ドラマ「アガサ:オール・アロング」、1話のチェックしておくべきポイントをピックアップ

2024年9月19日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ:オール・アロング」エピソード1「Seekest Thou the Road(邦題:道を探せよ)」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

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アグネス・オブ・ウェストビュー

開始数秒でアグネスは「The Ballad of the Witches’ Road 」の鼻歌を歌い、はやくもウィッチズロード(魔女の道)へと向かっている事が伺えます。

冒頭は刑事ドラマを彷彿とさせるシーンから始まり、デンマークの「ワンダヴィジョン」を原作とするドラマ「アグネス・オブ・ウェストビュー」のイントロが流されています。この時の楽曲は無料公開中。

これは「ワンダヴィジョン」とほぼ同時期に放送されていた人気の犯罪スリラードラマ「メア・オブ・イーストタウン」をオマージュしたもので、タイトルロゴのフォント、画面の色調などかなり似せて作られています。

刑事ドラマ風の撮影が行われていることが2023年1月に目撃されており、「ワンダヴィジョン」が名作シットコムを模倣した作りになっていたように、ワンダの呪いにかけられたアガサ・ハークネスがアグネスとして刑事ドラマの役を演じている事が予想されていました。

ブローチ

「アグネス・オブ・ウェストビュー」のイントロの少し前、アグネスは森の奥の水たまりの中からブローチを拾い上げてポケットにしまいます。

このブローチは「ワンダヴィジョン」でアガサ・ハークネスがつけていたものであり、8話冒頭で母エヴァノラ・ハークネスを殺害後に奪い取ったものでした。

©MARVEL,Disney

後のシーンではノームの鑑定によってブローチは17世紀後半の米ニューイングランドのものだと判明。「ワンダヴィジョン」8話の冒頭での回想シーンが1693年のマサチューセッツ州セイラムだった事と一致しています。

中に遺髪がある事がわかりますが、「ワンダヴィジョン」ではブローチを奪い取ってすぐに飛び去っているため、エヴァノラの髪であるかどうかは疑いの余地があります。

ジェーン・ドゥ

森で見つかった身元不明の女性の遺体はワンダ・マキシモフの死を如実に表現しています。顔こそ見せてはもらえませんが、「ワンダヴィジョン」でのワンダの服装に似ている他、ダークホールドの影響による指の黒色化、そして物語の後半では緋色の髪が確認出来ます。

図書館

アグネスは手がかりの図書カードを手に図書館へ。書士を演じているドッティの説明によると、本は3年前に盗まれたものだがコピーが大量にあるとの事。

「対話とレトリック:語られた歴史における学びと議論」は邦題ですが、コアなマーベルファンはこの原題の「Dialogue and Rhetoric: Known History of Learning & Debate 」の頭文字を取るとD.A.R.K.H.O.L.D.になる事がこの時点で気づいていたかもしれません。気づかなかったとしても物語の後半で明かされています。

エピソード内で言及されなかったのは著者の方で、Andrew Ugo と記されています。これはアナグラムになっていて、文字を並び替えると Wundagore 、つまりワンダゴアとなり、ここでもワンダに関する言葉となっています。ちなみにワンダゴアのスペルはこれが正しいもの。ワンダのスペルは Wanda でカナ表記とアルファベット表記が一致しないので錯覚しますが、ミスではありません。

本の貸出の日付はちょっとしたイースターエッグが含まれています。

©MARVEL,Disney

日付の一部は以下のような意味が含まれています。

  • 2月16日:エリザベス・オルセンさんの誕生日
  • 8月28日:ワンダ・マキシモフの制作者ジャック・カービーさんの誕生日
  • 6月2日:ケヴィン・ファイギ社長の誕生日、現実の歴史上でブリジット・ビショップが魔女として有罪判決を受けた日(その後6月10日に処刑)
  • 12月28日:スタン・リーの誕生日
  • 1月21日:「ワンダヴィジョン」の配信がスタートした日

本のコピーを確認しようと考えたアグネスでしたが、それらは全て焼け焦げていました。ワンダが「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のラストで全てのダークホールドを処分しようとしたことを示しているようです。

