マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ヴィジョンクエスト」で主演を務めるポール・ベタニーさんが、海外メディア EW とのインタビューで、本作をもってシリーズが大きな転換を迎えることになると話しました。
マーベル・スタジオが当初構想していた「ヴィジョンクエスト」は、「ワンダヴィジョン」と「アガサ・オール・アロング」の脚本やショーランナを担当したジャック・シェーファーさんがこの三部作を完結させる予定でした。
しかし彼女は最終的にこの「ヴィジョンクエスト」に戻らない選択をし、「スター・トレック:ピカード」のテリー・マタラスさんが引き継ぐことになりました。
インタビューの中でポール・ベタニーさんはシェーファーさんの降板は「個人的な理由」によるものだったとしつつ、「ワンダヴィジョン」からの立役者である彼女と別れるのは容易ではなかったと、その時の事を説明しました。
「まるで足元から絨毯を剥ぎ取られたような気分でした。彼女のことはとても愛しているし、私たちは素晴らしい関係を築いてきました。ジャックと再び共演できる日をずっと待ち望んでいたんです。ところが24時間後にはテリーとランチをしていました。マーベルの仕事のスピードってそういうものなんです」
マタラスさんのアプローチは「世代を超えたデジタルトラウマ」に焦点を当てることであり、彼がジェームズ・スペイダーさんをウルトロン役として復帰させることを提案した途端、ベタニーさんはそのアイデアに乗り気になったと語っています。
「問題は『彼がやってくれるだろうか?』ということでした。でも、私は彼ならやってくれるとかなり確信していました。なぜなら、それはとても風変わりな企画だし、テリーの考え方もとても風変わりだからです。ジェームズが参加してくれたことで、祖父、父、そして息子という3つの要素が揃ったんです」
ベタニーさんは「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」の悪役を「屋根裏部屋に閉じ込めているサイコパス」と表現し、 「精神病質の精神療法士」に例えつつ、最新作のテーマについて「ロボットで出来ることはいくつかあります。一つは、『僕は今、本物の人間だ』という設定です。それも一つの要素になり得ますが、もう一つ、私がとても面白いと思うのは、フランケンシュタインのような設定です。『私は何者なのか?誰が私を作ったのか?私は何のために存在するのか?私の目的は何なのか?自分が置かれたこの世界で、私はどう居場所を見つけるべきなのか?』」と説明しました。
そして先日の別のインタビューでもほのめかしていたように、「ヴィジョンクエスト」は「ワンダヴィジョン」から始まった三部作の完結編でありながら、「ヴィジョンがこれからどこへ向かうのかへの足がかり」になる作品だとし、「新しいヴィジョンの始まりのように感じられる」と意味深に語りました。
初期の構想ではコミックの「ヴィジョン」をベースに、ヴィジョンがワンダとの別れに苦悩し、新しい家族を自作。妻のヴァージニア、息子のヴィン、娘のヴィヴが登場するとされていましたが、これが今の「ヴィジョンクエスト」に残っているかは分かっていません。ウルトロンたちの再登場を考えると、これらのキャラのデビューは見送りになった可能性が高そうです。
ドラマ「ヴィジョンクエスト」は、ドラマ「ワンダヴィジョン」のホワイトヴィジョンのその後を描く物語。
ウルトロンをジェームズ・スペイダーさん、イーディスをエミリー・ハンプシャーさんが過去作から再演し、フライデー役はオーラ・ブレイディさんに変更。コミックのウルトロンの妻にあたるジョカスタ役をタニア・ミラーさんが演じるとされています。
また、ルアルド・モリカさんがトミー(トーマス・シェパード/トミー・マキシモフ)を、ヘンリー・ルイスさんがD.U.M.-E、ジョナサン・セイヤーさんが U を演じる事も正式発表されました。パラディン役をトッド・スタシュウィックさんが演じ、映画「アイアンマン」よりファラン・タヒールさんがラザを再演します。
そして、米ABC制作のドラマ「エージェント・オブ・シールド」とも何らかの関係があるとも以前に報じられていました。
ドラマ「ヴィジョンクエスト」は 2026年10月14日 に米ディズニープラスで配信予定です。
ソース:VisionQuest star Paul Bettany says new series is another ‘massive swing’ (exclusive)












