ドラマ「ロキ」シーズン1のカエルのソー「スロッグ」の映像が流出

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」シーズン1のBlu-rayより、ソーの変異体であるカエルの「スロッグ」の削除されたシーンが明らかになりました。第5話「未知への旅」でイースターエッグとして登場していたスロッグですが、1話に登場する事が予定されていたとプロデューサーが過去に明かしています。

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シーズン1の配信前、本作の予告映像にはスロッグのシーンの一部が含まれていた事を作曲家が認め、その後コンセプトアートなども公開されています。そんなスロッグの実際の映像がSNS上でシェアされています。

TVAに連れてこられたロキが見せられる事になるこの映像ですが、スロッグの声はソーと同じくクリス・ヘムズワースさんが担当し、実際に収録されていた事を監督が明かしています。

配信当時、プロデューサーは「話を進めるためにカットせざるを得なかった」と話しています。

シーズン1では5話になんとかねじ込まれたスロッグですが、シーズン2に登場する可能性はあるのでしょうか?

シーズン2は現地時間の6日0時配信予定でしたが、先日6時間繰り上げられて5日の18時へと変更されています。この変更に日本のディズニープラスがどう対応するかはまだ発表されておらず、配信ページにも時間は記載されていません。

また、アメリカでは一ヶ月ほど前に発表され、明日発売となる「ロキ」のBlu-rayの日本語版の発売についても不明なままです。

ドラマ「ロキ」シーズン2は 2023年10月6日 より日本のディズニープラスで配信予定です。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」で削除されたマイケル・キートンさんのバルチャーの役割が明らかに

ソニー・ピクチャーズとマーベル・スタジオのMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」では、「スパイダーマン:ホームカミング」のヴィランだったバルチャー/エイドリアン・トゥームスが再登場する予定だった事が過去に明かされていますが、今回は彼の役割に関する情報が明らかになりました。

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アーティストのフィル・サンダースさんは自身の ArtStation で「ノー・ウェイ・ホーム」の新たな未公開アートを公開。ピーターはマルチバースからのヴィランたちを更生させるためにドクター・ストレンジではなく、エイドリアン・トゥームスを頼る流れになっていたようです。

©MARVEL,Sony Pictures

サンダースさんは未使用に終わったコンセプトアートについて「このような複雑なプロジェクトでは、ストーリーの方向性がMCUの大きな計画や俳優の都合などの課題に適応するにつれて、脚本は何度も変更されます。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の初期バージョンでは、ピーターは捕らえられたマルチバースの悪党たちを更生させるため、かつての敵の助けを借りることになっていました。ドク・オックのハッキングされた触手の助けを借りて、彼がカエル行進でマルチバースの悪党たちを街中に連れて行くのを見るのは、とても楽しかった事でしょう。これらの素晴らしい俳優たちの多様な態度を捉えて描く事は、大きな喜びでした。」とコメントしています。

「ノー・ウェイ・ホーム」の初期のプランではこの時点でエイドリアン・トゥームスは出所していたと言う事のようですが、このプランが削除された事で出所の話もリセットされてしまったようです。

この話が採用されたなかった理由は不明で、「モービウス」のためにトゥームスが刑務所に戻されたのか、それともこのプランがなくなったから「モービウス」でトゥームスが再利用されたのかは定かではありません。

しかし「モービウス」の展開ではバルチャーは再びスパイダーマンと戦う運命にあるようで、「ノー・ウェイ・ホーム」で削除された二人の協力関係のような展開は今後もないのかもしれません。

マイケル・キートンさん演じるバルチャー/エイドリアン・トゥームスの次の登場作品ついては今の所発表されておらず、早ければMCUの「スパイダーマン4」やSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の「ヴェノム3」などの映画になるのではと予想されています。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」はBlu-ray、4k UDHなどのディスクが販売中、各種ストリーミングサービスで配信中です。

ドラマ「ロキ」シーズン2の配信とBlu-ray発売を記念してシーズン1の新たな削除シーンが公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」シーズン2が来月から配信される事と、Blu-rayの発売を記念して、シーズン1の新たな削除シーンが公開されました。映像内容としては、2021年6月30日 に配信されたエピソード4「分岐イベント」の序盤に入るはずだったものになっています。

