ドラマ「アイアンハート」、ゼルマ役俳優がドクター・ストレンジのファンガールである事を明かす、スピンオフにも意欲

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アイアンハート」でゼルマ・スタントンを演じたリーガン・アリヤさんが、海外メディア Inverse とのインタビューでドクター・ストレンジとの関係や、噂のスピンオフ「ストレンジ・アカデミー」について言及しました。

ドラマの制作を振り返ってアリヤさんは「台本を受け取った時、現場で叫んでしまいました。『ドクター・ストレンジって知ってる?』って言えるぞって。家族全員が、私が壁に『ドクター・ストレンジ』のコミックを貼っているのを知っているので、コミックの中で文字通り彼の弟子であるキャラクターとして出演できたなんて、信じられない気持ちです。」と語っています。

ドラマの最後はリリではなくゼルマ・スタントンのシーンで終わっており、ヴィランのパーカー・ロビンスがゼルマのもとを訪ねてきた事で不穏な未来を示唆していました。

ゼルマの今後について「彼女は賢い子だと思います。」とアリヤさんは言います。「でも、もしシーズン2があったり、このストーリーが別の作品で続編が作られたりするなら、『悪い子にはならないで』って思うんです。自分の原点に戻って。図書館に行って、ストレンジの所に行って、ドアをノックして、『お願い、お願い、お願い』って言いなさい。だって、これはあなたが進みたい道じゃないんだから。」

そして、「ベネディクト・カンバーバッチの隣に立って演技するのが私の夢なんです。」と語るアリヤさんは、噂のスピンオフ作品「ストレンジ・アカデミー」についても言及。

「『そう願っています』としか言えません。ストレンジ・アカデミーは人々が待ち望んでいる市場を開拓できるかもしれません。ハリー・ポッターがハリー・ポッターであるのは、読者を今までの常識を超えた世界へと連れて行ってくれるからです。」

「最近、ハリー・ポッターを応援したいという人が本当にたくさんいるんです。みんな、また熱狂的なファンになれるような新しいものを切望しているんです。そして、私にとっては、ストレンジ・アカデミーはまさにその穴を埋めてくれる存在になると思います。」

コミックの「ストレンジ・アカデミー」はドクター・ストレンジが校長を務める魔法学校の学生たちに焦点をあわせた物語で、ゼルマ・スタントンは備品や図書を管理する講師として登場します。

「ストレンジ・アカデミー」は当初、ドラマ化かアニメ化の話が出ていましたが、最近では映画化も検討されていると報じられています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-nova-and-strange-academy-marvel-studios-considering-serieses-or-films/”]

ドラマ「アイアンハート」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

ソース:Regan Aliyah Says One Marvel Spinoff Could Replace Harry Potter

「ファンタスティック・フォー」「ランナウェイズ」のジュリアン・マクマホンさんが死去、ヨアン・グリフィズさんが追悼コメント

20世紀FOX制作のマーベル映画「ファンタスティック・フォー」(2005年)やマーベルドラマ「ランナウェイズ」などでヴィランを演じていたジュリアン・マクマホンさんが死去された事が報じられました。享年56歳、がんとの闘病の末亡くなったと言います。

現地時間の4日、妻のケリー・マクマホンさんが海外メディア Deadline を通じて声明を発表。

心を開いて、愛する夫ジュリアン・マクマホンが癌を克服するために果敢な努力を重ねた末、今週、安らかに息を引き取ったことを世界に伝えたいと思います。ジュリアンは人生を愛していました。家族を愛し、友人を愛し、仕事を愛し、そしてファンを愛していました。彼の最大の願いは、できるだけ多くの人生に喜びをもたらすことでした。

この時期、私たち家族がプライバシーを保ちながら悲しみに暮れることができるよう、皆様のご支援をお願いいたします。そして、ジュリアンが喜びをもたらしたすべての方々が、これからも人生に喜びを見出せるよう願っています。私たちは、この思い出に感謝しています。

