ドラマ「シークレット・インベージョン」、2話のチェックしておくべきポイントをピックアップ

2023年6月28日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シークレット・インベージョン」シーズン1エピソード2「Promises(邦題:約束)」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

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約束

映画「キャプテン・マーベル」の映像から始まる今回のオープニング。1997年はその映画から2年後となります。

「キャプテン・マーベル」と同じく若返りCG処理が施されたフューリーの前にヴァーラというスクラル人が子供の背丈をした当時のグラヴィクを連れてきます。クリースクラル戦争で両親を失ったというグラヴィクですが、この時からすでに優秀な兵士としての才能を開花させていたようです。

フューリーはアベンジャーズ計画に先立って、地球の平和維持のためにこの頃からスクラル人を利用していたようですが、この時見返りとして約束していた「新しい故郷」が未だに果たされていない事が今回の侵略戦争に繋がっています。

ヴァーラ

ヴァーラ(Vaara)と名付けられたスクラル人はコミックにも登場していますが、その設定は異なっている可能性があります。コミックのヴァーラはクリーとスクラルのハーフであり、MCUでのスクラルの窮状を考えると敵の血を引くヴァーラが置かれている立場は相当危険であるはずです。

そしてヴァーラの声がシャーレイン・ウッダードさんのようだと海外ファンは指摘し、ヴァーラは今回のエピソードのラストで登場するフューリーの妻プリシラである可能性があるようです。エンドクレジットではパゴンやクリーガなど劇中で名前が呼ばれず、セリフも少ないスクラルの俳優名が明記されているにも関わらず、冒頭である程度の尺のセリフが用意されていたヴァーラがクレジットされていない事もこの仮説を裏付けているようにも考えられます。

もしヴァーラ=プリシラだった場合、さらにヴァーラがコミック通りのハーフだとすれば、クリーからもスクラルからも受け入れられない彼女が地球人のフューリーとくっつく事はある意味いい選択と言えるかもしれません。

©MARVEL,Disney

1話の続き

1話のラスト、ロシアでのグラヴィクのテロのシーンの続きから物語が再開し、フューリーは拘束、そして「俺はアメリカ人だ!」と叫ぶスクラル人(1話にてアメリカの反ロシア組織AARの人物をコピー)も彼らの計画通り逮捕され、両国間の緊張が高まっていきます。

知らない事ゲーム

幼少期の母親との思い出を振り返る中で、有色人種専用車両の話を語るフューリー。1950年生まれの設定に基づいた上で、現実にあった歴史的背景を取り込んでいます。施設やサービスでの人種差別・隔離を禁止する公民権法が可決されたのは1964年の事です。

思い出話は母と列車の中で遊んだという「知らない事」を教えるゲームへと転じ、そこから物語の本筋、すなわちスクラルについて知らない事へと波及していきます。

ここで明かされるのは「100万人のスクラル人」と「ドロージ皇帝」。

スクラロス星がクリーに滅ぼされた時に逃げ延びた100万のスクラルが既に地球にいる事が明かされます。しかしスクラロスが滅びて約30年、今なお100万で人口増加していないのは不幸中の幸いと言えるのか、あるいは繁殖しているけれどタロスが今現在の数を把握していない可能性もあるかもしれません。

そしてMCUのスクラルにコミック同様皇帝の存在がある事も明らかに。ただしドロージ(Drogge)という皇帝はコミックには存在せず、かわりにドロージ(Dro’ge Fenu Edu)という科学者がコミックに登場しています。

コミックのドロージ博士は宮廷科学司祭長であり、捕虜だったイルミナティのメンバーのDNAを採取し、スーパースクラルの人工製造研究にあたっていました。この研究は女王ヴェランケのもとで地球侵略のために使用され、様々なヒーローの能力を持つスーパースクラルが戦力として投入されました。

フューリーとタロスの口論はヒートアップし、先程の人種差別問題と絡めて「地球人同士でも共存出来ていない」「他種族を受け入れる余裕はない」と決定的な言葉を発し、二人は別行動となってしまいました。

