ドラマ「ホークアイ」、ヘイリー・スタインフェルドさんが再撮影に入っている事を示唆

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」は監督が5月頃にもディレクターズカットの作業が完了したことを報告するなど編集作業の真っ最中ですが、本作でケイト・ビショップを演じるヘイリー・スタインフェルドさんが自身のInstagramにて追加の撮影が行われていることを示唆しました。

スタインフェルドさんはInstagramのストーリーにて矢が刺さった的の写真に「久しぶり」とキャプションを入れて投稿しました。

photo from Instagram/haileesteinfeld

 

 

「ホークアイ」ではMCUシリーズから引き続きジェレミー・レナーさん演じるクリント・バートンを主人公としつつ、コミックで2代目ホークアイとなるケイト・ビショップをヘイリー・スタインフェルドさんが演じることになります。クリントからケイトへバトンが渡される作品と見られていますが、今の所詳細は不明です。

ドラマ「ホークアイ」は 2021年11月24日 ディズニープラスで配信開始です。

映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」から7点のスチル写真が公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」よりスチル写真が公開されました。MCU初のアジア人の主人公でもある本作では映画「アイアンマン」シリーズに登場したテロ組織「テン・リングス」と同じ名を持つ魔法の腕輪が登場し、カンフー映画でありながら精神的、神秘的な世界の探求もしていく事になります。

トニー・レオンさんが演じるウェン・ウーとファラ・チャンさん演じるジン・リーはシャン・チーの両親とされています。

©2021 MARVEL,Disney

ウェン・ウーはテロ組織「テン・リングス」の真のボスであり、写真やトレーラーにも登場している魔法の腕輪を扱います。これらのスチルはトレーラーでの夫婦の戦いのシーンから切り取られたように思えますが、彼らはどういった理由で戦っていたのでしょうか。

それからシム・リウさん演じる主人公シャン・チーとメン・ガー・チャンさん演じるその妹シャーリン、そしてオークワフィナさん演じるシャン・チーの職場の友人ケイティ。

©2021 MARVEL,Disney

原作のシャン・チーには異父、異母を含めて10人近い兄弟姉妹が描かれていますが、シャーリンや両親は原作とは異なっています。最新コミックとなる「Shang-chi(2021) #3」では新たな妹が発見され、彼女がミュータントである事が判明。その追手であるウルヴァリンと交戦中です。

映画の公式あらすじは以下の通りです。

アメリカ・サンフランシスコで
平凡なホテルマンとして暮らすシャン・チー。
彼には、かつて父が率いる犯罪組織で最強の武術を身に付け、
組織の後継者になる運命から逃げ出した秘密の過去があった。
しかし、悪に染まった父が伝説の腕輪《テン・リングス》を操り世界を脅かす時、
彼は宿命の敵となった父に立ち向かうことができるのか?

映画「シャン・チー/テンリングスの伝説」は 2021年9月3日 日米同時公開予定です。

ドラマ「ムーンナイト」の撮影の様子がリーク ─ 他コンセプトアートやスーツ姿も

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ムーンナイト」の撮影の様子がリークされ、SNSで出回っています。また、本作の主人公であるムーンナイト/マーク・スペクターのスーツに関するコンセプトアートや写真も流出し、少しずつ情報が出始めているようです。

リークされた動画は6秒と短く、真っ白な衣装を着用した人物がクレーンを使って大きくジャンプしている様子が映されています。彼がムーンナイトであるかは不明で、マントがない事や真っ昼間の撮影である事を考えると少し疑問の余地がある所です。

そして、動画の数日前に衣装としてリークされたものが以下の2点。

この2点は同じデザインではありませんし、動画で走っていた白い人物のコスチュームに比べると、コミックのようにややグレーがかっています。

これらはどちらも偽物かもしれませんし、どちらも本物でアイアンマンやキャプテン・アメリカのように作中でコスチュームがマイナーチェンジする可能性もあると考えられます。

