「ファンタスティック・フォー」、シング役が決まったのは「2023年夏の事」、そして「スーツは無い」と俳優が明かす

マーベル・スタジオがバレンタインにMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ファンタスティック・フォー」のキャスト発表をして大いに話題になった後、ベン・グリム/ザ・シングを演じるエボン・モス=バクラックさんがジミー・キンメル・ライブに出演し、ザ・シングへの変身を前に心境を語りました。

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番組の中で「ファンタスティック・フォー」出演の話題を振られたモス=バクラックさんは「そうです、『鉄拳制裁タイムだ』、それが彼のセリフです。ヤンシー・ストリート出身のベン・グリム。ローワー・イースト・サイド。デランシーに似てるけど架空の場所なんです。」と語り始めました。

キャスティングが発表されたのはほんの十日ほど前の事ですが、噂が出始めたのは 2023年の7月 の事。スタジオからのオファーについて、モス=バクラックさんは「一生前からだよ」とジョークを言いながら、次のように続けました。

いや、正確には8月の初めです。市内を歩いていたんです。脚本家ストライキの真っ只中だったけど、エージェントから電話が来ました。全然仕事のことを考えていなかったんだけど、突然『ザ・シング役を依頼された』と言われたんです。本当に驚きました。

そして、ザ・シングの独特の外見を映像にするにあたって、モス=バクラックさんはスーツを着用するわけではなく、MCUのハルクと同様にモーションキャプチャー技術を用いる事を明かしました。

スーツではないと思います。マイケル・チクリスはスーツを着ていましたが、すごく着心地が悪かったみたい。今の技術では、もうあの方法はやらないと思います。パフォーマンスキャプチャーがメインになるはずです。

最後にストーリーの詳細について質問されると、「発表されたティザー画像は60年代っぽいですよね!脚本は読みました。」とだけ答え、1960年代が物語の舞台のひとつになるという噂にギリギリの範囲で言及しました。

また、共演者について「ヴァネッサ(・カービー)とはまだ会っていませんがグループチャットがあります。ペドロが数日前に始めて、みんなでもう会話を始めています。うやむやになっているわけではありませんよ。」と付け加えました。

MCUとしてリブートされる事が発表されて以来、マーベルファンの注目を集めていた「ファンタスティック・フォー」のチームメンバーは、ミスター・ファンタスティック/リード・リチャーズをペドロ・パスカルさん、インビジブル・ウーマン/スー・ストームをヴァネッサ・カービーさん、ザ・シング/ベン・グリムをエボン・モス=バクラックさん、ヒューマン・トーチ/ジョニー・ストームをジョセフ・クインさんが演じる事が発表されています。

「ワンダヴィジョン」のマット・シャックマン監督がメガホンを取り、脚本として「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」のジョシュ・フリードマンさん、「マイティ・ソー/バトルロイヤル」「ブラックウィドウ」「サンダーボルツ(変更前)」のエリック・ピアソンさんらが参加しています。

映画「ファンタスティック・フォー」は 2025年7月25日 に米国劇場にて公開予定です。

【噂話】「アベンジャーズ」、「スパイダーマン」最新作の監督が近々発表か

マーベル・スタジオが開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ」や、ソニー・ピクチャーズとの共同制作となる「スパイダーマン4」の監督について、海外スクーパーが発表が近いことをほのめかしています。

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ダニエル・リヒトマン氏はMCUで一際注目度の高い最新作に関して、次のように述べています。

「次のアベンジャーズとスパイダーマン映画を誰が監督するのか発表されるのが待ちきれません。すぐにわかるはずです」

「アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ」は「シャン・チー/テン・リングスの伝説」のデスティン・ダニエル・クレットン監督が就任していましたが、2023年11月に「シャン・チー」続編と「ワンダーマン」に集中したいとしてアベンジャーズから降板

