マーベル公式によると映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」の決戦の場にはS.H.I.E.L.D.のエージェントがいたと言う

ディズニープラスで配信中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ミズ・マーベル」のイースターエッグを紹介する記事がマーベルのウェブサイトで公開され、その中で、「アベンジャーズ/エンドゲーム」の最終決戦の場にはS.H.I.E.L.D.のエージェントがいたという衝撃の記述が発見されました。

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記事によると、アベンジャーコンのイースターエッグを紹介する一文の中に「S.H.I.E.L.D.のエージェントが書いた回顧録『I was There…』をぜひ手にとって見てください。『地球のヒーローとエイリアンの衝突』が詳細に書かれています。この本にはホークアイとの会話や、トニー・スタークがインフィニティ・ガントレットを使った時のナマの声(著者は6,000フィート(約2キロメートル)離れたところにいたにもかかわらず)が書かれています。」と記述されています。

イースターエッグというよりもはや裏設定のような内容ですが、画面左奥には「I was There」と書かれたプレートがあり、ここで売られている本がS.H.I.E.L.D.のエージェントによって書かれたものだと言う事のようです。

©MARVEL,Disney

MCUの世界でS.H.I.E.L.D.という組織は映画「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」(2014年)にヒドラに乗っ取られていた事が発覚し、事実上の崩壊となりました。

その後、「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」のラストでフューリーやマリア・ヒルがソコヴィアの住民をヘリキャリアで救助に来るという、再起動を思わせるシーンが描かれました。ところがこれ以降、S.H.I.E.L.D.はMCUの表舞台から姿を消してしまいます。

ドラマ「エージェント・オブ・シールド」を除外するとS.H.I.E.L.D.はウルトロン以降その行方が不明で、フューリーとマリア・ヒルはその後「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」のラストに登場しましたが、これはスクラルのタロスとソレンである可能性も考えられています。

そして、「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」にて本物のフューリーが宇宙ステーションにいる事が明らかになり、これはS.W.O.R.D.あるいはS.H.I.E.L.D.の基地ではないかとも考えられています。

マーベルとマーベル・スタジオは厳密には異なる組織のため、今回のイースターエッグ紹介を真実として受け取って大丈夫なのかは現時点で不明です。以前にはマーベル公式ウェブサイトが映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」に関してスパイダーマンとデアデビルの記事内容を削除して訂正するなどの事態もありました。

今回のマーベル公式記事を真実だとするのであれば、この世界でS.H.I.E.L.D.は活動を続けている事を示しているようです。ドラマ「シークレット・インベージョン」は同名コミックを実写化するものでS.H.I.E.L.D.とスクラルの戦いを描いた物語ですが、S.H.I.E.L.D.が表舞台に戻ってくる事になるのでしょうか?

ドラマ「ミズ・マーベル」はディズニープラスで配信中、次回、第2話は 2022年6月15日16時 より配信予定です。

ソース:マーベル

映画「ソー:ラブ&サンダー」、11種類の新たなオフィシャルポスターが公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ソー:ラブ&サンダー」より、キャラクターポスターやScreenX、RealD 3D、Dolby、IMAX向けポスターなど、全11種類の新たなポスターが公開されました。

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©MARVEL,Disney

「ソー:ラブ&サンダー」の公式概要は以下の通りです。

アベンジャーズの破天荒なヒーロー、雷神ソーの集大成!
『アベンジャーズ/エンドゲーム』の激闘後、ソーは多くの仲間を失い、戦いを避けるようにガーディアンズ・オブ・ギャラクシーと地球を後にしていた。 自分探し中の彼に、全宇宙の神々滅亡を誓う“神殺し”のゴアが襲いかかる。 絶体絶命のその時、ソー以上の力を持つ新たな“マイティ・ソー”に姿を変えた、元恋人のジェーンが現れた!
2人のソーがシリーズ最大の脅威ゴアに立ち向かう、破壊力2倍のロック・バトル・アドベンチャーがこの夏開幕!

映画「ソー:ラブ&サンダー」は 2022年7月8日 公開予定です。

ビリー・マキシモフ役ジュリアン・ヒリアードさんが「アベンジャーズ:ザ・チルドレンズ・クルセイド」や「ヤングアベンジャーズ」について語る

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」や映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」でワンダの息子ビリー・マキシモフを演じたジュリアン・ヒリアードさんが、ビリーの未来について、海外メディア The Direct とのインタビューのなかで話しました。

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ヒリアードさんは今後のビリーについて「僕は何でもやりたいです。ソーチー(アメリカ・チャベス役)とのプロジェクトがもっとできたらクールだと思うし、あなたが言ったようなヤングアベンジャーズのプロジェクトもね。『ザ・チルドレンズ・クルセイド』の映画化も見てみたいです。僕の大好きなビリーの物語です。ビリーとキッド・ロキ、そしてアリゲーター・ロキが登場したら楽しそう!そしてもちろん、テディも忘れてはいけません。そしてアイアンラッド!」と、述べました。

また、「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」で共演したアメリカ・チャベス役のソーチー・ゴメスさんについて「本当に、カメラが回っていないところでのやり取りが、僕たちのキャラクターについてとても興奮させてくれたんです。また一緒に仕事がしたいです。彼女は本当に素晴らしくて、とても素敵な方です。」とコメントしました。

