Netflix「デアデビル」のチャーリー・コックスさんとデボラ・アン・ウォールさんが次の展開について語る

Netflixのマーベルドラマ「デアデビル」に出演していたチャーリー・コックスさんとデボラ・アン・ウォールさんがMCM・ロンドン・コミコンに出席し、ドラマを振り返りながら今後の「デアデビル」についてコメントしました。Netflixで配信された本作はシーズン3まで高い評価を得ていましたが、シーズン4の制作についてはキャンセルされています。

MCMロンドンでの講演で、主人公デアデビル/マット・マードックを演じたチャーリー・コックスさんは次のように語りました。

今後、私たちに何かが起こるかどうかは神のみぞ知る事です。本当にわからないんだ。もちろん、何かが起こればそれは素晴らしいことですが、十分な時間が経過しているので、それは一種のリブートでなければならないと想像しています。(マーベル・スタジオが)私たちを使ってくれるとしたら、それは面白いシナリオになるでしょうね。それがどのようなものかはわかりません。素晴らしいストーリーラインがたくさんあることは知っています。(Netfilix版では)ブルズアイの話には全く触れていません。カレンとマットには未完の歴史がありました。

デアデビルがMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に登場するという噂についても絡めながら、MCUに参加するとなればリブートされる可能性があることを指摘しました。また、シーズン3のラストについて「たくさんの未解決の問題を解決したいと思いっています。」と述べて、質問を締めくくりました。

また、カレン・ペイジを演じたデボラ・アン・ウォールさんは次のように述べました。

カレンといえば、気骨があって、堂々としていて、ストーリーと真実を手に入れようとするイメージがあります。デアデビルは拳を使いますが、カレンはペンを使いますからね。そういう方向性が強化され、継続されることを期待しています。カレンはアベンジャーズのために働いたりすることもできます。外に出て情報を得て、それを持ち帰る。S.H.I.E.L.D.の雇われエージェントとして潜入捜査をすることもできるわ。そういったことです。

デボラさんもMCU版のカレンについての次のヴィジョンを語り、回答しました。

二人とも自分のキャラクターのMCUでの明確な未来については否定しましたが、コックスさんはファンに対して、「デアデビルはコミックではアベンジャーズでしたからね。」と期待を誘うような発言も追加しています。

デアデビルが映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」に登場するという噂が以前からある他、デアデビルのヴィランであるキングピンを演じたヴィンセント・ドノフリオさんがディズニープラスのドラマ「ホークアイ」に登場するとの噂も流れています。

スパイダーマンの日本公開は来年1月になってしまいましたが、11月24日からの「ホークアイ」にて今後のデアデビルの方向性が見えてくるかもしれません。

ディズニープラス「ワーウルフ・バイ・ナイト」の主演にガエル・ガルシア・ベルナルさんの名が報じられる

ディズニープラスでの配信が予定されているというマーベルドラマ「ワーウルフ・バイ・ナイト」の主演にガエル・ガルシア・ベルナルさんが決定したと、海外メディア The Wrap が独占情報として報じました。この作品自体が公式発表のないものですが、ハロウィンのスペシャルドラマとして制作が進められているとの事です。

記事によると6歳の時から俳優をしているガエル・ガルシア・ベルナルさんが主演を務めるとの事で、映画「Coco」(邦題:リメンバー・ミー)のヘクター役としても知られています。また、2022年の初頭に撮影が開始されるとの事で、配信時期はハロウィンになるとの事。年は特筆されていませんが、単発ドラマに映画よりも長い制作期間を充てるとも考えにくいので2022年のハロウィンになる可能性が高いようです。時期に関しては以前にも報じられていました

「ワーウルフ・バイ・ナイト」は同名コミックが存在し、1972年のシリーズと2020年のシリーズの2つがリリースされています。2020年のシリーズは実写化を見据えて始まったと見られているため、この新しいシリーズがドラマのベースになる可能性は高いようです。

