アニメ「アイ・アム・グルート」シーズン2がYoutubeで無料公開へ

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のショートアニメ「アイ・アム・グルート」シーズン2第1話が Youtube の MarvelHQ チャンネルにて無料公開されました。シーズン1はちょうど1年前の9月に同チャンネルで無料公開がスタートしていました。

シーズン1の動画は現在非公開となっており、今回のシーズン2も期間限定となる可能性が高そうです。

「アイ・アム・グルート」は2014年公開の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のラストで誕生したベイビーグルートを主人公とする短編アニメ作品で、いつものMCUとは異なるミニマムな冒険を描いています。

公開されているのは英語版ですが、いつもの映画やドラマのような重要な会話があるわけでもないため、ディズニープラス未加入の方はこれで楽しんでみるのもいいかもしれません。

アニメ「アイ・アム・グルート」はシーズン2までディズニープラスで配信中です。

「アガサ:オール・アロング」、新たなプロモ動画よりワンダの呪いを受けていた期間が明らかに

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ:オール・アロング」の新たな動画が公開されました。この最新の動画では、主人公アガサ・ハークネスが「ワンダヴィジョン」のラストでワンダに呪いをかけられてからどのぐらいの期間が経過していたのかが明かされています。

動画の中で裸(に見える状態)でうろつくアガサが「私はどのぐらいここにいたの?」と質問した時、デヴィッド・ペイトンさん演じるハーブ(ジョン・コリンズ)は「3年だ」と答えています。

「ワンダヴィジョン」は「アベンジャーズ/エンドゲーム」の2023年の最終決戦から約3週間後、10月頃(*1)の話だと見られており、そこから3年後となると、「アガサ:オール・アロング」は 2026年後半の時系列となるようです。

*1:「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」のベティの「8ヶ月前に、勇敢なヒーローたちが私たちを連れ戻してくれました。」というセリフからの逆算。

「ホークアイ」の後であるという事以外の詳細が不明な「エコー」やタイムトラベルを多く含む「ロキ」や「デッドプール&ウルヴァリン」などの特殊な作品を除くと、フェーズ5の作品は「ザ・マーベルズ」を含めてほとんど2025年の話でした。

突然の1年余りの空白は単なるミスなのか、それとも重要な理由があるのかは不明で、本作だけの問題ではない事も含めて今後注意深く見守る必要があります。

その他、いくつかの動画が公開されています。

「アガサ:オール・アロング」の米公式あらすじは以下のとおりです。

「アガサ・オール・アロング」では、悪名高いアガサ・ハークネスが疑り深いゴス系のティーンに助けられ、歪んだ呪文から解放されます。彼が「生き残れば魔女が失ったものを褒美として与えられる伝説のウィッチズ・ロード」に連れて行ってほしいと頼むと、アガサは興味をそそられます。ウィッチズ・ロードは、試練を生き延びた魔女に失ったもの、欠けているものを与えてくれる魔法の試練の道です。アガサとこの神秘的なティーンは、絶望的な魔女の集団をまとめ、共にその道を進みます。

本作は「ワンダヴィジョン」のヴィラン、アガサ・ハークネスを主人公とし、これをキャスリン・ハーンさんが再演。

本作のヴィランとして、オーブリー・プラザさんが魔女リオ・ヴィダル、パティ・ルポーンさんが魔女リリア・カルデル、サシール・ザマタさんは魔女ジェニファー・ケイル、アリ・アンさんは魔女アリス・ウーを演じるとされています。

ジョー・ロックさんは謎の少年”ティーン”を演じますが、ワンダの息子のひとり、ビリーの生まれ変わりとも報じられています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-agatha-coc-billy-return-method-rumor/”]

さらに、マイルズ・グティエレス=ライリーさんがビリーのボーイフレンドのエディを演じるとされています。エディはコミックのビリーの恋人でスクラルとクリーのハーフであるテディ(ハルクリング)とは異なるとも報じられています。

ポール・アデルスタインさんとマリア・ディジアさんは、生まれ変わったビリ―の両親であるジェフとレベッカ・カプラン役を担当していると言います。

また、「ワンダヴィジョン」のアガサの回想シーンで殺された魔女の娘たちがセーラムズ・セブンとして復讐を画策しているとの事。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-agatha-dd-salem-seven-cast-rumor/”]

