「エージェント・オブ・シールド」のクラーク・グレッグさんがAIによるポルノ出演を議会で認める

2023年7月から始まった SAG-AFTRA ストライキの争点のひとつにAIに関する懸念が含まれています。MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の「アイアンマン」や「アベンジャーズ」、「エージェント・オブ・シールド」でフィル・コールソンを演じたクラーク・グレッグさんが、今回あらためてAIに対する懸念について語っています。

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共演者のメリンダ・メイ役ミンナ・ウェンさんらと「エージェント・オブ・ストライキ」を結成してストにも参加しているクラーク・グレッグさんは、今週、フェイク禁止法を検討している議会に参加し証言しました。デラウェア州上院議員クリス・クーンズ氏によると、この法律は「生成型人工知能による無許可のレクリエーションからすべての個人の声と見た目の肖像を守る超党派の提案」だと言います。

グレッグさんは議会で「俳優も他の人々と同様、生体情報を不正アクセスや不正使用から保護する権利がある」と説明。続けて、無許可のAIはプライバシーの侵害であるだけでなく、俳優の仕事に影響を与える可能性があると述べました。そして最近、AIバージョンの自分が出演しているポルノを見たと証言、「最近、アクロバティックなポルノに自分が出演しているという、まるで本物のような画像が送られてきました。腹筋崩壊で死ぬレベルです。面白いけど、恐ろしいことでもあります。」と明かしました。

もちろん実際にクラーク・グレッグさんが出演したものでもなければ、コールソンのLMDが出演しているわけでもありませんが、知らない自分がAIによって動かされている恐怖は俳優に限らずあらゆる人にとって共通です。

グレッグさんは以前にもスーパーヒーロー作品に出演する時は「全身の徹底的なスキャンをされる」と明かし、「制作側がこの先いつでも無許可で複製出来てしまう可能性がある」問題を指摘。俳優の許可や同意が必要な状態にするべきであるとコメントしていました。

生成型AIに関する問題は法律整備がなかなか追いついておらず、この問題の着地点が見えないことにはストライキが続くと考えられています。

ドラマ「エージェント・オブ・シールド」はディズニープラスで配信中です。

ソース:Agents of SHIELD Star Clark Gregg Testified Before Congress About AI

ドラマ「ロキ」S2EP3でのソーの兄弟の待望のデビューをプロデューサーが語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」シーズン2の第3話で意外なデビューを果たしたソーとロキの兄弟について、エグゼクティブ・プロデューサーのケヴィン・ライトさんが、海外メディア Comicbook.com とのインタビューの中でコメントしました。

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劇中、ロキとメビウスが向かった1893年で開催されていた万博ではオーディンやソーと並んでバルドル(古ノルド語:Baldr、Baldur、英語:Balder、コミックではボールダーやバルダー)・ザ・ブレイブの像が展示されていました。

神話上でもコミック上でもオーディンとフリッガ(フレイヤ)の息子であるバルドル・オーディソンはソーとは兄弟にあたる神であり、当然ロキとも関係が深いキャラクターです。

「バルドルはいつも面白い人物です。なぜなら彼はこれまでMCUプロジェクトに参入する道を見つけていなかったので、それが私たちにとってジョークの一部であるように感じました」とライトさんは語ります。「それは『なぜデビューしないのか?なぜ彼は歴史から抹消されているように見えるのか?』ということです。私たちはそれをこの万博のシーンで少し変えたいと考えていました。私たちは常に、無理強いすることなく、有機的に取り入れる方法を探しています。」と説明しました。

2011年の「マイティ・ソー」の段階から実写デビューが検討されていたバルドルですが、2作目、3作目を経てもデビュー出来ていません。「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」ではEarth-838のバルドルがイルミナティのメンバーとして登場する予定で、ダニエル・クレイグさんがキャスティングされていた事をワンダ役のエリザベス・オルセンさんも認めています。このシーンは代役でのテスト撮影まで行われていたものの、新型コロナウイルスのパンデミックによってスケジュールに折り合いがつかなくなり、またもやデビューがキャンセルされてしまいました。

