【噂話】ドラマ「ヴィジョンクエスト」はMCUでもかなり独創的な作品に

マーベル・スタジオが撮影を始めているとされるMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ヴィジョンクエスト」(仮)は、過去作と比べてかなり独創的なものになると、海外メディア TCC が報じました。

編集長のリジー・ヒル氏がディスコード上でファンとのQ&Aを実施。その中で、ヴィジョンを主人公とする新作ドラマについて触れました。

この最新ドラマはコミックの「ウェスト・コースト・アベンジャーズ」とトム・キングさんの「ヴィジョン」の両方からアイデアを借用したもので、「これまでのMCUシリーズの何よりも独創的な作品になる」と指摘。

ドラマ「ワンダヴィジョン」の続編とも言えるこのドラマはウェストビューから去っていったホワイトヴィジョンを主人公として、コミック「ヴィジョン」シリーズのヴィジョンクエストというエピソードを基にして、自己探求の旅が描かれると見られています。

このドラマとの関連についていは不明なものの、ヒル氏はオーブリー・プラザさんのデス/リオ・ヴィダルがMCUに戻る準備をしているとも主張しました。

デスはドラマ「アガサ:オール・アロング」に登場し、死んだはずのワンダの息子ビリーの魂を欲していました。ビリーの双子の兄弟であるトミーも同様の状況になると予想されており、ヴィジョンの息子でもあるトミーがこの新作ドラマで紹介される可能性は他に比べてかなり高いと予想されています。

ヴィジョンの新作ドラマは4月の頭に撮影現場のひとつから報告があがっており、スコットランドに見立てたセットが準備されていると投稿されていました。

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映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」の撮影時期と被っている事が影響しているのか、それとも撮影のほとんどがスタジオ内で行われているのか、ヴィジョンの撮影情報はあまり入ってきていません。今後の動向にも注目です。

ドラマ「ワンダヴィジョン」はディズニープラスで配信中です。

ソース:Lizzie Hill April Q&A Part 3: Marvel Studios’ Vision series, Young Avengers, & Running The Cosmic Circus

【悲報】ドラマ「ホークアイ」S2、ジェレミー・レナーさんがオファーを拒否、「やつらは前の半分のギャラを提示してきた」

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」の主演を務めたジェレミー・レナーさんが、海外メディア high_performance とのインタビューで、シーズン2のオファーを断わった事を明かしました。

@high_performance Jeremy Renner reveals why Hawkeye Season 2 never happened… 👀🏹 Jeremy’s episode with us is available now, exclusively on the High Performance App! 🙌 Jeremy Renner’s ‘My Next Breath’ is available in all formats now, published by Simon & Schuster UK #avengers #jeremyrenner #hawkeye #hawkeyeseason2 #disneyplus ♬ original sound – High Performance

アベンジャーズのオリジナルメンバー、ホークアイことクリント・バートンを演じるジェレミー・レナーさんは、ディズニープラスの最新シリーズの出演に際して、シーズン1の報酬の「半分」を提示されたと語りました。

「シーズン2の出演依頼がありましたが、報酬が半分でした。『半分の報酬で2倍の仕事量、そして実質的に8ヶ月もかかるんだから』って感じでした。」

レナーさんはこれについて、2023年の事故が影響しているかもしれないと指摘。レナーさんは甥を助けようとして代わりに除雪車に轢かれ、死にかける大事故に見舞われていました。

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「『ごめん、なんで?車に轢かれたからって、前のジェレミーの半分しか出来ないと思ったの?だから、最初のシーズンの半分しか払わないつもりなのかもしれない』って感じでした」

レナーさんはオファーを断わったものの、まだ希望はあるとも語っています。

「念のため言っておきますが、これはマーベルではありません。これはただのディズニー、本当のディズニーですらないんです。ただのケチな会計士どもです。彼らには向こうへ行ってろと言ったんです。つまり、侮辱的なオファーの時点で。だから、意見が合わなかったんです。」

「悲しいことに、今でもこのキャラクターは大好きです。出演したい気持ちは変わりませんが、自己弁護が必要でした。念のため言っておきますが、これ以上のお金は要求していません。ただ、シーズン1と同じ分だけ払ってください。だから、それが実現しなかったのは本当に残念ですが、それで構いません。諦めてよかったと思っています。きっと、今出演していないことで、私の体は何度も感謝してくれているでしょうから。でも、どうなるか見てみましょう。」