そしてエヴァン・ピーターズさんが「ワンダヴィジョン」からラルフ・ボーナーとして再登場。

「アガサ:オール・アロング」におけるラルフ・ボーナーも出番は少しだと言われていますが、「ワンダヴィジョン」の削除シーンでは、彼はFBIのジミー・ウー捜査官が探していた「消えた保護観察中の証人」だった事が判明しています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-wandavision-deleted-scene-missing-witness/”]

ドラマ「アガサ:オール・アロング」は 2024年9月19日 よりディズニープラスで初回2話配信予定です。

米ディズニープラスのマーベルページに新たなセクションが追加されている事が報じられる

ディズニープラスのUS版で、マーベルのページに新たなセクションが追加されていると、海外メディア The Direct が報じました。31の映像がまとめられたこの最新セクションは「Marvel Unscripted」と名付けられています。

記事によると、「Marvel Unscripted」はドキュメンタリ映像をまとめたカテゴリで、31作品のうち21の映像が「マーベル・スタジオ・アッセンブル」シリーズとなっています。

以下、米ディズニープラスでの表示順どおりのリストです。

  1. (日本未公開)デッドプール&ウルヴァリン:スペシャルルック(2024)*
  2. アッセンブルド:メイキング・オブ・X-メン ’97 (2024)*
  3. マーベル マスクに隠された真実(2021)
  4. アッセンブルド:メイキング・オブ・ザ・マーベルズ(2024)*
  5. マーベル75周年の軌跡 コミックからカルチャーへ (2014)
  6. アッセンブルド:メイキング・オブ・エコー(2024)*
  7. ボイス・ライジング:ミュージック・オブ・ワカンダ・フォーエバー、エピソード 1-3 (2023)*
  8. スタン・リー(2023)*
  9. アッセンブルド:メイキング・オブ・ロキ シーズン2 (2023)*
  10. (日本はHulu配信)世界の超人 ~驚異の身体能力~(原題:Stan Lee’s Superhumans)、シーズン 1-3 (2010-2014)
  11. アッセンブルド:メイキング・オブ・シークレット・インベージョン(2023)*
  12. アッセンブルド:メイキング・オブ・ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol. 3(2023)*
  13. エム・パワー、エピソード1-4(2023)*
  14. アッセンブルド:メイキング・オブ・アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023)*
  15. アッセンブルド:メイキング・オブ・ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー(2023)*
  16. アッセンブルド:メイキング・オブ・シーハルク:ザ・アトーニー(2022)*
  17. アッセンブルド:メイキング・オブ・ソー:ラブ&サンダー(2022)*
  18. アッセンブルド:メイキング・オブ・ミズ・マーベル(2022)*
  19. アッセンブルド:メイキング・オブ・ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022)*
  20. ディレクター・バイ・ナイト(2022)*
  21. アッセンブルド:メイキング・オブ・ムーンナイト(2022)*
  22. アッセンブルド:メイキング・オブ・エターナルズ(2022)*
  23. アッセンブルド:メイキング・オブ・ホークアイ(2022)*
  24. Marvel Studios: Assembling A Universe(2014)*
  25. アッセンブルド:シャン・チーとテン・リングスの伝説のメイキング(2021)*
  26. (日本は非公開に)Marvel Studios: Expanding the Universe(2019)*
  27. アッセンブルド:メイキング・オブ・What If…? (2021)*
  28. アッセンブルド:メイキング・オブ・ブラックウィドウ(2021)*
  29. アッセンブルド:メイキング・オブ・ロキ(2021)*
  30. アッセンブルド:メイキング・オブ・ファルコン&ウィンター・ソルジャー(2021)*
  31. アッセンブルド:メイキング・オブ・ワンダヴィジョン(2021)*

※アスタリスクはMCU関連作品

記事執筆時点でこのセクションは日本のディズニープラスでも実装済み、「マーベル ドキュメンタリー」という名前で公開されています。

日本のディズニープラスでは検索欄に「アッセンブル」や「assembled」と入れても全ての作品が表示されなかったため、このセクションはシリーズを視聴したいユーザーにとってアクセスの向上が見込まれそうです。