本作に関して監督や脚本家の名前は報じられていませんが、これが噂通り2022年のハロウィンに配信されるのであれば、近々公式の発表があるのかもしれません。

ソース:Gael García Bernal to Star in Marvel’s Werewolf-Focused Disney+ Halloween Special (Exclusive)

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」を米国と同時公開するようフィリピンで署名運動が始まる

ソニー・ピクチャーズが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の公開日が昨日発表され、日本を含むいくつかの地域では米国との同時公開が見送られました。フィリピンのマーベルファンはこれを不服として、#DontDelayNoWayHomePH のハッシュタグをつけ、署名運動の支援サイト Change.org にて署名を集めています。

記事の執筆時点ではおよそ2500ほどの署名が集まっていますが、今の所配給元のコロンビア・ピクチャーズ・フィリピンは特に声明を発表していないようです。

海外メディア The Direct では日本やフィリピンは新型コロナウイルスのパンデミックの影響で公開が遅れたのかもしれないと伝えており、該当国のファンはネタバレ防止のためにSNSの休止を余儀なくされるだろうとしています。

フィリピンでのこの運動はソニー・ピクチャーズを動かすことは出来るのでしょうか?

※追記 日本でも同時公開するよう、海外の方が立ち上がって署名運動を開始してくださっています。

本作の公式あらすじは以下の通りです。

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』でピーター<スパイダーマン>はミステリオを倒したが、彼が遺した偽映像をデイリー・ビューグルが公開したことで、ミステリオ殺害の嫌疑をかけられる。ピーターがスパイダーマンの正体であることも暴かれてしまい、彼の生活は一変してしまう──

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2022年1月7日 に日本公開予定です。

ライアン・レイノルズさん、映画「デッドプール3」の状況は近々話せるかもしれないと明かす

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「デッドプール3」で主演を務めるライアン・レイノルズさんが、Netflixの「レッドノーティス」のレッドカーペットイベントに出席した際に、海外メディア Variety のインタビューに応じました。その中で、休業と「デッドプール3」に関してコメントしました。

デッドプール3の開発状況を聞かれたレイノルズさんは、「進めています。今はまだコメントできません。うまくいけば、すぐにでも話せるでしょう。」と述べました。

「すぐに」というのが11月12日のディズニープラスデイを指しているのかそうでないのかは不明ですが、近々何らかの発表がある可能性は高いようです。レイノルズさんは2022年の夏頃まで、家族との時間を過ごしたいとしばらくの休業宣言を出していました。

また、インタビューの中でレイノルズさんは、「レッドノーティス」で3人のスターが一緒に登場することから、デッドプール、ドウェイン・ジョンソンさん演じるブラック・アダム、ガル・ガドットさん演じるワンダーウーマンのが戦えばどうなるか質問され、「視聴者が、視聴者が、その戦いに勝つと思うよ。そして、弁護士がどうやってこの3人をまとめるかを考えたとしてもね」と冗談まじりに回答しました。

「デッドプール」はFOXで制作された映画シリーズでしたが、MCUでは今の所唯一の他スタジオからの続編です。「ブレイド」や「ファンタスティック・フォー」がリブートされる事が発表された中、「デッドプール」だけがキャストをそのままに続編が開発されるという事もあり、ファンの注目を集めています。近々あるかもしれないという発表にも要注目となりそうです。

映画「デッドプール3」の公開時期は未定です。

ソース:Deadpool 3: Ryan Reynolds Teases Updates Coming Soon About MCU Sequel

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」、日米同時公開ならず。2022年1月7日公開決定!