この時、衣装デザイナーのグラハム・チャーチャードさんは「プロトタイプの段階で生地とアイデアを集めて俳優を待っているようなデザインの作業をしていました。かわいそうなバルドル・ザ・ブレイブ、彼はもう少しでマイティ・ソー1、マイティ・ソー2、そしてマイティ・ソー3 でそれぞれ衣装を作るところでし。ようやく『やったー!彼が登場するよ!』という感じです。でも本当にかわいそうな奴です。彼は長い間待っていたが、すぐに登場するとは思えません」とコメントしていました。

結局のところバルドルは像でのデビューとなり、真の実写化デビューには至りませんでしたが、今回のこのシーンでロキが「なぜバルドルがいるんだ、誰も知らんだろ」と話している事から、設定上は存在が認められているようです。

コミックにはアンジェラやラウッサといったソーの妹たちも存在しており、バルドル共々今後のデビューに期待されています。

ドラマ「ロキ」シーズン2はディズニープラスで配信中です。

ソース:Loki Producer Explains Major Thor Confirmation (Exclusive)

【噂話】映画「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」、ビヨンダー登場計画は維持されている模様

マーベル・スタジオが開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」にコミックの黒幕であったビヨンダーが登場するという噂について、海外スクーパーはその計画がまだ維持されている事を示唆しています。

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ファンの「誰が最終的に戦うカーンになるのか」という疑問に対して MTTSH 氏は「ビヨンダーになる」と回答。氏は 2023年1月 の段階でビヨンダーの登場を報告しており、その後は脚本家の変更の可能性も報じられていましたが、今なおその噂を支持しているようです。

コミックでは 2023年3月 から新シリーズ「アベンジャーズ ビヨンド」が始まっており、しばらく登場していなかったビヨンダーがアベンジャーズの前に立ちはだかっています。

MCUのビヨンダーは征服者カーンの変異体のひとつとして登場するとも言われており、コミックの強力無比なキャラクターがどのようにアレンジされるのか注目となりそうです。

映画「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」は 2027年5月7日 米国にて劇場公開予定です。

【噂話】「デッドプール3」延期と「キャプテン・アメリカ4」前倒しの可能性について報じられる

マーベル・スタジオが制作中の映画「デッドプール3」と「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」の公開日について、海外メディア Deadline が変更の可能性が高いと報じています。フェーズ5の発表当初は「キャプテン・アメリカ」、「デッドプール」の順での公開となっていましたが、2023年6月にはディズニーがスケジュールの交換を発表していました。

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6月時点で「デッドプール3」が 2024年11月8日 から 2024年5月3日 へ、「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」が 2024年5月3日 から 2024年7月26日 と移動すると発表されていましたが、その直後に俳優組合のストライキが発生し、「デッドプール3」の撮影は半ばで完全に停止しました。

そして「デッドプール3」のショーン・レヴィ監督は先日のインタビューにて公開日が「5月3日になるはずだった」と内々に延期が決まっている事を示唆しています。

一方で「キャプテン・アメリカ」は6月の段階で主要な撮影を終えており、現在はVFX制作などのポストプロダクションの段階に移行中。追加の撮影等が発生しないかぎり編集室での作業のみであり、ストライキの状況に縛られることなく完成する見込みです。

Deadline は「デッドプール3」が制作中断していられるボーダーラインは過ぎてしまったとし、今後数週間でストライキが終わったとしても満足の行く撮影は出来ずに、無理にリリースすればクオリティの低下は免れないと指摘。

そして情報筋からのアップデートとして、「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」を元の 2024年5月3日 へと引き戻し、「デッドプール3」を11月頃までスライドさせる可能性が高いと報告しています。

もしも「キャプテン・アメリカ」が元の日付に戻ってくるのであれば、MCU作品のファーストトレーラーが映画公開の平均160日ほど前にオンラインリリースされているという事実から、11月末ごろに「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」を垣間見ることが出来るかもしれません。

いずれにしても公開日の変更はまだ正式な発表ではないため、今後の情報には注目です。

ソース:‘Deadpool 3’: Merc With A Mouth Moving Off May Release Date As Actors Strike Shakes Up 2024 Theatrical Schedule – The Dish