オフィスにて

署に戻ったアグネスは自分のオフィスへ。署長役のノームがついてきます。

部屋に入ると画面左奥にうさぎの置物と観葉植物の鉢植えが見えますが、次のカットでは鉢植えが別のものに変化しています。

©MARVEL,Disney

このあとのシーンではまた植物に戻っています。少年の写真については次の項目で触れるとして、ここではジェーン・ドゥの爪に付着していた土から東欧にしか存在しない微生物が検出されたとの事。東ヨーロッパの一国として設定されているソコヴィアをほのめかし、ここでもジェーン・ドゥがワンダである事を示唆しています。

ニコラス・スクラッチ

ブローチの鑑定を終え、署長からも帰るように言われたアグネスは帰宅。切ない表情で子供部屋を眺めていました。

部屋の主はニコラス・スクラッチ。合唱コンクールの優勝の盾などが確認出来ます。少年が描いたと思しき絵のタッチから察するにまだ幼い少年であり、オフィスで見かけた謎の写真がニコラスである事を匂わせています。

ニコラスは原作コミックにおけるアガサ・ハークネスの息子。もともとコミックではアガサが老婆であり、その息子であるニコラスは少年ではなくオッサンです。

コミックのアガサはニューセーラムの魔術師コミュニティで暮らしていましたが、ファンタスティック・フォーのリード・リチャーズとスー・ストームの間に生まれたフランクリンの乳母としての仕事を頼まれてコミュニティを抜けました。これに怒ったニコラスがアガサ、そしてファンタスティック・フォーと戦う展開になりました。

さらにニコラスは「ドクター・ストレンジ」のヴィランだったドルマムゥのために働いていましたが、後に地獄に追放された後、メフィストと同盟を組みました。

このシーンを見るにコミックの親子関係とはかなり異なる様子ですが、MCUにニコラスは登場してくるのか注目です。

ワンダは生きている?

遺体安置所でのアグネスとリオとのやり取りの中で、アグネスの「どうして(彼女は)死んだの?」という問いに対してリオは「That witch is gone.」(あの魔女は消えたの)と答えています。gone は死という意味でも扱われるワードですが、前後のやり取りからしてリオはワンダのその後を知っていて、なおかつ生きている事を示しているのでしょうか。

時系列が判明

ワンダの呪いから解き放たれたアガサ・ハークネスはハーブことジョン・コリンズから約3年が経過している事を知らされます。

これは配信以前からわかっていた事ですが、あらためてこれが「ワンダヴィジョン」の推定時系列である2023年11月から3年が経過した2026年の後半である事がわかります。

MCUの時系列のうち、「ロキ」や「ホワット・イフ…?」などマルチバース絡みの特殊な作品を除けばこれまで最後尾にあったのは「マーベルズ」。「マーベルズ」の監督はカマラ・カーンが16歳だと話しており、ドラマ「ミズ・マーベル」から年を取っていない事を考慮して、「マーベルズ」は 2025年12月 から 2026年2月 頃までのどこかに位置づけられると推測されています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-the-marvels-director-comments-ms-marvel-age/”]

「アガサ:オール・アロング」はそこから約半年ほど間隔をあけての最新の時系列に位置する事になりました。

「ホークアイ」の 2024年のクリスマスと同時期の「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の後を描く「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」でワンダが消えてから、約1年ちょっとから2年ほど、アグネスは呪いにかかったままアグネスを演じ続けていた事になるようです。

セニョール・スクラッチー

うさぎのセニョール・スクラッチーが再登場。息子の名前の一部が与えられているこのうさぎは、「ワンダヴィジョン」では悪魔の化身として設定されていました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/wanda-vision-director-commented-episode-10-and-deleted-scene/”]

この設定が残されているのか、新たに別の設定が与えられているのかは、今後のエピソードを注意深く見ていく必要があります。

セーラム・セブン

再び、今度は派手に家に押しかけてきたリオ・ヴィダルは「セーラムの7人(セーラム・セブン)」の存在を告げています。

彼らはコミックではニコラス・スクラッチの息子たちであり、すなわちアガサ・ハークネスの孫たちでしたが、MCU版では「ワンダヴィジョン」8話でアガサ・ハークネスが始末した魔女たちの娘ではないかとも考えられています。

