ドラマ「ロキ」シーズン2、1話のチェックしておくべきポイントをピックアップ

2023年10月6日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」シーズン2エピソード1「Ouroboros(邦題:ウロボロス)」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

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征服者カーン

元のTVAにはなかったカーンの巨大な像がそびえ立っていますが、この像が着用している鎧のデザインはシーズン1の在り続けるものとも、映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」のカーンのものとも異なります。

シーズン1ではシタデルで面会し、シルヴィによって殺害された在り続けるものがTVAを創設した事がわかっていますが、今回のエピソードを見る限り、シーズン1当初に考えられていた「ロキは別のマルチバースのTVAに飛ばされた」理論ではなく、「TVAの過去に飛ばされていた」と考えられそうです。

この像はシーズン1の在り続けるものなのか、「クアントマニア」でみたカーンなのか、それともまた別のカーンなのか、そしてその謎だらけのTVAを今シーズンでも探求していく事になりそうです。

©MARVEL,Disney

ケイシー

シーズン1でインフィニティ・ストーンを文鎮代わりに使っていたケイシー。このケイシーはヘッドフォンで Staying Awake ポッドキャストを聞いていると、配信前のスニークピーク映像(2分20秒頃)から思われていました。ドラマ「ムーンナイト」シーズン1の1話でスティーヴン・グラントが就寝前に聞いていたもので、「Solving puzzles is a great way to keep your mind…(パズルは目が冴える優良な方法です)」と言っています。

しかし配信された実際の配信映像では「Calm your mind and relax(心を鎮めて、リラックス)」という音声に差し替えられています。

もともと「ムーンナイト」と「ロキ」シーズン2の監督が同じ事によるイースターエッグだと考えられていたこの部分ですが、音声が差し替えられている事でイースターエッグとして成立していません。しかし奇妙な事に米メディアの1話に関する記事に目を通しても、「これはムーンナイトのイースターエッグだ」と書かれているばかりで、「ディズニープラス版は違う」と言及しているのは GamesRadar ぐらいでした。

差し替えられた理由については不明で、今後の監督インタビュー等で理由が明らかになるかもしれません。

クリネックス

X-5との会話の中でメビウスは、「ジェットスキーは水上バイクの商品名だ。」と説明。その後「クリネックスと同じだ」と例え話をしていますが、これが日本人には少し馴染みが薄いものになっています。

ジェットスキーはカワサキの登録商標であり、商品名。しかし、しばしば水上バイクは全般的にそう呼称されています。同様にクリネックスはキンバリークラーク社のティッシュペーパーの商品名で、アメリカではティッシュを総称してクリネックスと呼ぶ事が多い事からくる例えです。

日本でわかりやすい例えにするなら絆創膏全般をバンドエイドと呼んだり、ゲーム全般をファミコンと呼んだりすることでしょうか。後者はかなり減っていると思いますが。

ドックス将軍とギャンブル判事

二人のキャラクターは原型となっているであろうキャラクターがコミックに存在しています。

ドックス将軍はミスター・パラドックスというTVA職員が存在し、「シーハルク」などで判事として登場しています。

ギャンブル判事に関しては、コミックにジャスティン・アルフォンス・ギャンブルという元TVAのエージェントが存在し、ルーク・ケイジやアイアンフィスト、デッドプールなどと面識がありました。

しかし今回のエピソードを見る限り、コミックの設定はほとんど関係がなさそうです。

TVAに時間は存在するのかしないのか問題

メビウスは「TVAに過去はない」と主張するものの、メビウス自身、「前」や「今」といった表現を使いますし、食堂には「ランチタイムは17分以内で」と書かれており、カートで壊れた床は「ずっと前」からだとケイシーは言っていました。シーズン1ではミス・ミニッツも「時間を無駄にせず」や「昔々」という表現を使用していました。

この後のウロボロスとのシーンでもメビウスは「3とか4(年)ぶり?」と過去があった事をほのめかしています。

とにかく、メビウスの時間に対する認識がかなり曖昧であるのが気になる所。ロキが推測している「TVA職員は何度も記憶を消されている」事が影響しているのでしょうか。この理由は今後明らかになっていくのかもしれません。