最後にリークされたコンセプトアートは以下のようなものです。

ツイートにも書かれているようにソースは不明という事で、このアートの真偽は不明となっています。

動画を除いて、ムーンナイトの姿は原作コミックを踏襲したデザインになっている事は確認できるものとなっています。

まだまだ不明な点の多い作品ですが、また何か新情報があればここでお伝えしていきます。

ドラマ「ムーンナイト」はディズニープラスで配信予定、配信時期は未定です。

ジェマ・シモンズ役エリザベス・ヘンストリッジさん、イギリスへの移動を報告 ─ 「シークレット・インベージョン」に参加か?

ABC制作のドラマ「エージェント・オブ・シールド」でS.H.I.E.L.D.の科学者ジェマ・シモンズを演じていた女優のエリザベス・ヘンストリッジさんがInstagramで近況を報告。その中でイギリスに移動する事を明かし、これがMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シークレット・インベージョン」の撮影ではないかと海外ファンの間で話題になっています。

ヘンストリッジさんは「スーツケースで生活して1年後、私たちはまだ家を買ったばかりよ!アトランタにね! ……荷物を開けたところ……でも、私たちの荷物はいくつかまだLAにあって、私はイギリスに行くから、またスーツケースに詰め込んだけど、4枚のTシャツを誇らしげにハンガーにかけているから、密かに絶対的な夢を生きているのよ🕺🏻。」と投稿。

コメントの中で「あなたはMCUに参加してるの?」と聞かれたヘンストリッジさんは😬の絵文字で対応しました。

イギリスのロンドン近郊ではディズニープラスで配信予定のMCUのドラマ「シークレット・インベージョン」の撮影が近々始まる予定ですが、今回のヘンストリッジさんの投稿がここへの参加を確たるものにしているかと言われればそうではありません。

しかし今年4月のインタビューでヘンストリッジさんは「今もヒーロー作品に携わっている」と明かしていました。

コミックの「シークレット・インベージョン」はS.H.I.E.L.D.を主体とした物語で数多くのS.H.I.E.L.D.のエージェントが登場します。このイベントで立ち上がったチーム「シークレットウォリアーズ」のリーダーはドラマ「エージェント・オブ・シールド」でも人気を博したクエイク/デイジー・ジョンソンでした。

先日はデイジー・ジョンソンを演じていたクロエ・ベネットさんが非公開のプロジェクトのために「パワーパフガールズ」の撮影延長に参加出来ないとして番組から降板。

また、ドラマ「ホークアイ」のロケ地付近にエリザベス・ヘンストリッジさんがいたことや、ホークアイ/クリント・バートンを演じるジェレミー・レナーさんがSNSでたびたび公開していたS.H.I.E.L.D.のマーク、「ホークアイ」にモッキンバード/バーバラ・”ボビー”・モースが登場すると言う噂。

それらに加え、ドラマ「ロキ」で過去シーンから引用されたコールソン、映画「ブラックウィドウ」のプレミアイベントに特別ゲストとして招待されていたコールソン役クラーク・グレッグさんはアニメ「What if…?」への出演も明かされています。

この1~2年のS.H.I.E.L.D.関連の事実と噂は単なる独立した点なのか、それとも線で結ばれているのか、とても気になる所となっており、今後も注目のポイントとなりそうです。

ドラマ「シークレット・インベージョン」はディズニープラスで配信予定。配信時期は未定です。

シャン・チー役シム・リウさん、ディズニーCEOに反論、「われわれは実験材料ではない」

米国時間の8月12日に開かれたディズニーの決算説明会でボブ・チャペックCEOがMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」の公開方式を「興味深い実験」と説明した事に対し、主演のシム・リウさんがSNS上で反論しました。

