ドラマ「ミズ・マーベル」にはジェーン・フォスターやシーハルクもいた?

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ミズ・マーベル」にジェーン・フォスターやシーハルクたちの存在があったことが確認されました。「ミズ・マーベル」のプロダクション・デザイナーを務めたナターシャ・ゲラシモワさんが自身のウェブサイトにて「ミズ・マーベル」のセット写真を公開しています。

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作品内の数々のセットを手掛けたゲラシモワさんは、自身のサイトにてそのセット写真を公開。DODC(ダメージコントロール局)の写真にはボードに多数のヒーローやヴィランの写真が掲載されており、その中にはマイティ・ソー/ジェーン・フォスターやケイト・ビショップが弓を引いている写真の他、ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」に登場したシーハルクを筆頭にドニー・ブレイズやサラセン、エル・アギラなども監視対象となっていた事が明らかになりました。

「ミズ・マーベル」の実際の映像では「シーハルク」のタイタニアやミスター・イモータルがDODCに監視されていた事がわかっていますが、今のところジェーン・フォスターが実際に映っている部分は見つかっていません。

というのも、「ミズ・マーベル」最終回の劇中に登場したボードの同じ場所にはジェーン・フォスターの写真と、ジェーンのやや右上のデアデビルの写真が消去されているように見えます。

©MARVEL,Disney

消去されたという事は「ミズ・マーベル」の時点でジェーン・フォスターがマイティ・ソーになってはいないと考えられそうで、時系列を詳細に整理するためのヒントになる可能性がありそうです。

デアデビルは「シーハルク」の劇中で長年ヒーロー活動をしている事をジェニファーに明かしていましたが、DODCがその事を知ったのはごく最近という事なのでしょうか。しかしながら最終回でタイタニアはデアデビルの事を知っており、デアデビルのMCU世界内での認知度については少し曖昧な状態になっているようです。

映画「スパイダーマン:ホームカミング」で登場したDODCは当初の業務形態とは異なる形で映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」に再登場し、以降もヒーロー、ヴィランを問わず人間を超える能力を持つ人物を監視、拘束しようと動いているようです。

ここ最近頻繁に登場する彼らが誰の指示で動いているのか、何のために動いているのか、今後の展開には注目です。

ドラマ「ミズ・マーベル」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」、新たな未公開アートよりハルクの息子の年齢が明らかに

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」に登場したハルクの息子スカーの未使用に終わったコンセプトアートが公開されました。コンセプトアーティストのコンスタンティン・セケリスさんがInstagramで公開したアートは、映画「マイティ・ソー/バトルロイヤル」からのつながりを重視したと言います。

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セケリスさんは「番組のトーンが軽くて面白いので、それに対応したパレットでいたかったし、このスカーのデザインは彼の父親が着ていたサカールの鎧のデザインの要素を取り入れて、彼がサカール出身であることを反映しています。彼の長い髪を後ろで結んで、グラディエーターだった頃の彼の父親と同じようなサカールのタトゥーを見せることができるようにしたんです。」とコメントを添えています。さらに、「彼は17~18で生意気でタフです。」と付け加えています。

ハルクがサカールに到着した年は不明ですが、「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」の終わりに地球から飛び出したのが西暦2015年、ソーとサカールで再会したのが2017年です。「シーハルク」は2025年を描いていると考えられているため、地球年齢にするとスカーは8歳から10歳ぐらいですが、実際には18歳ほどに成長しているようです。

「マイティ・ソー/バトルロイヤル」の作中ではサカールが地球とは時間の流れが異なる事が描かれていましたが、具体的にどのぐらい違うのかは不明です。ただし、ビフレストから数秒間早く落とされたロキは、サカールに数週間先に到着していました。

©MARVEL,Disney

スカーの年齢の正当性については現段階での情報のみでは判断が難しいところですが、それよりもハルクのチャンピオン時代の鎧に似たものを着せるプランがあったことは重要なポイントになっているようです。