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配信された4話では惑星ラメンティスの崩壊間際までロキとシルヴィが二人で語りあい、巨大な隕石が地表に激突して爆風に襲われる直前にタイムドアが開き、次のシーンではTVAに戻っていましたが、削除シーンではもっと前の段階でTVAが到着し、逮捕のやり取りが行われていました。

4話の冒頭ではケイリー・フレミングさん演じる幼少期のシルヴィの回想シーンがあり、その中ではハンターA-23、若き日のラヴォーナ・レンスレイヤーの腕に噛み付いて逃げ出す様子も描かれていましたが、当時と変わらぬ凶暴性を持ち合わせている事も削除シーンの中で示されています。

しかしこのシーンは削除されただけあって、実際の配信バージョンのほうが緊迫感があり印象に残る映像になっているようです。

この削除シーンは「ロキ」シーズン1のBlu-rayに収録されている特典映像のひとつで、他にもいくつかの映像が含まれる事が公式に発表されています。

ただし、米国リリース版には日本語字幕および日本語吹き替えは含まれていないとされています。また、記事執筆時点で日本のディズニーから日本語版リリースの案内も出ていません。

ドラマ「ロキ」シーズン1はディズニープラスで配信中、シーズン2は 2023年10月6日 より日本のディズニープラスで配信予定です。※米国では太平洋時間の 2023年10月5日 の午後6時 配信に繰り上げ

アニメ「アイ・アム・グルート」のオープニングシーンが差し替えられる

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「アイ・アム・グルート」のオープニングシーンが新しいものに差し替えられている事が判明しました。本作は5分前後の短編アニメーションである事から、通常40秒ほどかかるマーベル・スタジオのロゴシークエンスの映像をグルートが早送りするという印象的なオープニングで時短を測っていました。

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海外メディア The Direct によると、以前の早送りシーンは画面の右上に2つの三角が表示され、映像が波状に乱れるという、いわゆるVHSの早送りを模した映像になっていましたが、新しいものはディズニープラスのUIに変更され、早送りしても映像が乱れる事はなくなっています。

ただしシーズン1のオープニングの音声は以前のままのようで、VHS演出がなくなったにも関わらず、早送り中に音声のピッチが上がる現象が含まれたままになっています。シーズン2のオープニングではディズニープラスと同様に早送り中は音声が停止され、かわりにグルートが口ずさんでいます。

ディズニー、あるいはマーベル・スタジオがどのような意図でこの差し替えを行ったかは明らかになっていませんが、VHSを見かける機会がほとんどなくなり、日本の調査でも20代の7割がVHSを知らないという結果を考慮すると、以前の演出は不適切だったと言えるのかもしれません。

アニメ「アイ・アム・グルート」はシーズン2までディズニープラスで配信中です。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」、ワンダのヴィラン化についてプロデューサーが解説

先週米国で発売された書籍「MARVEL STUDIOS’ DOCTOR STRANGE IN THE MULTIVERSE OF MADNESS: THE ART OF THE MOVIE」の中で、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のプロデューサーの一人であるリッチー・パーマーさんがワンダのヴィラン化について解説しています。

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CBM経由で)掲載されているインタビューの中でパーマーさんは「『ワンダヴィジョン』は、あのキャラクターにとってクレイジーな旅でした。あの後、彼女がどこへ行くのか、それはもっと暗い場所だったかもしれません。あの番組の後、ワンダは世界一幸せな人間ではありませんでした。宇宙で最もパワフルな存在が、幸せという問題にどう対処するのかがこの映画でわかるんです。」と述べています。

「それは私たちの映画のテーマのようなものです。『ドクター・ストレンジ』も同じことを扱っています。『あなたは世界を救った。でも、あなたは幸せですか?』、これは登場人物全員が直面しなければならないことで、その問いは彼らをクレイジーな場所に連れて行くのです。ワンダはアメリカをマルチバースで幸せを見つけるチャンスだと考えている。そして彼女はスカーレット・ウィッチだから、彼女が望むものを手に入れるのを止めるのは難しいでしょう。」