シム・リウさんはTwitterとInstagramに以下のような声明を投稿しています。

そこでは「私たちは実験材料ではありません。私たちは負け犬であり、過小評価されています。私たちは、天井を壊す存在です。私たちは、文化と喜びの祭典であり、苦難の年の後にも存続するものです。」と、チャペックCEOの発言に対して反論しました。

2020年の新型コロナウイルスのパンデミックにより多くの劇場が閉鎖された事で、配給会社は劇場と動画配信サービスでの同時リリースと言った新たな公開方式を模索しています。2021年に入りパンデミックが落ち着いた地域では90日の劇場公開後、動画配信サービスでのリリースが主流となっていましたが、「シャン・チー/テン・リングスの伝説」はその現在の業界標準である90日から45日の劇場独占公開を発表していました。

説明会でアナリストから「なぜシャン・チーをブラックウィドウのようにプレミアアクセス配信にしなかったのか」問われたチャペックCEOは、多数の興行パートナーと契約を結ぶ関係上、3か月前には配給について決定する必要があり、当時は現在よりもはるかに状況が良かったため劇場公開のみとしたが、直前の変更は現実的に不可能と述べています。

同時に、公開方式については今後も興行環境を含め多くの要素を考慮したうえで映画ごとに判断してゆくとして、劇場から45日後配信という「シャン・チー」の方式は今後の有益な実験になると述べていました。

この説明会でのCEOの発言が今回のシム・リウさんの投稿に繋がっています。

先日は「ブラックウィドウ」のスカーレット・ヨハンソンさんが契約と違うとしてディズニーを提訴した件もありました。MCUはマーベルを愛する多くの俳優とクリエーターによって制作されてヒットを続けてきましたが、彼らとディズニーの関係には綻びが見え始めているようです。

チャペックCEOの言うように、「シャン・チー」のこれまでにない公開方式について、BoxOffice Proのショーン・ロビンズ氏も、「パンデミック後、ワクチン時代の真っ只中に、ディズニーが初めて劇場独占で公開するテントポール映画として、秋シーズンに向けて映画ファンの感情や快適さのレベルを測る真の”ストレステスト”となるでしょう。ニューヨークやロサンゼルスのような市場で、映画館でのワクチン接種を義務付ける最近の動きは、今後数週間のトレンドに重要な役割を果たし、ワクチンを接種した映画ファンがより安心して戻ってこられるようになる可能性がある」と分析しており、「ストレステスト」と称しています。

映画のヒットという目指す所はクリエーターもパブリッシャーも同じですが、その意味合いに大きな違いがあるのは明白なようです。

映画「シャン・チー/テンリングスの伝説」は 2021年9月3日 日米同時公開予定です。

ソース:Marvel Star Rejects Disney CEO Comments About Shang-Chi ‘Experiment’

ブリー・ラーソンさん、「ザ・マーベルズ」の撮影が「自分だけのディズニーランドのようだ」と明かす

現在撮影中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ザ・マーベルズ」の主演を務めるブリー・ラーソンさんが Sirius XM に出演し、本作の撮影について制作陣が「ヤバい世界を構築している」とし、「自分だけのディズニーランドみたい」である事を明かしました。

番組の中でラーソンさんは、「この映画は、他のものとは違います。巨大なセット。膨大な人数がセットにいます。たくさんのスペシャリストがいるんです。本当にユニークな体験です。私はディズニーランドの大ファンだから、毎日自分だけのディズニーランドに行っているような気分になるんです。」と述べました。

さらに「彼らは、誰も知らない、誰も見ることができない、ヤバい世界を構築している」と付け加えました。「映画が公開されれば分かると思いますが、今は私だけの世界です。私は今、皆さんが想像する以上に大きなセットに参加しています。本当に特別な映画なんです。」

ストーリーの詳細はまだ伏せられていますが、ラーソンさんはSiriusXMに対し、「本当にジューシーなことがたくさん起こっていて、それについては一言も言えませんが、とても、とても、良いことなのです。皆さんもきっと興奮することでしょう」と語っています。