というのもコミックのスカーはハルクへの復讐のために地球に来ていますが、MCUでは並んで登場した事と今回のアートとあわせて、MCU版スカーは父ハルクへの一定のリスペクトが有り、父と子の関係性はコミックとは大きく異なることを示しているようです。

コミックのスカーはヤングアベンジャーズのメンバーではありませんが、MCUフェーズ4から揃いつつある新世代のヒーロー達との共演を果たしていくのか、今後の展開に注目です。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

ドラマ「シーハルク」、タイアニア役ジャミーラ・ジャミルさんはドクター・ドゥームに改造されたい

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」に出演したジャミーラ・ジャミルさんが、タイタニアの今後について、ドクター・ドゥーム・バージョンを演じたいと海外メディア GamesRadar とのインタビューの中で語りました。

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ジャミルさんはコミックのタイタニア/メアリー・マクファーレンを取り上げて、「ドクター・ドゥーム版のタイタニアは、私が本当に実現させたいものです。アブソービングマン(タイタニアの夫)を登場させたいし、ボルカーナ(親友)も登場させたいわ。マーベルが私を再度呼んでくれるかどうかはわからないけれど、もし呼び戻したら、私が最も語りたい物語です。『シーハルク:ザ・アトーニー』は私の番組ではありません。これはシーハルクのものであり、私は彼女の成長のためのアクセサリーとしてそこにいる、それはもう光栄の極みです。もしタイタニアが再登場の瞬間を迎えることがあれば、私はその背景の全貌を伝えたいです。」と語りました。

コミックのタイタニアにはなかったインフルエンサーというアレンジについて、「親近感のあるソーシャルメディアのインフルエンサーにしたことはとてもクールで面白いと思いますが、タイタニアには全く別の世界、別の側面があるんです。」と評価しつつも、「ダン・スロットが描いた、タイタニアが子供の頃にいじめられ、それが彼女を不安定にさせるというストーリーが大好きです。ドラマはそのストーリーを描いているわけではないのですが、私の頭の中にはそのようなイメージがありました。そして、エピソード6で初めて、タイタニアを突き動かす不安の片鱗を垣間見ることができるんです。」とドラマでは特に設定されていなかったタイタニアの過去について、コミック版をもとに役作りした事を明かしました。

コミックのメアリー・マクファーレンは「シークレット・ウォーズ」の際にドクター・ドゥームの提案を受け入れ、怪力を持つタイタニアとして生まれ変わりました。映画「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」にはドクター・ドゥームやシーハルクが登場するだろうと考えられており、いくらかのタイタニア再登場の可能性はあるようにも思えます。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

ソース:Jameela Jamil talks Marvel, her dream Star Wars role, and being part of the Star Trek universe

噂が一転、ハルクとシーハルクは映画「キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」には登場しないと新たな報道

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」にハルク/ブルース・バナーとシーハルク/ジェニファー・ウォルターズが登場しないと、新たなレポートが登場しました。

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Marvel Studios Spoilers subreddit の「信頼できる情報源」によると、ハルクとシーハルクは以前の噂にも関わらず、「キャプテン・アメリカ」最新作には登場しないとの事。この投稿にはあわせて「シーハルク」最終回の詳細なネタバレが含まれており、これが最終回配信前に投稿されている所を考えると一定の信頼度を確保しているようです。

過去にはダニエル・リヒトマン氏や@WorldWarHulkNewなどのインサイダー/スクーパーや、ScreenGeekなどのメディアがハルクとシーハルクの登場を報じていましたが、今回はそれらを否定する報道となりました。

マーベル・スタジオの計画は常に一転、二転するため、これでハルクとシーハルクの登場が完全になくなったとは言えず、逆に確実に登場するとも言えない所で、現時点での最新ニュースは登場しないというだけの事と考えるのが良さそうです。

本作にはサディアス・ロス役として、亡くなったウィリアム・ハートさんに代わってハリソン・フォードさんが出演契約にサインしたと報じられており、コミックの流れからサディアス・ロスがリーダーの手によってレッドハルクにされてしまうとも考えられています。

