ケヴィン・ファイギ氏が映画「ブラックウィドウ」のプロットをほのめかす

2020年5月1日に日米同時公開を予定してた映画「ブラックウィドウ」ですが、新型コロナウイルスの感染拡大の情勢を考慮して、11月6日の公開へと延期されました。

「ブラックウィドウ」はMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のフェーズ4の幕開けとなる1つ目の作品。アベンジャーズの初期メンバーとして活躍していたナターシャ・ロマノフの過去を描く映画となっています。

マーベル・スタジオの代表であるケヴィン・ファイギ氏はブラックウィドウの可能性について、海外メディアのTotal filmのインタビューで語りました。

記事によると、「彼女にはとても豊かなバックストーリーがあります。マーベル・スタジオは他のすべての映画を通してそれらをほのめかしてきました。ただし私達は完全に予想外の方法でその物語に取り組みます。他の映画でナターシャを見てきた間、ナターシャはずっとずっと裏にあるストーリーに対処していた。いくつかは皆さんが驚くべきものです

ケヴィン・ファイギ氏が言うように、映画「アベンジャーズ」ではクリント・バートンとブダペストで何かがあったことが示唆されていて、映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」ではレッドルームで訓練を受ける様子も公開されましたが、ほんの一端にすぎず、全貌は明かされていませんでした。

映画「ブラックウィドウ」のメインとなる時系列は「シビルウォー/キャプテン・アメリカ」と「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」の間とされていますが、ナターシャがS.H.I.E.L.D.に入る以前の物語にも描かれると考えられています。

そして、ケヴィン・ファイギ氏がいうように、そのストーリーにはファンの予想を裏切るようなサプライズが仕掛けられていると思われます。

映画「ブラックウィドウ」は 2020年11月6日 全米公開予定です。

◆ ソース: Marvel’s Kevin Feige Teases Black Widow Plot Details

ナターシャ・ロマノフが参加するアベンジャーズ第1弾

マーベル公式 How to Draw 「ブラックウィドウ」編の動画が公開

マーベルは各アーティストによるマーベルキャラクターの描き方講座の動画「How to Draw」を配信中。

今回は新たにアンディ・パークさんによる「ブラックウィドウ」の描き方動画を公開しました。

新しい公開日が決まった記念でしょうか。

他のキャラクターの描き方も公開されていますので、あわせて御覧ください。

[nlink url=”https://mavesoku.com/marvel-how-to-draw-official-movie/”] [nlink url=”https://mavesoku.com/how-to-draw-groot-movie/”]

映画「ブラックウィドウ」の新しい公開日が決定 ─ フェーズ4のスタートは2020年11月6日に

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックウィドウ」の新しい公開日が 2020年11月6日 となることが公式発表されました。

11月6日はもともと「エターナルズ」の公開日であったため、全体的にスケジュールが遅れることになりそうです。

そしてこれは米国における公開日であり、本来は日米同時公開でしたが現時点で日本での公開日は判明していません。

また新たな情報が分かり次第、お届けしようと思います。

ソース:公式サイト

ナターシャの最新の活躍を見るならこの作品!

映画「ブラックウィドウ」は劇場公開に向けて準備中

世界中で猛威をふるっている新型コロナウイルスの影響で、ディズニーだけでなく映画会全体で公開延期が続いていますが、当ブログの読者様であれば気になるのが映画「ブラックウィドウ」の今後のこと。

劇場公開を取りやめて、ディズニーの動画配信サービスであるディズニー+による配信の噂も飛び交う中、海外メディアが新たな情報をキャッチしたようです。

海外メディアのcomicbookmovie.comによると、先日から噂となっている「ブラックウィドウ」の動画配信について、ディズニーは否定。これは直接ディズニーに問い合わせて明らかになったとの事です。

新しい公開日は未だに決まっていませんが、ディズニー側としては引き続き劇場公開の予定で準備を進めていると、記事には書かれています。ただしこれはあくまでも現時点での方針であり、例えば劇場閉鎖が年末まで続くような事があればまた違う可能性が出てくるともしています。

