映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」のルッソ兄弟監督が「シークレット・ウォーズ」の制作の噂を否定

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」や「アベンジャーズ/エンドゲーム」の監督を務めたルッソ・ブラザーズが、海外メディア MTVのジョシュ・ホロウィッツさんとのインタビューの中で、「シークレット・ウォーズ」に関する噂を否定しました。

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インタビューの中で「シークレット・ウォーズ制作の話し合いに参加しているのか」、「シークレット・ウォーズがアベンジャーズ5となるのか」について質問された兄弟は「マーベル・スタジオとのミーティングはしていません」と答えました。

さらに来週末に開催されるコミコンでのサプライズに期待していいかとの質問に対しては「いいえ、僕たちからは何もありません。自分たちのスケジュールが猛烈に忙しいので、マーベルと何か話したことはないんです。ただ、「彼らと一緒に仕事をするか」と聞かれたら、いつも正直に答えています。『もちろん、そうします』ってね。彼らのことは大好きです。『何をやりたいか』と聞かれれば、『シークレット・ウォーズ』です、僕らが子供の頃に大好きだったシリーズなんです。だから、いつも大きな話にすり替わってしまうんです。でも、はっきり言って、何もありません。」と述べました。

兄弟は以前から「シークレット・ウォーズ」に興味を持っている事を話しており、「これが実現された場合はインフィニティ・サーガを越えるものになるだろう」ともコメントしています。

また、この「シークレット・ウォーズ」実写化の噂に対して、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は否定も肯定もしませんでした。

過去にはコミック「シークレット・ウォーズ」の作者がマーベルから打診があったとも明かしており、監督が決定する以前の開発超初期段階にある可能性はあるようです。

「インフィニティ・ウォー」や「エンドゲーム」などの秘密だらけのプロジェクトに携わってきた兄弟ですから、「シークレット・ウォーズ」の計画が進行していたとしてもインタビューでバラしてしまうわけがないというのは十分に考えられるものであり、公式の制作発表があるその日までファンは忍耐強く待つしかないようです。

2023年配信の可能性のMCUディズニープラスドラマ6作品

ディズニープラスのMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)ドラマシリーズは「ミズ・マーベル」の配信を終え、来月17日より新ドラマ「シーハルク」の配信を控えています。現在のところ、ドラマシリーズは「シーハルク」をもって2022年は終了となり、ハロウィンとクリスマスにスペシャル番組が控えています。今回の記事ではその後、来年2023年に配信予定のドラマについて整理し、紹介していきます。

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シークレット・インベージョン

元S.H.I.E.L.D.の長官ニック・フューリーと友人であるスクラル人のタロスを主人公とするこのドラマは、同名コミックシリーズを実写化するものですが、現在のMCUのキャラクター状況からいってそのままコピーする事は出来ません。MCU版としての大胆なアレンジが期待されています。

コミックではスクラル人が密かにヒーローやヴィラン、地球人になりすましてタイトル通り秘密裏に侵略を始めていたというものですが、コミックと違ってMCUでは味方にもスクラル人が存在するため、二重三重の化かし合いが発生する可能性があります。また、コミックではフューリー率いるS.H.I.E.L.D.が活躍していますが、MCU版に大幅にアレンジされるか、それともS.H.I.E.L.D.が復活するのかについても注目が集まっています。

本作は2022年夏頃に配信予定でしたが、新型コロナウイルスによる影響と、ウクライナ侵攻が影響して、現在再撮影が最長で今年いっぱいのスケジュールで計画されています。

また、2023年7月28日公開予定の映画「ザ・マーベルズ」との関連があると見られており、ドラマはこの前後で配信されるのではないかと考えられています。その他、前述のS.H.I.E.L.D.関連の話題として、ドラマ「エージェント・オブ・シールド」との接続があるのではないかとも期待されています。