その後は「ムーンナイト」「ロキ」シーズン2の監督コンビのジャスティン・ベンソンさんとアーロン・ムーアヘッドさんなどが候補ではないかとされています。

「スパイダーマン4」に関しては現在、マーベル・スタジオとソニーの意見が対立しているとされており、ソニーは「ホームカミング」「ファー・フロム・ホーム」「ノー・ウェイ・ホーム」のジョン・ワッツ監督と戻したいと考えており、マーベル・スタジオは「バフィー 〜恋する十字架〜 」「エイリアス」「LOST」、そしてNetflixの「デアデビル」に携わったドリュー・ゴダート監督に注目していると報じられています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-spider-man-4-sony-and-marvel-wants-different-director/”]

それとは別に、サム・ライミ監督が「トムよりトビーを撮りたい」としてトム・ホランドさんの4作目ではなくトビー・マグワイアさんの4作目に興味を示しています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-spider-man-4-sam-raimi-comments/”]

今月は「デッドプール&ウルヴァリン」の予告解禁や、「ファンタスティック・フォー」のキャスト発表など大きな話題がいくつかありましたが、ディズニーはさらなる発表を仕掛けてくるのか、注目となりそうです。

映画「アベンジャーズ5」は 2026年5月1日 米国にて劇場公開予定です。

ディズニープラスのストリーミングランキングで「マーベルズ」が1位を獲得

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「マーベルズ」がディズニープラスの再生数で1位を獲得している事が、FlixPatrol の報告によって明らかとなりました。MCUの興行収入で歴代最低を記録した映画でしたが、ファンが興味を失ったというわけではないようです。

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同サイトによると、ディズニープラスの映画視聴ランキングで「マーベルズ」は「モアナ」を抜いて1位を獲得。詳細を見てもほぼ毎日、1位を獲得している事がわかります。

from FlixPatrol

この結果に対して海外メディア WGTC は「マーベルズがトップになった事は、ストリーミング視聴者がどれほどこの作品に惹かれているかについて多くを語っている」とし、「マーベルズの問題は映画の品質ではなく、その周りのマーケティングにあったと言わざるを得ない」、「人々が映画館へ見に行くためのインセンティブが足りなかったが、今ではみな自宅から鑑賞しており、マーベルズはこれまでのMCU作品と同様に成功している事が証明された」と評しています。

「マーベルズ」に続いて女性チームを描いたソニーの「マダム・ウェブ」が現在公開中であり、かつ同様に興行収入に苦しんでいますが、興収の失敗を監督や主演だけに押し付けるのは終わりにしてプロモーションチームの責任を問う時代が来ているのかもしれません。

映画「マーベルズ」はディズニープラスで配信中です。

トム・ヒドルストンさんが「デッドプール&ウルヴァリン」出演の噂に言及

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」などに出演するトム・ヒドルストンさんが、今年の夏に公開される最新映画「デッドプール&ウルヴァリン」への出演の噂について言及しました。

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先日開催されたコンベンションに出席したトム・ヒドルストンさんは、会場で「デッドプール&ウルヴァリン」へのカメオ出演の可能性について質問され、次のように回答しています。

分かりません・・・・。もし知っていたとしても・・・みなさんに言っていいかどうかわからないかもしれない。本当に分からないんです、マーベルは情報を正しく保護していますよ。

ヒドルストンさんは現時点で噂を否定はせず、映画の公開までファンが噂を楽しむ余地を残しました。

「デッドプール3」にトム・ヒドルストンさんが出演するとの噂が報道されたのが2022年の終わりごろ、2023年夏にはデッドプール撮影現場付近でメビウスを演じるオーウェン・ウィルソンさんの姿も目撃されていました。

「ロキ」シーズン2のフィナーレですべての分岐時間軸を守るために時の王座についたロキですが、在り続ける者が予告したマルチバース戦争に対する具体策は示されていません。

TVAは主たる任務を変異体と時間軸の剪定から、征服者カーンの監視等に切り替えた事が分かっていますが、ロキが当面動けないこととメビウスが休暇を宣言していた為、二人の出演の可能性は縮小されつつも、劇中で言及される事はあるかもしれません。

TVAはカーンによるマルチバース戦争に対抗するため、助っ人のリクルートを余儀なくされており、その一人としてデッドプールに白羽の矢が立ったと考えられています。「デッドプール&ウルヴァリン」で登場するTVAとそのメインキャラクターであるパラドックスが誰の指示で何のために動いているのかは注目が集まっています。