簡単にディズニー+での配信とは行かない理由として、同サービスの提供エリアがまだまだ広くない、というポイントもあります。

現在、ディズニー+は北米とオランダ、オセアニア地域とイギリスやスイスと一部の欧州といったところがサービス提供エリアであり、アジアではまだ始まっていません。単純に鑑賞出来ない地域が出るほか、そういった地域格差による違法配信なども出てくる可能性があるため、単純に動画配信で、とは行かない現状もあるようです。

何にせよ、もうしばらくディズニーもマーベル・スタジオも、そしてファンも忍耐の時が必要になりそうです。

また新たな情報が分かり次第、お届けしようと思います。

ソース:BLACK WIDOW Is “Definitely” Still Set For A Theatrical Release Despite Rumor To The Contrary

[ネタバレ注意]映画「ブラックウィドウ」でのレイ・ウィンストンさんの役柄が明らかに[SPOILER ALERT]

digitalspy.comが、映画「ブラックウィドウ」におけるレイ・ウィンストンの役名が判明したと報じました。

以下はネタバレとなる可能性がありますので、大丈夫な方のみスクロールして御覧ください。

記事によると今月発売のエンパイアマガジンにて、レイさんがレッドルームのボスであるドレイコフを演じることが分かったとのこと。

ということはファーストトレーラーのこのシーンは、育て親とも言える、レッドルームのボスでもあるドレイコフとナターシャの対面シーンでしょうか。

一方でタスクマスターがレッドルームの支配者だと、ファイナルトレーラーで言及されています。

タスクマスターの裏でドレイコフが糸を引いているのか、タスクマスターがドレイコフを裏切って乗っ取っているのか、なんにせよレイさんが演じるドレイコフは重要なキャラクターになってきそうですね。

MCUのフェーズ4の最初の作品となる映画「ブラックウィドウ」は、2020年5月1日公開予定から無期限の延期中。
動画配信サービスでの公開などの噂もありますが、公式発表等の詳細が分かり次第お伝えしていこうと思います。

ソース:Black Widow reveals Ray Winstone’s key role

【公開直前】映画「ブラックウィドウ」これまでの情報まとめ #3 タスクマスター編【予想、考察、あれこれ】

※この記事にはMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のフェーズ3までのネタバレを多分に含んでいます。ネタバレが大丈夫な方のみ続きを御覧ください。また原作コミックの内容にも触れていますので、ネタバレが大丈夫な方のみ続きを御覧ください。

残念なことに新型コロナウイルスの影響で公開延期になってしまいましたが、タイトルはそのままで記事をお届けさせていただきます。

 

タスクマスターについて

 

映画のタスクマスター

タスキーことタスクマスターですが、映画のタスキーについてはあまり情報がありません。公式サイトでも「戦闘相手の動きをコピーする」程度の記述しか無く、演者さんも明かされていません。そのため、マスクの下は誰なのか、正体の考察が盛んに行われています。
ファイナルトレーラーでは「レッドルームの支配者」であると、エレーナが発言しています。

 

コミックのタスクマスター

コミックのタスキーは本名トニー・マスターズという男性。能力は「写真的反射(フォトグラフィック・リフレキシーズ)」で、一度見た相手の動きをコピー出来てしまいます。直接である必要はなく、録画映像でもいいようです。

しかし技をひとつコピーするたびに、ひとつ記憶を失うという設定のため、今では愛する妻の事も覚えてない悲しい存在となっています。

様々なヒーローやヴィランの技をコピーしているタスキーは傭兵を生業としており、金次第ではどちら側にもつきます。同じ行動原理であるデッドプールとは腐れ縁で、共闘したり殺し合いをしたりを繰り返しています。

 

トレーラーから考えるタスキー

とりあえずコピーしているヒーローを洗い出してみましょう。
まずはすぐに目につくキャプテン・アメリカ。(新たなる敵編より)

こちらもわかりやすい、弓矢といえばホークアイ。(ファーストトレーラーより)

爪といえばブラックパンサー。(ファイナルトレーラーより)

静止画ではわかりにくいのでgifアニメで、スパイーダマンのスウィングのような動き。 (新たなる敵編より 1分ぐらいの所)

これらの面々の技をマスターしているとなると、少なくとも映画「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」の空港での戦闘を見ていた可能性が高いのではないでしょうか。