ドラマ「アイアンハート」、グッズから新アーマーのデザインが明らかに

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アイアンハート」の新たなアーマーのデザインが明らかになりました。映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」でリリが開発したアーマーはワカンダに返還しましたが、アメリカに戻ったリリは再びアーマーを組み立てる事になります。

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グッズといっても一般販売されるものではなく、制作クルーに送られるスタジオからのギフトの一部で、制作に参加した本人かあるいはその関係者と見られる人物が eBay に出品しているものから明らかになりました。

靴下にプリントされた新デザインは、「ワカンダフォーエバー」のアーマーとコミックのものをミックスさせたようなデザインで、コミック版を踏襲しつつもオリジナルのデザインになっています。

「アイアンハート」は主要な撮影を終了していると報告されていますが、映画「アーマー・ウォーズ」のリリースと足並みを揃えたいとディズニー及びマーベル・スタジオは考えているようで、「アーマー・ウォーズ」の遅延に引っ張られる形での延期だと考えられています。

正式なリリース日は発表されていませんが、2023年10月に米国著作権局に登録されていた情報によると、2025年9月3日にディズニープラスでの配信が予定されているようです。

映画「マーベルズ」、最終的なランタイムが判明、業界筋は興収の苦戦を指摘

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「マーベルズ」のランタイムについて、スクーパーが最終的な報告をしています。そして、Box Office Pro は前作「キャプテン・マーベル」が様々な記録を樹立した事に対して、本作は厳しい戦いになるだろうと報告しています。

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「マーベルズ」のランタイムは 1時間44分36秒 になるとのことで、チケットサイト AMC が掲載してすぐに削除した 1時間45分 が実質的な正解だったようです。これに関してこれまでに多くのサイトが様々な時間を報告し、ファンは混乱していました。

当初報じられていた 1時間38分 よりは少し延長されたものの、第一報どおりMCU史上最短映画である事に変わりはないようです。

そんな「マーベルズ」に対して、Box Office Pro は米国でのオープニングウィーケンドを 5000万ドル から 7500万ドル を予想。前作「キャプテン・マーベル」の 1億5340万ドル を大きく下回るだろうと言います。

この原因として、ストライキによって主演のブリー・ラーソンさんらによるプロモーションが一切行われていない事が一つの大きな原因だと強調。ディズニーは女子力をテーマに彼女らのチームアップにフォーカスしたプロモーションを行う予定だったが、それらの一切がキャンセルされたと報告していま。

また、タイトルの「ザ・マーベルズ」もコミックにはないオリジナルのチーム名である事を指摘して、コミックファンを惹きつけるには至らないとし、素直に「キャプテン・マーベル2」のままで良かったのではないだろうかと述べています。

一方でディズニーはチケットの売上だけでなく、ディスクやストリーミング、グッズなど総合的な売上を見ているため、予想通りの興行収入であってもフランチャイズに与える影響は少ないだろうと言います。

業界筋が興行収入の苦戦を予想する一方で、Fandango が先日報じた「この秋(アメリカの)観客が期待する映画」の1位に「マーベルズ」がランクインしています。

映画「マーベルズ」は 2023年11月10日 に劇場公開予定です。

ソース:Long Range Box Office Forecast: Marvel Studios’ THE MARVELS

映画「デッドプール3」、噂の真相を暴くためにダニエル・ラドクリフさんが嘘発見器にかけられる

映画「ハリーポッター」シリーズでお馴染みのダニエル・ラドクリフさんが海外メディア Vanity Fair の嘘発見器を用いたインタビューに挑戦し、その中でMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「デッドプール3」出演の噂についても言及しました。

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動画の6分20秒過ぎ頃から「デッドプール3」の噂に関して質問されたラドクリフさんは「いいえ」と回答。

「理由もなくそんなに肉体強化しているの?」と質問が続くと、「そうだよ!僕の両親を見たことがあるだろうけど、彼らは狂ったようにフィットネスをする人たちなんだ。その遺伝子を受け継いでいるだけ。でもウルヴァリンじゃありません、お世辞抜きで」と笑いを交えながら説明しましたが、嘘発見器は反応を示しませんでした。