ウロボロス

ウロボロスはギリシャ神話に登場する「死と再生」「不老不死」を象徴する、自分の尾を噛む円環状の蛇(あるいは龍)として描かれる存在で、北欧神話では同様の姿として描かれるヨルムンガンドが登場します。このヨルムンガンドは神話上はロキの子供である事、そして「死と再生」「不老不死」といったことはTVAを象徴するようなワードである事から、キー・ホイ・クァンさん演じるウロボロスには何か重大な役割があるのかもしれません。

ちなみにメビウスもメビウスの輪で知られている通り「無限」の代名詞でもあり、メビウスとウロボロス両者の仲がいい事も頷ける名前設定になっています。

タイムスリップとタイムトラベル

MCUにおいてタイムトラベルは「アベンジャーズ/エンドゲーム」で説明されましたが、タイムスリップ(時間移動)は今作で初登場となる要素。ウロボロスは「TVAでタイムスリップはしない。」とメビウスと似たような主張をしている事がさらに話をややこしくしています。

「エンドゲーム」でのブルース・バナーのタイムトラベル理論では過去を変えても自分が戻ってくる現在には影響せず、起こった事は起こったまま、起きていない事は起きていないまま、という話でした。しかし今作でのロキを悩ませているタイムスリップは過去での行動が現在に反映される形になっています。

「タイムトラベルで赤ん坊のサノスを殺しても何も変わらない」というのが「エンドゲーム」での障害となり、過去のインフィニティ・ストーンを持ち寄る事で事態を変えることにしたわけですが、タイムスリップであればベイビーサノスを殺して解決していたのでしょうか。

なんとも複雑になってきた「時間」に関する要素は残りのエピソードで納得行くようになるのか、注目です。

時間織り機

北欧神話やギリシャ神話では、しばしば運命を糸に例えてその織り機が登場します。今回登場したこの織り機はそこからインスピレーションを受けてデザインされたものだと考えられます。

そしてこの織り機への扉は20世紀FOXの映画「X-MEN」からインスピレーションを受けているようで、色以外はかなり似通っています。

「デッドプール3」にTVAが登場するという噂と何か関係があるのでしょうか?

シルヴィの登場

タイムスティックを失って予定通り自分を剪定出来なくなったロキが焦っている所に、電話の呼び鈴が。音に誘われた先のエレベーターからシルヴィが現れ、ロキの事を探していたのか「ここにいた!」と喜びの表情を見せます。

その直後にロキは何者かに剪定され、結果的に助かることになりました。

流れ的にはシルヴィが未来から助けに剪定に来たとも想像できますが、誰がどこから剪定したかは表示されていないため、別の人物による剪定の可能性も否定できません。

シルヴィはこのあとのシーンで登場しますが服装や髪型が異なるため、このシルヴィは残りのエピソードから繋がってくるシルヴィではないかと考えられます。ポストクレジットシーンのシルヴィは額の見える髪型や眉部分の傷等から、シーズン1の終わりから続いているシルヴィだと言えそうです。

©MARVEL,Disney

ザルタン派遣団とは

クレジットシーンで映される一冊の本。そのタイトルは「the Zartan Contingent」(ザルタン派遣団)となっています。

©MARVEL,Disney

コミックに Zartan が登場した痕跡は全米のコミックファンも思い当たらないようで、SNS上では激しく議論が交わされています。

現状でもっともらしい理論はコミックの Xartan のスペルを発音しやすいように変更したものではないかというもの。

コミックに登場するザルタン人(Xartan)は、はるか太古の時代、惑星ザルタに生息していましたが、セレスティアルズによってザルタン・ディヴィアンツが創造されました。オリジナルとディヴィアンツの間で戦争が勃発し、その結果ディヴィアンツ側が支配権を握ることになりました。ザルタン人たちはその後しばらくして地球への侵攻を開始しましたが、これはソーによって阻止されました。

セレスティアルズによって改造されたザルタンたちはスクラルと同様のシェイプシフト能力と透明化能力を使用できる完璧なアサシンであり、短期間の真空にも耐えうる肉体を持っていました。

reddit ではロキ、シルヴィ、メビウスの誰かがザルタンで最後に裏切るのではないかとも考察されています。その他、この本が出るシーンはウロボロス役のキー・ホイ・クァンさんがクレジットされているシーンであり、ウロボロスを怪しむ声も出ています。

