「ロキ」S2、ブラッド・ウルフとレンスレイヤーのデートにミス・ミニッツがご立腹

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」シーズン2で、TVAのハンターX-5ことブラッド・ウルフを演じたラファエル・カザルさんが自身の X にプライベート写真を投稿しましたが、これに対してミス・ミニッツが不満を漏らしています。

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カザルさんはTVAの標語である「For All Time , Always」の一部「All Time」の看板を掲げているカリフォルニアのフレンチレストランの前で、ラヴォーナ・レンスレイヤー判事を演じたググ・バサ=ローさんとツーショット写真を撮影。

時間の分岐(branch)をよしとした新しいTVAへの反抗か「悪役は束(bunch)になる。ラヴォーナとブラッド。とわに時を、いつでも」とコメントを添えて投稿。

これを発見したミス・ミニッツは「ミス・ミニッツへの招待はないの?せっかくブラッドに尽くしたのに?」とコメントし、誘いがなかった事に腹を立てているようです。

「ロキ」シーズン2の最終回を経てブラッド・ウルフとレンスレイヤーのその後は明示されていませんが、ブラッドに関しては小さなヒントが映像上にあった事を監督が明かしています。

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そもそも視聴者が見てきた X-5 としてのブラッドは記憶を消された変異体であり、彼のオリジンの人物や別の変異体として、シーズン3や別の作品でラファエル・カザルさんが出演する可能性が残されているのかもしれません。レンスレイヤーと共に今後、MCUの裏で暗躍していくのでしょうか?

ドラマ「ロキ」はシーズン2までディズニープラスで配信中です。

ドラマ「ロキ」シーズン2はより暗い場所へ?ググ・バサ=ローさんがコメント

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」シーズン2への参加を先日明らかにしたレンスレイヤー役のググ・バサ=ローさんが、海外メディア PopCulture とのインタビューにて、新シーズンへの期待と興奮についてコメントしました。

シーズン2の物語について質問されたバサ=ローさんは、「まあ、大変だわ。ご存知のようにロキについては何も言えません…マーベル警察がやってきて、そのまま連れて行かれてしまいます。でも、そうじゃなくて、シーズン2が決まった事に興奮していますし、自分のキャラクターを本当に愛しています。彼女(レンスレイヤー)は意外性があって、複雑だと思います。だから、彼女と一緒にもっと深くて暗いところへ行くのも楽しみなんです。」と語りました。

「ロキ」シーズン1の最終話では在り続ける者が登場し、その変異体である征服者カーンが暗躍している事があかされました。コミックではレンスレイヤーとカーンは恋人でもあり、コミックファンは二人の愛と憎しみの物語がシーズン2で描かれるのかどうかに注目しています。

シーズン2はロンドンのパインウッド・スタジオにてこの夏から撮影が始まるとの事。ミス・ミニッツの声を担当したタラ・ストロングさんは「シーズン2について知る者は剪定しなくてはならない」とコメントしていました。

マルチバースの脅威については映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」で描かれ、5月公開予定の「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」でも描かれる事になりますが、カーンがいる限りその脅威がなくなる事はありません。カーンは2023年7月公開予定の「アントマン&ワスプ:クアントゥマニア」のヴィランとして発表されていますが、「ロキ」シーズン2とどちらが先になるかは不明です。アベンジャーズの最初のヴィランであるロキだけがフェーズ4の難敵カーンの存在を認知しているのは興味深い事ですが、シーズン2で直接対決となるのでしょうか?

ドラマ「ロキ」シーズン1はディズニープラスで全話配信中です。

ソース:‘Loki’ Star Gugu Mbatha-Raw Hopes to Go ‘Deeper’ as Renslayer for Season 2 on Disney+ (Exclusive)

ドラマ「ロキ」、レンスレイヤー役ググ・バサ=ローさんは今後の事はわからないと言う

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」でTVAの裁判官レンスレイヤーを演じたググ・バサ=ローさんが、海外メディア Digital Spy とのインタビューに応じ、今後のレンスレイヤーについて正確にはわからないとしつつも、楽しみであると話しました。

バサ=ローさんは「正直なところ、どこに向かって進んでいるのかわからないんです。特にレンスレイヤーのように時間を扱う場合は、とても多くの可能性があると感じています。」と述べています。

現在、バサ=ローさんはマーベル以外のプロジェクトの制作に深く関わっており、それがMCUでの役作りから遠ざかっている一因となっています。しかし、将来的に映画やテレビ番組で復帰する可能性についてはオープンな姿勢を示しました。

「私は本当に…私はオープンマインドを保つようなものです。この5ヶ月間、別のことに集中して取り組んできました。だから、わからないんです。次のチャプターに期待しています。そうですね。もちろん、(映画にも)オープンでありたいと思います。今はまだどうなるかわからないけど、そのうちわかると思いますよ」

レンスレイヤーはドラマ「ロキ」シーズン1の最終話にて真実が暴かれたことで、「自由意志を探しに行く」とTVAから袂を分かちました。コミックでは征服者カーンの生命を狙っている事から、カーンが登場する映画「アントマン&ワスプ:クアントゥマニア」に登場する可能性はありそうですが、今の所目撃情報などはありません。

