ドラマ「アガサ:カヴン・オブ・カオス」、パティ・ルポーンさんがマーベルに怒られてしまう

マーベル・スタジオが撮影中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ:カヴン・オブ・カオス」に出演するパティ・ルポーンさんが、いくつかのインタビューにて喋りすぎてマーベルから警告を受けてしまったと明かしました。

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海外メディア VanitFair のポッドキャストに出演したルポーンさんは番組の中で次のように話しています。

「こないだは少しトラブルがありました。マーベルのセキュリティから『パティ!もう喋らないで!』って電話があったの(笑)」と過去のインタビューにて役名内容の一部を話してしまった件について警告されたと明かしました。

そして「私の熱意が伝わったのか、親切に対応してくれたわ。」とそれ以上はお咎めがなかった事も付け加えました。

Entertainment Weekly のインタビューによると、パティ・ルポーンさんは「アガサ:カヴン・オブ・カオス」出演にあたって、MCUに詳しくなかった事から前作にあたる「ワンダヴィジョン」を2回見たとも語りつつ、「まだ分からない事が多い」とコメントしています。さらに関連コミックも読むなど、役作りにあたっての熱量が確かに高い事が判明しています。

かつてのMCUではハルク役のマーク・ラファロさんがネタバレ王として、スパイダーマン役のトム・ホランドさんがネタバレ王子としてその異名を轟かせていましたが、パティ・ルポーンさんはネタバレ女王として今後も何かを話してしまうのか、それとも今回あったという警告を期に大人しくなってしまうのか、今後の彼女の発言には注目となりそうです。

ドラマ「アガサ:カヴン・オブ・カオス」は 2023年冬にディズニープラスで配信予定です。

エリザベス・オルセンさんが映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」に問題があった事を認める

マーベル・スタジオが制作したドラマ「ワンダヴィジョン」や映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」でスカーレットウィッチ/ワンダ・マキシモフを演じたエリザベス・オルセンさんが、海外メディア VanityFair とのインタビューの中で、ドクター・ストレンジ2作目映画の制作の際に問題があった事を認めました。

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数ヶ月に渡る憶測の末に、エリザベス・オルセンさんは「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」の脚本家が「ワンダヴィジョン」を見ていなかった事を認めています。

「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」では、「ワンダヴィジョン」と同じような物語を描いているんです。悲しみや喪失に対処する同じようなストーリー。ふと、「マルチバース・オブ・マッドネス」を書いた作家たちに『「ワンダヴィジョン」で何をやっているか知ってます?ご覧になりました?』と聞いてみたんです。すると「まだ終わってないから、見てないよ」と言われたんです。

そして、同じような話をもう一度演じなくてはならない事について、オルセンさんは次のように対処したと明かしました。

結局、私自身が興味を持てるように、そしてもしかするとお客さんのためにも、同じテーマであってもきちんと挑戦しなくてはいけない。試行錯誤して違う視点から演じたからこそ、繰り返しは避けられたと思っています。

「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」もヒットしたMCU映画のひとつですが、その中にある最大の批判ポイントは「ワンダヴィジョン」の9話にわたって描かれた救済の物語がなかったかのように、想像以上に残忍なヴィランとしてワンダが戻ってきた事でした。

当ブログでも映画公開後間もなくに「なぜワンダはあんな事になったのか」として考察し、ダークホールドせいだろうという事で結論づけましたが、映画の脚本を担当したマイケル・ウォルドロンさんもその後のインタビューにてダークホールドのせいであると指摘し、彼女の持つトラウマがダークホールドの餌食になってしまったと説明しました。また、パンデミックによる作品の公開順の変更が脚本制作に影響したことも明かしています。

ウォルドロンさんは映画公開後、批判に対して様々な説明をしてきましたが、今回エリザベス・オルセンさんによって明かされたように結局は「ワンダヴィジョン」を見ていなかったという事に尽きるようです。