ワンダがまたもやヴィランになってしまう事について、映画公開当初から反発もありましたが、プロデューサーはこの物語はコミックベースになっていると説明します。

「結局のところ、私達はみんなコミックのファンなんです。そしてコミックでは、スカーレット・ウィッチは様々な理由から、常に周囲の人々にとって良いことをするとは限りません。コミックでは彼女は人を殺す。彼女は現実を自分の気まぐれに書き換えてしまう。私たちはいつも、このキャラクターは私たちの世界にいるのだから、コミックの中で彼女がしていることを尊重すべきだと言って来ました。みんなが見たいと思うはずだから。」

しかしコミックベースだと言うのであれば、ダークホールドがこの程度でなくなると思えないという問題があり、「ワンダヴィジョン」の続編として機能すると考えられている「アガサ:カヴン・オブ・カオス」ではダークホールドのその後について注目する必要がありそうです。

映画のラストでワンダは全マルチバースからダークホールドを消滅させる決断をし、その最中で崩れ落ちるワンダゴアの下敷きとなりました。しかしその際に観客は赤いカオスマジックの光を見ており、ワンダの物語には続きがあると信じています。

ワンダを演じているエリザベス・オルセンさんは「ミュータントの全容を解明したい」とアベンジャーズではなくX-MEN関係の作品への登場を期待しているようですが、ワンダの再登場はどの作品になるのでしょうか。

ドラマ「ワンダヴィジョン」、映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」はディズニープラスで配信中です。

ソース:DOCTOR STRANGE IN THE MULTIVERSE OF MADNESS Producer Justifies Scarlet Witch’s Descent Into Villainy

舞台「ロジャース:ザ・ミュージカル」のサントラが無料公開

2023年6月30日 から 8月31日 までの期間限定イベントとしてディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パークにて上演された「ロージャース:ザ・ミュージカル」の12の楽曲の無料配信がスタートしました。MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」で描かれた劇中劇をもとにしたリアルバージョンは、30分に渡る本物のミュージカルとして上演されました。

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「ロジャース:ザ・ミュージカル・オリジナル・キャスト・レコーディング」には、ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パークのハイペリオン・シアターで上演された「ロジャース・ザ・ミュージカル」からの12曲が収録されています。ヒーロー、タイムトラベル、ロマンスの古典的な物語である約30分のショーでは、ペギー・カーター、ニック・フューリー、そしてアベンジャーズのメンバーが加わり、スティーブ・ロジャース (キャプテン・アメリカ) の物語を語る歌手とダンサーの才能豊かなキャストが出演しました。 

グラミー賞受賞作曲家クリストファー・レナーツ氏がこの作品のために特別に書き下ろしたまったく新しいオリジナル曲が5曲含まれており、作詞はジョーダン・ピーターソン氏、クリストファー・レナーツ氏、アレックス・カルカス氏が担当します。これらの曲は物語に深みと感情を加え、ファンにも初心者にも同様にストーリーテリング体験を豊かにします。 

レナーツさんは「アベンジャーズとブロードウェイの両方の伝統の最高のものを継承し、ユーモア、心、英雄的なアクションを音楽に吹き込むことが私たちにとって重要でした。このスコアには、印象に残るメロディーと、主人公の象徴的な存在にマッチする膨大な範囲の楽器編成が含まれています。聴衆はビッグバンドジャズ、モダンファンク、クラシックオーケストラなどを聴くでしょう。」とコメントしています。

このアルバムには、オリジナル曲に加えて、ディズニープラスシリーズ「ホークアイ」のファンに人気の「Save The City」も収録されています。この曲はトニー®、エミー®、グラミー® 賞を受賞した作曲家マーク・シャイマン氏が作曲、作詞し、トニー® 賞を受賞しました。 

ディズニー・ライブ・エンターテイメントのエグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクター、ダン・フィールズはショーの氏構想について「ディズニープラスのホークアイシリーズで『Save the City』が上演されているのを見た瞬間、アイデアが湧きました。もし『ロジャース:ザ・ミュージカル』をディズニーランドリゾートで実現出来たらどうなるだろう?観客がハイペリオン シアターのステージでそのショーのユーモア、ヒロイズム、そして核心を体験できたことに興奮しています。」とコメントしました。