「シークレット・インベージョン」以前ではタロスらスクラルがフューリー、そして地球のために動く様子がこれまでに描かれていたわけで、約束どおりスパイや兵士として協力していたにも関わらず、フューリーからの約束が果たされていない状況が続いています。

新たな故郷が見つからない事や、S.A.B.E.R.へと姿を消していた事に関する納得の行く説明は現状ではされることなく、フューリーにもまだ何か秘密が隠されている事が伺えます。

エリザベス・ヒル

マリアの遺体がアメリカへと受け渡され、母親のエリザベスが登場しています。フューリーとは旧知の仲のようであり、軍からは何も教えてもらえないことに怒りと苛立ちを見せました。娘の死を無駄にしないようフューリーに忠告し、エリザベスは去っていきます。

コミックのマリア・ヒルの母親は故人であり名前も与えられていない事を考えると、エリザベスの役割にまだ先がある可能性は低いかもしれません。

しかし先日はマリア・ヒルが「ザ・マーベルズ」に登場するとも報じられ、謎を呼んでいます。その記事でも復活の方法についていくつか指摘はしましたが、我々視聴者は今回棺を見ただけでその中身の確認は出来ていません。マリア・ヒルが本当に死んだのかどうか、まだしばらくの間、視聴者は悩まされる事になるようです。

スクラル評議会

モスクワでの事件についてのニュース報道のシーンが挿入され、グラヴィクとガイアはスクラル評議会の場へ到着。そこではさきほどのニュース映像で見た顔が席を占めていました。

イギリスの首相パメラ・ロウトンとNATOの事務総長セルジオ・カスパーニ、キャスターのクリス・スターンズとジャック・ヒュンビン、そしてシャーリー・セーガー。

テロに対するお咎めを受けるグラヴィクは「これは戦争だ」と反論し、どのみち人類は自滅すると予告、前の戦争(クリーとの戦争)と違って今回は負けないとも主張しました。また、アベンジャーズが介入してきた際の考えもあると言います。

この演説の後、イギリス首相パメラになっているスクラルはグラヴィクを将軍に任命、評議会のメンバーはシャーリーを残してみなレジスタンス側につくことになりました。

シャーリーはスクラルが家をなくしたことについて、戦いから逃げたからではなく、戦いを求めすぎたせいだとして戦争反対を表明しますが、グラヴィクからは「あなたが100人いれば宇宙全体を乗っ取れた」と評され、元々は強力な戦士であった可能性がほのめかされています。

ちなみに、以前に映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」でフランスがヴィブラニウムを奪うためにワカンダに傭兵を送ったというシーンに対してフランス政府が声をあげました。

もちろん作品上の話でありフランスがそういう国だと視聴者が受け取ったとは思えませんが、フランスの権力の奥深くにもスクラルが入っていたという表現だったのでしょうか。そして今回イギリスからも何か言われたりするのでしょうか。

ニュー・スクラロス

グラヴィクが将軍となったことがすでに知れ渡っているのか、ニュー・スクラロスに戻った際には拍手で迎えられる一行。

グラヴィクの前に「感謝します」と出てきた女性は1話にも登場していた人物。「君がいたから成功した」という言葉の裏には何が秘められているのでしょうか。

イルメナ・チチコワさんが演じるこのキャラクターは、クリーガ(Kreega)という名前であることがクレジットからわかります。

コミックのクリーガはスーパースクラルであり、それとグラヴィクの言葉を合わせると、ドラマのクリーガはこの後登場する怪しげな研究の被験者であり、初の成功例である事が考えられそうです。

緊急会合

イギリスとEUはモスクワ事件を重大とみなしアメリカに説明を求めますが、リットソン大統領のかわりにサミットに現れたのはジェームズ・ローズ大佐。挑発的な態度でアメリカの関与を否定しつつ、フューリーとマリア・ヒルについて「私人」だと説明するのは、1話での大統領への報告とやや異なる側面を見せています。