エンドクレジットでは、「21世紀の現代の魔女」というタイトルで、「奥様は魔女」、「白雪姫」、「オズの魔法使い」、「ザ・シンプソンズ」といった作品の魔女たちが紹介されています。

エンディングテーマは Donovan の「Season of the Witch」。



ドラマ「アガサ:オール・アロング」はディズニープラスで配信中、次回、第3話は 2024年9月26日10時 より配信予定です。

「アガサ:オール・アロング」、ショーランナーが1話でジェーン・ドゥの顔が映らない理由を語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ:オール・アロング」のショーランナーを務めるジャック・シェーファーさんが、海外メディア TV Line とのインタビューで、1話のジェーン・ドゥの顔が映されない理由について語りました。

※これより先は「アガサ:オール・アロング」1話のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

1話の冒頭、森の奥で見つかったジェーン・ドゥ(身元不明の遺体)の顔が一度も画面に映されなかった理由について質問されると、シェーファーさんは「それは本当に答えるのが難しい質問です・・・」と前置きしつつ、「彼女の顔を映す予定は最初からありませんでした。作風的にも、この番組は彼女の物語ではありませんから。死体がひっくり返ったとき、カメラがアガサの顔に向けられる様子が本作のテーマでした。私たちの注目はそこにあり、番組の焦点はそこにあるんです。」と、主人公はアガサ・ハークネスである事を強調しました。

ジェーン・ドゥの服装、黒ずんだ指、検出された東欧の微生物、緋色の髪、あらゆるヒントがそれがワンダである事をほのめかしていました。誰もがこれがワンダであると確信した上で、物語の後半になると足首のタグには「W Maximoff」と表示され、答え合わせが行われました。ただし、リオ・ヴィダルはワンダの死を認めず、「That witch is gone.」と曖昧な回答をするにとどめました。

ワンダのその後を描くプロジェクトが進行中だと最近も報じられており、過去には「アベンジャーズ:ザ・チルドレンズ・クルセイド」を原作として開発されているとも言われていました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-wanda-avengers-childrens-crusade-rumor/”]

ワンダの未来についてはまだまだ不透明な部分が多いですが、ワンダの呪縛から抜け出したアガサ・ハークネスはウィッチズロードの終点で何を得る事になるのでしょうか。

ドラマ「アガサ:オール・アロング」シーズン1は2話までディズニープラスで配信中です。

ソース:Agatha All Along Boss Explains Why [Spoiler]’s Face Was Never Shown in Episode 1

「アガサ:オール・アロング」、ショーランナーがワンダの生死について言及

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ:オール・アロング」のショーランナーを務めるジャック・シェーファーさんが、海外メディア The Wrap とのインタビューの中で、ワンダ・マキシモフの生死についてコメントしました。

The Wrap は「ワンダゴアの崩落によってスカーレット・ウィッチは死んだが、ワンダ自身は生きているのではないか」という独自理論を突きつけると、シェーファーさんは次のように回答しました。

「私はポーカーフェイスを保っています。私が言いたいのは、あなたの思考の働き方が本当に好きということです。それがその理論に対する私の反応です」

そして、「これはアガサ・ハークネスのショーです。だから、舞台の中心に立つ女性はアガサだと言えるでしょう。」と述べました。

「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のラストでワンダは赤い閃光を放った結果、生き延びているのではないかと考えられていましたが、「アガサ:オール・アロング」の1話ではジェーン・ドゥがワンダである事がしきりに示唆されており、ワンダが死亡したという解釈の元で話が進んでいます。

多くのファンはワンダが戻ってくると信じており、単独映画が開発中だという噂もその兆候を示している中で、このドラマにエリザベス・オルセンさんのカメオ出演があるのかどうか注目されています。

挿入歌である The Ballad of the Witches’ Road では「乙女、母、老婆」と歌われており、魔女を象徴するこの三人の女性は原作ではワンダ・マキシモフ、母親のナタリア・マキシモフ、そして師匠のアガサ・ハークネスを表していました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-agatha-all-along-witches-road-scarlet-witch-comic-explains/”]

