映画「サンダーボルツ*」、セントリーのパワーソースは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.2」から来ている説

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「サンダーボルツ*」ではコンテッサ・ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌの実験の下、ボブがセントリー/ヴォイドとして、太陽の1000個分(コミックでは100万個分)の比類なき力を手に入れる事となりました。

MCUではこれまで、アースキン博士が開発したスティーブ・ロジャースに投与された超人血清を最高峰とし、いくつかのコピー品が開発されてきました。ヴァルの会社O.X.E.がこれらのコピー品やキャプテン・アメリカを生み出したオリジナルよりも破格に強力なゴールデン・セントリー・セラムを開発した背景に、映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.2」が関係しているのではないかと海外ファンは考えています。

同映画ではスターロード/ピーター・クイルの父を名乗るエゴが登場し、セレスティアルズのひとりとして彼は「拡張」する事を望んでいました。映画の後半ではミズーリに植えられた種からは膨大なエネルギーが発生し、街を襲う様子が描かれていました。

©MARVEL,Disney

海外ファンはこの時にエゴの種の生態サンプルが残されていて、O.X.E.がそれをベースにセントリーの血清を作ったのではと考え始めています。セントリーのとてつもない強力なパワーがセレスティアルズ由来であるとする事はある程度筋が通っており、比較的納得出来る説となっていますが、マーベル・スタジオがどのように設定しているかは分かっていません。

これはコミックのセントリー血清の設定とはまったく関係のないものですが、そもそもコミックのクイルの父親はエゴではない事もあって、これぐらいのMCUオリジナル設定になったとしても特に違和感はなさそうです。

ただしこの説の穴としては、クイルがエゴの死と共にセレスティアルズとしてのパワーを失ってしまった事で、エゴの種が残っていたとしても力を失っている可能性が極めて高いという事。

セントリーのパワーの源が今後の作品で説明されるのか注目です。

「サンダーボルツ*」はMCUのアンチ・ヒーローや元ヴィランを寄せ集めたチームを描く作品で、過去作よりセバスチャン・スタンさん演じるウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ、ワイアット・ラッセルさん演じるU.S.エージェント/ジョン・ウォーカー、フローレンス・ピューさん演じるブラックウィドウ/エレーナ・ベロワ、デヴィッド・ハーバーさん演じるレッドガーディアン/アレクセイ・ショスタコフ、オルガ・キュリレンコさん演じるタスクマスター/アントニア・ドレイコフ、ハナ・ジョン=カーメンさん演じるゴースト/エイヴァ・スターが再登場、ジュリア・ルイス=ドレイファスさんが演じるコンテッサ・ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌがこのチームを率いることになります。

ジェラルディン・ヴィスワナサンさんがアヨ・エデビリさんに代わってメルを演じ、ルイス・プルマンさんがスティーヴン・ユアンさんに代わってセントリー/ボブ役を引き継ぎました。

制作はジェイク・シュライアー監督、脚本を「ザ・ベア」のジョアンナ・カロさん、「BEEF」のイ・サンジンさん、「ブラックウィドウ」のエリック・ピアソンさんらが担当しています。

チームのうち、タスクマスターを除くエレーナ、レッドガーディアン、バッキー、エイヴァ、ジョンの5人とボブは「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」に再登場する事が発表されています。

映画「サンダーボルツ*」あるいは「ニュー・アベンジャーズ」は 2025年7月1日から米有料配信中、DVD、Blu-rayは7月29日に米発売、日本は9月リリース予定です。

ドラマ「アイアンハート」、プロデューサーがコミックバージョンのアーマーを登場させる予定が最初からなかった事を明かす

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アイアンハート」のプロデューサーを務めるゾーイ・ナーゲルハウトさんが、海外メディア The Direct とのインタビューで、コミックのようなピンクのアーマーを登場させなかった理由について語りました。

「このドラマでコミックの定番のピンクのスーツを着せる事は検討されましたか?」と質問されたナーゲルハウトさんは、将来的に登場する可能性があるとしつつ、次のように回答しました。