なお、以前のインタビューでトム・ヒドルストンさんはロキとデッドプールが出会う事について楽しそうだとコメントしていました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-loki-tom-hiddleston-comment-deadpool-3-rumor/”]

映画「デッドプール&ウルヴァリン」は 2024年7月26日 に劇場公開予定です。

マーク・ラファロさん、ハルクのソロ映画が難しい理由について「制作費が高すぎる」とコメント

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「インクレディブル・ハルク」以降、長きにわたって活躍しているハルク/ブルース・バナーを演じるマーク・ラファロさんが、海外メディア GQ とのインタビューの中で、ファンが熱望しているソロ映画の難しさの理由について「制作費の高さ」がある事を指摘しています。

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ラファロさんは「シーハルク」でMCUのドラマシリーズへの登場についても触れ、最近のスタジオの路線変更も交えて次のように語っています。

ストリーミングへの拡張は本当に興奮しましたが、映画の素晴らしいところは3年待たなければならなかったことで、それが神秘性を生んでいました。(ディズニーとマーベル・スタジオの)これらの見直しは本当にポジティブなことになるかもしれません。それが以前のようになるかどうかはわからないんです。

また、今後についてはソロ映画を実現したいとしつつも、かなり難しいだろうと述べています。

単独のハルク映画をやりたいですね、ただそれは決して実現しないと思います。映画全体を作ると非常に高額なので、ハルクは節約して使われているんです。僕の値段が高すぎました!

ラファロさんは以前にイベント会場でのトーク中にもソロ映画の実現の難しさについて言及。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-captain-america-4-mark-ruffalo-confirms-appearance/”]

マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長から「ハルクのソロ映画を作るとしたらどうする?」と質問されたとしつつ、そのやり取りの結果、「じゃあ、4本の映画を通してそうしていこう。その代わり、ソロ映画は無しだ。」と言われた事を明かしていました。

ハルクについてはコミックの「ワールド・ウォー・ハルク」を原作とする実写映画が計画されているとされており、それを裏付けるかのように「シーハルク」ではハルクの息子スカーが紹介されました。

この物語がいくつかに分割され複数の映画を通して語られていくのか、それとも障害を乗り越えてソロ映画が実現するのか、今後の動きにも注目です。

ソース:Mark Ruffalo Wants to Be Bad Too

【噂話】ブレイドは映画よりも先に「マーベル・ゾンビーズ」に登場すると言う─チーム映画の開発も

マーベル・スタジオが開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブレイド」に関して、最近、スクーパーたちが多くの情報を提供しています。2019年 のコミコンで制作が発表されて以来、開発が難航している本作ですが、ソロ映画の前にアニメ「マーベル・ゾンビーズ」に登場する事になるようです。

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CWGST 氏は、「ブレイドはマーベル・ゾンビーズで重要な役割を果たすようだ」と報告。

KCウォルシュ氏は現在削除している投稿で、マーベル・ゾンビーズのブレイドは映画同様マハーシャラ・アリさんが担当しているとしていました。

In a now deleted tweet, KC Walsh confirmed the rumor about Blade being in Marvel Zombies and revealed Mahershala Ali is voicing the character
byu/Matapple13 inMarvelStudiosSpoilers

そしてダニエル・リヒトマン氏は「マハーシャラ・アリは『ブレイド』から離れるつもりはありません。マイケル・グリーンが脚本を書き直しています。彼らは多くの変更を加えており、アリはそれに満足しています。映画は依然としてR指定を目指しています。ミッドナイト・サンズのアイデアは、アベンジャーズの一部ではなかったキャラクターを使用することであり、したがってドクター・ストレンジがメンバーになる可能性は低いです。」と「ミッドナイト・サンズ」の実写版に言及。

MCU版ではアベンジャーズに加入していないメンバーで構成する事を目指しているようで、コミックではリーダー的存在だったドクター・ストレンジは候補から外れているようです。