また、前作「キャプテン・マーベル」の監督コンビであるアナ・ボーデンさんとライアン・フレックさんの後任としてニア・ダコスタ監督と一緒に仕事をすることについて、「とても素晴らしい人です。クールで、そしてクリアな人です」と評しました。「彼女が入ってきて、準備ができていて、このストーリーや映画に対して素晴らしい意見を持っていたことが、私が好きな点です。そして、彼女がこの作品を導いてくれたことをとても嬉しく思っています。ワクワクしています。」

ブリー・ラーソンさんの他、ドラマ「ワンダヴィジョン」からモニカ・ランボーを演じたテヨナ・パリスさんと、配信を控えているドラマ「ミズ・マーベル」からカマラ・カーンを演じるイマン・ヴェラーニさんが出演する本作。

ラーソンさんのインタビューは本作の内容に興奮している様子ですが、ニア・ダコスタ監督は本作に「悲しい要素がある」とも明かしており、感情を揺さぶられる作品になるかもしれません。

映画「ザ・マーベルズ」は 2022年11月11日 米国公開予定です。

アニメ「What if…?」、1話のイースターエッグをピックアップ

2021年8月11日配信のアニメ「ホワット・イフ…?」シーズン1エピソード1「もしも…キャプテン・カーターがファースト・アベンジャーだったら?」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

ウアトゥ・ザ・ウォッチャー

番組の解説、進行をしてくれるのはウアトゥ・ザ・ウォッチャー。1963年のコミック「ファンタスティックフォー#13」で初登場しました

名前が示すとおり彼は観測者であり、番組でも紹介されるように不干渉のポジションを取っています。しかしコミックスでは物理的な干渉はしないものの、ヒーローにしばしば助言をくれる存在で、危機の回避に繋がる事もままあります。

なお、MCUでも一度登場しており、映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス」にてスタン・リーの話を聞いていました。

©MARVEL,Disney

What if…?

番組タイトルでもある「What if…?」は1977年に同名のコミックが出版されています。コミックの内容とアニメの内容は一致していませんが、「ヒーローやヴィランがもし〇〇だったら」という仮定のコンセプトは同じで、このアニメでも見たことのない一面が見られる事を期待せずにはいられません。

分岐イベント

ドラマ「ロキ」風にいう分岐イベント、ネクサスイベントが冒頭ではやくも紹介されます。

1943年6月、映画「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」で描かれたスティーブ・ロジャースの超人血清の実験の日。映画の33分40秒あたりの出来事。ペギー・カーターはアースキン博士に「ブースで見ていたほうが快適ですよ」と勧められます。

映画ではペギーや他の人達はブースで見学する事になりましたが、今作ではペギーが断った事で人の配置などが変わってしまうことになりました。

ヒドラのスパイ

本作では多くは語られませんでしたが、「ザ・ファースト・アベンジャー」によると彼は国務省のクレムソンを名乗っているヒドラのスパイ。本名はハインツ・クルーガー。

映画では超人血清を奪い逃走しましたが、最終的にはスーパーソルジャーとなったスティーブに追い詰められ、潜水艦による脱出に失敗し自害する事になりました。

「What if…?」ではスティーブの実験を阻止し、SSRの研究者やエージェントを何人か殺害。その中には実写版でトミー・リー・ジョーンズさんが演じたSSRの指揮官であるチェスター・フィリップス大佐のようなキャラクターもいましたが、やられてしまいます。

©2021 MARVEL,Disney

トミー・リー・ジョーンズさんは今回キャスティングされていないため、大人の事情でキャラクターは早々に退場させられたのかもしれません。

さらに立ち向かっていったスティーブも撃たれますが、最終的にはこのラボ内でペギーに射殺されてしまいました。

キャプテン・カーター

神聖時間軸とは違い、スパイとの決着がついてからスーパーソルジャーが誕生することになります。

ペギー・カーターがキャプテン・アメリカになるというアイデアは2016年にモバイルゲーム「マーベル・パズルクエスト」で導入され、当時キャプテン・アメリカ生誕75周年記念のキャラクターとして実装されました。その後、2018年のコミック「Exiles #3」に登場しました。