もちろん、本当に意味がない小道具に過ぎないとする説も忘れてはなりません。

ポストクレジットシーン

1982年のオクラホマ州ブロクストン。

この地はコミックにおけるリトル・アスガルドがある場所で、シルヴィの基になっているキャラクター、エンチャントレス/シルヴィ・ラッシュトンが生まれた(ロキに創造された)場所でもあります。彼女は短期間ではありますが、ヤング・アベンジャーズに所属していました。

ただし、MCUのシルヴィはシルヴィ・ラッシュトンとレディ・ロキをミックスさせたオリジナルのキャラクターであり、コミックのシルヴィ・ラッシュトンのようなティーンではないのでヤング・アベンジャーズへの参加はおそらくないでしょう。シーズン1でケイリー・フレミングさんが演じた回想シーンのティーンのシルヴィに戻るような事があれば、可能性はあるかもしれません。

マクドの店員がすすめたチキンマックナゲットは丁度この頃に実際にデビューしています。日本語wikiでは1983年にアメリカで販売開始となっていますが、これは誤りというか情報不足で、英語wikiその他資料によると、1979年に開発が始まって、1980年3月15日、テネシー州ノックスビルで初めて販売。これについては日本マクドナルドのホームページでもそう書かれているため、日本語wikiの精度の低さが伺えます。以降、商品の改善をしながら順次エリアを拡大し、1983年には全米のマクドナルドで販売されているようです。

ちなみに1982年のオクラホマで販売されていたかどうかは確認出来ませんでしたが、ここは分岐時間軸であるため、神聖時間軸とは多少異なる可能性があり、深く考える必要はないかもしれません。

シルヴィを演じるソフィア・ディ・マルティノーさんはこのシーンについて、「復讐を果たした彼女はお腹が空いていた」と解釈していると配信前のインタビューでコメントしています。


ロキとメビウスが命がけであたったタイムスリップ病の治療ですが、残念なことにこれで治っていない事を我々は最初のトレーラーを見て知っています。(トレーラーのシーンがなくなっている可能性もあります。)

2話ではまた新たな、そしてさらに危険な治療に取り組む事になるのでしょうか?

ドラマ「ロキ」シーズン2はディズニープラスで配信中、次回、第2話は 2023年10月13日10時 より配信予定です。

【噂話】映画「ブレイド」の脚本に関する続報によると、ゼロからのやり直しではないと言う

先日、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブレイド」の脚本が書き直されると報じられましたが、スクーパーの続報によるとそれはゼロからの再スタートではなく、現在完成している脚本の追加と修正作業に留まるようです。

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前回この話題を提供したダニエル・リヒトマン氏は追加の情報として、「『トゥルー・ディテクティブ』のクリエイターであるニック・ピゾラットが、マイケル・スターベリーの脚本を引き継いで開発中です。 脚本はゼロから書くのではなく、継続して書いています。」と報告しています。

現在設定されている 2025年2月14日 の公開日から逆算して2024年年明けには撮影に入りたい所だと考えられており、脚本が完全に書き直される場合はスケジュールが厳しくなるのではと予想されていました。しかし今回の報道どおりであれば、さほど問題はなさそうな印象です。

WGA のストライキは決着がついたものの、SAG-AFTRA のストライキは継続中であり、これが長く続くようであればどちらにせよ撮影に入る事は出来ません。脚本のスケジュールが確保されていたとしても、映画の制作が予定通りに進むかについてはまだいくつかの不安が残されています。

映画「ブレイド」は 2025年2月14日 米国劇場公開予定です。

ゲーム「マーヴル VS. カプコン 3」から開発中のスパイダーマンヴィランのデータが発掘される

2011年にカプコンから発売されたXbox360向けのゲーム「MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds」から、スパイダーマンのヴィランとして知られているドクター・オクトパスの開発中データの発掘に成功したと、モッダーが報告しています。

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モッダーの Xeno 氏はドクター・オクトパスのポートレート画像がデータ内にある事を発見し、その表示に成功したと報告。

また、別の投稿ではドクター・オクトパスに関する作業中のステージ、未完成の音楽、未使用のセリフなども発見された事を報告していますが、これらの再現には至っていないとの事。

