映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」、シム・リウさんが新型コロナ感染を告白

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」の主演を務めたシム・リウさんが、新型コロナウイルスに感染していた事を自身のTwitterにて明かしました。2週間前に感染し、現在は回復しているとの事で、「ブースター接種のおかげで軽症で済んだ」と投稿しています。

リウさんは昨年、祖父母をワクチン待ちの間に亡くした事を明かしつつ、2週間前に新型コロナウイルスに感染したと投稿しました。ブースター接種のおかげ風邪のような寒気で済んだと説明しています。

さらに「私はユニセフカナダのアンバサダーとして、世界中の恵まれない家庭にワクチンを届ける同団体の活動を目の当たりにしてきました。ワクチンの配送や保管が問題にならない場所に住んでいる私たちが、いかに幸運であるかを思い知らされます。どうか、感謝してください。」とワクチンをうてる状況にあることへの感謝をするべきだと述べました。

シャン・チーには続編やスピンオフ作品の計画が発表されていますが、これらはまだプリプロダクションにも入っておらず、これに関しての感染拡大は考えなくていいようです。

先日はディズニーの厳格なワクチン接種ルールのもとで制作されている「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」の撮影現場にてナキア役ルピタ・ニョンゴさんの陽性反応が確認され、制作が再中断されている事が報じられました。

一方で「アントマン&ワスプ:クアントゥマニア」でワスプ役を演じるエヴァンジェリン・リリーさんがワクチン反対運動の支持を表明するなど、波紋を呼んでいます。

映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」はディズニープラスで配信中です。

ワスプ役エヴァンジェリン・リリーさんの投稿が物議を醸し、海外SNSが荒れる

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アントマン」シリーズでワスプ/ホープ・ヴァン・ダインを演じるエヴァンジェリン・リリーさんが反ワクチン運動に賛成を示す投稿をし、海外SNSが荒れています。これまでマーベル作品キャストの中でレティーシャ・ライトさんが反ワクチン論者として取沙汰されていましたが、リリーさんがそこに加わり、議論はさらに大きくなっているようです。

リリーさんは活動を示す写真と一緒に以下のようなコメントを投稿しています。

私は今週末、身体的主権を支持するためにDCにいました。一方、カナダのトラック運転手は、同じことを支持するために、国を横断する平和的な車列のために結集していました。

私は、誰も自分の意志に反して、脅されて、自分の体に何かを注射することを強制されるべきではないと信じています。

– 暴力的な攻撃
– 裁判なしの逮捕または拘留
– 失職
– ホームレス
– 飢餓
– 学業不振
– 愛する人からの疎外
– 社会からの排除
…いかなる脅威にもさらされる。

これは道ではないのです。これは安全ではありません。これは健康的ではありません。これは愛ではありません。世界が恐怖に包まれていることは理解していますが、恐怖に力で答えることが問題を解決するとは思っていません。

私はCOVID以前も、そして現在もプロチョイスです。

ワクチンの強制接種を促進する政府の立場も、自由であるべきとのリリーさんの主張も理解出来るものではありますが、少なくともディズニーはワクチン未摂取者の撮影参加を認めない方針である事が報じられています。この方針は2021年10月以降の撮影作品に対して適用されているもので、リリーさんの出演する映画「アントマン&ワスプ:クアントゥマニア」は対象外となっていました。

エヴァンジェリン・リリーさんは2021年11月に撮影を終えていることを明かしていますが、クアントゥマニアの再撮影や、次回作以降の撮影に入る際にはワクチンを撃つか、出演を辞退するかの選択を迫られることになるようです。

2021年は「ブラックパンサー」シリーズのシュリを演じるレティーシャ・ライトさんが同様の問題で話題になり、メディアに取り上げられた中で、リリーさんがこのタイミングでこの投稿をしたことに一部ファンの間では「ワスプが3作目で退場するのではないか」との深読みも始まっています。

リリーさんは2020年3月、パンデミックが始まり、アメリカで外出禁止令が出た時もInstagramで「#モーニングティー中。子供たちを体操合宿に送り出してきたところ。出かける前にみんなちゃんと手を洗った。楽しそうに遊んで、笑ってる。#いつも通りの生活」と投稿したことで炎上しました。

