ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン1、第4話のチェックポイント

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン1のエピソード4「Sic Semper Systema」(邦題:司法にはかくあるべし)のイースターエッグを中心に、原作設定、考察、今後の予想などをご紹介。

アンジェラ・デル・トロ

これまでのエピソードでも少し登場していましたが、今回の冒頭でアンジェラ・デル・トロが正式に紹介。

ホワイトタイガー/ヘクター・アヤラの姪であるアンジェラ・デル・トロはコミックでホワイトタイガーを継承するキャラの一人であり、MCUでもそうなる布石が置かれたと考えられます。

ただし、監督はもっと具体的に力の継承が行われるシーンを撮影したとしつつ、カットした事を報告

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新しいホワイトタイガーの導入をキャンセルした可能性があるかもしれません。

クリーングリーンホーラーズ

深夜のクラブでフィスクの部下ダニエルが、BB・ユーリッチに情報漏洩してしまうシーンではクリーングリーンホーラーズという運送会社が登場。リサイクル関係のテック企業とも紹介されていますが、名前の通り母体は運送会社(haulers)です。

これはマーベル・コミックには登場しない企業ですが、ニューヨークにはクリーングリーン・ホーリング&リムーバルという近しい名前の会社が実在しています。

ニューヨークは実際にごみ問題が深刻化しており、生ゴミのリサイクルが義務化されました。また、市衛生局(DOS)は、ごみを適切に処理していない企業やアパートなどについて、オンライン上で「晒す」などの行為にまで発展するなどの事態も招いています。

この会社がハマー・インダストリーズやロクソンコーポレーションのようなヴィラン企業であるかどうかは、もう少し詳細が必要かもしれません。

ポップコーン泥棒

チャーリー・ハドソン3世さんが演じるポップコーン泥棒のリロイ・ブラッドフォードは、どういうわけかリロイ・マンシーニという役名でクレジットされています。どちらもコミックに登場する名前ではなく、変更の理由も不明です。

©MARVEL,Disney

さらに言えばリロイは2話のクレジットにも記載されていますが、これといった出演シーンを特定できません。群衆の一人として登場していた可能性はあります。

フィスク夫妻のセラピー

フィスクの両親についてはNetflix版の「デアデビル」でもたびたび描写されていましたが、ヴァネッサの両親については今回が初めて。そもそもコミックのヴァネッサも両親についての描写は特に無く、ドラマに深みを与えるために設定されたものだと推測されます。

これまでのMCUでも度々描かれた「赦し」が大事であるとヘザー・グレンが主張し、両者の和解を促しています。また、それとなくDVの可能性をチェックし、ヘザーのセラピストとしての能力を強調しています。

BB・レポート

BB・ユーリックのBB・レポートではフィスク市長不支持の声と「自警団は最高」というデアデビルらを称賛する声を紹介。ホワイトタイガーが死に、デアデビルも活動していない中で、インタビューを受けた彼が最高だとする自警団は誰を指しているのかが気になる所。

可能性が高いのがスパイダーマンで、他、「ザ・マーベルズ」でコスチュームを来ていたケイト・ビショップも活動中でしょうか。ディフェンダーズのメンバーも各々活動しているのかもしれません。

スクラルの仕業

「シークレット・インベージョン」の後、スクラル人がどのように過ごしているかはよく分かっていません。

「シークレット・インベージョン」のラストでは当時の米大統領リットソンがス「地球で生まれた以外の者を全て敵の戦闘員とみなす」と宣戦布告。スクラルは明確にアメリカの敵と認定されました。

しかし「ザ・マーベルズ」では「シークレット・インベージョン」に触れられる事はなかっただけでなく、ターナックスに住んでいたスクラル人の一握りがニューアスガルドに亡命しています。

そして「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」では新たにサディアス・ロス大統領が就任しましたが、スクラルに関するスタンスは明らかにされませんでした。

