【ネタバレ注意】ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」、ミューズ役の俳優判明で殺人鬼の正体が明らかに?

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」のヴィランの一人であるミューズを演じる俳優さんがついに明らかとなりました。今週配信の4話「Sic Semper Systema」(邦題:司法にはかくあるべし)ではミューズの怪しげな行動が描かれ始めています。

※これより先は「デアデビル:ボーン・アゲイン」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

4話のクレジットにはゲスト出演として6人の俳優さんの名前が表記されていますが、このうちハンター・ドゥーハンさんのシーンが不明であり、彼が覆面をかぶった殺人鬼、ミューズを演じていると見られています。

そして、ハンター・ドゥーハンさんは2話のクレジットにも登場しており、彼が既にマスクを外した素顔で登場している既知の人物、バスティアンを演じています。

©MARVEL,Disney

2話で登場したバスティアンはセラピストであるヘザー・グレンの出版イベントに参加し、サイン会では助けを求めるような素振りを見せていました。ヘザーは「日程を調整する」と言ってメールアドレスを渡し、その場での約束には至りませんでしたが、バスティアンのためにスケジュール調整をした結果、ヘザーがどのような目にあうのかは想像に難くありません。

本作のエグゼクティブ・プロデューサーは4話でヘザーの身に何かが起こるような発言をほのめかしていましたが、4話のラストは彼女の暗い運命の幕開けとなってしまうのでしょうか。

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なお、コミックのミューズに本名はつけられていません。今回のエピソードでミューズ=バスティアンの図式がほぼ確立されたようにも見えますが、彼の今後の動きには注目となりそうです。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン1は 2025年3月4日(日本時間で3月5日)よりディズニープラスで配信中です。

映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」、ジャンカルロ・エスポジートさんが当初は違う役だったと明かす

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」でサーペントソサエティのボスであるサイドワインダー/セス・ヴォルカーを演じたジャンカルロ・エスポジートさんが、海外メディア Empire とのインタビューで制作当初は別の役だった事を明かしました。

CBM が伝える所によると、ジャンカルロ・エスポジートさんはキャスティングが決まった当初の事について次のように話しています。

私はプロデューサーのネイト・ムーアと電話で話していて、彼は私をキングコブラというキャラクターにしようと準備してくれていました。私はそれが気に入っていました。なぜなら、近所を歩いていると、アフリカ系アメリカ人が『どうした、キング?』と聞いてくるからで、私はそれが大好きなんです。みんなは僕をキングと呼ぶんだ、ベイビー! つまり、それは最高の名誉なんです。でも結局、マーベルの世界には(他のキングも)いて、これはサーペント・ソサエティと関係があった。彼らはコミックに戻ってそれを解明しようとしていたんです。

つまり、最初はサーペントソサエティのキングコブラ/クラウス・ボーヒーズ役として起用されていたようで、日常でキングの愛称で親しまれている事と関連して、とても気に入っていたとエスポジートさんは説明しました。

その後、役の変更について次のように述べています。

そしてネイトが『キングの特徴をすべて与えることはできるが、サイドワインダーの方がいいと思う』と言ったんです。
そして彼らは、サーペントソサエティを傭兵として表現し、本当に現実的なキャラクターを作ることについて話していました。彼らは、追加撮影のために戻ったときに映画に地に足をつけたいと考えており、今彼らの焦点はこの追加キャラクターにありました。

突然の変更についてベテラン俳優のエスポジートさんも「ちょっとした嵐のような日々でした。」と難しさを指摘しつつ、「私は集中してそこに行き、やり遂げました。そして、もう少し長くこの世界にいられたらと思っています。」と再登場についてほのめかしました。

ジャンカルロ・エスポジートさんはもともと「映画は予告程度でドラマが本番」と予告していました。

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しかし、追加の撮影によってキャラクターそのものが変更されたという事で、元の計画が維持されているのかどうかは現時点で全くの不明に。続報があり次第またお伝えする事になります。