さらにいくつかのコミックを引き合いに出しながら、次のような希望を語りました。

「ビリー・マキシモフも、そしてもちろんウィリアム・カプラン(ウィッカン)も、素晴らしいキャラクターです。『ザ・チルドレンズ・クルセイド』は大好きだし、本当にクールなやり方があると思います。正直なところ、僕は彼の物語をすべて作りたいと思っています。観客が何年もかけてキャラクターたちと一緒に成長していく姿を想像してみてください。2、3、4世代後に『エンパイア』と『エンパイア:アフターマス』が作られたら、どんなに素晴らしいことでしょう。僕はそれを望んでいます。」

そして、母親とヴィランを演じたエリザベス・オルセンさんについて「彼女は僕らにとってのママなんです。リジーはとてもいい人で、とても楽しい人だから。僕は彼女のことをママと呼ぶのが好きなんです。」と語りました。

インタビューの中でコミックもかなり読んでいる事を明かしたジュリアン・ヒリアードさんは、今後のマーベル・スタジオの計画は聞かされていない事を認めつつも、「マーベルが言うなら何でもやります!」とビリー再演についての意欲を見せました。

ワンダのソロシリーズとして「アベンジャーズ:ザ・チルドレンズ・クルセイド」実写化の噂が報じられていますが、ビリーの次の登場の舞台はどこになるのでしょうか。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は劇場公開中、2022年6月22日より米ディズニープラスにて配信、Blu-rayなどのディスクは 2022年7月26日 米国発売予定です。

ソース:Doctor Strange 2’s Julian Hillard Reveals Future Young Avengers Hopes (Exclusive)

映画「ソー:ラブ&サンダー」の上映時間は119分か

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ソー:ラブ&サンダー」のチケットが AMCCineworld などで予約が開始されました。そしてこれらのサイトから、本作の上映時間が1時間59分とされている事が判明しました。これはMCU作品の中でもかなり短い部類になっています。

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2008年公開の「アイアンマン」から2022年公開の「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」までの劇場作品全28作品の中で、上映時間が2時間を切る作品はわずか7作品。「ラブ&サンダー」はここに新たに加わる見通しのようです。

ただし、タイカ・ワイティティ監督は前作「マイティ・ソー/バトルロイヤル」公開四ヶ月前の Collider とのインタビューで、「今のカットは約100分です。長い映画にはなりませんが、もう少しあったほうがいいとも思います。」と語っていた結果、実際に上映されたバージョンは130分となっていました。

最近のMCU作品は公開ギリギリまで編集を行っているため、「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」も当初は160分ほどあった事をサム・ライミ監督が明かしていますが、最終的には125分になりました。

「ソー:ラブ&サンダー」の公式概要は以下の通りです。

アベンジャーズの破天荒なヒーロー、雷神ソーの集大成!
『アベンジャーズ/エンドゲーム』の激闘後、ソーは多くの仲間を失い、戦いを避けるようにガーディアンズ・オブ・ギャラクシーと地球を後にしていた。 自分探し中の彼に、全宇宙の神々滅亡を誓う“神殺し”のゴアが襲いかかる。 絶体絶命のその時、ソー以上の力を持つ新たな“マイティ・ソー”に姿を変えた、元恋人のジェーンが現れた!
2人のソーがシリーズ最大の脅威ゴアに立ち向かう、破壊力2倍のロック・バトル・アドベンチャーがこの夏開幕!

映画「ソー:ラブ&サンダー」は 2022年7月8日 公開予定です。

ドラマ「ミズ・マーベル」、エンドゲームはストリーミングされていた?脚本家が初期プランを明かすも矛盾が生まれる

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ミズ・マーベル」のプロデューサー兼ヘッドライターを務めるビシャ・K・アリさんが、海外メディア The Wrap とのインタビューの中で、カマラ・カーンや世界の人々が「アベンジャーズ/エンドゲーム」の出来事をどのように認識していたかについて、初期の計画を明らかにしました。

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ドラマの第1話「ジェネレーション・ホワイ」の冒頭で、カマラがアントマン/スコット・ラングが出演するポッドキャストから情報を得ていた事が判明していますが、アリさんはもともとは別のプランだったと次のように語っています。

ある時、クリエイティブ・チームを拡大する前の初期段階で、私は「ケヴィン、もし『エンドゲーム』の戦いにドローンとライブ・ストリームがあったらどうする?」と尋ねました。すると彼は『ビシャ、それはダメだ』と言ったんです。エンドゲームの最終決戦にTwitchストリーマーが一人もいなかったって?冗談でしょ?。この謎解きで頭が真っ白になったと思います。だから、本当に何度もやり直していました。最終的には、サナ(コミック『Ms.Marvel』の共同制作者)のピッチになったんじゃないかと思います。あるいは、そのアイデアがどこから来たのか、実は全然知らないんです。でも、それを脚本に組み込んだら、完璧になったと思いました。個性的でした。

エンドゲームの最終決戦は何十億もの人々が戻ったばかりの瞬間で、ドラマ「ワンダヴィジョン」でモニカ・ランボーが戻ってくるシーンでも描かれていたように大混乱していました。このタイミングでストリーマーが位置を特定し、ドローンを飛ばすような事は出来なかったと考えられます。

