映画「サンダーボルツ*」、ヴァルはアンチヴィランに?ようやく彼女の計画の全貌が明らかになると言う

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「サンダーボルツ」でコンテッサ・ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌを再演するジュリア・ルイス=ドレイファスさんが、海外メディア Entertainment Weekly とのインタビューで、本作のヴァルについて語りました。

ジュリア・ルイス=ドレイファスさんは映画「ブラックウィドウ」、ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」、映画「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」と比べて「まったく違う作品です」とし、「この映画は、私にとってヴァルというキャラクターを本当に探求する絶好の機会です。彼女がどんな人間なのか、そして彼女のバックストーリーの多くを知ることができます。彼女は勝つために動いているのです。」と説明しました。

そして「彼女の計画がすべて明らかになるのを見ることになるわ。謎がいっぱいで、予想もつかない展開もあるけど、それがいいの。サスペンスがいっぱいで、すごく楽しい。」と予告。

続けて、「彼女の意図は必ずしも純粋ではありません。ヒーローがいれば、アンチヒーローがいる。ヴィランがいれば・・・アンチヴィランなんてものはあるの?」と笑いを交えながら、本作のヴァルをそのように表現しました。

「サンダーボルツ*」ではエヴェレット・ロスとの元夫婦関係を掘り下げることはないとしつつ、コミックのヴァルに触れる部分もあると言います。

「この仕事が決まったとき、夫が彼女のキャラクターが初めて明かされるマーベルコミックを買ってくれたの。」と、インタビューの現場にもそのコミックを持ち込んでいたと記事は言います。

「オリジナルなのよ。クールでしょ? でも、確かに、彼女の初期の計画のいくつかが明かされるし、彼女がなぜあのような行動をとるのかをよりよく理解できるようになるわ。」

「彼女は、自分ではそうは言わないけれど、場違いな人です。彼女は間違いなく、自分の価値を証明しようとしている人です。そういう意味では、サンダーボルツのメンバーと共通点があるのか​​もしれません。でも、それは私の言い分です。彼女がそれを理解しているかどうかはわかりません。」

これまでは余裕たっぷりな貫禄のようなものを見せつけていたヴァルでしたが、今回は違う一面を見せるとも。

「彼女はいつも4歩くらい先を進んでいる。これまでそう思っていましたが、そうではなくなって来ます。メンバーはみんな、特定の状況下では彼女のために働いていたから、彼女は自分を人形師だと思っているし、権力欲が強い。彼女はアンチヒーローの使い手です。彼女は間違いなく自分をリーダー、このグループのまとめ役だと思っていますが、彼らが彼女をそのように見ているかどうかはわかりません。」

6月のインタビューでは本作が人間関係の描写に力を入れているとしつつも、アクションシーンにも挑戦したと語っていました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-thunderbolts-more-focused-on-the-human-story/”]

これに関連して、「この映画の素晴らしいところは、コメディーとよくマッチした荒々しさがあり、グリーンスクリーンがあまり使われていないことです。何時間も続く特殊効果はありません。スタントは出演者が自分でやっています。生々しさがあり、観客はきっと楽しめると思います。そういう意味では原点回帰と言えるでしょう。」と初期のMCU作品に似ていると表現し、「私の子供たち、私には今や青年となった2人の息子がいて、彼らはマーベルの大ファンです。私はただ彼らに感銘を与えたいだけなのです。彼らがこの映画を見るのが待ちきれません。彼らはきっとこの映画を大いに楽しむと思います。」ともコメントしました。

「サンダーボルツ*」はMCUのアンチ・ヒーローや元ヴィランを寄せ集めたチームを描く作品で、過去作よりセバスチャン・スタンさん演じるウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ、ワイアット・ラッセルさん演じるU.S.エージェント/ジョン・ウォーカー、フローレンス・ピューさん演じるブラックウィドウ/エレーナ・ベロワ、デヴィッド・ハーバーさん演じるレッドガーディアン/アレクセイ・ショスタコフ、オルガ・キュリレンコさん演じるタスクマスター/アントニア・ドレイコフ、ハナ・ジョン=カーメンさん演じるゴースト/エイヴァ・スターが再登場、ジュリア・ルイス=ドレイファスさんが演じるコンテッサ・ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌがこのチームを率いることになります。