エコー

ドラマ「ホークアイ」でデビューしたエコー/マヤ・ロペスを主人公としたスピンオフ作品。ディズニープラスでデビューしたヒーローの初の単独シリーズでもあります。

主人公マヤを演じるアラクア・コックスさんは2022年4月の時点で撮影に入った事を報告しており、過去のMCUドラマシリーズが平均4ヶ月ほどの撮影スケジュールになっている事を考えると、もうそろそろ撮影が完了する頃で、その後編集作業に入ると見られています。

本作ではマヤと育ての父キングピンとの関係にさらにフォーカスしていくと見られており、「ホークアイ」でキングピンを演じたヴィンセント・ドノフリオさんの再登場や、映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」でデアデビル/マット・マードックを演じたチャーリー・コックスさんの再登場が報じられています。また、ジェシカ・ジョーンズにも言及される(登場はしない)とも噂されており、Netflixドラマへの接続に注目されています。

アイアンハート

MCUに初登場のキャラクターを描く本作ですが、ドミニク・ソーンさん演じる主人公アイアンハート/リリ・ウィリアムズは本作を待たずして2022年11月11日公開予定の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」にて先行デビューします。

コミックでのアイアンハートはアイアンマン/トニー・スタークの後継者にあたるヒーローですが、MCUではトニーが既に亡くなっているため、二人の関係性がどのように描かれるのか注目されています。

また、「ブラックパンサー」シリーズのライアン・クーグラー監督も本作に参加している事から、両作は思った以上に相互関係の強い作品になると見られており、ワカンダのキャラクターが数人登場する事になるかもしれません。

2022年7月21日から7月24日にかけて開催されるSDCC2022では「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」のファーストトレーラー公開が期待されており、運が良ければその中でアイアンハートの姿も確認出来るかもしれません。

ロキ シーズン2

ドラマ「ロキ」の続編にあたる本作は、MCUドラマシリーズ初の第2シーズンへと更新された作品であり、シーズン1の最終話から引き続きロキ・ラウフェイソンのその後を描くことになります。

シーズン2は現在撮影中で、ロキを演じるトム・ヒドルストンさんは「すべてのキャストが戻る」と報告しています。この「すべて」というのがどこまですべてなのかは不明で、TVAのハンターC-20を演じたサッシャ・レインさんなどが戻るかどうかはわかっていません。撮影現場ではロキ、メビウス、シルヴィの再登場が確認されており、少なくともひとつのエピソードで1974年の地球が舞台になる事も判明しています。

前作の黒幕として登場した「在り続ける者」の変異体である「征服者カーン」が登場する映画「アントマン&ワスプ:クアントゥマニア」との関係性が強いとも考えられています。

アガサ:ハウス・オブ・ハークネス

ドラマ「ワンダヴィジョン」に登場したアグネスことアガサ・ハークネスを主人公としたスピンオフ作品。

詳細な内容は不明ですが、秋からの撮影開始が予定されており、2023年終わりから2024年にかけて配信されるコメディ番組になるとも報じられています。コメディという事でふたたびシットコムを取り入れた感じになるのでしょうか?

本作では「ワンダヴィジョン」で描ききれなかったアガサの過去にフォーカスされると考えられています。

アガサはダークホールドを使用していたにも関わらず、ワンダのようにコントロールを失っているような描写でもなかったため、その秘密が明かされる事に期待されています。また、コミックのようにアガサがワンダの師匠として機能するチャンスではないかとも考えられています。

アーマー・ウォーズ

映画「アイアンマン」シリーズでトニーの相棒だったローディを主人公とした作品。

当時発表された公式概要は「トニー・スタークの最悪の恐怖が現実になるという古典的なマーベルストーリー:彼の技術が悪者の手に渡った場合はどうなりますか?」というもので、「アイアンマン2」のジャスティン・ハマーの再登場の可能性が考えられています。

2019年のコミコンで発表されたドラマ作品の中で最も出遅れましたが、最新の情報によると今秋からの撮影開始という事で、配信時期は「アガサ:ハウス・オブ・ハークネス」と同じ頃になると考えられています。