しかし、マーベル・スタジオがいつも通りコミックの流れを安直に取り入れる事をしないのであれば、レッドハルクの登場もないのかもしれません。

リーダーが新たなハルク血清を完成させた場合、その実験結果の証明として基となるキャプテン・アメリカと直接対決させたいと考えるのは道理ですが、それは超人血清を撃っているスティーブ・ロジャースであって血清を撃っていないサム・ウィルソンではありません。結局のところ、MCUの中で顔を合わせた事がないサムとリーダーの間に何が描かれるかによって、ハルクやシーハルクが登場する余地があるかどうか、今後もっとよく見えてくるように思えます。

映画キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」は 2024年5月3日 米国にて劇場公開予定です。

シーハルクとジェシカ・ジョーンズは既に知り合い?ドラマ「シーハルク」の新たなイースターエッグが発見され話題に

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」の新たなイースターエッグが発見され話題になっています。発見されたのはエピソード7「リトリート」の24分過ぎのあたりで、シーハルクとジェシカ・ジョーンズが知り合いなのではないかとファンは考えています。

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該当のシーンはアボマステのメンバーからジョシュの連絡先を「消しちゃえ!」と連呼しているシーンで、ジェンが連絡先を消した後、一瞬うつるアドレス帳にジェシカの名前が登録されている事をTiktokユーザーの@4thelore氏が指摘しました。

このイースターエッグがジェンとジェシカ・ジョーンズの間に既に友人関係がある事を示している可能性もありますが、もちろんそうではない可能性もあります。ジェシカという名は比較的人気の名前であり、姓が表記されていないことにはこれがジェシカ・ジョーンズと同一であるかを確定する事ができません。

もともとドラマ「シーハルク」にはクリステン・リッターさん演じるジェシカ・ジョーンズが登場するという噂がありましたが、これは実現せずに終わりました。

ジェンのアドレス帳が示しているのはその名残なのか、今後利用されていく伏線になるのか、ジェシカ・ジョーンズの再登場に期待がかかります。

ジェシカ・ジョーンズはデアデビル同様にNetflixでドラマ化されていたキャラクターで、「シーハルク」の他にも、「エコー」や「デアデビル:ボーン・アゲイン」で紹介されると報じられていましたが、いずれもスケジュール競合によりキャンセルされたとも報じられています。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

ドラマ「シーハルク」よりハルクの息子スカーの没バージョンのコンセプトアートが公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」より、劇中で紹介されたハルク/ブルース・バナーの息子スカーの未使用デザインのコンセプトアートが公開されました。

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アーティストのコンスタンティン・セケリスさんがInstagramで公開したスカーのアートはコミック版のように髪を下ろしたデザインが想定されていた事がわかります。

©MARVEL

しかし最終的には別の投稿にもあるように、実写版では髪をまとめたデザインが採用されたようです。

スカーを演じたウィル・デュースナーさんは「この超楽しいショーに参加できたことにとても興奮しているし、こんな素晴らしい人たちと一緒に仕事ができたことをとても光栄に思っています。」とSNSに投稿。スカーは今後のMCUでより多くの物語が描かれると考えられています。

ハルクを演じるマーク・ラファロさんは以前のインタビューでコミック「ワールド・ウォー・ハルク」の実写化の可能性について言及しましたが、スカーのデビュー作となったそのコミックと、MCU現状は大きくかけ離れており、スカーの今後がコミック通りにいくのかどうか、注目となりそうです。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1が1話削除された理由について監督が言及

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1は当初全10話の配信になる事が明かされていましたが、実際には全9話でした。この削除された1話について、カット・コイロ監督が海外メディア The Direct とのインタビューの中で言及しました。

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2021年の段階でマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、「シーハルクは30分×10話になる」と発言していましたが、2022年4月には「9話になるだろう」と発表されました。