リロイ・ブラッドフォードがポップコーン泥棒はスクラルのなりすましだと主張するように、アメリカからスクラルの脅威が排除されたようには思えない描写となっていますが、結局のところ詳しくは分かりません。

パウエル巡査との再会

ニューヨーク市地方検事局のソフィア・オゾラとリロイの求刑内容について交渉した後、帰り道でパウエル巡査と再会。

マット・マードックはヘクター・アヤラの死に関して巡査を挑発し、目が見えない代わりに人の何倍も優れた聴覚によって心音を確認。巡査の言葉に嘘がないかを確かめています。どうやら彼の言葉は真実なようで、まったくの動揺も見せない事から、誰かに指示してやらせたという事も無さそう。現時点でパウエルはシロのようです。

パニッシャーの再登場

ヘクター・アヤラ殺害現場を調査したマット・マードックは、パニッシャーの刻印が入った薬莢を発見。それをもとにパニッシャー/フランク・キャッスルのもとを訪れています。

約6年ぶりにスクリーンに登場したフランク・キャッスルは、「パニッシャー」シーズン2のラストシーンとは全く違う、髪と髭が無造作に延びた状態で登場。この時、フランクはニューヨークでヴィジランテ活動をスタートする所で終わっていましたが、この間に何があったかは説明されておらず、今後の描写に期待です。

フランクはデアデビルのスーツを「ハロウィンのコスプレ」と表現し、Netflix版との連続性を強調しています。

デアデビルのマスク

帰宅してヘザーと夜を過ごすマットでしたが、夜中にベッドを抜け出し、屋上へ。部屋にはデアデビルのマスクが予告映像のとおり5つ表示されています。

ひとつは「シーハルク:ザ・アトーニー」でカリフォルニアに赴いた際、超人相手にビジネスをするスーパーデザイナーのルーク・ジェイコブソンにデザインしてもらった黄色のスーツである事がわかります。

Netflix版ではメルヴィン・ポッターというコミックのヴィランにスーツを作らせていますが、シーズンのラストで逮捕されており、MCUの現時点でどうなっているかは不明です。

ここは「アイアンマン3」でトニー・スタークがアーマーを作り続けていたのと同じで、マット・マードックの無意識の不安が多くのスーツとなって表現されているようです。

吹雪の中のウサギ

屋上へ向かったマット・マードックと対比して地下に降りていくウィルソン・フィスクが描かれたシーンでは、Netflix版でフィスクとヴァネッサの出会いに貢献した絵「吹雪の中のウサギ」が置かれています。ほぼ真っ白な絵でしたが、シーズン3のラストでデアデビルがキングピンを殴った際の返り血が今も付着したままになっています。

アダムが登場

ヴァネッサの不倫相手としてこれまでのエピソードで紹介されていたアダムがようやく登場。地下に監禁されていました。フィスクはカウンセリングで「アダムの居場所は知らない」と発言していましたが、やはり嘘をついていました。

これまでのエピソードで強調されていたフィスクの拳の傷は、アダムに対する暴力の結果とも思えそうですが、それにしてはアダムが少し元気過ぎる気もする所。キングピンの拳がああなるまで殴られた上で「出してくれ」と叫ぶ力が残っているのかは疑問なところで、引き続き注意が必要です。

ミューズの芸術

今回の冒頭でミューズが人を運ぶ姿がありましたが、ラストでその続きが描かれています。

コミックのミューズはサイコキラーであり、人を殺してその臓器や血で壁画を描くイカれたキャラクターでした。

ドラマでは生きたまま血を抜く様子が描かれており、コミック版と遜色のないサイコキラーに仕上がっている事を予感させています。

そして、今回のクレジットでミューズの覆面の下が既に登場済みの人物である可能性が急浮上しています。

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今回はウィルソン・フィスクが情報漏洩に怒るシーンと、アダムを監禁していたシーンとをあわせて、彼がキングピンとしての暴力性を失っていない事が感じられるエピソードになっていました。