「マーベル・ゾンビーズ」は配信スケジュールが不明ですが、出演者のイマン・ヴェラーニさんは2023年11月に収録を終えた事を報告しており、2024年内か2025年にはディズニープラスで配信されるのではないかと見られています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-marvel-zombies-thanos-return-rumor/”]

映画「マダム・ウェブ」よりスパイダーウーマンらのコンセプトアートが公開、スーツの詳細が明らかに

ソニー・ピクチャーズ制作のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「マダム・ウェブ」より、マダム・ウェブ、スパイダーウーマン、スパイダーガールのコンセプトアートが公開されました。アーティストのイモジーン・チェイズさんが自身のInstagramにて公開しています。

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チェイズさんは「マダムウェブコンセプトアート!私はこのプロジェクトに取り組んで本当に楽しかった。 ホットな女性のギャングのためにスーパースーツをデザインするのが楽しくないなんて事があるでしょうか?私は今まで大好きなコスチュームデザイナーの一人、Ngila Dicksonと仕事をすることができました。このスーツのスタイルラインの全てを本当に遊ぶ余裕を与えてくれました。」コメントを添えて、ダコタ・ジョンソンさん演じるカサンドラ・ウェブの衣装を紹介。

シドニー・スウィーニーさん演じるジュリア・コーンウォールについて「彼女の大胆でグラフィックなスタイルをコミックからこだわることにしました。」と解説。

セレステ・オコナーさん演じるマティ・フランクリンの衣装については「彼女は取り組むのがとても楽しいキャラクターでした。 私はNgilaとこのスーツのスタイルラインを具現化、同時に彼女にちょっとずる賢いような態度を取らせる事も特に楽しい時間でした。」とコメント。

そして、イザベラ・メルセードさん演じるアーニャ・コラソンについて「これが私たちの最後の女の子!イザベラ・メルセードのアーニャ・コラソンのためのアートです。(ちなみに、私は彼女の現在のプロジェクトで一緒に仕事をしています)Ngila はまた大胆でグラフィックなものにしたかった。 多くの人が正しく指摘しているように、彼女たちは画面に少ししか映らないので、これらのスーツはインパクトを重視しています!」と投稿しています。

緻密なコンセプトアートが用意されていたにも関わらず、(アーティスト自身が指摘しているように)これらのスーツは映画本編でほとんど表示されませんでした。

海外メディア CBM では「スパイダーウーマンたちが独自のアクションフィギュアを手に入れる予定はないようで、近年女性向け玩具の人気が高まっていることを考えると驚くべきことだ。 」ともコメントしています。

映画「マダム・ウェブ」は 2024年2月14日 より米国劇場にて公開中、日本では 2024年2月23日 より劇場公開中です。

征服者カーン後任の噂のコールマン・ドミンゴさん、スタジオとの話し合いを認める

マーベル・スタジオが開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ」などで、征服者カーン役の候補として噂されているコールマン・ドミンゴさんが、最新のインタビューでスタジオとの話し合いがあった事を認めました。

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海外メディア Vanity Fair とのインタビューで「聞きたいことはわかっていますよ。MCUについて話すんでしょ。」と切り出したコールマンさんは「オンラインでみんながこれについて話ししているのは面白い事です。この噂が出だした時、僕はソファに座っていたと思います。そして『どんな噂?誰が言い出したの?どこから来たの?』って口にしてしまいました。考える余裕はなくて、翌日目を覚ますとどこでも話題になっていました。」と、今年の1月3日に飛び出した噂について当時の事を語りました。

そしてインタビュアーからこの噂が真実かどうか尋ねられた時、ドミンゴさんは次のように語っています。

聞いて下さい。僕のチームは何年もの間、MCUの何かについてマーベル・スタジオと交渉してきました。この噂が本当かって?実際、わからないんです。自分が本物だと思うもの以外は、チームが僕に持ってこないと思います。だからわかりません。チームは話し合いをしてくれていますが、確信はありません。そうでしょう?
ジョナサンと彼のMCUでの遺産を引き継ぐことになるかどうかは分かりませんが、僕は自分のレーンにいないといけないと思っています。噂があるし、交渉中でもありますが、実際に話がまとまるまで何も僕の所へは来ません。でもやってみたいですね。