ファイギ社長がこのプランを採用しなかった事で、市民は映像を見て「エンドゲーム」の状況を知る事は出来ず、アントマンを介したポッドキャストで事態を把握するようになるという脚本が生まれたようです。

しかしながらもうひとりのプロデューサーであるサナ・アマナトさんは「ある種の記録媒体があったと思います。人々はおそらくそれを見て映像から情報を得たのです。」インタビューで答えています。アリさんは「サナさんのアイデアでアントマンのポッドキャスト案になった」と答えていますから、どちらかの記憶が混乱しているようです。

ファイギ社長がストリーミング案を認めなかったという部分が記憶違いでなければ、映像が出回っている事はないと考えるのがいいようです。一方でS.W.O.R.D.などの機関が映像におさめている可能性については言及されていません。

そして、映像が市民に出回っていないとすれば、アベンジャーズ初期メンバーやシビル・ウォーで手配されたキャラクターたちを除いて、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーたちの外見が知れ渡っているのはやはり合点がいかなくなってしまいます。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-ms-marvel-ep-01-avenger-con-easter-egg/”]

これらの謎については今後明かされるかもしれませんが、スコット・ラングが自慢話をしたがるというのは想像しやすく、彼がポッドキャストであれこれ広めてしまったのは面白い展開でした。

海外ではこのポッドキャストを実際に聞いてみたいという声が多く、アリさんは「ポール・ラッド、やろうよ。私が書くから、あなたはブースに座ってて。作ってみたいですね。」と述べています。

ドラマ「ミズ・マーベル」はディズニープラスで配信中、次回、第2話は 2022年6月15日16時 より配信予定です。

ソース:‘Ms. Marvel’ EP Says Scott Lang’s Podcast Is Something She Actually Wants to Make: ‘Paul Rudd, What’s Up?’

映画「ソー:ラブ&サンダー」、TikTok向け広告がジェーンの衰弱姿を明らかに

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ソー:ラブ&サンダー」で新たな雷神マイティ・ソーとなるジェーン・フォスターの衰弱した姿が明らかになりました。これはTikTok向けに配信されている広告として流れている本作の予告動画で、コミックのジェーンが乳がんを患っている事を表現していると考えられます。

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今回の広告で明らかになったジェーンは特に目元に病気の兆候が見られ、以前にジェーンを演じるナタリー・ポートマンさんが明かしていたように、原作同様に癌を患っている事を示唆しているようです。

コミックの場合、ムジョルニアを手にすることによって病に対する抵抗を獲得するため、マイティ・ソーになっている間は癌が進行しませんが、ジェーンに戻る際には化学療法もリセットされてしまっている事で結果的に癌が進行してしまう問題を抱えながら戦っていました。

これらを実写化するにあたって、ブルース・バナーやシュリなど生物学分野の超天才が多いMCUの中で説得力を持たせるためには、癌の原因を宇宙由来のものにする必要があるかもしれません。

ひとつには「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」でのエーテルの影響が残っているという線は考えられそうです。

もうひとつはサノスに消されていた事による影響です。「アベンジャーズ/エンドゲーム」の公式に公開されている脚本からもジェーンがサノスに消されていた設定が以前から用意されており、「ラブ&サンダー」の2ndトレーラー内でのやり取りからもその設定が維持されていることが分かっています。

ただし、サノスの指パッチンからのリターンはこれまでに何度が描かれましたが、戻ってきた人が病気を患っていたという描写は特にない為、新たな理由付けでもない限りはエーテルによる影響と考えるほうがスムーズかもしれません。

海外メディア The Direct によるとディズニーのD23マガジン最新号でナタリー・ポートマンさんは「ジェーンはひそかにひどい苦難に苦しんでいる」と述べ、「ムジョルニアを振るう限り、彼女は隠すことができる」と述べており、2年前のインタビューどおり原作の癌設定の脚本は維持されていると考えられます。

1stトレーラーではピーター・クイルがソーに「愛する人の目を見つめろ」と語っていますが、クイルも愛する母親を(父親が埋め込んだ)癌でなくしており、そんなクイルからのアドバイスなのかもしれません。

「ソー:ラブ&サンダー」の公式概要は以下の通りです。

アベンジャーズの破天荒なヒーロー、雷神ソーの集大成!
『アベンジャーズ/エンドゲーム』の激闘後、ソーは多くの仲間を失い、戦いを避けるようにガーディアンズ・オブ・ギャラクシーと地球を後にしていた。 自分探し中の彼に、全宇宙の神々滅亡を誓う“神殺し”のゴアが襲いかかる。 絶体絶命のその時、ソー以上の力を持つ新たな“マイティ・ソー”に姿を変えた、元恋人のジェーンが現れた!
2人のソーがシリーズ最大の脅威ゴアに立ち向かう、破壊力2倍のロック・バトル・アドベンチャーがこの夏開幕!