映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」は 2025年2月14日 より劇場公開中です。

ソース:CAPTAIN AMERICA: BRAVE NEW WORLD Star Giancarlo Esposito Reveals Who He Was Originally Cast As In The Movie

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」のショーランナーがデアデビルとパニッシャーの再会が「竜巻」を起こすと予告

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」のショーランナーを務めるダリオ・スカーダペインさんが、海外メディア TVLine とのインタビューで、本作におけるパニッシャーの再登場について語りました。

かつてNetflix版のドラマ「パニッシャー」のショーランナーも務めていたダリオ・スカーダペインさんは「デアデビル:ボーン・アゲイン」にパニッシャー/フランク・キャッスルが再登場する事について「フランクが物語に登場すると、いつも騒動が起こると感じています。そして今回の物語でも、まさしくそうなるのです。」と語りました。

さらに「彼は非常に特別な理由でやって来て、非常に特別な人物によって連れてこられる事になります。そして、それはファンが非常に満足のいくものになると思っています。そして、ちょっと『オーマイゴッド』みたいな感じになると思います。」と説明しました。

そして最後に「フランクとデアデビルを一緒にすると、すべてが台無しになります。まるで竜巻のようです。つまり、私たちはいくつかのものを壊したんです!」と二人の再会が衝撃的なものになる事を予告しました。

今週配信予定の4話は既にメディア向けに公開されていますが、その4話にパニッシャーがいるという話題はまだ耳にする事がありません。配信済みのエピソード中には度々パニッシャーのアートやタトゥーが登場しており、彼の存在がニューヨーク市民に悪影響を与えているような描写が見受けられます。

パニッシャーは新作ドラマの制作も発表されており、注目度も急上昇中。「デアデビル:ボーン・アゲイン」の残りのエピソードも目が離せなくなっています。

また、同メディアの別のインタビューではヴィンセント・ドノフリオさんがかつての共演者である故ジェームズ・ガンドルフィーニさんの息子であるマイケル・ガンドルフィーニさんとの共演についてコメント。

ウィルソン・フィスクのスタッフとして働くダニエル・ブレイク役を演じているマイケル・ガンドルフィーニさんについて「フィスクのオフィスには、彼に立ち向かうマイケルが求められるシーンがあります。ダニエル・ブレイクは力強いキャラクターとして書かれていませんでしたが、この特定の瞬間には、キングピンに呼び出されて自分がしたことの責任を問われているので、力強くある必要があります。マイケルは私の目の前で独白を語り、テイクごとに毎回違ったやり方で完璧に演じました。それは、彼が多層的でストーリーを担える俳優の一人になろうとしている兆候です。私は(マイケルの独白に)とても感銘を受けたと同時に、彼のことをとてもうれしく思いました。」と大絶賛しました。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン1は 2025年3月4日(日本時間で3月5日)よりディズニープラスで配信中です。

ソース:Daredevil: Born Again Boss Hypes Punisher’s ‘Immensely Satisfying’ Return: ‘I Mean, We Broke Some Stuff’

「アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ」、征服者カーン役のジョナサン・メジャースさんが裁判と解雇を振り返る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ」でメインヴィランの征服者カーンを演じるはずだったジョナサン・メジャースさんが、元恋人からの訴訟と判決結果、そして何よりディズニーとマーベルから解雇された時の事について振り返って語りました。

海外メディア THR とのインタビューで、ジョナサン・メジャースさんは解雇の瞬間を鮮明に覚えているとし、その瞬間は、陪審員が軽罪第3級暴行罪1件と第2級ハラスメント罪1件で有罪判決を下したことを知った裁判の直後のことだったと言います。

裁判後の車の中で弁護団の一人が彼の方を向いて、「今なら君は驚かないし、処理し始めることができる。彼らはあなたを解雇した。マーベルが君をクビにしたんだ。」と言ったとメジャースさんは振り返りました。

また、マーベルだけでなく、マネージメント会社や宣伝会社からの解雇やCM降板なども相次いだことで、「『これは現実なのか?』と思う日々でした。今まで経験したことのないほどの悲痛な思いで、どんどんひどくなっていきました。」と当時の心境を語りました。