ジェラルディン・ヴィスワナサンさんがアヨ・エデビリさんに代わって(ソングバードと噂される)未知の役割を交代し、ルイス・プルマンさんがスティーヴン・ユアンさんに代わってセントリー/ボブ役を引き継ぎました。

制作はジェイク・シュライアー監督、脚本を「ザ・ベア」のジョアンナ・カロさん、「BEEF」のイ・サンジンさん、「ブラックウィドウ」のエリック・ピアソンさんらが担当しています。

映画「サンダーボルツ*」は 米国にて 2025年5月5日 劇場公開予定、日本は 2025年のゴールデンウィークに公開予定です。

ソース:Julia Louis-Dreyfus says Marvel’s Thunderbolts* will finally reveal Val’s ‘entire plan'(exclusive)

【噂話】ドラマ「ストレンジ・アカデミー」が正式始動か、ドクター・ストレンジ校長の魔法学園ファンタジー

実写化が報じられてから約2年、音沙汰がなかった「ストレンジ・アカデミー」のディズニープラスドラマが正式に始動したと報じられました。マーベル・スタジオのMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)としては初となる学園ファンタジードラマになると見られています。

スクーパーのダニエル・リヒトマン氏は今回、「ストレンジ・アカデミー」の開発が正式に始動しているとサブスクメンバー向けに発信しており、これにはかなりの自信があるようです。

同名コミック「ストレンジ・アカデミー」ではソーサラー・スプリームによる魔術学校を舞台とした学園ファンタジーで、MCUではスパイダーマンやミズ・マーベルなどが学園ものとしても機能していましたが、そこに魔法が加わることで一味違ったものになると想像出来ます。

地球だけでなく、アスガルド、ウィアードワールド、果てはダーク・ディメンションまで、マーベル・ユニバースのあちこちから集められた魔術師の卵たちのドタバタ学園生活を描く作品で、授業ではランプの精やゾンビが出現したり、遅刻の罰として生徒を地獄に落とす先生や、休み時間中に次元を超えた鬼ごっこで遊ぶ生徒たちなど、とにかくハチャメチャなコミックです。

ただし、MCUでやるにあたって問題があり、ひとつはドクター・ストレンジが現在ソーサラー・スプリームではない事。そしてもうひとつ、ドクター・ストレンジは「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のラストでインカージョンの対処に向かう様子が描かれ、詳細は「ドクター・ストレンジ3」になりそうですが、とにかくその後もアベンジャーズ映画で大変な事になるはずで、学校経営する余裕がないぐらい忙しそうなこと。

これらの懸念点から、MCU版はウォンが教鞭を取る可能性が最初の噂の段階で予想されていました。このドラマがフェーズ7以降の作品になるのであれば、コミック通りドクター・ストレンジが中心となれそうです。

コミックではソーサラー・スプリームであるドクター・ストレンジ校長を筆頭に、教師としてストレンジの弟子のゼルマ・スタントマン、エンシェント・ワン、マインドフル・ワン、ドクター・ブードゥーなどが登場。非常勤講師としてアガサ・ハークネス、スカーレット・ウィッチ、ニューミュータンツのマジック、ランナウェイズのニコ・ミノル、サタンの息子ダイモン・ヘルストロームなどが授業を行っています。

生徒はヨトゥンヘイムのフロスト・ジャイアントやゾンビなども授業を受けている他、ワーウルフ・バイ・ナイトにも登場していたマンシングの息子や、ドクター・ストレンジの敵であるドルマムゥの息子ドイルなども在学していました。

MCUではアメリカチャベスも生徒として登場するでしょうか?なお、教師のゼルマ・スタントンはドラマ「アイアンハート」でデビュー予定とされています。

「クレイヴン・ザ・ハンター」初週末興行収入は見込みの半分ほどに。SSUは中止ではなく「リセット」になると言う

先日、ソニー・ピクチャーズが展開しているSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)が映画「クレイヴン・ザ・ハンター」で一旦終わると報じられていましたが、海外メディア Deadline が、これは中止ではなく「リセット」になると報じています。

現地時間日曜日午前の段階での興行成績を振り返り、「モアナ2」と「ウィキッド」の好調を伝える中で、「クレイヴン・ザ・ハンター」は1100万ドルのオープニングウィークエンドになる見込みだと報道。