映画「ソー:ラブ&サンダー」は 2022年7月8日 公開予定です。

ドラマ「ミズ・マーベル」、1話のチェックしておくべきポイントをピックアップ

2022年6月8日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ミズ・マーベル」シーズン1エピソード1「Generation Why(邦題:ジェネレーション・ホワイ)」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

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ロゴ

お馴染みマーベル・スタジオのロゴはマイナーアップデートされ、はやくも「ムーンナイト」が挿入されています。

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音楽は予告動画でも使用されていたThe Weeknd の「Blinding Lights」が流れ、「長く一人で過ごしている」「罪深い街は冷たくて空っぽ」と表現しつつも、「目がくらむ光」「こんな風になったら、信じられるのはあなただけ」と歌われており、親や同級生に思うように扱ってもらえない現状に愛想をつかしながらも、キャプテン・マーベルの存在を知って世界が変わったカマラのことを重ねているようです。

グース

ロゴ明けで始まるのはカマラ自作の動画。コミックではファンフィクション、日本でいう同人誌を描いているカマラ・カーンですが、MCU版では駆け出しユーチューバーと言った所でしょうか。同人作家名は「SlothBaby」(ナマケモノの赤ちゃん)で、MCU版ではチャンネル名に適用されています。

映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」の戦いを振り返っている動画ですが、中にはグースのような存在も描かれています。

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目撃情報

キャプテン・マーベルの目撃情報と書かれた黄色の付箋が画面右下に見えます。

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サンディビーチ、東京と続き、暗い路地と抽象的なワードが書かれています。日本のファンとしてはキャプテン・マーベルが東京で何をしていたか気になるところですが、残念な事にこれ以上深掘りはされません。また、「ザ・マーベルズ」が東京ロケをしたという話もありません。

ポッドキャスト

カマラがなぜ「エンドゲーム」の話を詳しく知っているのか、そして過去に遡って、「ワンダヴィジョン」でジミー・ウーやモニカ・ランボーがワンダとサノスの一騎打ちを知っていた事、「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」や「ホークアイ」で一般市民がサノスやその他様々な事を知っていた原因が明かされました。

それはLifeというメディアが提供しているポッドキャスト。ゲストとしてアントマンが出演しインタビューを受けていたようです。

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アントマンことスコット・ラングは現場にもいた当事者ですから、情報提供者としては申し分ありません。しかし、「ロジャース・ザ・ミュージカル」にアントマンがいた事などを考えると、スコットは正確に情報を提供しているとは思い難く、特に自身の活躍に関しては誇張している疑いもあります。

また、前述のグースの事や、動画内でキャロル・ダンヴァースの髪型の変化が正しく表現されているのは少し疑問が残るところであり、スコットが知っているはずのない事です。ヒーロー同士、休息時間に過去のお互いの思い出話でも交わして聞いていたという所でしょうか。

スーパーマン

空を見ろ!鳥だ!飛行機だ!いや、スーパーマンだ!の名台詞をオマージュしてキャプテン・マーベルが登場。

通常、空を飛ぶ鳥を描く時にオウムはあまりピックアップしないような気もしますが、これはミズ・マーベルのコミックからのイースターエッグである可能性もあります。

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初代ミズ・マーベル

部屋にはお馴染みのコスチュームのキャプテン・マーベルの横に、コミックの初代ミズ・マーベルのアートが貼られています。

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ミズ・マーベルはもともとキャロル・ダンヴァースが名乗っていた名前であり、コスチュームも今のキャプテン・マーベルとは異なるものでした。

カマラが初代ミズ・マーベルのコスプレをしていたらボディラインどころではなく色々と出ているので、ムニーバは卒倒したかもしれません。

©MARVEL

Sloth Baby Productions

コミックでのカマラのペンネームを冠したユーチューブチャンネルで、チャンネル登録者は二人。友人のブルーノとナキアでしょうか。

コメント欄ではブルーノとナキアが本名でYoutube活動している事が判ります。ナキアはなぜこんなところで寄付サイトに誘導しているのか気になります。

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なお、実際のYoutubeにはこれと同名のチャンネルが乱立していますが、どれも公式のものではないようです。ほとんがこのカマラの動画のシーンの切り抜きを投稿しているだけであり、中には静止画のみの粗悪なものも見られました。

アブーとアミ

動画投稿中に運転免許の試験時間だと急かされるカマラ。

アブーとはパパを指すアラビア語で、カマラの父ユスフ・カーンの事、アミとはママの意味でカマラの母ムニーバの事です。作中ではアブーとアミの呼称が多くなりそうなので、特に吹替版を見ている方は覚えておく必要がありそうです。

兄アーミルも紹介され、アーミルが一番敬虔深い事も判明します。

カマラのサングラス

運転免許取得は日本とアメリカは大幅にシステムが違い、筆記試験は自習スタイルが多く、実技は免許保持者が同乗のもとで公道で練習をします。

実技試験は日時を予約して自分の車でインストラクターの元へ向かい、インストラクター同乗のもと30分ほどの試験となっています。とは言え、免許がない状態で自分の車を持っている事は少なく、多くの場合は家族の車で試験に向かいます。今回のカマラも父親の車である事が明かされています。

この時カマラが着用していたサングラスはトニー・スタークへのリスペクトでしょうか。

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カマラ・カーンはキャプテン・マーベル推しですが、演者であるイマン・ヴェラーニさんはアイアンマン推し。ヴェラーニさんは事前のインタビューにて「アイアンマンのイースターエッグを入れすぎて注意された」とも明かしており、このシーンは制作スタッフが残してくれたイースターエッグだと思っていいでしょう。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-ms-marvel-included-iron-man-references/”]