MCUにおける「乙女、母、老婆」とは一体誰のことを指しているのか、今後の展開に注目となりそうです。

ドラマ「アガサ:オール・アロング」シーズン1は2話までディズニープラスで配信中です。

ソース:‘Agatha All Along’ Showrunner Weighs in on Whether Wanda Is Really Dead

【噂話】スパイダーマン、スカーレット・ウィッチ、ノヴァに関する最新の噂

マーベル・スタジオが開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の「スカーレット・ウィッチ」、「ノヴァ」、そしてソニー・ピクチャーズと共同制作中の「スパイダーマン4」に関連した新たニュースが報じられました。

海外スクーパーのダニエル・リヒトマン氏は patreon を通じてサブスクメンバーに対して報告。(Reddit経由)

まず、スカーレット・ウィッチについて「撮影がすぐに始まるとは思えないが、開発は実際に進められている。」と報告。先日は Production Weekly が「ワンダヴィジョン」、「アガサ:オール・アロング」のジャック・シェーファーさんらが制作に参加している事を報告しており、これを裏付けるような報告となりました。

これに加えて、「アガサ:オール・アロング」でグリーンウィッチ/リオ・ヴィダルを演じるオーブリー・プラザさんが今後のいくつかの作品に登場するとも報告。リオはこれまでにグリーンをメインカラーとしている事からモーガン・ル・フェイやエンチャントレスなどではないかと考えられていましたが、昨日公開されたドラマ本編では別の有名キャラクターである可能性がほのめかされており、「アガサ」の3話以降で彼女がどのように動いていくのか注目されています。

そして、氏はスパイダーマンの最新情報として、「ソニーとマーベルは、スパイダーマンがより多くのマーベル作品に登場するようアイデアを出し合っている、ファイギが単独映画を制作するという新たな契約を交渉中だと報じました。

トム・ホランドさんは複数の映画出演契約を交わしているようで、過去にソニーのプロデューサーが公式に言及しているスパイダーマン4、5、6の新三部作、誰もが想像するアベンジャーズの5(ドゥームズデイ)、6(シークレット・ウォーズ)以外になんらかの契約があるようです。

有力視されているのはヤングアベンジャーズ関連のプロジェクト。コミックでは通常、ヤングといえばマイルズ・モラレスのスパイダーマンのイメージが強いですが、MCUではピーター・パーカーは2025年に高校を卒業したばかり。同年が舞台のドラマ「ホークアイ」でケイト・ビショップが20代前半だった事を考えると、スパイダーマンがヤングアベンジャーズにリーダー的存在として参加しても不思議ではありません。

最後にノヴァに関するレポート。ケヴィン・ファイギ社長が公認したこのドラマについて「リチャード・ライダーを中心に描かれるコミックとは大きく異なります。宇宙のノヴァ・コープスに焦点を当てています。」と報告。リチャード・ライダー一人を描くのではなく、軍全体をフォーカスしたアンサンブル的な作品になると予告しました。

いずれもまだかなり先の作品に関する話題ですが、スカーレット・ウィッチに関しては配信がスタートした「アガサ:オール・アロング」でその方向性が見えてくるかもしれません。

マーベルのNYCC2024の計画が明らかに、MCUからは「デアデビル:ボーン・アゲイン」と「YFNスパイダーマン」が予定

マーベルが来月開催予定のニューヨーク・コミコン2024での計画を発表しました。MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)からはマーベル・テレビジョンの「デアデビル:ボーン・アゲイン」、マーベル・アニメーションの「ユア・フレンドリー・ネイバーフッド・スパイダーマン」が紹介予定で、コミック、ゲームの最新情報も公開される予定です。

現地時間の 10月17日から20日にかけて開催されるこのイベントは、デアデビルの舞台でもあるヘルズキッチンのジェイコブ・ジャヴィッツ・コンベンション・センターにて開催。

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」、アニメ「ユア・フレンドリー・ネイバーフッド・スパイダーマン」の他、ゲーム「Marvel Contest of Champions」(MARVEL オールスターバトル)のマジック・ザ・ギャザリングコラボの詳細とプレビュー、コミックからは「アメイジング・スパイダーマン」、「オールニュー・ヴェノム」、「ファンタスティック・フォー」などの最新情報が提供される予定となっています。

コンベンションフロアのマーベルブース(#2153)では、 「デアデビル:ボーン・アゲイン」のコスチューム展示や、 「ユア・フレンドリー・ネイバーフッド・スパイダーマン」の写真撮影コーナーが設けられるとのこと。最新予告の公開も期待されていますが、これらがオンラインで公開されるかどうかは不明です。