訴訟のいくつかは既に取り下げられており、メジャースさんは残った裁判で一部有罪(大半は無罪)となり、一年間の更生プログラムを受けていましたがそれも終わりつつあります。映画「マーシレス」での主演も獲得し、キャリア復帰への準備を進めています。

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一方でマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長はジョナサン・メジャースさんの再起用を検討しているとも報じられていますが、これが当初の予定だったアベンジャーズ5作目、6作目となるのかは分かっていませんし、ディズニーが認めるかどうかも不明です。

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映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」、ドラマ「ロキ」はディズニープラスで配信中です。

ソース:Jonathan Majors’ Moment of Truth

映画「スパイダーマン4」、ヴィンセント・ドノフリオさんが出演の話が来ていない事を認める

ソニー・ピクチャーズとマーベル・スタジオが共同開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン4」ではスパイダーマンとキングピンの対決が実現すると以前から噂になっていますが、「デアデビル:ボーン・アゲイン」でキングピン/ウィルソン・フィスクを演じるヴィンセント・ドノフリオさんがこの噂を否定しました。

現地時間の14日に「スパイダーマン4のメインヴィランがキングピンになる事が確認された。」という出所不明の投稿に対して、ヴィンセント・ドノフリオさんが「これ本当?誰も僕に話してくれてないけど。」と返信。

「スパイダーマン4」への出演の話は全く無いという現状を明かしました。

この投稿の数日前には TCC が「ストリートレベルのヴィランにはならないようだ」と報告しており、そもそもキングピンはストリートレベルなので対象外だと考えられていました。

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ヴィンセント・ドノフリオさんは 2022年 のインタビューで「スパイダーマンと戦うことが目標」と述べています。

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また、昨年末のインタビューでは上層部が望むならいつか実現するとし、この対決が誰にも反対されていないとも語っていました。

ドノフリオさんはスパイダーマンとの対決がいつか実現すると考えているようですが、それは「スパイダーマン4」ではないのかもしれません。まずは「デアデビル:ボーン・アゲイン」の今後の展開を見守る必要がありそうです。

映画「サンダーボルツ*」の新しいスティルが多数公開

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「サンダーボルツ*」より、新たなスティル写真が大量に公開されました。Empire 誌ではエレーナが誰かを監禁する様子や、議員となったバッキー、予告にあまり登場しない疑惑の渦中にあるタスクマスターや、新キャラのボブなどの新しいカットが公開されています。

「まるで『ゴッドファーザー3』のアル・パチーノのセリフみたいです。」と セバスチャン・スタンさんは最近、MCUへの復帰について語っています。 「僕が抜け出そうとするたびに、彼らは僕を再び引き戻してくれるんです。バッキーはこのグループに出会い、ある意味では彼らが自分と非常に似ていることに気づくでしょう。だから、彼は貢献でき、リーダーになれると感じていると思うんです。」

ボブが「サンダーボルツ*」にもたらすものについて、フローレンス・ピューさんは「ボブは、おそらく彼ら全員が密かに経験しているのと同じ事を経験しています。 エレーナは彼の中に自分自身の一部を見ています。彼女は常に人々の世話をしたいと思っている人でした。彼女は彼に甘いところがあり、基本的に彼が役立たずなので世話をするのが好きです。彼はまったくの役立たずなのです。」とコメントしています。

「ブラックウィドウ」から再登場するタスクマスター/アントニア・ドレイコフはエレーナたち他のチームメンバーと比べて予告動画への登場時間が極端に短く、映画の早い段階で犠牲になってしまうか、チームを裏切って離脱するのではないかとファンは不安視しています。父親に悪のレールを敷かれて育った元少女はこの映画でどのような役割を担っているのでしょうか。