正直に言うと、いいえです。初期のコミックを振り返ると、ブライアン・マイケル・ベンディスの連載でカラリスト兼アーティストを務めたマイク・デオダートというアーティストが、彼女がMITの寮の部屋で作った、ガンメタルグレーのような、トランスフォーマー風の素晴らしいスーツを描いていたんです。それを見た瞬間、「これだ!」と思いました。将来的には、あのピンクのスーツが登場するかもしれませんね。トニーがナノテクで作ったようなやり方で作るかもしれません。でも、あれはスクラップみたいな感じで、それぞれのパーツがどこから来たのか分かります。廃品置き場から来たとか、車の部品から来たとか。私たちは彼女をそこからスタートさせたかったんです。

リリ・ウィリアムズのデビューから4着目となる今回のアーマーも、コミックのようなデザインではありませんでした。ドラマでの最後のアーマーは義父の車をベースにして作ったものであり、それぞれのパーツが何で出来ているかを説得力のある形で再現したものだと説明しています。

これまでのマーベル映画でも、コミックに忠実なデザインを取る場合もあれば、まったく異なる斬新なデザインでスクリーンに登場する事もありました。ウルヴァリンにいたってはデビューから約20年を経てコミックバージョンの衣装を手に入れる事となりました。

リリが次に作るのは呪われたアーマーか、それとも呪いから解放された後にさらなるテクノロジーを込めたピンクのアーマーを作るのか、注目となっています。

ドラマ「アイアンハート」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

ソース:Ironheart Producer Explains Why Her Pink Suit Was Never an Option for MCU Show (Exclusive)

映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」のヴィランはどこで再登場するのか

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」の公式アートブックが米国で発売され、サイドワインダーに関するMCU版の設定が明らかとなりました。

The Direct によると、ジャンカルロ・エスポジートさんが演じたサーペント・ソサエティのリーダーであるサイドワインダーことセス・ヴォルカーについて、当時のマーベル・スタジオ幹部であるネイト・ムーアさんは、サイドワインダーがコミックでテレポート能力を持つものの、MCUでは脱獄の達人だと指摘。そのため、サイドワインダーが刑務所で長く過ごすことはなく、「おそらくまた脱獄するだろう」とコメントし、将来のプロジェクトで再登場する可能性が高い事をほのめかしています。

サイドワインダーのコミックにおける力は瞬間移動なので、彼がMCU版で脱獄の名人であるという設定が気に入りました。彼は拘留されることになるかもしれませんが、おそらくまた脱獄するでしょう。

キャスティングが発表された当初、エスポジートさんはフェニックス・ファン・フュージョンで講演し、自身のMCUキャラクターについてまだ秘密だったものの、「映画では少しだけ触れるだけで、その後ドラマ化される」と発言していました。

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サイドワインダーは設定的にもおそらく脱獄してくると見られますが、しかし、このドラマとは一体何を指しているのでしょうか。

「ブレイブ・ニュー・ワールド」のサイドワインダーのラストに注目すると、「脱獄したら真っ先にお前を殺してやる」とサム・ウィルソンへの復讐を宣告しています。ただし、現状ではキャプテン・アメリカ/サム・ウィルソンの新しいドラマプロジェクトは噂ひとつない状態です。

サイドワインダーはサムへの恨みを忘れて新しい事を始めるほうが、再登場としては手っ取り早そうです。

撮影終了が発表されたばかりの「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン2の可能性はあるのでしょうか。サイドワインダーが傭兵である事を考慮すると、キングピンが雇ってA.V.T.F.に編入させるという手もありそうですが、あまりしっくりと来る内容ではなさそうです。

「ヴィジョンクエスト」(仮)には傭兵のパラディンが登場予定とされており、それと何か関係があるかもしれません。噂の「ムーンナイト」シーズン2や「ストレンジアカデミー」などはやや場違い感がありそうです。

サム・ウィルソンの今後に関する未知のプロジェクトの可能性も含めて、サイドワインダーに関する続報には注目です。

映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」はディズニープラスで配信中です。

映画「サンダーボルツ*」、オルガ・キュリレンコさんが撮影のために5ヶ月間引っ越し、息子も退学していたと明かす

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「サンダーボルツ*」あるいは「*ニューアベンジャーズ」にタスクマスター/アントニア・ドレイコフとして出演したオルガ・キュリレンコさんが、撮影の裏話について語っています。