FOXのファンタスティック・フォーの映画2作でドクター・ドゥームを演じたジュリアン・マクマホンさんは、その後マーベルドラマ「ランナウェイズ」でも悪役のジョナを演じました。

ファンタスティック・フォーでドクター・ドゥームのライバルであるリード・リチャーズを演じたヨアン・グリフィズさんはSNSを通じて追悼コメントを発表。

「ジュリアンの件で、本当に悲しいお知らせです。宿敵同士を演じていても、一緒に仕事をしているといつも明るくて笑いが絶えませんでした。彼と会うたびに喜びを感じました。ドクター・ドゥームにとって、リチャーズ博士でいられたことは光栄でした。奥様とご家族に心からお悔やみ申し上げます。ジュリアンのご冥福をお祈りいたします。」と綴っています。

ジュリアン・マクマホンさんは今年のはじめ、「ファンタスティック・フォー」の撮影を振り返りながら、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の新しいドクター・ドゥームをロバート・ダウニー・Jrさんが演じる事について次のように語っていました。

「彼の作品を見れば、その凄さが分かる。彼は本当に才能のある男だ。彼の作品を見るのが大好きなんだ。何年も前に映画に出演した時、僕たちはまさにあの頃の出来事の瀬戸際にいたんだ」

「だから、私たちはいろいろと試行錯誤して、映画自体がどんな領域に位置づけられるのかを探ろうとしていました。子供向けの映画なのか、家族向けの映画なのか、コメディ寄りなのか、それともトラウマ寄りなのか。撮影しながら、そういったことをすべて模索していました。」

「作品を見る視点が多様化している今、本当に色々なことができると思います。ここ数年、私たちが注目してきた偉大なクリエイターの一人であるロバート・ダウニー・Jr.と、現代の映画製作の要素を組み合わせれば、きっと素晴らしい作品になると思います。」

映画「ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]」、「ファンタスティック・フォー 銀河の危機」はディズニープラスで配信中。ドラマ「ランナウェイズ」はディズニープラスから削除されており視聴できなくなっています。

アイアンハートがアイアンマンより優れている6つのポイント

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アイアンハート」シーズン1の最終回の配信が行われ、多くのファンはアイアンハートとアイアンマンを比較してしまう事態に陥っています。アイアンハートは2016年のコミックでデビューし、もうすぐ10周年となる比較的新しいヒーローですが、その実態はどのような人物なのでしょうか。

Comicbook.com はコミックのアイアンハートを特集。6つの点でアイアンマンより優れていると評価しています。

1、リリはお金も経験もなしにアーマーを作った

トニー・スタークは映画でもコミックでも洞窟内で廃材を利用してアーマーを作ったという経緯がありましたが、そこに至るまでの十分な教育を受けるだけの資金が父ハワードから与えられていました。ごく一般的な家庭に生まれたリリは一般的な教育を受けるだけでそこに至ったという意味では、リリのほうが優れていると言えます。

2、アイアンハートは市民のために戦う

アイアンマンはコミックでも何度も世界を救ってきましたが、トニー・スタークは主に個人的な理由で戦い、彼の決定は彼の巨大なエゴが大きく影響しています。

ふたりとも常に自分が正しいと信じ、それを証明するために戦っているのは共通していますが、トニーは世界がヒーローとして彼を必要としていると感じている事で戦っています。一方、リリは銃殺された友人のナタリーのような人々を救いたいという理由で戦っています。