ソニー・ピクチャーズが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の日本公開日が2022年1月7日に決定したことが公式発表されました。米国では 2021年12月17日 に公開されるため、3週間遅れの公開となります。

ネタバレが困る方は3週間の間、SNS等の利用には注意する必要があるようです。

公式あらすじは以下の通りです。

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』でピーター<スパイダーマン>はミステリオを倒したが、彼が遺した偽映像をデイリー・ビューグルが公開したことで、ミステリオ殺害の嫌疑をかけられる。ピーターがスパイダーマンの正体であることも暴かれてしまい、彼の生活は一変してしまう──

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2022年1月7日 に日本公開予定です。

映画「エターナルズ」、キンゴ役クメイル・ナンジアニさんがコミックとの違いについて説明

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」でキンゴを演じるクメイル・ナンジアニさんが、海外メディア Collider とのインタビューの中で、キンゴの原作コミックとMCU版との違いについて語りました。

キンゴを演じるクメイル・ナンジアニさんは、映画の開発過程で自分のキャラクターのパワーがどのように進化したかを語っています。

最初のミーティングでは、僕は剣の扱いに長けていて、2本の剣を持つことになっていたんです。それは最初のミーティングでの話で、2回目のミーティングでクロエ・ジャオ監督は「いや、私はキンゴに剣を持たせたくない、キンゴは指鉄砲を使うつもりだ」と言っていました。
僕は「指鉄砲だって?」と思いましたが、監督は「私を信じて、きっと素敵になるわよ」と言ってくれました。実際彼女のいうとおり、とてもいい感じに仕上がっています。

キンゴ・スネンは、1976年の「エターナルズ」#11に登場し、何世紀も前の日本のサムライ戦士の姿を模して、サムライスタイルの一本刀を持っていました。その後、伝統的なローブを脱ぎ捨て、侍のような鎧を身にまとい、さらに刀を装備することもありました。

キンゴは、仲間のエターナルズたちと同様に、飛行能力や超強力な力など、より一般的な能力も持っています。ナンジアニさんは、チームの多彩な能力について語りました。

この映画で興味深いのは、イカリスが伝統的なスーパーヒーローの力を持っていることです。空を飛んだり、ビームを発射したり、彼の力は肉体的な強さなんです。
もう一方のセルシは、自然をベースにした力を持っていますね。彼女は物を花に変えたり、物質に影響を与えたりします。私にとって、伝統的なスーパーヒーローの力とは何なのか、そして、これまでは割愛されてきたスーパーヒーローの力の異なるバージョンとは何なのかを知ることができるスーパーヒーロー映画を作ることは、とてもエキサイティングなことでした。

コミック版のキンゴは、エターナルズとしての先天的な力よりも人間としての生活の中で体得した戦闘スタイル(刀術、武士道)に頼ることが多かったため、エターナルズとして力を振るうMCU版キンゴは原作とはかなり異なったものになっています。

キンゴが侍スタイルでなくなったことは日本人としてやや残念な所ですが、トレーラーで少しだけ見えるキンゴのユニークな戦闘スタイルも面白いものに仕上がっているようです。

「エターナルズ」の公式あらすじは以下のとおりです。

数千年にもわたり、宇宙的規模の“脅威”から人類を守り続けてきた者たちがいた。
彼らの名は、エターナルズ──。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』のその後、地球に再び想像を絶する“脅威”が迫っていた。
その時、数千年の時を経て、エターナルズが人類の前に姿を現す。
地球滅亡まで彼らに残された時間は、あと7日……。
タイムリミットが迫る中、彼らは世界中に散らばった仲間たちと結集し、人類を守ることができるのか。
そして彼らを待ち受ける<衝撃の事実>とは……。

映画「エターナルズ」は 2021年11月5日 公開予定です。

ドラマ「ホークアイ」のスポット”Friends Partners”が公開

ディズニープラスで配信予定のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」から新たなTVスポット「Friends Partners」が公開されました。本作で初登場となるケイト・ビショップがホークアイ/クリント・バートンと並び、母親のエレノアに説明するシーンが描かれています。

