マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」に登場予定だっというソーの異母兄弟バルダー・ザ・ブレイブのシーンの詳細について、YouTubeチャンネル Heavy Spoilers が報じました。
動画の中で氏は削除されたカメオシーンの要素を確認していると明かしています。
バルダー・ザ・ブレイブの登場も予定されており、私はそのためのある種の要素を見てきました。イルミナティのシーンでは、もちろん6つの椅子とプロフェッサーXのスペースがありました。バルダーはもともと7人目のメンバーだと思われていましたが、今では空いた椅子はスプリーム・ストレンジのものということにされています。しかし、モルドがその地位を追い抜き、これは彼が事前にイルミナティに所属していなかったためで、他のメンバーと共にタイタンに現れなかったのはそのためです。
Heavy Spoilersはさらに、ブラックボルトがブレイブの変わりの役割を担ったと語っています。
ワンダとの戦いの間、バルダーは魔女に自殺するように説得される予定だったが、この焦点はブラックボルトに与えられるように、どうやら取り除かれたようです。また、その方が良い方法でしょうし、イルミナティメンバーはすでに十分いるので、最終カットのために削除された理由もわかります。
また、ダニエル・クレイグさんがバルダーを演じる予定があったと報道された事と、クレイグさんはリード・リチャーズを演じる予定だっという別の報道について、見解を以下のように述べました。
今日、Deadlineからの報道がありましたが、それによるとダニエル・クレイグは当初リード・リチャーズ役を演じる予定だったそうです。しかし、私の情報筋は半年ほど前に、彼は実はバルダーを演じていると言い、その証拠として小道具の写真を送って来てくれました。私は、クレイグがソーの弟であるバルダーを演じる方がずっと理にかなっていると思うし、最近、ネタがカットされたとき、私の情報筋は、彼はとてもビッグネームなので、なぜそうなるのか理解できなかったと言っていました。しかし、どうやらクレイグの降板はイギリスのパンデミック患者の急増が原因だったようで、そのために削除され、また交代させられたのだと思います。
バルダーの登場は1年以上も前から噂されており、ここ最近の報道はそれが事実であった事を裏付けていますが、新型コロナウイルスの影響か、はたまた別の理由かはともかくとして、幻のカメオとなりました。
イルミナティの部屋には6つの椅子が用意されており、映画に登場したイルミナティのメンバーはプロフェッサーX、ブラックボルト、キャプテン・マーベル、キャプテン・カーター、ミスター・ファンタスティック、モルドの6人。しかしプロフェッサーXは自身の車椅子に座っているため、ひとつ座席が多い計算になっています。
この事について脚本を担当したマイケル・ウォルドロンさんは海外メディア The Hollywood Reporter とのインタビューの中で「答えられない質問ですが、私たちはイルミナティについてかなりの話し合いを重ねてきました。多分それはただの間違いです。最終的に椅子が多すぎたかもしれません(笑)」と語っており、最終的なメンバーと椅子の数が違う事について間違っていることを認めています。これは制作の途中ではもっと人数が多かった時期がある事の証明でもあり、バルダーの登場計画はかなり進んでいたと考えられるようです。
バルダーを見ることが出来なかったのは残念な事ですが、登場していたとしても本作では即退場になっていたのは確実であり、MCUのアース616での正式な登場とクリス・ヘムズワースさん演じるソーとトム・ヒドルストンさん演じるロキとの3兄弟のシーンの実現に期待したい所です。
映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は劇場公開中です。