ポール・グリーングラス監督、かつて「ファンタスティック・フォー vs X-MEN」の映画制作について話し合っていた事を明かす

「ブラディ・サンデー」や「ボーン」シリーズの映画を手掛けたポール・グリーングラス監督が、かつて20世紀FOXと「ファンタスティック・フォー vs X-MEN」の映画化に向けて話し合っていた事を明かしました。

この企画があったことは2019年の夏頃に、実際に脚本を書いたというザック・ステンツ氏が明かしていました。その時には、「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」を共同執筆したアシュリー・エドワード・ミラー氏も関わっており、ポール・グリーングラス監督が就任する可能性があった事を示唆していましたが、このたび監督本人の口からも明かされました。

映画のあらすじ

2011年に検討されていた映画「ファンタスティック・フォー vs X-MEN」は、ヒューマン・トーチ/ジョニー・ストームがヴィランのモレキュラー・マンを捕らえようと戦闘になった結果、マンハッタンが破壊されてしまうところから始まります。ヒーローが大惨事をもたらしたことへの対応として、「スーパーヒーロー登録法」の議論が持ち上がり、ヒーローたちは登録法への賛成・反対をめぐって対立する事になりました。ラストはMr.ファンタスティック/リード・リチャーズがウルヴァリンの両腕を切り落とす事で戦闘が終わったとの事です。

残念ながら映画化は幻に

結局「ファンタスティック・フォー vs X-MEN」が制作されることはなく、FOXはその後、「X-MEN:フューチャー&パスト」への制作に入っていきました。

あらすじを見てもらえば分かるように、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」に似た流れになっています。MCU版ではワンダが任務中に事故を起こしてしまい、その対応として「ソコヴィア協定」が持ち上がりますが、この賛否を巡ってアベンジャーズが分裂・対立する事になりました。

これは両者ともコミック版のシビル・ウォーを基に脚本が書かれており、コミック版ではティーンヒーローチーム「ニュー・ウォリアーズ」が事故を起こしたことが原因で「スーパーヒーロー登録法」が提案され、ヒーローたちの意見が分かれていくようになりました。


「ファンタスティック・フォー VS X-MEN」が計画断念になったのは残念ですが、実現していれば、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」はあの脚本になっていない可能性が高いのも事実。FOXが先にこのクロスオーバー映画を世に出していれば、MCUの流れにも大きく影響していたことでしょう。

なお、この幻の映画にはFOXが所有しているマーベルヒーローがすべて登場する予定だったとの事で、デッドプールやデアデビルも参戦していたそうです。

現在はFOXがディズニーに買収されたことで、X-MENもファンタスティック・フォーもディズニーの子会社であるマーベル・スタジオに集約され、先日はMCU版「ファンタスティック・フォー」の制作が正式に発表されました。

ソース:ポッドキャスト

ディズニー、マーベル・スタジオがファンタスティック・フォーとヤングアベンジャーズを進行中か ─ 新設された制作会社が判明

ディズニー及びマーベル・スタジオが「ファンタスティック・フォー」と「ヤングアベンジャーズ」の計画を進行中であると、海外スクーパーの Murphy’s Multiverse が報じました。複数の制作会社がディズニーによって設立され、マーベル・スタジオによって運営されていると報じています。

この話は2020年の夏頃にも出ていました。その時点ではディズニーが設立したことのみしか判明しておらず、他のディズニー映画の可能性もあったようですが、今回の記事によるとマーベル・スタジオの運営であることが確認されたとのこと。

MCUにファンタスティック・フォー参戦?

その設立された会社のうち、Solve Everything Productionsは「ファンタスティック・フォー」製作のためのものだと伝えています。

CONFIRMED: SOLVE EVERYTHING A MARVEL STUDIOS PROPERTY; ‘FANTASTIC FOUR’ LIKELY A GO

Solve Evrything は「すべてを解決する」という意味ですが、これはファンタスティック・フォーのコミックでも登場しているワード。この会社がファンタスティック・フォーを手掛けていくだろうとしています。

©MARVEL

「ファンタスティック・フォー」は2005年に20世紀FOX(現:20世紀スタジオ)によって映画化されヒットしており、その後続編も制作。しかし2015年にリブート製作された映画は興行収入が振るわず、リブートシリーズは1作目で中断してしまいました。

その後はFOXがディズニーによって買収されたため、「ファンタスティック・フォー」も実質的にマーベル・スタジオの元に戻ってきた事になります。マーベル・スタジオのボスであるケヴィン・ファイギ氏は以前からファンタスティック・フォーの映画化を公言しており、フェーズ5あたりでの実現が見込まれているようです。

ヤングアベンジャーズも進行中?