映画「アントマン&ワスプ:クアントゥマニア」は 2023年7月28日 米国公開予定です。

フィル・コールソン役クラーク・グレッグさん、愛車が大破する交通事故にあうも無事を報告

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ」などや、ドラマ「エージェント・オブ・シールド」でS.H.I.E.L.D.のエージェント、フィル・コールソンを演じた俳優のクラーク・グレッグさんが、交通事故にあった事、そして無事であることを自身のTwitterにて報告しました。

グレッグさんは大破した愛車の写真とともに「先週、対向車が巨大な岩石と衝突し、私の愛車である2013年型テスラのイーディスに激突しました。エアバッグと科学と宇宙の驚異的な力のおかげで、子犬のルーシーと私は比較的無傷で済みました。深く感謝します。」とコメントを添えて無事を報告しました。

クラーク・グレッグさんは以前からドラマ「シークレット・インベージョン」での再演の噂がありますが、今の所公式には明かされていません。しかし、アニメ「ホワット・イフ・・・?」でのコールソン再登場や、映画「ブラックウィドウ」のプレミアイベントにゲスト招待されていることなど、マーベル・スタジオがコールソンというキャラクターにまだ興味を持っている事は確かなようです。

ドラマ「シークレット・インベージョン」はディズニープラスで配信予定です。

マーベルの日本公式MCUページの情報で海外が大混乱に

先週、マーベルの日本公式ページの2022年作品リストが海外ファンに発見され、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のディズニープラス作品のスケジュールが日本から公式リークされたと海外で話題になりました。しかし日本の公式ページは情報をアップデートしたことで、海外ファンは混乱に陥っています。

先週、マーベルの日本公式ページが公開した情報では5月公開の「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」と7月公開の「ソー:ラブ&サンダー」の間に、ディズニープラスで配信予定のドラマ「シーハルク」、アニメ「アイ・アム・グルート」、アニメ「ホワット・イフ・・・?シーズン2」の3作品が入っていた事で、海外はこの夏はMCU祭りだと盛り上がっていました。また、ドラマ「シークレット・インベージョン」も2022年配信予定としてピックアップされていました。

しかしそれから約1週間経過し、日本公式はこの騒動に気づいたのかページの内容を更新。ところが更新後のページからはいくつかの作品が配信日未定扱いではなくざっくりと削除されてしまったため、海外勢は「シークレット・インベージョン」などが2023年に延期されてしまったと落胆しています。

日本公式ページといってもマーベル・コミックやマーベル・スタジオに日本法人があるわけではなく、URLを見てわかるようにウォルト・ディズニー・ジャパンによる運営だと考えられます。マーベル・スタジオと日本のディズニーがどの程度情報を共有出来ているのかは疑問なところですが、上記3作品が2023年に延期されるといった米国での公式発表はありません。

今後の公式発表には要注意です。

現在のところ、ドラマ「シーハルク」、アニメ「アイ・アム・グルート」、アニメ「ホワット・イフ・・・?シーズン2」はいずれも2022年内にディズニープラスで配信予定です。

ソース:Marvel Removes 2 Upcoming MCU Shows From 2022 Release Slate

ドラマ「ムーンナイト」出演のギャスパー・ウリエルさんが事故、37歳で死去

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ムーンナイト」に出演するフランス人俳優のギャスパー・ウリエルさんが、スキー事故で亡くなっていたと Deadline など複数の海外メディアが一斉に報じました。享年37歳。

ディズニープラスでの配信を控えているドラマ「ムーンナイト」や「ハンニバル・ライジング」、「サンローラン」といった映画にも出演していたウリエルさんですが、フランス現地時間1月18日、サヴォワのゲレンデでスキー事故により頭部を負傷。ヘリコプターでグルノーブルの病院に搬送されたが死亡が確認されたと記事は伝えています。

3月30日よりディズニープラスで配信される「ムーンナイト」の撮影を先日終えたところでした。ウリエルさんは「ムーンナイト」でミッドナイトマン/アントン・モガードを演じると報じられていました。

ソース:French Actor Gaspard Ulliel, Star Of Marvel’s ‘Moon Knight’ Series, Dies Aged 37 After Ski Accident

クリス・ヘムズワースさんの息子が三代目ホークアイの座を狙う?