公開前には大苦戦するだろうとして2000万ドル予想となっていましたが、それのわずか半分ほどの見込みとなるようです。

記事では「人間どころか動物さえも動員出来ない」と皮肉が書かれており、ソニーのマーベル映画として最悪の成績、「モービウス」 (3900 万ドル) や「マダム・ウェブ」 (3日間で 1530 万ドル)よりも低いとし、革のベストを着たマッチョマンは、サーファーガールや歌う魔女のようには売れないと伝えています。

さらに、ソニーは開発部門と真摯に向き合う時が来たと述べ、もっと慎重になる必要があると言います。

ディズニーとMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の共同制作やロード&ミラーのアニメ映画「スパイダーバース」はどれも素晴らしいと評価しつつ、ソニーはこの失敗を非常に深刻に受け止めており、スパイダーバースやトム・ホランドさん(MCU)以外のマーベル作品についてはリセットが予定されていると記事は伝えています。

ソニーは2023年のストライキによる制作中断のせいで「クレイヴン・ザ・ハンター」の制作費が当初の 9000 万ドルを超えたと非難しており、それが興行成績が振るわない理由だとも。しかし記事は「デッドプール & ウルヴァリン」も同じ目にあっていたとし、それを乗り越えて13億ドルという史上最高の興行収入を上げたR指定映画となったと反論しています。

スーパーヒーロー疲れやディープな世界観を言い訳にすることは許されないともしており、2023年、ジェームズ・ガン監督は「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」でそれらが関係ない事を証明したとも。

マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長が「ブレイド」のリブートを商業的に形になるまで実現を遅らせることができるのなら、ソニーはマーベル作品すべてで同じことができるはずだとし、「ソニーはマーベルファンを失った。」と関係者が語ったと報じています。

監督や俳優の情熱は確かなものであったのにこうなってしまったのは、やはりソニーに問題があるのでしょうか。

中止ではなくリセット、という事がファンにとって何をもたらしてくれるのかはまだまだ未知数ですが、ひとまず諦める気がないのは朗報なのでしょうか?それともスパイダーマンの権利をマーベルに売り戻すほうがファンには幸せなのでしょうか?

ソニーは過去にトビー・マグワイアさんの「スパイダーマン」とアンドリュー・ガーフィールドさんの「アメイジング・スパイダーマン」で2回リセットボタンを押しています。3度目のリセットをして4度目で成功となるのか、今後の展開に注目です。

ソース:Female Power Triumphs At Box Office Amid Fanboy Fallout As ‘Moana 2’ & ‘Wicked’ Kick ‘Kraven The Hunter’ & ‘Lord Of The Rings’ To Curb – Sunday AM Update

アニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン3の全エピソードタイトルが公開、おおよその話が判明か

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン3の全てのエピソードタイトルが公式に公開されました。現地時間の 12月22日 から配信スタートとなるこの番組は、毎日1話ずつ追加され、12月29日 に最終回を迎える予定となっています。

公式SNSによると各タイトルは以下のように。括弧内の邦題はこちらの訳であり、公式のものではありません。

  1. “What If… The Hulk Fought the Mech Avengers?”(もしも・・・ハルクがメック・アベンジャーズと戦ったら?)
  2. “What If… Agatha Went to Hollywood?”(もしも・・・アガサがハリウッドに行ったら?)
  3. “What If… The Red Guardian Stopped The Winter Soldier?”(もしも・・・レッドガーディアンがウィンター・ソルジャーを止めたら?)
  4. “What If… Howard The Duck Got Hitched?”(もしも・・・ハワード・ザ・ダックが結婚したら?)
  5. “What If… The Emergence Destroyed the Earth?”(もしも・・・ザ・エマージェンスが地球を滅ぼしたら?)
  6. “What If… 1872?”(もしも・・・1872年なら?)
  7. “What If… The Watcher Disappeared?”(もしも・・・ウォッチャーが消えたとしたら?)
  8. “What If… What If?”(もしも・・・もしも?)

ぱっと見で分かりにくいのは「ザ・エマージェンス」で、これは映画「エターナルズ」で紹介されたワード。

日本語字幕、及び日本語吹き替えでは「出現」と表現されていたもので、セレスティアルズの誕生の事象を指しており、地球で起きたザ・エマージェンスではティアマットが誕生しそうになった所をセルシたちが食い止めました。今回のアニメではティアマットが誕生していたらどうなっていたかが描かれる事になりそうです。

「1872」は同名コミックがあり、「シークレット・ウォーズ」の一部でもありました。

コミックでは1872年を舞台とする西部劇風の物語で、スティーブ・ロジャース保安官とトニー・スタークが中心人物となり、タイムリーという町の腐敗と恐怖を描いていました。

やはりこのアニメは実写映画の「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」への布石になっているのでしょうか?