ドラマ「ホークアイ」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

ソース:Now Streaming: ‘Rogers: The Musical’ Original Cast Recording At Disney California Adventure Park

ドラマ「ウェアウルフ・バイ・ナイト・イン・カラー」、ジアッキーノ監督が携わった事を報告

マーベル・スタジオ・スペシャル・プレゼンテーションのドラマ「ウェアウルフ・バイ・ナイト」のフルカラーバージョンとなる「ウェアウルフ・バイ・ナイト・イン・カラー」が来月米国で配信される事が発表されていましたが、オリジナル版を制作したマイケル・ジアッキーノ監督が今回のフルカラー版にも関与している事を明らかにしました。

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監督は自身のX(旧twitter)で「私たちはこのカラー版の制作に多くの時間を費やしました。私たちは、ハマーが作ったようなホラー映画の驚くほど鮮やかな色彩に敬意を表したかったのです。『ウェアウルフ・バイ・ナイト』のまったく新しい見え方です」と、制作に関与している事を明らかにしました。

オリジナル版となる「ウェアウルフ・バイ・ナイト」は基本的にモノクロの映像でしたが、ラスト数分でカラーへと変化し、ジアッキーノ監督は配信当初この演出についての意図を語っていました。

最初からカラーであればそういった意図が全く無視されるという事もあって、監督が関与していないのではないか、ストの影響で多くの番組が遅延した穴埋めのためにディズニー側が勝手にモノクロからカラーに変換したのではないか、などの憶測も呼んでいましたが、実際にはカラー版も同じくジアッキーノ監督が手掛けているとの事で、ファンにとってはひとまず一安心なようです。しかしながら上述の意図がカラー版でどのように変化したのかは現段階で明らかになっていません。

「ウェアウルフ・バイ・ナイト・イン・カラー」は 2023年10月20日 より、米ディズニープラスで配信です。また、現地時間の明日から 10月30日 までの間、オリジナル版である「ウェアウルフ・バイ・ナイト」が米Huluで配信される事もあわせて発表されています。

「ウェアウルフ・バイ・ナイト・イン・カラー」が10月から米ディズニープラス配信へ

米ディズニーがMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品であるマーベル・スタジオ・スペシャル・プレゼンテーションのドラマ「ウェアウルフ・バイ・ナイト」のカラー版「ウェアウルフ・バイ・ナイト・イン・カラー」を 2023年10月20日 から米ディズニープラスで配信する事を発表しました。昨年配信された「ウェアウルフ・バイ・ナイト」は古き良きホラー映画テイストに作られたもので、最後の数分間以外はモノクロの映像で描かれていました。

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ディズニーとマーベル・スタジオは2022年の秋、ハロウィンスペシャルとして「ウェアウルフ・バイ・ナイト」を、クリスマスのホリデースペシャルとして「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデースペシャル」をディズニープラスで配信してきました。

今年もこの枠が設けられると考えられており、2023年3月の時点で今年のプロジェクトの撮影が行われているとも報じられていましたが、その後すぐにストライキが始まったことで撮影は中断されていました。

記事執筆時点でもストライキは継続されている事から、どうあがいても新作のリリースは間に合わない状況に。急遽、「ウェアウルフ・バイ・ナイト」の別バージョンの配信となったと考えられそうです。

マイケル・ジアッキーノ監督はラスト数分のモノクロからカラーに変わる演出について「新しい世界になった」事を表現していると語っていましたが、最初からカラーだとこういった演出の意図はどうなってしまうのでしょうか。

「ウェアウルフ・バイ・ナイト・イン・カラー」は 2023年10月20日 より、米ディズニープラスで配信です。また、現地時間の明日から 10月30日 までの間、オリジナル版である「ウェアウルフ・バイ・ナイト」が米Huluで配信される事もあわせて発表されています。

ソース:Marvel Studios Announces Historic Re-Release of 1 Beloved Disney+ Project

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」から削除されたストレンジとアメリカ・チャベスの理由が判明

ソニー・ピクチャーズとマーベル・スタジオによるMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン・ノー・ウェイ・ホーム」では歴代の3人のスパイダーマンが揃うというサプライズが含まれていましたが、当初はここに「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のアメリカ・チャベスもカメオ出演する予定でした。このカメオが削除された理由について、関係者が口を開いています。