噂の真偽については自身も何もわかっていないと明かしつつ、エージェントたちがスタジオと交渉中である事を認めました。そして、征服者カーンを演じてみたいとした上で、自分なりのアプローチを取りたいとの考えを明らかにしました。

しかし今回のこの発言で、話し合いが数年前からスタートしている事が判明。「アントマン&ワスプ:クアントマニア」のラストでのカーンの変異体をすべてジョナサン・メジャースさんが演じた事を考えると、少なくとも交渉開始段階では征服者カーン(の変異体)役としてスタートしているとは考えにくくなっています。

話し合いが行われている事と、ドミンゴさん本人が興味を持っている事で、征服者カーンの後任になるか、それとも別のキャラクターになるのかは不明ですが、いつかMCUに登場する可能性は高いようです。

なお、このインタビューではジェームズ・ボンドのヴィランを演じてみたいとも語っています。

映画「アベンジャーズ5」は 2026年5月1日 米国にて劇場公開予定です。

ソース:Colman Domingo on Fame and Style: “I Like to Look Like a Big Flirt at All Times. I Flirt All Day Long.”

映画「デッドプール&ウルヴァリン」、新たなトレーラーの公開が近いようだ

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「デッドプール&ウルヴァリン」の新たな予告の公開が近いかもしれないと話題になっています。BBFC(全英映像等級審査機構)のウェブサイトにて「デッドプール&ウルヴァリン」の「トレーラーC」の存在が確認されました。

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ちなみに「トレーラーA」がスーパーボウルで公開されたもので、Bはそこからわずかな不適切表現をカットしたバージョンのもの。

1分34秒とされる次の予告ですが、これがスーパーボウルで公開された映像のように世界中で公開されるかというと、その確証は高くないようです。海外メディア CBM によると、この予告は英国の映画館でのみ公開される映像の可能性もあると指摘。

しかし、そうだったとしても、その内容は何らかの手段によって世界中に共有されるだろうとも言います。

先日公開されたティザー映像は映画の予告として歴代1位の視聴者を獲得した事が報じられていますが、残念ながらその映像には映画のタイトルに含まれるもう一人の主人公ウルヴァリンが影のみの登場という形に終わっていました。

次の映像ではウルヴァリンの正式な姿の他、新たな再登場キャラクターなどのお披露目にも期待されています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-deadpool-3-1st-teaser-confirmed-characters/”]

映画「デッドプール&ウルヴァリン」は 2024年7月26日 に劇場公開予定です。

「アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ」タイトル変更へ、MCUの再創造はどのように行われているのか

マーベル・スタジオが開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ」が、タイトルから正式にキャラクターの名前を削除するようだと、海外メディア The Hollywood Reporter が報じました。タイトル変更の可能性は以前にも報じられていましたが、物語が全般的に書き換えられている最中だと THR は報告しています。

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記事によると、当初「アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ」として開発されていた映画は、征服者カーン役のジョナサン・メジャース被告に有罪判決がくだされる少し前の時点、「アントマン&ワスプ:クアントマニア」の興収が振るわなかった事と合わせて、アベンジャーズ5作目の映画タイトルからカーンの名前を削除し、キャラクターを最小化する動きを進めていたと言います。

マーベルとディズニーは「クアントマニア」の予想外の反発に続いて「マーベルズ」、ドラマでは「シークレット・インベージョン」なども不評となり、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」や「ロキ」シーズン2などの好評さにも関わらず、2023年はMCUが不振に終わったような印象を強く与えていました。

THR はマーベルとディズニーはこの事態を立て直す事に力を入れ、2024年2月になって風向きがいい方向に変わってきていると指摘。

今月公開された「デッドプール&ウルヴァリン」のスーパーボウル予告は、最終的に24時間で3億6500万回視聴され、史上最も視聴された予告編となりました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-deadpool-3-super-bowl-trailer-breaks-record-most-views/”]