ここで「私人」だと強調されたのはこの面倒くさい説明を回避するためのローディの方弁である事が伺えますが、逆に言えばフューリーがアメリカ政府所属の組織の人間であり、そしてその詳細を他国が把握していないという証明でもあります。

ここは興味深いポイントで、すなわちS.A.B.E.R.はアメリカの組織である可能性がかなり高くなっています。

MCUにおいて一時期はソコヴィア協定によりアベンジャーズが国連管理下におかれる事になりましたが、その協定も「シーハルク」で廃止されていた事が判明。

もしアベンジャーズを再びアメリカ政府が管轄しているのだとすれば、かつて「シビル・ウォー」でスティーブ・ロジャースが懸念していたように「政府の意見は変わる」時が訪れ、再びシビル・ウォーが発生してしまう可能性もありそうです。

フューリーとローディ

「警護のものについてどのぐらい知っている?」とスパイである可能性をフューリーがちらつかせると、ローディはH.Y.D.R.A.について言及しますが、やがてそれがスクラルの話である事を察します。

会話の中で登場したアレクサンダー・ピアースはフューリーとは旧友でS.H.I.E.L.D.の理事でしたがその正体はH.Y.D.R.A.でした。H.Y.D.R.A.がS.H.I.E.L.D.になりすまして世界を牛耳ろうとしていた映画「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」は「前回のシークレット・インベージョン」とも言える内容で、根本的に似通ったテーマになっています。

この脅威に対して「友人たち(アベンジャーズ)を呼ぶか?」と提案するローディにフューリーは「姿をコピーされてテロリストにされてしまう」と反対。ローディは機密文書を読んでペンタゴンがスクラルを警戒していたとまで理解していたにも関わらず、この一連のシーンでの発言はなかなか呑気なのが気になる所。

1話で「老いた、先が読めなくなった」と散々言われていたフューリーですが、アベンジャーズを出動させる事が危険であるとグラヴィクの読みを察しているようで、これは俺の戦争だと言い放ちます。

スクラル人の強化

ソーニャ・ファルズワースのシーンに切り替わり、逮捕されたマーティン・ウォレスことスクラル名ブローガンに対する拷問へと移行しました。「人に唾かけちゃいけないってママに言われなかった?」と交代を告げたファルズワースは唾をかけるほうがマシなような拷問でもって、マーティンになりかわったスクラルからグラヴィクがスクラルの強化を進めている事を吐かせました。

この一連のシーンはなかなかショッキングな映像になっており、これが理由かどうかは不明ですが、アメリカ、カナダなどでは本作品は14歳以上のレーティング、ヨーロッパ方面では16歳以上のレーティングとなっています。なお、日本では12歳以上とされています。

ダルトン夫妻

ケイティ・フィネランさん演じるローザ・ダルトンとマーク・ベイズリーさん演じるビクター・ダルトンは地球上で異星人や強化人間のDNAサンプルを集めて研究している事が判明。

この夫婦はコミック版には登場しないキャラクターで、前述したドロージ(Dro’ge Fenu Edu)博士の設定をこの二人が受け継いでいると見られます。

ガイアが見たリストではグルート、カル・オブシディアン、フロストビースト、エクストリミスのサンプルが採集済みな様子。

©MARVEL,Disney

グルートは「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」のワカンダか「アベンジャーズ/エンドゲーム」のアベンジャーズ・コンパウンド(ニューヨーク州北部)でのサノスとの決戦に参加しており、そのどちらかで折れた体組織などが採集されたようです。特に「インフィニティ・ウォー」のラストでサノスがヴィジョンのストーンを狙った際には蔦を巻き付け、サノスに引きちぎられていたので、それがスクラルに回収された可能性は高いでしょう。そしてそれが回収されている事実はワカンダにスクラルが潜入している証拠でもあり、エヴェレット・ロスがコピーされている事や、ワカンダのヴィブラニウムが何故か流出し続けている問題にも関係しているかもしれません。

カル・オブシディアンもグルートと同じ場所に登場するサノスの部下ブラックオーダーの一人ですが、パソコンには腕が映っていることから、「インフィニティ・ウォー」の冒頭でアイアンマン、ドクター・ストレンジ、ウォン、スパイダーマンらと戦った時にウォンのポータルによって切り落とされた腕が回収されたと推測されます。

フロストビーストは「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」のポストクレジットシーンにて、ヨトゥンヘイムの魔獣がロンドンの通りで無邪気に鳥を追いかけ回す映像がありました。その後がどうなったのかは描かれていませんでしたが、最終的には博士たちのもとに届いていたようです。S.H.I.E.L.D.が回収したものを潜んでいたスクラルが博士のもとへ送ったのでしょうか?