「サンダーボルツ*」はMCUのアンチ・ヒーローや元ヴィランを寄せ集めたチームを描く作品で、過去作よりセバスチャン・スタンさん演じるウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ、ワイアット・ラッセルさん演じるU.S.エージェント/ジョン・ウォーカー、フローレンス・ピューさん演じるブラックウィドウ/エレーナ・ベロワ、デヴィッド・ハーバーさん演じるレッドガーディアン/アレクセイ・ショスタコフ、オルガ・キュリレンコさん演じるタスクマスター/アントニア・ドレイコフ、ハナ・ジョン=カーメンさん演じるゴースト/エイヴァ・スターが再登場、ジュリア・ルイス=ドレイファスさんが演じるコンテッサ・ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌがこのチームを率いることになります。

ジェラルディン・ヴィスワナサンさんがアヨ・エデビリさんに代わって(ソングバードと噂される)未知の役割を交代し、ルイス・プルマンさんがスティーヴン・ユアンさんに代わってセントリー/ボブ役を引き継ぎました。

制作はジェイク・シュライアー監督、脚本を「ザ・ベア」のジョアンナ・カロさん、「BEEF」のイ・サンジンさん、「ブラックウィドウ」のエリック・ピアソンさんらが担当しています。

映画「サンダーボルツ*」は 2025年5月2日 日米同時公開予定です。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン1、第3話のチェックポイント

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン1のエピソード3「The Hollow of His Hand.」(邦題:手のなかの空虚)のイースターエッグを中心に、原作設定、考察、今後の予想などをご紹介。

コキーコヤスガエル

プエルトリコ出身のヘクター・アヤラが話の題材にしているコキーコヤスガエル(コキガエル)。プエルトリコの固有種で、彼らが毎晩歌うセレナーデはプエルトリコ人にとって風物詩であり文化だとも。

プエルトリコ出身の世界的なラッパー、バッド・バニーさんの歌でもこのカエルが登場しています。バッド・バニーさんがもともとはソニー映画でエル・ムエルトを演じるはずだった事を考えると、今回のエピソードが撮影されてから配信されるまでの間にこの楽曲がリリースされた事は何か運命的なものを感じざるを得ません。

レッド・フックの港

冒頭の強盗シーンはレッド・フックで発生。この港はNetflixの「アイアン・フィスト」や「パニッシャー」でも登場しています。マーベルのニューヨークではよくある事と言わんばかりに、強盗はいともたやすく行われています。

資金洗浄

ウィルソン・フィスクはヴァネッサから「ルシアン・フロイドの3つの習作」を買えば2億ドルの資金洗浄ができると提案されますが拒否。

資金洗浄に美術品が利用されるのは現実でもよくある事とされています。これについて描かれた映画「ダ・ヴィンチは誰に微笑む」(2021年)が以前に少し話題になったこともありましたので興味がある方はぜひ。

Netflix版の「デアデビル」でヴァネッサはもともと画廊で働いており、ウィルソン・フィスクがそこへ訪れた際に出会い、奇妙な交際がスタートしました。

拳の傷

フィスクとヴァネッサの朝食シーンの終わりでフィスクの拳の傷がフォーカスされ、マットの拳の傷から次のシーンがスタート。

マットの傷は2話での証人を助けた際のものですが、フィスクについては特に言及がありません。傷はまだ新しいように見えますが、現時点でキングピンの暴力シーンは描かれていません。1話2話を振り返ってみても確証を得られるような鮮明なシーンがありませんが、2話のセラピーの時点で傷は無さそう。

今後のエピソードで何か語られるのかもしれません。

ドクロのアート

元刑事のチェリーが証人のニッキーの元を訪れた際に映る壁には大きなドクロのアートが。「TRIGGERED」(引き金は引かれた)と書かれており、私刑執行人であるパニッシャーの信奉者が街で増加しているようです。