そして、この一連のシーンで両親がかなりの過保護である事が判明します。

コールズアカデミック高校

カマラが通う高校はコミックと同じくコールズアカデミック高校。

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記載されている名前は2016年のコミック「ミズ・マーベル」を手掛けたG・ウィロー・ウィルソンさん、エディターのスティーブン・ワッカーさん、アーティストのエイドリアン・アルフォナさんとジェイミー・マッケルヴィさん、2列目にカラーリストのイアン・ヘリングさん、ペンシラーのニコ・レオンさん、アーティストの宮沢武史さん、レタラーのジョー・カラマーニャさんの名前が並んでいます。

ちなみに、宮沢武史さんはカナダ生まれの日本人です。

カマラの登校シーンはスパイダーマン/ピーター・パーカーとオーバーラップしており、ピーター同様に学校ではいじめられているようです。

ブルーノとナキアとスマブラ

いじめられっ子と言えども友人もいます。ブルーノ・カレッリはMCUスパイダーマンでいう所のネッドのような相棒ポジションのキャラクター。ナキアは仲のいい女友達です。

「週末暇なんだ」というブルーノにナキアが「対戦ゲームのお誘い?」と返していますがこれは日本語字幕や吹替の話。英語では任天堂のスマッシュブラザーズを取り上げています。アメリカでも名前が知れ渡っている日本のゲームが、日本語で一般名称に置き換えられたのはどういった配慮なのでしょうか。

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アガモットの目

キャプテン・マーベル推しのカマラですが、キャプテン・マーベル一色というわけではありません。Tシャツはキャプテン・マーベル、ワスプ、ヴァルキリーを描いたもので、バックパックにはキャプテン・アメリカの盾やハルクのワッペンなども貼られています。

そして首元にはアガモットの目のようなものもぶら下げています。

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ウィルソン先生

部屋のポスター、パソコンの壁紙、マグカップなどから猫好きが伝わるゲイブ・ウィルソン先生。ネームプレートはGWWになっており、フルネームでそうなるように設定されている事が推測されます。ウィルソン先生はドラマオリジナルのキャラクターです。

なお、GWWは高校のブロンズプレートにも記載されていたコミックの手掛けた人物の一人グウェンドリン・ウィローウィルソンさんの名前から由来していると考えられます。

また、回想シーンのなかで実験中の事故で青い煙を浴びているのは、コミックのカマラがテリジェン・ミストを浴びてインヒューマンの能力を覚醒させた事に対するオマージュになっています。

QRコード

ドラマ「ムーンナイト」にもあったQRコードによるフリーコミックが今回も用意されています。

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興味のある方はスマホで読み込むか、こちらをクリックしてご覧ください。

アイアン・マーベルとドクター・ストレンジ・マーベル

学校からの帰り道、壁画アニメでさまざまなキャラクターが紹介されるシーンはとてもユニークです。

キャプテン・パンサーはブルーノのアイデアですが、アイアン・マーベルはコミックでもアーマーの一部をまとうキャプテン・マーベルが描かれました。またドクター・ストレンジ・マーベルに関しても、キャロルが自らの弱点である魔法を克服するためにドクター・ストレンジに弟子入りしようとした事もありました。

©MARVEL

Felicity

帰宅したカマラが逆さ状態で見ているのは「Felicity(邦題:フェリシティの青春)」のシーズン1の最終話。憧れの人に近づくために同じ大学に入学した女子大生の恋と青春を描いたテレビドラマで、キャロルに憧れるカマラの姿を重ねた演出になっています。

しかしキスシーンになると母ムニーバはテレビを消すように告げるのでした。

インド映画のポスター

ムニーバとカマラが買い物にでかけた先で映るのはインド映画のポスター。

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J・ヴァッシュ、J・ハダド、H・アヴァンという名前が描かれていますが、この3人はいずれも本作のクルーとなっています。ジュリー・ヴァッシュさんはセットデザイナー、ジェシー・ハダドさんはアートディレクターの一人、ハジャー・アヴァンさんはアート部門に所属しています。

残念ながら、キンゴのポスターはありません。

カマラのお願い

買い物から帰宅すると、ブルーノがスマートスピーカーのズーズーを設定していました。父ユスフが機嫌よくクリケットを見ており、「ムーンナイト」のスティーヴンと気が合いそうだと感じさせます。

そんな中、カマラは意を決してアベンジャーコンに行きたいとお願いしますが、時間が遅いことやキャプテン・マーベルのコスプレを理由に許可が降りませんでした。

イスラム圏でイスラムの教義にしたがって生きることはある程度自然な事かもしれませんが、アメリカという誘惑の多い地域でこの教義のもとで生きるのは更に辛いと思わせるシーンになっています。

「普通の女の子がする事は禁止なのね」というカマラに、ユスフ「お前は普通じゃない」と、特別な存在である事を促しています。なお、日本語訳のコミックのサブタイトルは「もうフツーじゃないの」となっています。

サークルQ

前のシーンで両親がいない事が判明したブルーノはサークルQに帰宅。コミックでブルーノが働いている場所でもあります。

自転車が音声ガイドで自動ロックを告げるなど、本作のメカニック担当である事を示唆しています。2階の自室もトニー・スタークのラボやピーター・パーカーの部屋のようになかなかの散らかり具合。