エクストリミスは「アイアンマン3」に登場した技術ですが、シャン・チーの地下闘技場にもこの被験者が登場しており、該当者から何らかの方法で採取してきたと見られます。

「シークレット・インベージョン」の予告でグラヴィクがグルートのように腕を伸ばしていたのは、このDNAが適応された強化スクラルになっている事を示唆しています。

©MARVEL,Disney

また、ガイアが当初噂されていたようにコミックのアビゲイル・ブランドの役割を担うのだとすれば、彼女の発火能力に通ずるところがあるエクストリミスを獲得するかもしれません。

カル・オブシディアンとフロストビーストはMCUの中でその特性が詳細に描かれたわけではないため、どのような能力を獲得できるのかは不明です。考えられるのはカルの岩のような外見を基にした高い防御力と、フロストビーストの氷を操るかもしれない能力からアイスシールドで身を守ったり、身体を氷状態にして透明化出来るかもしれません。

この4つの能力はすなわちファンタスティック・フォーの代替品であり、コミックで最も有名なスーパースクラルがファンタスティック・フォー全員分の能力を一人で持っていることへのオマージュである可能性が高そうです。

©MARVEL

プリシラ・フューリー

2話のラストではシャーレイン・ウッダードさん演じるプリシラ・フューリーが登場。過去の報道でフューリーの妻であることは分かっていましたが、同時にS.W.O.R.D.のエージェントであるとも言われていました。

今回は紹介のみにとどまり、プリシラに関することはほぼ何も分かっていません。コミックに存在しないキャラクターですが、フューリーの妻という立場上大きなカギを握っている可能性が高そうです。

プリシラが冒頭のヴァーラだとすれば結婚時期はさておきながら、タロスと同時期からの付き合いであるはずで、本作における数少ない信用できるキャラクターと思いたい所です。

なお、フューリーはプリシラがスクラル人である事を知っているかどうかという問題について、監督は「元の脚本では知っている予定でした。しかし、撮影中に『知らない方が面白いかもしれない』と思い、視聴者が『どっちなんだ?』と感じるように編集しました」と明かしています(Deadlineより)。

ガイアの怪しい行動

1話の最後のガイアは別のスクラルがなりすましている可能性も考えていましたが、2話冒頭からはそれが本物のガイアであった事が示唆され、事件に関して特に後悔などの様子を見せることもなく、レジスタンスとして活動しているような描写になっています。

しかしニュー・スクラロスに戻った時はグラヴィクを終始目で追い、ダルトン博士のラボを覗き見、そしてパソコンで情報収集するなど、まるでスパイのような行動も見せています。

また、グラヴィクに「腰抜けじゃ娘を送り込めない」とスパイを疑われた後はセーフハウスの位置をロシア当局にリークし、ブローガンに疑いをなすりつけてしまうなど、やはりフューリーやタロスの味方である事も匂わせています。果たしてどちらの顔が真実なのでしょうか?