動画の中でエレノアは「kate is helping you with avengers level threat?」と「アベンジャーズレベルの脅威」について言及していますが、一体何について話し合っているのでしょうか。ちなみに「avengers level threat」というワードは、映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」でミステリオも口にしていました。

「ホークアイ」の公式あらすじは以下のとおりです。

「エンドゲーム」の戦い後、ホークアイのただ一つの願いはアベンジャーズを辞め、家族と一緒に平和なクリスマスを過ごすこと。しかし彼の過去と関わる、ある事件に巻き込まれてゆく。
アベンジャーズを辞めたい男<ホークアイ>がニューヨークを舞台に繰り広げる、ホリデー・サバイバル・アクション!


ドラマ「ホークアイ」は 2021年11月24日 ディズニープラスで配信開始です。

ドラマ「ホークアイ」、プロデューサーがケイト・ビショップ役起用の経緯について明かす

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」のケイト・ビショップ役にヘイリー・スタインフェルドさんが起用された経緯について、本シリーズのエグゼクティブ・プロデューサーであるトリン・トランさんが、Entertainment Weekly とのインタビューの中で明かしました。

トランさんは、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長と一緒に、ビショップ役についてスタインフェルドさんと初めて会った日のことを振り返っています。トランさんは彼女がこの役にぴったりだとすぐにわかったと語り、この若い女優が「信じられないほどの才能を持っている」と称賛しました。

製作総指揮でMCUの黒幕であるケヴィン・ファイギと私が、ヘイリーと一緒に座って話をした最初の日のことを覚えています。私たちはただ、「彼女こそケイト・ビショップだ」と思いました。コミックを読むと、ケイトのエネルギー、つまりウィットと賢さが伝わってきます。そしてヘイリーに会って、彼女が信じられないほどの才能を持っていることがわかりました。

トランさんはまた、MCUにスタインフェルドさんが登場することへの興奮を次のように語りました。

彼女がこの若さで成し遂げた作品群を見てください。彼女が何らかの形でMCUの一部になることは非常にエキサイティングなことだと思っていましたが、この特別なプロジェクトとキャラクターについて話し始めたとき、彼女はまさに私たちのゴーイングガールになったのです。

トランさんは、フラクション&アジャ((ホークアイのコミックライターとアーティスト)の「スタイルとトーン」がシリーズに大きな影響を与えたことを明かし、シリーズが進むにつれて、クリント・バートンとケイト・ビショップの間に強い絆が生まれることを示唆して締めくくりました。

フラクション、アジャのスタイルとトーンは、我々が本当に惹かれたものです。彼らがお互いに出会い、一緒に旅に出れば、お互いに跳ね返せるものがたくさんあるのです。

ケイト・ビショップを演じるヘイリー・スタインフェルドさんは、「ホークアイ」以降についても「たくさんの新しいチャンスがある」とコメントしています。

「ホークアイ」の公式あらすじは以下のとおりです。

「エンドゲーム」の戦い後、ホークアイのただ一つの願いはアベンジャーズを辞め、家族と一緒に平和なクリスマスを過ごすこと。しかし彼の過去と関わる、ある事件に巻き込まれてゆく。
アベンジャーズを辞めたい男<ホークアイ>がニューヨークを舞台に繰り広げる、ホリデー・サバイバル・アクション!


ドラマ「ホークアイ」は 2021年11月24日 ディズニープラスで配信開始です。

ソース:Hailee Steinfeld hits her mark: The Dickinson star prepares to enter the MCU with Hawkeye

ゲーム「Marvel’s Midnight Suns」、発売時期が2022年後半に延期

2K Gamesから発売予定のコンソール向け新作ゲーム「マーベルズ・ミッドナイト・サンズ」の発売が2022年3月から2022年後半へと延期される事が発表されました。本作はマーベル・ユニバースのダークな世界で繰り広げられる新しい戦略RPGで、マーベル・ユニバース初のカスタマイズ可能な主人公であるオリジナルヒーロー「ハンター」とウルヴァリン、ブレイド、アイアンマンなどのヒーローを操作し、リリスの討伐を目指すことになります。