この予告に続いて「ファンタスティック・フォー」のメインキャスト発表、「X-MEN’97」のトレーラー公開と続き、いずれも話題を呼びました。

また、一般の目に見えづらい部分についても記事は言及。

映画関連では、今夏ロンドンで撮影予定の「ファンタスティック・フォー」 の脚本を磨くためにエリック・ピアソンさんを密かに雇用。ピアソンさんは、「マイティ・ソー/バトルロイヤル」や「ブラックウィドウ」に携わった同社の重鎮であり、プロジェクトを最終ラインまで導くことで定評があります。

さらにマーベルは評判の高いFXシリーズ「ザ・ベア」 のショーランナーであるジョアンナ・カロさんを「サンダーボルツ」の脚本に起用したと言います。映画は3月にアトランタで撮影が始まる予定。彼女の起用は、以前の脚本草稿を読んだ情報筋によると、悪役やアンチヒーローが死で終わるはずだった任務に就くという内容のこのプロジェクトに威信を加えていると評しています。

 

ドラマ部門では2月の初め、キャスリン・ハーンさん主演の「ワンダヴィジョン」スピンオフ作品「アガサ:ダークホールド・ダイアリーズ」の再撮影を完了。シリーズ関係者によると、同社は通常、5日間の再撮影をスケジュールに組み込んでいるが、スタジオはわずか1日で作業を完了し、社内で番組の見通しが晴れたと報告しています。今秋ディズニープラスで公開される予定。 

また、マーベルはショーランナーによるより大きなコントロールを可能にするためにドラマ事業を再編しており、これは「シークレット・インベージョン」の重大な失敗を受けて行われた措置だと指摘しています。この変化の兆しは「デアデビル:ボーン・アゲイン」に反映されている事が以前にも報じられていました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-daredevil-born-again-get-showrunner-and-new-director/”]

「2024年は社内に焦点が当てられています」と、舞台裏で進行しているすべての調整について関係者は語っています。

スタジオの幹部らはこれを再起動やソフトリブートとは呼ばず、創造的な再構築と呼んでいると言います。2019年の「アベンジャーズ/エンドゲーム」以来、当時ストリーミング戦争の真っただ中にあったディズニーにとって、ディズニープラスのサービス拡大は最優先事項でした。

ディズニーの当時のCEOであるボブ・アイガー氏と、そしてバトンタッチされた彼の後継者であるボブ・チャペック前CEOの指揮のもと、MCUはドラマリーズとアニメーションに拡大し、MCUが年間を通して無限に公開されるかのように見える場所になることを目標としました。それらの発表は多くのファンを興奮させましたが、結局の所、マーベル・スタジオがすべてを取り仕切るには手に余る作業量でした。

「スタジオは少し集中力を失いました。したがって、私たちがとった最初のステップは、生産量を減らすことです」とCEOに戻ったアイガー氏は2月7日の決算会見で語りました。「私たちは、特にマーベルでは、彼らが作っている映画をさらに良くするために、生産量を削減しました。」

2023年の前半から後半にかけて発生したダブルストライキの影響で、映画、ドラマを問わずに生産が大幅に遅延し、MCUもほとんどの作品を延期せざるを得ませんでした。

このストライキはMCUだけでなく、すべてのハリウッド作品に大打撃を与えましたが、ディズニーやマーベル・スタジオにとっては幸いな事に、この再創造に取り組むためのいい時間にもなったようです。

「彼らは諦めるつもりはない」と、過去1年間マーベルと協力した関係者は語ります。「彼らは素晴らしいものを作りたいと思っています。」 

しばらくMCUの暗黒期が続く、あるいはこのままフェードアウトしてシリーズが終わる可能性も揶揄されていましたが、「X-MEN’97」と「デッドプール&ウルヴァリン」というMCUのニューフェイスを起点として、見事な復活を果たすことが期待されています。

アニメ「X-MEN’97」シーズン1は 2024年3月20日 よりディズニープラスで配信、映画「デッドプール&ウルヴァリン」は 2024年7月26日 に劇場公開予定です。

ソース:How Marvel Is Quietly Retooling Amid Superhero Fatigue