とは言え今のところフランク・キャッスルが何をしているのか分かっておらず、Netflixのドラマ以降何をしていたのかも含めて、登場に注目です。

Pingo Doce

裁判中に挿入される街の映像には Pingo Doce の広告が登場しています。

©MARVEL,Disney

この炭酸飲料は「インクレディブル・ハルク」のスタン・リー氏のカメオシーンで登場し、ハルクの血が混入された商品を飲んでしまうという内容でした。

©MARVEL,Disney

その後、「アントマン」、「デッドプール&ウルヴァリン」などでも登場。アニメ作品である「ホワット・イフ・・・?」や「アイ・アム・グルート」にも登場した他、現実で商品化されており、カリフォルニアやパリのアベンジャーズ・キャンパスにて購入可能です。

ホワイトタイガーの暴露

証人のニッキー・トーレスを拘束しようとしていた検察側の狙いの裏をかき、証人の出廷までこぎつけた弁護側。しかし、報復を恐れたのかニッキーは嘘の証言をしてしまい、マットの狙い通りに裁判は動いていきませんでした。

そこで前回、判事と検事とマットの間で合意していたヘクターがホワイトタイガーである事は裁判では取り上げないという約束を反故にして、ヘクターの秘密を暴露。裁判は一時中断され、判事らは激怒しましたが、証人を潰された事などを理由になんとか繋ぎ、裁判は続行へ。

マットにはヘクター・アヤラにホワイトタイガーの活動を止めさせようとする狙いもありました。これはマットがデアデビルとして活動の結果フォギーを亡くすという結末を迎えた事で、ヘクターに同じ悲劇を味わわせたくないと考えていたのかもしれません。

モラレス巡査

ホワイトタイガーとヘクター・アヤラの善性を訴える中で、ホワイトタイガー支持者として名前があげられたモラレス巡査。

モラレスと言う名はさほど珍しいものではありませんが、やはりマイルズ・モラレスの父でニューヨーク市警に務めるジェファーソン・モラレス巡査の事を指していると考えられそうです。

このキャラクターの歴史はそこそこ複雑で、マイルズ・モラレスは当初母方の姓であるモラレスを名乗っており、父親はジェファーソン・デイヴィスという名でした。

2011年のコミック「アルティメットコミックス スパイダーマン」の第1号や、2021年のコミック「マイルズ・モラレス:スパイダーマン」の第22号でジェファーソン・モラレスという妻の姓を名乗るバージョンが登場。

ソニーのアニメ映画「スパイダーマン:イントゥ・ザ・スパイダーバース」(邦題:スパイダーマン:スパイダーバース」ではジェファーソン、ジェフと呼ばれるだけで姓は登場せず。

続編の「アクロス・ザ・スパイダーバース」ではオフィサー・モラレスと呼ばれるシーンがあり、ジェファーソン・モラレスを採用している事が明らかになっています。(英語wikiIMDb

一方でインソムニアックのゲームではジェファーソン・デイヴィスとして登場。

なお、ジェファーソンが警官であるイメージが出来たのもスパイダーバースの映画の影響が大きく、クラシックなコミックでは彼はS.H.I.E.L.D.のエージェントでした。

勝利の美酒

無罪を勝ち取ったマットはヘザー・グレンと共にオメルベニーというお酒で祝杯。

フォギーと事務所を立ち上げた時に、「勝った時だけ飲む」と買ったもので、第1話でもフォギーはバーが20年物のオメルベニーを隠しているとキルスティン・マクダフィーに話していました。

そして二人はあらためてフォギーに乾杯。

ヘクターの最期

ホワイトタイガーの正体を暴露した事でヘクターが活動をやめるだろうというマットの考えは相当に甘いものでした。自分で正体をばらしたトニー・スタークや、ただただ自身を貫くだけのスティーブ・ロジャースやソーがいる世界で、ヘクターもまたホワイトタイガーとしての活動を再開。

より現実的な解釈をするのであれば、ニューヨーカーであるマット・マードックよりもプエルトリコ人であるヘクター・アヤラのほうが差別などの日常的な不条理に悩むケースが多分にあり、結果として力を授かった者として正義を為したいという思いが強かったと考えられそうです。