「デアデビル:ボーン・アゲイン」はシーズン1の全9話のうち4話を終えて、約半分に到達する所。

マット・マードックはまだデアデビルとしてボーン・アゲインしていませんが、フォギーとヘクターの死、リロイの救えない現状を経て、ニューヨークにおける法の無力さを痛感してきているようです。

1話の冒頭でスーツを脱いで以来かなり時間が経過していますが、そろそろデアデビルに戻るタイミングが近づいているのでしょうか。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」は 2025年3月5日よりディズニープラスで配信中。次回、3月26日 は5話と6話の同時配信が予定されています。

【ネタバレ注意】ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン2、撮影現場で新たな被害者が目撃される

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン2の撮影現場より、新たなシーンの撮影が目撃されました。カメラに捕らえられた映像によると、また一人、マット・マードックの仲間に被害が及ぶようです。

※これより先は「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン2のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

投稿者の説明によるとクラーク・ジョンソンさんが演じるチェリーがウィルソン・フィスク市長の自警団対策部隊 AVTF と対決するシーンを撮影しているところとの事。

チェリー元刑事はハミッシュアランヘッドリーさんが演じるパウエル巡査にやられているようで、4回ほど頭部を殴打されている様子が確認出来ます。チェリー元刑事は重傷で済むかもしれませんが、あまり期待は出来ないかもしれません。

ウィルソン・フィスクが AVTF を結成し、その成果を市民に見せるためにこういった活動をしているようですが、現状ではフィスク市長の反自警団政策に市民が同調する理由がはっきりと分かっていません。

劇中で展開されているBBレポートでも自警団は必要という市民の意見があり、今後、ニューヨーク市民が「自警団は不要」と考えるに至るような何からのイベントが発生すると予想されます。

シーズン1ではフォギー・ネルソンの死から始まり、記事執筆時点ではヘクター・アヤラも死亡しましたが、シーズン2でもデアデビルの仲間が奪われ続けて行くようです。

 ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン1は 2025年3月4日(日本時間で3月5日)よりディズニープラスで配信中です。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」、監督が4話で超重要なシーンをカットした事を明かす

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン1の4話「Sic Semper Systema」(邦題:司法にはかくあるべし)が配信され、このエピソードを制作したジェフリー・ナックマノフ監督が超重要なシーンをカットしたと告白しました。

ポッドキャストに出演したナックマノフ監督はアンジェラ・デル・トロがヘクター・アヤラの遺品を受け取る場面でアミュレットが光るシーンを撮影したと明かしつつ、最終的にこれをカットしたと話しています。

理由については言及されていませんが、アンジェラがコミックと同様にホワイトタイガーとなる計画があった事を裏付ける内容でありつつ、これをカットしたという事はこの計画が一旦中止されているという事なのかもしれません。

コミックのアンジェラ・デル・トロの年齢はよくわかりませんが、セクシーな描写が多い事と比べるとMCUに登場したアンジェラは少し幼いという印象。アンジェラがホワイトタイガーとしてミズ・マーベルやケイト・ビショップらと肩を並べるのも悪くなさそうですが、4話の時点でこれをほのめかす事は中止されたようです。

また、「デアデビル:ボーン・アゲイン」とNetflixの「デアデビル」が一連となった以上、アンジェラ・デル・トロのプロットホール(脚本の矛盾)については把握しておく必要があります。

アンジェラ・デル・トロはNetflix版には以下のように名前だけ登場しています。

©Netflix,MARVEL,Disney

ドラマ「ジェシカ・ジョーンズ」のシーズン1の6話「AKA You’re a Winner!」(邦題:AKA 当選詐欺)では依頼に来たルーク・ケイジに対し、手一杯だったジェシカ・ジョーンズは一流の私立探偵であるアンジェラ・デル・トロを紹介するといって断っています。

「ジェシカ・ジョーンズ」の探偵のアンジェラが20代前半だったとしても「ボーン・アゲイン」の頃には20代後半から30を越えたあたりになっているはずであり、「ボーン・アゲイン」のアンジェラの外見とは一致しません。

現状ではこの矛盾をファンは見てみないふりをするしかありませんが、今後どこかで公式から何らかの説明や描写があるかもしれません。

以前から噂があったようにホワイトタイガーに関する何らかの計画がある事を示す監督の告白でしたが、今後のアンジェラ・デル・トロにも注目です。

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【ネタバレ注意】ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン2に新たに参加する俳優が目撃、重要キャラか?