「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」でのワンダは「ワンダヴィジョン」を見た視聴者からも、未視聴の観客からも理解出来ない存在として登場しました。ダークホールドがいかにしてワンダを闇堕ちさせたかを描いていれば納得の行く物語になったかもしれませんが、映画開始の数分でワンダがヴィランである事が判明し、その後はジェットコースターのような展開で有無を言わせない作りになっているのはサム・ライミ監督の手腕といった所でしょうか。そのライミ監督も海外メディア Rolling Stone とのインタビューで「ワンダヴィジョンを全ては見ていません。重要だと言われたシーンをいくつか見ただけです。」と応えている他、MCU映画も4、5本しか見たことがない事を明かしています。

つまる所、ファンが不満に思っていた部分は「ワンダヴィジョン」と「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」の間でうまくバトンが渡されていない事が原因でした。

マーベル・スタジオ及びディズニーは秘密を守るために制作チーム間での情報共有も制限しているという話もありますが、先日も「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズと「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」での矛盾が明るみに出たばかり。同様の問題を再発させないよう、今後のチーム間での情報制限には見直しが必要かもしれません。

「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」の脚本を担当したマイケル・ウォルドロンさんは「ロキ」を執筆しファンから評価され、映画公開前は巨匠監督とのタッグということもあってかなり期待されていました。しかし公開後は主にワンダに関する問題で批判を浴びました。

現在、ウォルドロンさんは2026年公開予定の映画「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」の脚本担当として設定されていますが、マーベル・スタジオはこの1ヶ月前後で3本の作品の脚本家を変更しており、起用戦略を変えたとも報じられています。

そして、ワンダを演じたエリザベス・オルセンさんは今後のワンダに「今度こそ救いを与えたい」と別のインタビューでコメントしています。

ドラマ「ワンダヴィジョン」、映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」はディズニープラスで配信中です。

ドラマ「ワンダーマン」はストの影響を受けず撮影続行中、最初のあらすじが報じられる

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダーマン」の最初のあらすじを、海外メディア The Hollywood Reporter が報じました。本シリーズはコミック版にインスパイアされた物語になると言います。

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THRはディズニーによる公式発表がないこのプロジェクトの最初のあらすじについて、「このシリーズは、映画で大成功しようとするハリウッドのスタントマンと俳優を中心に、エンターテインメント業界に対するスーパーヒーローの視点を提供します。」と言います。

コミックのワンダーマンがハリウッドで働き、映画出演する物語があった事が今回のドラマにも影響しているようです。

THRの記事は「ブレイド」の制作が中断されている事を告げる記事であり、「ワンダーマン」の撮影が継続して行われている事が皮肉として書かれています。

一ヶ月ほど前には「アイアンマン3」、「シャン・チー/テン・リングスの伝説」でトレヴァー・スラッタリーを演じたベン・キングズレーさんの姿が撮影現場で目撃されています。トレヴァーも役者を生業とするキャラクターであり、「ワンダーマン」の中で俳優として活動するトレヴァーの姿を見られるのかもしれません。

ドラマ「ワンダーマン」のディズニープラス配信時期が報じられたことがありますが、現在の所、公式情報としては何もありません。

ソース:Marvel Hits Pause on ‘Blade’ Due to Writers Strike (Exclusive)

コミック「アイ・アム・アイアンマン」よりアイアン・ショーグンのアーマーが公開

アイアンマンのコミック最新シリーズ「アイ・アム・アイアンマン」でアイアンマン/トニー・スタークの過去を辿る物語を描く中で、2023年5月10日(現地時間)発売の最新号 #3 に登場するアイアン・ショーグンのアーマーが公開されました。

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レワアヨデル さんとドトゥン・アカンデさん、ジョー・カラマーニャさんによる「アイ・アム・アイアンマン」#3では、トニーがアイアン・ショーグンのアーマーに身を包み、二振りのプラズマカタナを振るって鬼退治する姿が描かれています。