ダニエル・ラドクリフさんは「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」にウルヴァリンとして出演するという噂があった時から、キャスティングを否定してきました。しかし2023年9月になっても「デッドプール3」への噂は続けて報じられています。

「デッドプール3」はマルチバースを旅する作品という事もあって、コミックのデッドプールのヴァリアントバージョン(変異体)が複数登場するとも言われています。それに伴って、ウルヴァリンも複数のバージョンが登場するのではないかと考えられており、その一つをダニエル・ラドクリフさんが演じるのではとファンは考えています。

今回のインタビューでの回答は真実なのか、それとも機械を超える演技力で嘘をついているのか、続報にも注目です。

映画「デッドプール3」は 2024年5月3日 米国で劇場公開予定ですが、最新の報告ではスケジュールから削除されているとも言います。

映画「デッドプール3」、監督から公開日に関する残念なお知らせ、噂についても言及

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「デッドプール3」のショーン・レヴィ監督が海外メディア The Wrap とのインタビューに応じ、テイラー・スウィフトさん出演に関する噂や、公開日について言及しました。

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WGA(脚本家組合)ストライキが終りを迎えたものの、2023年7月14日に始まった SAG-AFTRA(俳優組合)ストライキが現在も続いていることを考慮すると、「デッドプール3」が予定通り 2024年5月3日 の公開日になるかどうかは分かっていません。

レヴィ監督は「デッドプール3」の現状について次のように語っています。

公開日を知っていれば良かったんですけどね。正式に決まっているのかどうかさえわかりません。きっと5月3日になるはずでした。

確かに、俳優のストライキと制作の長期休止により、公開日が本当に危険にさらされています。映画の半分を撮影、編集しました。私たちは早く仕事に戻って、来年この映画を公開したいと思っています。

という事で、公開日が変更されている可能性を示唆し、2024年中には公開したいとの考えを明らかにしました。

また、テイラー・スウィフトさんがダズラー役で出演するのではないかという噂についてもインタビュー内で触れました。

噂はよく耳にしますね。私は全面的に賛成ですよ。でもノーコメントです。テイラー関連だし。MCU関連だしね。私は間抜けじゃないので。これに関しては皆さん、しばらく様子を見ましょう。

主演を務めるライアン・レイノルズさんの妻、ブレイク・ライブリーさんと仲が良いテイラー・スウィフトさんは10月3日、レヴィ監督やウルヴァリン役のヒュー・ジャックマンさん、「X-MEN:アポカリプス」や「X-MEN:ダークフェニックス」でジーン・グレイを演じたソフィー・ターナーさんらと共にNFLの試合観戦する様子が目撃されていました。

監督が肯定も否定もしなかったこの噂についてはまだしばらくの間、ファンが想像を楽しむ余地が残されているようで、今後の続報にも期待です。

映画「デッドプール3」は 2024年5月3日 米国で劇場公開予定ですが、最新の報告ではスケジュールから削除されているとも言います。

ソース:Will ‘Deadpool 3’ Make Its May 2024 Release Date? ‘I Wish I Knew,’ Director Shawn Levy Says (Video)

映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」のポータルシーンは元々何も決まっていなかったと言う

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」のVFXスーパーバイザーを務めたダン・デリュー氏が、海外メディア Comicbook.com とのインタビューの中で、アベンジャーズが集うためのポータルシーンがどのようにして作られたか、その制作過程について明らかにしました。 

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デリューさんは「その日はみんなが集まっていて、巨大な、本質的にはとても高価な、すべての俳優がそこにいるような日でした。それで、プレビズ映像について編集のジェフ・フォードと話し合ったんです。」と撮影の段階ではほとんど何も決まっていなかった事を明かしました。

「元々、誰が生き残って、いつ戻ってくるかは分かっていましたが、それをスローダウンさせて、観客にヒーローの帰還を歓迎するチャンスを与える必要がありました。『タイタンから誰が最初に来るのか?ガーディアンズが出てきて、それからスター・ロードが現れるんだ。スパイダーマンを最後にしよう』というような事はその日に決まりました。だから、とてもエモーショナルになるように作られていて、オープニングウィークエンドのファンの反応の良さは、私たち全員にとって素晴らしいものになりました。」と振り返っています。