また、トレーラーではナターシャを観察する様子もありました。

ナターシャとエレーナが同じ動きをするシーンがあった事を考えると、レッドルームのウィドウ達は同じ行動パターンをすることが推測されるので、タスキーがわざわざナターシャを観察する必要があるのかは疑問なところです。

タスキーが眺めている映像は映画「アイアンマン2」のワンシーン。劇中の西暦でいうと2009年頃のナターシャです。シビル・ウォーが2016年の出来事なので、ナターシャをコピーするために見るのであればS.H.I.E.L.D.やアベンジャーズでの経験を積んだもっとあとのナターシャを観察するほうが自然な気もします。

ちなみに上記の映像は「アイアンマン2」での敵、ジャスティン・ハマーの会社の防犯カメラ映像だと思われます。タスキーはハマーと何らかの繋がりがあるのか、ハッキング等で入手したのか、あるいは政府が押収した資料映像なのか、そのあたりもキーポイントになりそうですね。

 

タスキー=男性説について考える

原作のタスキーは男性なので、王道な予想です。

トレーラーに出てくる男性といえば、アレクセイとロス長官ぐらいであとはモブばかり。ところがポスターには、トレーラーで見受けられない方の名前があります。

O.T.ファグベンルさんとレイ・ウィンストンさんです。ただしレイさんはタスクマスターというよりアレクセイに近い体格をされていますので、こちらの可能性は無さそうです。(超人血清的な何かで体格が変わらない限り)

で、ファグベンルさんですが上段の右端の方がそうです。彼が演じるのはS.H.I.E.L.D.時代のエージェント仲間でメイソンという役だということが、インタビューなどで判明しています。

トレーラーに出てこない割に、ポスターには名前があるし、イベントにはナターシャと3人の家族と一緒に出ていたりと、謎のヴェールにつつまれているファグベンルさん。男性説の基本はファグベンルさんが大きな根拠となっています。

 

タスキー=女性説について考える

原作が男性でも、MCUでは女性になったエンシェント・ワンのような事例もありますから、正体が女性であっても不思議はありません。

こちらは主にトレーラーのタスキーは線が細い感じがする、そもそもメリーナが怪しいし、エレーナも怪しさは拭えない、といった理由です。

ナターシャとの身長と比べても同程度のように見えますね。

また、メリーナとエレーナは、タスキーと同時に写っているシーンが確認出来ないのも要因となっています。

左がファーストトレーラーのメリーナ、右がファイナルトレーラーのエリーナですが、相手はモブ戦闘員であることがわかります。

 

タスキーは二人いる説について考える

男性説の根拠がファグベンルさんのプロモーションの仕方が元になっているのに対して、女性説はトレーラーでの見え方に起因しています。

俳優さんたちの身長は公開されていますから、ピックアップしてみました。

  • スカーレット・ヨハンソンさん(ナターシャ):160cm
  • フローレンス・ピューさん(エレーナ):162cm
  • レイチェル・ワイズさん(メリーナ):168cm
  • デヴィッド・ハーバーさん(アレクセイ):190cm

そして下記のシーンでは、確かに数値どおりだなと思える見え方です。

「二人説」の一因として言われるのは、トレーラーのアレクセイvsタスクマスターのシーンでは身長がナターシャと同じ160前後とは思えない、というものです。

なお、ファグベンルさんの身長は183cmで、アレクセイとくらべてやや低いぐらい。「男性説」候補のファグベンルさんなら、このシーンは成立してる気もしますね。となるとやはりナターシャvsタスキーのシーンと食い違いが出てしまいます。この矛盾点が「二人説」の発端となっているようです。

ちなみにコミックでは同じ能力を持ち、タスクマスターの娘を名乗るフィネッセというキャラクターがいます。タスキーが記憶を失っていくこともあって、コミック内で親子関係は明言されていませんが・・・。

また、キャスティング情報が「二人説」を裏付けている、とする噂もあります。リアニ・サミュエルさんがアーニャという役にキャスティングされているというもので、彼女は黒人系の女優さんです。彼女がファグベンルさん演じるメイソンの娘で、コミックのフィネッセを取り入れたものだというもの。

たしかにトレーラーにもウィドウズの中に黒人系の女の子はいますが、女優さんも役柄も公式情報としては何ひとつ公開されていませんので、これに関してはあくまで噂という扱いにしておきます。

みなさんはどの説だと思いますか?