ヘクターは裁判で無罪となったにも関わらず、ドクロマークのシャツを着た何者かによって銃殺されてしまいました。

これはコミックと似たような展開ですが、異なる部分も。

コミックの場合は有罪となり、ヘクターは脱走しようとして射殺されてしまいます。その直後に彼の無実を証明する証拠が発見されました。タイガーアミュレットは姪のアンジェラへと引き渡され、デアデビルからホワイトタイガーのコスチュームと指導を受けた事で、彼女が二代目ホワイトタイガーとなりました。三代目はヘクターの妹のエイヴァ・アヤラ(表記揺れでアヴァ・アヤラ、アントマンのゴーストことエイヴァ・スターと同じ綴の AVA )。

したがって法定には三人のホワイトタイガーがいた事に

「ホワイトタイガー」のドラマ化の噂もありましたが、どちらかがヘクターの後を継ぐのでしょうか?

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マットは自分のデアデビルとしての活動がフォギーを死に追いやったと考え、そうではない方法で正義を果たそうと今回の裁判に臨んでいました。しかし今回はその弁護士としての活動によって、ヘクター・アヤラの命が奪われたとも言える状況に。さらに苦しい立場になりそうです。

ウィルソン・フィスクにとっても、この裁判の結果は不服に終わりました。自警団が肯定されるような事態は彼にとって思わしくありません。

「無罪判決は断じて許さない」と語るフィスクとオーバーラップするようにヘクターの殺害シーンが流されたのは、フィスクの指示による犯行なのか、それともミスリードを狙った演出なのか。

今回検察側の証人として物語の中心にいたパウエル巡査やその仲間の可能性も高く、パニッシャーを信奉するグループの暴走にも見える所。

このあたりと、当のパニッシャー本人の登場に期待しつつ、次のエピソードに注目です。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」は 2025年3月5日よりディズニープラスで配信中。次回、第4話は 3月19日 配信予定です。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」、3話の結末について監督が語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」のマイケル・クエスタ監督が最新話となる3話の結末について、撮影当時を振り返って語っています。

※これより先は「デアデビル:ボーン・アゲイン」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

3話のラストではホワイトタイガー/ヘクター・アヤラの衝撃的な死で終わりましたが、ヘクターを演じていたカマール・デ・ロス・レイスさんがこの撮影のあとに癌との闘病の末に亡くなったことがさらにこれを悲痛に見せています。

クエスタ監督は「彼は撮影中に痛みを感じていたようですが、当時彼が何を経験していたのか、誰もよくわかりませんでした。」と述べ、分かっていれば適切なケアが出来たかもしれなかったと明かしました。

レイスさんは撮影中にたびたび体調不良になりつつも、「大丈夫、やれます。」とこの役に打ち込んでいたとも語っています。

現実の俳優の死がキャラの運命を決定したのかと質問された監督は、ヘクターの運命は番組の企画当初から変わっていないとした上で、変えようかという話も一度もなかったと言います。

監督はまた、死のシーンは残酷で、驚きに満ち、そして「派手すぎない」ものである必要があると分かっていたため、このような演出になったと明かしました。

このシーンは実際には再撮影されており、目撃情報としてリークされていたのは再撮影の時のもの。

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何が変更されたかというと、銃を撃った人物の服装が変更されたとスクーパーが報告。もともとは何のヒントもなく犯人が判りにくくなっていましたが、再撮影の映像が利用された配信ではシャツのドクロマークがあらわに。ここまでのエピソードでも汚職警官が度々ドクロのタトゥーなどをしていたように、犯人を謎にして引っ張るのではなく、ある程度目星をつけられるように変更したようです。

興味深い事に、監督はこのエピソード時点でジョン・バーンサルさんが演じるパニッシャー/フランク・キャッスルが登場していたと言いますが、脚本の書き直しをもとにした再編集によってパニッシャーの登場は別のタイミングに変更されたようです。

ヘクターを撃ったのは実際にはパニッシャーではないと海外ファンは推測していますが、4話でフードの下に隠された顔が明らかになるのでしょうか?