「エンドゲーム」を象徴するシーンの一つであるポータルのシーンが事前に綿密に打ち合わせされたわけではなく、その場で考案されたというのは中々に驚きの制作スタイルですが、結果的にこのシーンは多くのファンの心に刺さったようです。

ちなみに、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」と「アベンジャーズ/エンドゲーム」は合わせて900時間以上のフィルムを撮影したと監督が明かしており、削除された未公開のシーンなどがまだまだ存在します。アメリカのディズニープラスでは時折追加で公開されていますが、日本のディズニープラスに動きはありません。

映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」はディズニープラスで配信中です。

映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」の予告にハルクがいた理由の詳細がついに明らかに

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」(2018年)の予告動画ではキャプテン・アメリカらアベンジャーズと並んで敵に向かっていくハルクの姿がありましたが、実際に公開された映画ではそこにハルクは存在せず、背景も異なっていました。

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「インフィニティ・ウォー」のハルクは映画の冒頭でサノスに破れて以降、ずっとブルース・バナーの中に閉じこもったきりで、実際の劇中、ワカンダの戦いではハルクバスターのアーマーを着用して参戦していました。

これについて、セカンドユニットのディレクター兼VFXスーパーバイザーのダン・デリュー氏が、ワカンダでのハルクの映像が存在した理由を、海外メディア Comicbook.com とのインタビューの中で明らかにしました。 

デリューさんは「あれは誤解を招く内容で、私は普段予告の制作には関与していないんですが、あのシーンは大きなネタバレでしたよね?あの時点でスマート・ハルクになっている計画があったんです。ハルクバスターの中でハルクとバナーが言い争うシーンがあったのを見たことありますよね?」と、元々別のプランがあった事を明かしました。

そして「あの後ハルクがアーマーから出てくるんですけど、その時点でスマート・ハルクである事には誰も気づいていない、というシーンでした。ジェフリー・フォード(エディター)がウルトロンの時に持っていたアイデアだったと思います。」と、「インフィニティ・ウォー」に「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」のボツになったアイデアを盛り込む予定だったと説明しました。

デリューさんはさらに「ウルトロンにも入らなかったんだけど、ウルトロンの前にアイアンマンが現れたと思ったら、実はバナーが閉じ込められていて、バナーがハルクに変身してウルトロンに殴りかかるという流れがありました。とても素晴らしいアイデアで『これは是非入れなくては』と思っていたんですが、最終的に映画からそのシークエンスがなくなってしまったんです。」と「エイジ・オブ・ウルトロン」制作時を振り返りました。

そしてこのアイデアを「インフィニティ・ウォー」に流用し、アーマーからハルクが飛び出すようなシーンが考えられていたようです。そして「インフィニティ・ウォー」バージョンの続きについても語ってくれました。

「『インフィニティ・ウォー』の最後でも同じアイデアを使いましたが、やはりしっくり来ませんでした。どちらの場合も物語の助けにはなりませんでした。だから、2回ともボツになって、『ああ!』って感じだったんです。すごく素晴らしいアイデアだったけど、僕たちにはそれを取り入れるチャンスがなかった。だから、あのショットは、この本当に楽しいアイデアを実現しようとしていたのと、ナターシャがいなかったということの間の合流点に陥ったような感じだったんです。ナターシャは、魔法のようにスマート・ハルクに変身したハルクに立ち向かわなければなりませんが、その間にサノスがアベンジャーズを全滅させている、というのが筋書きでした。」

「インフィニティ・ウォー」のルッソ監督は映画公開当時、予告にいたハルクが本編にいなかった事について、「いつもファンの予想が見事すぎて、ファンの楽しみを奪うようなネタバレを防ぐため、予告を作るために削除シーンを使った」と説明していました。

その削除シーンの全容が今回明らかにされたわけですが、「インフィニティ・ウォー」に限らず、MCU作品は特に予告映像と本編映像で異なるシーンが多く存在します。たまに「アイアンマン」からの予告映像を振り返って見てみるのも、新たな発見があるかもしれません。

映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」はディズニープラスで配信中です。