エピソードが減った経緯について、監督は次のように話しました。

私がクリエイターとして、アーティストとして経験した最も素晴らしいことのひとつは、マーベルは他のテレビ番組のように22分でなければならないというルールに縛られないということです。ストーリーがシーズンの長さを決定するのです。ストーリーが見えてきて、ピースを組み合わせていくうちに、9話になったんです。8話でも11話でも構いませんでした。エピソードの長さも同じです。何分、何話でなければいけないということはないんです。「このエピソードには何がベストなのか」ということであり、それがあるべき姿だと私は考えています。

また、コイロ監督は、シーズン前半にスポットライトを浴びた番組のポストクレジットシーンについても語り、ベネディクト・ウォンさん演じるウォンとパティ・グッゲンハイムさん演じるマディスンのシーンは、撮影前に台本がなかったことを明かしました。

タグがあるエピソードは確かにあったし、あとは現場で起きていることに反応することもありました。ウォンとマディスンのちょっとした瞬間は、台本にはなかったのですが、二人のコメディの相性がとても良かったので、一日の終わりに二人をソファに座らせて、カメラを数台置いて、『行ってらっしゃい、コメディをやってちょうだい』と言いました。そして、彼らはやってのけました。このプロセスで素晴らしかったのは、コラボレーションと、俳優の強みを生かしたことです。コメディの秘訣は、人々を自由にさせ、楽しませ、遊び心を持たせることです。だから、機会があればいつでもそうしています。

MCUのドラマシリーズが始まった当初、ひとつの作品はトータルで6時間前後になると説明されていましたが、いまやそれのルールすらも撤廃され、クリエイターが必要だと判断した長さにできる事が今回のインタビューで明かされました。

地上波のテレビ番組や一部のネット番組のようにエピソード数とエピソードの長さが決まっている場合、必要のないシーンで場を繋いだり、必要なシーンを泣く泣くカットするといった時間調整が必要になります。

しかし、「シーハルク」ではそのようなルールに捕らわれることなく自由に制作出来たという事で、1話まるまる必要ないと判断され、最終的に9話で落ち着いたようです。なお、削除されたエピソードの内容については現時点で不明です。

2024年配信予定の「デアデビル:ボーン・アゲイン」は全18話になると発表されていますが、こちらもこれを目安に、制作の過程で増減する可能性がありそうです。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

ソース:She-Hulk Season 1’s Lost Episode Explained by Director (Exclusive)

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」より、シーハルクやK.E.V.I.N.など多様なコンセプトアートが公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」より、シーハルクやハルクキング、K.E.V.I.N.のコンセプトアートが公開されました。作中ではスーツを制作してもらうエピソードもあり、様々な衣装が計画されていた事が今回のアートから伺えます。

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コンセプトアーティストのウェズリー・バートさんはインスタグラムにアートのショートムービーを投稿、「シーハルクの制作にとても素晴らしい時間を過ごすことができました。見せても大丈夫になったので、近々より質の高い投稿ができるようになりますよ。」と、また投稿する事を予告しています。

ジェフ・シンプソンさんはK.E.V.I.N.の未使用デザインを4点公開。世界中で人気の日本の漫画「AKIRA」にインスパイアされたデザインのものや、レトロコンピューター調のデザインなど、本編で使用されたものとはかなり異なるデザインが考えられていたようです。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

ドキュメンタリ「Marvel Studios’ Assembled」シーハルク編が11月に米配信、ウェアウルフ・バイ・ナイトも

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」の制作の舞台裏を描くドキュメンタリ番組「マーベル・スタジオ・アッセンブル:シーハルク:ザ・アトーニーの裏側」が11月3日に米ディズニープラスで配信されると、海外メディア Decider の記者 アレックス氏が報じました。

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「シーハルク」に続いて翌日4日には、「ディレクター・バイ・ナイト」の名称の番組が用意されており、こちらは「ウェアウルフ・バイ・ナイト」の制作ドキュメンタリではないかと見られています。

D23 Expo 2022 では「ウェアウルフ・バイ・ナイト」のアッセンブルプロジェクトの制作が明かされており、改題されて「ディレクター・バイ・ナイト」になっているものと思われます。