また、ブルーノのTシャツがトニー・スタークのアークリアクターのようなデザインになっているのも注目です。

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キャプテン・マーベルのコスチューム

夜が明けて翌日、キャプテン・マーベルのコスの試着をしているカマラ。腰にスカーフを巻きつける様子は母ムニーバに禁止されたボディラインを少しでも紛らわせるためと、コミックのキャプテン・マーベルのデザインを取り入れたダブルミーニングでしょうか。

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コミックのキャプテン・マーベルは腰に赤いスカーフを巻いているのがベーシックなデザインになっています。

ハルク親子

両親が部屋に訪れ、アベンジャーコンに行ってもいいと言われ、笑顔のカマラ。しかし、父がついていく事とハルクのコスプレをする事が条件となり、納得できないカマラは交渉決裂してしまいました。

カマラは「ハルク親子のコスプレはないかな」と発言しており、実際MCUにハルクの息子は登場していません。ドラマ「シーハルク」にて息子が紹介されるという噂もありますが、今のところは不明です。

エジソン・エレクトリック

ハルク親子のコスプレという条件が飲めずにアベンジャーコン参加の許可が降りなかったカマラ。傷心のカマラはブルーノと二人、サークルQの屋上で会話しています。

二人の奥に見えるエジソン・エレクトリックはコミックのヴィランであるエジソンを匂わせています。

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コミックではインベンター(発明者という意味)/トーマス・エジソンはグレッグ・ノックスという科学者によって現代に蘇ったエジソンのクローンです。しかし、DNAの合成中のノックスのペットのオカメインコのDNAが混じってしまう事故により、顔がオカメインコになってしまいましたがその天才的な脳は健在でした。

オカメインコはインコ科ではなくオウム科であること、冒頭のユーチューブビデオにもオウムがいた事、この後のシーンでもユスフがオウムの話をしている事、これらは単なるイースターエッグなのか、それとも今後の流れを暗示しているのか、2話以降にも注目です。

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アベンジャーコン

アベンジャーコンのシーンは別記事にまとめました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-ms-marvel-ep-01-avenger-con-easter-egg/”]

宇宙の力

会場からもどったカマラが部屋に戻るとムニーバが待ち構えていました。母の説教で沈むカマラでしたが、バングルと力がある事を確認すると「宇宙か・・・」とつぶやき、笑みをこぼして1話が終了します。

このバングルはコミックにはないもので、本作のキーアイテムであることは間違いありません。

「シャン・チー/テン・リングスの伝説」のテンリングス同様に宇宙由来の道具なのでしょうか?奇しくもテンリングスにもキャプテン・マーベルが関与しているため、今後の展開には期待です。

トラックスーツ・マフィア

クレジット映像の中でドラマ「ホークアイ」のトラックスーツ・マフィアたちの「TRUST A BRO」と書かれた車両がわざとらしく映ります。車両の形は異なりますが、気になる所です。

本作は「ホークアイ」の舞台だったニューヨークの隣町での物語になりますが、両作品はリンクしていくのでしょうか?「ホークアイ」のラストでは多くのマフィアが逮捕されたように描かれていましたが、残ったメンバーがニューヨークから拠点を移してひっそりと活動再開しているのかもしれません。

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ダメージコントロール

ドラマシリーズでは珍しく、1話でミッドクレジットシーンが用意されていました。

登場したのはアリアン・モイェドさん演じるアルバート・クリアリーはダメージコントロール局のエージェントと、その同僚女性。

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クリアリーは映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」で逮捕後のピーター・パーカーやメイおばさんなど関係者を尋問していた人物です。クリアリーの行動がピーターを追い詰めたとも言える役どころで、彼がそこまでしていなければ「ノー・ウェイ・ホーム」とそれに続く「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」も起きなかったと考えると、MCUの物語上、悪い意味でのキーパーソンでもあります。本作でもまたトラブルメーカーとなってしまうのか、カマラに寄り添う形になるのか注目です。


ドラマ「ミズ・マーベル」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第2話は 2022年6月15日16時 より配信予定です。

ソニーが映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の新バージョンを9月に公開

ソニー・ピクチャーズがMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のより面白いバージョンを2022年9月2日から上映すると発表しました。現在、米国でカナダでの劇場公開が決まっており、近々より多くの国でのアナウンスが行われると言います。

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インサイダーの報告によると15分以上の追加シーンがあるとの事。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」The More Fun Stuff Version は2022年9月2日 米国にて劇場公開予定です。

ドラマ「ミズ・マーベル」、1話のアベンジャーコン小ネタ特集

2022年6月8日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ミズ・マーベル」シーズン1エピソード1「Generation Why(邦題:ジェネレーション・ホワイ)」で描かれたアベンジャーコンのシーンのイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

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アベンジャーコン

キャンプ・リーハイ

「ミズ・マーベル」の1話で描かれたアベンジャーコンはアベンジャーズを特集したイベント。キャプテン・アメリカ生誕の地、ニュージャージにあるキャンプ・リーハイにて開催されています。

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Star Spangled Man With A Plan