ドラマ「ホークアイ」シーズン2はクリントとケイト・ビショップが捕らえられ、協力して逃げ出す脱出劇になるとも報じられていましたが、ジェレミー・レナーさんが断わったのであればケイトを主人公として新シリーズを展開する事を余儀なくされそうです。

幸い、シーズン1ではコミック同様、ケイトを二代目とする形をほのめかして終了しているため、脚本はいかようにもできそうですが、初代の登場なしでのシーズン2は多くのファンをがっかりさせる事でしょう。

話し合いの担当者を批判したレナーさんはまだ交渉を続ける余地を見せていますが、契約合意にこぎつけられるのか、続報があり次第またお知らせします。

ドラマ「ホークアイ」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

Netflix「デアデビル」のショーランナーが当時のMCUとの関係性について明かす

Netflixのマーベルドラマ「デアデビル」シーズン1のショーランナーを務めたスティーヴン・デナイトさんがSNSを通じて当時のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)との関係について語りました。Netflixの番組はMCUのスピンオフとして宣伝もされていましたが、クロスオーバー作品とは言い難いものでした。

デナイトさんは「当時のMCU(マーベル・スタジオ)とマーベル・テレビジョンは、あまり関係が良くありませんでした。おもちゃへのアクセスは非常に限られていて、基本的に自分たちの領域に留まらざるを得ませんでした。でも、それは不満ではありません!」と使えるキャラクターが限定されていた事を明かしつつ、それが原因のひとつとなり「派手なカメオ出演やギミックではなく、キャラクターに本当に集中せざるを得なかったと思います。」と高い評価を得る番組が完成した事に繋がったと語りました。

「デアデビル」ではMCUの映画「アベンジャーズ」の出来事を踏まえつつ制作され、劇中でもその結果をある程度反映する作りになっていました。

しかしMCUの全てを反映しているわけではなく、特に2016年の「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」で締結されたソコヴィア協定については何も言及されないまま一連の物語を終えました。

当時マーベル・テレビジョンの実権を握っていたマーベルの元会長アイザック・パルムッター氏は後にディズニーから解雇され、現在のマーベル・テレビジョンはマーベル・スタジオの管轄に入り、「デアデビル:ボーン・アゲイン」は一丸となって制作されました。

当時の Netflix の会長が先月、「デアデビル」の制作時期にマーベル・テレビジョンとよく揉めていた事を明かしていました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/netflix-ceo-recalls-fistfight-with-marvel-television/”]

「デアデビル:ボーン・アゲイン」は当初、Netflix版のリブートドラマとして構想されていましたが、ストライキによる大規模な制作中断の間に大幅な見直しが行われ、Netflix版の続編として舵を切ることが決定。現在の形となりました。

「デアデビル:ボーン・アゲイン」は現在シーズン2が撮影中で、デアデビルやパニッシャーに続いて他のNetflixマーベルドラマの顔ぶれも戻ってくると考えられています。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン1はディズニープラスで配信中。シーズン2は 2026年3月、米ディズニープラスで配信予定です。

ドラマ「エージェント・オブ・シールド」、エイドリアンヌ・パリッキさんが映画化の話もあったと明かす

米ABCとマーベル・テレビジョン制作のドラマ「エージェント・オブ・シールド」でモッキンバード/バーバラ・”ボビー”・モースを演じたエイドリアンヌ・パリッキさんが、海外メディア The Direct でボビーの映画化計画があった事を明かしました。以前にはスピンオフドラマの計画があった事も話していました。

インタビューでエイドリアンヌ・パリッキさんは「エージェント・オブ・シールド」への出演契約した時の事を振り返り、次のように語っています。

私が「エージェント・オブ・シールド」に実際に出演契約したとき、私が映画に参加するか、スピンオフ作品を作るかのどちらかについて話し合っていました。

まだボビーの登場回を作る前の段階で、早くもスピンオフのドラマか映画のどちらを作るか話し合っていたと明かしました。

幸いなことにボビーと元夫のランス・ハンターのコンビは人気を獲得し、実際にスピンオフ計画は動き出しましたが、その先は残念な事に実現しませんでした。

それで、スピンオフのパイトッロ版を撮影したんです。実際、すごくいい作品になったんですけど、ちょうどABCがマーベルの番組を全部打ち切ろうとしていた時期だったと思うんです。「エージェント・カーター」は打ち切りになったし、私たちの番組も採用されなかったけど、「エージェント・オブ・シールド」はかろうじて残りました。