フランスのメディアとのフランス語によるインタビューが英訳されたものを和訳したものが以下のような内容に。

実は、この映画の撮影を始めた頃がストライキが始まった時期だったので、本当に不運でした。だから、基本的に荷物は全部持って行ったんです。息子を学校から退学させ、5ヶ月間アトランタに移り住み、家も借りました。そして突然、2週間後に『ストライキがあって、いつ終わるのかわからないから、家に帰れ』と言われました。

最初の脚本では、私のキャラクターは最後まで登場していたのに、全く同じ脚本じゃなくなってしまったんです。ストライキの後、脚本は全く関係なくなってしまいました。コンセプトもストーリーも場所も舞台も変えられてしまったんです。もう同じじゃなくなってしまいました。残念です。クールなキャラクターだったのに。

特に、衣装デザイナーも含めてみんなが『衣装的には彼女(タスクマスター)が一番好きなキャラクターだよ。一番かっこよかったから』と言ってくれたんです。私の衣装が最高なんです。

2023年にハリウッドでおきたWGAストライキはMCUだけでなく、ハリウッドの映像制作に大きな打撃を与えました。

「デアデビル:ボーン・アゲイン」のようにこのトラブルが吉となったとする制作サイドもいくつかある一方で、「サンダーボルツ*」の、特にオルガ・キュリレンコさんにとってはかなりの痛手となったようです。

最初の脚本家は「サンダーボルツ*」にはもともとタスクマスターとゴーストが友情を育んでいくサブプロットがあった事を明かしていますが、これに関するものは全て削除されました。

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監督はこの変更に対して「彼女に本当に感謝しています」と述べていました。

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この映画でのタスクマスターの扱いが不当だと感じるファンは多く、海外ファンは #JusticeForTaskmaster (タスクマスターに正義を)のハッシュタグを使って声を上げています。

「ブラックウィドウ」でデビューした当初は、タスクマスターはコミックとは性別も違ったことで賛否両論ありましたが、オルガ・キュリレンコさんの演技やアントニアの物語の背景などから一定数のファンを獲得していました。

しかしアントニアが「サンダーボルツ*」で退場してしまった事で、マーベルはコミック通りのタスクマスターをやり直す事が可能に。

また、オルガ・キュリレンコさんはほとんどのシーンで素顔を露出する事がなかった(マスクをしているか顔面やけどのメイクをしていた)ため、何か別の新しいキャラクターを演じる余地もあると考えられていますが、スタジオが償いとしてそういう機会を設けるのかも注目です。

「サンダーボルツ*」はMCUのアンチ・ヒーローや元ヴィランを寄せ集めたチームを描く作品で、過去作よりセバスチャン・スタンさん演じるウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ、ワイアット・ラッセルさん演じるU.S.エージェント/ジョン・ウォーカー、フローレンス・ピューさん演じるブラックウィドウ/エレーナ・ベロワ、デヴィッド・ハーバーさん演じるレッドガーディアン/アレクセイ・ショスタコフ、オルガ・キュリレンコさん演じるタスクマスター/アントニア・ドレイコフ、ハナ・ジョン=カーメンさん演じるゴースト/エイヴァ・スターが再登場、ジュリア・ルイス=ドレイファスさんが演じるコンテッサ・ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌがこのチームを率いることになります。

ジェラルディン・ヴィスワナサンさんがアヨ・エデビリさんに代わってメルを演じ、ルイス・プルマンさんがスティーヴン・ユアンさんに代わってセントリー/ボブ役を引き継ぎました。

制作はジェイク・シュライアー監督、脚本を「ザ・ベア」のジョアンナ・カロさん、「BEEF」のイ・サンジンさん、「ブラックウィドウ」のエリック・ピアソンさんらが担当しています。

チームのうち、タスクマスターを除くエレーナ、レッドガーディアン、バッキー、エイヴァ、ジョンの5人とボブは「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」に再登場する事が発表されています。

映画「サンダーボルツ*」あるいは「ニュー・アベンジャーズ」は 2025年7月1日から米有料配信、DVD、Blu-rayは7月29日に米発売中、日本は9月リリース予定です。

