で再登場する」といった噂も耳にすることはありません。アントニアの未来はどうなるのか、ファンが想像する真なるタスクマスターは存在するのか、今後のMCUに注目です。

映画「ブラックウィドウ」は劇場公開中 & ディズニープラス・プレミアアクセス配信中です。

ソース:Black Widow Writer Eric Pearson on Budapest, Taskmaster, and Post-Credits Scene (Exclusive)

キャプテン・アメリカ対レッドガーディアンは実際にあったのか?「ブラックウィドウ」監督が解説

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックウィドウ」のケイト・ショートランド監督が、デヴィッド・ハーバーさん演じるレッドガーディアン/アレクセイとクリス・エヴァンスさん演じるキャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースとの対決が実際にあったのかどうか、海外メディア Inverse とのインタビューの中で説明しました。

「ブラックウィドウ」劇中でアレクセイが自慢していたレッドガーディアンvs.キャプテン・アメリカは実話なのか?見ていて気になった方も多いハズ。

監督はインタビューの中で以下のように述べています。

私はアレクセイとキャプテン・アメリカが一緒にいるところを見たいわ。もし今、2人が一緒にいるところを見たら、何が起こるかわかっていると思う。私はアレクセイが漏らすのを見たくありません。そうなってしまうと思うんです。隅っこで泣いている小さな男の子を見つけることになるでしょう。

現実に直面してもそれを処理できないほど、人は自分の嘘を信じてしまうのです。それは(彼らにとって)意味のあることではありません。アレクセイも同じようなものだと思います。彼は、他の人が見たり聞いたりしたこととは完全に無関係にこの現実を生きているのです

アレクセイを演じたデヴィッド・ハーバーさんも、この戦いの噂は「絶対に、100%本当だ」と冗談交じりに語っていますが、アレクセイはそれが起こったかどうかに関わらず、本当だと信じていると認めています。彼は、「アレクセイの面白さ」の一部として、「現実に興味がない」ことを挙げ、そのキャラクターは「自分が嘘をついていることにさえ気づかない」と説明しました。

明言は避けられましたが、要するにアレクセイが信じ切っている自分自身の作り話のようです。

実際の所、時系列を整理しても彼らが出会う機会はありません。

  • 1943~1945年:スティーブ・ロジャースがキャプテン・アメリカとなりヒドラと戦う。以降氷漬けに。
  • 1993年~1995年:「ブラックウィドウ」冒頭のオハイオ・ミッション。以降アレクセイは刑務所に。
  • 2011年:スティーブがS.H.I.E.L.D.に回収され目覚め、アベンジャーズが結成される。
  • 2016年:「ブラックウィドウ」劇中でのアレクセイ脱獄。スティーブはシビル・ウォーの真っ最中。

アレクセイは劇中、囚人との会話で「83年とか84年ぐらいの話だ」としていますが、囚人仲間に「まだ氷漬けの頃だろ」と突っ込まれています。

また、MCUにはもうひとり、ブラック・キャプテン・アメリカの存在がドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」で語られましたが、ブラック・キャプテン・アメリカことイザイアも30年間投獄されていました。いつからいつまで投獄されていたのか具体的ではありませんが、1951年の朝鮮戦争でウィンター・ソルジャーと戦ったと「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」で語られていました。出所後にギリギリアレクセイと出会えるかどうかと言った所ですが、イザイアは盾を政府に取り上げられていますし、どちらにしてもアレクセイの話とは辻褄が合わないようです。

ドラマ「ロキ」を考えると変異体のスティーブが神聖時間軸にいたという考えもできそうですが、今の所は監督やキャストがいうように、「アレクセイがついた嘘を次第に自分で信じてしまうようになった」という所でしょうか。