©MARVEL

本作ではキャプテン・アメリカと呼ばれるわけではなく、キャプテン・カーターと呼称されていますが発想として同じものとなっています。ただしゲームやコミックのペギーがキャプテン・アメリカのコスチュームを着用しているのに対して、アニメのキャプテン・カーターはペギーの出身地イギリスにちなんだデザインになっています。

なお、映画「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」のパンフレットによると、血清を打つ前のスティーブ・ロジャースは身長162.2cmであり、キャプテン・アメリカの身長は187.96cmと25cm以上の伸びを見せますが、ペギーの身長はそこまで伸びたようには感じません。ちなみにキャプテン・アメリカを演じたクリス・エヴァンスさんは183cmとのこと。

身長の変化はあまり感じられませんが、体格はかなりがっしりと変化し、血清の効果を見て取れます。

フリン大佐

ジョン・フリン大佐は「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」には登場していませんが、映画の1年後を描いた「マーベル・ワンショット エージェント・カーター」にSSRでのペギーの上司としてジョン・フリン捜査官が登場。ブラッドリー・ウィットフォードさんが演じられており、今回の英語版でも声を担当されています。

©MARVEL,Disney

ワンショットの頃から女性差別主義者で、本作でもそのあたりは同じなようです。

ペギーはずっと採血ばかりされている様子で、フリンは「いずれ君の血から”本物の”スーパーソルジャーが生まれるかもしれない」とペギーが超人兵士である事を認めない発言をします。また、彼の発言からはいずれこの世界でも「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」に登場したイザイアのような犠牲者が生まれるであろう事が推測出来てしまいます。

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サンドバッグ

フリン大佐の女性蔑視を受け、認めてもらえないペギーはサンドバッグにイライラをぶつけます。

©2021 MARVEL,Disney

このシーンは映画「アベンジャーズ」のオマージュです。映画でもスティーブ・ロジャースがサンドバッグを無心で叩くシーンがありましたが、動機は少し異なるようです。サンドバッグを潰してなおイライラが収まらないペギーはダンベルプレートを踏み上げて空中でつかみ取り、投擲するという神聖時間軸でのスティーブのシールドアクションを見せてくれます。

また、このシークエンスではバッキーが神聖時間軸どおり第107連隊に所属している事も判明します。

四次元キューブ

トンスベルグでは神聖時間軸どおりヨハン・シュミットが四次元キューブを奪っていました。まだこの時点ではほとんどの人物が神聖時間軸と同じように動いているようです。

キャプテン・カーターの初陣

四次元キューブの脅威をペギーとハワードが進言してもフリンは聞く耳を持ちません。シュミットを食い止めたいハワードは、慰問ツアー用の衣装を改造し、ペギーにイギリス国旗をデザインしたコスチュームと盾をプレゼントし、ここで正式にヒーローデビューとなります。

残念ながら本作ではペギーが慰問ツアーに行くことはなく、スティーブのように歌う姿は見られませんでした。また、盾を受け取る経緯もかなり異なっています。

©2021 MARVEL,Disney

キャプテン・カーターの初陣は四次元キューブの奪還というかなり重要な戦いになりましたが、あっさりと達成してしまいます。スティーブと違ってもともと軍人として訓練を受けていたペギーだからこそ、キャプテン・アメリカより戦闘力が高い可能性もありそうです。

車から出てきたヒドラの将校はペギーの事を「かよわいフロイライン」と揶揄しますが、ペギーは盾を捨て、拳のみであっさりと倒してしまいます。1940年代、ペギーは味方からも敵からも女性であるというだけで差別を受けてしまいます。