【噂話】ドラマ「アイアンハート」は「ドクター・ストレンジ:ダムネーション」へと続くと言う

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アイアンハート」シーズン1の最終話は話題となり、その結末がどこへ向かっていくのか、多くのファンが注目しています。そんな中、海外メディア TCC のアレックス・ペレス氏は、コミックの「ドクター・ストレンジ:ダムネーション」を原案とする計画があるようだと報告しています。

記事によると、マーベル・スタジオは現在、2018年にリリースされたミッドナイト・サンズを主人公としたコミック「ダムネーション」の実写化を計画していると言います。

このコミックに登場するミッドナイト・サンズのメンバーには、ブレイド、ゴーストライダー(ジョニー・ブレイズ)、エルザ・ブラッドストーン、マンシング、ムーンナイト(マーク・スペクター)、ドクター・ブードゥーなどがいました。

このコミックはドクター・ストレンジが「シークレット・エンパイア」の被害に見舞われたラスベガスをもとに戻そうとする所から始まる物語。

しかし、ドクター・ストレンジの呪文は(またもや)失敗し、ラスベガスの一部は様々な次元とつなぎ合わせに。この支配権を巡って各地の主たちが争奪戦を開始し、メフィストが勝利を収めた結果、ラスベガスは地獄と混じりあう事に。建物や多くの人々が戻ったものの、ホテル・インフェルノが出現。メフィストが支配するこのホテルの影響で、市民は本能と衝動によって動く存在となり、多くの魂が奪われることになります。

ドクター・ストレンジは奪われた魂を取り戻すため、メフィストとギャンブルで勝負しますが、イカサマがバレて地獄の拷問にかけられる事に。

ウォンがストレンジ救出のためにミッドナイトサンズを招集し、悪魔に憑依されたドクター・ストレンジと対峙。一方で呪いを解かれて死亡したゴーストライダーはメフィストが不在となった地獄の王位を奪い取り、悪魔たちを従える事になりました。

「アイアンハート」でデビューしたメフィストの物語はこの「ダムネーション」の実写化に向けて動いているとペレス氏は主張しています。また、ラスベガスの支配権を巡ってメフィストと争うひとりとして「ブレイド」でデビュー予定のリリスが候補になっているとも言います。また、メフィストの息子であるブラックハートや、スカーレットウィッチのちからの根源であるクトゥーンなどもここでの登場が検討されているとの事。

また、「ストレンジ・アカデミー」もこの流れに重要になるようで、ここではMCU版のニコ・ミノルがデビューする予定とも言います。

メフィストには壮大な計画があると噂されていますが、今回の報告が実現するのかどうか、続報があり次第またお伝えする事になります。

ドラマ「アイアンハート」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

ソース:How the Events of ‘Ironheart’ Set the Stage for ‘Damnation’

【噂話】トニー・スタークは実際にメフィストに魂を売ったのか?

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アイアンハート」で発見された新しいイースターエッグが、映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」のドクター・ドゥームと何らかの関係があるのではと話題になっています。

とあるファンが「アイアンハート」のラストで、(見にくいですが)リリがアイアンアーマーにザ・フッドが使っていたメフィストによるマントを被せていると指摘。

アイアンアーマーにこのマントを被せるとどうなるかというと、ドクター・ドゥームのような外見になる事を意味しています。

「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」でドクター・ドゥームを演じるロバート・ダウニー・Jrさんは、アンソニー・ラモスさんが演じるザ・フッドがドクター・ドゥームに似ている事を指摘していました。

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また、「アイアンハート」の製作総指揮として参加した「ブラックパンサー」のライアン・クーグラー監督は Deadline とのインタビューで「最初はドクター・ドゥームとアベンジャーズになるとは思っていませんでしたが、彼はコミックでテクノロジーと魔法を融合させることで最も有名な人物です。ですから、このドラマはおそらくマーベル史上最大の映画になるであろう作品の素晴らしいサンプルなのです。」と、こちらも相似性を指摘していました。

先日はトニー・スタークがフォーブスの長者番付の常連である可能性を探求しました。

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「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」のドクター・ドゥームは、別の世界のトニー・スタークがマルチバースを救うためにメフィストに魂を売った末路の姿なのでしょうか。