アイアンハートは小さなストリートの人々のために戦い、アイアンマンそれらには目もくれず、より大きな脅威に目を向けています。

3、アイアンハートは人々を助ける技術を作りたい

武器製造会社スターク・インダストリーズを継いだトニー・スタークは今でこそアイアンマンとしてヒーロー活動をしていますが、その本質は結局の所、兵器開発者でした。

リリは人々を助けたいと考える純粋なハートを持ち合わせており、そこからトニー・スタークがアイアンハートと命名しています。

リリはテン・リングスさえも武器ではなく、人々のために技術転用出来ないかと考えていました。

4、テン・リングスで闇落ちしなかった

MCUと違って、コミックのテン・リングスはマンダリンの武器でした。コミックではアイアンマンとマンダリンによるテクノロジーと魔法の対決が長年描かれています。

トニー・スタークはテン・リングスを装着した際に闇落ちした事がありましたが、リリなら大丈夫だと信じていたトニーは彼女にリングを託しました。

結果的にリリはテン・リングスの支配に下る事はありませんでした。

5、アイアンハートは誠実である

結局の所、トニー・スタークはわりと嘘つきでした。彼は自分の計画を実行するために、友人や仲間に嘘をつくことをためらいません。また、「シビル・ウォー」のようにアイアンマンは敵対する事もしばしばありました。何年も征服者カーンの手先だったこともありました。

リリは社交性が乏しく、ある種のコミュ障でもありますが、友人には忠実で誠実です。

6、アイアンハートは権力に興味がない

コミックのアイアンマンの評価を妨げているものの一つが、トニー・スタークの権力への執着です。コミックの「シビル・ウォー」の際は、皆に自分に従うように要求していました。

後にS.H.I.E.L.D.の長官も務めますが、当然周囲の忠告など聞く事はありません。より強いソーのような人物だけがトニー・スタークを止められるのです。

MCUのアイアンマンが人気なのは、コミックのトニー・スタークのこういう嫌味な部分がさほど多くないからだと考えられます。もちろん、クズ味のあるほうが魅力的だという意見もあります。

一方でアイアンハートは他のヒーローの命まで管理したいとは考えていません。彼女は管理職につくよりも現場に赴いて一人でも市民を助けたいと考えています。


MCUとコミックではアイアンマンもアイアンハートもかなり異なるキャラクターである事は否定出来ません。アイアンマンとアイアンハート、そしてコミック版かMCU版、何を推すかは個人でそれぞれでいいと思います。

なお、アイアンハートのキャラ設定が優れているとしても、60年近い歴史をもつアイアンマンのほうがコミックが売れているのは事実です。50年の差がある両者を比較するのは酷な部分もありますが、マーベルコミックがさらに100年続けばまた違った比較結果が出るかもしれません。

ソース:6 Reasons Ironheart Is a Better Hero Than Iron Man

ドラマ「アイアンハート」、トニー・スタークもメフィストと取引していた説

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アイアンハート」ではメフィストが登場し、主人公リリ・ウィリアムズを言葉巧みに甘い誘惑で取引させようとするシーンが用意されていました。そのメフィストのとある発言に注目が集まっています。

※これより先は「アイアンハート」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

最終話のラストでメフィストとリリがダイナーで会話をしている際、メフィストは「フォーブスの長者番付100人中100人が私のクライアントです。」と語っています。

トニー・スタークはマーベルの世界で誰もが知る大富豪であり、彼がメフィストと実際に取引をしていたのかどうか、海外ファンは気になっています。

現実のフォーブスの2025年の長者番付で100位と言うと、資産がだいたい200億ドル以上となっています。なお、フォーブスはトニー・スタークの総資産(2010年時点)を88億ドルと2011年に推定しています。

「アイアンマン3」の設定本で当時所持していたアイアン・アーマー8着で70億ドルと書かれている事を見ると、この時点でのフォーブスの推定はいい線をいっていると言えそうです。ただし、「アベンジャーズ/エンドゲーム」の時点ではマーク85までのアーマーが存在しており、単純計算すると700億ドル超に。アイアンマンに比べると少ないとは言え、ウォーマシンのアーマーもトニー・スタークの資産である事も考えると、概ね800から1000億ドル程度と推定出来る事に。彼の豪華な別荘や車などはアーマーやAIのコストと比べるとわずかなものであるため、特に考慮されていません。

なお、コミックではアイアンマン・ディオ・アーマーを日本の防衛大臣に10着150億ドルで売りつけようとした事や、対セレスティアルズ用のゴッドキラーマーク2を「40億ドルの花火」と称して自爆させている事などがアイアンマンのアーマーの費用算出の目安になっています。