©MARVEL

アヨデルさんは「アイアンマンは、もう何年も前から、フィクションの中で一番好きなキャラクターです。」と、「I Am Iron Man」が発表された時にコメントし、「ドトゥンと私がコミックの世界に入る前から、このシリーズの企画書を書いていたほど、長い間、このキャラクターを愛してきました。だから、マーベルが、トニー・スタークという素晴らしい存在の60年を祝う物語を語るこの機会を与えてくれて、私たちの夢を叶えてくれたことに超感謝しています。」と述べています。

「アイアンマンのタイトル、そして記念すべきシリーズに携わることは夢のようです。」とアカンデさんは言います。「その夢は、もう10年あまりになります。アートワークの一行一行は、10年来の痒いところに手が届く、トニー・スターク(アイアンマン)、彼のクリエイター、彼のコミックに携わった他の刺激的で素晴らしいストーリーテラー、そして彼の非常に情熱的なファンへの非常に個人的なラブレターなのです。幸運なことに、私は親友のムレワという同じように熱狂的なアイアンマンのファンを見つけることができました。私たちは、アイアンマンのファンにも新しい読者にも楽しんでもらえるような、爽快でヒーロー的な物語をシリーズでお届けします。スリリングな旅になること間違いなしです。気を緩めないでくださいね」と語りました。

本シリーズの概要は以下のとおりです。

アイアンマンの最大の後悔は、母親の命を救うことができなかったことだ。
アイアンマンは新しいアーマー、鬼のマスク、そしてツインプラズマカタナを身につけ、彼の長い後悔のリストを1つでも少なくするために冒険をします。母のために、アイアンマンはまったく新しい「アイアンショーグン」になるのだ。
このエピソードは、90年代のアイアンマン・コミックの時代に設定されており、他のエピソードと同様に、シリーズのジャンプ・オン・ポイントとして、新しい読者に最適です。

コミック「アイ・アム・アイアンマン」#3 は 2023年5月10日に米国リリースです。

ソース:Iron Man Dons New Iron Shogun Armor in Marvel Preview

ドラマ「シークレット・インベージョン」、オリヴィア・コールマンさんが感じたただ一つの残念な事

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シークレット・インベージョン」の主演を務めるサミュエル・L・ジャクソンさんが、海外メディア Empire とのインタビューに応じた中で、共演のオリヴィア・コールマンさんががっかりしていた点について明かしました。

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サミュエル・L・ジャクソンさんはインタビューの中で、共演者のオリヴィア・コールマンさんが本作についてがっかりしていた事があるとして次のように語りました。

コールマンががっかりしていたのは、せっかくスーパーヒーローの世界に足を踏み入れたのに、彼女のキャラクターにスーパーパワーがなかったということです。彼女は「何かに噛まれたり、何かの水槽に落ちたりできないの?」と何度も聞いていたよ。彼らはその度に「そんな話じゃありません」と答えていた。

コールマンさんは以前の別のインタビューにてマーベルのファンだった事を明かし、エージェントに「スーパーヒーローになりたい」と何度も言って、仕事を取ってくるようずっと依頼していたとも話していました。

コールマンさんは憧れのマーベル作品に参加できたことで現場でも終始興奮していたそうですが、一方でサミュエル・L・ジャクソンさんも昔からコールマンさんのファンだったと語り、「共演出来る日が来るなんて、なんという幸運だろう」とコメントしました。

コールマンさんは本作でMI6の特別捜査官ソーニャ・ファルスワースを演じるとされており、フューリーとは敵対する立場にあると報じられています。

残念ながらソーニャはオリヴィア・コールマンさんが望んでいたようなスーパーパワーを持っていないキャラクターのようですが、コミックファンが気になっている点もあります。

ソーニャ・ファルスワースはコミックに存在しないMCUのオリジナルキャラとなっていますが、ファルスワースという姓は既にMCUにも登場しています。

映画「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」にはジェームズ・モンゴメリー・ファルスワースが登場し、スティーブ・ロジャースと共にH.Y.D.R.A.と戦うハウリングコマンドーズの一員でした。

コミックのファルスワース家は代々ユニオンジャックと言う名のヒーローとして活動している事から、コールマンさんのキャスティングの際にもユニオンジャックを演じるのではないかと噂されていましたが、後にそうではないとも報じられました。