 

その他の敵

タスクマスター以外にも敵がいっぱい見受けられるのが本作。

トレーラーから分かる敵についてチェックしてみましょう。

 

ウィドウズ

ナターシャと同じくレッドルームで訓練を受けているウィドウズ。
同等の戦力を持つということで、数でだいぶ不利な相手となりそうです。
エレーナいわく、「レッドルームの支配者がタスクマスター」なので、タスキーの命令で動いていると考えられます。

 

S.W.A.T.

S.W.A.T.はロス長官の命令で動いているのでしょうか。
ソコヴィア協定違反のナターシャを追いかけてくるものだと想像出来ますが、国外任務って出来る組織なのでしょうか?

 

謎の組織の戦闘員

トレーラー中のバトルシーンのほとんどがこの方たち。
所属や目的はまったく不明です。映画「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」のヒドラの戦闘員に似てるような気もしますが、謎モブです。下の画像はファーストトレーラーのものですが、ファイナルトレーラーでは同じような空中戦のシーンでタスクマスターと戦っています。
タスキーはウィドウズとこの戦闘員、両方を駒にしているのか、二人のタスキーが、それぞれの駒を持っているのか・・・。

 

まとめ

おもにタスクマスターの情報と、その他の戦闘員関連の情報をまとめてみました。

みなさんは、タスクマスターの正体や目的は何だとお考えですか?
新型コロナウイルスの影響で映画公開は延期になってしまいましたが、その分じっくり予想してみるのもいいんではないでしょうか。

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これまでに公開されたトレーラー

ファーストトレーラー

スーパーボウルトレーラー

「新たなる敵」編

ファイナルトレーラー

映画「ブラックウィドウ」日本での公開も延期が決定

5月1日に公開予定とされていた映画「ブラックウィドウ」ですが、北米での延期に続き、日本でも公開延期がアナウンスされました。

映画公式サイトによると、「新型コロナウイルスの感染拡大防止および来場されるお客様の安全と健康を第一に考えたアメリカ本国での公開延期にともない、日本におきましても公開を延期することにいたしました」とのこと。

また、変更後の公開予定日についても、決まり次第お知らせしますとのことです。

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の今後のスケジュールに関しては不明となっています。

ソース:公式サイト

映画「ブラックウィドウ」の米国公開が延期に ─ 新しい公開日は未定

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の最新映画「ブラックウィドウ」の米国公開延期を、複数のメディアが報じました。新型コロナウイルスの影響を受けての公開延期と、米ウォルト・ディズニー・カンパニー/マーベル・スタジオが発表したとのことです。

新しい公開日は未定で、8月に配信開始予定のMCUドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」や、11月公開のMCU映画「エターナルズ」を初め、以降のフェーズ4の日程に関しても、今の所不明です。

しかし、米Varietyでは気になる記事も掲載されています。
マーベル・スタジオに近しい人間の話によると、「ブラックウィドウ」の延期はフェーズ4のタイムラインに影響しない、というものです。これは映画が8月以前での公開を予定しているのか、フェーズ4での重要度が低いということなのかは分からない、とのこと。

今回の報道は北米での延期ということで、日本やその他地域でどういう対応になるのかはまだ発表されていません。MCUにおいて、北米より日本のほうがはやく公開されるケースは有りましたが、映画「ブラックウィドウ」がどうなるかは分かりません。日本での対応発表を待つ必要がありそうです。

ソース:Variety Hollywood Reporter Deadline

映画「ブラックウィドウ」に上映延期の可能性 ─ 代替案はストリーミング?

新型コロナウイルスが全世界で猛威をふるい、映画界にも深刻な打撃を与えることになりそうです。

全米の大手映画館チェーン店が営業を停止し閉鎖状態に入ることになると米メディアのHollywood Reporterが報じました。

記事によると6週間から12週間ものあいだ営業を停止する見込みとの報道ですから、マーベルファンにとって気になるのは、映画「ブラックウィドウ」の公開日がどうなるかということです。

最低の6週間でも公開予定の5月1日はギリギリで、12週間ともなれば公開したところで上映する映画館がありません。アメリカでの上映延期はやむなしと言ったところでしょうか。