イベントにはマーベル・コミックス編集長CBセブルスキーさん、副社長兼編集長のトム・ブレボートさん、デジタルメディア&クリエイティブ戦略担当副社長のライアン・ペナゴスさん、ライターのライアン・ノースさんらが出席。

アルティメットラインの将来や、ソーサラー・スプリームとなったドクター・ドゥームを中心としたイベント「ワン・ワールド・アンダー・ドゥーム」、「X-MEN:フロム・ジ・アッシュズ」後の初のイベントとなるX-MEN同士の戦争を描く「レイド・オン・グレイマルキン」などが注目されています。

また、「オールニュー・ヴェノム」では「ヴェノム・ウォー」のあと、謎の新しい宿主を主人公としてリローンチされる事が予告されており、この人物の詳細の発表も期待されています。

ソース:Marvel NYCC 2024 Plans Include Daredevil: Born Again and Your Friendly Neighborhood Spider-Man

エリザベス・オルセンさんが「ワンダは死んだと思う」と認める一方で今後の展開に期待しているとも

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」やドラマ「ワンダヴィジョン」でスカーレットウィッチ/ワンダ・マキシモフを演じたエリザベス・オルセンさんが、「Jimmy Kimmel Live!」に出演した中で、ワンダの今後について語りました。

闇堕ちしたワンダが本当に死んだと思うかと質問されたエリザベス・オルセンさんは「ええ、そうだと思います。私もそう考えています。そう、最期の時は爆発エネルギーの赤い光がありました。私は死んだと思います」と回答しました。

その上で「窓を開けておいてほしいと願います。これらの映画の撮影はとても楽しかったです。どうすれば賢く死を乗り越えられるかを考えたいです。」とし、「このすべてに意味を持たせる方法を考え出す最も賢い作家を見つける必要があります。」とこれまで以上に優れた脚本家が必要であると同時に復活への意欲を見せました。

また、同番組内で、MCが「スカーレットウィッチは間違いなくソーより強いよね。」と話を振ると、オルセンさんは「そうですね。理論上はワンダならソーに勝てると思います。」と答えつつ、「私はまだハンマーで遊んだことがないからわかりません。(コミックで)実際にそんなことがあったのかどうかもわかりません。」と述べました。

そして「どうにかしてソーの体の中に入り、操ることができると思います。 」と付け加えました。

ワンダ・マキシモフに関しては映画が準備されているとも噂されていますが、今のところは単なる噂の段階であり公式発表はありません。

ただし、今週から配信が始まる「アガサ:オール・アロング」は公開中の予告でもしきりにワンダについて言及、ファンの注目を集めています。また、このドラマではなくなったはずのものが復活しているとも話題になっています。

ワンダの今後について、「アガサ:オール・アロング」は何らかのヒントを提供してくれるのでしょうか。

ドラマ「ワンダヴィジョン」、映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」はディズニープラスで配信中、ドラマ「アガサ:オール・アロング」は 2024年9月19日 よりディズニープラスで初回2話配信予定です。

【噂話】ヴィジョンの新作ドラマは「逆ワンダヴィジョン」と言えるような内容だと言う

マーベル・スタジオが開発中と噂のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ヴィジョンクエスト」について、海外メディア The Cosmic Circus が「逆ワンダヴィジョン」のようなものだと報じました。

アレックス・ペレス氏は噂の新作について次のような情報を提供しています。

私が説明されたのは、逆ワンダヴィジョンです。ワンダヴィジョンでは、ワンダがスカーレットウィッチとしての役割、現実から逃れてファンタジーの世界に生き、最終的にそれを受け入れることで、自分の状況に対処する方法を見つけようとするという番組が主な焦点でした。

今回、ヴィジョンは最初から自分の起源と現実に深く入り込み、記憶の空白を埋めようとしています。そして、番組が進むにつれて、より幻想的な展開になっていくでしょう。

厳密にはヴィジョンは死んでおり、このドラマは「ワンダヴィジョン」でS.W.O.R.D.によって再設計されたホワイトヴィジョンが主人公になると予測されています。

ホワイトヴィジョンはヴィジョンの記憶がコピーされ隠されている事が「ワンダヴィジョン」内でも明かされており、これを探求していくのが新作ドラマの焦点のひとつになると見られています。