そんなわけで、「アイアンマン3」の時点では長者番付上位100人には入っていないと考えられる所ですが、その後の何処かの時点ではランクインしているはずで、メフィストの発言が真実であればトニー・スタークには疑惑の目が向けられる事に。

「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」でアベンジャーズがバラバラになって以降、トニーはアーマーの開発を加速させており、これに伴って資産としては増大する事に。トニーの妄執はある意味メフィストの絶交の的にも見えます。「エンドゲーム」での彼の退場は、悪魔の取引の代償として魂を取られた事を意味するのでしょうか。

メフィストがリリと悪魔の契約を成立させるために嘘を並べている可能性は十分に高いですが、「アイアンハート」でのセリフがどの程度真実かはしばらく見守る必要があります。アベンジャーズたちがトニー・スタークの魂をメフィストから取り戻すミッションに赴く事はあるのでしょうか。

なお、メフィストの発言についてはドルマムゥとの力関係に関するセリフにも注目されています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-iron-heart-devils-design-comic-version/”]

ドラマ「アイアンハート」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

マーベルがフェリシア・ハーディが親愛なる隣人ブラックキャットとしてヒーロー活動を始める事を予告

マーベル・コミックが来月8月にリリースされるコミック「ブラックキャット #1」のカバーを発表し、スパイダーマンが新しいスーパーヴィランのヘルゲートに敗れた後、ブラックキャット/フェリシア・ハーディの新時代が始まる事を予告しました。

ライターのG・ウィロー・ウィルソンさんと新進気鋭のアーティスト、グレブ・メルニコフさんによる全く新しい連載シリーズで、フェリシアはフレンドリー・ネイバーフッド・ブラックキャットとして活躍すると言います。

このエキサイティングな新章では、いつものハイリスクな怪盗活動の合間に、スーパーヒーローとしての運を試すべく、スパイダーマンの凶悪なヴィランたちと戦う事に。そして本号のカバーイラストたちが発表されました。

公式あらすじは次のとおりです。

スーパー泥棒、スーパー…ヒーロー!?フェリシア・ハーディはブラックキャット。世界で最も狡猾で腕利きのスーパー泥棒!彼女は良い金儲けが大好き。勝ち目が多ければ多いほど良い!しかし、スパイダーマンがヘルゲートと戦った後、彼女の世界は一変。そこでフェリシアはニューヨークの新たな…スーパーヒーローとして心機一転!彼女のリストに載る最初のスーパーヴィラン、リザード!しかし、善意に満ちた高潔なブラックキャットは、街の裏社会の最下層から危険な目を向けられてしまう。果たして彼女はすべてを危険にさらすのか?落ち着いて、犯罪王よ、彼女はまだ金をかすめているぞ!

ウィルソンさんは「フェリシアは完全に私利私欲のために犯罪と戦うことを決意します。スパイダーマンに何か怪しいことが起こっていて、その結果、新しい悪党たちが彼女の縄張りに押し入ってきたので、彼女はその穴を埋めようと決意するのです。しかし、悪者扱いされていた自分が民衆のヒーローとして認識されるようになったことで、彼女は調子に乗ってしまい、そこから問題が始まるのです。」とコメントしています。

コミック「ブラックキャット #1」(2025)は 8月20日 に米国でリリース予定です。

大ヒット映画「罪人たち」のプロデューサーがマーベルから「ブレイド」の衣装を買い取っていた事を明かす

プロキシミティ・メディア制作、ワーナー・ブラザース配給の映画「Sinners」(邦題:罪人たち)はMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の「ブラックパンサー」シリーズのライアン・クーグラー監督が手掛けた吸血鬼映画で米国で大ヒットしました。そのプロデューサーを務めたセヴ・オハニアンさんが、衣装の大半がマーベルから買い取ったものだと明かしました。

海外メディア ScreenCrush とのインタビューで、「Sinners」のプロデューサーであるセヴ・オハニアンさんは、この吸血鬼映画で使用した衣装の多くが、もともとマーベルで開発されていた時代劇版「ブレイド」の衣装を再利用したものである事を明かしました。