ドラマの配信が始まっていない現時点でソーニャの今後を予測する事は困難ですが、もしも「シークレット・インベージョン」内で退場する事がなければ、いずれコールマンさんの希望どおり、ソーニャに何かしらのパワーが与えられる日が来るかもしれません。

ドラマ「シークレット・インベージョン」は 2023年6月21日 にディズニープラスで配信予定です。

ソース:Samuel L Jackson Fanboyed Over Olivia Colman On Secret Invasion: ‘I Thought, How Lucky Can I Be?’ – Exclusive

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」、スターロードの象徴的なマスクがなかったことについて監督が解説

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」のスターロード/ピーター・クイルが、過去2作で着用していた象徴的なマスクや装備を使用していない事について、ジェームズ・ガン監督がSNS上で解説しました。

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「3作目でヘルメットがなかった理由はなんですか?」というファンからの質問に対してガン監督は「それはノーウェアの彼の机の引き出しにしまってあります。ご存知のように、スターロードはすぐに出発しなければなりませんでした! (そして、みんなが気になる次の質問、スターロードのブーツに装着するジェットは、ロケットが作ったジェット・パックよりもはるかに劣っているので、もうまったく使っていません)。」と回答しました。

その後、別のファンはマスクは「Vol.2」で壊れたんじゃないの?と指摘。「Vol.2」でのエゴとの戦い(1時間46分ごろ)でスターロードのマスクは破壊され、それが原因でヨンドゥは自らのスーツをピーターに託して散っていきました。

監督は壊れたままだと認めつつも、「その後、彼はどういうわけか『IW』に新しいものを持っていました。」と「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」に自らが関与していない矛盾がある事を認めました。

ロケットを救うためにピーター・クイルが急いでいたのは事実ですが、地球人であるピーターにとって宇宙は危険に満ちた場所。酸素マスクを兼ねているマスクや移動のためのジェットを置いていくのはかなり無謀と言わざるを得ないようです。

ピーター自身の命綱でもある装備を準備する数分さえ急いでいた事に対して、オルゴコープやカウンターアースでピーターが浪費してしまった時間等を考えると、納得がいかないファンもいるようです。

とは言え「Vol.3」は全体的に好評であり、オープニング週末に全世界興行収入で2億8200万ドル(約380億円)のスタート。「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」のオープニング週末3日間で稼いだ1億3700万ドルには届きませんでしたが、北米のにおいては2023年で2番目の売り上げの映画となりました。

映画のラストに表示された「レジェンダリー・スターロードは帰ってくる」の文字は単なる称号ではなく、マーベルコミックには「レジェンダリー・スターロード」というコミックが存在しています。

©MARVEL

そのコミックにも例のマスクは描かれていますし、今後のMCUでも2作目で壊れたまま保管されていると監督が説明したマスクが再登場する可能性があるかもしれません。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」は2023年5月3日 より劇場公開中です。

コミックのワスプはMCUのために変更が許可されなかったという

「ラブ・アンリミテッド」最新号を記念して、「ザ・アンストッパブル・ワスプ」のライターを務めるジェレミー・ウィットリーさんが、ワスプを無性愛者として描くことが出来なかったのはMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のためだと主張しました。

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ウィットリーさんは「Marvel Action Chillers #3」(2020年)で、現在のワスプことナディア・ヴァン・ダインが少なくともアロマンティック(Aromantic:恋愛的に他者に惹かれない事)であることを示唆しました。

その後ウィットリーさんはTwitterで、ナディアをアロマンティック・アセクシャル(Asexual:性的に他者に惹かれない事)として見ているものの、特に彼女を「Quoiromantic」(他者への好意が友情か恋愛か区別しない/出来ない)として考えているとしましたが、これをコミック化する事は出来ませんでした。

これについてウィットリーさんはナディアのもとになったキャラクター、ホープ・ヴァン・ダインが「映画のフランチャイズに多くを負っているキャラクターである」ために、「そこに多くの神経が注がれていた」ことを明かしました。