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン2の撮影現場にて、アニー・パリッセさんの姿が目撃されました。日本ではドラマ「LAW & ORDER」のアレクサンドラ・ボルジア役で知られる俳優さんで、目撃されたシーンからある程度重要なキャラクターを演じていると予想されています。

※これより先は「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン2のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

アニー・パリッセさんが演じる謎のキャラクターは、キングピンの Anti-Vigilante Task Force(反自警団機動部隊)に逮捕される様子が目撃されており、彼女自身がヴィジランテ・ヒーローであるか、もしくはデアデビルらを直接支援する人物である可能性が高いようです。

また、AVTFのアーマーにはパニッシャーのロゴマークが採用されており、彼らは引き続きパニッシャーを信奉している様子も確認。

今週配信のシーズン1の4話でパニッシャーが登場しましたが、ホワイトタイガーを殺害した犯人や、AVTFにマークの使用を止めさせたりする事無く物語が進行するのだとすれば、パニッシャーはここで何をしていくのかという疑問も。

パニッシャー/フランク・キャッスルを演じるジョン・バーンサルさんは一度再演を断り、コミックに忠実な形でのパニッシャーを実現するために再開発の段階では話し合いに加わったとも明かしていました。

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ウィルソン・フィスク市長の自警団対策はシーズン2に入ってその勢いを増すようですが、デアデビルがそれに対して仲間とどう対応していくのか、注目です。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン1は 2025年3月4日(日本時間で3月5日)よりディズニープラスで配信中です。

パニッシャー役ジョン・バーンサルさんがドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」の脚本が気に入らず断っていた事を明らかに

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」でNetflix版からパニッシャー/フランク・キャッスルを再演するジョン・バーンサルさんが、海外メディア EW とのインタビューで、一度オファーを断っていた事を明かしました。

ジョン・バーンサルさんは今週配信の4話でのマット・マードックとの再会のシーンについて「これはうまくいくか見てみよう、という感じでした。フランクをフランクらしく受け入れる真の開放性と渇望があるかどうか見てみよう、観客に背を向けて困難にし、非常に心理的に複雑にし、かわいらしさやユーモアから離れて、本当に全力で取り組む勇気と大胆さを持つほどのダークさがあるかどうか見てみましょう。」と語りました。

「デアデビル:ボーン・アゲイン」は6話までの撮影を終えていた時点で、大幅な脚本の書き直しを決行していますが、ジョン・バーンサルさんは最初にオファーを受けていた当初の脚本について次のように語っています。

「結局、私は脚本が理解出来ませんでした。私にはフランクの姿が見えなかったし、彼らがフランクに求めていたものは私にはまったく意味をなさず、ファンの興味を引かず、矛盾していると思ったんです。それは私が本当にやりたいことではなかった。だから私たちは諦めなければならなりませんでした。」

「この業界では、自分の意図を非常に明確にしなければならないときがあります。自分がどれだけ何かを愛しているか、何かを演じるのがどれだけ好きか、何かをどれだけやりたいか、混乱してはいけません。自分がそれに貢献していることを確認しなければなりません。それを信じている人々や、自分より前に登場した作品に正義をもたらせていることを確認しなければなりません。」

一度オファーを断った後、「デアデビル:ボーン・アゲイン」は新たな脚本家としてバーンサルさんが主演していた Netflix の「パニッシャー」の脚本家兼エグゼクティブプロデューサーのダリオ・スカーダペインさんをショーランナーとして迎え入れ、文字通り生まれ変わる事に。