ソース:Disney Plus Adds New Marvel Section With 27 MCU Specials

エリザベス・オルセンさんがワンダ再演の可能性について語る─「ワンダをうまく使えるなら」

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」などでスカーレットウィッチ/ワンダ・マキシモフを演じたエリザベス・オルセンさんが、アイルランドのラジオ局 FM104 に出演した中で、ワンダの再演の可能性について言及しました。

今後のMCUでワンダが再登場する可能性について質問されたエリザベス・オルセンさんは「彼女をうまく使う方法がある場合は、このキャラクターをまた演じたいです。私が始めたときはうまく使われて幸運だったと思います。その後彼らは一瞬、私をどうしたらいいのか分からなかったんです。ワンダをうまく使う方法があるなら、いつでも喜んで戻ってきますよ。」と回答しました。

「マーベルが一瞬ワンダをどうしていいかわからなくなった」というのはおそらく「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」の事を指しており、多くのファンも「ワンダヴィジョン」でのワンダの大きな決断の後、「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」までにさらに闇落ちしてしまっていた事に関して戸惑う事となっていました。

オルセンさんは2023年でのインタビューで「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネスには問題があった」とコメントし、この脚本家が「ワンダヴィジョン」を未視聴だった事を告白。脚本をオルセンさんが変えることは出来ないため、試行錯誤して演技に違いを取り入れたと語っていました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-doctor-strange-2-elizabeth-olsen-confirmed-wanda-problem/”]

その後にもワンダを再演したい旨の発言はしていますが、今になってもやはり「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」での展開は気に入っていないようであり、今回のインタビューではワンダ再演の可能性は次の脚本次第という事になりそうです。

そんな中で、先月はドラマ「ヴィジョンクエスト」でワンダの再登場、あるいはMCU初登場となるヴィジョンの妻ヴァージニア・ヴィジョンをエリザベス・オルセンさんが演じる可能性が報じられていました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-vision-quest-elizabeth-olsen-virginia-rumor/”]

かつてはまたヴィジョンとのカップルを演じたいともコメントしていましたが、これが遠からず実現する事になるのでしょうか。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-doctor-strange-2-wanda-future-interview/”]

ドラマ「ワンダヴィジョン」、映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」はディズニープラスで配信中です。

【噂話】ドラマ「ホークアイ」シーズン2の最新状況が報じられる

マーベル・スタジオが開発中とされるMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」シーズン2の現状について、海外メディア TCC のアレックス・ペレス氏が報じています。5月の時点で本作に関するいくつかの情報も報じられていました。

今回の報告によると、「ホークアイ」シーズン2は開発の初期段階にあり、ストーリーをどこに持っていくかについてのアイデアを持ち寄っているとの事。また、シーズン2の大きなアイデアの1つとして、ヘイリー・スタインフェルドさん演じるケイト・ビショップがシーズン1よりも大きな役を演じるという点を説明しています。

マーベル・スタジオのストリーミング、テレビ、アニメーション部門責任者のブラッド・ウィンダーバウム氏は4月のインタビューで、マーベルが戦略を変更し、現在では実際に制作する予定よりもはるかに多くのプロジェクトを開発していると説明していました。

マーベル・スタジオの舞台裏では新しいシステムが導入されています。私たちは今、より伝統的なスタジオのようになり、実際に制作するよりも多くのものを開発しています。

これは、従来のハリウッドスタジオのほとんどのスタジオが行っている方法であり、ある程度開発してみてそれがMCUに適応しそうであれば実際に本格的な制作を開始するスタイルに変更したようです。

これによって「やはりMCUに適さなさそうだ」と判断されればプロジェクトは簡単に破棄される事になりますが、代わりにより多くのアイデアを実現する可能性も生まれる事になります。

したがって「ホークアイ」シーズン2もいつでもキャンセルされる可能性がありますが、少なくとも現在は制作に向けて協議中。以前にはシーズン2が再びクリスマスものになるとし、クリント・バートンの兄であるバーニー・バートンがヴィランとして登場するとも報じられていました。