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「マイティ・ソー」シリーズで主演を務める俳優のクリス・ヘムズワースさんがInstagramを更新し、動画を投稿しました。その動画では、ヘムズワースさんの息子がソーではなく、ホークアイと同じ弓矢のスキルを披露しています。

ヘムズワースさんは動画と共に「自宅で試すのはやめましょう。後頭部を63発撃ってから釘を打ちました。その価値はありました。このスタントは、自分たちの安全を完全に無視した、イカれたカップルによって行われたものです。 (心配しないでください、ゴムの矢でした)」とコメントを添えて投稿。

63回のショットが誇張か真実かは不明ですが、動画では見事にペットボトルを射抜く息子の姿が収められていました。

ヘムズワースさんには3人の子供がいますが、悲しい事にソーは好かれていない様子。以前にも「大きくなったら何になりたいの?」と聞くと「スーパーマン」と答える息子がいる事を明かしていました。

コミックではソーの息子として、マグニ・ソーソンやモディ・ソーソンがいますが、MCUがあと10年、20年続いて、ヘムズワースさんの息子たちがソーの事を好きになっていれば、親子共演の機会もあるのかもしれません。

ソーシリーズの最新映画「ソー:ラブ&サンダー」は 2022年7月8日 米国公開予定です。

米国の2021年新生児の名前にドラマ「ワンダヴィジョン」の影響が強く出ていると報じられる

2021年、最も人気のある女の子の名前として、11年連続で君臨していたソフィアという名前がついに追い抜かれ、オリビアがトップとなりました。しかし BabyCenter が発表したレポートによると、今年ディズニープラスで配信されたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」が新生児の名前に大きく影響しているようです。

海外メディア Buzzfeed によると、ワンダは前年比54%増、アガサは32%増、ダーシーは11%増でした。しかし、不思議なことに女の子のリストにヴィジョンという名前が22%増で取り上げられているとも伝えています。

「ワンダヴィジョン」については、先日、エミー賞のリミテッドシリーズ賞を含む計23部門にノミネートされました。また、エリザベス・オルセンさんが「リミテッド・シリーズまたは映画における優れた主演女優」、ポール・ベタニーさんが「リミテッド・シリーズまたは映画における優れた主演男優」、キャスリン・ハーンさんが「リミテッド・シリーズまたは映画における優れた助演女優」にノミネートされるなど、キャストの一部もノミネートされました。そして最終的に、クリエイティブ・アーツ・エミー賞の3部門を受賞しました。

ドラマ「ワンダヴィジョン」シーズン1はディズニープラスで全話配信中です。

ソース:This Is What Parents Named Their Babies In 2021 — And For The First Time In Over A Decade, There’s A New Top Girl Name

映画「DUNE/砂の惑星」ドゥニ・ビルヌーブ監督がマーベル映画を「コピペに過ぎない」と批判

ワーナー・ブラザース配給で10月公開予定の映画「DUNE/砂の惑星」のドゥニ・ビルヌーブ監督が、海外メディア el mundo(スペイン誌)とのインタビューの中でマーベル映画を「カット&ペーストに過ぎないマーベル映画が多い」と批判した事が話題になっています。

インタビューの中で、ヴィルヌーヴ監督は、著名な映画監督を引き合いに出し、大規模な予算で制作された映画は、芸術的には今でも意義があると考えていることを認めました。

ハリウッドの黄金時代を思い浮かべてみてください。商業映画が異なる芸術的提案をすることができ、それゆえに政治的であることがわかります。やりたいことをやるために潤沢な予算があることを、損だとか邪魔だとか思ったことはありません。逆転の発想。多額の予算をかけた映画は、同時に芸術的な意味を持つことができない、と誰が言ったのでしょうか?私は今、クリストファー・ノーランやアルフォンソ・キュアロンのような人たちのことを考えています。

以前に「スーパーヒーロー映画は映画ではない」というマーティン・スコセッシ監督のコメントをインタビュアーが引用すると、ヴィルヌーヴは前者の意見に同意し、「この種の映画は、その「カット&ペースト」方式のために、(観客を)少しばかりゾンビにしてしまっている」と述べました。

おそらく問題は、他の映画の “切り貼り “に過ぎないマーベル映画があまりにも多く目につくことです。この種の映画は、観客を少しゾンビにしてしまっているのかもしれません。しかし、大作で高価な価値のある映画は今もたくさんあります。私は悲観的になる必要はないと思います。