また、ヴィジョンはコミックではヤング・アベンジャーズの一員でもあるため、新作ドラマやさらに先の作品でのヤング・アベンジャーズへの加入、そしてワンダの救出の中心人物として期待されています。

ペレス氏は本作に再登場の噂があるウルトロンについても言及。ウルトロンの実写作品での再登場は「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」以降ずっと話し合われてきたとの事で、ここでそれがようやく達成されそうだとの事。しかし、彼は「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」以降にも登場する可能性は低いとし、ウルトロンの役割はフェーズ6で一旦終わる事を示唆しました。以前にはウルトロンは映画に登場したヴィブラニウムのボディアーマーではなく、人間のような肉を備えている可能性についても報じられていました(from THR)。

「ヴィジョンクエスト」は同名コミックを原作とすると信じられている作品で正式タイトルについては不明。「ワンダヴィジョン」、「アガサ:オール・アロング」に続く三部作の完結編に設定されているとも言われており、その後はスカーレット・ウィッチのプロジェクトに続いていくとも考えられています。

主演はこれまでMCUで同役を務めてきたポール・ベタニーさん。先日はトッド・スタシュウィックさんがキャスティングされたと報じられました。さらに「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」よりジェームズ・スペイダーさんがウルトロンを再演するという噂や、エリザベス・オルセンさんがワンダの再演、もしくは別のキャラクターを演じるとの噂が報じられています。

ソース:September Discord Q&A About Marvel Studios with Alex Perez – Part 2

「デッドプール&ウルヴァリン」、ディズニープラスでの配信はいつ?Ver.3─11月で確定か?

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「デッドプール&ウルヴァリン」が劇場公開からもうすぐ2ヶ月と迫る中、世界興行収入は12億9000万ドルを突破。米国での公開期間は残り半分と行った所ですが、まだ見に行ってない人、そしてもう一度見に行こうかどうか迷っている人、そんな人達が気になるのが本作のディズニープラスでの配信日。これに関して、米ディズニーがさらに新たなヒントを提供しています。

前回の予想記事から約1ヶ月、ディズニーに新たな動きがありました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-deadpool-3-disney-plus-release-date-when-2/”]

前回の記事では「デッドプール&ウルヴァリン」が大ヒットしている事で過去のMCU映画の配信タイミングとは異なる可能性があるとし、「デッドプール&ウルヴァリン」を超える大ヒットのディズニー&ピクサーの「Inside Out 2」(邦題:インサイド・ヘッド2)が参考になるだろうとしました。

そして、先日、ディズニーが「Inside Out 2」のディズニープラス配信が 9月25日 になると正式に発表した事を各種海外メディアが報じています。(from IGN

この日は Ver.2 で予想した「Inside Out 2」の配信日と全く同じ日付であり、「デッドプール&ウルヴァリン」はこの法則にしたがって、やはり 11月6日 となる可能性が極めて高いと考えられそうです。

また、Ver.2 では 11月6日 の週は「アガサ:オール・アロング」の最終話と被るから延期される懸念があるとしていましたが、「アガサ」が最終話を繰り上げて配信する事も発表されました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-agatha-all-along-all-episodes-release-date/”]

これによって「アガサ」と「デッドプール&ウルヴァリン」が被る懸念もなくなり、「デッドプール&ウルヴァリン」のディズニープラス配信日(米国)は 2024年11月6日 が現時点での最有力候補となりそうです。

映画「デッドプール&ウルヴァリン」は 2024年7月26日 から、日本は 2024年7月24日 より劇場公開中です。

ドラマ「アガサ:オール・アロング」に登場するグリーンウィッチとは何者なのか

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ:オール・アロング」に出演するオーブリー・プラザさんは、1年ほど前からグリーンウィッチ/リオ・ヴィダルを演じるようだと報じられており、実際にそうである事が最近の予告映像より判明しています。しかし、リオはコミックに登場しないMCUのオリジナルキャラクター。一体どのようなキャラとなるのでしょうか。