パリッキさんは冒頭でも紹介した以前のインタビューで、スピンオフドラマの「Marvel’s Most Wanted」のパイロット版を制作した事を明かしていました。

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パリッキさんはDCドラマ「ワンダーウーマン」のリメイク版も主演を務める予定でしたが、これもパイロット版のみの制作で計画が白紙に。パリッキさんはマーベルとDCの違いに関して「DCとマーベルの違いって面白いですよね。『ワンダーウーマン』のパイロット版は見られるんですけど、モッキンバードのスピンオフは絶対に放送されないと思うんです、実際見るにはプロデューサーのオフィスに行ってサインしなきゃいけなかったんですから。」と、セキュリティレベルが全く異なると語りました。

「デアデビル:ボーン・アゲイン」でディフェンダーズのメンバーが戻りつつある現状で、「エージェント・オブ・シールド」のコールソンたちはどのようになるのでしょうか?

現マーベル・テレビジョンのボスであるブラッド・ウィンダーバウムさんはデアデビルらに続いて「エージェント・オブ・シールド」をMCUに繋げたいと考えている事を明かしていますが、現時点で計画の発表などはされていません。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-marvel-television-boss-addresses-agents-of-shield-and-agent-carters-canon-status/”]

ドラマ「ホークアイ」の最終話ではクリント・バートンの妻ローラがS.H.I.E.L.D.のエージェント19だった事が明かされ、コミックのモッキンバードと同じナンバーが当てられていました。

コミックのモッキンバードことバーバラ・”ボビー”・モースはクリント・バートンの妻でエージェント19でしたが、「エージェント・オブ・シールド」のボビーはモッキンバードと呼ばれることはありませんでした。

「エージェント・オブ・シールド」がMCUに戻ってくる時、ボビーとローラはどのような関係になるのか、「ホークアイ」シーズン2で何らかの兆候が見られるのか、注目です。

ドラマ「エージェント・オブ・シールド」はディズニープラスで配信中です。

ソース:Agents of SHIELD Star Adrianne Palicki Had Talks to Appear In Marvel Movies (Exclusive)

「デアデビル:ボーン・アゲイン」、ヴィンセント・ドノフリオさんはキングピンを映画に登場させたい

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」は高い評判を獲得し、現在撮影中のシーズン2にも期待がかかっていますが、この作品でキングピン/ウィルソン・フィスクを再演したヴィンセント・ドノフリオさんは映画への登場も視野に入れています。

X 上で「フィスクの放つエネルギーは素晴らしいですね。今後このキャラで実現したい事はありますか?」と質問されたヴィンセント・ドノフリオさんは「映画に登場させたい。」と回答しました。

少し前のインタビューでドノフリオさん自身が「権利の問題でキングピンの映画は不可能」だと発言していましたが、それでも映画に登場させたいと諦めてはいないようです。

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マーベル・コミックでは因縁のライバルであるキングピンとスパイダーマンですが、今のところこれがMCUで達成できる見込みはたっていません。

もともと「デアデビル:ボーン・アゲイン」にトム・ホランドさんのスパイダーマンがカメオ出演することが検討されていたようですが、これはソニーに断られたとも報じられていました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-daredevil-born-again-spider-man-cameo-rumor/”]

マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長も諦めていないと報道されており、ヴィンセント・ドノフリオさんと一緒になってソニー・ピクチャーズを説き伏せてくれる事を祈って見守るしかありません。スパイダーマンとキングピンの対決は来年の「スパイダーマン:ブランニューデイ」では実現しないかもしれませんが、その先の「スパイダーマン5」と「スパイダーマン6」にも期待です。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

ジョン・バーンサルさんがトム・ホランドさんとの出会いを振り返り、スパイダーマンのオーディション用動画を撮ったと明かす

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」でNetflixの「デアデビル」よりパニッシャー/フランク・キャッスルを再演したジョン・バーンサルさんが、MCUでスパイダーマンを演じるトム・ホランドさんとの出会いについて振り返りました。

ジミー・キンメル・ライブ!に出演したジョン・バーンサルさんは、クリストファー・ノーラン監督の最新作「オデュッセイア」でトム・ホランドさんと共演するに当たって、彼との出会いについて明かしています。

まず最初に言わせてください、トム・ホランドはかつて生きた中で最も偉大な人間の一人です。トム・ホランド――この若者について、どれだけ良いことを言っても足りません。彼を愛しています。7、8年前に、ある意味『オデュッセイア』のような、中世の旅を描いた映画で共演したのですが、予算は文字通り10億分の1くらいでした。