イベント会場で流れていた曲は映画「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」で使用されていた楽曲「Star Spangled Man With A Plan」。ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」でもマーチングアレンジバージョンがジョン・ウォーカーの紹介シーンで流されました。

スカーレット・ウィッチもアベンジャーズ

会場に入って奥には後にコスプレコンテストで使用される舞台が見えていますが、その脇にはドクター・ストレンジとワンダのパネルが置いてあります。

©MARVEL,Disney

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」の冒頭でのドクター・ストレンジとワンダのやり取りではアメリカ・チャベスの保護を手伝ってもらうかわりにチームに戻れるようサポートするといったやりとりがありましたが、一般市民はワンダがアベンジャーズでは無くなったとは認識していないようです。

「ワンダヴィジョン」のウェストビューでの件は情報規制されていて一般には知られていないのか、単なるプロットホールなのか、現時点では判断できません。

様々なコスプレ

会場でのコスプレはコンテスト対象になっているキャプテン・アメリカとキャプテン・マーベルだけでなく、様々なコスプレイヤーが登場しています。

その中で気になるのはガモーラのコスプレイヤー。

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スコット・ラングは過去から来たガモーラと戦地で出会った可能性はありますが、映像としては描かれていません。強いて言うならガモーラはワスプ/ホープ・ヴァンダインと並んで戦うシーンがあったので、ホープから外見の詳細を聞いていた可能性はありそうです。

それをポッドキャストで聞いたという伝言ゲームの果てに出来上がったコスプレとしては、かなり完成度が高いと言わざるを得ません。

その他、アベンジャーズの初期メンバーはもちろんの事、ドクター・ストレンジやヴィジョン、エムバクや、もはやヒーローではないキャプテン・アメリカのチアリーダーやアイアンマンのコンパニオンガールまでものコスプレイヤーがいる中、見当たらない気になるメンバーもいます。

一人目はスパイダーマン。お隣のニューヨークを守っているはずですが、コスプレイヤーもグッズも見当たらないようです。「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」ではスパイダーマン=ピーター・パーカーという記憶が消えただけで、スパイダーマン自体はみんな記憶している事が「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」でも判明していますが、残念ながらアベンジャーコン会場では発見できませんでした。マーベルとソニーの大人の事情が絡んでいるのかもしれません。

二人目はニュー・キャプテン・アメリカとしてデビューしたはずのサム・ウィルソン。新しいキャプテン・アメリカは「エンドゲーム」以降のキャラクターですが、ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」のクライマックスでは堂々とメディアの前で語っているため、しっかりとニュース映像としてお茶の間で流されたはずです。しかし、キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャース姿のコスプレイヤーは結構見かけますが、ウィングスーツ姿のキャプテン・アメリカは会場にはいないようです。コスプレの難易度が高いという事でしょうか。

アメリカのケツ

キャプテン・アメリカのお尻を強調したグッズも販売中。

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「アベンジャーズ/エンドゲーム」でスペース・ストーンの回収に向かったトニー・スタークとスコット・ラングは2012年のスタークタワーの最上階にて当時のアベンジャーズたちとロキの様子をうかがっていました。

その際にトニーが2012年のキャップのスーツを見て「ケツがダサい」と評し、スコットは「かっこいいよ!アメリカのケツって感じ!」と謎のフォローを入れています。

スコットはこのエピソードも紹介したのでしょうか、しっかりとグッズ化されてしまったようです。

充実のアントマングッズ

会場の様子が紹介される中で、どう見ても充実しているのはアントマンのグッズ。スコットの策略なのか、一般人から人気であるのは間違いないようです。

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「アントマン&ワスプ:クアントゥマニア」のロケでも住民と親しげに接するスコットの様子が目撃されており、次の映画でこのへんの詳細が描かれるかもしれません。

その他気になるグッズとしてTシャツ類もチェック。

グルートはスコットがどう伝えたのか、ミスター・ツリーの名前で愛されているようです。ガーディアンズについてはプロデューサーのサナ・アマナトさんが The Direct とのインタビューの中で「ある種の記録媒体があったと思います。人々はおそらくそれを見て映像から情報を得たのです。しかしガーディアンズのような誰なのかわからないヒーローがいる場合、人々はどうするでしょうか?人々は自分たちが考えた名前を作り出します。グルートのことをミスター・ツリーと言ったり、ロケットは”アライグマのようなもの”とひどい名前をつけられていました。スターロードはスターボーイです。」とコメントしています。

どうやらスコットのポッドキャスト以外にも映像情報がどこからか流出していると、プロデューサーのアマナトさんは考えているようです。

また、アスガルドプライドと書かれたTシャツは虹が描かれており、虹の橋ビフレストと統治者であるキング・ヴァルキリーがLGBTQである事を二重に意味しているようでもあります。

追悼

トニー・スタークとナターシャ・ロマノフの追悼も行われています。トニーに関しては「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」でも描かれていましたが、ナターシャについて一般人がどう捉えているかは今回が初の描写になります。

しかし戦う前に犠牲になったガモーラやヴィジョンたちについてはここでは触れられていません。

I can do this all day

キャップの名台詞「I can do this all day」もパネル化されています。1作目の「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」から常々口にしており、キャプテン・カーターもこのセリフを口にする癖があります。しかし、日本語字幕や吹替版は翻訳が作品によってまちまちであるため、日本語の場合は名台詞感はあまり感じないかもしれません。