開発を手掛ける Firaxis Games はTwitterにて延期を発表。

皆さん、こんにちは。

「Marvel’s Midnight Suns」にどれだけ期待しているかを教えていただき、Firaxis Gamesを代表してお礼申し上げます。ゲームの発表から、カードを使った戦術的な戦闘の公開まで、すべてに対する皆さんの反応を見て、私たちは感激しています。「Marvel’s Midnight Suns」はチームにとって真のドリームプロジェクトであり、マーベルユニバースで何か新しいものを創造することがどれほど名誉なことか、言葉では言い表せません。

私たちは、発売時期を2022年の下半期に変更するという非常に厳しい決断を下したことをお伝えすることにしました。多くのファンの皆様が来春の発売を楽しみにしていたことを知っていますが、この決断は決して軽いものではありませんでした。発売を延期することにしたのは、本作を最高のゲームにするための時間が必要だからです。私たちは、「Marvel’s Midnight Suns」のクリエイティブなビジョンを信じており、マーベルの超自然的な側面を舞台にした忘れられない冒険をお届けするために、正義を貫きたいと思っています。この追加の月日は、ストーリー、シネマティックス、全体的なポリッシュを追加するために使用され、私たちのビジョンを実現するために不可欠なものとなります。

ご理解いただきありがとうございます。皆さんは世界で最高のファンです。

ゲーム「Marvel’s Midnight Suns」は PS5/PS4/Xbox Series/Xbox One/Switch/PC(Steam/EGS)向けに2022年後半に発売予定です。

映画「モービウス」、3弾トレーラーの気になるチェックポイント

先日公開されたSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「モービウス」の予告動画の中から、気になるチェックポイントをピックアップしてご紹介。謎の多い本作では何が描かれようとしてるのでしょうか。

ホライゾンラボ

コミックに登場するHorizo​​n Labsはマーベルユニバースで最先端のテクノロジーを開発するリーディングカンパニーです。

©2021 Sony

コミックやPS4のスパイダーマンのゲームにも登場しており、ホライゾン(地平線)から太陽が登るようなロゴマークが特徴です。

©MARVEL,Sony

ここではヴィブラニウムをリバースエンジニアリングして人工的な制作を可能としたリバービウムが特に有名で、コミックではマイケル・モービウスやピーター・パーカーもここの従業員をしていた事があります。

オズコープ

実写映画でも何度も登場している有名企業オズコープ。スパイダーマンの宿敵の一人、グリーンゴブリン/ノーマン・オズボーンが経営する会社です。

©2021 Sony

オズコープは「スパイダーマン」シリーズ、「アメイジング・スパイダーマン」シリーズの双方に登場していましたが、今回のトレーラーに登場したオズコープのロゴは「アメイジング・スパイダーマン」のものが採用されています。

左が「スパイダーマン」、右が「アメイジング・スパイダーマン」のオズコープのロゴです。

サイモン・ストラウド

タイリース・ギブソンさん演じるFBI捜査官、サイモン・ストラウド(画像左)の右腕には奇妙なガントレットが装着されています。

©2021 Sony

コミックのサイモンはモービウスやスパイダーマンと関係が深い他、ブラックウィドウ/ナターシャ・ロマノフとはそれ以上に親交が深いキャラクターとなっています。右腕は映画オリジナルのようですが、オズコープが関与していたりするのでしょうか。

なお、サイモンを演じるタイリース・ギブソンさんは「モービウス」がMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の一部だと発言するも、ソニーがそれを否定する、といった事件もありました。