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ」がヒットする1年前にリリースされたこのゲームのオープニングシネマは、マーベルとカプコンの日米人気キャラクターがクロスオーバーするハイクオリティな映像として当時話題にもなりました。

その後キャラクターなどを追加した「アルティメット マーヴル VS. カプコン 3」が発売されたものの、ドクター・オクトパスはそこにも登場しておらず、幻のキャラクターとなっていました。

なお、本作のゲームタイトルは誤表記ではなく「マーヴル」が正式な表記です。1990年代までは「マーベル」「マーヴル」「マーヴェル」といった表記ゆれがあり3種類の表記が混在していましたが、2000年代に入って日本法人が設立された際に公式が「マーベル」表記にしたため、現在はほぼ一本化されています。このゲームは1990年代に1作目が制作されている事もあり、タイトルの表記は当時のもの継承しています。が、続編にあたる「MARVEL VS. CAPCOM: INFINITE」はマーベル表記に変更されています。

映画「マーベルズ」、「シークレット・インベージョン」で紹介されたキャラクターが登場すると言う

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「マーベルズ」に、ドラマ「シークレット・インベージョン」で紹介されたキャラクターが登場する事が判明したと、海外メディア The Direct が報じました。

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記事によると、「シークレット・インベージョン」で存在が確認されたスクラルの皇帝ドロージをゲイリー・ルイスさんが演じていると言います。

コミックでは何人かのスクラル皇帝が登場していますが、「シークレット・インベージョン」シーズン1の2話でタロスの口から紹介されるまで、MCUのスクラルの社会がどのような構成になっているのかは不明でした。

コミックにおけるスクラル皇帝に同名のキャラクターはおらず、現状では名前しか紹介されていないキャラクターという事もあり、ドロージが「マーベルズ」の中でどのような動きをしていくのかは予測が難しくなっています。

「シークレット・インベージョン」ではクリーとスクラルの停戦会談が行われる事が予告されているためその場に登場する可能性は高いですが、コミックで長年戦争を続けている両者の関係を考えると、会談中に殺されるか、会談前に殺されて会談自体が中止になる可能性もありそうです。

とはいえクリー・スクラル同盟が地球と戦争するエピソードもあるコミックですからあらゆる可能性はあるわけで、「マーベルズ」でキャプテン・マーベルたちがヴィランであるダー・ベンを倒したあと、映画のエンディングシークエンスでアキューザーを失ったクリーと将軍タロスを失ったスクラルが手を組む可能性も排除は出来ません。

「シークレット・インベージョン」のラストではフューリーの妻であるヴァーラの心情しか描かれていないため、皇帝や一般的なスクラル人がフューリーや地球の事をどう考えているかはまったくわからないまま「マーベルズ」の物語に入っていく事になります。

「マーベルズ」のトレーラーにスクラル人が登場していないのも気になる所で、「シークレット・インベージョン」でのリットソン米大統領の宇宙人への宣戦布告がスクラルにどのような影響を与えているのか、皇帝の登場はそれを知るための本作の大きな鍵のひとつとなりそうです。

映画「ザ・マーベルズ」は 2023年11月10日 に劇場公開予定です。

ソース:Captain Marvel 2 Announces Casting of 1 Forgotten Secret Invasion Character

「アガサ:ダークホールド・ダイアリーズ」、「デアデビル:ボーン・アゲイン」、「アイアンハート」主要キャストと概要が判明

マーベル・スタジオが制作中のディズニープラス向けMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)ドラマ「アガサ:カヴン・オブ・カオス」(あるいは、「アガサ:ダークホールド・ダイアリーズ」)、「デアデビル:ボーン・アゲイン」、「アイアンハート」の主要キャストや概要が判明したと、海外メディア The Cosmic Circus が報じました。

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TCC はこれら3作品に関する米国著作権局に登録されている最新情報を抜粋して報告しています。

アガサ:ダークホールド・ダイアリーズ

アガサ:カヴン・オブ・カオス、アガサ:ハウス・オブ・ハークネスとも呼ばれていたこの作品の概要は以下の通り。

最初のエピソードでは、アガサ・ハークネスがついに囚われの呪縛から抜け出す様子が描かれています。彼女は以前の殺人的なやり方に戻るのが待ちきれませんが、自分が無力であることに気づくだけです。彼女にとって前進する唯一の道は、1人か2人の思いがけない友人の助けを借りて、自分の力を取り戻すための危険な冒険に乗り出すことだ。