ディズニープラスではドラマ以外にも「ホワット・イフ」シーズン2や、「X-MEN’97」、「マーベル・ゾンビーズ」といったアニメも予定されており、2023年も多数のMCU作品が控えています。

これらの一部の詳細は来週開催されるサンディエゴ・コミコン2022で明かされるかもしれません。

SDCC2022のマーベルのプログラムは公式Youtubeチャンネルにてライブ配信される予定です。

ドラマ「エージェント・オブ・シールド」のフィッツはMCUに戻りたくないと語る

マーベルテレビジョン、ABC制作のマーベルドラマ「エージェント・オブ・シールド」でS.H.I.E.L.D.のエージェント、レオ・フィッツを演じたイアン・デ・カーステッカーさんが、海外メディア DigitalSpy とのインタビューの中で、MCUへの復帰に関して乗り気ではない事を明かしました。

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映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」でデアデビルが、ドラマ「ホークアイ」でキングピンが、映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」でブラックボルトやプロフェッサーXが再登場したことで、「エージェント・オブ・シールド」のキャラクターの再登場に期待がかかる中、イアン・デ・カーステッカーさんは次のように述べています。

あの2人のキャラクター(レオ・フィッツとジェマ・シモンズ)に起こったすべてのことの後、彼らは本当にハッピーエンドを迎えたと思うんです。それをまた台無しにするのはとても悲しいことだと思います。フェアじゃないですからね。

ドラマのフィッツの結末に満足しているカーステッカーさんは「もし(MCUに)再登場した場合、今度は彼らが生き残れるかどうかわかりません。だからフィッツ達がS.H.I.E.L.D.をやめて普通の生活を送っているというアイデアが好きなんです。」と、彼らの幸せな家庭が崩壊する事を懸念していると付け加えました。

そして「エージェント・オブ・シールド」がMCUのカノンだと思うか質問されると、「カノンが何かは分かりません」としつつも、「でもこの番組はコールソンが『アベンジャーズ』の映画から来たという事実だと思うんですよね」と回答しました。

イアン・デ・カーステッカーさんが演じたレオ・フィッツはS.H.I.E.L.D.のメカニック、エンジニアで、ガジェット制作などでS.H.I.E.L.D.を支える人物のひとり。映画「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」にてウィンター・ソルジャーの襲撃にあったフューリーが車からの脱出に使用したレーザーブレードもフィッツの発明という設定でした。

©MARVEL,Disney

フィッツはスーパーパワーのないキャラクターながら、「エージェント・オブ・シールド」のシーズン1から災難続きで、ファイナルとなるシーズン7のラストにてようやく平穏な人生に戻ることが出来ました。

この結末を気に入っているイアン・デ・カーステッカーさんは、フィッツが再び現場に戻ることで彼らの幸せが壊れてしまう可能性を心苦しいと考えているようです。

フィッツやS.H.I.E.L.D.が実際にMCUに戻ってくるかどうかは不明ですが、このドラマはもともとMCUフェーズ1でのフィル・コールソンの人気から始まっており、特にドラマのもう一人の主人公でもあるクエイク/デイジー・ジョンソンとコールソンがMCUに戻ってくる事に期待がかかっています。

コールソンについてはフェーズ4に入ってアニメ「ホワット・イフ」で再登場を果たしていますが、実写としてのリターンについては様々な憶測が飛んでいます。海外スクーパーの一部はクロエ・ベネットさん演じるデイジー・ジョンソンが戻ってくると示唆していますが、その真偽は不明。戻るとすればドラマ「シークレット・インベージョン」は可能性が高いのではないかと見られています。

ドラマ「エージェント・オブ・シールド」は全7シーズン、ディズニープラスで配信中です。

ソース:Agents of SHIELD star explains why he would never return to the role

ドラマ「ミズ・マーベル」脚本家がドラマ「ロキ」に隠されていたイースターエッグを明かす

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ミズ・マーベル」のプロデューサー兼ヘッドライターを務めたビシャ・K・アリさんが、ドラマ「ロキ」に隠されていたイースターエッグを自身のTwitterにて明かしました。