バーンサルさんが指摘する映画はおそらく2017年公開の「Pilgrimage」(巡礼の意味、邦題はレジェンダリー)で、二人はこの映画で共演していました。そしてこの映画の撮影現場(2015年春)で、二人はマーベルのオーディション用の動画を撮りあったのだと言います。

トムがスパイダーマンのオーディションを受け、私がパニッシャーのオーディションを受けたのがあの映画の現場でした。あの映画で、実はお互いのオーディションテープを撮り合ったんです。

彼はまだ十代でしたが、あんな集中力と信念を持った人間を見たことがありませんでした。本当に美しかった。彼は『僕はスパイダーマンだ』と言い張るんです。本当に自分が役を掴むと信じていて、私は『スパイダーマンになりたい人はたくさんいるだろうね。君はすごく才能があるけど、確率はかなり低いよ』と思っていました。でもトムにはあの信念があったんです。彼を知り、彼の仕事ぶりを見れば、彼があの映画スターである理由がわかるでしょう。

すごいのは、彼は信じられないほど運動神経も良くて、宙返りとか、そういうことを全部本当に自分でできるんです。彼のオーディションテープで、シーンに滑り込むような動きをしたんですが、私が『トム、壁を駆け上がって、ダブルバックフリップでもしてからシーンを始めたらどうかな』とアドバイスしたんです。彼は『え? そうした方がいいと思いますか? やりすぎじゃないですか?』と言ったので、『他にそんなことできる奴はいないと思うぞ!』と言いました。そしたら、本当にやったんです!

このエピソードを披露した後、バーンサルさんは自慢げに「だから私のおかげとは言いませんが、まあ、少しはね?少しは何かあったでしょ?」とトム・ホランドさんがスターになったきっかけが自分自身である事を冗談交じりに主張しました。

マーベル作品でもジョン・バーンサルさんとトム・ホランドさんの共演に期待したい所ですが、パニッシャーとスパイダーマンが同時に画面上に登場するためには、ソニー・ピクチャーズとマーベルとの間に解決するべき大人の問題が残されているようです。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン1はディズニープラスで配信中。シーズン2は 2026年3月、米ディズニープラスで配信予定です。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」最終話のスパイダーマンのイースターエッグについて制作者が認めたと話題に

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」の最終話に隠されたスパイダーマンのイースターエッグについて、制作側が認めたと話題になっています。

シーズン1の最終話の40分過ぎ、マット・マードックとカレン・ペイジが埠頭近くで会話をしている最中のBGMがスパイダーマンのテーマ曲のアレンジになっているのではないかとSNS上で指摘されました。

このシーンで流れている曲の一部、カレンが「どこから始める?」と聞いてマットが「同志を集める」と答えるあたりの部分が、MCUのスパイダーマンのテーマ曲に似ている気がするとクリップ付きで投稿。マイケル・ジアッキーノさんの曲のアレンジバージョンがBGMに含まれていると、ファンは注目しました。

この投稿に対して、「デアデビル:ボーン・アゲイン」のサウンドトラック Vol.2 に含まれるこの曲「Survive」の作曲を担当したザ・ニュートン・ブラザーズの公式SNSはこの投稿をシェアし、手を挙げる絵文字を利用してこの指摘を認め、偶然似たのではなく意図的に取り入れた事をほのめかしました。

しかしながらこの絵文字の投稿は数時間で削除されました。

「デアデビル:ボーン・アゲイン」ではスパイダーマンの登場が期待されていましたが、以前から分かっているようにソニー・ピクチャーズとの権利問題の影響が大きく、実現する事はありませんでした。

それでも劇中でフィスクが「クモを真似たモノ」の存在を指摘し、今回指摘されたようなBGMでの言及があった事は、マーベル側はクロスオーバーを実現させたいと考え続けている姿勢の現れでもあるようです。

以前にはケヴィン・ファイギ社長がくじけずにソニーと交渉中だとも報じられていましたが、実現を祈ってファンは辛抱強く待ち続けるしかありません。

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ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン1はディズニープラスで配信中。シーズン2は 2026年3月、米ディズニープラスで配信予定です。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」、マットの破局が認められる。他、ディフェンダーズやフォギーの生死に制作が言及

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン1では主人公マット・マードックの新しい恋人としてヘザー・グレンが登場しました。しかし中盤以降、彼女はウィルソン・フィスクの価値観に寄り添うようになり、マットとは意見を違えるようになっていきました。