最終話のタイトルはなかなか意外でまったく読めないものとなっています。

アニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン3は 2024年12月22日 よりディズニープラスで配信予定、全8話は毎週ではなく毎日新エピソードが追加され、2024年12月29日 にフィナーレとなります。

「ヴェノム:ザ・ラストダンス」、削除シーンよりヌルの隠された能力が判明か、「マダム・ウェブ」は新たな問題が暴露される

ソニー・ピクチャーズ制作のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」の新たな削除シーンが公開されました。主人公のエディ・ブロックとヴェノムがMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の神聖時間軸から自身のユニバースに戻るシーンを描いたものですが、これは邪神ヌルの隠された能力を裏付けているのでしょうか。

映画冒頭に登場するヌルによる次元の穴は、実際にはどこでもドアのようなワープ装置ではなく、タイムマシンのように特殊な空間を介して別のマルチバース同士をつなぐ一種のワームホールのような設定だったようで、この削除シーンでは穴に吸い込まれてから吐き出されるまでの間を描いています。

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」でドクター・ストレンジたちがマルチバースを横断した際の神秘的な映像と比べると、この削除シーンはなんとも貧相な映像ですが、削除が決まったためにVFXを完成させなかったと思いたい所。

この映像からはヌルはマルチバースに存在するシンビオートの位置を特定し、それに対してこのポータルで干渉する能力がある事がうかがえますが、結局のところ作中での説明はなく、実際にどういう設定なのかは推測の域を出ません。

もっと言えば、そもそも「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」でヴェノムたちがMCUに飛んだ理由もわかっていません。

「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」ではスパイダーマンがピーター・パーカーである事を知る悪者がマルチバースを越えて吸い寄せられてきたともされており、「ヴェノムはシンビオートのハイブマインドを通じてそれを知っていた」と海外ファンの多くは解釈していますが、そうであれば全シンビオートが吸い寄せらていなければ辻褄があいません。

一部のファンはソニーがマーベル・スタジオを無視して勝手に作った結果、物語がこじれていったとも考えていますが、少なくとも「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」の段階ではマーベル・スタジオと話し合いがあったとケヴィン・ファイギ社長が認めています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/kevin-fiege-comments-venom-2-mid-credit/”]

そうは言っても結局「ノー・ウェイ・ホーム」でヴェノムが活用される事はなく、何も起こらないままソニーに戻された事を考えると、ファイギ社長はソニーをかばっていただけかもしれません。

また、先日はソニーの失敗についての報告書が報道されていましたが、今回、新たに「マダム・ウェブ」に関する関係者の発言が話題に。

海外メディア CBM によると、「『マダム・ウェブ』が支離滅裂だった理由は、映画の制作に入る前にソニーが脚本を数ページカットしたため、第2幕と第3幕で問題が発生した」と言います。

主演のダコタ・ジョンソンさんがソニーの介入を批判し、炎上していた事もありましたが、結局は彼女の指摘が正解だった事がこれで認められる事になるのでしょうか?

[nlink url=”https://mavesoku.com/ssu-madame-web-sony-pictures-not-happy-with-dakota-johnson-interview-rumor/”]

せっかく紹介された邪神ヌルが再登場する方法について、ファンは「スパイダーマン4でピーター・パーカーが死に、ヴェノムシンビオートで復活する事でコーデックスが作成され、ヌルがそれをターゲットにアクセス出来るようになるだろう」と考えていますが、ソニー・ピクチャーズの頭の硬い幹部を交換しない限り、実現の可能性は低いかもしれません。

「ヤングアベンジャーズ」の舞台裏写真が公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」でアメリカチャベスを演じたソーチー・ゴメスさんが、自身の Instagram を更新し、ディズニーアトラクション向けに制作されたヤングアベンジャーズの舞台裏を公開しました。