ドラマ「ロキ」シーズン1はディズニープラスで配信中。シーズン2は2022年制作開始予定です。

ソース:Loki Actress Addresses Potential Return In Marvel Movie

ドラマ「ロキ」、脚本家、女優がレンスレイヤーの真実について語る

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」シーズンの最終話の配信を終え、レンスレイヤーを演じたググ・バサ=ローさんと脚本家のマイケル・ウォルドロンさんが Marvel.com とのインタビューの中で、レンスレイヤーの真実について語りました。

脚本家のマイケル・ウォルドロンさんは、「彼女は非常に複雑な悪役であり、自分を突き動かす一連の原理と信念を持っています。彼女は、自分のやっていることが悪だとは思っていません。彼女は、その任務がより大きな利益をもたらすものだと信じています。そして、レンスレイヤーはおそらく、タイムキーパーが偽物であることを知ることなく、永遠にこれを続けることができればよかったと思っているでしょう。」と述べました。

さらに、「そして、それが彼女にとって嘘であることが明らかになる。メビウスの時のように、それが彼女を奮い立たせ、自分の人生の目的に疑問を抱かせるのではなく、レンスレイヤーは権力の座に留まりたいのです。彼女はより怒りに満ちた反応をします。」と続けました。

「誰が自分の目を欺いたのか、それを知りたいのです。それを探しに行くのです」とウォルドロンさんは付け加えました。

また、レンスレイヤーを演じるググ・バサ=ローさんは、次のように語っています。

「レンスレイヤーにとって、すべてが非常に整然としていて、白黒はっきりしている状態からスタートするのは楽しかったわ。そして、彼女の現実が崩壊し始めると、私たちは彼女と一緒にそれを発見していました・・・彼女が引き受けることは多く、彼女はより必死になり、彼女にとっての賭けはどんどん難しくなっていきました。」

レンスレイヤーは、組織のハンターとしてスタートし、裁判官にまで上り詰めました。そんな彼女でさえ、タイムキーパーが誰かの操り人形に過ぎないことを知りませんでした。彼女はTVAでの人生を、神聖時間軸を守るために盲目的に過ごしてきたので、これらの事実は彼女にとって飲み込めないものでした。

「TVAのほとんどの人が変異体であり、異なる時代に別の変異体のレンスレイヤーが存在するという考えは、私にとってある種の衝撃でした」とバサ=ローさんは続けます。「私たちは、番組の最後にこの世界に足を踏み入れただけです。でも、多元宇宙はとても壮大だということがわかりました。可能性は無限です。タイムドアの向こう側に何があるのか、その可能性はとても大きいのです。そして最終的に彼女は、このファサード全体を作り上げた人物に復讐したいと思っています。」

しかしながら最終話を見てわかるように、レンスレイヤーの怒りと復讐の対象となる人物はシルヴィによって殺害されました。コミックのように全ての彼を殺すまでレンスレイヤーの旅は続くのでしょうか?

ドラマ「ロキ」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

ソース:‘Loki’: The Truth About Judge Renslayer and Miss Minutes

ドラマ「ロキ」、ラヴォーナ・レンスレイヤーの原作コミック設定とは

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」に登場するラヴォーナ・レンスレイヤーのコミックバージョンをご紹介。TVAの裁判官として登場したラヴォーナ。メビウスの上司のようでもあり、TVAのトップのようでもあり、元TVAハンターの面影も見せた彼女の原作の顔やいかに。

以下は公式サイト marvel.com にて特集された記事の引用、邦訳です。


AVENGERS: THE TERMINATRIX OBJECTIVE (1993) #2 ©MARVEL

ラヴォーナ・レンスレイヤーとは?

Ravonna’s first appearance in AVENGERS (1963) #23 ©MARVEL

ラヴォーナの初登場は、『AVENGERS』(1963年)#23です。
父であるカレリウス王に育てられたラヴォーナ・レクサス・レンスレイヤー王女は、エクシミタティウス王国(kingdom of Eximietatius)の大使として成長していきます。この国は40世紀の “もうひとつの地球”(Earth-6311)にありました。

彼女の目的は?

ラヴォーナは、征服者カーンから人々を守るために登場しました。

AVENGERS (1963) #24 ©MARVEL


当初、ラヴォーナは王国民を大切に思っていました。時を越えた脅威、征服者カーンとその軍勢に命を狙われても、民衆を見捨てようとはしませんでした。その後、彼女はカーンに復讐を企てたのです。

カーンと出会ったのはいつ?

AVENGERS (1963) #23 ©MARVEL

カーンはAVENGERS (1963) #23でラヴォーナにプロポーズしました。
時空間を征服する途中で、カーンはラヴォーナ姫に(王国の支配者になった後)女王としての手を求めるために近づきました。しかし、ラヴォーナ姫は彼を平民だと思い、結婚の申し出を激しく拒否しました。その後、カーンは力を示すため、Earth-616のアベンジャーズを連れてきて戦いましたが、ラヴォーナは納得しませんでした。

ラヴォーナはカーンに惹かれるのか?