コミックに目を向けると、アイアンマン/トニー・スタークとドクター・ドゥーム/ヴィクター・フォン・ドゥームはそれぞれ肉親の魂をメフィストに取られています。また、「インファマス・アイアンマン」ではトニー・スターク不在の時期にヴィクター・フォン・ドゥームがアイアンマンを務めた事もありました。立派にヒーロー活動していたドゥームでしたが、彼を打ち負かしたのはあろうことかザ・フッドでした。彼らはみなコミックで因縁を持っているキャラクター達と言えます。

なかなかエキサイティングな考察ですが、「アイアンハート」の撮影が終了したのが 2022年11月 で、この時点では「アベンジャーズ5」は「アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ」として開発されていました。「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」へと舵を切ったのは 2024年 になってからで、かなり最近の出来事になります。

従って偶然の一致である可能性が高いように思える所ですが、マーベル・スタジオが「ドゥームズデイ」のドクター・ドゥームをどのように描いていくのか、この偶然を利用するのかしないのか注目です。

「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」と「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」はこれまでにMCUで「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」、「アベンジャーズ/エンドゲーム」を手掛けてきたルッソ兄弟監督が再びメガホンを取る事に。

公式発表されたキャストリストは過去の記事をご参照ください。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-avengers-doomsday-officilal-cast-announcement/”]

また、ドクター・ストレンジ役のベネディクト・カンバーバッチさんが出演を認めています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-avengers-doomsday-benedict-cumberbatch-retracts-his-statement/”]

映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」は 2026年12月18日 公開予定、映画「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」は 2027年12月17日 公開予定です。

マイケル・ダグラスさんがトランプ政権への懸念を語り、俳優復帰の意思がないと明かす

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」などでハンク・ピムを演じたマイケル・ダグラスさんが、カルロヴィ・ヴァリ映画祭に出席し、スピーチの場でトランプ政権下のアメリカにおける民主主義への懸念と、俳優復帰の意思がない事を明らかにしました。

海外メディア Variety によると、記者会見で母国の政治状況について問われたマイケル・ダグラスさんは、アメリカは現在「独裁政治と隣り合わせ」の状態にあると述べています。 

私はこれを、民主主義がいかに貴重で、いかに脆弱で、そしていかに常に守られなければならないかという事実として捉えています。私たちが今直面している苦難が、チェコの人々が自由と独立を勝ち取るために払ったあらゆる努力を思い起こさせるものであってほしいと願っています。今や政治は営利目的のように思えます。金が民主主義に利益の源泉として入り込んできました。人々は金儲けのために政治に参入しています。私たちはかつてアメリカで理想、理想主義を維持していましたが、今はもう存在しません。

ダグラスさんは俳優は「ニュースがすべてを物語っているのであまり詳しくは語りたくありません。」と述べてコメントを締めくくったとの事。「私自身も心配だし、緊張しています。自分たちの身を守るのは私たち全員の責任だと思っています。」としています。

また、自身のキャリアについては次のように語っています。

2022年以降、意図的に仕事をしていません。もうやめなければならないと悟ったからです。60年近くも懸命に働いてきたので、撮影現場で突然死んでしまうような人になりたくなかったんです。戻るつもりは全くありません。引退したわけではないのは、何か特別なことがあれば戻るからですが、そうでなければ戻りません。

先日、ちょうど「アベンジャーズ:ドゥームズデイへの出演を否定しているひとり」としてマイケル・ダグラスさんを紹介しましたが、彼にとって「ドゥームズデイ」が特別な映画になるのか、続報にも注目です。

映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」はディズニープラスで配信中です。

ソース:Michael Douglas Has ‘No Intention’ of Returning to Acting, Says U.S. Idealism ‘Does Not Exist Now’: ‘People Are Going Into Politics to Make Money’

ドラマ「アガサ・オール・アロング」シーズン2は現状で期待薄か、クリエイターがMCUを離脱

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ・オール・アロング」は2021年のドラマ「ワンダヴィジョン」の実質的な続編として機能し、これまでのMCUにはなかったタイプの主人公アガサ・ハークネスを中心として、他とは違う世界観でファンを魅了して来ました。