5枚目の写真で、アトラクション用の映像の撮影の合間に撮ったと見られる自撮り写真が公開。

写真の奥にはスタチュア/キャシー・ラング役のキャスリン・ニュートンさん、アイアンハート/リリ・ウィリアムズ(ドミニク・ソーンさんらの姿も。

これはディズニーの「ワールド・オブ・マーベル・レストラン」の中で行われる「マーベル・セレブレーション・オブ・ヒーローズ:グルート・リミックス・ショー」のリニューアルされた内容の一環で、11月の時点で明らかになっていました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-young-avengers-disney-treasure-cruise-ship/”]

ディズニーのアトラクション内での出来事は実際にはMCUの神聖時間軸ではなく、別のマルチバースという設定になっていますが、少なくともディズニーは彼女たちをチームアップさせる作品を提供していきたい心構えである事を示しているようです。

ただし、MCUの「ヤングアベンジャーズ」は実現しないとも報じられており、実際にどうなるかはまだしばらく様子見となりそうです。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」はディズニープラスで配信中です。

SSUにスパイディ不在の理由が判明、ソニーはとんでもない勘違いをしていた事が明らかに。救いはMCUに?

ソニー・ピクチャーズが制作した2018年の「ヴェノム」から始まったSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)が一旦終了すると報じられて数日が経過し、海外メディア Variety がこのユニバースにスパイダーマンが登場しなかった理由について、業界関係者の報告書を公開しました。

その報告書によると「2018年の『ヴェノム 』の成功により『スパイダーマンが登場しないスパイダーマンのキャラクターの映画』でも観客が集まるだろうという誤った印象をソニーに与えた」と説明されています。

「ヴェノム」1作目の映画は興行収入8億ドルを越え、当時のソニー・ピクチャーズの歴代映画の中でもトップクラスの売上を記録しました。スパイダーマン抜きでこの記録を出してしまったのが、既に終わりの始まりだったようです。

「これらのキャラクターは、スパイダーマンと対決したため有名になりました」と、エキシビション リレーションズのアナリスト、ジェフ・ボック氏は言います。

「ソニーにとって残念なことに、彼らは『ヴェノム』で成功を味わい、それがすべてを台無しにしてしまったのです。なぜなら、彼らはこれらのキャラクターすべてをスピンオフさせればよいと考えていたからです。ヴェノムはフランチャイズを牽引できるキャラですが、他のキャラはそうではないことに彼らは気づいていなかったと思います。これらの映画にスパイダーマンがいなかったのは致命的な欠陥でした。」

しかしコミックに精通していない幹部がスパイダーマン関連のキャラならなんでも儲かると誤解してしまったと指摘。これに加えて、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のマルチバースが追い打ちになっていると説明しています。

「しかし、スタジオ内には、特に『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』やマーベル・スタジオのプロジェクト『ロキ』、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』がマーベル・マルチバースに明確な境界を確立した後、MCUではない実写映画にトム・ホランド演じるスパイダーマンが突然登場することを観客は受け入れないだろうという雰囲気がありました。」と指摘、ここでもまたひとつ、ソニーが勘違いしていた事が判明しました。

以前からディズニーとソニーの契約で、トム・ホランドさんのスパイダーマンがマーベル・スタジオの同意なしに使用出来ないのではないかとも疑われていましたが、実際にはそんな契約はなく、ソニーの勘違いから来る一方的な自主規制として登場しなかっただけという事も判明。

これについてはMCUと歩調をあわせる事の大変さも加わっています。売上も割合で分割する事を考えると、自社のみでヒットさせられるならそれに越したことはありません。

「スタジオ同士が協力しようとすると、企業間のしがらみが生まれ、本当に大変です。ソニーには柔軟性がありません。彼らは、その中で仕事をしなければならない檻の中にいて、一度に1本のいい映画を作ろうとしているだけです。」

2024年には「マダム・ウェブ」、「ヴェノム:ザ・ラストダンス」、「クレイヴン・ザ・ハンター」の3本のSSU映画が公開されるも、いずれも興行的には失敗。

ヴェノムはかろうじて多少の利益を出しており、続編制作の可能性はあると指摘されていますが、ソニーはこれらの映画がうまくいっていないことをさすがに認識するようになっており、今後の取り組みについてはより「慎重に」なる可能性が高いと言います。

あるベテランプロデューサーはソニーに対して「皮肉はすぐそばから感じられます。彼らはひたすら作品を作り続けているし、そのように感じます。品質管理などありません。」と述べている。