監督:ジャック・シェイファー 

主要キャスト(敬称略):

  • アガサ・ハークネス:キャスリン・ハーン
  • リオ:オーブリー・プラザ
  • 名前非公開のティーン:ジョー・ロック
  • リリア:パティ・ルポーン
  • ジェン・K(ジェニファー・ケイル):サシール・ザマタ
  • アリス:アリ・アン

配信予定日:2024年11月2日

補足:ジョー・ロックさんはワンダの息子ビリーを演じると噂されています。また、ビリーがアガサと組んでいると報じられていた事は今回判明した概要と一致しているようです。

デアデビル:ボーン・アゲイン

全18話が予定されている「デアデビル:ボーン・アゲイン」の概要は以下の通り。

マーベル・スタジオが贈る「デアデビル:ボーン・アゲイン」は、長年のライバルであるマット・マードック(チャーリー・コックス)とウィルソン・フィスク(ヴィンセント・ドノフリオ)が、ニューヨークの人々のために暗黒の分身を捨て去ろうとするが、その過去に追いつかれてしまう。シリーズ最初のエピソードでは、「デアデビル」の世界が再び紹介される。

監督:マイケル・クエスタ

主要キャスト(敬称略):

  • デアデビル:チャーリー・コックス
  • キングピン:ヴィンセント・ドノフリオ
  • フランク・キャッスル:ジョン・バーンサル
  • ヘザー・グレン:マルガリータ・レヴィエバ
  • ダニエル・ブレイド:マイケル・ガンドルフィーニ
  • ヴァネッサ・フィスク:サンドリーヌ・ホルト
  • キルスティン・マクダフィー:ニッキー・M・ジェームス
  • BB・ユーリッヒ:ジェネヤ・ウォルトン
  • チェリー:クラーク・ジョンソン
  • バック・キャッシュマン:アーティ・フルーシャン
  • シーラ・リベラ:ザブリナ・ゲバラ

配信予定:2025年1月

補足:ジョン・バーンサルさん本人が暗に認めていたとおり、本作ではパニッシャーが戻ってくるようです。BB・ユーリッヒはNetflix版でキングピンに殺害されたベン・ユーリッヒと何か関係があるのでしょうか。バック・キャッシュマンはコミックのデアデビルと対決したヴィランで、ダニエル・ブレイド、シーラ・リベラはコミックに登場した事のないMCUオリジナルキャラクターのようです。

アイアンハート

2022年の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」でMCUでビューしているドミニク・ソーンのソロ作品。概要は以下の通りです。

マーベル・スタジオが贈る「アイアンハート」では、魅力的な10代の超天才リリ・ウィリアムズ(ドミニク・ソーン)がアイアンスーツを着てMITから故郷のシカゴに戻り、目の前に危険と冒険をもたらす糸を解き明かし始める。

監督:サム・ベイリー

主要キャスト(敬称略):

  • リリ・ウィリアムズ:ドミニク・ソーン
  • パーカー・ロビンス:アンソニー・ラモス
  • ジョー・マクギリクディ:オールデン・エーレンライク(表記ゆれ:アルデン・エーレンライク、オールデン・エアエンライク)
  • ナタリー・ワシントン:リリック・ロス
  • ゼイビア・ワシントン:マシュー・イーラム
  • ロニー・ウィリアムズ:アンジ・ホワイト
  • 謎の男:サシャ・バロン・コーエン
  • いとこのジョン:マニー・モンタナ
  • スラッグ:シア・クーリー

配信予定:2025年9月

補足:ジョー・マクギリクディはコミックに不在のキャラクター。演じるエアエンライクさんは出演が決まってロバート・ダウニーJr.さんと話をしたと言います。彼は「アイアンマン」のヴィランだったオバディア・ステインの息子エゼキエル・”ジーク”・ステインを演じるとも報じられていましたが、噂は噂だったのか、それともジークが作中で名乗る偽名のようなものかは不明です。