ドラマ「ホークアイ」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

ソース:September Discord Q&A About Marvel Studios with Alex Perez – Part 1

ディズニープラスでアベンジャーズドラマは制作されない?マーベル・スタジオ幹部が説明

マーベル・スタジオのストリーミング、 テレビ、アニメーション部門の責任者であるブラッド・ウィンダーバウムさんが海外メディア CinemaBlend とのインタビューの中で、ディズニープラス向けのドラマとしてアベンジャーズをアッセンブルさせる事の難しさについて説明しました。

MCUはマーベル・コミックスを原作とする作品で、時間を移動する事もあれば別世界に行く事もありますし、死者が蘇り、神と戦うこともあるあらゆる可能性を内包した世界観の中で展開しています。

しかし、その何でも出来る世界観でありながらも、可能性が低いものもあるとウィンダーバウムさんは言います。その一つが「アベンジャーズ」の連続ドラマシリーズである事を、次のように説明しました。

アベンジャーズとは、地球最強のヒーローたちが集結しなければならない日が来た、ということだと思います。長編映画というステートメント作品では、彼ら全員を活気づける出来事があるのは理にかなっています。しかし、ドラマで、毎日『ある日、ヒーローが集結する日』があるというのは、よりチャレンジングなことだと思います。コミックではそれができますが。マーベルの世界では、常に壮大な出来事が起こっていますからね。でもコミックを読むと、アベンジャーズは本当にアッセンブル(集合)してディスアッセンブル(解散)をする、またアッセンブルしてディスアッセンブル、その繰り返しです。それは可能なんでしょうか?あり得るかもしれません。でも物語的には、それは上昇と下降のようなもので、……長編映画の物語としては本当に面白いかもしれません。でも、テレビ番組としてはとてもユニークなパターンでしょうね。

ウィンダーバウムさんはストーリーテリング上の問題点について言及しましたが、もちろんお金の問題というシンプルな理由もそこには存在しています。アベンジャーズドラマを制作した場合、ディズニープラス加入者の増加は見込めるかもしれませんが、それが数十億ドルのチケット売り上げを見送る事と見合うかどうかは極めて怪しい所です。

これらの問題は、開発中だと噂の「ヤングアベンジャーズ」にも適応される可能性は高い事が考えられそうです。ミズ・マーベルやケイト・ビショップなど、ドラマデビューしたキャラが多いこともあって「ヤングアベンジャーズ」はドラマになるとも噂されていますが、若いヒーロー達とは言え彼らが集合するに足る強力な敵や大きな問題が必要となってくる事でしょう。

ウィンダーバウムさんは今回の発言でアベンジャーズドラマが制作される事について可能性がゼロだとは断言しませんでしたが、期待出来ないレベルの可能性しかないとも言えそうです。

ソース:Marvel’s Top Producer Explains The Very Logical Reason Why Avengers Stories Likely Won’t Ever Play Out On Disney+

「ヴィジョンクエスト」のヴィラン役に「スター・トレック:ピカード」のトッド・スタシュウィックさんがキャスティング

マーベル・スタジオが開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ヴィジョンクエスト」のヴィラン役に「12モンキーズ」、「スター・トレック:ピカード」のトッド・スタシュウィックさんがキャスティングされたと、大手海外メディアの The Hollywood Reporter が報じました。

記事によると、ヴィランの名前は不明で「ヴィジョンと彼が所有するテクノロジーを追跡する暗殺者」という設定のよう。

マーベルの世界には暗殺者は大勢いるわけですが、海外ファンはトッド・スタシュウィックさん演じる暗殺者を差し向けるのがウルトロンではないか、あるいはS.W.O.R.D.の元長官タイラー・ヘイワードではないかと考えています。

ヴィジョンは元々「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」の中でウルトロンがヘレン・チョに作らせたボディであり、このドラマへの出演が噂されているウルトロンが自身のAIのコピーをネット上に隠してピンチを凌ぎ、本作でボディを取り戻そうと動き出す可能性は十分にあります。

一方でタイラー・ヘイワードはS.W.O.R.D.を利用してヴィジョンの遺体からホワイトヴィジョンを再設計した人物。彼が当初の目的に則ってホワイトヴィジョンを再び手中におさめたいと考える事は想定されますが、「ワンダヴィジョン」の終わりに逮捕されている事を考えると、再登場には説得力のある理由が必要となりそうです。