同様の事は「マダム・ウェブ」の主演を務めたダコタ・ジョンソンさんも苦言を呈していましたが、当時はジョンソンさんが大手メディアに叩かれ、炎上する結果になっていました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/ssu-madame-web-dakota-johnson-future-plans/”]

SSU映画のどの監督、主演、俳優陣、そして当然ファンもスパイダーマンとの対決を望んでいたにも関わらず、結局はソニー幹部のファン心理とはかけ離れた決断によってその映画は実現せずに終わってしまった事に。

振り返ればソニーはトビー・マグワイアさんの「スパイダーマン」も、アンドリュー・ガーフィールドさんの「アメイジング・スパイダーマン」も計画途中で頓挫させており、3度目の挑戦となるSSUでもシニスター・シックスを実現することが出来ませんでした。

SSU映画の脚本はお世辞にもあまり良いものではありませんでしたが、キャラクターは十分に確立されており、このまま終わってしまうには少々もったいない部分もあります。SSUの終了をインカージョンによるマルチバースの消滅として、彼らの変異体をMCUの神聖時間軸で再利用し、「シニスター・シックス」の映画もMCUとして制作するほうが、ファンにとっては良いのかもしれません。

ソース:Even After ‘Kraven the Hunter’ and ‘Madame Web,’ Sony’s Marvel Movies Aren’t Dead (EXCLUSIVE)

アニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン3のTVスポットが公開、ホワイトヴィジョンやサノスの姿も

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン3のTVスポットが公開されました。30秒の短い動画の中には公開済みのトレーラーにはなかったシーンがかなり含まれており、様々な変異体の登場を予告しています。

動画ではX-MENのストームの新しいシーンが確認出来る他、サノス、ホワイトヴィジョン、キンゴ、シャン・チーらの変異体の姿も紹介されています。

また、トレーラーと同様にウォッチャーの姿が複数確認出来、ウアトゥが観察者としての誓いを破って現実に干渉し、ガーディアンズ・オブ・マルチバースを結成させた事に対する代償を支払う事になる予感をさせています。

「ホワット・イフ」はシーズン3で三部作が完結する事になっていますが、シリーズは独立した物語として展開しつつも、以前にはここで紹介されたキャプテン・カーターが実写化され、ゾンビのエピソードからのスピンオフとして「マーベル・ゾンビーズ」が制作中となっています。

こういった展開と、「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」までマルチバース・サーガが続く事を考えると、ウアトゥらの物語はアニメから実写へと舞台をうつして続く事もあるかもしれません。

これまでにシリーズを楽しんで来たファンにも、アニメに興味がなかった人にも注目のシーズンとなりそうです。

以前に報道されたシーズン3のキャストリストはこちら。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-what-if-s3-cast-list/”]

アニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン3は 2024年12月22日 よりディズニープラスで配信予定、全8話は毎週ではなく毎日新エピソードが追加され、2024年内にフィナーレとなります。

「アガサ・オール・アロング」ではスパーキーが復活する計画があった

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ・オール・アロング」では、ドラマ「ワンダヴィジョン」でアガサ・ハークネスに殺された犬のスパーキーが生き返る予定があった事が明らかになりました。

ショーランナーのジャック・シェーファーさんは、8話のアガサとレディ・デス/リオ・ヴィダルとの戦いの最中にスパーキーが蘇って参戦する脚本が以前にあったとポッドキャストにて語っています。

108(シーズン1の8話)での戦いは戦闘シーンが苦手な私にとって耐え難いものでした。かわいそうな(脚本家の)ピーター・キャメロンは、やりたくなかったあのバトルを何度も演出してくれました。彼は、スパーキーの骸骨が裏庭から現れてみんなと戦うというような、本当に信じられないようなアイデアを思いついていました。でも、彼はいつもキスを正解にしていたし、アガサの死も正解にしていて、それが常に私たちの目指すべき北極星でした。

MCUのスパーキーは登場から退場までが短く、彼がもともとウェストビューに実在した野良犬だったのか、ワンダが魔法で作り出した存在だったのかさえわかっていません。

コミックのスパーキーはヴィジョンの家族、ワンダではなく妻バージニアと息子ヴィン、娘ヴィヴとの一家の隣の飼い犬ジークがヴィジョン家の庭で感電死した際、そのジークの脳波を基にヴィジョンが作り出したシンセゾイド犬でした。