とはいえ今の所ディズニーやマーベル・スタジオからの延期に関する公式アナウンスはありません。

comicbookでは5月1日に動画配信サービスのディズニー+で配信をするのではないか、との推測をしているようです。あくまで推測の話ではありますが、上映延期による損失をうめるプランとしては、可能性もあると言えます。

また、ここまで全てアメリカでの話ですから、日本での公開がどうなるのかも、公式アナウンスを待つ必要がありそうです。
どちらにせよ日本でもコロナウイルスの猛威は衰えていませんので、5月に映画館が営業してるかどうかもわかりません。

一日もはやく終息することを願うばかりです。

ソース:AMC Closes All U.S. Theaters as Cinemas Across the Country Go Dark Amid Coronavirus

ソース:Could Black Widow Be a Streaming Play for Marvel Studios?

【公開直前】映画「ブラックウィドウ」これまでの情報まとめ #2 家族編【予想、考察、あれこれ】

※この記事にはMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のフェーズ3までのネタバレを多分に含んでいます。また原作コミックの内容にも触れていますので、ネタバレが大丈夫な方のみ続きを御覧ください。

映画「ブラックウィドウ」では「家族」がひとつのキーワード。
同じく「家族」がキーだったガーディアンズの2作目とは違い、スパイであるナターシャ達にとって、この家族は本当に家族なのでしょうか?
トレーラーから3人の家族の気になる所をピックアップしたいと思います。

 

エレーナ・ベロワについて

映画のエレーナ

映画のエレーナはナターシャの「妹」という設定。映画の公式サイトによると戦闘力はナターシャと同程度のようです。

トレーラーのエレーナで最も気になるのは、ファイナルトレーラーに登場した手術シーン。

「そばにいなくてごめん」というナターシャの言葉が被せられているシーンですが、手術を止められなかったことへの後悔のようにも取れるセリフです。

レッドルームと言えば不妊手術が第1に上がりますが、戦闘スーツを来てこんなに拘束した状態でやるのは考えにくいのではないでしょうか。
次の可能性はこのトレーラーで判明した、タスクマスターがレッドルームを支配、洗脳しているということ。洗脳手術であればMCUではバッキーが体験済み。彼も洗脳される時は拘束されていたので、しっくりは来ます。しかし洗脳されたのならどうやって解いたのか、実はまだ洗脳されたままなのではないか、など様々な新要素がわいてきますね。

もうひとつ、SNS上で囁かれているのは、顔の入れ替え手術。画像をクリックすると原寸大で表示されて見やすくなると思いますが、髪の生え際の部分に不自然なラインがあります。いかにもここで切り離して着脱できそうな。しかしMCUではS.H.I.E.L.D.製の変装用の超高性能ツールが映画「キャプテン・アメリカ/ウィンターソルジャー」にも登場しています。この手術シーンの時期によっては、ヒドラを通じてS.H.I.E.L.D.の技術が流出していることは大いに有り得るので、そうするとわざわざ物理的に顔を入れ替えなくても、と勘ぐってもしまいます。
エレーナが何の手術を受けたのかは、物語の鍵になってきそうですね。

そしてこの手術の画像にはもうひとつ、海外ファンが気づいてSNSに投稿した事があります。画像を上下左右反転させると分かりやすいので用意してみました。

手術照明のところにA.I.M.と記載されています。
MCUにおいてA.I.M.は映画「アイアンマン3」で登場したアルドリッチ・キリアンが運営していたシンクタンクで、エクストリミス計画を行っていました。劇中2012年にキリアンは死亡したことになりますが、その後A.I.M.がどうなったのかは描かれていません。
また、エレーナのこの手術がどの時代かもわからないので、現時点でははっきりとした関連性は分かりませんね。

ちなみにA.I.M.はアドバンスド・アイディア・メカニクス (Advanced Idea Mechanics)の略称。コミックではヒドラの科学兵器開発部門です。

次にナターシャ同様、気になるポイントはスーツの色。トレーラーでは一度もブラックウィドウの黒スーツを着用していません。たまたまトレーラー中に黒スーツのシーンがなかっただけなのか、それとも何か意味があるのでしょうか。