しかし、このシーズン2の実現の可能性が大幅に低下したと言います。

海外メディア THR は「ワンダヴィジョン」の脚本と製作総指揮、「アガサ・オール・アロング」の脚本、監督、製作総指揮を務めてきたジャック・シェーファーさんがマーベルから離れる事が決まったと報じました。

記事によると、シェーファーさんはAmazonプライム・ビデオのテレビシリーズ「フォース・ウィング」の新ショーランナーとして注目されていると言います。 

レベッカ・ヤロス氏の超人気ファンタジーロマンス小説シリーズ(通称エンピリアンシリーズ)を基にした「フォース・ウィング」は、氏の2023年の本のストーリーを脚色したものと言われており、謎の力を持つ少女が、王国の恐ろしいドラゴンライダーの1人になることを余儀なくされる物語を伝えています。 

当初、 「ブレイキング・バッド」の脚本家兼プロデューサーのモイラ・ウォーリー・ベケットさんが「フォース・ウィング」シリーズを監督する予定でしたが、今回の報道によると、ベケットさんの降板後、シェーファーさんがその役割を引き継ぐとのこと。

ジャック・シェーファーさんはもともと単発ドラマにしか興味がない監督だと、「アガサ・オール・アロング」に出演したパティ・ルポーンさんが以前に語っていました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-agatha-all-along-patti-lupone-reveals-have-not-season-2/”]

また、ワンダ・マキシモフから始まったストーリーとして、「ワンダヴィジョン」、「アガサ・オール・アロング」、そして現在撮影中の「ヴィジョンクエスト」(仮)で三部作ともされており、ディズニーとマーベルは「アガサ・オール・アロング」のシーズン2よりもまずはこのトリロジーを完結させる事を目指しているのかもしれません。

「ヴィジョンクエスト」にはジャック・シェーファーさんは関与しておらず、「12モンキーズ」や「スター・トレック:ピカード」のテリー・マタラスさんが参加。「ワンダヴィジョン」に登場したホワイトヴィジョンを主人公とし、彼の自己探求の旅を描く中で、「アガサ・オール・アロング」でほのめかされた転生後のトミーの行方についても追っていくと予想されています。

「アガサ・オール・アロング」シーズン1ではいくつかの謎を残したままになっていますが、スタジオ側はシーズン2をやりたいとしつつも、「急がないでください。」ともコメントしており、今回のシェーファーさんの離脱とあわせて、実現にはまだまだ時間がかかると予想されます。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-agatha-all-along-and-hawkeye-season-2-studios-exec-comments/”]

ドラマ「アガサ・オール・アロング」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

ソース:Moira Walley-Beckett Out as ‘Fourth Wing’ Showrunner

ドラマ「アイアンハート」、ゼルマ役俳優がドクター・ストレンジのファンガールである事を明かす、スピンオフにも意欲

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アイアンハート」でゼルマ・スタントンを演じたリーガン・アリヤさんが、海外メディア Inverse とのインタビューでドクター・ストレンジとの関係や、噂のスピンオフ「ストレンジ・アカデミー」について言及しました。

ドラマの制作を振り返ってアリヤさんは「台本を受け取った時、現場で叫んでしまいました。『ドクター・ストレンジって知ってる?』って言えるぞって。家族全員が、私が壁に『ドクター・ストレンジ』のコミックを貼っているのを知っているので、コミックの中で文字通り彼の弟子であるキャラクターとして出演できたなんて、信じられない気持ちです。」と語っています。

ドラマの最後はリリではなくゼルマ・スタントンのシーンで終わっており、ヴィランのパーカー・ロビンスがゼルマのもとを訪ねてきた事で不穏な未来を示唆していました。

ゼルマの今後について「彼女は賢い子だと思います。」とアリヤさんは言います。「でも、もしシーズン2があったり、このストーリーが別の作品で続編が作られたりするなら、『悪い子にはならないで』って思うんです。自分の原点に戻って。図書館に行って、ストレンジの所に行って、ドアをノックして、『お願い、お願い、お願い』って言いなさい。だって、これはあなたが進みたい道じゃないんだから。」