MCUと違って既に死を乗り越えていたスパーキーですが、その後はバージニアによってまた殺され、ワンダがトニー・スタークに頼んでさらにまた生き返っています。

©MARVEL

ここらの流れはヴィジョンのドラマで再現される可能性があり、そうなった場合にスパーキーはラッキー・ザ・ピザ・ドッグ、コスモ・ザ・スペース・ドッグ、グースらと共にMCU版のペットアベンジャーズを結成する機会も生まれるかもしれません。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-what-if-s2-deleted-pet-avengers/”]

今はまだウェストビューに埋められているスパーキーですが、今後の再登場に注目です。

ドラマ「アガサ・オール・アロング」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

ソース:Agatha All Along’s Final Battle Almost Featured This Dead WandaVision Character

「クレイヴン・ザ・ハンター」、初日わずか200万ドルで撃沈、「ブラックパンサー」や「スパイダーマンNWH」のヴィランだったほうが良かった?

ソニー・ピクチャーズ制作のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「クレイヴン・ザ・ハンター」が現地時間の木曜に北米で公開され、初日の興行収入がわずか200万ドルにとどまったと報じられました。公開前は初週2000万ドル予想でしたが、今回の結果を受けて1300万から1500万ドル予想へと下方修正されています。

CBM によると、当初9000万ドルの予算で始まった「クレイヴン・ザ・ハンター」でしたが、パンデミックとストライキの影響を受けて予算は1億1000万ドルに上昇。これと今回の報告を踏まえて、利益を出すのが難しくなったとも言います。

なお、SSUで興行的失敗とされた「モービウス」は初日に570万ドル、「マダム・ウェブ」は600万ドルを売り上げており、北米のファンの心はすっかり離れてしまっている事を表しているようです。

「ヴェノム:ザ・ラストダンス」は赤字を回避し、それなりの記録を達成しましたが、それは海外市場あっての結果であり、北米ではやはりファンの心を掴めずに終わっていました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/ssu-venom-3-1st-weekend-box-office/”]

2018年、「ブラックパンサー」のライアン・クーグラー監督は映画の公開直後に yahoo UK とのインタビューでクレイヴン・ザ・ハンターをヴィランとして登場させたかったと話していました。

「マーベルファンとしては、すべてのキャラクターを起用したい。でも契約上の問題があることは分かっていました。あのキャラクターはいないんです。クリストファー・プリーストのコミックシリーズはかなり重厚で、ブラックパンサーがクレイヴン・ザ・ハンターと戦う大場面があるんです。」

「私はクレイヴン・ザ・ハンターのほぼすべてのバージョンが大好きでした。だから、『クレイヴンを起用してもいいか?』と聞いたんですが、『いや、クレイヴンは使えない』と言われて『ああ、やれやれ』と思いました。でも、最終的に私たちが作った映画で彼がうまく機能していたかどうかも分かりません。まだ初期の頃のアイデアでした。」

2021年、トム・ホランドさんは「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」がもともとはクレイヴン・ザ・ハンターと対決する映画だったと、Collider とのインタビューで語っていました。

「長い間、物事がうまくいかなかったり、いろいろなことが起こったりして、クレイヴン映画は3作目になる予定でした。ジョン(監督)が私にこのクレイヴン映画を提案してくれて、実際とてもクールでした。」

しかしこれが実現しなかった理由について、ホーム3部作の脚本家クリス・マッケナさんとエリック・ソマーズさんは「ソニーが彼を単独映画で登場させるまでは登場させられないと言ってきた。」と明かしていました。

「クレイヴン・ザ・ハンター」の主演を務めたアーロン・テイラー=ジョンソンさんと、JCチャンダー監督は「クレイヴン2」でのスパイダーマンとの対決を実現したいとし、共演者のアリアナ・デボーズさんも Variety との最新インタビューで「ファンが望むものを見せてあげて欲しい」とコメントしています。

しかしソニーはSSUを一旦終了させる決断をしたとも報じられており、「クレイヴン2」が実現する可能性は現状でほぼゼロに。

頼みの綱はMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の「スパイダーマン」4~6のいずれかで、「ノー・ウェイ・ホーム」の脚本家がクレイヴン起用を断られた理由自体はなんとかクリアしているため、そちらでの登場にはかろうじて期待出来るかも知れません。

映画「クレイヴン・ザ・ハンター」は劇場公開中です。