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン1は 2025年3月4日(日本時間で3月5日)よりディズニープラスで配信中です。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」、2話と3話は脚本変更以前のもの、監督が明かす

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」は撮影途中に大規模なストライキによって作業が中断され、その間に脚本が見直される事となり大幅な刷新を遂げました。当初監督を務めていたマイケル・クエスタ監督は、配信される2話と3話がオリジナル版を圧縮したようなものだと明かしています。

書き直し前の脚本としてリークされていた内容では、「アクションとバイオレンスに満ちた Netflix 版とは似ても似つかぬ内容の法廷ドラマになっており、チャーリー・コックスさん演じるデアデビル/マット・マードックは4話までスーツを着用する事さえないスローな展開だった」とされており、テンポの悪さなどが指摘されていました。

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スタジオは元の脚本と映像を破棄するのではなく、テンポを改善した上で加筆をした、というのがこの時に行われた脚本変更になるようです。

オリジナル版では1話時点で既に殺害されていたというフォギーとカレンも、脚本変更後は生きている状態からスタートし、フォギーは予定通りに死亡。カレンについては運命が変更されたのか、別のタイミングになるのかは分かっていません。

配信された「デアデビル:ボーン・アゲイン」は 2025年のディズニープラスで再生数1位を獲得。リーガルドラマとして制作されていたオリジナル版と比べて、マーベルらしいアクションドラマへと文字通り「ボーン・アゲイン」した本作は間違いなく注目を集めているようです。

「デアデビル:ボーン・アゲイン」では主人公デアデビル/マット・マードックを引き続きチャーリー・コックスさんが演じる他、Netflixのマーベルドラマからデボラ・アン・ウォールさん演じるカレン・ペイジとエルデン・ヘンソンさん演じるフォギー・ネルソン、ジョン・バーンサルさん演じるパニッシャー/フランク・キャッスルが、「ホークアイ」で一足先に戻ってきたヴィンセント・ドノフリオさんのキングピン/ウィルソン・フィスクに続いて戻って来る事になります。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」は 2025年3月4日(日本時間で3月5日)よりディズニープラスで配信中です。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」、エグゼクティブプロデューサーがヘザー・グレンの運命をほのめかす

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」のエグゼクティブプロデューサーを務めるダリオ・スカーダペインさんとサナ・アマナットさんが、2話のウィルソン・フィスクとヴァネッサ・フィスクのセラピーシーンに関する疑問について言及しました。

海外メディア TVLine とのインタビューで、フィスク夫妻がマット・マードックの新しい恋人と出会ったのは偶然だったのかと尋ねられると、アマナットさんは「本当にそうでしょうか?」と回答し、スカーダペインさんが「それともマットの人生の新しい登場人物に近づくための、フィスクの映画なのでしょうか?」と続けました。

さらにスカーダペインさんは「ああ、楽しみだね。4話ぐらいでの君の表情が見たいな。」とインタビュアーに対して、4話で何かが起こる事を示唆しました。

コミックのヘザー・グレンがどうなったかは以前に1話の記事で紹介しましたが、エグゼクティブプロデューサーの今回の発言が「コミックファンの予想を裏切る展開」を予告しているのか、「原作を知らないMCUファンが驚く展開」を予告しているのかは判断が難しいところです。

マット・マードックとウィルソン・フィスクはNetflix版のシーズン3で「お互いの愛する者に手出しをしない」と約束を交わしており、「ボーン・アゲイン」1話でフォギーを失ったマットに対して、フィスクは妻のヴァネッサが攻撃される事を恐れて「自分ではない」と弁明していました。

すなわち、キングピンがヘザー・グレンを殺害することはデアデビルの怒りを煽るだけであり、キングピン自身はそれを望んでいないと考えられそうです。

ヘザーに対して誰が何をしようとしているのか、今週と来週のエピソードには注目です。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」は 2025年3月4日(日本時間で3月5日)よりディズニープラスで配信中です。

ソース:Should Daredevil Fans Be Wary of — or Worried for — Matt’s New Girlfriend? EPs Hint at Fisk’s Heather Agenda!