映画「ブレイド」は2022年10月公開が濃厚か?公式資料が示唆

先日開催された Disney Investor Day で2022年公開予定の映画のスケジュールの調整が発表され、「ソー:ラブ&サンダー」「ブラックパンサー2」「キャプテン・マーベル2」の3本の公開延期を発表しました。

マーベル・スタジオが公式に発表している最新スケジュールでは

  • ドクター・ストレンジ。イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス:2022年3月25日
  • ソー:ラブ&サンダー: 2022年5月6日
  • ブラックパンサー2: 2022年7月8日
  • Untitled:2022年10月7日
  • キャプテン・マーベル2: 2022年11月11日

となっており、イベント内で10月公開予定の映画には触れられませんでした。

しかし、ディズニーが公式に配布したInvestor Dayのファクトシートによると、この10月に来る作品は「ブレイド」ではないかと言うことを、Murphy’s Multiverse が指摘しています。

資料では今後の作品の簡単な説明が配信、公開順に並べられている中で、「ブレイド」は「ブラックパンサー2」と「キャプテン・マーベル2」の間に置かれてる事がわかります。

「ブレイド」の主演にマハーシャラ・アリさんが抜擢されたことは2019年の夏には公式にアナウンスされており、比較的はやい段階から計画されていた作品で、2022年10月公開というのは早すぎるということはなさそうです。

映画「ブレイド」は、人間とヴァンパイアの混血として生まれたヴァンパイア・ハンターの活躍を描いた作品で、1998年~2004年にかけてウェズリー・スナイプスさんを主演に迎え、3本の映画が製作されました。

新たにMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)でリブートとなった「ブレイド」は、アカデミー賞助演男優賞を2度受賞したマハーシャラ・アリさんを主演に、フェーズ5での展開予定となっています。

ソース:THE CASE FOR MARVEL STUDIOS ‘BLADE’ AS THE FIFTH 2022 FILM

MCU版「ブレイド」は元々ドラマとして計画されていた ─ 主演マハーシャラ・アリさんが明かす

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)シリーズとして公開予定の映画「ブレイド」は、元々は映画ではなくテレビドラマシリーズとして制作される予定であったことを、主演を務めるマハーシャラ・アリさんが判明しました。海外メディア The Tight Rope のインタビューに答えたアリさんが「ブレイドへの出演契約を結ぶ前に、今作がどのようなものとして計画されていたのかを語りました。

インタビューの中で、「その番組(ドラマ「ルーク・ケイジ」)が放送された日にエージェントに相談して、『彼ら(マーベル・スタジオ)はブレイドをどうするつもりなんだ?』と話しました。彼らがリメイクしようとしているという話をずっと聞いていたため、テレビのマーベルユニバースに出られることは私にとってエキサイティングなことでしたが、私の目標は常に映画でした。だから、少なくともテレビ部門では、彼らが話しているこの長いプロセスがありました。本当にそれを再びテレビ番組にしたいと思っていましたが、必ずしもそうではありませんでした。まだ権利を取得しようとしていて、何かが起こっていて、数年かかることになりました。」とアリさんは話しました。

アリさんの強い意志が採用されてドラマから映画へと変更になったのかは分かりませんが、少なくともプロジェクトの初期段階ではドラマとして話し合われていた様子。思えばドラマ「エージェント・オブ・シールド」にブレイドが登場するという噂がありましたが、ここでの話しがもとになっているのかもしれません。

かつて1998~2004年の「ブレイド」3部作で主演を務めたウェズリー・スナイプスさんは自らがMCUでブレイドを演じたいと話していましたが、マハーシャラ・アリさんの主演決定に祝福と賛辞の言葉を贈りました。アリさんもそれに応じるように、先代ブレイドとも言えるスナイプスさんへの敬意を込めて、自身のInstagramにスナイプス版ブレイドの写真を投稿する、と言ったやりとりが過去にありました。