※これより先は「アガサ:オール・アロング」のネタバレを含んでいる可能性があります。ご覧の際はご注意ください。

今日新公開されたプロモーション動画はこちら。

リオ・ヴィダル、グリーンウィッチ、どちらも原作コミックには登場しないものですが、「アガサ」に登場するグリーンウィッチはMCUで最強の魔女として設定されているとも報じられています。

このドラマの原作コミックとされる「スカーレットウィッチ」では、ワンダ・マキシモフがウィッチズロード(魔女の道)を進む中でエメラルド・ウォーロックという敵と遭遇します。

エメラルド・ウォーロックことダイアン(デクラン・デインという偽名を使う)は紀元前のアテネ出身の男性で、最初はアベンジャーズのコミックに登場し、その後「スカーレットウィッチ」に登場。ワンダのちからを奪って殺そうと画策する、前作「ワンダヴィジョン」のアガサ・ハークネスのようなキャラクターでした。

エメラルド・ウォーロックはかなり強力で、ワンダはウィッチズロードの中でも地母神の祝福を受けたポイント、すなわち魔女の能力が最大限に活かされ、男性魔術師の魔力が最小限に止められる場所に騙して誘い込む事でなんとか撃退出来るほどの相手でした。

スカーレットウィッチを凌ぐ魔力を持ちながら目立った実績がないヴィランで、ウィッチズロードでワンダに負けたあとは復活を遂げていますが、このコミック自体が打ち切りエンドに近いものであり、彼はそれ以降どのコミックにも登場していません。

エメラルドとグリーンが近しい色である事も含めて、グリーンウィッチ/リオ・ヴィダルは強力かつややマイナーなエメラルド・ウォーロックをベースに再構築したキャラクターである可能性はかなりあると見られています。

しかし。マーベル・コミックスの世界にはさらに強力な魔女も存在。モーガン・ル・フェイやエンチャントレス、レディ・デスなどをベースにアレンジされたキャラか、彼女らそのものが仮初の肉体としてリオ・ヴィダルを選んでいるという事もありえそうです。

また、MCUが原作から性別を変えてキャラを作るパターンも考えると、強力な男性魔術師もスルーする事は出来ません。アガサ・ハークネスの息子、ニコラス・スクラッチの女性バージョンの可能性や、悪魔メフィストの化身である可能性なども予想されています。

果たして彼女は何者なのか、注目となっています。

「アガサ:オール・アロング」の米公式あらすじは以下のとおりです。

「アガサ・オール・アロング」では、悪名高いアガサ・ハークネスが疑り深いゴス系のティーンに助けられ、歪んだ呪文から解放されます。彼が「生き残れば魔女が失ったものを褒美として与えられる伝説のウィッチズ・ロード」に連れて行ってほしいと頼むと、アガサは興味をそそられます。ウィッチズ・ロードは、試練を生き延びた魔女に失ったもの、欠けているものを与えてくれる魔法の試練の道です。アガサとこの神秘的なティーンは、絶望的な魔女の集団をまとめ、共にその道を進みます。

本作は「ワンダヴィジョン」のヴィラン、アガサ・ハークネスを主人公とし、これをキャスリン・ハーンさんが再演。

本作のヴィランとして、オーブリー・プラザさんが魔女リオ・ヴィダル、パティ・ルポーンさんが魔女リリア・カルデル、サシール・ザマタさんは魔女ジェニファー・ケイル、アリ・アンさんは魔女アリス・ウーを演じるとされています。

ジョー・ロックさんは謎の少年”ティーン”を演じますが、ワンダの息子のひとり、ビリーの生まれ変わりとも報じられています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-agatha-coc-billy-return-method-rumor/”]

さらに、マイルズ・グティエレス=ライリーさんがビリーのボーイフレンドのエディを演じるとされています。エディはコミックのビリーの恋人でスクラルとクリーのハーフであるテディ(ハルクリング)とは異なるとも報じられています。

ポール・アデルスタインさんとマリア・ディジアさんは、生まれ変わったビリ―の両親であるジェフとレベッカ・カプラン役を担当していると言います。

また、「ワンダヴィジョン」のアガサの回想シーンで殺された魔女の娘たちがセーラムズ・セブンとして復讐を画策しているとの事。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-agatha-dd-salem-seven-cast-rumor/”]