ロクシアス・クラウン

マット・スミスさん演じるロクシアス・クラウン。映画ではモービウスと同じような血液系疾患に苦しんでいる彼の友人のようです。

©2021 Sony

コミックのロクシアス・クラウンは元ヒドラのエージェントであり、ハンガーと呼ばれる疑似吸血鬼でヴィランです。モービウスの血を使った実験で能力を得たハンガーは名前の通りいつも血への飢えに襲われています。パワー、スピード、暗視、感覚といったものは吸血鬼に準じていますが吸血鬼のすべての能力を備えているわけではない代わりに、聖水、ニンニク、日光といった弱点も持ち合わせていませんでした。

殺人犯スパイダーマン

最初のトレーラーでも紹介されたマーダラーと書かれたスパイダーマンの壁画です。

©2021 Sony

当時から話題になりましたが、ここに描かれているのはサム・ライミ監督の「スパイダーマン」のスーツを基にして作られた、ゲーム「Marvel’s Spider-Man」のスキン画像を左右反転したものが使われています。

当初はこれが仮のものであとで変更されるのではないかとも言われましたが、今のところまだゲームの画像を反転して使用されています。

ヴァルチャー

マイケル・キートンさん演じるヴァルチャー/エイドリアン・トゥームスも最初のトレーラーから登場していました。

©2021 Sony

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ホームカミング」のメインヴィランとして登場したエイドリアン・トゥームスがどういうわけか「モービウス」にも登場しています。

キートンさんはマルチバースについて「混乱する」とインタビュー(外部記事)で口にしているため、「ホームカミング」のエイドリアン・トゥームスとは異なる可能性が高そうです。

ライノとブラックキャット

トレーラー公開の前日に公開されたヴィジットで明らかになっていたものですが、動画内に登場する新聞デイリービューグルではライノとブラックキャットについて言及されています。

©2021 Sony

両者ともに「アメイジング・スパイダーマン2」に登場したキャラクターですが、再登場するのか、単なるイースターエッグなのかは今の所不明です。

ヴェノムへの言及

サイモン捜査官たちが「サンフランシスコの一件以来の大惨事だ」と話しているのは「ヴェノム」への言及です。「モービウス」の予告段階では「ヴェノム」のライオット事件、「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」のカーネイジ事件のどちらを指しているのか判断がつきません。

本来は「モービウス」のほうが「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」よりも先に公開される予定だった事を考えるとライオット事件を指している可能性が高そうですが、公開スケジュール変更にあわせて再編集している可能性もあり、現状ではどちらとも取れるようです。

予告のラストではモービウスが「俺はヴェノムだ」と冗談を言っており、ヴェノムの存在を知っている事がわかります。


「スパイダーマン」シリーズ、「アメイジング・スパイダーマン」シリーズ、そしてMCUの「ホームカミング」シリーズそれぞれへの参照と、更にはヴェノムシリーズへの関連性も伺わせる本作、ソニーはSSUと名付けたシリーズで何を描こうとしているのでしょうか。

「モービウス」の公式あらすじは以下の通りです。

天才的な頭脳を持つ医師マイケル・モービウス。彼は幼いころから、治療の術がない血液の難病を患っていた。これまで多くの命を救いながらも、己の病を治癒する方法だけを見出せずにいたモービウスは、自らの身体に実験的な治療を施す。それはコウモリの血清を投与するという、危険すぎる治療法だった。そのまま姿を消したモービウスは、2か月後、ロングアイランド沖に座礁したコンテナ船に突如現れる。病で痩せ細った姿から一変、顔には血色が戻り、隆起した筋肉が全身を覆っていた。さらに、超人的パワーとスピード、そして周囲の状況を瞬時に感知するバットレーダーや飛行能力を手にしたモービウスだが、同時に彼の中で、抑えきれない〝血への渇望“が生まれる。やがて彼の身体に更なる変異が起こる…… このユニバースに生まれ堕ちた彼は、果たして善なのか、悪なのか──

あらすじの最後に記された「このユニバース」というのも気になる所となっています。

映画「モービウス」は 2022年1月28日 米国公開予定、日本での公開は2022年内です。