最後に現在の所属。これも重要です。
大きく3つに分けられると思うのでチェックしてみましょう。

・レッドルームから逃げ出した逃亡者

トレーラーで家屋の中でナターシャと遭遇し、格闘するシーンの前後ではエレーナも何かを警戒しているように見えます。これであればナターシャと合流、協力してレッドルームを阻止する、というのは割と王道な流れ。

・まだレッドルームに所属している

これはエレーナも洗脳されていることを意味してしまいます。であればヴィランとなるか、バッキーのようになんとかして洗脳をとく方向へとシフトするでしょう。

・別の勢力に所属している

これもまたヴィラン要素が高くなるところ。ありそうなのはロス長官の手先になっているとか。

コミックのエレーナ

コミックのエレーナも、ナターシャと同じくレッドルームでスパイとして育てられたスパイ。 師匠はナターシャと同じでピョートルという人物です。

デスレスフレンジーというバイオ兵器を巡ってナターシャと衝突したり、南極のサヴェッジランドでヴィブラニウムの盗掘をした際にはアベンジャーズに見つかったりと、ヴィラン的ポジション。その後、介入してきたサウロンというヴィランの攻撃で重傷を負い、A.I.M.によってエレーナの精神はアダプトイドに移され、アベンジャーズと対決した経緯があります。

その後も死ぬたびにアダプトイドやLMD(ライフ・モデル・デコイ:エージェント・オブ・シールドによく出てくるやつ)に精神を移して結構復活しています。

顔の入れ替え手術もコミックにあるエピソード。ということは映画で同じことをやったりはしないのかな?

なお、コミックではロス長官の元でヴィランチームのサンダーボルツに所属したことも。

ポイント

原作ではヴィランよりのポジションがよくあるエレーナ。前評判ではナターシャの跡をつぐ、という意見が多数ですが、一体どちらになるのでしょうか。

 

メリーナについて

映画のメリーナ

日本の公式サイトによると、「 レイチェル・ワイズ演じるのは、天才科学者の“母”メリーナ。彼女もブラック・ウィドウやエレーナ同様に厳しい訓練を受けた暗殺者であると同時に、二人も知らない極秘研究に携わっているといわれる、まだ多くの謎が残る存在です。」と書かれており、何かしらの秘密を抱えているのは決定済み。フルネームはメリーナ・ヴォストコフ( Melina Vostokoff )です。

メリーナは母というポジションなわけですが、設定としてはいくつなのでしょうか。ナターシャは、映画「キャプテン・アメリカ/ウィンターソルジャー」でのゾラの発言によれば1984年生まれです。
ちなみにメリーナを演じるレイチェル・ワイズさんは1970年生まれ、ナターシャ演じるスカーレット・ヨハンソンさんは1984年生まれ。キャスティング的には(義理ですが)親子で通用する範疇です。

所属についてはエレーナと同じ疑問点があるのですが、メリーナに関しては年齢的な疑問も出てきます。ナターシャとエレーナは同時期に訓練を受けていたと考えられますが、メリーナはその時すでにスパイとして活動していたはず。娘ふたりとの接点はどこにあるのか、謎となっています。また、弱点を減らすために不妊手術をする組織の人間がどういった心変わりで義理とはいえ家族を持つに至ったのか、現時点での多きな謎です。

演じるレイチェル・ワイズさんですが、以前のインタビューによると「子供のころからブラック・ウィドウと共に戦闘と諜報活動の訓練をずっと受けてきました。ただ、彼女よりも5倍のペースで訓練しているんです。 」と答えていることで、年齢に関しては謎が深まるばかりです。

メリーナのスーツに関しては黒白ともにトレーラーにあります。ナターシャやエレーナ同様に、色に意味合いがあるのか、単に任務地における迷彩なのか気になりますね。

コミックのメリーナ

コミックでのメリーナはロシア政府に雇われた暗殺者、アイアンメイデンというヴィランで、ナターシャの敵として登場します。

また、エレーナ同様サンダーボルツに所属していた事もあります。

ポイント

コミックの事を考えると、一番ヴィラン要素の強いメリーナ。

こちらはファイナルトレーラーの1分10秒あたりから、メリーナが開けた扉の先の部屋の棚に原作のアイアンメイデンのような銀色のマスクが写り込んでいます。

果たしてマーベル・スタジオがこんな簡単に予告でネタバレをしてくれるのでしょうか?数々のフェイク予告を見てきたファンにとっては、にわかには信じがたいです。見せてくれるということは、逆に安心ということなんでしょうか?