デヴィッド・ハーバーさんはレッドガーディアンの単独映画への意欲も見せており、今後の物語で再びこの話に触れられるかもしれません。

映画「ブラックウィドウ」は劇場公開中 & ディズニープラス・プレミアアクセス配信中です。

ソース:DID RED GUARDIAN FIGHT CAPTAIN AMERICA? WE ASKED BLACK WIDOW’SDIRECTOR AND STAR

デッドプールとコーグが映画「フリー・ガイ」のPR動画で共演

20世紀スタジオの映画「フリー・ガイ」のPR動画で、俺ちゃんことデッドプールと、映画「マイティ・ソー/バトルロイヤル」等に登場したコーグが共演しました。マーベル・スタジオが制作中の「デッドプール3」に先駆けてのMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)コラボレーションとなっています。

動画はライアン・レイノルズさんのYoutubeチャンネルで公開されています。

レイノルズさんはX-MENシリーズの映画「デッドプール」(2016年)でデッドプール/ウェイド・ウィルソンを演じ、「フリー・ガイ」の主人公ガイを演じています。

一方コーグを演じるのはタイカ・ワイティティさん。「マイティ・ソー/バトルロイヤル」、「マイティ・ソー:ラブ&サンダー」の監督でもあり、「フリー・ガイ」ではアントワーヌというキャラクターでキャスティングされています。

「フリー・ガイ」の舞台はオープン・ワールド・アドベンチャーゲームの中。そこには銀行員をしているガイという人物がいましたが、ある時、自分自身がゲーム内のNPCキャラクター(モブ)にすぎないと気づきます。

しかもゲームは経営成績が良くないのか、近々サービス終了を控えている様子。このままでは自分自身の存在まで抹消されてしまうと感じたガイは、オープン・ワールドゲームの存亡をかけて外の人(管理者)に呼びかけようと奮闘するお話です。

※追加:2021年7月22日 20世紀スタジオより公式日本語字幕版

20世紀スタジオもマーベル・スタジオもディズニー傘下の会社ですが、こういったPRの手法が認められたのはなかなか驚くべき事です。

映画「フリー・ガイ」は 2021年8月13日 公開予定です。

ドラマ「ホークアイ」にサイモン・キャロウさんがキャスティングされたと報じられる

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」にサイモン・キャロウさんがキャスティングされたと、海外メディア The Cosmic Circus が報じました。サイモン・キャロウさんはイギリスの舞台・映画俳優で、「アマデウス」、「恋に落ちたシェイクスピア」などに出演しました。最近では、ドラマ「Outlander」や、Netflixのドラマ「The Witcher」などで重要な役を演じています。

記事によると、キャロウさんの役柄についてはあまり明らかにされていませんが、シリーズの序盤で重要な役割を果たすこと、トニー・ダルトンさん演じるジャック・デュケインとの関係があることなどが語られています。デュケインは、マーベル・コミックのソーズマンとして知られており、ホークアイのメンターでもありますが、ヴィランとして登場すると報じられています。

「ホークアイ」は、「アベンジャーズ/エンドゲーム」後の世界を舞台に、ジェレミー・レナーさん演じるホークアイ/クリント・バートンを主人公としたドラマ。二代目ホークアイとなるケイト・ビショップ役をヘイリー・スタインフェルドさんが演じ、その母親役をベラ・ファーミガさんが演じます。

また、エレーナ・ベロワを演じるフローレンス・ピューさんが「ブラックウィドウ」から再登場すると報じられています。

さらに今作には、エコー/マヤ・ロペスという新たなキャラクターが登場。コミックではろうあのネイティブ・アメリカンという設定で、敵の動作やファイティングスタイルを完璧にコピーする能力を持っており、新星アラクア・コックスさんが演じています。

「ホークアイ」はまだ制作中であるにも関わらず、マーベル・スタジオははやくもエコーを主人公にしたスピンオフを計画しているとも報じられています。

「ホークアイ」を制作するのは女性監督コンビのバート&バーティと、コメディ番組出身のリース・トーマス監督。脚本はジョナサン・イグラさん。バート&バーティ監督は5月にディレクターズカットが終了した事を報告しています。

ドラマ「ホークアイ」は2021年内にディズニープラスで配信予定です。

ソース:Exclusive: Acclaimed British Stage and Screen Actor Simon Callow Cast in ‘Hawkeye’