ドラマ「シークレット・インベージョン」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第3話は 2023年7月5日16時 より配信予定です。

ポケモンGOのナイアンティックがLAスタジオ閉鎖、「マーベル ワールド・オブ・ヒーローズ」は開発中止へ

「ポケモンGO」や「モンスターハンター ナウ」の開発を手掛けるナイアンティック社が230人の人員削減とロサンゼルスのゲームスタジオの閉鎖を発表し、開発中だった「マーベル・ワールド・オブ・ヒーローズ」とNBAのゲーム1本の合計2タイトルの中止も発表されました。

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2022年の9月の「D23 Expo」で発表された「マーベル・ワールド・オブ・ヒーローズ」でしたが、発表から1年を待たずして、開発会社の経営状況の悪化が原因でプロジェクトが中止になりました。

発表とともに公開されたティザー映像ではポケモンGOなどと同様に実際の地図とGPSを用いた拡張現実ゲームとなっている事が分かっていましたが、実際のゲーム画面をファンが知る事もないまま、今回中止が決定されました。

今後ナイアンティックはポケモン、ピクミン、ペリドット、モンスターハンターの4つに当面集中していくようです。

ナイアンティック社の声明の全文(英語)は下記リンクよりご確認いただけます。

ソース:Niantic Organizational Update

映画「LOGAN」のスピンオフ「X-23」が正式に中止へ

20世紀FOX制作のマーベル映画「LOGAN/ローガン」のジェームズ・マンゴールド監督が Youtube番組 でのジョシュ・ホロウィッツさんとのインタビューの中で、スピンオフ映画「X-23」のプロジェクトが完全になくなっている事を認めました。

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インディ・ジョーンズ最新作を手掛け、プロモーションの最中だったマンゴールド監督は番組中に「X-23」について質問された際、「ローラの続編のプロデューサーにはなりません。でも、(公開されたら)木曜日の夜10時には並んで見るよ。彼女はまさに驚異的なんだ。」と演じたダフネ・キーンさんを高く評価しながらも、スピンオフ計画がなくなっている事を明かしました。

2017年に「LOGAN/ローガン」が公開された後、経済的・批評家的成功を受けて、ジェームズ・マンゴールド監督はX-23/ローラを主人公にしたスピンオフ映画の「脚本を執筆中」であることを The Hollywood Reporter を通じて明らかにしていました。

その脚本についても「物語を作り始めたけど、それをユニバースだとは思っていません。ただキャラクターが好きでした。ダフネ(・キーン)はとてもまぶしい女優だと思ったんです。私は、私たちがあの映画で11歳の少女に課した重みの大きさについて考えたんです。」とコメント。完成には至っていないとしました。

また、このスピンオフはディズニーのFOX買収の犠牲だと思うかと聞かれた監督は「その時点ではディズニーは、FOXとマーベルのユニバースを接続することにはまったく関心がなかったんだ。しかし、物事はどのように変化するのだろう?」と、それを認め、最近の変化にも関心がある事を明かしました。

監督が「X-23」に取り掛かっていると発言したのは2017年10月の事で、しかし同年12月には買収の話が報じられていました。

当時のFOXはX-MENとファンタスティック・フォーのクロスオーバー映画、チャニング・テイタムさんのガンビットの映画、デッドプールスピンオフのX-フォース映画、ドクター・ドゥームのソロ映画、ニュー・ミュータンツの続編映画などいくつかのプロジェクトが進行していましたが、これらは「X-23」と同様に消えていくことになりました。

2020年、ダフネ・キーンさんはインタビューにてローラの再演を希望していると発言し、「デッドプール3」がMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)として制作される事が自身を幸せにしていると語っています。

現在18歳のダフネ・キーンさんは「ローガン」当時と比べるとすっかり大人になった印象ですが、成長したローラを演じる事に問題はなさそうです。

今のところダフネ・キーンさんがMCUにキャスティングされているという噂はありませんが、ディズニープラスで2024年配信予定のドラマ「スターウォーズ:アコライト」へキャスティングされており、ディズニーとは良好な関係にある事がわかっています。

「デッドプール3」では数人のミュータントのカムバックが報じられていますが、ダフネ・キーンさん演じるX-23は「デッドプール3」やそれ以降でMCUに合流するのでしょうか?