エージェントからキャプテンへ

四次元キューブをフリンに叩きつけたペギーは「戦いに勝ちたいなら私をデスクにしばりつけないで」と言います。マーベル・ワンショットでもフリンからはずっと女性差別を受け、内勤を指示されていたことがありました。

自ら「キャプテンなんてどうかしら」という部分は、超人血清によってペギーの自信家な部分が増幅されているのかもしれません。

107連隊の救出へ

バッキーたちの救出に向かうペギーに、スティーブは「借りができた」と話します。律儀なところは神聖時間軸のスティーブとなんら変わらないようです。

敵からバイクを奪い、ヒドラの基地へと侵入したキャプテン・カーターは第107連隊を発見。しかしここでもダム・ダム・デューガンやバッキーに女性であることをからかわれてしまいました。しかしそのパワーで納得させるとあらためて脱出します。

脱出シーンは「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」をオマージュしています。

©MARVEL,Disney

ヒドラ・ストンパー

脱出に苦戦したキャプテン・カーターは航空支援を依頼。ハワード・スタークが制作したメタルアーマーを着用したスティーブが駆けつけます。

©2021 MARVEL,Disney

トニー・スタークが洞窟で制作したアイアンマン マーク1に似たデザインで、アーク・リアクターの代わりに四次元キューブを動力源としているのが特徴です。

デューガンがこれを「ヒドラ潰し」(Hydra Stomper)と呼称し、ここからがヒドラ・ストンパーのデビュー戦となります。

キャプテン・カーターとヒドラ・ストンパーのダンスのような戦いで戦場を支配し、連隊を脱出へと導きます。

その後、二人のさらなる活躍の様子が Benny Goodman の「 Bugle Call Rag 」(Youtube)の軽快なリズムに合わせて紹介されます。神聖時間軸では見られなかったコンビネーションを見られるのは本作の魅力のひとつです。

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ヒドラの英雄

その頃、ヨハン・シュミットの裏切りが行われ、レッドスカルとヒドラが第三帝国から独立していました。この時、レッドスカルは「別の星からヒドラの英雄を呼ぶ」と発言しますが、これは神聖時間軸にはなかったことであり、「エージェント・オブ・シールド」シーズン3の流れに似ています。

酔えないペギー

ペギーとスティーブは乾杯していましたが、ペギーは血清のせいで酔えないと明かします。この事は神聖時間軸でも語られている事で、同様の作用があるようです。

ペギーは女性である事で、スティーブは障害を負ってしまったことで周りからなかなか認めてもらえない事を告白し、互いが互いのヒーローであることを認め合います。

荒鷲の要塞作戦

神聖時間軸でも行われた列車強襲のシーンです。ただし乗っているのはアーニム・ゾラ博士ではなく、レッドスカルとの事。ここはバッキーが死亡した(と思われた)シーンでもあり、「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」でも印象深いところです。

バッキーはまさかの着地失敗で落ちかけましたが、キャプテン・カーターが咄嗟にバッキーの左腕を掴み引き上げました。バッキーは「腕がもげるかと思った」と神聖時間軸ギャグを飛ばします。

また、神聖時間軸では情報通りゾラが乗っていましたが、こちらではレッドスカルはおらず、この列車は大量に爆弾が積み込まれた罠でした。列車が爆破され雪崩が起き、バッキーではなくヒドラ・ストンパーに乗ったスティーブが谷底へと落ち、ヒドラに捕らえられてしまいました。

ヒドラの世界征服

カーターがゾラを吐かせた所によると、レッドスカルは次元の間を行き来する武力をつかって世界征服すると説明されます。神聖時間軸のレッドスカルは四次元キューブをただのエネルギー源として使っていたのみなので、こちらのレッドスカルのほうがより力の本質を見抜いていると言えそうです。

クラーケン城へ

キャプテン・カーターたちはヒドラの殲滅を掲げ、クラーケン城へと向かいます。警備兵たちを難なく蹴散らした頃、レッドスカルはヒドラ・ストンパーから回収した四次元キューブを使ってヒドラの英雄を召喚していました。