海外メディア TVLine とのインタビューで、本作のシーズン1とシーズン2のショーランナーを務めるダリオ・スカーダペインさんは、次のシーズンで掘り下げたいキャラクターについて質問された際に次のように回答しています。

今、二つの陣営があります。一つはレジスタンス、もう一つは政権側、あるいはフィスクの市役所です。そして、どちらの陣営にも、物語が始まったばかりの登場人物がいます。ダニエル・ブレイクのような人物はフィスクの庇護下にあり、居心地の悪い立場にいるに違いありません。ジャーナリストのBBもいて、彼らは皆政権内部にいます。マットの元恋人、ヘザーは、今やこの事件のメンタルヘルス担当責任者です。

シーズン1では二人が明確に決別するシーンは描かれていなかったものの、ヘザーはフィスク市長のオファーを受けてカウンセラーとしての仕事を引き受けるラストが描かれていました。従って、マットとヘザーはシーズン1とシーズン2の幕間で別れたと考えるのが妥当なようです。

また、フォギーがコミックにならって死んでいないのではと質問された際、コミックどおりにやるのであればカレン・ペイジは死ななければならないとも説明しました。

それは難しい質問ですね。この質問は避けさせていただきます。コミックには、これらのキャラクターの多くに関する神話が存在します。カレン・ペイジはコミックではとっくに亡くなっており、もう出てきていません。ですから、責任ある、そして楽しい答えとしては、時が経てば分かるだろうと言うのが正解だと思います。明確な答えは出せません。

「ブルズアイは誰にも気づかれずに逃げおおせました。彼は恐れるべき存在なのでしょうか、それとも味方になれる可能性を秘めているのでしょうか?」との質問に対しては次のように述べています。

質問には漠然とした答えになってしまうのですが、最終話の面白いところは、ブルズアイが割れた窓の外を見ているところです。最後に会った人たち全員に、ある核となる問いが投げかけられます。誰もがどちらかの側を選ばなければなりません。最終的にどちらの側につくのでしょうか?これが今後の展開の大きな部分を占めています。私はウィルソン・ベセルの大ファンです。彼がブルズアイに施した手法は非常に興味深いと思いますし、キャラクター設定に関しても非常に優れたカードセットが揃っていると思います。現時点では、豊富な選択肢が揃っています。

そしてマットがディフェンダーズと手を組んで問題の対処にあたるのかと聞かれたスカーダペインさんは、これまでどおり明確な回答を避けつつも、ファンと同じ目線であると強調しました。

面白いことに、私とファンの間に大きな境界線があるとは感じていません。私は熱烈なファンです。ファンが望むもの全てを私が望んでいるかわ分かりませんが、今は何も明かすことはできません。でも、ニューヨークが大変な状況にあり、ヘルズ・キッチンとデアデビルの世界には、まだ見ぬ人々もいるという設定を考えると…世界観が少し広がるというのは、ある程度納得できます。ディフェンダーズが本格的に再集結するかどうかは分かりませんが、私たちの世界にまだ見ぬ人々がいるというのは…楽しいことですね。

多くのファンは「ボーン・アゲイン」シーズン2でディフェンダーズの一部、または全員が登場するのではないかと考え始めていますが、今のところシーズン2の撮影現場での目撃情報はありません。実際に登場するのかどうかは、もう少し見守る必要がありそうです。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン1はディズニープラスで配信中。シーズン2は 2026年3月、米ディズニープラスで配信予定です。

ソース:‘Daredevil: Born Again’ Writer Answers Burning Season 2 Questions

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」、PCSはシーズン2ではなく別作品へ繋がる、ショーランナーが示唆

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン1の最終話にはポストクレジットシーンが用意されていましたが、このシーンはシーズン2への布石ではなく、別の作品へと繋がっていく事をショーランナーが言及しました。

海外メディア EW とのインタビューでショーランナーのダリオ・スカーダペインさんは「ポストクレジットシーンはパニッシャーのスペシャルドラマへの言及なのか?」と質問され、「いいえ」と否定しつつ、「ジョン、パニッシャー、そして彼をこの世界に留めておくという、マーベル全体の大きな構想の一部でした。彼は特別捜査班に連行されますが、私たちは彼をただ島に閉じ込めておくだけでは済まなかったのです。フランクが長く閉じ込められることはないだろうという印象を与える必要がありました。これは開発のかなり後期になってからの話ですが、デアデビルの物語を伝える上でも、フランクとパニッシャーの今後の展開を描く上でも、これが最善策であることがすぐに明らかになりました。 」と、このシーンを最後に入れた経緯について語りました。