記事執筆時点で日本での配信日は不明です。

ドキュメンタリ「マーベル・スタジオ・アッセンブル:シーハルク:ザ・アトーニーの裏側」は 2022年11月3日 、ドキュメンタリ「ディレクター・バイ・ナイト」は 2022年11月4日 米ディズニープラスで配信予定です。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」に映画「キャプテン・アメリカ4」のリーダーが登場する計画があった事が明らかに

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」のヘッドライターを務めるジェシカ・ガオさんが、海外メディア Comicbook.com とのインタビューに応じ、ティム・ブレイク・ネルソンさん演じるリーダー/サミュエル・スターンズが登場するプランがあった事を明かしました。

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ガオさんは「私の最初の原稿では、そこにリーダーがいました。オプションとして提案していたんです。しかし、本当に、なぜ廃案になったのか覚えていません。ただ、他のものを思いついて削除したのか、それともダメだと言われたのか・・・。正直なところ、覚えていないんです。ただ、彼を復活させるか、新バージョンのリーダーをやるか、彼との関連性を考えることはありました。でも、本当に、これは3年前のことで、ドラマはとても進化していたので、実際に何が起こったのか覚えていないんです。」と語っています。

「シーハルク」の配信期間中に開催されたコミコンで、「キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」にリーダーが再登場すると発表された時、「シーハルク」作中で展開されていたジェニファーの血液を巡る陰謀と相まって、リーダーがここで再登場するのではないかと言う推測が始まりました。

コミックのリーダーは、化学プラントで働いて用務員サミュエル・スターンズがプラントの事故で大量のガンマ線を浴びた事で、肌は緑色に変化し、特大の頭脳を持った姿に変化する、といった経緯で誕生しました。

MCUのサミュエル・スターンズは映画「インクレディブル・ハルク」(2008年)に登場し、ミスター・ブルーとしてブルース・バナーの治療のサポートをする細胞生物学者でした。しかし、ブルースの治療とは別に、ハルクの血を使った病気の治療薬などの開発をしようとも企んでおり、倫理観が希薄なマッドサイエンティスト気味に描かれていました。作中ではエミル・ブロンスキーに血清を投与する際の事故で、頭部の傷からハルクの血が入り、肥大化を始めるところで以降10年以上に渡って表舞台から姿を消していました。

また、コミックではリーダーがインテリジェンシアを組織した人物でもあり、ドラマにもインテリジェンシアが登場した事で、リーダーが「キャプテン・アメリカ4」に先んじて「シーハルク」に登場する事は自然な流れでもありました。

しかし、最終的にリーダーの姿はおろか名前すらも登場する事はありませんでした。「シーハルク」は女性差別主義(ミソジニー)をひとつのテーマとして1話から最終話に至るまで描いており、ハルクキング/トッド・フェルプスをその親玉とする事で一貫性を守る事に従事しました。

ドラマの中でトッドは、インテリジェンシアのメンバーが血清を合成する事に成功したと語っており、これがリーダー/サミュエル・スターンズを指しているのではないかとも考えられています。

「キャプテン・アメリカ4」のジュリアス・オナ監督は、この映画を「パラノイド(偏執的な)・スリラー」と表現しており、「この敵が誰であるかによって、すべてがリアルで強烈に感じられる」とも発言しています。そして、映画にシーハルクの登場も囁かれています。

「キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」は2023年春に撮影開始予定。主人公キャプテン・アメリカ/サム・ウィルソンにアンソニー・マッキーさん、ホアキン・トレス役ダニー・ラミレスさん、ブラック・キャプテン・アメリカ/イザイア・ブラッドリー役カール・ランブリーさんが「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」より続投。また、ヴィランとして「インクレディブル・ハルク」よりティム・ブレイク・ネルソンさん演じるリーダー/サミュエル・スターンズが再登場することが発表されています。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1はディズニープラスで配信中、映画キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」は 2024年5月3日 米国にて劇場公開予定です。

ソース:She-Hulk: The Leader Was Originally Part of Season 1 Plans (Exclusive)