また、謎の男役のサシャ・バロン・コーエンさんは以前にメフィストを演じると報じられています。

メインヴィランはザ・フッドことパーカー・ロビンスで、彼が悪魔から奪ったアイテムよる魔法とアイアンハートのテクノロジーとの対決になるとされています。

アイアンハートの再登場はもともと「ワカンダフォーエバー」から1年後の2023年秋が予定されていましたが、最新の噂では映画「アーマー・ウォーズ」と足並みを揃えたいという事で今回判明した 2025年 と、再登場まで3年かかる事になるようです。

ソース:Report: Marvel Studios Registers Projects for 2024 & 2025 Approximate Release Dates

アニメ「スパイダーマン:フレッシュマン・イヤー」のキャストと概要が判明、2024年11月配信予定

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「スパイダーマン:フレッシュマン・イヤー」の最新情報について、海外メディア The Cosmic Circus が報じています。同時に実写ドラマ「アガサ:ダークホールド・ダイアリーズ」、「デアデビル:ボーン・アゲイン」、「アイアンハート」に延期についても報じられています。

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記事によると、「スパイダーマン:フレッシュマン・イヤー」は 2024年11月2日 の配信が予定されており、あらすじとして以下の記述があるとの事。

「マーベル・スタジオが贈る『スパイダーマン:フレッシュマン・イヤー』」では、高校オリエンテーションの準備をしているピーター・パーカーの人生が、彼をこれまでにない旅へと駆り立てる出来事によって永遠に変わってしまいます。最初のエピソードでは、スパイダーマンの新時代がここから始まることがわかります。」

声優陣は以下の通り。(敬称略)

  • ピーター・パーカー:ハドソン・テムズ
  • ロニー・リンカーン:ユージン・バード
  • ニコ・ミノル:グレイス・ソング
  • オットー・オクタヴィアス:ヒュー・ダンシー
  • メイおばさん:カリ・ウォールグレン
  • ハリー・オズボーン:ゼノ・ロビンソン

本作は日本のアニメ制作会社ポリゴン・ピクチュアズが参加しており、配信に向けて鋭意制作中と見られています。また、SDCC2022では続編となる「スパイダーマン:ソフォモア・イヤー」も開発中である事が発表されています。

ソース:Report: Marvel Studios Registers Projects for 2024 & 2025 Approximate Release Dates

「アガサ」、「デアデビル:ボーン・アゲイン」、「アイアンハート」は1年前後の大幅延期か

マーベル・スタジオが制作中のディズニープラス向けMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)ドラマ「アガサ:カヴン・オブ・カオス」(あるいは、「アガサ:ダークホールド・ダイアリーズ」)、「デアデビル:ボーン・アゲイン」、「アイアンハート」の配信時期について最大で2025年まで延期される可能性が報じられています。

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海外メディア The Cosmic Circus はこれら3作品に関する米国著作権局に登録されている最新情報を共有。

それによると、まず「アガサ:カヴン・オブ・カオス」が 2024年9月29日 の配信スタートが予定されています。これは先月の段階で THR の 2024年秋配信 という報道内容に一致しているようで、もともと2023年冬配信のスケジュールだったものから約1年延期となっています。

さらに残念な情報が「デアデビル:ボーン・アゲイン」と「アイアンハート」の2作品。これらは前述の THR の報道では配信未定に変更されていると言われていたものですが、今回明らかになったのは次のようなもの。

「デアデビル:ボーン・アゲイン」:2024年春 → 2025年1月
「アイアンハート」:2023年秋 → 2025年9月3日

これらはフェーズ5作品でありながら、SDCC2022で発表されているフェーズ6の最初のタイトル未定の映画の 2024年秋 公開を大幅に過ぎており、作品のフェーズ分類が見直されるか、あるいはフェーズ6の映画スケジュールがさらに後ろ倒しになる可能性を抱えているようです。

「アガサ:カヴン・オブ・カオス」と「アイアンハート」は撮影が終了しており、「デアデビル:ボーン・アゲイン」も大半の撮影を済ませています。これらの延期は SAG-AFTRA ストライキ による撮影不可の状態が続いている事が間接的に影響しているようです。

この3作品は単に完成したら配信というわけではなく、後続作品との間隔等が考慮されているようで、例えば「アイアンハート」は映画「アーマー・ウォーズ」との公開に近づけたいと計画されているようです。