この新体制はかなり協力的だったとし、「彼らは私を本当に話し合いに参加させてくれました。フランクが心理的にどうなっているのか、肉体的にどうなっているのか、私たちは本当に具体的に話し合いました。」とキャラクターを作り込んだと説明しました。

2023年に行われた脚本家ストライキによって本作の制作が中断されていなければ、ジョン・バーンサルさんはオファーを断って終わっていたとの事で、これによって大幅に配信が延期された事は、かえってこの作品のクオリティを高める幸運なイベントだったと言えるのかもしれません。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン1は 2025年3月4日(日本時間で3月5日)よりディズニープラスで配信中です。

ソース:Jon Bernthal on his ‘toe dip’ Daredevil return and ‘no-holds-barred’ Punisher in TV special (exclusive)

【ネタバレ注意】ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」、ミューズ役の俳優判明で殺人鬼の正体が明らかに?

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」のヴィランの一人であるミューズを演じる俳優さんがついに明らかとなりました。今週配信の4話「Sic Semper Systema」(邦題:司法にはかくあるべし)ではミューズの怪しげな行動が描かれ始めています。

※これより先は「デアデビル:ボーン・アゲイン」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

4話のクレジットにはゲスト出演として6人の俳優さんの名前が表記されていますが、このうちハンター・ドゥーハンさんのシーンが不明であり、彼が覆面をかぶった殺人鬼、ミューズを演じていると見られています。

そして、ハンター・ドゥーハンさんは2話のクレジットにも登場しており、彼が既にマスクを外した素顔で登場している既知の人物、バスティアンを演じています。

©MARVEL,Disney

2話で登場したバスティアンはセラピストであるヘザー・グレンの出版イベントに参加し、サイン会では助けを求めるような素振りを見せていました。ヘザーは「日程を調整する」と言ってメールアドレスを渡し、その場での約束には至りませんでしたが、バスティアンのためにスケジュール調整をした結果、ヘザーがどのような目にあうのかは想像に難くありません。

本作のエグゼクティブ・プロデューサーは4話でヘザーの身に何かが起こるような発言をほのめかしていましたが、4話のラストは彼女の暗い運命の幕開けとなってしまうのでしょうか。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-daredevil-born-again-ep-addresses-heathers-fate/”]

なお、コミックのミューズに本名はつけられていません。今回のエピソードでミューズ=バスティアンの図式がほぼ確立されたようにも見えますが、彼の今後の動きには注目となりそうです。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン1は 2025年3月4日(日本時間で3月5日)よりディズニープラスで配信中です。

NetflixのCEOが「ディフェンダーズ」を巡ってディズニーと殴り合いをしたと明かす

Netflix の CEO を務めるテッド・サランドスさんが、海外メディア Variety とのインタビューで、「ディフェンダーズ」を中心とするマーベルドラマ制作の裏側について語りました。2013年に当時のマーベル・テレビジョンと Netflix はデアデビル、ジェシカ・ジョーンズ、ルーク・ケイジ、アイアンフィストのドラマを Netflix で配信する事を発表、注目を集めました。

これらの作品はいずれも賛否両論がありましたが、それらのほとんどは複数シーズンが制作され、おおむね成功をおさめました。

2018年、ディズニーが独自のストリーミングサービス「Disney+」を発表すると共にマーベル・テレビジョンが廃止に。これに伴って、Netflixのマーベルドラマの新シーズンが全て中止されました。

Netflix のテッド・サランドスCEOはこの時の契約を振り返り、次のように語っています。

これまでのところ、マーベルとの契約(2013年)はテレビ史上最大の契約でした。誰もそれに手を出すことはないでしょう。パイロット版のないオリジナル番組5シーズン、1つの番組につき13の高額なエピソードを制作し、1つのキャラクターを中心に据えました。その後、クロスオーバーシーズンも制作しました。結局、この契約でエンターテインメントビジネスについて多くのことを学びました。

これらの番組の後継作、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の「デアデビル:ボーン・アゲイン」が成功していると思うかと聞かれると、そう思うと答えています。