アンストッパブル・ワスプ/ナディア・ヴァン・ダインは2016年にコミックデビューしたキャラクターで、2015年のMCUの映画「アントマン」に登場したホープ・ヴァン・ダインをもとに制作されたキャラクターです。

ナディア(Nadia)はロシア語で希望を意味する言葉であり、ホープをもとに作られたことは明白でしたが、実際には名前の意味とショートボブというヘアスタイル以上のものは特にMCUから持ち込まれておらず、コミックオリジナルキャラといっても過言ではありません。

ナディアはジャネット・ヴァン・ダインとの間に生まれた娘ではなく、ハンク・ピムとその最初の妻マリア・トロヴァヤ(ハンガリー人、ピムを監視するスパイ)の間に生まれた娘でした。新婚旅行中に誘拐されたマリアは旧ソ連にてナディアを出産。

ナディア・ピムはその後レッドルームにて暗殺者として育てられる一方で科学者としての才能を開花。自力でピム粒子の開発に成功し、アメリカに逃亡しました。しかし逃亡中に父親だとされていたハンク・ピムの死亡の報を耳にしたことで、ナディアは初代ワスプのジャネット・ヴァン・ダインの元をたずねました。

ハンク・ピムとの親子の証明が出来なくてはアメリカ人として登録できず、ロシアからの密入国状態だったナディアの後見人としてジャネットは手を尽くし、最終的にはピム博士とマリアの結婚ビデオと遺伝子サンプルから親子の証明が成立し、ナディアはアメリカ人として登録される事になりました。その際、姓を登録するにあたって父のピムではなく、手助けしてくれたジャネットの姓であるヴァン・ダインを名乗るようになりました。

結果的にホープとはまったく異なるキャラクターへと進化をとげたナディアでしたが、どういうわけかセクシュアリティの変更だけは認められなかったようです。

「アントマン&ワスプ:クアントマニア」ではカットされてしまったシーンの中にワスプの子供が存在していました。これが関係しているかは不明ですが、ウィットリーさんのアイデアが実現する事はありませんでした。

ウィットリーさんはナディアを使用する事が出来なかったという一方で、代わりにグウェンプールをアセクシャルとして使用する事が認められたと言います。

Tumblrへの投稿で、ウィットリーさんは、「ファンダムの多くがすでにエースとして見ているキャラクターのために、この物語をもたらすチャンスだった」と述べています。

「グウェンは、自分が物語の中にいることをハイパーに認識している人が、実際の生活に影響を与えるトロフィーと格闘する物語を語る絶好の機会だっただけでなく、ファンダムの多くがすでにエースとして見ているキャラクターのために、この物語をもたらすチャンスでした。もちろん、全員というわけではありませんが、それでも多くの人が見ています。」

マーベルコミックの世界には多様なセクシュアリティのキャラクターが認められており、同性愛者のキャプテン・アメリカも存在しています。そういった中でなぜナディアのセクシュアリティが認められなかったは推察の域を出ませんが、いずれナディアとホープが切り離されて独自の道を歩けるようになるかもしれません。

征服者カーン役ジョナサン・メジャースさんがオンライン出廷へ、弁護士は「魔女狩りだ」と検察側を批判

2023年3月25日(現地時間)、マンハッタンのチェルシー地区での通報をもとに逮捕された俳優のジョナサン・メジャースさんについて、マンハッタン地区検察庁は、第3級暴行罪の訴えを公表しました。このA級軽犯罪は、最大で12ヶ月の禁固刑または3年間の保護観察期間となる可能性があると、海外メディア Deadline が報じています。

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記事によると、聴衆席から離れた場所に設置されたスクリーンにオンライン出席したメジャースさんの姿はかろうじてギャラリーから見える程度だったと言います。

ベージュのシャツに身を包んだメジャースさんは、レイチェル・S・ポーリー判事に対して「Yes ma’m」以上の言葉を発することはほとんどありませんでした。

次の審問は6月13日に設定されており、裁判官は、「次回は直接本人が出頭しなければならない」と告げました。そして「ご存知のように、6月13日に出廷しない場合、48時間以内に逮捕状が発行される可能性があり、その令状で呼び戻された場合、次の判事は保釈を取り消し、さらに保釈金を設定することができます。私は明らかにそのような事態を望んでいません。」と警告しています。