そしてエヴァン・ピーターズさんが「ワンダヴィジョン」からラルフ・ボーナーとして再登場。

「アガサ:オール・アロング」におけるラルフ・ボーナーも出番は少しだと言われていますが、「ワンダヴィジョン」の削除シーンでは、彼はFBIのジミー・ウー捜査官が探していた「消えた保護観察中の証人」だった事が判明しています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-wandavision-deleted-scene-missing-witness/”]

ドラマ「アガサ:オール・アロング」は 2024年9月19日 よりディズニープラスで初回2話配信予定です。

ドラマ「アイアンハート」、ヴィランの詳細が明らかに

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アイアンハート」のヴィランを演じるアンソニー・ラモスさんが、海外メディア The Hollywood Reporter とのインタビューでキャラクターの詳細について語りました。

ラモスさんは「私はヴィランのザ・フッドを演じます。コミックではパーカー・ロビンスがフードをかぶるのですが、彼にとってそれはあまりにも強力過ぎます。それは圧倒的で、彼の身体を蝕み始めます。外見はもちろんの事、それが彼の内面や性格にまで影響を及ぼし、実際に文字通り肉体的にも精神的にも感情的にも彼を壊していくのがわかります。しかし、それは彼にあまりにも大きな力を与え、彼は中毒になっています。彼は『もう手放せない』という感じです。」とパーカーが変貌していく事を予告しました。

「それは復讐のための武器です。彼にとっては最初は小さな武器で、コミックでは盗みを働くのですが、だんだんと大きくなっていきます。どんどん肥大し、手に負えないものになって行きますが、私はワクワクして演じていました。このキャラクターで私たちが何をしたかを皆さんに見てもらえるのが楽しみです。美術部門、視覚効果チーム、特殊効果メイクもそうです。ジョナ(・レヴィ)と彼のチーム全員は、タトゥーや傷跡の表現が素晴らしかったです。本当にすごい仕事をしてくれました。」と制作チームを称賛しました。

「アイアンハート」は公式情報がまだあまり公開されていない作品で、約2年前に制作が開始。長い期間をかけて制作されており、8月に開催されたD23Expoではティザー映像が公開されました。

残念ながら動画は現在見られませんが、その内容は以下のようなもの。

「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」のラストで帰国したリリ・ウィリアムズはシカゴのMITに戻っています。

MIT でネッドと MJ を見ることは期待できませんが、以前に「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」に出演したジム・ラッシュさんが、名前のない MIT 教授として戻ってきます。そして、リリは大学のリソースを勝手に使ったせいか退学となります。

しかし、リリはなんとしてもアーマーをもう一度作りたいと考えています。

ティザーではリリが新たな AI を作ろうともしています。コミックでは、リリは当初、アイアンハートのAIとしてトニー・スタークの人格を利用していましたが、MCUではそれは期待出来ないかもしれません。

その後は幼少期に銃撃で殺された親友のナタリーを再現したNeuro-Autonomous Technical Assistant & Laboratory Intelligence Entity (N.A.T.A.L.I.E.:神経自律技術アシスタント兼研究室知能エンティティ) を使用。こちらはMCU版で利用できる可能性があります。

ティザーの話に戻り、本作のヴィランであるパーカーが登場。リリの味方として紹介されています。リリは自分の夢を叶えるためにお金が必要で、パーカーはそれに必要な道具を彼女に与えることができます。その代わりに、リリは彼のために「怪しい」(つまり違法な)仕事をする必要があります。つまり、リリはシリーズの中で、少なくとも一時的に悪事を働くことが予想されます。

また、ティザーにはアイアンハートのアーマーが2種類登場。ひとつは以前に目撃されていた銀色のアーマーで、85周年記念動画にも登場していたものと同じだと考えられています。

もうひとつはコミックのアーマーの形状に似ていますが色が白いものです。この後さらにコミック版に近づいて完成という事になるのでしょうか。

本作は主人公リリ・ウィリアムズのテクノロジーと、パーカー・ロビンスの魔法との対決になるとされています。

ドラマ「アイアンハート」は 2025年 にディズニープラスで配信予定です。

ソース:Anthony Ramos Talks ‘Ironheart,’ Sports Superstitions and His Work With The Athletic