 

アレクセイについて

映画のアレクセイ

アレクセイ・ショスターコフ(Alexei Shostakov)はナターシャの「父」で、レッドガーディアンというヒーローネームが明かされていますが、意外と公式情報がありません。
公式に書いてあるのは「ヒーローらしからぬぽっちゃりボディ」のみです。

トレーラーでは謎の施設に収容されていて、脱出を試みているようです。

警備兵っぽい人たちの盾に書いてる文字を読みたかったのですが、うまくいきませんでした。囚われている理由が1つ目の謎になります。

2つ目は、なぜ家族の一員としてアレクセイがいるのか、という部分です。
女性3人はレッドルームという共通項があるので、「これ以上私達のような人間を増やせない」と団結するのは筋が通っています。どういう経緯で3人と知り合い、「俺も手伝おう」となったのでしょうか。

それを紐解くために、コミックのアレクセイをチェックしてみましょう。

コミックのアレクセイ

コミックのアレクセイはKGB所属のキャラクター。そしてナターシャの「父」ではなくて「夫」になります。ロシア(コミック当時はソ連)がキャプテン・アメリカに対抗するべく生み出した超人で、基本的にはキャップと同等の戦闘能力を持ちます。

アベンジャーズと衝突し、ナターシャをかばって死亡。後にLMD(ライフ・モデル・デコイ)を利用して復活させられ、ロシアと日本の間に戦争を持ち込もうとしてナターシャに阻止されたこともありました。

ポイント

映画のアレクセイの情報がかなり少なく、なかなか判断しにくいキャラクターです。コミック通りKGB所属ならば、レッドルームもKGBのプログラムですから知り合う機会はあると言えるのではないでしょうか。しかし一緒にレッドルームを阻止するとなれば、KGBを敵にまわすことになりそうです。

 

映画「ブラックウィドウ」後の3人

映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」における、2023年のナターシャのセリフからは、その時点でこの3人が生きていないか、敵となってしまって連絡も取れない、などが考えられると思います。

ナターシャはキャップに「私には何もなかった。でもやっと手に入れた。この仕事と、この家族を」と言っていましたから、2023年には家族とよべるのはアベンジャーズしかいなかったと考えられるからです。

となると、映画「ブラックウィドウ」で3人の家族はどのような結末を迎えるのでしょうか。

・一致団結してレッドルームを壊滅、だけど2018年にはサノスによって全員消える。

「ブラックウィドウ」的には一番ハッピーエンドなパターンです。

・エレーナが二代目を継ぐ、メリーナが裏切る、アレクセイは映画「ブラックウィドウ」の中で命を落とす。

コミックの展開を基にした結末。順当すぎてマーベル・スタジオっぽくない気がしますがそれなりにハッピーエンドでもある感じです。

・全員敵、あるいは映画「ブラックウィドウ」内で死亡。

一番考えたくないけど、無きにしもあらずな展開。この3人が味方として生きていた場合は、インフィニティ・ウォーで手を貸してくれても良かった話なので、ありえるのかなという結末。

 

まとめ

エレーナの手術に関して、顔の入れ替えが真実だった場合、#1でお話した、「ロキと会話したナターシャと、ヴォーミアにいったナターシャは別人」説はだいぶ可能性が増えることになります。インフィニティ・ウォーやエンドゲームでナターシャだと思っていた人物はエレーナなのでしょうか?

MCUにおいては既に、フューリー長官がウルトロンの頃からタロスだった説もあるように、ありえないと断言出来ないのが難しいところですね。

メリーナとアレクセイに関しても怪しい部分が多く、謎だらけのキャラクターと言えます。トレーラーに登場するタスクマスター自体も、彼らのうちの誰かなのでしょうか。

この3人、誰が味方で誰が敵か、皆さんはどうお考えでしょうか?

[nlink url=”https://mavesoku.com/blackwidow-info-1-natasha/”] [nlink url=”https://mavesoku.com/blackwidow-info-3-enemy/”]
 

これまでに公開されたトレーラー

ファーストトレーラー

スーパーボウルトレーラー

「新たなる敵」編

ファイナルトレーラー