ヒーロー映画はそのストーリーテリングの性質上、「ヒーローが悪役を倒す」という脚本のコピペの型からは逃れられない宿命にあり、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)でもそこから外れているのは「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」や「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」といった数少ない作品だけに留まっています。

監督の真の意図はこのインタビューだけでは判断が難しいですが、「DUNE」には「スパイダーマン」シリーズのMJ役ゼンデイヤさん、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」「アベンジャーズ/エンドゲーム」でサノスを演じたジョシュ・ブローリンさん、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのドラックス役デイブ・バウティスタさん、「アントマン」シリーズでカートを演じたデヴィッド・ダストマルチャンさん、ドラマ「ムーンナイト」主演のオスカー・アイザックさん達が登場しています。彼らの出演経歴に監督が泥を塗ってしまうのはとても悲しい事です。

昨今のマーベル映画の多くは興行成績の記録を塗り替え、賞を取り、レビューサイトでは高く評価される傾向にあります。監督はこれを「観客をゾンビ」にしていると表現しました。もちろんのように2021年に公開された「ブラックウィドウ」、「シャン・チー/テン・リングスの伝説」はそれぞれ記録を塗り替え、その物語や映像が高く評価されています。また、映画だけでなくドラマ「ワンダヴィジョン」もエミー賞を受賞し、大成功をおさめています。

お気に入り作品を批判されて怒るファンもいれば、ビルヌーブ監督が成功者であるマーベルに嫉妬しているだけと捉えるファンもいますが、しばらくはSNSで燃え続ける事になりそうです。

ソース:Denis Villeneuve Criticizes Marvel Movies: ‘Turned Us Into Zombies’

Time誌「最も影響力のある100人」スカーレット・ヨハンソンさん、クロエ・ジャオ監督、ダニエル・カルーヤさんが選出

米国のニュース雑誌タイムによる2021年の「世界で最も影響力のある100人」にスカーレット・ヨハンソンさん、ダニエル・カルーヤさん、そしてクロエ・ジャオさんが選出されました。3人はマーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品に携わっている人物です。

スカーレット・ヨハンソン

ヨハンソンさんは2010年公開の映画「アイアンマン2」にてMCUに初登場。ブラックウィドウ/ナターシャ・ロマノフを演じ、以降多くのMCU作品に出演しました。推薦人のジェイミー・リー・カーチスさんは以下のようなコメントを寄稿しています。

スカーレット・ヨハンソンは、私が結婚した年の私の誕生日に生まれたこともあり、親近感を持っていました。彼女は私の誕生日に生まれ、私が結婚した年に生まれたからです。彼女は私の母の内面を知りたがっていたので、私たちは話をしました。2人のルーツがデンマークであること、演技への情熱、複数の才能を持っていることなど、明らかな共通点がありました。その映画の中で、スカーレットを見て、彼女が私の母と同じであることに驚かされる瞬間があります。

最近、私は彼女がブラックウィドウとしてスクリーンを支配しているのを見ました。ブラックウィドウは、女性を操って自分のために戦わせる権力者に復讐します。そして、現実に起きた「操られ」(同じ強調)に対する彼女の見事な対応を見ました。彼女は、映画館とストリーミングで同時に映画を公開するという決定によって、かなりのギャラの損失を被ったとして、スタジオに対して契約違反の訴訟を起こしたのです。

良心を持った暗殺者としても、感情を持った俳優としても、そして第2子を出産したばかりの猛烈な母親としても、「このママベアをバカにするな」というメッセージは明確です。

ヨハンソンさんは長年MCUに貢献してきましたが、映画「ブラックウィドウ」の公開方法についてディズニーの契約違反を理由に提訴し、噂されていた「ブラックウィドウ2」やMCUでの監督デビューについて先行きが不透明になっています。