映画「LOGAN/ローガン」はディズニープラスで配信中、映画「デッドプール3」は 2024年5月3日 米国で劇場公開予定です。

マーベルが「ラブ・アンリミテッド」でキャプテン・マーベルとローディの恋の再燃を描く

マーベルがスマホ向けアプリ「マーベル・アンリミテッド」で展開中の恋愛アンソロジー「LOVE UNLIMITED INFINITY COMIC #55」にて、キャプテン・マーベル/キャロル・ダンヴァースとウォーマシン/ジェームズ・”ローディ”・ローズのラブストーリーに再挑戦しています。

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ショーン・マッキーヴァーさんとロレンツォ・スージさん、ピート・パンタジスさんが手掛ける本作では、キャプテン・マーベルとウォーマシンの恋に再注目し、二人の宇宙バケーションを描くと言います。

キャプテン・マーベルとウォーマシンの関係は、多くの浮き沈みを経験してきました。そして二人の関係は大きな問題に直面しています。これは特にローディが睡眠恐怖症に悩まされているからです。親友のトニー・スタークとスパイダーウーマンに相談しても、その憂鬱は晴れません。宇宙を横断する豪華なバケーションで2人の愛が再燃するかも?それとも、この関係はついに燃え尽きてしまうのか?

このカップルはコミックで約10年に渡って関係を続けてきましたが、「シビル・ウォー2」でサノスがキャプテン・マーベルとトニー・スタークを争わせるためにローディを殺害して以降、復活したローディは睡眠恐怖症に悩まされていました。

これが原因でなかなかうまく行かなかった二人の恋愛ですが、今回この宇宙休暇にてどのように展開していくのでしょうか。

なお、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)にはこの二人の関係は明確には持ち込まれていませんが、「アベンジャーズ/エンドゲーム」では二人が目配せするシーンなどもあり、何かがあるかもしれない事をほのめかしています。また、MCUではフューリーを基準に最初の友人がキャプテン・マーベルであり、最後の友人がウォーマシンに設定されているのも含みを持たせています。

マーベルの公式サイトでは本コミックのプレビュー画像が数点公開されています。

ソース:‘Love Unlimited’: Captain Marvel and War Machine Go on Vacation

ディズニーが「ロジャース:ザ・ミュージカル」のトレーラーを公開

ディズニーパークスの公式Youtubeチャンネルにて、「ロジャース:ザ・ミュージカル」の予告映像が公開されました。MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」に登場した同名の劇中劇を実際のミュージカルにしたもので、映画「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」と映画「アベンジャーズ」を中心に構成されています。

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現地時間の30日、日本時間の明日初演となるファン待望のこのミュージカルは 8月31日までの期間限定イベントとしてディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パークにて上演。「ホークアイ」でデビューした楽曲「Save the City」に5つの新曲を加えたロングバージョン(約30分)の舞台となっています。

このショーにはディズニー・ライブエンターテイメントの作家ハンター・ベルさんとグラミー賞受賞の才能を持つクリストファー・レナーツさんが制作に参加。ディズニーはショーのためにバーチャルキューシステムを運用する予定で、限定上演中に非常に高い人気が予想されると現地メディアは報じています。

現在のところ、カリフォルニア以外のパークでの上演予定については不明です。

映画「ヴェノム3」、トム・ハーディさんのSNSに注目が集まる

ソニー・ピクチャーズが現在撮影中のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「ヴェノム3」の主演を務めるトム・ハーディさんのinstagramに注目が集まっています。SNS上に投稿された最新の写真は過去作との繋がりを示しているようです。

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スペインのロス・マテオスのカルタヘナ地区で撮影中のトム・ハーディさんは自身のインスタに以下のような写真を投稿。

from Instagram

ここに写っているトム・ハーディさんの衣装は「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」のラストから「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」で着用していたものと同じものになっているようです。

©Sony,MARVEL

先日、ロケ現場で目撃されSNSに出てきた動画でも同じ服装ではないかと見られていましたが、このインスタ写真と新たに別のユーザーが投稿した動画によって、やはり「ヴェノム3」は「ノー・ウェイ・ホーム」から直接続くシーンが含まれている事が予想されます。

「ノー・ウェイ・ホーム」ではドクター・ストレンジの魔法によって呼び寄せられたヴィランとスパイダーマンが元の世界に強制送還される事になりましたが、「モービウス」のバルチャーや「アクロス・ザ・スパイダーバース」の事を考えると、エディ・ブロックとヴェノムは本当に元の世界に戻ったのかどうかを含めて、今後の展開に注目となりそうです。