「アガサ:カヴン・オブ・カオス」の前作にあたる「ワンダヴィジョン」は関連作品の噂が絶えませんし、「デアデビル:ボーン・アゲイン」も「スパイダーマン」4作目に関連する可能性があり、延期は残念な所ですがそれを超える興奮がある事に期待をしつつ、今後の正式な発表にも注目です。

映画「ファンタスティック・フォー」は2024年春の撮影開始に向けて準備中だと監督が明かす─キャストも決定済みか

マーベル・スタジオが開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ファンタスティック・フォー」のマット・シャックマン監督が、海外メディア Collider とのインタビューの中で、本作の撮影が2024年春に予定されている事を明らかにしました。

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「ワンダヴィジョン」も手掛けたシャックマン監督は SAG-AFTRA ストライキ次第の部分があるとしながらも「ファンタスティック・フォー」の進捗について、「はい、来年は必ずカメラの前に立つつもりです。おそらく春です。(撮影するのは)ロンドンです。パインウッドです。」と 2024年春にMCUの撮影でもよく使われているロンドンのパインウッド・スタジオで撮影する準備をしている事を明かしました。

また、監督はストライキ中もエフェクトやプロダクションデザインに取り組み世界を構築してきたと、ずっと作業を行ってきた事を説明。多くは言えないがとても興奮している、そして、本作はIMAXに適した作品であるとも述べています。

さらに本作のキャストについて質問された監督は、「ストライキの真っ最中で、それを言うのは難しい」としながらも「ストライキが終わった時点で計画があると思います。あまり多くは言えませんが、発表があるでしょう!インターネットがそれを知りたいと興奮している事は承知ですし、私もそれを共有する事に興奮しています。ただ、もう少しの間それは出来ません。」と、発表はストライキ次第である事を明かしました。

最後に脚本について質問された監督は、「いろんな意味でこれまでのマーベル映画とは違うものです。具体的に言えたらいいんですけど、本当はもっと言いたいんです。でも、ストーリーの観点からも、映画製作の観点からも、この素材にぴったり合うような、まったく違ったやり方をしています。もっと言いたい。言いたいけど言えない。でも、皆さんがこれまで見たことのないような、そしてマーベルのこれまで見たことのないような作品になると思います。」と回答しました。

「ファンタスティック・フォー」については早くから制作発表されていたにも関わらず、公式のキャスト発表がなく、噂が先行している状態です。ここ最近だと、リード・リチャーズ役にジェイク・ギレンホールさんスー・ストーム役にヴァネッサ・カービーさんドクター・ドゥーム役にジョシュ・ハートネットさんらの名前が報じられています。

キャスティングに関するもの以外の報道では、ヴィランとしてコミックでもファンタスティック・フォーと戦うシルバーサーファーとギャラクタスが登場すると噂されており、それに併せて映画の舞台が宇宙になるとも言われていますが、あらすじに関する公式発表はありません。

コミックでスー・ストームと不倫関係になった事があるネイモアを演じているテノッチ・ウエルタさんは、関係がMCUに持ち込まれるかどうかについて「ケヴィン・ファイギ次第」とコメントしています。

そのケヴィン・ファイギ社長はチームが今後のMCUを支える柱のひとつになると予告しています。

映画「ファンタスティック・フォー」は 2025年5月2日 米国にて劇場公開予定です。

ソース:‘Fantastic Four’ Director Gives Casting and Filming Update on MCU Movie [Exclusive]

映画「レッドソニア」プロデューサーが「もうすぐ」とトレーラー公開が近い事を報告

ミレニアム・フィルムズ制作のマーベルコミック原作の映画「レッドソニア」のリブート版のプロデューサーを務めるレス・ウェルソンさんが、海外メディア Collider とのインタビューの中でトレーラーのオンライン公開が近いことを予告しました。

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「エクスペンダブルズ ニューブラッド」のプロモーションの最中に「レッドソニア」について質問されたウェルソンプロデューサーは「編集はほぼ終わったところです。この映画はとても根深く、言ってみれば非常にリアルですが、CGI を正しく調整する必要があるシークエンスがいくつかあります。皆が見た時に『 ああ、あのクリーチャーはそこにいなかったんだな。』なんてことがないようにしなくてはなりません。こうして映画は完成し、次の作業に入る準備が整っています。」とコメントしました。