クーグラー監督は長年温めていた「Sinners」のアイデアを 2023年10月末 にオハニアンさんに提案し、翌年4月には撮影に入るという異例のスピードで同作を制作。その背景にはライバル社でもあるマーベル・スタジオの助力があったと言います。

オハニアンさんは「2023年10月のハロウィーンの頃のディナーで、『Sinners』をやったらどうだろうとライアンに提案されたんです。『脚本は12月に渡すから、翌年1月にスタジオに話して4月に撮影を始めよう』とね。最初は次の年の12月のことだと思ったんです。それでも『執筆期間が14か月とは短いな』と思っていたら、まさかの2か月後のことでした。」と制作当時を振り返りました。

「通常の映画制作だと準備に時間をかけ、デザインなどもいくつかのオプションを試して発展させていくんです。でも、僕たちにはそんなことをする時間はありませんでした。だから、全員が一発目のトライで完璧なものを出す必要があったんです。彼らがそうしてくれて本当にありがたく思っているし、彼らを誇りに思っています。」と衣装、美術をはじめとしたスタッフを称えました。

これを手助けする事になったのがマーベル・スタジオ。「Sinners」の衣装デザイナーは「ブラックパンサー」シリーズで2度のオスカーに輝いたルース・E・カーターさんで、彼女は当時「ブレイド」を手掛けており、今年の4月に本人がそれを語っていました

オハニアンさんは「ルースは、結局撮影されないことになった『ブレイド』に取り組んでいました。まだ彼ら(マーベル・スタジオ)は作るつもりでいるとは思うんですが、スケジュールがどうなっているかはわかりません。ただ、いつの時点か、『ブレイド』は過去を舞台にした映画になるはずでした。『Sinners』の舞台と同じ頃のね。だから彼女の倉庫にはその時たまたま、その時代にふさわしい服が大量にあったんです。それで『僕たちはこの映画を明日に撮るんだけど』と言ったら、マーベルが寛大にもそれらを原価で売ってくれました。だから、本作の背景にいる俳優たちはその服を着ているんです。マーベルには本当に感謝しています。」とマーベルの協力で映画が完成した事を明かしました。

ライアン・クーグラー監督と衣装デザインのルース・E・カーターさんがマーベル経験者であった事に加えて、セヴ・オハニアンさんもドラマ「アイアンハート」で製作総指揮を務める人物。「Sinners」はマーベルとの縁があって完成した映画という事のようで、なかなか珍しい裏話の披露となりました。

「ブレイド」の主演を務めるマハーシャラ・アリさんは2週間前のインタビューで「いつでも準備が出来ている」と話していましたが、制作の現状は分かっていません。ここ数日はブレイドが関与すると見られる「ミッドンサイトサンズ」の新しい脚本家が見つかったとも報じられており、制作再開の兆しではないかと注目されています。

映画「サンダーボルツ*」、AmazonとiTunesで1位デビュー

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「サンダーボルツ*」、あるいは「*ニューアベンジャーズ」のデジタル購入とレンタルが米国でスタートし、AmazonとiTunesの両方で1位を獲得した事が判明しました。

FlixPatrol によると、Amazonの有料配信及びレンタルや、iTunesストアで「サンダーボルツ*」が今週、デビューと共に1位を獲得しているとのデータが出ているようです。

「サンダーボルツ*」は近年のMCUの映画の中でもかなりの高評価となっていましたが、映画の興行収入にはあまり影響せず、当初の予想よりは上昇したものの低調な結果となりました。

ニールセンの先月分のストリーミングデータランキングで「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」が1位を獲得している事を考えても、単に「映画館で見る人が減少した」というだけに留まっているというのが現状と言えそうです。

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ディズニーの収益は映画チケットのみならず、パーク、グッズ、ゲームなど収入源は多岐にわたり、一つの映画に対して興行収入だけでは計れないビジネスモデルを確立しています。

チケットはあまり売れなかったという結果に終わった両作でしたが、オンラインでの視聴は引き続き人気を維持しているようで、近々開始されると見られるディズニープラスでの「サンダーボルツ*」配信もランク入りする事が予想されます。

また、今週のディズニープラスの視聴ランキングではドラマ「アイアンハート」が1位を獲得しています。

ドラマ「アイアンハート」、ゼルマ・スタントンは既にピーター・パーカーと協力している?