The death of Ravonna in AVENGERS (1963) #24 ©MARVEL

カーンが彼女の父親の王国を征服した後、ラヴォーナはカーンが自分の父親(今は征服された君主)を殺さずに済ませたことを見て、カーンに対する気持ちが変わったという奇妙な出来事がありました。カーンの護衛隊長バルタグは、この動きを弱点と見なし、カーンの軍隊を率い、敵対しました。ラヴォーナとアベンジャーズはカーンと手を組み、バルタグに対抗しましたが、カーンは攻撃を受けました。ラヴォーナはバルタグの爆発に飛び込み、カーンの命を救いましたが、その結果自分の命を失いました。彼女のカーンに対する軽蔑、憎しみが愛へと変わったのです。

ラヴォーナの生死

THOR ANNUAL (1966) #17 ©MARVEL

ラヴォーナがカーンの命を救って死んだ時、カーンはラヴォーナを救うためにタイムトラベルしましたが、結果的に自分が死ぬという分岐した現実を作ってしまいました。ソーとの戦いの後、カーンは2つの人格に分かれ、一方のカーンはラヴォーナの死の直前の命を救い、もう一方のカーンはラヴォーナを時間凍結保存しました。このカーンはラヴォーナを蘇らせようと、宇宙の長老グランドマスターと、死を超える生の力を得るために賭けをしました。カーンは勝ちましたが、ラヴォーナのために得た力を敵であるアベンジャーズを倒すために使う事になり、ラヴォーナを当分の間、保存しておくことにしました。

どうやってターミナトリックスになったの?

Read the birth of Terminatrix in AVENGERS ANNUAL (1967) #21 ©MARVEL

カーンがラヴォーナを救えなかった後、グランドマスターがラヴォーナを蘇らせ、カーンの裏切りを明らかにしました。ラヴォーナは復讐を誓い、やがてターミナトリックスとなったが、その前に宇宙海賊ネビュラを装い、クロスタイム・カーンに潜入しました。そして、ドクター・ドルイドとアベンジャーズ(AVENGERS (1963) #291-297)を操り、宇宙最強の武器であるアルティメット・ナリファイアを手に入れようとしましたが、そのためにタイムストームに巻き込まれてしまいました。ファンタスティック・フォーが到着すると、彼女は彼らに脱出を手伝ってもらおうとしましたが(FANTASTIC FOUR (1961) #337-339)、ファンタスティック・フォーは操られるつもりはありませんでした。その後、ラヴォーナはお姫様のような生活を捨て、時間旅行者のような生活をしながら、自分自身で脱出しました。

ラヴォーナのパワー

AVENGERS: THE TERMINATRIX OBJECTIVE (1993) #1 ©MARVEL

ラヴォーナは強化された身体能力と超人的な耐久性を持つ一方で、運動能力、優れた知性、そして高度なアーマーを持っています。彼女のアーマーはもちろん未来のもので、呼べばすぐにやってくる代物。キャノン砲、格納式ダガー付きガントレット、バイブロナイフ、ブラスター、ホログラム回路を備え、髪の色を変えたり、別人になりきったりと、さまざまな姿を映し出します。また、彼女はタイムトラベル装置を持っており、戦闘時のバックアップとして自分の時間的複製を作ることができます。

ラヴォーナのその後

Revisit Ravonna’s origin in AVENGERS FOREVER (1998) #9. ©MARVEL

ラヴォーナは、カーンを世界から排除しようと決意した時、アベンジャーズやファンタスティック・フォーと戦うことになりました。ソーのハンマーがラヴォーナに向かって飛んできたとき、カーンがラヴォーナの前に身を投げ出しました。ラヴォーナは、死にかけた彼を自分がされたのと同様に時間凍結保存し、ホログラム回路を使ってカーンになりすまし、彼の王国クロノポリスを統治したのです。

引用元:marvel.com Who Is Ravonna Renslayer?


コミックでのラヴォーナはこのような経緯を辿っています。MCUでは「アントマン&ワスプ:クアントゥマニア」で登場することが発表されている征服者カーンと縁の深いキャラクターで、支配され、愛し合い、殺し合い、そして最後にはカーンそのものとなった複雑なキャラクターです。ラヴォーナはタイムトラベルの能力がありますが、TVAの裁判官というのはコミックにはない設定です。

今後カーンがMCUに登場することを考えると、ドラマ終了後にもラヴォーナの登場機会はありそうに思えます。が、MCUでウルトロンが一発退場した事を考えると、ラヴォーナが確実に残るとも言えない気もします。

いずれにしても「ロキ」3話終了時点で大きな鍵を握っているのは、タイムキーパーとコンタクトが取れるというラヴォーナであり、4話以降の動向には要注目です。

ドラマ「ロキ」は 毎週水曜日 16時より ディズニープラスで新エピソードを追加配信中。次回、第4話は 2021年6月30日 配信です。

ソース:Who Is Ravonna Renslayer?