そうだと思いますよ。数字は発表されていないから分かりませんけどね。

我々の番組は、ディズニーで独立して運営されていた旧マーベルテレビジョンと取引していました。彼らは倹約家でした。番組を大きくしたり、より良いものにしたいと思ったときはいつも、彼らに圧力をかけなければなりませんでした。我々の動機はうまく一致していなかったのです。我々は素晴らしいテレビ番組を作りたかったし、彼らは金儲けを望んでいました。私はその両方を同時に、素晴らしいテレビ番組で金儲けできると思っていました。

最後に、ディズニーとの仕事は現在になっても教訓として活かされているとも明かしました。

自分の動機と一致する人々と仕事をしたいものです。人々があなたのために制作する場合、彼らはできるだけ安く制作しようとします。私の動機は、それをできるだけ素晴らしいものにすることです。これは私が永遠に学ぶ教訓です。

プロデューサーとして、マーベルが使わなかったお金はすべて彼らのものでした。だから、番組を良くするために何かを加えたいと思ったときはいつも、殴り合いになりました。

当時のマーベル・テレビジョンを管轄していたアイザック・パルムッター氏は有名な倹約家であり、マーベル倒産の危機を救った人物でもありながら、何度も窮地においやった人物でもありました。

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これらの話は Netflix にとっては苦い思い出かもしれませんが、「デアデビル:ボーン・アゲイン」で最大限に活用されている事を考えると、感謝する他ないようです。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン1は 2025年3月4日(日本時間で3月5日)よりディズニープラスで配信中です。

ソース:Netflix’s Ted Sarandos Isn’t Done Disrupting Hollywood: On Winning the Streaming Wars, a Marvel ‘Fistfight’ and Defending Meghan Markle 

ドラマ「ルーク・ケイジ」、マイク・コルターさんがMCU再登場について「何が起きてもおかしくない」とコメント

Netflixのマーベルドラマ「ルーク・ケイジ」で主人公を演じたマイク・コルターさんが、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に再登場する可能性について、海外メディア Collider とのインタビューで最新の心境をかたりました。

インディアナ・コミコンのパネル中にMCUでのルーク・ケイジ再演の可能性について質問されたマイク・コルターさんは次のように述べています。

まだ希望は持っています。もうそれについては考えていません。時間はいつでもあると思います。不可能だとは思っていません。何が起きてもおかしくないのです。

コルターさんはこれまでにルーク・ケイジ再演についてかなりの心情のゆらぎを見せていました。

2020年のインタビューでは「再演について考えたことがない」と回答していましたが、2022年のインタビューでは再チャレンジへの意欲を見せ、2023年のインタビューでは「誰かに任せることは幸せ」とコメント、再び消極的になっていましたが、2024年には「再演してみたい」と発言していました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-daredevil-born-again-mike-colter-comments-luke-cage/”]

再演への気持ちとドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」のヒットが関連しているかどうかは不明ですが、これでディフェンダーズの残りのアイアンフィスト/ダニー・ランド役のフィン・ジョーンズさんとジェシカ・ジョーンズ役のクリステン・リッターさん、そしてマイク・コルターさんの全てが再演の意欲がある事が確認されました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/netflix-iron-fist-finn-jones-wants-heroes-for-hire/”] [nlink url=”https://mavesoku.com/netflix-jessica-jones-krysten-ritter-address-mcu-return-rumor/”]

これにあわせてスタジオ幹部もディフェンダーズの導入を検討中と認めており、いつどこでどのような形で彼らが再び集合するのか、往年のファンが注目しています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-daredevil-born-again-ep-confirms-return-defenders-being-explored/”]

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン1は 2025年3月4日(日本時間で3月5日)よりディズニープラスで配信中です。

ソース:“Anything Can Happen”: Mike Colter Addresses a Potential Return as Luke Cage in the MCU