アントマン&ワスプ

アントマンのアトラクションは「アントマン&ワスプ」の1シーンを再現しています。

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なんちゃってコスプレ

インフルエンサーのゾーイもキャプテン・マーベルのコスプレで登場。ブルーノは「なんちゃってコスプレ」だと低評価をつけています。

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しかし実際にはコミックバージョンのクラシックなキャプテン・マーベルのコスチュームのデザインに現代のキャプテン・マーベルの配色をあしらったものになっており、ある意味原作に忠実とも言えるようになっています。

コスプレコンテスト

コンテストの司会者を演じているのはライアン・ペナゴスさん。マーベルの副社長です。役者さんではありませんが、ナチュラルな演技でした。

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おばあちゃんのバングル

おばあちゃんの腕輪(バングル)を装着したカマラはなぞのエネルギーに包まれ、一瞬別の世界へとシフトしてしまいます。

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この世界については今後のエピソードや別の作品などで徐々に明かされていくと考えられます。

カマラはこのバングルをきっかけにパワーが覚醒しましたが、コミックでは彼女はインヒューマンという種族であり、テリジェン・ミストによって能力を獲得しました。

インヒューマンは成人するとテリジェン・クリスタルから発せられるテリジェン・ミストを浴びる儀式を行い、このミストと遺伝子が適合すると特殊能力が開花します。月面都市アティランで生活するインヒューマンは適合しなかった場合市民権を奪われ、強制労働作業に送られてしまいます。このアティランをおさめているのが映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」に登場したインヒューマンの王ブラックボルトです。

地球で暮らすインヒューマンはカマラ・カーンを始めとしてドラマ「エージェント・オブ・シールド」に登場しているデイジー・ジョンソンなどがいます。

テリジェンがミュータントに死をもたらす伝染病「M-Pox」を生み出してしまったことでX-MENとインヒューマンズは戦争になった事もあります。

MCUとコミックで能力覚醒のきっかけが違うという点で、ケヴィン・ファイギ社長は以前にコミックを正確に適応させているわけではない事と、本作はカマラ自身の過去と血統の物語であると話しています。

そのため、バングルを装備すれば誰でもパワーを得られるわけではなく、コミックが遺伝子とテリジェンが必要だったように、MCU版もカマラのDNAとバングルが組み合わさって能力になっている可能性が高そうです。

パワーの暴走

カメラのフラッシュをきっかけにパワーが発動してしまったカマラですが、初めての事にうまく対応できません。次第にパワーが暴走し、会場は大惨事に。ゾーイが危険な状態になりましたが、すんでの所で助けることに成功しました。

カマラの能力はコミックから変更されていますが、結果的にはコミックと同様の使い方になっています。また、コミックでのカマラも初めての人助けもゾーイだった事を重ねています。

会場から逃げるように去ったカマラとブルーノ。部屋に戻る際はエネルギーを足場にして登るという、コミックのカマラにはない能力のパターンも見せました。


アベンジャーコンが現実になる可能性もあるようで、リアルイベントの開催にも期待です。

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ドラマ「ミズ・マーベル」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第2話は 2022年6月15日16時 より配信予定です。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」、Blu-rayの米国発売日と特典概要が報じられる

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のBlu-rayや4k UHDが、2022年7月26日に米国にて発売される事を、海外メディア ScreenRant が報じました。この日付は以前に報じられていたものと一致しており、劇場公開からディスク発売までかなりの短期間で展開される事となりました。

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記事によると特典映像として以下のようなものが含まれていると言います。

・狂気のメソッド:さまざまなスタッフ、マーベル社員のインタビューに参加し、サム・ライミ監督への愛、そして「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」をライミらしさ全開の作品にしている細部について語ります。

・アメリカ・チャベスの紹介:この短くて楽しいプロフィール記事では、コミックスにおけるアメリカの地味な始まりについて学びます。ソーチー・ゴメスに出会い、彼女のキャラクターのユニークなパワーがMCUの未来にもたらす複雑さについて話し合います。

・マルチバースを構築する:マーベルの長編映画を書くのは簡単なことではありません。この遊び心と情報満載の特集では、脚本家のマイケル・ウォルドロンが、「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」の物語を紆余曲折させるために直面した難題に迫ります。

ギャグ・リール:「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のキャストとスタッフによる撮影現場での楽しいNG集をご覧ください。


・削除されたシーン

A Great Team – ジャーナリストがドクター・ストレンジの誠実さに疑問を投げかける。
Pizza Poppa – ドクター・ストレンジの呪縛が終わり、ブルースは安堵する。
It’s Not Permanent – ブルースはドクター・ストレンジが偽者であると非難しようとする。

・オーディオコメンタリー:サム・ライミ、リッチー・パーマー、マイケル・ウォルドロンによるオーディオコメンタリーで映画を鑑賞できます。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は劇場公開中、2022年6月22日より米ディズニープラスにて配信、Blu-rayなどのディスクは 2022年7月26日 米国発売予定です。

ソース:Doctor Strange 2 Blu-ray Release Date & Best Buy Steelbook Artwork Revealed [EXCLUSIVE]