クロエ・ジャオ

ジャオ監督は2021年11月5日公開予定の映画「エターナルズ」の監督です。アン・リー監督が推薦人としてコメントを寄せています。

クロエ・ジャオは、2017年の映画「The Rider」で世界の注目を集めた。サウスダコタ州で奮闘するネイティブアメリカンの家族を疎ましくも見事に描いた作品だ。そして、アジア人女性として初めてアカデミー賞の監督賞を受賞した「Nomadland」でも、再び注目を集めました。慈愛に満ちた眼差しで、彼女は物語とドキュメンタリーを巧みに融合させ、登場人物の内面の精神を捉え、彼らの人生を覗き込み、真に理解することを可能にしています。胸が張り裂けそうなほど美しい客観的な写真も、深く悲しく、しかし信じられないほど優しい心を映し出しています。

クロエは、見知らぬ土地の遊牧民であり、家のない反抗的な放浪者のようです。しかし、その自由にはエッジがあります。それは、ある文化や、その文化が潜在的に持っている「こうあるべき」という考えに精通していない、特別な視点を持っているからです。このレンズを通して、彼女は鋭い観察力を発揮し、物語の本質を鋭く捉え、判断や解説をすることなく、深い共感を持って描くことができるのです。

クロエは真の宝石のようなアーティストです。世界の中で自分の居場所を探す人間を描いた彼女の作品には、独特の説得力があります。分裂した世界の中で、彼女のビジョンは貴重なものです。

ジャオ監督の「エターナルズ」以降のMCUにおける契約は不明です。

ダニエル・カルーヤ

カルーヤさんは2018年公開の映画「ブラックパンサー」で、ワカンダの国境警備隊ボーダー族のリーダー、ウカビを演じました。推薦人として「ブラックパンサー」のライアン・クーグラー監督がコメントしています。

ダニエル・カルーヤと会話をすることは、他にはない経験です。彼は強烈な目であなたを見ていて、恐怖や判断なしに、注意と共感だけで聞いているように見えます。ダニエルの職人技を賞賛する人たちは、彼の笑顔や、言葉に命を吹き込む方法に注目します。しかし、彼の演技がこれほどまでに深いレベルで評価されるのは、ダニエルが観察者であり、聞き手であり、相手が誰であろうと、どこの国の人であろうと、他の人間との関係を築くことに尽力する共感的な魂を持っているからだと思います。

2021年に公開された映画「Judas and the Black Messiah」で、シャカ・キング監督が、1969年にシカゴで警察に殺害されたブラックパンサー党のリーダー、フレッド・ハンプトン役にダニエルを起用したとき、私は、ダニエルがハンプトンの遺族に会わなければならないときが来るだろうと考えました。ダニエルは、有名人であるということではなく、その共感性によって、彼らの愛するリーダーを演じる自信を得るだろうと確信しました。その共感が、ダニエルを次にどのように導いてくれるのか、私は楽しみです。

カルーヤさん演じるウカビの今後の再登場は不明ですが、最後に登場したウカビは死亡したわけではないので戻ってくる可能性はあると考えられています。現在撮影中の「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」やディズニープラスでのワカンダスピンオフドラマもライアン・クーグラー監督が手掛けている事もあり、その可能性は高いと思われています。

今度こそ出演?マーベルUKがキアヌ・リーブスさんの誕生日お祝いのツイートをするも即削除し波紋を呼ぶ

9月2日のキアヌ・リーブスさんの誕生日を祝って、マーベルUK&アイルランド公式ツイッターがお祝いツイートを投稿しました。マーベル公式がロバート・ダウニーJr.さんやクリス・エヴァンスさんなど、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に出演した俳優さんのお祝いをする事は昨今ではよく見られる事ですが、今回の投稿はそれとは違い、挙げ句にすぐに削除するという事になり、海外ファンの間ではいよいよMCUに登場するのではと波紋を呼んでいます。

キアヌ・リーブスさんはマーベル・スタジオが毎回のようにラブコールを贈るも、多忙につきその出演がなかなか実現しない俳優さんで、最近では「シャン・チー/テン・リングスの伝説」のヴィラン、マンダリン役、「エターナルズ」、「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」のネイモア役、「ムーンナイト」、SSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の「ザ・クレイヴン・ハンター」などで出演の噂になるもいずれも実現していません。

リーブスさん本人は以前のインタビューにてウルヴァリンを演じたかった事を語りつつも、今となっては年齢的に不安があることも明かしています。

今回のマーベルUK公式のツイートはキアヌ・リーブスさんの何かしらのキャスティングが内定している事を証明するものなのでしょうか?続報に注目です。