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン2の撮影現場で、とあるキャラの劇的変化が目撃される

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン2の撮影現場より、とあるキャラクターのこれまでとはまったく異なる衝撃的なルックスが目撃され、話題になっています。この変化はキャラクターにどのような運命を与えるのでしょうか。

※これより先は「デアデビル:ボーン・アゲイン」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

シーズン2の撮影現場で目撃されたデボラ・アン・ウォールさんは、これまでのストロベリーブロンドの髪とは違って、燃えるような赤い髪(のカツラ)へと変更されている事が目撃されました。

先日、目撃されていたデアデビル/マット・マードック役のチャーリー・コックスさんがフードを被っていた事と合わせると、彼らには人目を忍ばなければならない何らかの事情が出来た可能性があるのかもしれません。

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一方で、カレン・ペイジのこの変化はコミックの暗い結末へと近づいているのではとも予想されています。

コミックの「デアデビル:ボーン・アゲイン」ではデアデビルの正体を知ったカレンは、危険と隣り合わせのマットとの生活に耐えられず、カリフォルニアに移住(ドラマS1の1話ではサンフランシスコに引っ越していた)し女優デビューします。しかしそこで薬に手を出して表舞台から姿を消し、ポルノ女優に。そして僅かな薬のためにデアデビルの正体を売ってしまいました。その後はHIV感染という虚偽の診断をミステリオが変装した医者から宣告され、それを信じたままデアデビルを庇って彼の腕の中で息絶えました。

今回目撃されたカレンの変化は単なる変装説の他に、コミックをなぞるような転職説が浮上しており、ドラマの脚本が変更される前はシーズン1の1話開始時点でカレンが死んでいた事もあわせて、シーズン2のカレンに不穏な運命が待ち構えていると考えるファンもいます。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-daredevil-born-again-episodes-2-and-3-were-originally-intended-to-be-the-shows-pilot/”]

カレン・ペイジを演じるデボラ・アン・ウォールさんは少し前のインタビューで「シーズン2の脚本は素晴らしいです。このストーリーラインに参加できることをとても光栄に思います。」とコメントしていました。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン1は 2025年3月4日(日本時間で3月5日)よりディズニープラスで配信中です。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン2、撮影現場でとある変化が確認される

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」の撮影現場から、新たな写真がリークされています。シーズン1の結末もまだ分かっていませんが、これらの写真はそのエンディングをほのめかしているかもしれません。

※これより先は「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン2のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

マット・マードックがチェリー元刑事と会話するシーン。不思議な事にマットは深々とフードを被り、人目を避けている様子が伺えます。

ウィルソン・フィスク市長の看板への落書き。これまでのエピソードで市長選はあまり詳細には描かれていませんでしたが、群衆の声の中には全市民が歓迎しているわけではない事も表現されていました。このセットは反発する市民の行動が過激化して来ている事を示しているようです。

BB・ユーリッチに関する何らかのシーンと、オバマ元大統領にインスパイアされたフィスク市長のポスターも発見されています。

配信が始まった「デアデビル:ボーン・アゲイン」はR指定になっている通り暴力的な表現も多くなっていますが、今のところデアデビルとキングピンの再戦の予兆はあまりありません。少なくともフィスクは休戦協定を維持しようとすらしています。

今後ふたりの関係がどのように変化していくのか、シーズン1がどのように終了し、シーズン2に何が期待出来るのか、続報があり次第、またお届けする事になります。

「デアデビル:ボーン・アゲイン」では主人公デアデビル/マット・マードックを引き続きチャーリー・コックスさんが演じる他、Netflixのマーベルドラマからデボラ・アン・ウォールさん演じるカレン・ペイジとエルデン・ヘンソンさん演じるフォギー・ネルソン、ジョン・バーンサルさん演じるパニッシャー/フランク・キャッスルが、「ホークアイ」で一足先に戻ってきたヴィンセント・ドノフリオさんのキングピン/ウィルソン・フィスクに続いて戻って来る事になります。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン1は 2025年3月4日(日本時間で3月5日)よりディズニープラスで配信中です。