背後から壁を破って敵の顔を掴む様子は映画「アイアンマン」をオマージュしています。

©MARVEL,Disney

トレーラーでシュマゴラスかと思われていたタコ足は、このヒドラの英雄と呼ばれるモンスターのものでした。

キャプテン・カーターが登場すると、レッドスカルが意気揚々と語り始めますがその最中にヒドラの英雄にあっけなくやられてしまいます。レッドスカルがヴォーミアへ飛ばされないとなると、ソウル・ストーンは誰が守っているのでしょうか?「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」でも気になっていたことですが、前任者はいたのでしょうか。

ヘディ・ラマー

ヒドラの英雄をなんとかするため、制御装置にたどり着いたハワードですが、ドイツ語表記になっており愚痴をこぼします。

©2021 MARVEL,Disney

ここで登場するヘディ・ラマーとは実在の人物で、映画史上初めて全裸になった最も美しい女優と言われながら優れた発明家でもあり、GPS、Bluetooth、Wi-Fi、CDMAの基になった技術を開発しています。

2009年にはヘディ・ラマーの伝記映画の主演に映画「ブラックウィドウ」でメリーナを演じたレイチェル・ワイズさんがキャスティングされたと報じられていましたが、制作には至らなかったようです。2020年にはDC映画でワンダーウーマンを演じたガル・ガドットさんを起用してAppleTV+でドラマ化されると報じられました。

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キャプテン・カーターの決意

拉致があかない状況にキャプテン・カーターは単独でヒドラの英雄を地獄へ送り返すと決意し突撃します。スティーブの援護も有効打にはならず、それどころかエネルギーが切れて動作不能に陥ってしまいました。

ここで展開されるのは神聖時間軸でも行われた「ダンスの約束」。お互いの立場を入れ替えて、今度の土曜日にと約束を交わし、キャプテン・カーターは四次元キューブが開けた穴に自分ごとヒドラの英雄を押し込んで幕を閉じました。

70年後

次元の扉に入ったキャプテン・カーターでしたが、どこかへと転送されました。飛び出した先は映画「アベンジャーズ」でロキが登場したS.H.I.E.L.D.のラボに似ています。

そこではフューリーとホークアイ/クリント・バートンが出迎え、神聖時間軸でロキに「槍をおいてくれないか」と言ったように、キャプテン・カーターに「剣をおいてくれ」とフューリーが語りかけます。

©2021 MARVEL,Disney

スティーブの心配をしつつも戦争が終わったことを聞かされ安堵する様子のペギー。神聖時間軸のスティーブはダンスの約束を心配していましたが、ペギーは約束を気にする様子はなく、1話での彼女の物語はここで終了となりました。


以上、今回のイースターエッグ、その他チェックポイントでした。

キャプテン・カーターはペギーの軍人気質と身体能力を超人血清によって引き出され、キャプテン・アメリカよりも勇猛でパワフルなキャラクターになっている印象の第1話でした。

アニメ「ホワット・イフ…?」シーズン1、次回エピソード2は 2021年8月18日(水)16時より配信開始です。

アラクア・コックスさんがキャスティングコールを共有 ─ ドラマ「エコー」のキャスティングか

ディズニープラスで配信予定のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」でエコー/マヤ・ロペスを演じる女優のアラクア・コックスさんが自身のInstagramにて、ディズニープラス向けショーのキャスティングコールの画像を投稿しました。エコーはデビュー前から単独ドラマの制作が報じられており、今回公開されたものはそれに関連するものだと見られています。