本作はマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長と幹部のブラッド・ウィンダーバウム氏が最近のインタビューでもコメントしているにもかかわらず、公式には発表されていないプロジェクト。

このドラマでは「アガサ:オール・アロング」とは別の「ティーン」が登場するとも報じられており、ここ最近勢いを増す報道の中で、正式発表が待たれています。

「ヴィジョンクエスト」は同名コミックを原作とすると信じられている作品で正式タイトルについては不明。「ワンダヴィジョン」、「アガサ:オール・アロング」に続く三部作の完結編に設定されているとも言われており、その後はスカーレット・ウィッチのプロジェクトに続いていくとも考えられています。

「アガサ:オール・アロング」、これまでの幾度ものタイトル変更の理由が明らかに

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ:オール・アロング」は、2021年11月のディズニープラスデイで制作発表された当時は「アガサ:ハウス・オブ・ハークネス」というタイトルでした。その後何度かのタイトル変更を経て現在に至っていますが、この経緯についてメディアインタビューにて明らかになりました。

スタジオのストリーミング、 テレビ、アニメーション部門の責任者であるブラッド・ウィンダーバウムさんが海外メディア Comicbook.com とのインタビューで「番組のタイトル変更は誰のアイデアだったのか、また、アガサ・オール・アロングがどのようにして複数の名前でマーベルファンを常にからかうという一連の流れの一部になったのか」を質問され、次のように回答しています。

「そうですね、ずっと『アガサ:オール・アロング』でした。でも、誰かが『なあ、観客を混乱させるために、いろんなタイトルを考えればいいじゃないか』と言ったんです。」

そしてフェイクのアナウンスをする事になり、エスカレートして何度も言い合っていたと明かしました。

2021年に「アガサ:ハウス・オブ・ハークネス」として発表されて以降、「アガサ:カヴン・オブ・カオス」、「アガサ:ダークホールド・ダイアリーズ」など様々なタイトルで呼ばれ、今年の4月にも新タイトルが発表されていました。

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昨年末の段階ではスクーパーが「アガサ:オール・アロング」になるようだとも報告していましたが、開発側の目論見通り、何が真実かはわからない状況になっていました。

これらはすべてエピソードタイトルではないかとも考えられていましたが、今回のウィンダーバウムさんの発言を真に受けるのであれば、特に何の意味もないフェイクタイトルだったと言うことになりそうです。

「アガサ:オール・アロング」の米公式あらすじは以下のとおりです。

「アガサ・オール・アロング」では、悪名高いアガサ・ハークネスが疑り深いゴス系のティーンに助けられ、歪んだ呪文から解放されます。彼が「生き残れば魔女が失ったものを褒美として与えられる伝説のウィッチズ・ロード」に連れて行ってほしいと頼むと、アガサは興味をそそられます。ウィッチズ・ロードは、試練を生き延びた魔女に失ったもの、欠けているものを与えてくれる魔法の試練の道です。アガサとこの神秘的なティーンは、絶望的な魔女の集団をまとめ、共にその道を進みます。

本作は「ワンダヴィジョン」のヴィラン、アガサ・ハークネスを主人公とし、これをキャスリン・ハーンさんが再演。

本作のヴィランとして、オーブリー・プラザさんが魔女リオ・ヴィダル、パティ・ルポーンさんが魔女リリア・カルデル、サシール・ザマタさんは魔女ジェニファー・ケイル、アリ・アンさんは魔女アリス・ウーを演じるとされています。

ジョー・ロックさんは謎の少年”ティーン”を演じますが、ワンダの息子のひとり、ビリーの生まれ変わりとも報じられています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-agatha-coc-billy-return-method-rumor/”]

さらに、マイルズ・グティエレス=ライリーさんがビリーのボーイフレンドのエディを演じるとされています。エディはコミックのビリーの恋人でスクラルとクリーのハーフであるテディ(ハルクリング)とは異なるとも報じられています。

ポール・アデルスタインさんとマリア・ディジアさんは、生まれ変わったビリ―の両親であるジェフとレベッカ・カプラン役を担当していると言います。

また、「ワンダヴィジョン」のアガサの回想シーンで殺された魔女の娘たちがセーラムズ・セブンとして復讐を画策しているとの事。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-agatha-dd-salem-seven-cast-rumor/”]