そして、「ベネディクト・カンバーバッチの隣に立って演技するのが私の夢なんです。」と語るアリヤさんは、噂のスピンオフ作品「ストレンジ・アカデミー」についても言及。

「『そう願っています』としか言えません。ストレンジ・アカデミーは人々が待ち望んでいる市場を開拓できるかもしれません。ハリー・ポッターがハリー・ポッターであるのは、読者を今までの常識を超えた世界へと連れて行ってくれるからです。」

「最近、ハリー・ポッターを応援したいという人が本当にたくさんいるんです。みんな、また熱狂的なファンになれるような新しいものを切望しているんです。そして、私にとっては、ストレンジ・アカデミーはまさにその穴を埋めてくれる存在になると思います。」

コミックの「ストレンジ・アカデミー」はドクター・ストレンジが校長を務める魔法学校の学生たちに焦点をあわせた物語で、ゼルマ・スタントンは備品や図書を管理する講師として登場します。

「ストレンジ・アカデミー」は当初、ドラマ化かアニメ化の話が出ていましたが、最近では映画化も検討されていると報じられています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-nova-and-strange-academy-marvel-studios-considering-serieses-or-films/”]

ドラマ「アイアンハート」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

ソース:Regan Aliyah Says One Marvel Spinoff Could Replace Harry Potter

ドラマ「アイアンハート」、トニー・スタークもメフィストと取引していた説

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アイアンハート」ではメフィストが登場し、主人公リリ・ウィリアムズを言葉巧みに甘い誘惑で取引させようとするシーンが用意されていました。そのメフィストのとある発言に注目が集まっています。

※これより先は「アイアンハート」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

最終話のラストでメフィストとリリがダイナーで会話をしている際、メフィストは「フォーブスの長者番付100人中100人が私のクライアントです。」と語っています。

トニー・スタークはマーベルの世界で誰もが知る大富豪であり、彼がメフィストと実際に取引をしていたのかどうか、海外ファンは気になっています。

現実のフォーブスの2025年の長者番付で100位と言うと、資産がだいたい200億ドル以上となっています。なお、フォーブスはトニー・スタークの総資産(2010年時点)を88億ドルと2011年に推定しています。

「アイアンマン3」の設定本で当時所持していたアイアン・アーマー8着で70億ドルと書かれている事を見ると、この時点でのフォーブスの推定はいい線をいっていると言えそうです。ただし、「アベンジャーズ/エンドゲーム」の時点ではマーク85までのアーマーが存在しており、単純計算すると700億ドル超に。アイアンマンに比べると少ないとは言え、ウォーマシンのアーマーもトニー・スタークの資産である事も考えると、概ね800から1000億ドル程度と推定出来る事に。彼の豪華な別荘や車などはアーマーやAIのコストと比べるとわずかなものであるため、特に考慮されていません。

なお、コミックではアイアンマン・ディオ・アーマーを日本の防衛大臣に10着150億ドルで売りつけようとした事や、対セレスティアルズ用のゴッドキラーマーク2を「40億ドルの花火」と称して自爆させている事などがアイアンマンのアーマーの費用算出の目安になっています。

そんなわけで、「アイアンマン3」の時点では長者番付上位100人には入っていないと考えられる所ですが、その後の何処かの時点ではランクインしているはずで、メフィストの発言が真実であればトニー・スタークには疑惑の目が向けられる事に。

「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」でアベンジャーズがバラバラになって以降、トニーはアーマーの開発を加速させており、これに伴って資産としては増大する事に。トニーの妄執はある意味メフィストの絶交の的にも見えます。「エンドゲーム」での彼の退場は、悪魔の取引の代償として魂を取られた事を意味するのでしょうか。

メフィストがリリと悪魔の契約を成立させるために嘘を並べている可能性は十分に高いですが、「アイアンハート」でのセリフがどの程度真実かはしばらく見守る必要があります。アベンジャーズたちがトニー・スタークの魂をメフィストから取り戻すミッションに赴く事はあるのでしょうか。

なお、メフィストの発言についてはドルマムゥとの力関係に関するセリフにも注目されています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-iron-heart-devils-design-comic-version/”]

ドラマ「アイアンハート」シーズン1はディズニープラスで配信中です。