アラクア・コックスさんがInstagramのストーリーに投稿した画像は以下のようなものでした。

Image from Instagram@alaquacox

今回のキャスティングコールでは、「ジェシカ」と「アイリス」という2人の女性キャラクターを演じる女優を募集していることが明らかになりました。

ジェシカは、「強くて、激しく独立していて、揺るぎない」キャラクターで、「時に不機嫌になる」傾向があるとされています。

ジェシカ:女性、15~18歳、ネイティブアメリカンまたはラテン系、ろう者。強く、激しく独立していて、揺るがない。時に不機嫌になる傾向がある。アメリカ手話に精通していること。

一方、アイリスは「温かく育つ」キャラクターとされています。

アイリス:女性、20代後半~30代前半、ネイティブアメリカンまたはラテン系、ろう者。温かく育つ。アメリカ手話に精通していること。

どちらの役も、耳の聞こえない役であり、手話の技術が必要なようです。

エコー自身が耳の聞こえないキャラクターであり、父親はネイティブ・アメリカンのシャイアン族の戦士で、母親はラテンアメリカ人です。ジェシカとアイリスは過去のシーンに登場するエコーとその母親の可能性がありそうです。

また、2022年の2月から米国で撮影が始まることも判明しました。

このショーのタイトルは伏せられていますが、アラクア・コックスさんが投稿したからには非常に高い確率で彼女が主演のドラマ「エコー」である事は疑いようがありません。この撮影日程からすれば配信は2023年の前半あたりになるのでしょうか。

エコーはデアデビルやキングピンと関係の深いキャラクターで、まずは配信を控えているドラマ「ホークアイ」でデビューする事になります。

「ホークアイ」はこれまでMCUに登場してきたクリント・バートンが二代目ホークアイとなるケイト・ビショップへとその名を継承する物語。ケイト、エコーに加えて「ブラックウィドウ」のナターシャ・ロマノフの妹エレーナ・ベロワも登場し、新世代の女性キャラクターが数多く登場する作品となります。

真偽不明の噂話ではS.H.I.E.L.D.のエージェントであるジェマ・シモンズモッキンバード/バーバラ・”ボビー”・モースの登場なども囁かれていました。

ドラマの中でエコーはどのような役割になるのでしょうか。

ドラマ「ホークアイ」は 2021年11月24日 ディズニープラスで配信開始です。

映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」の新たなトレーラー”Rise Up”が公開

マーベル・スタジオ制作の映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」から新たなトレーラー「Rise Up」が公開されました。MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)初のアジア人主人公となる今作では映画「インクレディブル・ハルク」のヴィランだったアボミネーションが再登場し、以前のトレーラーよりも詳細に確認できるようになっています。

公式あらすじは以下の通りです。

アメリカ・サンフランシスコで
平凡なホテルマンとして暮らすシャン・チー。
彼には、かつて父が率いる犯罪組織で最強の武術を身に付け、
組織の後継者になる運命から逃げ出した秘密の過去があった。
しかし、悪に染まった父が伝説の腕輪《テン・リングス》を操り世界を脅かす時、
彼は宿命の敵となった父に立ち向かうことができるのか?

映画「シャン・チー/テンリングスの伝説」は 2021年9月3日 日米同時公開予定です。

映画「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」の米公開延期が報じられる ─ 10月15日あるいは来年1月とも

ソニー・ピクチャーズの映画「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」のアメリカでの公開日が 2021年9月24日 からまたもや延期されると複数の海外メディアが報じています。先日公開されたトレーラーから公開日が削除されていた事で延期の可能性は指摘されていましたが、今回より具体的に報じられました。

ただしこれらは公式発表ではないようで、延期の原因が新型コロナウイルスのデルタ株の蔓延によるものであることは一致しつつも、そのスケジュールは各種メディアによって少し異なっています。

Variety では 2021年10月15日へと3週間の延期を伝えていますが、Deadline は、10月15日、あるいは2022年の1月を検討していると報じています。

もし1月まで延期されるとすれば、2022年1月28日公開予定の「モービウス」とかなり近づくため、「モービウス」も延期される可能性があるかもしれません。

はたして「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」はこの秋に無事公開されるのでしょうか?