10月16日に設立された「Blueberry Waffles Productions」がヤングアベンジャーズを担う可能性が高いと指摘しています。

‘YOUNG AVENGERS’ MAY BE ON DECK FOR MARVEL STUDIOS

ヤングアベンジャーズについても前々から噂はされており、コミックのチームメンバーが続々とMCUに登場することが根拠になっています。

すでに登場しているスコット・ラングの娘キャシー・ラングや、ドラマ「ホークアイ」に登場することが明かされているケイト・ビショップ、ドラマ「ワンダヴィジョン」に登場するワンダの双子の息子、ウィッカンとスピード。そして噂レベルですが映画「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」でアメリカ・チャベスも登場するとされています。

映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」の以降、MCUにおいてアベンジャーズがほぼ機能停止しているため、地球を守る新たなチームとしてヤングアベンジャーズが結成されることは自然な流れと言えます。


その他、「Standoffish Productions」「Log Jam Productions」「Grass-Fed Productions 」という会社が設立されているそうですが、これらはまだ何を担当するのか確証がないとのこと。Log Jam Productions は丸太に関連性のあるブレイドかもしれないと指摘していますが、確たる証拠ではないとのことです。

新型コロナウイルスの影響によりMCU映画の公開はおおきく遅延していますが、制作については未発表の新作を含めて着々と進行しているようです。

ディズニープラスで映画「ファンタスティック・フォー:銀河の危機」が配信開始

動画配信サービス「ディズニープラス」で、2007年に公開された映画「ファンタスティック・フォー:銀河の危機」が配信開始となりました。2005年に公開された「ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]」の続編映画で、宇宙からやってきたシルバーサーファーに対抗するため、ファンタスティック・フォーが再び立ち上がります。

20世紀FOXが制作した映画でX-MENとはまた違う、人気ヒーローチームを描いた作品です。

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)ファンにはキャプテン・アメリカでおなじみのクリス・エヴァンスさんがヒューマン・トーチ役で出演されている映画です。MCUでのリブートも報告されているため、見たことがない方は要チェック!

新たなコミックシリーズ「ファンタスティック・フォー:アンチテーゼ」が発表

マーベルが新たなコミックシリーズ「ファンタスティック・フォー:アンチテーゼ」を公式サイトにて発表しました。

ライターのマーク・ウェイドさんとアーティストのニール・アダムスさんによって描かれ、新たな宇宙の脅威と対決する事になる、という物語。ニール・アダムスさんにとって初の長編ファンタスティック・フォー作品で、ギャラクタスとの関係があるヴィランに焦点を当てたストーリーが展開されます。

ウェイドさんのコメント

「ニール・アダムスと一緒に仕事をするのは、子供の頃からの夢でした。彼の才能とページを共有できるのは名誉なことです。ストーリーはファンタスティック・フォーが地球の絶滅事件を防ぐために奮闘するところからスタートし、そこから宇宙へと繋がっていきます。私達はみな、ギャラクタスのことを知っていますが、今まで誰も彼のアンチテーゼに出会ったことはありませんでした」

アダムスさんのコメント

「マーベルのトム・ブレボートからファンタスティック・フォーをやりたいかどうか尋ねられた時、私はギャラクタスとシルバーサーファーにもお願いしなければならないと思いました。私は謙虚に、そしてこの機会をくれたトムに感謝しています」

「ファンタスティック・フォー:アンチテーゼ」#1は 2020年8月 に発売予定です。

マーベル公式サイト(英語)

ジョン・クラシンスキーさんがマーベル・スタジオと面会 ─ ファンタスティック・フォーのリード役か?

ディズニーが2019年に20世紀FOXを買収し、同じくディズニーの傘下であるマーベル・スタジオは「X-MEN」と「ファンタスティック・フォー」の映画の権利を実質的に取り戻すことが出来ました。

これによってソニーの「スパイダーマン」のような複雑な権利関係に悩むことなく、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に登場されることが可能になり、ボスのケヴィン・ファイギ氏も今後のMCUにミュータントたちが登場することを示唆しています。

そんな中、海外メディアのGeeks Worldwideは、俳優であり最近は「クワイエット・プレイス」の監督もされているジョン・クラシンスキーさんが、マーベル・スタジオと面会を行ったと報道しています。

記事によると、具体的な作品や、俳優、監督どちらでの起用かは分かっていない様子。しかし複数作品に関する面会であり、今後大きな役割を果たすだろうとされています。

ファンの間では以前からファンタスティック・フォーのリーダーであるリード・リチャーズ(ミスター・ファンタスティック)を演じるのではと噂されており、海外メディアのcomicbook.comが3月にインタビューした際には「ぜひリード役をやりたい」と前向きなコメントをされていました。

クラシンスキーさんは以前にもキャプテン・アメリカ役のオーディションを受けた事があるなど、ヒーロー役に興味を持たれている人物。ミスター・ファンタスティックはキャプテン・アメリカと並ぶ、マーベルの中心人物と言えるので非常に大事なキャラクターです。

ジョン・クラシンスキーさんのミスター・ファンタスティックをスクリーンで拝める日が来るのでしょうか?

ソース:EXCLUSIVE: JOHN KRASINSKI RECENTLY MET WITH MARVEL STUDIOS

John Krasinski Would Love To Star In Fantastic Four, Reveals If Marvel Has Contacted Him

FOX版ファンタスティック・フォー ヒューマン・トーチ役は若かりし頃のクリス・エヴァンス(キャプテン・アメリカ役)