X-Menの60周年の祝うオンラインイベント「X-Men:60 Uncanny Years Live Virtual Event」に登壇したMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「X-Men ’97」のショーランナー兼ライターのボウ・デ・マヨさんが、近日公開予定の本作についてファンにいくつかの新情報を提供しました。
デ・マヨさんはまず、本作の導入部分のあらすじについて次のように説明しました。
「プロフェッサーXがヘンリー・ピーター・ガイリッチに撃たれて地球を離れ、リランドラ(教授の恋人)と一緒にシーアー(リランドラの故郷の銀河帝国)に戻ることになった数ヶ月後を描く予定です。そして、その暗殺未遂事件をきっかけに、ミュータントへの同情と理解が深まることになります。」
この事件後、チームがこのような世間の反応を予想していなかったことを指摘し、全員が「我々の未来はどうなるのか」と自問する事になると言います。
「ミュータントにとっては本当に良い状況になってきていると言えるでしょう。そして、このことがX-MENたちに『我々の未来はどうなるのか?こんなことになるとは思ってもみなかった』と考えさせる事になります。サイクロップスとストームは夢を引き継ぎたいと思ってる。そして、彼らはモーフとビショップを実際にチームのフルタイムメンバーとして採用する事になります。」
さらにデ・マヨさんはマグニートーの変化についても言及しました。
「ジーンや、ガンビット、ローグといった他のX-MENたちは、『もしかしたら、こんな人生もあるかもしれない。私たちは、この受け入れられやすい人生のために戦ってきたのだから、たまには外に出て楽しんでみないか?』と考えるようになります。そして、もちろん、現れてはいけない誰かが現れる。それはマグニートーで、彼もまた、『プロフェッサーXはミュータント界のために尽くしてくれた。私も彼の足跡を追ってみる事にしよう。ミュータントのために力を貸したいんだ。』とね。」
そして最後に、「X-MENが未来に目を向けているように、私たちはこのことについてたくさん話すつもりです。『どうやって未来に立ち向かうか?』、X-MENが何十年も前から人類に伝えてきたこと、つまり未来を受け入れるということをどうやってやるのか。」と、本作の核になる部分について言及しました。
また、本作のヴィランの一人がミスター・シニスター/ナサニエル・エセックスになる事も同イベントで発表されました。
コミックのシニスターはクローン技術に取り憑かれた19世紀のロンドンに生まれた異端の生物遺伝子学者で、アポカリプスによって後天的に変異させられたミューテイト。
MCUにアポカリプスは登場していませんが、アポカリプスを育てた征服者カーンの変異体であるラマ・タトが「アントマン&ワスプ:クアントマニア」に登場していることから、実写化への導線も見え始めているようです。
以上のようないくつかの新情報が飛び出したイベントでしたが、配信日に関するアップデートはありませんでした。
アニメ「X-MEN’97」は 2023年秋に米ディズニープラスで配信予定です。
ソース:Disney+’s X-Men Reboot: First Plot Details Officially Announced