マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「サンダーボルツ*」より、新たなクリップ映像が公開されました。映像の冒頭でエレーナ・ベロワが「心の中にヴォイドがある」と語っています。
ヴォイドとは一般的に空虚や虚無を意味する英語で、ドラマ「ロキ」や映画「デッドプール&ウルヴァリン」では「ヴォイド」という世界が登場し、虚無や虚無空間という字幕、吹替に設定されていました。
ただし、「サンダーボルツ*」ではヴォイドという名前のヴィランが登場予定であり、この事とダブルミーニングになっているシーンですが、日本語版では訳される事でわかりにくくなりそうです。
エレーナを演じるフローレンス・ピューさんは最近のインタビューで「ボブは、おそらく皆が密かに経験していることを経験しているのかも」と、 エレナとセントリー/ヴォイドの関係について語りました。「エレーナは彼の中に自分自身の一部を見ています。彼女は昔から人の面倒を見たいと思うタイプでした。彼女は彼に特別な思い入れがあって、基本的に彼が役立たずだから世話をするのが好きなんです。彼は本当に役にたちません。」
2023年のコミック「セントリー」ではボブが死んだあとに彼の力が伝染していきましたが、今回のクリップはエレーナが新たな力を手に入れる事を示唆しているのかどうか、映画本編でチェックが必要なようです。
とは言え、ボブ/セントリー/ヴォイドを演じるルイス・プルマンさんは「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」の公式発表された27名のキャストに含まれている事で、「サンダーボルツ*」で退場する事はないかもしれません。「ドゥームズデイ」のルイス・プルマンさんは異世界のボブを演じるという可能性を除けば。
なお、フローレンス・ピューさんはこのクリップのシーンで実際に世界第2位の高層ビルから飛び降りており、そのスタントシーンの裏側の映像も公式に公開されています。
「サンダーボルツ*」はMCUのアンチ・ヒーローや元ヴィランを寄せ集めたチームを描く作品で、過去作よりセバスチャン・スタンさん演じるウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ、ワイアット・ラッセルさん演じるU.S.エージェント/ジョン・ウォーカー、フローレンス・ピューさん演じるブラックウィドウ/エレーナ・ベロワ、デヴィッド・ハーバーさん演じるレッドガーディアン/アレクセイ・ショスタコフ、オルガ・キュリレンコさん演じるタスクマスター/アントニア・ドレイコフ、ハナ・ジョン=カーメンさん演じるゴースト/エイヴァ・スターが再登場、ジュリア・ルイス=ドレイファスさんが演じるコンテッサ・ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌがこのチームを率いることになります。
ジェラルディン・ヴィスワナサンさんがアヨ・エデビリさんに代わって(ソングバードと噂される)未知の役割を交代し、ルイス・プルマンさんがスティーヴン・ユアンさんに代わってセントリー/ボブ役を引き継ぎました。
制作はジェイク・シュライアー監督、脚本を「ザ・ベア」のジョアンナ・カロさん、「BEEF」のイ・サンジンさん、「ブラックウィドウ」のエリック・ピアソンさんらが担当しています。
映画「サンダーボルツ*」は 2025年5月2日 日米同時公開予定です。