さらにポーリー判事は、以前に会見したメジャースさんに対し、問題の女性との接触を禁じる保護命令を守らなければならないことを念押ししました。

会の後、法廷の外でメジャースさんを担当するプリヤ・チョードリー弁護士は、検事側のケースを厳しく批判しました。

「私たちは、女性が嘘をついているという反論の余地のない証拠を地方検事に提供しました。特に、女性が主張する場所では何も起こっていないことを示すビデオ証拠も含まれています。我々は、女性が嘘をついていることを証明した以上、事件を「修正」して変更することはないと、検事から明確に約束された上でこれを行いました。」

「これは、根拠のない主張によって引き起こされた、ジョナサン・メジャースに対する魔女狩りです。」とチョードリー氏は言います。チョードリー弁護士は Deadline への声明の中で、「目に余るダブルスタンダード」を挙げて、続けてこう述べています。「女性の明確な嘘に直面して申し立てを却下する代わりに、検察は女性の新しい嘘に合わせて告訴を調整しました。はっきり言って、メジャース氏に対する新たな罪状はありません。」

さらに、「今、私たちは彼の無実を証明するさらに多くのビデオを手に入れましたが、検察が女性に情報を流して再び話を変えることを恐れて、それを共有することをためらっています。」と現状を説明。

「刑事司法制度は、明示的・暗黙的な偏見で飽和状態にあります。メジャースが白人警官に女性(被害者とされているガールフレンド)が与えた傷を見せたところ、白人警官はメジャースさんに面と向かって、「警官はあなたを平手打ちする事があっても、指を折ったりはしない」と嘲笑しました。その場にいた白人警官の誰一人として、メジャース氏への暴行を調査していません。さらに悪いことに、地方検事は女性を告発する意思も、真相を調査する意思も示していません。」と述べています。

以前のニューヨーク・ポストの記事では通報したガールフレンドが警官の誘導どおりの発言をした結果、メジャースさんが逮捕されるに至ったとし、別のレポートでは被害女性が実際には怪我をしていなかったという証拠のビデオも公開されていました。

弁護士の主張が正しければ警察および検事側にメジャースさんに対する悪意があるようですが、一般市民は、6月13日に行われる次の公聴会までこれ以上のことを知る事はないと各種メディアは伝えています。

ソース:Jonathan Majors Facing “Witch Hunt,” Lawyer Says Of Domestic Violence Case; Actor Appeared Virtually In Court Today, Back Next Month

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」、ブラープの意外な事実が判明

マーベル・スタジオが制作したMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」に登場した謎の宇宙生物。トレーラーにも登場していた彼(?)はその愛くるしいデザインのとおり劇中では無害な生物でしたが、ジェームズ・ガン監督はこの生物の意外な設定を明かしました。

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海外メディア Empire Online とのインタビューの中でこの生物にはブラープ(Blurp)という名が与えられていることを明かし、さらにこの近縁種が1作目から登場していると語っています。

ガン監督は「ブラープは毛の生えたフサキ(F’saki)です。最初の映画でオルローニのテーブルがあって、獣が他の動物を食べていたシーンを覚えていますか?大きい方が小さい方を食べていた場面です。毛がないあいつはフサキで、ブラープは毛があるフサキです。ブラープはペットなんです。」と説明しました。

劇中の画像だけでは少しわかりづらい事もあり、アンソニー・フランシスコさんによる1作めのコンセプトアートも引用してみましたが、どうでしょうか。

©MARVEL,Disney

毛のあるなしの違いと言われてもいまいち納得しづらい所はありますが、犬や猫でもその種の中ではかなり色んな見た目がある事を考えると、ブラープとフサキも同じ種として考えられる範疇であると言えるかもしれません。

