海外の大手メディア Variety はMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ソー5」は開発中ではないと警告しています。この制作の噂は「マイティ・ソー/バトルロイヤル」、「ソー:ラブ&サンダー」のタイカ・ワイティティ監督の言葉が原因となっていますが、これが曲解されて拡散されているようです。
噂の発端となったインタビュー記事は当ブログでも紹介しましたが、記事にも書いたとおり、監督は5作目の展望を示し、そのアイデアのかけらのいくつかをファンに与えてくれたに過ぎません。また、最初にこの書籍の記事を書いた ScreenRant も開発中とは報じていません。
しかし、「ラブ&サンダー」のポストクレジットシーンが「ソー5」を予告するような内容であった事からも、早とちりしたメディアやインフルエンサーが「ソー5」を開発中だと曲解、誤認して拡散してしまっているのが現状のようで、Variety としては珍しく「『ソー5』の開発は行われていないが」と注釈を入れた上でインタビューの内容を紹介しています。
そんな「ソー5」ですが、引き続き主演を務めると予想されるクリス・ヘムズワースさんは、今年6月のインタビューで「新しいことに挑戦する必要性がある」とも発言。また、「ラブ&サンダー」公開前のインタビューでは、ディズニーが雇ってくれる限りソーをやりたいともコメントしていました。
「ソー5」はいずれ制作されるプロジェクトであるのは間違いないと考えられていますが、ここ数日で急速に拡散された「ソー5開発中」というような話は拡散した人々の早とちりや、記事や動画のアクセス増を狙った曲解であり、実際にはまだしばらく静観する必要があるようです。