「レッドソニア」のリブートの話題が出て15年、2022年の時点でも暗礁に乗り上げているとの報道がありましたが、トレーラーのオンライン公開がようやく近づいてきたようです。なお、今年のサンディエゴ・コミコンでは一足先に公開されているとの事。

1985年にブリジット・ニールセンさんとアーノルド・シュワルツェネッガーさんの共演で実写映画化された「レッドソニア」のリブート版となる本作では、マチルダ・ルッツさんが主人公のレッドソニアを演じる事になるようです。

一時期はMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アントマン&ワスプ」のゴースト役としてマーベル映画ファンには知られているハナ・ジョン=カーメンさんがキャスティングされていると報告されていましたが、降板となっています。

※1985年版のトレーラー

コミック版のレッドソニアは元々平穏な家庭で暮らす娘でしたが、ある日訪れた傭兵グループに家族を殺され、家を焼かれ、強姦され殺されました。そこへスカアハが現れ、ソニアに復讐のための戦闘スキルを与え蘇らせました。

しかしプロデューサーは2022年のインタビューで「私は、動機の原動力として(レイプを)利用する架空の女性には興味がありません。彼女は女性性の世界にいるただの人間です。」とコミックの背景とは異なる作品になる事を予告。

ただし本作の監督を務めるM・J・バセット監督はソニアの大ファンである事を認めつつ、彼女の特徴的なビキニチェーンメイルを残したいとも語っていました。

©MARVEL

なお、レッドソニアはマーベルのキャラクターですが、映画はマーベル・スタジオ制作ではなくミレニアム・フィルムズ制作であり、MCU作品ではありません。MCUでおなじみのキャラクターが登場することはないと考えられますが、逆に言えばMCU作品を見たことがなくても問題のない作品です。

映画「レッドソニア」リブート版は 2024年 米国劇場にて公開予定です。

ソース:‘Expend4bles’ Producer Les Weldon on the Upcoming ‘Red Sonja’ and ‘Hellboy: The Crooked Man’

【噂話】ドラマ「シークレット・インベージョン」、ガイアの再登場は思ったより早いと言う

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シークレット・インベージョン」に登場したエミリア・クラークさん演じるガイアの再登場は思っているよりも早いものになるだろうと、海外スクーパーが報じています。

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MTTSH 氏は「彼女はあなたが思っているよりも早く戻ってきます。英国を拠点とするスーパーヒーローの自分のグループを率いることになる」と報告。

「シークレット・インベージョン」のラストで英国MI6のソーニャ・ファルズワースと手を組むような展開がありましたが、その流れをくんだ物語が続くようです。

6話のまとめ記事でも少し触れた通り、コミックでは「シークレット・インベージョン」の後、イギリスは今後の対策のひとつとしてMI13を新たに発足しています。ガイアとソーニャはどちらもコミックにはいないキャラクターですが、MCUでも「シークレット・インベージョン」の影響を受けて各国がその対策を進めていくのは理にかなっており、MCU版のMI13がソーニャとガイアを中心に動き始めたとしても不思議ではありません。

具体的にいつ戻るかは不明ですが、2022年5月、エミリア・クラークさんの「シークレット・インベージョン」でのキャラクターが分かっていなかった段階で、「マーベルズ」にもキャスティングされているとの報道がありました。

そして「マーベルズ」では同種のパワーを持つキャプテン・マーベル、モニカ・ランボー、ミズ・マーベルの位置が入れ替わってしまう怪現象がトレーラーでも明らかにされていますが、「シークレット・インベージョン」シーズン1の6話でガイアはキャプテン・マーベルのDNAを取り込んでおり、ガイアがこれに巻き込まれる可能性は十分に考えられる所。

とはいえ「マーベルズ」の上映時間が 105分 というMCU史上最短となる噂もあるため、もしガイアが「マーベルズ」に登場しても小さなカメオ程度に終わり、本格的な物語の続きは別の作品になると見られています。

また情報が入り次第、お伝えしていくことになります。

ドラマ「シークレット・インベージョン」シーズン1はディズニープラスで配信中、映画「ザ・マーベルズ」は 2023年11月10日 に劇場公開予定です。