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アイアンハート」でデビューしたリーガン・アリヤさんが演じるゼルマ・スタントン。コミックとは少し違う設定で登場する事になったゼルマですが、MCUではスパイダーマンと関係するキャラクターとなるのでしょうか。

MCUをテーマにしたアトラクションである、ディズニーパークのアベンジャーズ・キャンパスでは、W.E.B.ラボの開発デザイナーとしてゼルマ・スタントンの名前が記されていると言います。

アベンジャーズ・キャンパスにおける、スパイダーマンのガジェットで魔力を持つものはゼルマが設計したという設定になっている様子。

MCUの本編とアベンジャーズ・キャンパスはマルチバースという設定になっており、かなり似ている部分もあれば、まったく異なる部分もあり、ゼルマ・スタントンとピーター・パーカーの関係が映画館のスクリーンにも持ち込まれれるかどうかは何とも言えません。

コミックのゼルマはドクター・ストレンジの弟子で、魔法学校ストレンジアカデミー(ドクター・ドゥームがソーサラースプリームになってからはドゥームアカデミー)の備品、図書管理などを担当。

ドラマ「アイアンハート」では(コミックでは名前も設定されていない)母親のマデリーンがカマータージで修行していた事があるとの事で、ゼルマはその母親からの教えと独学で魔法を操る天才少女という描き方になっていました。

これはディズニーにとってとても都合のいいキャラクターがデビューしたとも言えそうです。

MCUで魔法をテーマにするためにはワンダ・マキシモフかドクター・ストレンジ、あるいはウォンが必要でしたが、エリザベス・オルセンさんやベネディクト・カンバーバッチさんらの出演料は以前よりも高額になっており、そう簡単にキャスティングする事は出来ません。

しかし、ゼルマ・スタントンを使って魔法の対処を出来るようになった事で、これまでよりも安価に魔法を取り入れた物語を作れるようになりました。

MCUのゼルマ・スタントンの今後は不明ですが、「アイアンハート」シーズン2があれば登場はほぼ確定的で、その他「ドクター・ストレンジ3」、「ストレンジアカデミー」、「ミッドナイト・サンズ」などに関与の可能性がある他、「アベンジャーズ」シリーズや「ヤングアベンジャーズ」にも席が用意される可能性が予想される所。彼女の今後については注目となっています。

ドラマ「アイアンハート」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

映画「ブレイド」のマハーシャラ・アリさんがスカーレット・ヨハンソンさんから作品について聞かれるも頑なに回答拒否

映画「ジュラシック・ワールド リバース」のプロモーションとして、海外メディア VOGUE のキャストQ&A に参加していたマハーシャラ・アリさんが、スカーレット・ヨハンソンさんらからMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブレイド」への関与について質問されるも、回答を拒否しました。

動画には「ジュラシック・ワールド」最新作に出演したスカーレット・ヨハンソンさん、マハーシャラ・アリさん、ジョナサン・ベイリーさんが登場。

動画の6分ごろ、ジョナサン・ベイリーさんが「君たちのMCU出演作を全部教えてよ。楽しみにしている作品があるんだ。」という質問に対して、マハーシャラ・アリさんはいちはやく「僕は関係ないから、それを言わせないで。」と回答を拒否、「それはスカーレットへの質問だよ。」と受け流しました。

「アベンジャーズ1~5までだっけ?」と聞かれたスカーレット・ヨハンソンさんは「ドゥームズデイ」への関与を笑顔で交わしながら「アイアンマン2」からの出演を振り返っています。