この回答に対して「では観客はポストクレジットシーンを見て、フランクが『ボーン・アゲイン』シーズン2に関与するだろうと考えるのが正解でしょうか。」とインタビュアーが確認すると、スカーダペインさんは「分かりません。つまり、観客としては、ポストクレジットシーンがパニッシャースペシャルの内容と密接に関係していると考えるのが妥当だと思います。」と、やはりスペシャルドラマへの布石となるシーンになっている事をほのめかしました。 

「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン1の配信直前に発表された久々のマーベル・スタジオ・スペシャル・プレゼンテーションとなる「パニッシャー」。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-punisher-special-presentation-confirms/”]

このスペシャルドラマはパニッシャーを演じるジョン・バーンサルさん自身が脚本の執筆にあたっていますが、スカーダペインさん自身は内容にほとんど関与していない事を明かしました。

ジョンとはテキストでやり取りしていますが、今のところ、内容は何も見ていません。あまり詳しくありません。まだ状況を把握できていません。どうなるか全く分かりません。ジョンとは以前一緒に仕事をしたことがあり、『パニッシャー』から今作までの間に彼が書いたものを読んだことがあります。彼は本当に本当に本当に素晴らしいライターでもあります。いつか、まだ実現していないことを私に提案してくると思いますが、私はあまり彼に迷惑をかけないようにしています。

「パニッシャー」は 2026年配信予定とされていますが、ここで「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン1の最終話の直後を描くのであれば、「ボーン・アゲイン」のシーズン2の配信予定である 2026年3月までに「パニッシャー」が滑り込む事になるのかもしれません。

ポストクレジットシーンでは大勢の特殊部隊に取り押さえられそうになっていたパニッシャーでしたが、再び檻に戻されたのか、それとも彼ら全員を亡き者にして無事に脱出したのか、続報に注目です。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

ソース:Daredevil: Born Again boss addresses season 2, Defenders, Punisher post-credits scene, and more burning questions

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」の後、映画「サンダーボルツ*」は大丈夫なのか?

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン1の最終話が配信され、ウィルソン・フィスクが市長となったニューヨークは以前と大きく様変わりする事になりました。

特に最終話において、マスクの自警団を憎むキングピンは治安回復法を制定。全ての自警活動は違法となり、夜20時以降の外出は禁止、そして戒厳令が近々実行される事も発表されました。デアデビルだけではなくスパイダーマンや、マスクをつけていないルーク・ケイジやジェシカ・ジョーンズらも影響を大きく受ける事が予想されています。

では、フィスク市長の支配はニューヨークにやってくるサンダーボルツの活動にどのような影響を及ぼすのでしょうか。

マスクをしているレッドガーディアンやU.S.エージェントがウィルソン・フィスクの目にどのように映るのかは興味深い所ですが、劇中では何も言及されなさそうというのが正直な所。

コンテッサ・ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌがキングピンのような人間の台頭を考慮して超法規的な組織としてサンダーボルツを結成したとは考えにくく、映画でキングピンがヴォイドによるニューヨークの惨事の対処にあたるとも思えません。

「サンダーボルツ*」が「デアデビル:ボーン・アゲイン」最終話よりも前の時系列にして、「サンダーボルツ*」を平常のニューヨークを舞台に起った出来事と設定すればそういった問題は気にする必要がなくりますが、そうすれば今度は「ボーン・アゲイン」の中でサンダーボルツ事件について何も言及されていないという齟齬が生じてしまいます。

「エコー」が 2025年5月 を描き、ここでウィルソン・フィスクが市長選立候補を決意し、ニューヨーク市長選は11月と決まっているため、最速で行動したとすれば、「ボーン・アゲイン」シーズン1の1話のメインは2025年のそれ以降から11月頃まで。オープニングからフォギーの死までは 2024年 を描いているはずです。2話では新年となる2026年を迎え、3話には3月のセントパトリックデーが含まれていました。それ以降、最終話までにどの程度の時間があったかは不明です。立候補が最速でなければこれらの事は1年ずつずれることになるでしょう。

※ディズニープラスの時系列順では2026年10月が舞台の「アガサ・オール・アロング」よりも後に配置されているため、「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン1は2026年末から2027年の春頃までと推測出来そうです。

「サンダーボルツ*」に「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン1のラストで見たニューヨークは継承されているのか、2週間後の映画館では注目です。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン1はディズニープラスで配信中、映画「サンダーボルツ*」は 2025年5月2日 日米同時公開予定です。