現在、「ブレイド」は脚本家を探している最中と報じられていますが、内容などほとんどの情報は明かされていません。2020年10月現在、公開日も設定されていません。マーベル・スタジオのボス、ケヴィン・ファイギ氏の以前の発言によれば、映画「ブレイド」はフェーズ5の作品となるため、2022年の後半から2024年あたりの公開に向けて制作されていると思われます。

ソース:Marvel Was Discussing a Blade TV Series Before Mahershala Ali Signed on

【映画紹介】「ブレイド」混血の吸血鬼ハンター

1998年公開のマーベル映画「ブレイド」。

監督:スティーブン・ノリントン
主演:ウェズリー・スナイプス

あらすじ

人間とヴァンパイアが共存する世界。ヴァンパイアの存在を知るものは多くありませんが、彼らは闇に潜み、確実に存在していました。
人間とヴァンパイアの双方の血が流れるブレイドは、母親の復讐のためヴァンパイアハンターとして戦う日々を過ごしていました。

ある日、これまでのように人間と共存する道を選んできた純血種のリーダー、ドラゴネッティに反旗を翻すヴァンパイア「フロスト」が現れました。
フロストは人類から地球の支配権を奪い取るために、 古代予言書「マルガの再臨」をコンピュータで解読し、全能の力を得ようと企んでいました。

復讐に燃えるブレイドと、人の世界を脅かすフロストの激突が幕を開けるのでした。

見どころ

コミックで初登場したのは1973年とかなり古めのブレイド。
映画自体も 1998年とそこそこ古めですが、面白さには関係ありません。

ヴァンパイアの映画ではありますが、そこはマーベルヒーロー。
ホラー要素はほとんどなく、アクション映画としてクオリティの高い出来だと思います。
ブレイドの扱う武器がバラエティに富んでいて、銃はもちろん、素手の格闘やサムライソード、投擲武器など様々。

吸血鬼という古風なテーマと現代科学をうまくミックスし、キャラクターや世界観をうまく論理的に組み立てている映画(とコミック)です。

2021年以降にブレイドの映画はリブートされ、MCUと合流する予定です。
その前にまだ見たことない方は、本作をチェックしてみるのもいかがでしょうか。

参考:IGN - マーベルが『ブレイド』の再映画化を発表!主演はマハーシャラ・アリ

2020年1月現在、Amazonプライム・ビデオ、Hulu、U-NEXTなどの配信サービスでも鑑賞できます。

ブレイドの能力

  • 格闘技の達人
  • 刀剣や銃火器の扱いもできる
  • ヴァンパイアと同じ超回復力や老化遅延
  • 腕力や身体能力もヴァンパイアと同様
  • ヴァンパイアセンス

基本的にはヴァンパイアと同様の能力です。
ハイブリッドの特徴として日光に耐性があり、ヴァンパイア族からはデイウォーカーと呼ばれています。

キャラクター

エリック・ブルックス(ブレイド)/演:ウェズリー・スナイプス

母が妊娠中に襲われ、胎内にいたエリックは人間とヴァンパイアのハイブリッドとして誕生しました。
成長したエリックはブレイドと名乗り、母を殺したヴァンパイアに復讐すべくハンターとなって戦うのでした。

日光に対しては人間と同じく平気ですが、ヴァンパイアのような血の渇きに悩まされることもしばしば。

コミックではゴーストライダーと共闘し、スパイダーマンのコミックに登場したこともあります。

フロスト/演: スティーヴン・ドーフ

本作のヴィラン。人間からヴァンパイアになった男で、純血種からは下に見られる。
その恨みもあって力を求め古文書の解読にいそしむ一方、なかなかのパリピ。

ウィスラー/演: クリス・クリストファーソン

ブレイドをサポートする相棒のおじいちゃん。家族をヴァンパイアに殺されており、その点でもブレイドと同じく復讐に燃える。

ブレイドとは親子のような信頼関係。

カレン/演: ウンブッシュ・ライト

ヴァンパイアに襲われた女医。瀕死の姿を見た時に母親の姿を重ねたブレイドが助ける。本作のヒロイン的存在。