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「ミズ・マーベル」を担当する前に「ロキ」シーズン1第3話「ラメンティス」の脚本に参加していたアリさんは、このエピソードのラストに登場した街の名前に関する秘密を以下のように明かしました。

ロキに忍び込ませたウルドゥー語はシュルーという名の街で、ラメンティスにありました。シュルーは『始まり』や『開始する』事を意味する言葉です。これはロキとシルヴィのための新しい何かの始まりであり変革でした。そして私にとっても何かの始まりでありました(すでにミズ・マーベルと出会い、希望を感じています)

パキスタン系イギリス人のビシャ・K・アリさんは、「ミズ・マーベル」シーズン1の最終話で主人公カマラの名前のウルドゥー語の意味について作中で説明しました。「ミズ・マーベル」では頻繁に登場したウルドゥー語ですが、今回の投稿で「ロキ」にも登場していた事を明かしました。

ウルドゥー語はパキスタンやインドで用いられる言語であり、「ロキ」に登場したシュルーがウルドゥー語を元に命名されていたことはほとんどの人に気づかれることなく、このタイミングでの種明かしになったようです。

アリさんのマーベル・スタジオでのキャリアはシュルーの意味の通り「ロキ」のこのエピソードから始まり、「ミズ・マーベル」にて大躍進となったようです。2023年公開の映画「ザ・マーベルズ」ではカマラの名前に込められた『驚くべき』成長を遂げたミズ・マーベルの姿がスクリーンで見られる事に期待です。

ドラマ「ロキ」シーズン1、ドラマ「ミズ・マーベル」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

ドラマ「アイアンハート」がアトランタにバーガー店を建築していると報じられる

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アイアンハート」の撮影セットとして、アトランタのスウィートオーバーンの一画に、バーガーレストランのホワイトキャッスルを建築していると、地元メディア URBANIZE ATLANTA が報じました。

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記事によると「このバーガー店が客に食事を提供することはなく、今後数週間のうちに炎上または爆破されるようだ」との事。

0.6エーカー(約2400平方メートル)の敷地に準備された建物は撮影のために破壊され、11月には完全に撤去されるとも伝えています。

MCUのディズニープラスシリーズは1作品6時間ほどの映像を作るために、MCU映画1本と同程度の予算で制作されていると言われていますが、「アイアンハート」では過去のドラマ作品に類を見ないダイナミックなシーンが登場するのかもしれません。

本作は現在撮影中で、ヴィランをアンソニー・ラモスさんがザ・フッド(ザ・フード)を演じるともアルデン・エーレンライク(オールデン・エアエンライク)さんがジークを演じるとも報じられていますが現在のところ真相は不明です。

「アイアンハート」の配信日は決まっていませんが、映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」にて先行デビューする事が発表されています。

ドラマ「アイアンハート」はディズニープラスで配信予定、映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」は 2022年11月11日 米国公開予定です。

ソース:URBANIZE ATLANTA

ドラマ「ミズ・マーベル」、カマラ家はサノス被害にあっていた?監督が回答

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ミズ・マーベル」のアディル・エル・アルビ&ビラル・ファラー監督が、海外メディア The Direct とのインタビューに応じ、その中でカマラ・カーンとその家族がサノスとインフィニティ・ストーンの影響を受けていたかについて回答しました。

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監督たちはサノスの指パッチンについて、「まあ、彼らとの家族の絆を見れば、誰もスナップされてないと思っています。ケヴィンに『指パッチンはどうします?』と聞くと、『そんなことは気にしなくていいよ。ミズ・マーベルのストーリーに集中し、他の映画や番組についてあまり質問しないように』と言われました。それがミズ・マーベルに対する彼のマントラのようなものだったんです。」と説明しました。

サノスが「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」で行った事はMCUの世界に今なお爪痕を残し、フェーズ4で登場するキャラクターたちにはその時どういう状況だったかという疑問が常々つきまとっています。その事について作品の中で言及される事もあれば、今回の「ミズ・マーベル」のように触れられること無く展開する事もあります。