「ヴェノム3」は今後、9月までの3ヶ月の撮影が予定されていると報じられており、「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」の脚本を担当したケリー・マーセルさんが監督に、脚本もこれまで同様マーセルさんが主導し、トム・ハーディさんも参加しています。

キャストのニューフェイスとして、ジュノー・テンプルさんがキャスティングされている他、先日はMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドクター・ストレンジシリーズでモルドを演じたキウェテル・イジョフォーさんのキャスティングが報じられました。しかし、イジョフォーさんがモルドを演じるのか、そうでない別のキャラクターを演じるのかについては公式の発表はありません。

映画「ヴェノム3」の公開日は未定です。

アンソニー・マッキーさんがブラックパンサーを演じたいとマーベルに手紙を送っていた事を明かす

マーベル・スタジオが撮影を行っているMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」で主人公キャプテン・アメリカ/サム・ウィルソンを演じるアンソニー・マッキーさんが、実はブラックパンサーを演じたかったと、海外メディア Inverse とのインタビューの中で明かしました。

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2014年の映画「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」でファルコン/サム・ウィルソンとしてMCUデビューしたアンソニー・マッキーさんは元々はブラックパンサーをやりたかったと明かしました。

「ブラックパンサーについてマーベルに何度も連絡していたんです。2010年代初頭に手紙を書いていました。どうにかしてブラックパンサーを作らせる方法を探していたんです。そして僕はブラックパンサーになりたかったんだ、だって僕はブラックパンサーが大好きだったから。」

しかし当時はまだ「ブラックパンサー」の計画はなく、マーベルからのオファーの瞬間を次のように振り返りました。

「忘れもしない、ジョー・ルッソ(監督)がこう言ったんです。『君に出演してもらいたいんだ。君がどんなキャラクターを演じるのか、他に誰が出るのかは言えない。出てくれるか?』それで終わったんです。そして『やりますよ。僕は君たちが好きなんだ。』と答えました」

このオファーを受けたことでアンソニー・マッキーさんはブラックパンサーを演じる機会を失う事になりましたが、それでもまだ可能性がないわけではありません。

「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」ではマリア・ランボーのキャプテン・マーベルが登場しましたし、無限のマルチバースからアンソニー・マッキーさんが演じるブラックパンサーが登場する可能性も僅かながらに残されています。

とはいえサム・ウィルソンはキャプテン・アメリカになったばかりであり、「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」を皮切りに、しばらくはキャプテン・アメリカとしての物語に集中する事になるでしょう。

映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」は 2024年7月26日 米国公開予定です。

ソース:INVERSE

映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」、アンソニー・マッキーさんがロスとの関係について語る

マーベル・スタジオが撮影中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」の主演を務めるアンソニー・マッキーさんが、海外メディア Inverse とのインタビューで、本作に登場するハリソン・フォードさんが演じるサンダーボルト・ロスに関する情報を提供しました。

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マッキーさんはサム・ウィルソンとサンダーボルト・ロスの関係について「僕たちはかなりの時間を一緒に過ごしました。ロスとキャプテンは常に友人であり、互いを尊敬し合う関係でしたが、常に頭をぶつけ合っていました。それがストーリーの中での二人の関係です。」と述べました。

また、ハリソン・フォードさんとの共演について、「初日はとても緊張しましたよ。自分のセリフが覚えられませんでした。彼はハリソン・フォードだ。オーラがある。でもとてもクールな男だから、すぐにそれを払拭してくれました。彼は映画スターのあるべき姿そのものです。彼が『このクソ映画を撮ろう』って言えば、それでみんな『よし、このクソ映画を撮ろう』ってなるんです。」とのエピソードを語りました。

「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」では「インクレディブル・ハルク」よりティム・ブレイク・ネルソンさん演じるサミュエル・スターンズがヴィランのリーダーとして戻ってくる事が公式より発表され、リヴ・タイラーさん演じるベティ・ロスも戻ってくると報じられています。