「アベンジャーズ:エンドゲーム」の話まで来た所で、アリさんは「あなたの最初の映画の役はなんですか?」と強引に次の質問へ移行。ヨハンソンさんが「マハーシャラ、あなたは?」とMCUの話を振り直すも、アリさんは再度「あなたの最初の映画の役はなんですか?」と質問。

2度ほどこのやり取りを繰り返し、ヨハンソンさんが笑って折れることになり、アリさんはマーベルの話から逃げ切る事に成功しました。

2019年に制作発表された「ブレイド」の開発は一進一退を繰り返し、現在どのような状況にあるのか詳しく分かっていません。ディズニーは確保していた劇場公開日を白紙に戻しており、予定も不透明になっています。

「ブレイド」の状況が分からない中で、昨日、スクーパーのダニエル・リヒトマン氏はブレイドが関連しているとされる映画「ミッドナイト・サンズ」の新しい脚本家が見つかったと報告しています。

「ミッドナイト・サンズ」には20世紀FOXの「LOGAN/ローガン」を書いたマイケル・グリーンさんが参加していましたが、今年の1月に降板が報じられていました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-midnight-sons-writer-quit-rumor/”]

ドラマ「アイアンハート」でゼルマ・スタントンとメフィストがデビューした事で、「ミッドナイト・サンズ」の幅も広がったと考えられますが、ブレイドの前進のきっかけとなるのか注目です。

映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」、ニコラス・ホルトさんがビースト再演の話はしていないと明かす

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」では多くのX-MENが再登場するとされており、公式のキャスト発表にもその名前がいくつか含まれていました。しかし、2011年の映画「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」でビースト/ハンク・マッコイを演じたニコラス・ホルトさんはその話し合いに参加していないと明かしました。

ニコラス・ホルトさんは最新出演作となる「スーパーマン」のプロモーション中、海外メディア EW とのインタビューで「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」のキャスト発表と、自身が過去に演じたビーストを振り返り、「ケルシーは素晴らしいビーストでした。」と語りました。

「彼は、私が子供の頃に見ていたビーストそのものでした。パトリック、イアン、ジェームズなど、彼らが再登場させる他の俳優たちも皆そうでした。」

X-MENのキャストは2000年から始まったパトリック・スチュワートさんらが登場する「X-MEN」と、ニコラス・ホルトさんが出演し、過去を舞台とする「ファースト・ジェネレーション」世代に大きく2つに分けられています。そして、「ドゥームズデイ」のキャストとして発表されているほとんどは最初のキャスト陣でした。

ホルトさんは「X-MEN映画で見てきたキャラクターたちです。彼らがそれをどう表現するのか、とても楽しみです。彼らがどのようにあの世界にこれらのキャラクターを組み込んでいくのか、楽しみです。」とアベンジャーズ最新映画への期待を語りました。

最後にマーベル・スタジオと「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」でビースト再演する事について話し合いをしたかと質問されたホルトさんは、きっぱりと「いいえ」と回答しました。

スタジオが「ドゥームズデイ」でX-MENの旧キャストのみにフォーカスしている理由はまだはっきりとしていません。ジェームズ・マカヴォイさんら新キャストは「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」に温存している事も考えられそうです。

ニコラス・ホルトさんは数年前にもビースト再演を希望していましたが、今回の彼の回答を鵜呑みにするのであれば、現時点でその話し合いは行われていないようです。

「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」と「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」はこれまでにMCUで「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」、「アベンジャーズ/エンドゲーム」を手掛けてきたルッソ兄弟監督が再びメガホンを取る事に。

公式発表されたキャストリストは過去の記事をご参照ください。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-avengers-doomsday-officilal-cast-announcement/”]

また、ドクター・ストレンジ役のベネディクト・カンバーバッチさんが出演を認めています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-avengers-doomsday-benedict-cumberbatch-retracts-his-statement/”]

映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」は 2026年12月18日 公開予定、映画「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」は 2027年12月17日 公開予定です。

ソース:Nicholas Hoult reacts to Beast comeback in Avengers: Doomsday, confirms no Marvel talks on his end(exclusive)