サノスのせいで宇宙規模の災害が発生したようなものですが、MCUにおけるミズ・マーベルの誕生には重要なイベントになっている事が「ミズ・マーベル」1話でも明らかです。あの時キャプテン・マーベルがカマラの心を掴んだからこそ、カマラはミズ・マーベルへと成長する事が出来ました。

カマラ一家は運良くサノスからの被害を受けずに済んでいたという事ですが、クランデスティン達も影響がなかったかは少し気になる所です。

ドラマ「ミズ・マーベル」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

ソース:Did Ms. Marvel Survive Thanos’ Snap? MCU Directors Respond (Exclusive)

ドラマ「シークレット・インベージョン」再撮影の原因が報じられる

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シークレット・インベージョン」の再撮影を目前に控えている時期ですが、その理由について、海外スクーパーの DanielRPK 氏が報じています。

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氏の(patreon経由の)情報によると、「ウクライナ市の破壊シーンがあった為に再撮影している」との事で、これまでのロケ現場のリーク写真から推測されていたように、昨今の侵攻問題とかぶらないように内容を変更するための再撮影となるようです。

再撮影には最長4ヶ月ほどのスケジュールが確保されていると以前に報じられています。この場合、年内いっぱいの再撮影となり、配信が2023年夏頃になる可能性も指摘されています。

本作の内容はまだシークレットな状態ですが、先日は主演のサミュエル・L・ジャクソンさんがローディエヴェレット・ロス捜査官の登場を明かし、ロス捜査官を演じるマーティン・フリーマンさんはこれを認めています。他、エミリア・クラークさんのキャスティングが話題となっていますが、彼女の役割については未だ謎に包まれています。

ドラマ「シークレット・インベージョン」はディズニープラスで配信予定です。

ドラマ「ミズ・マーベル」、脚本家がカマラ・カーンは実際にはジンではないと語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ミズ・マーベル」のプロデューサー兼ヘッドライターを務めたビシャ・K・アリさんが、海外メディア Variety とのインタビューの中で、クランデスティンについて多くのことが描ききれなかったと語りました。

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番組のフィナーレについて質問されたアリさんは「たくさんの事を見逃してしまいました。クランデスティン、ヌールディメンション、レッドダガーズ、そしてそれらがどのように他のものと結びついているかについて書いたエッセイがあるんです。しかし新型コロナウイルスによって変化した状況下で、限られた時間の中でこの作品を作るために、2つの異なる種類の家族の間の類似点を見逃したのだと思います。クランデスティン家のキャラクター開発についても、ずいぶん見逃してしまったと思います。もっと見せてあげたかったですね。」と語りました。

そして5話のカマラとナジマの戦いについて「あの感情的なクライマックスは、2人の女性、異なる種類の母親、そして彼女の家族の代表であるカマラについての物語でした。そして、その2つが完全にぶつかり合うんです。あの瞬間は、カマラが常にディフェンシブなファイトスタイルになった時でした。彼女はいつも最初に相手を言い負かすんです。彼女の目標はいつも、『ねえ、気分はどう?誰も傷つくことなく解決できるかな?』というものです。それはフィナーレでも見られます。だから、宇宙がヌールに飲み込まれるような出来事は起きないように、常にそのように組み立てられていました。」と述べています。

また、カマラ・カーンがジンだったという秘密について、言葉通りの意味ではないと説明しました。

「”彼らはジンではない “ということは言っておく必要があります。第4話では、(ワリードが)あからさまに『ジンじゃない』とも言っています。イスラム圏全体を語ることはできませんが、私の育った環境では、何か変なことが起きると、いつも『ああ、ジンの仕業か』という感じでした。誰かが奇妙な行動をとると、それはジンの仕業だと決めつけられていたようなものです。確かにパキスタンでは、超自然的なもの、私たちの説明がつかないものについては、このように話します。何世代にもわたってそうだったんです。」と現地における比喩表現のひとつであることを補足しました。