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MCUでコスチュームデザインを担当するグラハム・チャーチヤードさんはこの削除されたカメオについて次のように述べています。

ドクター・ストレンジと彼の新しいコスチューム、そしてアメリカ・チャベスはスパイダーマンに登場するはずでした。そしてスパイダーマンも、マルチバースにほんの少しだけカメオ出演するはずでした。しかし、COVIDがすべてを揺るがしたんだ。

MCUフェーズ4のリリーススケジュールが発表された当初、「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」よりも先に上映される予定でした。

そのため、「ノー・ウェイ・ホーム」のマルチバース問題に関与するキャラクターとして、アメリカ・チャベスの登場が計画されていた事が過去に公開されたアートより判明しています。

しかし新型コロナウイルスによって映画業界全体で制作およびリリーススケジュールが乱れた時、同じMCU作品でありながら制作、配給が異なる「ノー・ウェイ・ホーム」と「マルチバース・オブ・マッドネス」は当初の計画の順番を維持することが困難になり、それに合わせて脚本が書き換えられる事になりました。

このパンデミックが影響したのはこの2作品だけではなく、フェーズ4が全体的に被害を受けたと言っても過言では在りません。

「ワンダヴィジョン」にドクター・ストレンジがカメオ登場する計画もなくなり、「マルチバース・オブ・マッドネス」にダニエル・クレイグさんが出演する話もなくなってしまいました。そしてそもそものドクター・ストレンジ2作目は、新しく引き継いだ脚本家がパンデミックによる延期によって時間が出来たためにすべて書き直したとも発言していました。

オリジナル版のコンセプトアート多数公開され、その度にファンは「マルチバース・オブ・マッドネス」は劇場版よりも破棄されたオリジナル版が良かったと落胆。これらも新型コロナウイルスの影響によるものだと言えるでしょう。

フェーズ4の全体的なちぐはぐ感は突然のトラブルに急ハンドルを切るという事の繰り返しの結果でもありますが、フェーズ5、フェーズ6が進むに従って戻っていくことに期待したいところです。ただし、パンデミックが落ち着きを見せる中、今度は脚本家と俳優のストライキによる全体的なスケジュール変更が発生しており、まだしばらく不安が続くのではないかとも見られています。

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ドラマ「ミズ・マーベル」の監督は「マーベルズ」公開が待ちきれないという─シーズン2の可能性は?

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ミズ・マーベル」のアディル・エル・アルビ&ビラル・ファラー監督たちが The Playlist のポッドキャスト The Discourse に出演し、シーズン2の制作について質問され、言及しています。

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エル・アルビ監督は「われわれは『マーベルズ』を待っているところなんです。」と述べ、この映画によって「次のステップがどうなるかが決まるでしょう」と語っています。そして「予告編も見ました。イマン・ヴェラーニと(カマラの)家族が素晴らしい仕事をしているのを見るのが楽しみです。」と付け加えました。

「ミズ・マーベル」には語るべき物語がまだたくさん残されており、「マーベルズ」の興行の成功具合によってはシーズン2の話が進んでいくことは十分に考えられそうです。ただし親会社であるディズニーは作品数を絞る動きを見せており、それぞれの作品がどう取捨選択されるかは現時点で不明です。

さらに現在のところ全米脚本家組合(WGA)がストライキの真っ最中のため、脚本の下書きすらままならない状態です。

しかしこれに関して、ミズ・マーベル/カマラ・カーンを演じるイマン・ヴェラーニさんは最近マーベルコミックでライターとしてもデビューしており、シーズン2では主演の他に脚本に加わる可能性も考えられそうです。自分が演じるキャラクターのことですから、すでにヴェラーニさんの頭の中にはいくつかのアイデアが出ているのかもしれません。

コミックのようにドラマの「ミズ・マーベル」はシーズン2、そしてシーズン3以降へと長く愛されるシリーズになっていくのでしょうか。

ドラマ「ミズ・マーベル」シーズン1はディズニープラスで配信中、映画「マーベルズ」は 2023年11月10日 に劇場公開予定です。