そしてエヴァン・ピーターズさんが「ワンダヴィジョン」からラルフ・ボーナーとして再登場。

「アガサ:オール・アロング」におけるラルフ・ボーナーも出番は少しだと言われていますが、「ワンダヴィジョン」の削除シーンでは、彼はFBIのジミー・ウー捜査官が探していた「消えた保護観察中の証人」だった事が判明しています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-wandavision-deleted-scene-missing-witness/”]

ドラマ「アガサ:オール・アロング」は 2024年9月19日 よりディズニープラスで初回2話配信予定です。

ソース:Agatha All Along: Brad Winderbaum Addresses the Marvel Show’s Title Changes

マーベル85周年を記念してMCUの象徴的な85のシーンをまとめたコンピレーション4k動画が公開

マーベル・コミックス創立85周年を記念して、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画、ドラマ、アニメの85の象徴的なシーンをまとめた4k対応の動画が公開されました。2008年に劇場公開された「アイアンマン」から、2023年にディズニープラスで配信された「ロキ」シーズン2までの作品をまとめた50分を超える特別な動画となっています。

「キャプテン・アメリカ:ザ・ファースト・アベンジャー」から始まるこの動画は公開順ではなく基本的に時系列順になっているようで、その次が「キャプテン・マーベル」となり、その後「アイアンマン」へと変遷。「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」の後には「ブラックウィドウ」が配置されています。

動画の概要欄には「これらはすべてDisney+でストリーミング配信されています」と記載されている事から察しの良い方はお気付きの通り、ソニー・ピクチャーズが権利を持つスパイダーマンが主人公の映画はこの動画には含まれていません。

動画に寄せられたコメントの多くは「アベンジャーズ/エンドゲーム」でのスティーブ・ロジャースの「アッセンブル!」シーンがお気に入りのようで、「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」や「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」でこれを超えるようなシーンが見られる事や、MCU自体がコミックスのように85年続くようなコンテンツになる事が期待されています。

この動画に含まれなかったMCUの最新映画「デッドプール&ウルヴァリン」は12億ドルを超える大ヒット中で、ディズニープラスでは今月からドラマ「アガサ:オール・アロング」の配信が控えています。

マーベル・スタジオ幹部がより多くのスペシャル・プレゼンテーションが来る事を認める

マーベル・スタジオはディズニープラス独占配信としてマーベル・スタジオ・スペシャル・プレゼンテーションのブランドを冠した「ウェアウルフ・バイ・ナイト」と「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデースペシャル」をこれまでにリリースしてきました。

海外メディア Comicbook.com とのインタビューでMCUが今後さらに多くのスペシャル・プレゼンテーションを導入するのかと質問された時、スタジオのテレビ、ストリーミング、アニメーション責任者であるブラッド・ウィンダーバウムさんは、「ええ、そうです」と意外なほどにあっさりと認めました。しかし残念ながら、それ以上の話を聞くことは出来ませんでした。

今年の7月、ケヴィン・ファイギ社長は1本のスペシャル・プレゼンテーションが開発中である事を明かしています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-kevin-feige-confirms-new-special-presentation/”]

この時のインタビューではこれが 2025年には配信されない事が明言されているため、現状の計画では 2026年か2027年あたりには少なくとも1本のスペシャル・プレゼンテーションが配信される可能性があります。

ウィンダーバウムさんは今回のインタビューで複数の番組が来ることを認めたため、あと1、2本程度は具体的な話し合いが進められていると考えられそうです。

以前には「ノヴァ」がスペシャル・プレゼンテーションとして計画されているとも報じられていましたが、その後、この番組がドラマとして制作されている事が公式にみとめられました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-nova-disney-plus-series-kevin-feige-confirms/”]

また、スカーレット・ウィッチのスペシャル・プレゼンテーションが計画中とされた事もありましたが、その後しばらくして映画に変更とも報じられています。

新たなスペシャル・プレゼンテーションでどのようなキャラクターが取り上げられることになるのか、続報があり次第またお伝えする事になります。

ソース:Marvel’s Head of Television Brad Winderbaum Teases More Special Presentations