そして、「もうひとつは、第3話で、ナジマがカマラに、人々は私たちをジンと呼ぶと言ったとき、それは(カマラにとって)最悪のことでした。それは、感情的には悪夢なのです。それがきっかけで、彼女は『スーパーヒーローにはなれない』と言い出します。なぜなら、文化的にジンには否定的な意味合いがあるからです。私たちが追い求めているのは、まさにそこなのです。」と解説しました。

「ミズ・マーベル」はハリウッドでほとんど触れられることはなかった差別問題や歴史について描写する野心的な作品であり、主人公カマラ・カーンとその家族や友人、コミュニティに対してしっかりと言及してきました。

一方でヴィランとして登場したクランデスティンの背景はほとんど見えて来ませんでした。ナジマは2話のラストでカマラを助け、3話冒頭では故郷に帰るための協力を願います。しかし同じ3話内で「待っている余裕がない」と焦りだし、カマラと激突、ヌールディメンションから追放された理由も明かされませんでした。

故郷に帰るためにカマラの力が必要ではなく腕輪だけで良かったのであれば、3話冒頭のカムランの家でクランデスティン全員でカマラを押さえつけて奪っていれば済んでいましたし、カマラの力が不可欠なのであれば結婚式場の襲撃は悪手以外のなにものでもありませんでした。

そして5話ではクランデスティンの望み通り腕輪の力で帰るためのゲートである「ヴェール」が開いたにも関わらず、触れれば死ぬという奇妙な結末が待っていました。これは3話冒頭で腕輪を回収した過去のシーンで「もしもイギリス兵が追ってきていなかったら」あの時点でクランデスティンが全滅していたのではないかと想像させてしまいます。

カマラ・カーンがジンではなくミュータントである可能性が示唆されて終わったシーズン1ですが、ヌールディメンションやクランデスティンの真実について、今後描かれることはあるのでしょうか?

ドラマ「ミズ・マーベル」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

ソース:‘Ms. Marvel’ Creator Bisha K. Ali Explains Why Kamala Is a [SPOILER], Finale Reveals and What Didn’t Make the Show

ドラマ「ロキ」シーズン2にラファエル・カザルさんがキャスティング

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」シーズン2にラファエル・カザルさんがキャスティングされている事が判明しました。この事は海外メディア Deadline が2日前にリークされたロケ現場写真に写っていたと指摘しています。

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Deadline はラファエル・カザルさんの役割の詳細は不明としていますが、服装的にはロキ自身もシーズン1の前半で着用していたTVAの囚人服となっています。

海外ファンの間ではこれ以前にリークされていた現場写真から、カザルさんはザニアックを演じるのではないかとも噂されています。

ラファエル・カザルさんは映画「ブラインドスポッティング」で共同製作総指揮、共同脚本、俳優を担当しており、現在はAppleTVでドラマシリーズも展開されています。

ドラマ「ロキ」シーズン2はディズニープラスで配信予定です。

SDCC2022のポスターの中にS.H.I.E.L.D.のシャロン・カーターが登場

2022年7月21日から7月24日にかけて開催されるSDCC2022(サンディエゴ・コミコン)の広告ポスターの中に、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」や「キャプテン・アメリカ」シリーズに登場していたシャロン・カーターが新たなコスチュームで描かれているのが発見されました。

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スーツはコミックでシャロンが着用していたホワイトスーツになっていますが、MCUのシャロンはコミックとは大幅に違う道を進んでおり、現在はパワーブローカーとして逃亡生活を終えてアメリカに戻った事が「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」で描かれています。

このスーツ自体は「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」で登場する予定だったことが先月発売されたオフィシャルファンブック「marvel studios’ the falcon & the winter soldier: the art of the series」にて判明しています。

S.H.I.E.L.D.のエージェントとしてのスーツ姿である今回のシャロンのポスターは、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」のシャロンがシャロン本人ではない説(スクラル人やミスティーク説)を後押ししており、コミコンで「キャプテン・アメリカ4」に関する何らかの発表がある事に注目が集まっています。