ヴィランがリーダーである事に加えて、サーペント・ソサエティ忍者集団ザ・ハンドなどが登場する可能性もロケ現場より示唆。その上でコミック通りサンダーボルト・ロスがレッドハルクになる可能性についても考えられています。

これら多数のヴィランを相手に新たなキャプテン・アメリカとファルコンの二人で対処していくのか、それともヒーローサイドにも特別な協力者が登場するのかといった点も今後の注目ポイントになっています。

映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」は 2024年7月26日 米国公開予定です。

ソース:INVERSE

映画「クレイヴン・ザ・ハンター」、米公式サイトがスパイダーマンとのクロスオーバー計画を認める

ソニー・ピクチャーズが制作するSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「クレイヴン・ザ・ハンター」の主人公クレイヴン・ザ・ハンター/セルゲイ・クラヴィノフとスパイダーマンが将来的にクロスオーバーする可能性を、本作の公式ウェブサイトがほのめかしています。

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「クレイヴン・ザ・ハンター」のアメリカ公式サイトではトップページの下部に本作のインフォメーションが紹介されており、物語の概要として「『クレイヴン・ザ・ハンター』は、マーベルを象徴する悪役の1人が、どのようにして、そしてなぜ誕生したのかを描く直感的な物語である。スパイダーマンへの悪名高い復讐の前が舞台で、アーロン・テイラー=ジョンソンがR指定映画で主人公を演じる。」と紹介。

今後、本作以降でスパイダーマンに対して復讐していく計画がある事を示唆しました。

先日は主演のアーロン・テイラー=ジョンソンさんがスパイダーマンを挑発するような投稿をしており、テイラー=ジョンソンさんは既にこの「復讐劇」の実写化プロジェクトに関して何かを知っているのかもしれません。

「クレイヴン・ザ・ハンター」の後にはスパイダーマンと同様の能力を持つ女性ヒーローたちを描く「マダム・ウェブ」が控えている事、そして現在撮影中で「マダム・ウェブ」の後に公開される「ヴェノム3」でスパイダーマン登場の噂がある事で、多くの海外ファンはこの「クレイヴン・ザ・ハンター」から本格的にSSUへのスパイダーマン導入が始まっていくのではと考えているようです。

以前に「モービウス」のダニエル・エスピノーサ監督は「モービウス」と「ヴェノム」のユニバースが同じであると明かした上で、映画に登場しないだけでトニー・スタークやファンタスティック・フォー、そして当然スパイダーマンもどこかにいると語っていました。

これが監督の個人的意見なのかソニーの公式設定なのかは不明ですが、SSUのスパイダーマンがどうなっていくのか、今後の計画には注目です。

ソース:公式

【噂話】ドラマ「ホークアイ」シーズン2が計画中か

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」のシーズン2の開発が進行中ある可能性を、海外スクーパーのダニエル・リヒトマン氏が自身の Patreon にて報告しました。

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リヒトマン氏はヘイリー・スタインフェルドさん演じるケイト・ビショップに関して大きな計画があるようだとし、「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」と「ホークアイ」シーズン2での再登場が話し合われていると言います。

コミックで二代目ホークアイを務めるケイト・ビショップですが、ドラマのシーズン1ではまだまだ弟子入りスタートという段階であり、シーズン2はあって然るべきとも考えられていました。

先日はヘイリー・スタインフェルドさんが別のプロジェクトへカメオ出演するという噂も報じられ、ケイト・ビショップに関して何かが動き出しつつあるようでもあります。

2022年8月、ディズニーのラテンが「フェーズ5ではケイト・ビショップが重要になる」と投稿するも即刻削除された事がありました。

「ホークアイ」シーズン2がフェーズ5内に実行される可能性は現時点で低いようにも思えますが、2027年の「シークレット・ウォーズ」までには十分時間があり、今後この噂話がどのように展開していくかは注目となりそうです。

ドラマ「ホークアイ」シーズン1はディズニープラスで配信中です。