日本語的感覚からするとフサフサのほうがフサキじゃない事に少し抵抗がありますが、そういう事のようです。

ちなみに説明の中で登場するオルローニとは、1作目の冒頭でスターロードがマイク代わりにしたり、2作目の冒頭でベビー・グルートが戦ったりした少しグロテスクなネズミのような生物。オルローニはコミック由来の生物ですが、フサキとブラープに関してはジェームズ・ガン監督のオリジナルの生物となっています。

「Vol.3」でブラープの声を担当したのはディー・ブラッドリー・ベイカーさん。ベイカーさんは「シャン・チー/テン・リングスの伝説」に登場したフサフサ謎生物のモーリスの声も担当しており、MCUにおけるフサフサ界のプロフェッショナルとしての道を拓き始めています。

本作でのブラープはラヴェジャーズの一員が飼っていたものですが、アダム・ウォーロックが飼い主の死後(そもそも殺したのがアダム)に気に入って連れ回していました。しかしながら本作におけるブラープは終始おびえ、にげまどい、おもらしするなど、凶暴そうなフサキと親戚とは思えない生物でした。そんな無害で無力なブラープでしたが今回の物語を生き抜き、最後には新生ガーディアンズとしてアダムの横に引き続き存在していた事から、将来的な再登場の可能性もあるかもしれません。

コミックではクリスタルの飼い犬ロックジョーやファルコンの相棒レッドウィングを代表とするペット・アベンジャーズが存在しますが、MCU版のペット・アベンジャーズとしてブラープやモーリス、コスモやグースがチームアップする事はあるのでしょうか。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」は2023年5月3日 より劇場公開中です。

ソース:James Gunn Introduces Guardians 3’s Fuzzy Alien Friend Blurp: ‘Probably The Most Important MCU Character Going Forward’

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」、Netflix版とは異なるとキングピン役が語る

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」でキングピンを演じるヴィンセント・ドノフリオさんが、海外メディア Comicbook.com とのインタビューの中でMCUとNetflix版の違いについて言及しました。

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2021年のドラマ「ホークアイ」でキングピン/ウィルソン・フィスクは元々Netflix版のドラマ「デアデビル」にてドノフリオさんが演じていたキャラクターでした。

Netflix版とMCU版の関連性についてマーベルは公式なコメントを出していませんが、ファンが気になるこの問題についてドノフリオさんは次のような持論を展開しました。

「これは間違いなく新しい番組です。Netflixの番組とは違いますね。つまり、私が言えることは、チャーリー(コックス)と私は退屈していないということです。とても楽しい時間を過ごしています。素晴らしいキャストが揃っているし、他のみんなも楽しんでいると思っています。チャーリーは僕の大好きな人の一人で、彼は毎日、この役をやり遂げる覚悟でここに来ているし、僕もこの役に完全にハマっているから、同じ理由でここにいるんです。」

さらに本作の舞台裏について、「私たちは本当に、ただ作品を届けるだけなんです。でも、大変な作業ですよ。チャーリーは、スタントやその他をこなさなければならないので、常にトレーニングをして、様々なことを学んでいるので、とても素晴らしい。でも、シーンは最高だよ。具体的なことは避けたいけど、違う番組だし、違う番組のように感じるとしか言いようがありません。」とコメントしました。

ドノフリオさんはNetflix版とMCU版がまったく違うと肌で感じているようで、具体的に言えないという部分は脚本の面でもそう感じるシーンが含まれているのかもしれません。とは言え撮影クルーは大幅に異なるわけで、違いを感じるのも当然といえば当然な事です。

以前には二人の俳優がNetflix版から戻らないとも報じられていますが、一方でデアデビル役のチャーリー・コックスさんとキングピン役のヴィンセント・ドノフリオ以外にも帰ってくるキャラクターがいる可能性が注目されています。

なお、「ボーン・アゲイン」の撮影が予定されているシルバーカップイーストにはWGAストライキのためにピケが貼られており、撮影を中断中との事。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」は2024年春にディズニープラスで配信予定です。

ソース:Vincent D’Onofrio on Daredevil: Born Again Tone: “It’s Not the Netflix Show” (Exclusive)